Banggood様にPOCO X3 GTをご提供頂きました。
「POCO X3 NFC」「POCO F3」に続いて3台目のPOCOスマホ。
これまでレビューした2つのスマホは超高コスパで驚きましたが、POCO X3 GTはどれほどのものなのか?
動作性能やカメラなど、実際に使ってみた様子を詳しくレビューしていきます。
POCO X3 GTは「技術基準適合証明」(いわゆる「技適」)を取得していません。
私は本記事を作成するにあたり総務省に試験利用の届け出を行ったうえで使用しています。
総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
POCO製スマホ2022年最新モデル「POCO X4 Pro 5G」をこちらの記事でレビューしています。
本記事と併せて是非御覧ください。なかなか完成度高いですよ!
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POCO X3 GTのメリット・デメリット・評価
POCO X3 GTは中国のスマホメーカーPOCO製のSIMフリースマホです。
中国向けに発売されたRedmi Note 10 Proのリネームモデルで、当初シンガポールとマレーシアの2カ国で発売が発表されました。
POCOはXiaomi(シャオミ)のサブブランドで、低価格帯に特化したスマホを販売しています。
僕は2020年に発売されたPOCO X3 NFC、2021年に発売されたPOCO F3も購入してレビューしていますが、どちらも低価格帯とは思えないほどの高性能で驚かされました。
まずPOCO X3 GTのメリット・デメリット・評価をギュッとまとめて紹介いたします。
メリット
POCO X3 GTを買うべきメリットは以下のとおりです。
- 3万円台で購入可能
- ハイエンドモデル並の性能
- 長持ちバッテリー
- 十分なカメラ性能
- 67W急速充電
- リフレッシュレート120Hz
- ステレオスピーカー
- ハイレゾ対応
- Gorilla Glass Victus採用
デメリット
- 液晶ディスプレイ
- SDカード非対応
- おサイフケータイなし
- 防水性能なし
- イヤホンジャックなし
- ワイヤレス充電なし
- 技適なし
評価
(4点/5点満点)
POCOのスマホは圧倒的なコスパが魅力。POCO X3 GTはまさにその典型例と言ったスマホです。
海外スマホなので「おサイフケータイ」は搭載されておらず、「ワイヤレス充電」や「防水性能」のような付加価値的な機能もありません。
それでもハイエンドモデル並の動作性能のスマホが3万円ちょいで買えると考えれば、めちゃくちゃお得です。
120Hzリフレッシュレートとステレオスピーカーも備わっているので、ゲーム専用のサブスマホなんていう使い方もありですね。
POCO X3 GTのデザイン・付属品
POCO X3 GTのカラーバリエーションは3色。
今回ご提供いただいたのクラウドホワイトです。
デザイン・外観
POCO X3シリーズは野暮ったいデザインをしている印象があったのですが、GTに関してはF3に近いオシャレな雰囲気。
背面パネルはプラスチック素材で、マットな色合いのため指紋が全く目立ちません。
凹凸が施された一風変わった質感はカバーを付けずに使いたくなるほど魅力的。
カメラユニットの面積はかなり広めです。
ブランド名であるPOCOの表示は小さく控えめに。
側面フレームに向かって緩やかに湾曲していてハンドリングしやすいです。
本体右側面には音量ボタンと指紋認証センサー内蔵の電源ボタン。
左側面にはSIMカードスロットが搭載されております。
SIMカードスロットは2枚のnano SIMを同時に装着出来るタイプ。
残念ながらSDカードスロットはありませんでした。
本体上部にはマイク・スピーカー・IRブラスター。
搭載されているIRブラスターのおかげでPOCO X3 GTがテレビやエアコンのリモコン代わりになります。
リモコンが迷子になった時などに使えるので地味に便利です。
本体下部にはマイク・USB-Cポート・スピーカーが搭載されております。
サイズ感
POCO X3 GTのサイズは163.3mm × 75.9mm × 8.9mmとかなり大きめ。
ただ厚みはそれほどないので持ちにくいことはないと思います。
これはケースを付けたりすると変わってくるので何とも言えない部分ですが・・・。
日本で発売されているスマホならRedmi Note 10 JEがほぼ同じサイズ感ですね。
重さは196gで、このサイズ感で200gを切ったのは素晴らしいと思います。
POCO Xシリーズはボテッとしたサイズ感なイメージがありました。
実際POCO X3 NFCを購入した時も、手にした時にでかっ!!!と思ってしまったのですが、GTはかなりスッキリとした印象です。
ディスプレイ
POCO X3 GTは6.6インチの液晶ディスプレイ。
下部だけ少し広いですが、ベゼルも狭く十分な表示領域が確保されております。
大きなサイズのディスプレイは2画面分割で活かされます。
動画を見ながらTwitterで調べ物なんかも余裕です。
このサイズ感だと片手操作はほぼ不可能なので、両手操作になってしまいますね。
文字入力くらいであれば問題ありませんが。
有機ELではないものの、非常に綺麗で高精細に表示してくれます。
最新モデルのスマホなら液晶ディスプレイだから汚いなんてことは殆どありませんよ。
視野角も広めで多少きつい角度からでもしっかり表示できます。
さらに嬉しいのがリフレッシュレート120Hzに対応しているところ。
1秒間に120回画面を書き換えてくれるので、一般的な60Hzディスプレイに比べてヌルヌル滑らかなスクロールを実感できます。
常に120Hzで固定されているわけではなく、状況に応じてリフレッシュレートが変化。
高リフレッシュレートはバッテリーの消耗が激しくなってしまうので嬉しいですね。
ディスプレイに採用されたガラスパネルは、耐久性のあるCorning Gorilla Glass Victus。
フラッグシップモデルには搭載されていましたが、ミドルレンジスマホに採用されているの非常に貴重です。
エッジディスプレイではなくフラットタイプなので見づらさもありませんよ。
インカメラはパンチホールタイプで中央上部に搭載されております。
レンズの周りの黒い部分が大きいので、全画面表示だとちょっと気になるかもしれませんね。
横持ちゲームの時は手に隠れる部分なのでそこまで気にならないかも?
付属品
POCO X3 GTの付属品は以下のとおり。
- マニュアル類
- シール
- SIMピン
- 3.5mmイヤホンジャックアダプタ
- USBケーブル
- 充電器
- クリアケース
- ディスプレイ保護フィルム
POCO X3 GTにはイヤホンジャックが搭載されていないので、USB-Cポートをイヤホンジャック化できるアダプターが付属しています。
イヤホンの利用と充電が両立できないものの、有線イヤホン派の人には嬉しい付属品。
充電ケーブルはUSB-A / USB-Cのもの。
6Aの給電に対応している特別なタイプなので、67W急速充電するためにはこのケーブルを使う必要がありますね。
これがMi Turbo Chargingに対応した急速充電器。
残念ながら日本のコンセントには適合しないタイプなので変換アダプターが必要になります。
ケースは透明のソフトタイプで、それなりに厚みがあります。
カメラユニットの飛び出しを守ってくれるので、装着しておいたほうが良いですね。
ディスプレイ保護フィルムは最初から貼り付けられていました。
僕は自分でフィルムを貼るのが苦手なので、全スマホこうしてほしいです・・・。
POCO X3 GTのベンチマークと動作性能
POCO X3 GTに搭載されているSoCはMediatek製のDimensity 1100。
最上位チップセットDimensity 1200の1つ下のランクとはいえ、十分すぎるのほど高性能と言われております。
AnTuTuベンチマーク
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
スコアが高ければ高いほど基本性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリ(Ver.8)を使ってみたところ、総合スコアは533,508点、GPUスコアは200,343点という結果でした。
2021年10月時点での最高スコアは80万点くらいですが、50万点を超えていれば十分な高性能で何をやっても快適に感じるスコア。
3万円台で購入できるなら超破格です。
なおAnTuTuベンチマークアプリはこれまでより高めなスコアが出る最新版も公開されています。
試しにVer9.1.5で計測した結果、589,439点まで伸びました。
これまでにレビューしてきたスマホと比較してみると、Mi 11 Lite 5Gに搭載されているSnapdragon 780より少し上で、Snapdagon870よりも少し下くらいの感じ。
ネットサーフィンやLINE、SNS、動画視聴。
なにをやってもサクサク軽快に動くのでストレスを感じることはありません。
AnTuTuストレージテストのスコア
同じAnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
読み込み・書き込みともに十分な速度で、普段使いに困ることは全くありません。
ちなみにこのスコアは、Snapdragon 888を搭載しているZenfone 8のスコアを上回っています。
RAM 8GBでも十分すぎる容量なのでアプリの起動なんかも爆速でしたよ。
ストレージ容量も128GBとまずまずのボリューム。
システム領域に12GBほど使用してしまうので、実質自由に使えるのは110GB程度になります。
容量の大きなゲームを沢山ダウンロードしたり、写真・動画撮影が好きな人には少々物足りないかもしれません。
しかもPOCO X3 GTはSDカードを装着できないので、容量が足りなくなりそうなら256GBモデルを購入したほうが安心です。
なお、POCO X3 GTには使わないストレージの一部を仮想メモリにする機能が搭載されております。
おそらくパソコンと同じように、これで動作が速くなることはないでしょう。
ただ、元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心ですね。
Snapdragon 888と性能比較
動作性能はスコアだけでは分かりにくい部分もあるので、Zenfone 8とウェブブラウジングの速度を比較してみました。
ちなみにZenfone 8は2021年最高性能のSoCであるSnapdragon 888を搭載したハイエンド端末で、AnTuTuベンチマークスコアは70万点超えです。
Yahoo!・楽天市場・Twitterでの動作比較がこちらです。
じっくり見ればZenfone 8のほうが早いことがわかりますが、もはや誤差レベル・・・。
普段使いで困ることは何1つありませんよ。
重いゲームをプレイしても問題なし
普段使いには十分な動作性能をほこるPOCO X3 GTのゲーム性能はどうでしょう?
結局ハイエンドモデルのスマホが欲しい人が求めているのってゲーム性能ですからね。
こちらも全く問題ありません
バトルロワイヤル系の重いゲームでもしっかり遊べる性能です。
PUBG MOBILEでのグラフィック性能は「スムーズ」で「極限」、「HDR」で「ウルトラ」まで設定可能。
原神のグラフィック設定はデフォルトで「中」で、殆どカクつくことなくプレイできました。
フラッグシップモデルに比べるとワンランク下なので、多少グラフィック設定を下げる必要はありますが、十分遊べると思います。
パズドラ・モンスト普通に遊べます
重いゲームが遊べるなら、軽いゲームなんて余裕でできるでしょう!
そう思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。
以前にレビューしたMi 11 Lite 5GはAnTuTuスコア50万点超えの動作性能があるにも関わらず、ゲーム性能がダメダメ・・・。
自分がプレイしているゲームがちゃんと動くのか、購入前に情報を収集しておくのが重要になります。
僕が普段メインでプレイしているのが人気ゲームの「パズドラ」と「モンスト」です。
この2つについてはPOCO X3 GTで快適にプレイできることが分かりました。
POCO X3 GTでパズドラ。
Dimensity 1100
MIUI 12.5.5.0(RKPMIXM)パズルしてる時のモタつきもなくて快適! pic.twitter.com/jgMxOUhz5s
— ちびめがね@格安SIM・格安スマホ (@chibimegane_lm) September 26, 2021
POCO X3 GTでモンスト。
Dimensity 1100
MIUI 12.5.5.0(RKPMIXM)友情コンボ発生時のカクつきもなくて快適です! pic.twitter.com/2qVTAN1EEC
— ちびめがね@格安SIM・格安スマホ (@chibimegane_lm) September 26, 2021
なお、POCO X3 GTにはXiaomiスマホでお馴染みのゲームターボモードが搭載されております。
ゲームをするのに最適な環境を作ってくれるほか、ゲームに最適化した動作性能にしてくれるようです。
性能自体を強化させるわけではないものの、Mi 11 Lite 5Gで動きが不安定だったゲームが改善されたこともあり、有効化しておくのがおすすめです。
発熱はそれほど気にならない
動作性能が高いSoCを搭載していると気になるのが発熱です。
ただ、POCO X3 GTについては、ホカホカするものの激しくはないようです。
原神をデフォルト設定でプレイしている時で56℃くらい。
AnTuTuベンチマークを3回連続回した時でも55℃くらいなものでした。
スコアが下がらないのも嬉しいポイントですね。
Dimensity 1100は性能と負荷のバランスに優れてそうですね。
また、POCO X3 GTには水冷システムが導入されているので、その効果も高いと思われます。
POCO X3 GTのバッテリー性能
POCO X3 GTのバッテリー容量は5,000mAhとスペック的には超大容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
PCMarkバッテリーテスト
POCO X3 GTのバッテリーは長持ちなのかPC Markというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果です。
計測の結果、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は14時間31分と長持ち。
画面リフレッシュレート120Hzに設定してこの結果なら超優秀と言えます。
よっぽど長時間ゲームをするなら話は別ですが、フル充電状態から丸一日は使えると思います。
実際に使っていても、バッテリーがぐんぐん減る!みたいに心配になることはありませんでした。
不安な場合にはモバイルバッテリーを持ち歩いても良いかもしれませんね。
本来高性能のSoCを搭載していると、それだけスマホに負荷がかかるのでバッテリーのもちが悪かったりします。
ただDimensity 1100の性能が優秀なのか、POCO X3 GTのバッテリー消耗はかなり抑えられていました。
67W急速充電に対応
POCO X3 GTはXiaomiの独自急速充電規格「Mi Turbo Charging」に対応しています。
最大67Wのハイパワーで0%からのフル充電時間がなんと42分と言われております。
充電中の電力も、変換アダプターを挟んでも67W近くまで出てましたよ。
実際に充電時間を計測したところ、10%から100%になるまでの時間は60分ほどになり、超ハイスピード充電を実感。
一般的なスマホの半分の時間で充電できそうです。
寝る前に充電し忘れた!
こんなことがあっても、外出までの支度の時間で十分バッテリー不足が解消できちゃいます。
POCO X3 GTのカメラ性能
スマホを購入するうえで気になるのは基本性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
POCO X3 GTはメイン・超広角・マクロの3眼構成。
カメラはあなたが求める性能なのか、実際に撮影した写真を紹介していきますので参考にしてみてください。
ちなみに僕はカメラを趣味にしているわけではないので、普段使う時も基本的にはシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影です。
誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
POCO X3 GTのカメラアプリはとってもシンプルです。
写真も動画も迷うことなく使えると思います。取り出してサクッと撮影するのみ。
僕は使いませんが、細かな設定をしながら撮影できるプロモードも搭載しています。
2倍、超広角の画角変更がワンタップでできるのが便利!これは全てのスマホに搭載して欲しい。
なおスクショの音は設定から消すことができますがシャッター音は消せず音の変更止まりでした。
メインカメラ
まずは最も登場回数の多いメインカメラ。
比較用にiPhone 12 miniで撮影した写真を並べています。
スライドバーは自由に動かせるので比べてみてください。
左の写真がPOCO X3 GT、右の写真がiPhone 12 miniで撮影したものです。
日中ならめっちゃくちゃ綺麗に撮影できていました。
結構凄くないですか?3万円台で買えるスマホのクオリティは大きく超えている。
色合いもiPhone 12 miniの黄色が強い感じよりも、僕はPOCO X3 GTの仕上がりの方が好み。
HDRもしっかり利いていることが多くで、iPhoneよりも上手な時すらありました。
64MP高画素モード
POCO X3 GTのメインカメラは6,400万画素での撮影も可能です。
通常撮影では16MPになるので、64MPのほうがより高精細に撮影できると思うかもしれませんが、そこまで大きな違いを感じることはないかも。
左が通常撮影で右が64MPで撮影したものですが違いが分かりますか?
AI補正がかからない分64MPの方がサッパリ写る印象です。
じっくり細かく見ない限りは違いを感じることはできませんよね?
普通に撮影するなら通常撮影でも特に困ることはないと思います。
ファイルサイズも大きくなってしまいますしね?
ただ、撮影後に大きなサイズでプリントする場合などには拡大しても画質が粗くならないので高画素モードで撮影しても良いでしょう。
デジタルズーム
POCO X3 GTには光学式望遠レンズが搭載されておらず、デジタルズームで最大10倍まで撮影可能です。
高倍率での撮影は画質の粗さが目立つものの、2倍くらいまでなら実用性があります。
5倍までのズームをiPhone 12 miniと比較してみると、POCO X3 GTの方が綺麗だったりします。
特に5倍ズームの精細さは完全にPOCO X3 GTの方が上ですね。
超広角カメラ
個人的にメインカメラの次によく使うのが、ワイドアングルの超広角カメラ。
風景を撮影する時はもちろん、食卓全体を撮影する場合にも重宝します。
メインカメラよりも暗くなってしまうものの綺麗に撮影できるようですね。ちょっと暗すぎるかな?
iPhone 12 miniよりも画角が狭い分、POCO X3 GTで撮影した写真の方が歪みが少なく自然な印象です。
夜景モード
POCO X3 GTには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードが搭載されています。
左が通常撮影で、右が夜景モード。
夜景モード凄いでしょ?って紹介したかったのですが、AI補正をOFF、自動夜景補正をOFFにも関わらず、通常撮影でも良い感じにとれてしまいました笑
夜景モードで撮影した方が、さらに明るくなりつつライトの光は抑えられていることが分かります。
再びiPhone 12 miniとの比較です。
夜景モードの性能は僅かにiPhone 12 miniの方が上ですかね?
明るくは撮影できてるもののノイジーな感じで、ライトのフレアも気になるところ。
とは言え、ここまで撮影できれば個人的には十分です。
夜間撮影でのデジタルズームもそれなりに良い感じです。
5倍だとさすがに厳しいものがありますが、2倍くらいまでなら十分使えるレベルじゃないでしょうか?
iPhoneと比較してしまうと敵わないところではりますが・・・。
こちらは2倍ズームでの比較です。
超広角カメラでの夜間撮影は厳し目で、かなり暗くなっちゃいますね?
iPhoneのカメラ性能の万能さはやっぱり凄いと思います。
ポートレートモード
簡単にボケのある写真が撮影できるポートレートモードも搭載しております。
ソフトウェア処理で撮影しながらのボケ味の調整が可能。
被写体と背景の切り取りがとっても上手です。
ライトセーバーは背景に溶け込んじゃいましたが、それにしても人と物との判別性能が高すぎです!
インカメラでもポートレート撮影が可能で、こちらも被写体と背景の切り分けも上手なのでそこそこ実用性がありそうです。
マクロカメラ
POCO X3 GTは200万画素のマクロカメラを搭載しており、被写体に4cmくらいまで寄って撮影できます。
マクロカメラって撮影が難しいですよね?どうしてもスマホ自体が影を作ってしまいます。
そういう場合にはズーム機能を使うのがおすすめです。
画質は荒くなってしまうものの、マクロカメラよりも寄ることだってできちゃいます。
インカメラ
POCO X3 Gtのインカメラは1,600万画素。
画素数が全てではないですが、このくらい撮影できるのであれば十分でしょう。
さすがに顔面は晒せませんが、ビューティーモードがしっかり機能していましたよ。
撮影シチュエーションの問題かもしれませんが、HDRの効果は今ひとつでした。
動画撮影
POCO X3 GTで動画撮影もしてみました。
日中はどのモードでも綺麗に撮影できます。
1080P、4K、超広角。どれも手ぶれ補正がしっかり効くので動きがあるシーンでも問題ありません。
スーパー手ぶれ補正モードで全力疾走してみましたが、大きな乱れがないので驚きました。
一方、夜間撮影はイマイチ。
どのモードも暗くノイズが激しい動画になってしまいます。
手ぶれ補正もあまり利かないので動きながらの撮影も厳しいでしょう。
POCO X3 GTのスペック・機能
サイズ | 約163.3mm × 75.9mm × 98.9mm |
重さ | 約193g |
ディスプレイ | 6.6インチ 液晶 FHD+(2400×1080) |
リフレッシュレート | 最大120Hz |
OS | MIUI 12.5 Android11ベース |
CPU | MediaTek Dimensity 1100 |
GPU | Arm Mali-G57 MC9 |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB/256GB |
外部ストレージ | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 6,400万画素 f/1.79 |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 FOV 120° f/2.2 |
リアカメラ(マクロ) | 200万画素 f/2.4 |
インカメラ | 1,600万画素 f/2.45 |
ビデオ(リアカメラ) | 1080P@60fps 4K/1080P/720P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps 720P@30fps |
バッテリー | 5,000mAh 67W急速充電 |
ポート | USB Type-C |
生体認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
対応SIM | 物理SIM×2 |
2回線同時待ち受け | 可 |
対応Band (赤字が重要Band) | 【GSM】850, 900, 1800, 1900 【WCDMA】B1,2,4,5,8 【LTE-FDD】B1,2,3,4,5,7,8,18,19,26,28A 【LTE-TDD】38,40,41,42 【5G】N1, N3, N28,N41, N77,N78 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.2 |
イヤホンジャック | なし |
スピーカー | ステレオ ハイレゾ・Dolby Atomos |
FMラジオ | なし |
防塵防滴 | なし |
NFC | あり |
FeliCa(おサイフケータイ) | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
残念ながら以下の人気機能は非搭載なのでご注意ください。
- イヤホンジャック
- 防塵防水機能
- ワイヤレス充電
- おサイフケータイ
OSはMIUI12.5
POCO X3 GTのOSはAndroid11をカスタムしたXiaomi製のMIUI12.5。
ホーム画面も設定画面も可愛らしい雰囲気です。
シンプルでとっつきにくさはないので、これまで他社製スマホを使っていたとしても問題なく使っていけると思います。
AndroidスマホのOSはメーカーが独自カスタムしていることが多いのですが、どれでも使っていくうちに慣れるものなので神経質に考えることはないでしょう。
僕は様々なスマホを実際にレビューしていますが使いにくいと感じるほど癖の強いOSに出会ったことがありません。
ジェスチャー操作やショートカットなど、自分の使いやすいようにカスタマイズできるのが嬉しいポイントです。
個人的に通知センターとコントロールセンターをスワイプで切り替えできるのが、便利だなと思っています。
Bandは国内4キャリアに対応
試験利用のためSIMカードを挿入して通信状況を試すことはできませんが、スペック情報を見る限り国内4キャリアの回線にフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26(Band 18を内包)○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
auと楽天については回線が独特なので、スマホがBandに対応していても接続できないことがあるのでご注意ください。
また、機種によっては「VoLTE化」が必要な場合もありますので、よく分からない人は安易に購入するのはやめておきましょう。
また、日本では未だ普及しきれていない5G通信(Sub-6)にも対応しています。
概ね日本のキャリアには対応していますがドコモのn79には非対応なのでご注意ください。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n77 ○ n78 ○ n79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n77 ○ |
au回線 | n77 ○ n78 ○ |
楽天回線 | n77 ○ |
そこまで超高速データ通信を利用する機会は少ないものの、アンテナピクトに5Gの文字が表示されることが増えてきた気がします。
nuroモバイルが5Gオプションをスタートしたので、Zenfone 8のデュアルSIMがどちらも5G表記になりました☺️ pic.twitter.com/fYpbexLdwY
— ちびめがね@格安SIM・格安スマホ (@chibimegane_lm) September 16, 2021
これからスマホを買うなら5G対応機種を買ったほうが良いかもしれませんね。
指紋認証・顔認証どっちも使える
POCO X3 GTのロック解除は指紋認証と顔認証。
側面の電源ボタンに指紋認証センサーが搭載されています。
やはりマスクを装着する時間が長い現状で顔認証しかないスマホは不便ですからね?
指紋認証が搭載されているだけでも十分購入するメリットになり得ます。
精度はかなり高く、ちょっとタッチしただけでもロックが解除されます。
これはかなり優秀ですよ。
顔認証は専用センサーが非搭載なので、インカメラを使った簡易的なもの。
とは言え、反応も早くインカメラに顔が入れば一瞬でロックが解除されます。
ちなみに逆さまにしてもロック解除されてしまったので、使うのはちょっと微妙かも・・・。
WidevineはL1で動画視聴は高画質
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
Full HDの高画質で動画視聴を楽しめます。HDR機能にもしっかり対応。
スマホの画面で動画を見るならSD画質でも十分だと思っていますが、高画質で楽しめるのだったら、それに越したことはありません。
購入当初、Amazonプライムビデオは高画質に対応しておりませんでしたが、2021年12月24日現在、FHD(HD 1080p)での試聴が可能になっております。
ステレオスピーカーは高音質
Widevine L1で高画質の動画視聴を楽しめるPOCO X3 GTは、スピーカーの音質もかなり優秀です。
上下に2つのスピーカーを搭載しているので横持ちすればステレオ再生に。
スマホのスピーカーは軽めな音質になりがちなのですが、低音もしっかり感じることができるのがめちゃくちゃ良い感じ。
背面パネルがビリビリと振動するほどです。
フラッグシップモデルのスマホにも引けを取らない、高性能スピーカーだと思います。
しかもオーディオシステムにDolby Atomosを採用しているので、音響補正効果も高いものになっております。
BluetoothコーデックはLDAC・aptX HDに対応
POCO X3 GTにはイヤホンジャックが搭載されていないので、ワイヤレスイヤホンをメインで使うことになります。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
POCO X3 GTにいくつかワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、SONYのLDAC・QualcommeのaptX HDに対応していることが分かりました。
残念ながらaptX Adaptiveには非対応でしたが、ワイヤレスイヤホン派の人には嬉しい仕様です。
しかも量子化ビット数・サンプリング周波数がまさかの「24bit / 96kHz」と純然たるハイレゾ再生可能な仕様になっておりました。
LDACに対応しているスマホでも「24bit / 48kHz」が多いのですが、この仕様はかなり優秀なポイントです。
デュアルアプリ・セカンドスペース対応!
Xiaomiのスマホでおなじみのデュアルアプリとセカンドスペース機能。
ご安心ください、もちろんPOCO X3 GTにも搭載されております。
1つのアプリを複製することができるのがデュアルアプリ。
対応アプリを複製できるので、1つのスマホで2つのアカウントを利用できちゃいます。
さらにPOCO X3 GTの中にもう1台のスマホを作ってしまうのがセカンドスペース。
右手と左手別々の指紋認証でログインできるので、仕事用とプライベート用などなど有効活用できちゃいます。
POCO X3 GTの評判・口コミ
POCO X3 GTは高コスパなので個人的におすすめの1台です。
他のユーザーはどんな評価をしているのか、評判・口コミを見てみましょう。
poco X3 GTをしばらく使ってみたけど、スペック良いし、サクサク動くのはストレスフリー
カメラは普通で普段使いなら良いけど、2倍ズームで荒くなるのは気になるところ
動画撮影は良いと思う
スペックがハイエンド並みだからカメラも最強だと思うけど、カメラはミドルレンジ相当— ざぜんぼーい (@IKGzazen) January 24, 2022
POCO X3 GTいい感じ!電池持ちは思ってたより普通っぽいけど動作悪くないしこの価格ならコスパ最強✌️
— ちわわ (@missi1e_man) January 16, 2022
どうでもいいけどiPhone12よりPocoX3GTの方が地震の通知が速かった。
Xiaomi優秀— グレイ(メイン) (@ALL_TAIWAN) January 21, 2022
@XiaomiJapan
POCO X3 GT 普段使いレビュー :
・VoLTEがめちゃ解放しやすい
・バッテリーセーバーが使いやすい
・スペックが謎に良い(本来以上)・バッテリー持ちが想像以上に弱い
・回転提案機能がない
・タッチがちょっと遅れる(他端末と比較)
・カメラのフラッシュのタイミングが良くない(暗い)— りんごさん (@App1e_00) January 21, 2022
poco x3 gt
画面リフレッシュレート120Hzで
半日使って バッテリー残量75%なの超優秀過ぎる? pic.twitter.com/jqBcWZ2K2z— キウイ風呂入りたい (@punch_subaru) January 14, 2022
スマホ変わって心なしか写真もキレイになった気がします。14MPから64MPに上がってますからね、poco x3 gtのカメラもレビュー見るとそれほど良いわけでもないみたいなんですけどね、まぁ満足ですわ。
— wucky(うっきー) (@wucky_japan) January 9, 2022
XiaomiのPOCO X3 GTが、性能の割に、破格の値段で売ってたから、手持ちのスマホを売って、買いましたよ。
何もかもがサクサクです。
=͟͟͞͞⊂(⊂'ー') pic.twitter.com/bqt4V7pfDf— はづき (@fantasm_flowers) January 6, 2022
良い評判・悪い評判どちらも紹介したかったのですが、思いのほか高評価ばかり!
実際にPOCO X3 GTを使ったユーザーの満足度はとっても高いようです。
やっぱり3万円台でこの動作性能なら文句のつけようがないでしょうね。多少物足りない機能・性能があっても許せちゃうと思います。
POCO X3 GTレビューまとめ
POCO X3 GTをレビューしました。
やっぱりPOCOのスマホはコスパが高い。そう実感させてくれる魅力的な1台。
ハイエンドモデル並の動作性能で、バッテリーも長持ち。弱いシチュエーションがありながらもカメラ性能も普段使いなら十分なクオリティでした。
日本で特に人気のおサイフケータイや防水性能なんかはありませんが、安くて高性能のスマホが欲しいと思っている人におすすめできます。
海外スマホなので技適がない点だけはご留意のうえ、ぜひお試しください!
コメント失礼いたします。ご報告させていただきます。
12.5.7を使っていますが、prime videoでFHD再生できています。
大変貴重な情報ありがとうございます!
こちらでも確認させていただいて記事を更新いたします。
プライムビデオはAmazonのさじ加減でストリーミング画質が決まるので再生するまで分からないのが辛いところです・・・。
また何かございましたらお気軽にコメントくださいませ。
感謝です!
はじめまして質問です。この機種購入
5G対応機種なので対応SIMカード入手。
mineo Dプラン 5Gオプションで接続が上手く行きません。同じくDプランの4G SIM所有しているので入れ替えるとは問題なく動作しています。
5G使ってみたいとSIM新規申し込みしましたが上手く開通しません。基本設定プロファイルは同じで問題無いはずなのですが…。
何か情報お持ちでしたらアドバイスお願い致します。
かにみそさん
コメントありがとうございます。
せっかく新規でSIMを申し込みしたのに困りますね・・・。
僕はSIMカードを装着しての検証はしていないので一般的な情報になることご容赦くださいませ。
記事内でも触れておりますが、POCO X3 GTはドコモ回線の5Gバンド「n79」に非対応です。
もしかするとそれが原因(エリアの問題)で接続できない状況になっているのではないでしょうか?
お役に立てれば嬉しいのですが。よろしくお願いいたします。
こんにちは
回答ありがとうございます。
なるほど何となくその可能性高いですね。
生活エリアで5G期待出来ないのに
欲張った結果です。
現状開通出来ていないのD23日以降自動開通されて
マイページから5Gオプションの解除出来る様なので
それをして繋がれば一旦それで使用。
駄目なら解約方向です。
ありがとうございます。
こんにちは
3/24自動開通を待ち5Gオプションオンオフサービスを
マイページから変更して繋がりました。
先日mineo DプランSIM 5Gオプションオンサービス申請
開通スタートせず。
5Gオプションを解除4Gに戻すと繋がりました。
解約せずに済みましたが5G通信テスト出来ず残念です。
繋がるとDプランは3G回線が使えなく無くなるとも記載
有るので現状未だサービスエリアとしては良し悪し不明。
Sプランで5Gオプション選択していれば5G繋がった可能性
ってどう見られますか?
かにみそさん
ソフトバンクは5G回線の周波数帯(バンド)が「n77」なのでPOCO X3 GTの対応バンド的には問題なさそうですね。
あとは、かにみそさんの生活エリアがソフトバンクの5Gエリアに該当しているかどうかですね!
もちろん実際に使ってみないと何とも言えないので参考程度に留めていただければと思います。
ちびめがねさん
お返事ありがとうございます。
mineo Sプランは、シングルプランで一つ
息子に持たせていたのでそれを借りて5Gオプ
ション切り替えして借りてみました。
金曜日土曜日と旅行行ったときにエリア確認
(4Gのソフトバンクエリア含めて)
の為に借りて行きデュアル SIMでアンテナ受
信感度確認。
やはりソフトバンクは、アンテナの立ち少な
いのと揺れて安定してたっていませんでした。
5Gエリアギリギリの所(自宅も地図ではギリ
ギリエリア)も5G表示出ず。
結論、おっしゃられる通り問題は無い感じで
した。
5G通信エリアにきっちり入り込めなかっただ
けでテスト終了。
私の行動範囲では現在5G諦めとソフトバ
ンクも合っていないかなと言う感じです。
かにみそさん
詳細なレポートありがとうございます。
他にも知りたい方がいらっしゃると思うので大変助かります!感謝です。
やはり通信エリアだけはユーザーがコントロールできない部分なので難しいですよね・・・。
もう1つの質問についても。
オプションの切り替えで4G通信不可になるっていうのは不思議ですよね。
ただ僕が調べてみたところ「5G通信非対応端末」でmineoの「5G通信オプション」を利用すると4G通信もできない場合がある。
という内容を見かけました。かにみそさんの事例とはマッチしないものの、もしかすると「端末とSIMカードとの相性」があるのかもしれませんね・・・。
完全に推測でお答えしているので申し訳ないですが。参考になれば幸いです。
コメント失礼します。
レビュー参考にさせて頂きますね(^^)
自分も先日POCO X3 GTを購入して利用していますが、Dimensity 1100のCPUってゲームの利用で個人的に結構背面が発熱すると感じたのですが、どうでしょうか?
ゲームなどは比較的どの端末でも発熱しやすかったりアプリ自体が発熱しやすいアプリだったりと言う事がありますがどうなんでしょう。
あとバッテリーの減りが早いように感じたのでリフレッシュレートを120Hzではなく60Hzにしているのですが、せっかくなので120Hzにしたくて悩んでいるのですが、意見を聞かせて下さい。
れんさん
コメントありがとうございます!
確かに発熱がなくはないですね。ゲームプレイ中は特に感じやすいと思います。
ただ個人的にはこれくらいなら仕方ないよねと許せる範囲。
Snapdragon 8 Gen 1を搭載したスマホもレビューしているのですが、噂通りめちゃくちゃ熱くなりました・・・。
それこそ持ってられないと感じるほどです笑
れんさんの仰るとおり、120Hzの弊害はバッテリーもちです。
どうしても60Hzよりもバッテリーの減りが早くなります。
僕だったらバッテリーもちが悪くなっても滑らかさを優先して120Hzで使っちゃいますね。
滑らかにスクロールしてくれる感じが好きすぎて・・・。
ただ充電切れが心配なのでモバイルバッテリーを常備するようにしています。
以上、参考になれば幸いです。
なお先日POCO F4 GTを買っちゃいました笑
今後レビュー予定なので、お暇な時にでも御覧になってください!