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お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Redmi Buds 5 Proを購入しました。
2024年1月に発売されたXiaomi製のワイヤレスイヤホンです。
高音質と強力なノイズキャンセリング機能を搭載していながら9,980円と比較的手頃な価格が魅力な1台。
コスパの高い製品を次々発売しているXiaomi製ということで、気になっている人も多いんじゃないでしょうか?
先に結論を言ってしまうと、このイヤホンめっちゃ良い!
ワイヤレスイヤホンが欲しい人の大半をカバーできる仕上がりです。
本記事で実際にRedmi Buds 5 Proを実際に使ってみた様子をレビューするので、購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・ユニークデザイン ・LDAC対応で高音質 ・強ノイキャン ・通話ノイキャン優秀 ・マルチポイント対応 ・専用アプリあり ・イコライザーあり ・タッチカスタマイズ可能 ・着脱検知対応 | ・対応デバイスに注意 ・ワイヤレス充電なし ・ゲームモードなし ・IP54止まり |
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Redmi Buds 5 Proのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはRedmi Buds 5 Proの外観・付属品からチェックしていきましょう。
デザイン
Redmi Buds 5 Proのカラーバリエーションは「ミッドナイトブラック」
「ムーンライトホワイト」の2色展開。
このうち僕はミッドナイトブラックを購入しました。
これはもう完全に一目惚れ状態でした。ケース下部にビーガンレザーを採用。
めちゃくちゃ大人っぽくて良い雰囲気じゃないですか?
ミドルレンジ・エントリーモデルのイヤホンはプラスチックっぽい樹脂製のものが多いので、かなりユニークなデザインですよね。
同じXiaomi製のスマホXiaomi 13T Proの背面パネルにもビーガンレザーが使われているのですが、相性バツグンでしたよ。
上半分はマットな樹脂製なんですが、何かコーティングされているようなしっとりとした質感です。指紋が目立ちにくく、擦り傷にも強いと思います。
ケース表面には充電やペアリングの状態を表示するLEDインジケーターを1つ搭載。
裏面にはブランド名がプリントしてありました。このデザイン本当に素敵ですよね。
底面に充電用のUSB-Cポートとペアリング用の物理ボタンがあります。
上蓋を開けるとイヤホンの登場。
上蓋の裏には各種認証マークがあり、技適マーク・PSEマークを確認しました。
イヤホンをズボッと挿入して収納。
マグネットで固定されているので簡単に落ちてしまうことはありません。
イヤホンは足のようにスティックが伸びているタイプ。
スティック表面は大理石を表現したマーブルテクスチャデザインになっているとのこと。
黒一色よりも面白みがあって良いですね。まぁ個人的にはシンプルなシルバーラインでも良かったかなーとも思います。
ハウジングとスティック裏側は光沢のあるブラック。指紋はそれなりに付きますが、皮脂汚れは目立ちません。
ツルツル素材のせいか、ケースからイヤホンを取り出すのに少しコツが必要でした。
そのまま引き抜こうとしても、滑ってなかなか取れないですよね・・・。
こんな風にハウジングを斜めに摘んであげると取りやすいですよ。
サイズ感
充電ケースのサイズは61×46.8x25mm。
形状によって様々なので比較しにくいですが、ごく一般的な大きさと言ったところ。
重さはイヤホンを含めて実測で43g。50g前後のものが多いので見た目の割には軽量です。
イヤホンのサイズは6.5×6.5×29.7mm。
スティックタイプとしては標準的なサイズ感だと思います。
こうして他のイヤホンと並べてみるとRedmi Buds 5 Proのデザインはシックでかっこいいですね。
重さも5gと一般的。これならワークアウトで使っても邪魔になることはないでしょう。
付属品
Redmi Buds 5 Proの付属品は以下のとおり。
- マニュアル(日本語あり)
- イヤーピース
- 充電ケーブル
イヤーピースは最初から装着されているものを含めて3サイズ。
音質やアクティブノイズキャンセリングの効果はフィット感が重要なので、めんどくさくても全サイズ試しましょう。
イヤーピースの交換は引き抜くだけなので誰でも簡単にできます。
ステム(ノズル)の形状は楕円形なので他社製のものに交換する場合は適合するか確認しておきましょう。ペラペラなので交換したくなるかもしれません。
充電ケーブルはUSB Type-A/Type-Cのものでした。長さは短め。
特別な充電規格を使用しているわけではないので手持ちのケーブルを使っても問題ありません。
Redmi Buds 5 Proの音質をレビュー
ここからはRedmi Buds 5 Proの音質を紹介していきます。
ワイヤレスイヤホンを使用する上で最も重要なのは音質。
いくら優れた機能が搭載されていたとしても音質が悪ければ本末転倒です。
なお音質は簡単に数値化できる性能ではないので、あくまで僕自身の感覚・感想。
また、接続するデバイスによっても音質は変わります。
特にAndroidスマホには「Dolby Atmos」や「Dirac」のような音響技術が標準搭載されているものも多く、常にイコライザーが働いているような状態なのでご注意ください。
LDACに対応
Redmi Buds 5 Proの大きな特徴はBluetoothコーデックとしてLDACに対応していること。
接続端末がLDACに対応していれば、24bit/96KHzの純然たるハイレゾワイヤレスでの音楽再生が可能です。
再生時の劣化を極力抑え、CDを超える高音質な音楽を楽しむことができちゃいます!
・・・とは言うものの、ぶっちゃけハッキリ違いが分かるのは耳が肥えた人くらいかもしれません笑
今回のレビューでは未検証ですが公式サイトの仕様には「LC3」の記載もありました。このため、次世代Bluetooth規格「LE Audio」に対応する(している)かもしれません。
優れたバランスと解像感の高い音質
Redmi Buds 5 Proの音質はシンプルに超良いです。
ちょっと音楽を流すだけで「あ、良い音」と感じることができるでしょう。
何と言っても解像感の高さが印象的で楽器の音色やボーカルの生々しさを感じることができました。
音の傾向的にはバランスタイプ。
バランスが良いと言うと面白みがない音に感じてしまうかもしれませんが、そうではありません。
特定の音域を強調させているわけではなく、全音域に渡って良質なサウンド。
力強い低音に、伸びやかな高音。メインとなるボーカル・ギター・ピアノなどの中音域もクリアで非常に聞きやすいです。
僕自身が重視している低音域の鳴り方も大満足。量感があってズンッと迫力を感じます。
また、高音域での刺さりやシャリつきが少ない点もGOODです。
音場は標準的で、定位感は良好。
これまで安価なワイヤレスイヤホンを使っていた人がRedmi Buds 5 Proを使ったら、かなりインパクトを感じる音質になっていると思います。
イヤホンを変えるだけで曲の雰囲気がガラッと変わったりしますからね。
特にRedmi Buds 5 Proは音楽を聞くのが楽しくなるワイヤレスイヤホンですよ。
WF-1000XM5と音質比較
僕が持っているワイヤレスイヤホンの中で最高音質(自分好み)のSONY WF-1000XM5と聴き比べもしてみました。
まず、サラッと聞く程度だと大きな違いを感じることができません・・・・。
それだけRedmi Buds 5 Proが良い音を鳴らしてるんだと思います。
ただ、よーく聴き比べてみると、WF-1000XM5の方が優れているポイントが見えた気がしました。
- より高い解像感で音色の輪郭がハッキリしている
- 表現力が豊かで余裕があり音数が多い
- 高音域が明瞭なのに尖りがない
さすがは高級ワイヤレスイヤホン。音質を超重視しているなら、やっぱりハイエンドモデルを購入した方がいいんだろうなと思いました。
とは言え、殆どの人はRedmi Buds 5 Proの音質で十分満足できるのでご安心ください。
1万円以下で購入できるイヤホンの音質は遥かに超えていますからね。
iPhoneではLDACを使えない
iPhoneユーザーでRedmi Buds 5 Proを使ってみたいと考えている人もいるかもしれませんが、残念ながらiPhoneはLDACに対応していないのでご注意ください。
ただ肝心の音質は悪くないです。全く。
確かにAndroidでLDACに接続した場合よりもわずかに音の輪郭がボヤけていますが、基本的にRedmi Buds 5 Proは良い音を鳴らしてくれます。
このため、音質に拘りがある人は別にして、普段使い用なら全く気にならないでしょう。
なお、もちろんこれはiPhone限らず、デバイス自体が対応していなければLDAC接続にはなりません。
さらに、LDACに対応しているスマホであってもストリーミング再生では「48kHz/24bitハイレゾ(JEITA定義)」になってしまうことも多いです。
「96kHz/24bitハイレゾ(日本オーディオ協会定義)」に対応しているデバイスは限られているのでご注意ください。
空間オーディオ(イマーシブサウンド)が使える
Redmi Buds 5 Proのサウンド面での特徴の1つが空間オーディオが使えること。
コンパニオンアプリで「イマーシブサウンド」を有効にするだけで使えます。
肝心の効果なんですが、うーん・・・。イマイチと言ったところ。
確かに音質は変化するものの声にエコーがかかり、ボワボワして変な感じになってしまいます。
AirPods Proなんかに搭載されている空間オーディオのように、音質を保持したまま音場に奥行きが追加されるような感じではありませんね。
今後のアップデートで性能が上がれば話は別ですが、個人的には使わないかな・・・。
音楽よりも動画視聴の時に使うならまだ良いとは思いますけどね。
Redmi Buds 5 Pronのイマーシブサウンドはおまけ程度の機能と割り切った方が良いと思います。
イコライザーで自分好みの音質にできる
Redmi Buds 5 Proのコンパニオンアプリにはイコライザーが搭載されているので、音質調整が可能です。
標準搭載の3つのプリセットの他、自分好みでカスタマイズすることもできます。
僕の好みは「低音強化」。少しこもりがちにはなるものの、ブンブンに低音を響かせてくれるようになりました。
細かく調節できるので、自分に合った音質を見つけちゃいましょう。
Redmi Buds 5 Proのノイキャン性能(ANC)をレビュー
続いて、もはやワイヤレスイヤホンの必須機能になっているアクティブノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能をチェックしていきます。
ノイキャンの性能はかなり高い
Redmi Buds 5 Proのノイキャン効果はかなり高いです。
ノイキャンを有効にすると分かりやすくエアコンや換気扇の音がスッと消えて静寂な空間に引き込まれるでしょう。
カットしてくれる雑音は低音域が中心なのですが、中・高音域にも効果が及びます。
僕は普段ノイキャンの売り文句「◯◯dBカット!」なんて気にしないのですが、Redmi Buds 5 Proの「-52dB」は伊達じゃないかもしれません。
ちなみにこれまで使ってきたワイヤレスイヤホンの中でノイキャン性能が最強なのは「AirPods Pro(第2世代)」「WF-1000XM5」なんですが、この2つと比較してノイキャン効果を数値で表すとしたらこんな感じ。
低音域 | 中音域 | 高音域 | |
Redmi Buds 5 Pro | 8 | 8 | 7.5 |
AirPods Pro(第2世代) | 10 | 8 | 7 |
WF-1000XM5 | 9 | 8.5 | 8 |
ノイキャンの傾向的にはWF-1000XM5に似ていました。
高音域のノイズカットはAirPods Pro(第2世代)よりも強いかもしれません。
ハイエンドモデルが作り出す無音の世界には及ばないものの、普段使いなら十分強力な性能で、仕事や勉強に集中したい時用の耳栓代わりにも使えるでしょう。
もちろんノイズキャンセリング+音楽にすれば、どんな雑音でも殆ど聞こえなくなっちゃいますよ。
ノイキャンの強さを調節できる
Redmi Buds 5 Proはコンパニオンアプリでノイキャンの強さを手動切替可能です。
用意されているのは「ライト」「バランス」「ディープ」の3種類。
僕はガッツリ消音してくれる方が好きなので常に「ディープ」ですが、ノイキャンの効果が強すぎて圧迫感や閉塞感を感じたら、弱くしてあげると良いでしょう。
この他、周囲の雑音に合わせて強さを自動調節してくれる「アダプティブノイズキャンセリング」機能もありました。
「ディープ」になることはあまりないですが、反応は良好です。
なお、ノイキャンはマイクで周囲の音を常に拾って機能するため、どうしても風切り音が発生してしまいます。ボボボボっていう音。
Redmi Buds 5 Proでも感じたので、屋外で使う場合には「ライト」にしておくのをおすすめします。
外部音取り込みモードもそこそこ使える
Redmi Buds 5 Proには外部音取り込み機能(透過/トランスペアレンシー)も搭載されています。
イヤホンを使いながらでも周囲の音が聞こえやすくなるので、レジでの会計時などに重宝する機能です。
Redmi Buds 5 Proの集音効果はそれなりに高いです。
とは言え、開放感を得られるほどではなく自分の声もこもり気味なので、イヤホンを装着したまま会話をするは難しいと思います。
ちなみにこれまでレビューした中で最強の外部音取り込みはAirPods Pro(第2世代)。
イヤホンを付けてないんじゃないか?と思えるくらいに透過性が高いです。
なお、Redmi Buds 5 Proはコンパニオンアプリで外部音取り込みモードの切り替えも可能です。
- 標準
- 音声増幅
- 環境音増幅
標準以外の2つのモードを選択すれば、確かに聞こえが良くなります。
ただし思いっきりマイクで拾っています!って感じの不自然な音になるので違和感はありありでした笑
通話時のノイキャン性能も高い
ワイヤレスイヤホンを装着しながら音声通話をする人も多いと思いますが、Redmi Buds 5 Proには通話時のノイズキャンセル機能もあります。
この効果がかなり凄いです!感動ポイントの1つ。
スピーカーから雑踏音をそこそこ大きなボリュームで流しながらマイクで収録してみまし
参考にこちらはAirPods Pro(第2世代)で録音した音声です。
周囲の雑音を消す効果はRedmi Buds 5 Proの方が明らかに優秀。
背景で鳴っている音が全然聞こえてないですよね?
音質も悪いわけではないので、外出中の音声通話はもちろん、仕事のミーティングやオンライン授業でも活躍できるでしょう。
Redmi Buds 5 Proのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
機能を多く詰め込んだワイヤレスイヤホンほどバッテリーもちが悪くなる傾向があります。
Redmi Buds 5 Proのバッテリー性能をチェックしていきましょう。
LDACで6時間の連続再生
Redmi Buds 5 Proはイヤホン単体で最大10時間(ANC OFF)の連続再生、充電ケースとの併用で合計最大38時間使用可能とのこと。
うお!めちゃくちゃ長い!と思いきや、これはAACで接続した場合の再生時間でした笑
そこでLDAC接続での連続再生時間を検証です。
音量を50%・ANC有効・マルチポイント接続無効の状態にしてAmazon Musicを再生し続けたところ、約6時間使えました。
長時間フライトには物足りものの、毎日の通勤・通学、ワークアウトで使うくらいであれば十分だと思います。
このため、音質よりもバッテリー持ちを重視する場合には、AAC接続にしてあげると良いでしょう。
充電速度はそこそこ
Redmi Buds 5 Proの充電速度も検証してみました。
まずイヤホンはフル充電まで約1時間。
5分の充電で2時間使える急速充電に対応しているとのことで、充電開始からしばらくはグングンバッテリー容量が回復して、15分で45%になっていました。
続いてケースの充電速度。こちらもフル充電まで約1時間でした。
イヤホンも同時に充電していたので、本来はもう少し短くなるかもしれません。
3W程度で充電できていたので、そこそこ急速ですね。
5分で2時間使える急速充電は嬉しいものの、贅沢を言えばイヤホンもケースも、もう少しだけ充電時間が短い方が良かったかな。
なお、残念ながらワイヤレス充電には非対応です。
Redmi Buds 5 Proを実機レビュー
ここからは音質・ノイキャン・バッテリー以外の部分でRedmi Buds 5 Proを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
Google Fast Pairで簡単ペアリング
Redmi Buds 5 ProはGoogle Fast Pairに対応しているのでAndroid端末であればペアリングがめちゃくちゃ簡単です。
上蓋を開け、表示されたポップアップの「接続」をタップするだけで完了。
Google Fast Pairに対応していないスマホや、iOSデバイスでも難しくはありませんよ。
上蓋を開け、Bluetooth設定で「Redmi Buds 5 Pro」を探してタップすればペアリングが完了します。
なおXiaomi製のスマホであれば独自ポップアップが出るようなんですが、検証期間中1回しか確認できませんでした。なんか条件があるんですかね?
各種設定はXaiomi Earbudsアプリで
Redmi Buds 5 Proには専用コンパニオンアプリ「Xiaomi Earbuds」があります。
Xiaomi Earbuds
Beijing Xiaomi Co., Ltd無料posted withアプリーチ
以前はiOS向けのアプリがなかったのですが、現在はどちらでも使用可能です。
ここまでのレビューでもいくつか紹介していますが、ノイキャン・外部音取り込みモードの切り替えや、空間オーディオの有効・無効の切り替えなどの操作が可能です。
ちなみにファームウェアのアップデートはXiaomiアカウントが必須。
不具合を解消するアップデートも今後提供されると思うので、予めXiaomiアカウントを作っておくと良いでしょう。
スマホとペアリングができていれば、自動認識してくれるので接続も簡単です。
ちなみにXaiomi製のスマホとペアリングをすれば、Xiaomi Earbudsがなくても、それなりに操作可能。
殆ど変わらないですよね?
おそらくXiaomi Earbudsと同等の機能がBluetooth設定に組み込まれているのだと思います。
接続が不安定になる場合がある
Redmi Buds 5 ProはLDACに対応しているのが特徴。
ただLDACは接続が不安定になりやすい特性を持ったBluetoothコーデックです。
実際にLDACを有効にして外出中にRedmi Buds 5 Proを使ってみたところ、混雑した駅構内や満員電車で接続がブツブツ途切れてしまうことがありました。
他社製のワイヤレスイヤホンでも起こりやすいのですが、Redmi Buds 5 Proは頻度が高かったです。
このため、あまりにも接続が不安定になる場合には、LDAC以外を選択しても良いでしょう。
LDACを使わないのにRedmi Buds 5 Proである必要があるのか?とは思いますが、屋外と屋内で切り替えるなど工夫してもいいかもしれませんね。
マルチポイントに対応
Redmi Buds 5 Proは複数の端末と接続できるマルチペアリングはもちろん、デバイス間の切り替えが簡単なマルチポイントにも対応しています。
通常複数のデバイスとの接続を切り替えるには、接続中のデバイスとのペアリングを解除しなければ別のデバイスに接続できません。
マルチポイント接続に対応していれば、2台のデバイスに同時接続できるので、切り替え操作不要で音が流れているデバイスに勝手に接続してくれます。
しかもマルチポイントを有効にしてもLDACを維持できるのが地味に優秀なポイントです。
なお2台目以降のデバイスと接続する場合には、ケースのボタンを長押しでペアリングモードになりますよ。
ただ2台のデバイスに同時に接続していても、コンパニオンアプリは1台しか使えないようなのでご注意ください。
片耳使用も簡単
Redmi Buds 5 Proは片耳使用も簡単でした。
使わないイヤホンをケースに収納するだけ。
左右のイヤホンに主従関係がないようなので好きな方を簡単に使えちゃいます。
仕事・勉強・家事などをしながら音楽を聞くのに片耳利用は重宝。
ややこしい設定をしなくてもすぐに使えるので便利です。
タッチ操作のカスタマイズができる
Redmi Buds 5 Proはイヤホンをタッチしてスマホの音楽再生アプリ等の操作が可能。
タッチエリアは赤丸のあたり、スティックの上部です。
デフォルトでの主な操作方法は以下のとおり。
左イヤホン | 右イヤホン | |
1回タッチ | なし | なし |
2回タッチ | 再生/一時停止 | 再生/一時停止 |
3回タッチ | 次の曲 | 次の曲 |
長押し | ANC | ANC |
初期設定では1回タッチに何も割り当てられていませんが、カスタマイズすることも可能。
音量調整のアサインもできますよ。
自分好みに変更できるのは嬉しいですよね。
なお僕自身は1回タッチは誤動作を起こしやすいので使っていません。
イヤホンの位置を直したり、ケースから取り出すだけで反応しちゃうのが煩わしくて・・・。
着脱検知機能を搭載
Redmi Buds 5 Proには着脱検知機能が搭載されています。
イヤホンを外すと曲が停止して、再び装着すると曲が再開。レジでの会計の時や人から話しかけられた時に重宝する機能です。
やや反応が鈍い気がしないでもないですが、普通に使えています。
外音取り込みモードの性能が高ければ装着したままでも会話がでるんですが、Redmi Buds 5 Proはそこまでは高くないので結局イヤホンを外さなければ会話はできません。
着脱検知機能が搭載されていることで、一旦イヤホンを外しても会話や会計が終わればすぐに曲が再開するので重宝します。
地味な機能なんですが、あるとないとでは全然違うんです。
良好な装着感
耳の形によって装着感は様々ですが、僕の耳にはRedmi Buds 5 Proが合っているようで、しっかりフィットしてくれました。
激しく頭を振ったりしても外れたり落ちたりしません。
スティックもそれほど長くないので見た目にも違和感ないでしょう。
Redmi Buds 5 ProにはANCと外部音取り込み機能があるのでフィット感は特に重要。
フィット感が強いと隙間を埋めてくれるので耳栓のように遮音性能(パッシブノイズキャンセリング)が高くなり、総合的にノイキャン効果が強くなります。
もちろん、カナル型特有の圧迫感はそれなりにあります。
耳の詰まりを全く感じないことはないので、イヤーピースのサイズを変更するなどして調整した方が良いでしょう。
なお、Xiaomi Earbudsで装着感テストもできますよ。
低遅延モード非搭載なのでゲームは厳しい
ワイヤレスイヤホンはBluetoothで音声データを伝送する使用上、どうしても遅延は発生してしまいます。
特にRedmi Buds 5 Proは遅延が起こりやすいLDACを採用しているので不安な部分です。
ただ実際に試したところ、極端な大きな遅延(音ズレ)を感じることはありませんでした。
例えば動画視聴をしていても、口の動きとセリフの音声とのリップシンクが気になることは殆どありません。
とは言え残念ながらゲームはやっぱり厳しいです・・・。
例えば原神では、攻撃ボタンのタップから効果音がするまで僅かな間が発生していました。紛れもない遅延です。
僕は多少の遅延があっても無理矢理プレイしちゃいますが、シビアな操作が求められる音ゲーなどには使えないのでご注意ください。
低遅延モード(ゲームモード)が搭載されていれば少しはましになったかもしれませんが、残念ながら非搭載。
遅延が気になる場合にはRedmi Buds 5 Proでゲームをするのは諦めましょう・・・。
デバイスを探すに対応
Redmi Buds 5 Proは、Google Fast Pairでペアリングした場合に、Android用の「デバイスを探す」機能に対応していました。
誤って落としてしまっても、最後に接続した場所を地図で表示してくれます。
落としてしまうことはもちろんなんですが、ワイヤレスイヤホンって意外と室内で行方不明になってしまうことありませんか?
僕は音楽聴きながら寝落ちしてしまって、起きた時になくなっていることが結構あります・・・。
そんな時に音を鳴らすと、すぐにイヤホンが見つかるから地味に便利です。
なお、「デバイスを探す」はもちろん、スマホとBluetooth接続できている状態であれば、Xiaomi Earbudsから音を鳴らして探すこともできますよ。
防水性能IP54は雨と汗を防ぐ程度
Redmi Buds 5 Proが対応している防塵防水性能はIP54等級。
保護等級 | 保護内容 |
IP5X(粉塵保護) | 機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の量の粉塵が内部に侵入しない |
IPX4(防沫) | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
防塵性能はそれなりにありますが、防水はそれほど強くありません。
小雨がかかる程度であれば壊れることはないくらいで、生活防水に毛が生えた程度と思っておきましょう。
プールで使うのはもちろん、お風呂・シャワー・サウナ等での利用は避けましょう。
誤って落としてしまうと壊れる可能性が高いです。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。
水分がある状態での通電は非常に危険です。
Redmi Buds 5 Proのスペック・仕様
Redmi Buds 5 Proのスペックは以下のとおりです。
サイズ | ケース:61 x 46.8 x 25mm イヤホン:6.5 x 6.5 x 29.7mm |
重さ | 総重量 : 42.8g イヤホン: 5.1g |
再生/使用時間 | 連続再生:最大10時間 連続使用:最大38時間 |
アクティブノイズキャンセリング | あり |
外音取り込みモード | あり |
コンパニオンアプリ | あり |
イコライザー | あり |
空間オーディオ | あり |
低遅延モード | なし |
マルチポイント接続 | あり |
着脱検知機能 | あり |
バッテリー容量 | イヤホン:54mAh ケース:480mAh |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
Bluetooth | Ver5.3 |
通信距離 | 10m |
防塵防水 | イヤホン:IP54 |
チップ(SoC) | 不明 |
対応コーデック | SBC,AAC,LDAC,LC3 |
ドライバーサイズ | ドライバー:11mm ツイーター:10mm |
ドライバー感度 | 不明 |
周波数応答 | 不明 |
インピーダンス | 16Ω |
公式サイト>>仕様
まとめ:Redmi Buds 5 Proのメリット・デメリット・評価
Redmi Buds 5 Proを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
Redmi Buds 5 Proを買うべきメリットと、購入前にチェックしておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・ユニークデザイン ・LDAC対応で高音質 ・強ノイキャン ・通話ノイキャン優秀 ・マルチポイント対応 ・専用アプリあり ・イコライザーあり ・タッチカスタマイズ可能 ・着脱検知対応 | ・対応デバイスに注意 ・ワイヤレス充電なし ・ゲームモードなし ・IP54止まり |
評価
評価:(4.5点/5点満点)
Redmi Buds 5 Proの音質・ノイキャン性能が極めて優秀。価格以上のパフォーマンスを発揮してくれました。
1万円出せば高性能なワイヤレスイヤホンを買えちゃうのは、さすがコスパのXiaomiと言ったところです。
空間オーディオ(イマーシブサウンド)の性能がいまひとつだったり、ワイヤレス充電に対応していなかったりと完璧ではないものの、多くの人のニーズに答えられる1台だと思います。
ハイエンドモデルが欲しいけど高すぎて手が出ない・・・。
まさに、そんなあなたにピッタリなのがRedmi Buds 5 Proです。