評価:(5点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Xiaomi 13T Pro(シャオミ・サーティーンティー・プロ)を購入しました。
2023年12月に発売されたXiaomiのフラッグシップモデル。
結論を先に言っておくと、このスマホめっちゃ良いです!
- 抜群の動作性能(AnTuTu140万点オーバー)
- 重いゲームもしっかり遊べる
- 120W急速充電(神ジューデン)
- 綺麗に撮れるカメラ
- おサイフケータイ
- IP68防塵防水
弱点らしい弱点が殆どなく、強いて言えばワイヤレス充電がないことくらい?
それでいて公開市場版(SIMフリーモデル)の価格は109,800円と旧モデルXiaomi 12T Proから据え置き。SoftBankやIIJmioで購入すればグッと抑えることもできちゃいます。
2023年最後にしてコスパの高いハイエンドモデルが発売されちゃった印象です。
果たしてXiaomi 13T Proの機能・性能はどんな感じなのか、本記事で実際に使ってみた様子を詳しくレビューしていきます。
特にGoogle Pixel 8 ProやPixel 8を購入しようか迷っている人は、Xiaomi 13T Proも候補になると思うのでぜひチェックしてください。
メリット | デメリット |
・抑えられた価格 ・デザインの高級感 ・最高の動作性能 ・ゲーム性能も高い ・144Hz対応 ・120W急速充電 ・綺麗に撮れるカメラ ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 ・指紋認証&顔認証 ・付属品パーフェクト | ・サイズが大きい ・ワイヤレス充電なし ・イヤホンジャックなし ・microSD使えない |
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Xiaomi 13T Proのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはXiaomi 13T Proの外観と付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
Xiaomi 13T Proのカラーバリエーションは以下の3色。
- ブラック
- メドウグリーン
- アルパインブルー
この内、僕はアルパインブルーを購入しました。
他の2色は背面パネルがガラス製ですが、アルパインブルーはヴィーガンレザー製。
これまでにレビューしたmotorola edge 40やmotorola razr 40もヴィーガンレザー製でしたが、個人的にガラスパネルよりもこっちの方が好きです。
指紋や皮脂汚れが全く目立たず、ケースを付けなくても使えそうな質感が凄く良い。
質感はレザーと言うよりは硬めの樹脂?のような触り心地ですね。
欲を言えば、ブラックだったら完璧でした。この色合いだとどうしても汚れは目立ってしまいそうですからね。
背面上部にはカメラユニットを搭載。メイン・望遠・超広角の3眼構成です。
ごく普通の樹脂製なので多少チープさがあり、ヴィーガンレザーに合わせて別の素材で作ってくれても良かったかなーとも思います。
存在感のあるカメラユニットは実測で3.5mmと分厚いです。
当然デスクに置いたまま使用すると派手にガタガタします。すごい傾斜・・・。
背面パネルはミドルフレームに向かって緩やかにラウンド。手のひらに刺さることなく持ちやすいですね。
フレームはマットな金属製。同系色なのでデザイン的な違和感はありません。
ディスプレイを上にして右側面に音量ボタンと電源ボタン。縦並びなのでスクショ撮影がしにくいタイプ。
左側面には何もなくスッキリ。
本体上部にはマイク・通風口・IRブラスター・スピーカー(多分補助的なもの)。
IRブラスターが搭載されているものの「Miリモート」はインストールされていませんでした。リモコン代わりになるから地味に便利なんですけどね?謎。
本体下部にはカードスロット・マイク・USB Type-Cポート・スピーカーを搭載しております。
カードスロットはSIMカードを1枚のみ装着できるタイプ。eSIMにも対応しているので組み合わせて使えば2回線同時待ち受けも可能です。
残念ながらmicroSDカードは使用できませんでした。
サイズ
Xiaomi 13T Proのサイズは約76×162×8.6mmで、旧モデル12T Proとほぼ同じ。
6.7インチディスプレイを搭載しているだけあって普通に巨大。
参考にPixel 8 Pro(6.7インチ)、iPhone 15 Pro(6.1インチ)と比較するとこんな感じです。
もはや6インチ以上のスマホなんて珍しくもないので、扱いにくさを感じることはないと思います。
重さは付属フィルムを貼った状態で201g。まぁこんなもんでしょう。
サイズは完全に好みの問題なので、良し悪しはありませんが、個人的にはもう少しコンパクトでも良いけどなーとは思いました。
付属品
Xiaomi 13T Proの付属品は以下のとおりです。
- クイックスタートガイド等
- SIMピン
- 保護ケース
- 保護フィルム
- 充電器
- USBケーブル
付属品なしのスマホも多いなか、ちゃんと全部揃っているのは最高!購入してすぐに使い始めることができます。
保護ケースは透明のソフトタイプ。
アルパインブルーはケースを装着しないで使いたいところなんですが、カメラが直接デスク等に触れなくなるので、付けておいたほうがいいでしょうね。
充電器は120W出力可能な超ハイパワータイプ。ちなみに同等の充電器が7,990円で販売されておりますよ。
USBケーブルはType-C / Type-Aのものでした。6Aに対応している特殊なタイプなので、急速充電するには付属ケーブルを使う必要があります。
ディスプレイ保護フィルムは最初から貼り付けられています。最近のスマホだとフィルムすら貼ってないこともありますからね?
僕は自分でフィルムを貼るのが苦手なので普通に嬉しいです。
Xiaomi 13T Proのディスプレイをレビュー
続いてXiaomi 13T Proのディスプレイ性能を見ていきましょう。
毎日何度も目にするディスプレイは、スマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイントですよね。
CrystalRes 有機ELディスプレイ
Xiaomi 13T Proのディスプレイは6.7インチの有機EL(AMOLED)。
Xiaomi 12T Proから引き続き、水晶(クリスタル)のような解像度を実現する「CrystalRes AMOLED」を採用しております。
- 解像度:2,712×1,220
- 画素密度:446ppi
- コントラスト比:5,000,000:1
- 680億色
- DCI-P3
- HDR10+
- Dolby Vison
1.5Kにまでは及ばないものの、1080pを超える解像度。しっかりハイエンドらしい大充実のスペックになっております。
普段使いはもちろん動画視聴やゲームでも活躍してくれること間違いなし。
何を表示させても非常に鮮明かつメリハリがあって綺麗です。
黒が引き締まっているので夜景動画なんかも良い感じ。
なお、僕は初期設定で問題ありませんでしたが、好みに合わせてカラーモード・色温度を変更することも可能です。
視野角も広く、僅かに暗くなるものの多少きつい角度からでも問題なく見れます。
ベゼル(縁)幅は殆ど均一で極細。広い表示領域を確保しています。
ディスプレイ輝度は最大1,200nit。ピーク時には2,600nitにも及び非常に明るいです。
屋外の直射日光下でも見にくさを感じることはありませんでした。
ハイエンドモデルだと湾曲したエッジタイプを採用していることが多いですが、ガラスパネルの形状はフラット。保護フィルムを貼りやすいので個人的にはこっちの方が好きです。
6.7インチの操作は両手持ちが基本
Xiaomi 13T Proは6.7インチの大画面ディスプレイなので基本的に両手操作になります。
片手で操作しようとしても端まで指が届かないですからね。
慣れれば文字入力くらいなら片手でもいけるとは思いますが、落としても悲しいので扱いは慎重に。画面割れほど切ないものはありませんよね。
両手操作は煩わしいかもしれませんが、その反面、大画面ディスプレイは動画視聴やゲームで活躍してくれます。
リフレッシュレート最大144Hzに対応
Xiaomi 13T Proのディスプレイスペックは旧モデル12T Proと殆ど同じですが、リフレッシュレートが最大144Hzに対応しているのが進化ポイント。
一般的な高駆動ディスプレイと言えば120Hzのことが多いですが、Xiaomi 13T Proはそれをさらに上回る滑らかさ。
・・・と言いたいところですが、120Hzとの違いはイマイチ実感できず笑
そもそも普通に使っている場合は最大120Hzで、144Hzになるのは対応ゲームをプレイしている時くらいでした。
Xiaomi 13T Proの144Hzで遊べるゲームないかなーって探して見つけたMekoramaってのが面白い!可愛いしなんかハマるです? pic.twitter.com/xjff70rg11
— ちびめがね (@chibimeganecom) December 27, 2023
とは言え、高駆動ディスプレイに対応していると、やっぱりスクロールがヌルヌル。
快適すぎて、もう60Hz駆動には戻れません。
さらにリフレッシュレートは可変式になっており、シーンに合わせて30/60/90/120/144Hzに切り替えてくれますよ。
可変リフレッシュレートを採用しているハイエンドモデルでは待機時1Hzなんてこともありますが、ザックリでもこれだけ調整してくれるなら十分でしょう。
バッテリー持ちと画面のヌルヌル感を両立できます。
なおタッチサンプリングレートは480Hzとのこと。
アプリで計測したところ最大340Hzほど出ていました。
1秒間に300回以上のタッチに反応できるので、音ゲーなど繊細なタッチが要求されるシチュエーションで重宝します。
手動計測なのでどこまで正確なのかは分かりませんが、タッチの反応が悪いと感じることはありませんでした。
インカメラはパンチホールタイプ
Xiaomi 13T Proのインカメラはディスプレイ上部中央に搭載。切り欠きを作らないパンチホールタイプです。
小さいので全画面表示でも邪魔に感じることはないと思いますが、横持ちでゲームをする時や動画視聴時に少し気になるかもしれません。
・・・と思ったんですけど、こうして見るとディスプレイが大きいのでインカメラの占める割合が小さくなって、あんまり目立ちませんね笑
常時オンディスプレイ(AOD)に対応
有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(Always On Display/常時表示ディスプレイ)にもしっかり対応。ロック画面で時計等を表示し続けることが可能です。
ミドルレンジのスマホだと搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、終日でも表示可能。
表示スタイルなどをカスタマイズすることもできます。
寝てる間に表示されても意味がないので時間指定はしておきたいところ。
もちろんバッテリーもちを優先するならAODは使わない方が良いとは思います。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、Xaiomi 13T Proなら高画質での視聴が可能となります。
NetflixではFull HD再生可能。HDR 10・Dolby Visionにもしっかり対応していました。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも「HD 1080p」で視聴可能です。
YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できます。
Xiaomi 13T Proの動画視聴環境はパーフェクト!ディスプレイもめちゃくちゃ綺麗なので超捗ります。
後述するようにステレオスピーカーを搭載しているので、エンタメを楽しむ最高の相棒になるでしょう。
Xiaomi 13T Proの基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU)。
Xiaomi 13T Proには「Dimensity 9200+」が搭載されております。
2023年5月に発表された台湾MediaTek製のフラッグシップ向けチップセットで、4nmプロセスを採用した5G通信対応モデルです。
公式サイト>>Dimensity 9200+
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは1,435,378点、GPUスコアは527,420点。
旧世代のVer.9では総合スコアが1,186,850点、GPUスコアは508,805点という結果になりました。
いやはや凄いスコア。Qualcomm製のSnapdragon 8 Gen 2には及ばないものの、これまでレビューしたスマホの中で第3位に輝きました。
- ROG Phone 7:1,611,048点
- Zenfone 10:1,562,792点
- Xiaomi 13T Pro:1,435,378点
こちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
タップして読む>>ベンチマークランキング
高いスコアがでるようにベンチマークアプリを動かしている時だけ何らかの調整が行われているスマホがあるなんて言われますが、仮にそうでも最高性能であることは間違いないでしょう。
動作性能は最強そのもので普段使いに困ることは何1つありません。
リフレッシュレート144Hzに対応していることもあってヌルサク状態。
搭載されているSoCによってはガクガクしがちなX(旧Twitter)もスムーズです。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測してみたので参考にどうぞ。
Pixel 8 Pro/iPhone 15 Proと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、Google Pixel 8 Pro・iPhone 15 Proと実際の動作性能をプチ比較してみました。
どちらも国内で購入できるハイエンドモデルの人気モデル。どのくらい違いがあるのでしょうか?
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
よーいドン!
ん?これは僅かにXiaomi 13T Proの表示速度が速くないですか?
人気モデルと肩を並べる動作性能なのは半端じゃないっす。
ただ、1点気になったのは、Xiaomi 13T Proはタップしてからアプリが起動するまでにワンテンポあるような気がしました。立ち上がりながら表示されるっていうか。
まぁ、使用上なにか不便があるわけじゃないんですけどねー?笑
3種類のパフォーマンス設定
Xiaomi 13T Proはバッテリー設定の中で、3種類の動作モードを選択可能です。
- 省電力
- バランス
- パフォーマンス
このうち「パフォーマンス」を選択すると最高性能を引き出せるようなので、実際に設定してAnTuTuベンチマークでスコアの変化を検証してみました。
うーん!凄い!CPU/GPUスコアが明らかに上がってますね。
これは重いゲームをプレイする時に効果がありそうです。
ただし、負荷がかかるようで温度もグンッと上がっております。
パフォーマンス優先にすればバッテリーもちが悪くなってしまいますが、ゲームをプレイしていてもう少し滑らかに動いて欲しい!と感じた場合にワンポイントとして使っても良いかもしれませんね。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
読み込み・書き込みともに爆速。旧モデルXiaomi 12T Proより2倍くらい速いです。
RAM容量はたっぷり12GB。本体もアプリ起動もスムーズで、複数の処理を同時に進行しても十分耐えられるでしょう。
ストレージ容量は256GBと十分なサイズ。システム領域に22GB使うので実際に保存可能なのは230GBほど。システムのサイズが結構デカいですね。
200GB以上も使えるなら余裕があるとは思いますが、重いゲームをプレイしている人は要注意。原神なんてインストールすると20GB以上食われちゃいますよ。
何でもできちゃうハイエンドモデルだからこそ、容量不足に陥りがちです。
残念ながらmicroSDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、microSDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
難しい操作をすることもなく、カードスロットに入れてあげれば認識してくれましたよ。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
メモリ拡張機能がある
Xiaomi 13T Proには使わないストレージの最大8GB分を仮想メモリにする「RAM拡張」機能が搭載されていました。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリなんかと同じように極端に動作が速くなることはないと思います。
それでも、僅かでも快適に使えるのであれば有効にしない手はありません。
元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心ですからね。
Xiaomi 13T Proのゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイントです。
Xiaomi 13T Proのゲーム性能はどれほどのものか試してみました。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは56.179
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」をプレイした時の平均FPS(フレームレート)で検証していきます。
ちなみにXiaomi 13T Proのデフォルトグラフィック設定は「中」でした。
まずグラフィック設定「最高/FPS60」で15分ほどプレイした時の結果がこちら。
スメールの砂漠地域を動き回り、エンカウントした敵とはしっかり戦っています。
平均FPSは56.179。戦闘シーンでところどころFPSが下がってしまうところがありますが、実際にプレイしている感じでは殆ど気になりませんでした。
ゲームターボ有効で平均FPSは57.765
Xiaomi 13T Proにはゲームターボ機能も搭載しております。
もしゲームのプレイ中にモタつきやカクつきが気になる場合には「ブースト」を有効にしてみても良いかもしれません。
同じように15分ほどプレイしたところ、平均FPSが57.765まで上昇しました。
内部温度は上昇するものの、フレームレートがさらに安定していることが分かります。
これくらい動いてくれれば、ライトユーザーはもちろん、ヘビーユーザーやガチ勢の人でも満足できるんじゃないでしょうか。
原神(デフォルト設定)の平均FPSは29.182
最後にデフォルト設定でプレイした様子がこちら。
高負荷でもしっかり遊べているので、デフォルト設定ならほぼ30FPS張り付き状態です。
以上の結果から、Xiaomi 13T Proは重いゲームでもしっかり遊べる動作性能であると評価できると思います。
ゲームプレイ(高負荷)時の発熱
重いゲームを遊ぶ時に気になるのがスマホの発熱。
高い負荷がかかるのでどうしてもスマホが熱くなってしまいます。
Xiaomi 13T Proの場合はどれくらい発熱するのか、実際にゲームした時の表面温度を計測してみました。
原神を「60FPS/最高」設定でプレイしている時の温度は約41°。
簡易的な計測なので超正確というわけではないかもしれませんが、発熱はかなり抑えられていると思います。背面は温かくはなりますが持っていられないほどではありません。
SoCがDimensity 9200+であることに加えて、Xiaomi 13T Proに搭載された5,000m㎡の大型ベイパーチャンバーの効果も大きいでしょう。
当然強い負荷をかければ発熱するものの、普通に使っている範囲であれば発熱に悩まされることはないと思います。
ちなみにAnTuTuベンチマークを4回連続で回した時のスコアは以下のとおり。
スマホによってはサーマルスロットリングでスコアがガクンと下がることもありますがXiaomi 13T Proでは、スコアが減少傾向ではあるものの確認できませんでした。
Xiaomi 13T Proのバッテリー性能をレビュー
続いてXiaomi 13T Pro最大の特徴と言っても良い充電速度・バッテリー性能を見ていきましょう。
120W急速充電対応(神ジューデン)
Xiaomi 13T Proは、旧モデルから引き続き驚異の120W急速充電に対応。
しかも嬉しいことに専用充電器・充電ケーブルが付いてきます。
実際に計測したところ115W前後の表示になっていました。凄すぎる・・・。
フル充電までの時間はわずか19分とのこと。実際にバッテリー残量1%からフル充電までの時間を計測してみると22分でした。
公称値には及ばないまでも、笑っちゃうくらいものすごい速度で充電が進んでいきました。
寝落ちして充電を忘れてしまっても、もう焦る必要はありません。
出かける準備をしている間に、充電は終わってますからね。ヤバすぎー!
なお、最大出力は「充電ブースト」を有効にする必要があるようです。
じゃなくても十分早いと思いますけどね笑
ちなみに付属品じゃなくても、急速充電に対応している充電器であれば15W前後での充電にはなるようです。
なお残念ながらワイヤレス充電には対応していないのでご注意ください。
PCMarkバッテリーテストのスコア
Xiaomi 13T Proのバッテリー容量は5,000mAhとビッグボリューム。
ただいくら容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこでPCMarkというベンチマークアプリでバッテリー持ちを検証してみました。
PCMarkは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさは50%固定、リフレッシュレートをデフォルト・60Hzに設定してそれぞれ計測した結果が以下のとおり。
旧モデル12T Proとほぼ同じで、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は12時間31分。
高駆動ディスプレイを搭載したモデルとして素晴らしい結果だと思います。動作性能とバッテリー持ちのバランスがかなり優秀です。
よっぽど長時間ゲームをするなら話は別ですが、ごく普通に使う分には外出先で充電を気にしなければいけないことはないでしょう。
1日~2日くらいなら余裕でもつバッテリー性能だと思います。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
スコアだけではピンと来ない人もいるかもしれないので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
ディスプレイの明るさは自動調節にしての検証です。
まず1時間Amazonミュージックで音楽を聴いた結果、バッテリー消耗は2%。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗2%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は14%でした。
24時間一切触らずに放置でバッテリー消耗は4%。
それぞれの結果をまとめると次のとおり。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 2% | 約50時間 |
動画再生 1時間 | 2% | 約50時間 |
原神 1時間 | 14% | 約7時間 |
24時間放置 | 4% | 約25日間 |
音楽再生や動画視聴などの普段使いではそこまでバッテリー消耗が激しくないですが、やはりゲームは結構減りやすいですね。
旧モデルXiaomi 12T Proと比較すると以下の通り。
使用時間 | 12T Pro | 13T Pro |
音楽再生 1時間 | 2% | 2% |
動画再生 1時間 | 5% | 2% |
原神 1時間 | 未計測 | 14% |
24時間放置 | 14% | 4% |
殆ど結果は変わりませんが、待機中の電力消費が改善されているようです。
Xiaomi 13T Proのバッテリー持ちは優秀と評価できます。
Xiaomi 13T Proのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
Xiaomi 12T Proも2億画素カメラに特徴がありましたが、Xiaomi 13T Proも負けず劣らずモンスター性能。
- 5,000万画素
- 1/1.28イメージセンサー
- 7枚構成レンズ
- 光学式手ブレ補正(OIS)
しっかりフラッグシップ級のメインカメラを搭載しております。
果たしてXiaomi 13T Proのカメラ性能はどれほどなのか?実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてください。
カメラアプリ
カメラアプリは非常にシンプル。写真も動画もサッと取り出してすぐに撮影できます。
毎度おなじみXiaomiカメラって感じですね。
超広角カメラと2倍ズームはワンタップで切替可能。ズームボタン長押しでその他の倍率に指定することができます。
Xiaomiスマホにはマクロカメラが搭載されていることが多いんですけど、13T Proにはないようで見つけることができませんでした。まぁ使わないから良いんですけどね笑
もちろん自分好みに調整しながら撮影できるプロモードもありました。
使いこなせる人ならカメラ性能を技術でさらに高められるので羨ましいです。
なおスクショ音は設定から消すことができますが、シャッター音は消せませんでした。
サウンドを変更することはできるんですけどね。デフォルトが1番静か。
また、使っている人がどれだけいるのか分かりませんが、Xiaomiのスマホは撮影後の編集機能も充実しています。
例えばGoogle Pixelシリーズに搭載されている「消しゴムマジック」のような、不要な物を消してしまう機能や、空を加工して全く雰囲気の違う写真にすることもできちゃいますよ。
お遊び機能ではあるのですがSNS等にアップしたら喜ばれるかもしれませんね。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用に僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能が高い「Pixel 8 Pro」「iPhone 15 Pro」で撮影した写真をあわせて掲載していきます。
日中の明るい場面であれば、どのスマホも綺麗に撮影できますね。
旧モデル12T Proのカメラでは、色合いのバランスが悪いと感じることがあったのですが、Xiaomi 13T Proは見たままに近くナチュラル寄りの仕上がりに。
撮影していて楽しくなっちゃいました。
続いて被写体との距離がもう少し近いシチュエーション。
Xiaomi 13T ProやiPhoneも綺麗ですが、花びらの質感や色の飽和具合を見ると、Pixelのカメラがワンランク上な気がしますね。
続いてHDR性能のチェックのために逆光のシーンでも撮影。
iPhoneはHDR性能がそこまで高くないので、逆光シーンが苦手。
陰影の使い方は様々なので明るければ良いってことはありませんが、Xiaomi 13T Proのほうが全体的に明るく綺麗に撮影できているようです。
最後にメシウマ写真の参考に。
室内で少々暗めの環境ですが、どのスマホも綺麗に撮影できていますね。
僅かにPixelがバランスが良いでしょうか?どうですかね?
今回の検証では使用していませんが、Xiaomi 13T ProにはAIシーン補正機能もあります。
AIシーン補正があると、色がクッキリするような印象です。
普通に撮影して、ちょっと物足りないなーと感じた時に使うといいかもしれませんね。
メインカメラ(夜景モード)
Xiaomi 13T Proには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。
イメージセンサーが大きい影響か、夜景モードにしなくても結構明るく撮影できてしまうのが凄いですね。
撮影完了までの時間も短く、搭載されたOIS(光学式手ぶれ補正)がブレを抑えてくれるので撮影しやすいと思います。
さすがハイエンドモデル。どのスマホも夜間撮影でも美しいですよね。
明るい部分、暗い部分のバランスに優れているのはXiaomi 13T Proじゃないでしょうか?
さらに明暗差のある場面でも撮影してみました。
Xiaomi 13T ProのHDR性能はかなり強力。どんなシチュエーションでも綺麗に撮影できるので素晴らしい。
最後にスマホカメラが苦手そうな意地悪なシーンで。全て2倍ズームで撮影しています。
見事に3つとも「空」が浮かんじゃいました。
この場所でゴーストが発生しないスマホカメラは今のところありません笑
50MP高画素モードの作例
Xiaomi 13T Proのメインカメラは5,000万画素での撮影(高解像度モード)も可能です。
通常撮影では4つの画素を束ねて1,250万画素にすることで感度を上げています。
画素数が多いほうが高精細に撮影できるような気がしますが、果たしてどれほど違うのでしょうか?
通常撮影と高解像度モードで撮り比べをした結果がこちら。
ブログ掲載用にリサイズしちゃってるのもありそうですが、殆ど違いが分かりませんね笑
ただ、高解像度での撮影はトリミングで活かされます。それぞれの写真で同じ部分をトリミングした結果がこちら。
50MPで撮影した方が解像感が残っているのがよく分かります。
例えば、高画素モードで広めに撮影しておいて、後から必要な部分だけを切り出す時なんかに効果的です。
望遠カメラの作例
Xiaomi 13T Proには光学2倍相当の望遠カメラが搭載されております。
スマホの撮影でズームを使うシチュエーションって、被写体にもう少し寄りたい!って時じゃないですか?
このため、高倍率よりも2倍ズームの性能が重要だったりします。
まず2倍ズームで撮影した写真をチェックしていきましょう。
なおiPhone 15 Proには3倍、Pixel 8 Proには5倍の望遠カメラをそれぞれ搭載です。
解像感もしっかり残って非常に綺麗に撮影できました。
通常撮影と同じように色合いや質感はPixel 8 Proに敵わないものの、積極的に使っていきたいですね。
なお、2倍ズームでの撮影は、いつでも望遠カメラを使用するわけではありません。
シーンに応じてメインカメラでのクロップ撮影と、望遠カメラでの撮影が自動で切り替わっています。
メインカメラでの2倍ズームの方がパキッとした質感になっているのが分かります。
なおプロモードを使用すれば、カメラの手動切り替えが可能です。
もちろん2倍ズームだけではなく、デジタルズームと組み合わせることで、最大20倍まで撮影することもできますよ。
さすが望遠カメラを搭載しているだけあって、5倍ズームくらいまでは解像感もあって綺麗だと思います。
光学手ブレ補正(OIS)を搭載しているおかげか、高倍率でもブレが少なめでした。
質感が落ちてノイジーではあるものの、20倍ズームでもそれなりですからね。
ちなみに、Pixel 8 Pro、iPhone 15 Proの望遠性能はこんな感じ。
さすがに望遠性能は、2つのスマホには敵わないようですね笑
特にPixel 8 Proは凄すぎると思います。
夜間撮影でのズームも試してみました。
やっぱりある程度明るさがないと厳しいですね。5倍でもボヤボヤ。
ちなみにPixel 8 Proの20倍ズームだとこのくらい撮れちゃいます。
やっぱりPixelシリーズの望遠性能は高すぎますね。
超広角カメラの作例
Xiaomi 13T Proは1,200万画素の超広角カメラも搭載しております。
風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラです。
一般的に超広角カメラはおまけ程度の性能なことが多いんですが、Xiaomi 13T Proはしっかり撮れていました。
メインカメラに比べると色合いがコッテリしているのが特徴的。ただ、これくらい撮れていれば普通に使えちゃいそうですね。
夜景モードも試してみました。
ある程度の光量がないと解像感が落ちてしまいます。
使えなくはないですが、日中ほど良い感じではないかもしれませんね。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、輪郭が背景に溶け込んでしまうこともありつつ、強めのボケ具合です。
被写体以外の部分をバツっとボケさせる感じですね。
人物以外の被写体にボケモード的に使用することもできました。
ポートレートモードにすると、HDR機能が効かなくなって、空が白飛びしちゃうスマホもありますが、Xiaomi 13T Proは大丈夫そうです。なかなか良い感じに見えます。
なお、ポートレートモードは、デフォルトではクロップされているようで、通常撮影に比べると画角が狭いです。
撮影しにくい場合には、メニューから「全身モード」を選択しましょう。
インカメラの作例
Xiaomi 13T Proインカメラの有効画素数は2,000万画素。
個人的には利用機会がほぼないのですが、これくらい撮影できていれば十分じゃないかなーと思いました。
ビューティーモードもあるので、自撮りする時はモリモリ使っていきましょう。
もちろんインカメラでもポートレート撮影が可能です。
メインカメラ同様に被写体以外をはっきりボケさせてくれますね。
動画撮影の作例
Xiaomi 13T Proで動画撮影もしてみました。
参考にiPhone 15 Proで撮影した動画も収録しています。
日中の明るい場面であれば、かなり綺麗に撮影できていました。
手ぶれ補正もしっかり利いて、iPhone 15 Proと比べても遜色がない状態。
撮影後にパソコンで確認して驚いてしまいました笑
今回は試していませんが8K@24fpsでも撮影できます。
超広角カメラは60fpsで撮影するとなぜか画質落ちて粗くなってしまうので、30fpsで撮影した方が良いでしょう。 4K@30fpsで撮影した映像は良い感じです。
夜間撮影もメインカメラであれば、それなりに明るく綺麗に撮影できます。
Xiaimi 13T Proのカメラ性能は写真撮影・動画撮影ともに優秀だと思います。
Xiaomi 13T Proを実機レビュー
ここからはXiaomi 13T Proの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはAndroid 13ベースのMIUI 14
Xiaomi 13T ProにはAndroidをカスタムしたXiaomi製OS「MIUI 14」がプリインストールされていました。
ベースになるAndroidのバージョンは13です。
Xiaomi 13T Proのアップデート保証は残念ながら公表されていないので分からずですが、Xiaomi HyperOSへのアップデート対象になるか注目しましょう。
ちなみに日本版が対象になるかは分かりませんが、中国Xiaomiの中の人がXで「4世代の Android OS アップグレードと5年間のセキュリティパッチ」が含まれているとも発言しています。
We are proud to announce a significant enhancement to our commitment to providing exceptional software support. Xiaomi 13T and Xiaomi 13T Pro will include 4 generations of Android OS upgrades, as well as 5 years of security patches.
— Daniel Desjarlais (@Daniel_in_HD) September 6, 2023
もし実現されたら超嬉しいですよね。Xiaomi Japanの対応にも期待したいところです。
メーカーによって搭載されているOS・UIが異なり、特色・機能も様々。
僕はXiaomi製スマホを多くレビューしていることもあり、MIUIは使い慣れているので安心感があります。
個人的になんのカスタムも施されていないピュアAndroidよりも好みかもしれません。
起動中のアプリを一括終了するボタンの場所や、ネットワーク設定スイッチへのアクセスがしやすい等、ピュアAndroidにはないユーザーの使い勝手が良くなる工夫が嬉しいポイントです。
メーカーによってOSは様々で、人によって使いやすい・使いにくいがあるとは思いますが、最終的には「慣れ」です。
どんなOSだって長く使っていけば自分が使いやすいようになっていくので神経質になることはありません。
デュアルアプリ・セカンドスペース対応
Xiaomiのスマホでおなじみのデュアルアプリとセカンドスペース機能。
日本国内で発売されるXioamiスマホでは削られてることもありますが、ご安心ください。Xiaomi 13T Proにはしっかり搭載されております。
特に1つのアプリを複製することができるデュアルアプリが便利。例えばLINEを複製すれば、1台のスマホで仕事用とプライベート用のアカウントを使うこともできちゃいます。
Android標準の複数ユーザー機能を見つけることはできませんでしたが、2人までだったらセカンドスペースを活用できますね。
この他、ジェスチャーショートカット、画面分割、フローティングウィンドウなどの便利機能もしっかり標準搭載です。
画面分割とフローティングウィンドウを組み合わせれば、3つのアプリを同時に表示することもできちゃうんですよ。使う人は少ないだろうけど・・・笑
生体認証は指紋認証&顔認証
Xiaomi 13T Proの指紋認証センサーは画面内に搭載。
反応はめちゃくちゃ良好で、軽く触るだけでロック解除できました。
指紋認証中のアニメーションを設定することができますが、ロック解除まで僅かに時間がかかるので使わなくてもいいかも。
なお使う人はあまりいないかもしれませんが、指紋認証センサーを利用して心拍計測することもできました。
顔認証は専用センサーまでは非搭載なのでインカメラを使った簡易的なものです。
こちらも反応は良好で顔が入れば一瞬でロック解除されます。
ホーム画面に留まるか、直接ロック解除するか、好みの方式を選択可能です。
マスクを装着する機会が未だ多いので、指紋認証・顔認証どちらにも対応しているのが望ましいですね。
おサイフケータイ・スマホ用電子証明書・IP68防塵防水対応
Xiaomi 13T ProはおサイフケータイとIP68防塵防水どちらにも対応しています。
旧モデル12T Proは防塵防水がIP53止まりだったので、超嬉しい進化。
FeliCaポートは背面、カメラユニットの上部にあります。
普段使っているSuica・PASMO・iDなどなど、おサイフケータイをそのまま利用可能。反応も良好です。
ちなみに、使っている人がどれだけいるか分かりませんが、マイナポータルでのマイナンバーカードの読み込みも問題なくできましたよ。
そして、Xiaomi 13T Proはマイナンバーカードを持ち歩かずに各種サービスを利用できる「スマホ用電子証明書」にも対応しています。
マイナポータル>>スマホ用電子証明書に対応しているスマートフォンを教えてください
防水性能もIP68防塵防水に対応。
継続的な水没にも耐えられるほど強力な防水性能になります。
なお、念のためにお知らせしておきますが、あくまでも防水性能です。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いなんですよ?
公式サイトにも以下の通り注意書きがありました。
免責事項:
*本デバイスは、IEC 60529:1989+A1:1999+A2:2013に基づく分類IP68保護等級により、特定の実験室条件が存在する場合に飛沫、水、ほこりに対する耐性があることが試験で確認されています。
防水機能試験は、淡水の静水中で、深さ最大1.5m、最長30分間、水と製品との温度差5K以下での浸漬という条件で行われました。こうした防水機能は、実験室環境で試験された特定の条件でのみ成立し、一般消費者による通常の使用条件には対応していません。そのため、製品が試験条件を超えた環境にさらされた場合、保護等級は保証されません。
ご自身では試さないことをお勧めします。ビーチやプールでの使用はお勧めできません。保護等級は、日常的な摩耗や損傷、物理的損傷や修理の際に必要な分解により低下する可能性があります。
湿度の高い所では、製品の充電、物理的なボタンの操作、SIMトレイの取り外しを行わないでください。
その他の安全に関する説明については、ユーザーマニュアルをご参照ください。
本保証は、IP68試験条件を超える環境で発生する液体による損傷には適用されません。引用:公式サイト
お風呂中に使っていて直ちに壊れることはないと思いますが、湯船に落としてしまったら最悪破損する可能性があるので注意しましょう。
また水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電しましょう。濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
デュアルスピーカーでステレオサウンド
Xiaomi 13T Proには上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しむことが可能です。
肝心の音質は中高音域が中心のクリアなサウンド。
まぁスマホで音楽を聞いたり、動画を見るくらいであれば十分でしょう。個人的に低音がもっと効いてて欲しかったけど。
下部スピーカーの方がやや音が大きい気がしますが、Dolby Atmosに対応しているので臨場感や音の広がりはかなり優秀だと思います。
シーンに合わせたプリセットのほか、イコライザーも搭載されているので自分好みの音質に調整することも可能です。
美しい有機ELディスプレイ・Widevine L1で高画質動画が楽しめるうえに、デュアルスピーカー。Xiaomi 13T Proは音楽鑑賞・動画視聴などのエンタメを超満喫できますよ。
BluetoothコーデックはLDAC対応・aptX Adaptive非対応
Xiaomi 13T Proにはイヤホンジャックがないので、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:○
残念ながらaptX Adaptiveには非対応ですが、LHDCに対応しているのはとっても貴重です。
LDACやLHDCに対応していることで無線でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。
ただしAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
どちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいのは事実。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
4キャリアに対応したBand構成
Xiaomi 13T Pro(SIMフリー版)は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26(Band 18を内包)○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですよね。
また、少しずつ普及してきた5G通信(Sub-6)にも対応していますが、ドコモの「n79」には非対応なのでご注意ください。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
スマホライトユーザーは特にそうですよね?一度購入したら長く使う人が大半です。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもXiaomi 13T Proなら対応可能です。
なおこちらの記事で楽天モバイルで使えるのか、実際にSIMカードを装着して検証していますので本記事と併せて御覧ください。
eSIMに対応している
Xiaomi 13T ProはeSIMにも対応しています。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応してくれているのは1つメリットになります。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応してくれているのはメリット。
何より2回線同時待受に対応しているのが嬉しいポイントです。
Xiaomi 13T Proのスペック・仕様
Xiaomi 13T Pro(オープンマーケットモデル/SIMフリーモデル)のスペックは以下のとおりです。
参考に旧モデルXiaomi 12T Proのスペックも並べて掲載するので気になるポイントを比較してチェックしてください。
モデル | Xiaomi 13T Pro SIMフリー版 | Xiaomi 12T Pro SIMフリー版 |
価格 | 109,800円 | 109,800円 |
カラー | ブラック メドウグリーン アルパインブルー | ブルー ブラック |
サイズ | 長さ:約162mm 幅:約76mm 厚さ:約8.6/8.5mm | 長さ:約163mm 幅:約76mm 厚さ:約8.8mm |
重さ | 約200/206g | 約205g |
ディスプレイ | 6.7インチ AMOLED 2,712 × 1,220 446ppi 色彩階調 680億色 DCI-P3 最大輝度 1,200nit ピーク輝度 2,600nit | 6.7インチ CrystalRes AMOLED 2,712 × 1,220 446ppi コントラスト比 500万:1 色彩階調 687億色以上 DCI-P3 最大輝度 900nit |
リフレッシュレート | 最大144Hz | 最大120Hz |
タッチサンプリングレート | 最大480Hz | 最大480Hz |
OS | MIUI 14 Based on Android 13 | MIUI 13 Based on Android 12 |
SoC | MediaTek Dimensity 9200+ | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
RAM | 12GB LPDDR5 | 8GB LPDDR5 |
ROM | 256GB UFS 4.0 | 128GB/256GB UFS 3.1 |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 焦点距離 24mm f/1.9 IMX707 センサーサイズ 1/1.28 OIS | 2億画素 f/1.69 センサーサイズ 1/1.22 OIS |
リアカメラ(望遠) | 5,000万画素 焦点距離 50mm f/1.9 OV50D センサーサイズ 1/2.88 | ー |
リアカメラ(超広角) | 1,200万画素 焦点距離 15mm f/2.2 センサーサイズ 1/3.06 | 800万画素 120° FOV f/2.2 |
リアカメラ(マクロ) | ー | 200万画素 f/2.4 |
インカメラ | 2,000万画素 f/2.2 | 2,000万画素 f/2.24 |
ビデオ(リアカメラ) | 8K,4K@24fps 4K,1080P@60fps 4K,1080P,720P@30fps | 8K@24fps 4K,1080P@60fps 4K,1080P,720P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P,720P@30fps | 1080P@60fps 1080P,720P@30fps |
バッテリー | 5,000mAh 120W急速充電 | 5,000mAh 120W急速充電 |
ポート | USB Type-C | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待受 | 可 | 可 |
対応Band | 5G:n3/28/41/77/78 4G FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28 4G TDD:B38/39/40/41/42 3G:B1/2/4/5/6/8/19 2G:850/900/1800/1900MHz | 5G:NSA + SAをサポート 5G:n1/n3/n28/n41/n77/n78 4G FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/28 4G:4G TDD:B38/39/40/41/42 3G:B1/2/4/5/6/8/19 2G:850/900/1800/1900MHz 4×4 MIMOをサポート |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 Wi-Fi 6E | Wi-Fi 4 Wi-Fi 5 Wi-Fi 6 802.11a/b/g 2.4 GHz/5 GHz Wi-Fiをサポート |
Bluetooth | Ver5.4 | Ver5.2 |
位置情報 | GPS GLONASS BeiDou Galileo NavIC | GPS GLONASS BeiDou Galileo NavIC |
イヤホンジャック | なし | なし |
スピーカー | デュアル Dolby Atmos | デュアル Dolby Atmos |
FMラジオ | なし | なし |
防塵防水 | IP68 | IPX53 |
NFC | あり | あり |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
公式サイト>>仕様
まとめ:Xiaomi 13T Proのメリット・デメリット・評価
Xiaomi 13T Proを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
Xiaomi 13T Proを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・抑えられた価格 ・デザインの高級感 ・最高の動作性能 ・ゲーム性能も高い ・144Hz対応 ・120W急速充電 ・綺麗に撮れるカメラ ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 ・指紋認証&顔認証 ・付属品パーフェクト | ・サイズが大きい ・ワイヤレス充電なし ・イヤホンジャックなし ・microSD使えない |
評価
総合評価:(5点/5点満点)
デザイン | ★★★★☆ |
サイズ感 | ★★★☆☆ |
ディスプレイ | ★★★★★ |
動作性能 | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★★ |
バッテリー性能 | ★★★★☆ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★★ |
改めて本記事を作成しながら振り返ってみると、欠点らしい欠点が少なく完成度の高いスマホだなーと感じています。
おサイフケータイ・IP68防塵防水もしっかり搭載されてますからね。
高性能なことに加えて、毎日の使いやすさも兼ね備えた、おすすめできる1台。
Xiaomiファンはもちろん、これまでXiaomiのスマホを使ったことがない人でも満足できること間違いなしです。
それでいて旧モデルから価格は据え置きなので、ある意味コスパも高いと言えるでしょう。
SoftBankやIIJmioならグググッと安く購入することもできちゃいますよ。
Xiaomi 13T ProがIIJmioで6万円台に突入!
キャリア版のレンタル購入ではなく、最終的に自分のものにしたい人は格安SIMでの一括購入などがおすすめです。
IIJmioでの販売価格
Xiaomi 13T ProはSoftBank版の他にSIMフリー版(オープンマーケットモデル)もあるので、公式サイトやAmazonなどでも購入できます。
ただ、できるだけ安く買いたい場合には、格安SIMで音声通話SIMとのセット購入がおすすめです。
現在Xiaomi 13T Proを取り扱っている主な格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
格安SIM | 通常価格 | 最安価格 |
公式サイト | 109,800円 | 109,800円 |
mineo | 101,376円 | 74,976円 |
IIjmio | 98,820円 | 69,800円 |
8月に入って価格が刷新!
最新ハイエンドモデルが6万円台で購入できるのは超お得ですよ。
IIJmio>>Xaiomi 13T Pro
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 | データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・4GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、2022年6月1日からはデータシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
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