総合評価:(4.5点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
SHARGE Flow Mini 2をご提供いただきました。
2025年4月に発売されたSHARGE製のモバイルバッテリーです。
SHARGE(シャージ)は、2020年に中国・深圳で設立された、モバイルバッテリーを中心とするガジェットブランド。独自の透明スケルトンデザインと高い急速充電技術を武器に、現在は世界100か国以上で展開。デザイン性と性能を兼ね備えた製品は、ガジェット好きや性能重視のユーザーから支持を集めています。
多くの人が毎日持ち歩くモバイルバッテリーですが、どれも似たり寄ったりで本当に満足できる一台はなかなか見つからないもの。
- サイズが大きすぎる
- ケーブルも必要になる
- 見た目がダサい
などなど、製品自体は数あれど、「もっと手軽にスマートに使いたい」と感じている人は多いと思います。
そんなあなたにおすすめなのが、SHARGE Flow Mini 2。
スケルトンボディがガジェット好きをくすぐり、スマホに直挿しできるからケーブル忘れも気にならないと、まさに「欲しかった、ちょうどいい」が全部詰まったモバイルバッテリーです。
本記事でSHARGE Flow Mini 2を実際に使ってみた様子を詳しくレビューするので、購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
---|---|
コンパクトで軽量、ポケットに収まる持ち運び性 | バッテリー容量5,000mAhでスマホの満充電は約1回分 |
USB-CとLightningのスワップコネクタ対応、機種を選ばない互換性 | 2台同時充電時は合計出力が15Wに制限され、急速充電効果が低下 |
ケーブル内蔵で外出時にケーブル不要 | コネクタの着脱がやや固く、慎重な取り扱いが必要 |
最大22.5Wの急速充電に対応、短時間で充電可能 | タブレットやノートPCなど大容量デバイスの充電には不向き |
パススルー充電対応で本体とデバイスの同時給電が可能 | 価格が他製品と比べてやや高め |
PSE認証取得で安全性も安心 | 内蔵ケーブルが短く、充電用のUSB Type-Cポートが欲しいという声もある |
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SHARGE Flow Mini 2のデザイン・サイズ感
まずはSHARGE Flow Mini 2の特徴の1つでもある外観、それと持ち運ぶうえで重要なサイズをチェックしていきましょう。
とにかくSHARGE Flow Mini 2は「イケメン」です笑
デザイン
SHARGE Flow Mini 2カラーバリエーションは以下の2色。
- シルバー
- ブラック
中身が透けてるようなスケルトンデザイン(厳密に言えば中身が見えてるわけではないけど・・・。)で、どっちの色もかっこいいです。
どっちにしようか迷っちゃうなーっていう人は、例えば持ってるスマホの色と合わせてみると良いかもしれませんね。
メタリックな本体が透明の樹脂ケースで覆われているような感じですね。
本体正面には物理ボタンとLEDライトを搭載。ボタンの色は本体カラーに合わせて異なりますよ。
LEDライトは以下の通りバッテリー残量を簡易的にお知らせしてくれます。
バッテリー残量 | 通常時 | 充電時 |
充電が必要 | 全部消灯 | − |
0〜25% | 1つ点灯 | 1つ点滅 |
25〜50% | 2つ点灯 | 2つ目点滅 |
50〜75% | 3つ点灯 | 3つ目点滅 |
75〜100% | 4つ点灯 | 4つ目点滅 |
充電完了 | 4つ点灯 | 4つ点灯 |
充電異常 | − | 4つ点滅 |
本体上部にはUSB Type-Cのコネクタを搭載。
使用時はこんな感じでキャップを開けます。
このUSB Type-CコネクタはLightningコネクタに交換することも可能です。特徴的な便利ポイントです!
側面にはもう1つ、USB Type-Cケーブルが内蔵されてますよ。これを使えば2台同時充電もできちゃいます。
USB Type-Cコネクタを本体に差し込むように収納。
かなりしっかりハマるので、ストラップとして使っても外れることはありません。
裏面には各種仕様を表示。
PSEマークはここにありました。安心・安全。
PSEマークは、日本の「電気用品安全法」に基づき、電気製品が安全基準を満たしていることを示す表示です。モバイルバッテリーを含む対象製品は、このマークがないと国内で製造・輸入・販売することができません。消費者が安心して使える製品選びの目印となります。
サイズ感
SHARGE Flow Mini 2のサイズは79.4×25.8×33.5mm(ケーブルの長さ除く)
手のひらにスッポリ収まる超コンパクトなサイズ感。公式サイトではリップスティックやフィルムケースと同じくらいのサイズと表現されていますが、間違ってませんね。
重さも実測で102gと軽量。
これならスマホと一緒に毎日持ち歩いても全く苦になりませんね。
SHARGE Flow Mini 2を実機レビュー|充電性能と使い勝手を検証
ここからはSHARGE Flow Mini 2を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
スマホ直挿し対応のスワップコネクタ
SHARGE Flow Mini 2の最大の特徴の一つが、「直挿し可能なスワップコネクタ」です。
充電ケーブルを持ち歩く必要がなく、本体にUSB Type-CやLightningのコネクタを差し替えて使える仕組みです。
iPhoneユーザーはLightning端子を、AndroidユーザーはUSB Type-C端子を簡単に交換できるため、複数のスマホを持っている人や家族で共有する際にも非常に便利です。
コネクタの交換も簡単で、グッと力を入れて引っ張れば取り外すことができますよ。
Lightningコネクタなんて今さら使うのか?なんて思ってたんですけど、個人的にめちゃくちゃ使います。なぜなら、AirPods Pro 2がLightningコネクタだから・・・。
とは言え、これまでのモバイルバッテリーのようにケーブルを複数持ち運ぶことなく、絡まるストレスも軽減。カバンの中で充電器がかさばる心配もありません。
直挿し充電により、急なバッテリー切れでもすぐにサッとスマホに接続できる手軽さは、日常使いにおける使い勝手を大幅に向上させています。
ちなみに直挿ししても簡単に外れることはないので、よっぽど激しく振り回したりしない限りは充電しながらスマホを使うことも可能です。
自立しないのでスタンド的に使うのは難しいですね。立てることができても角度がつかないので見にくいです。
また、USB Type-Cコネクタまで3.7mmの高さが確保されているので、ある程度の厚みがあるケースを装着しながらでも充電できます。優秀すぎ!
ケーブル内蔵&2台同時充電に対応
さらに、SHARGE Flow Mini 2は、本体にUSB Type-Cケーブルを内蔵しているため、スワップコネクタと合わせて2台同時充電が可能です。
スマホを直挿ししながら、もう一方のケーブルでワイヤレスイヤホンやモバイルルーターを充電。そんな使い方がこれ1台でできます。
僕の場合は、こうなりますね。AirPods ProがLightningだからね・・・。
別途ケーブルを持ち歩く必要なく2台同時充電できるのはめちゃくちゃ強い。
これもSHARGE Flow Mini 2の大きな魅力で、実用性が高い設計と言えます。
持ち歩きにちょうどいい5,000mAh容量
SHARGE Flow Mini 2は、5,000mAhと普段使いにちょうどいい容量。主要デバイスで換算すると、フル充電可能な目安は以下の通りです。
- iPhone 15:約1回
- iPhone 15 Pro:約0.9回
- Google Pixel 8:約1回
- Google Pixel 8 Pro:約0.8回
- Galaxy S23:約0.9回
- AirPods Pro(充電ケース込み):5〜6回
(ちびめがね調べ概算)
大容量モデルのように何日も使えるくらい充電できるわけではありませんが、通勤・通学など日常使いには十分です。
ちなみにSHARGE Flow Mini 2は飛行機に持ち込んでもOK。機内持ち込み可能なモバイルバッテリーは概ね160Wh以下と定められていることが多いようです。
ワット時定格量(Wh)の記載がないモバイルバッテリーが多く流通しております。
リチウムイオン電池が内蔵されたモバイルバッテリーは、ワット時定格量(Wh)が160Wh以下の場合には、機内持ち込みが可能です。引用:ANA公式サイト
SHARGE Flow Mini 2は約18.5Whなので国内線・国際線ともに持ち込んでも問題ないと思います。
最大22.5Wの急速充電に対応
SHARGE Flow Mini 2は最大22.5Wの急速充電に対応しております。
例えばiPhoneの場合、約30分でバッテリー容量の約50%まで充電可能。実際に試してみたところ、30分で40%、75分で80%まで充電できちゃいました。
- 3%(14:45)
- 42%(15:15)
- 80%(16:00)
ほぼほぼスペック通りの充電速度と考えていいですね。
Androidスマホでは22.5Wの出力によって安定したスピード充電が可能。こちらも実際に試したところ、iPhone同様に30分で40%充電できていました。
- 16%(14:45)
- 46%(15:15)
さらにさらに。Lightningコネクタでも検証。やっぱり同じように30分で40%ほど充電できていました。素晴らしい。
- 1%(17:50)
- 42%(18:20)
急速充電対応ながら本体やスマホの発熱も比較的抑えられており、安心して使用可能。
通勤・通学や外出時のちょっとした充電待ち時間を短縮できる利便性が大きな魅力です。
なお、2台同時充電時の合計出力は最大15W程度に制限されます。
このため、スマホ2台同時のフルスピード充電には向きませんが、スマホ1台と小型デバイス1台を充電する使い方には十分対応しています。
本体充電も最大18W対応で時短
Flow Mini 2は、本体の充電も最大18Wに対応しており、旧モデルの5V/2A充電より急速になっています。
ただ実際に試してみたところ、フル充電まで約2時間15分かかりました。
従来よりも時間短縮にはなっているものの、めちゃくちゃ早い!ってわけではないのでご注意くださいませ。
また、コネクタ・内蔵ケーブルどちらからも本体充電できますが、若干クセがあります。
壁に備え付けのコンセントの場合にはUSB Type-C充電器に直挿しですね。
ただ、内蔵ケーブルを使って同じように充電しようとすると、プラーンとぶら下がってしまうと思います。
このため、内蔵ケーブルを使って本体充電する場合には、床に転がした充電器に接続する必要があると思います。
コネクタを外して充電する方法もありますが、ケーブルの形状が合わない場合もあるので注意が必要です。
パススルー充電対応で同時給電可能
Flow Mini 2はパススルー充電に対応しており、本体を充電しながらスマホやイヤホンなどのデバイスに給電できます。
例えば、夜間にコンセントでFlow Mini 2を充電しつつ、スマホも同時に接続しておけば、朝にはどちらもフル充電の状態に。
「本体を充電している間はデバイスが使えない」というストレスがなくなるのが大きなメリット。外出先やデスク周りで「モバイルバッテリーの充電切れ」と「スマホのバッテリー切れ」という二重の不安を解消できます。
なお、パススルー充電時には出力が下がるため、充電時間は長くなるのでご注意ください。
まとめ:SHARGE Flow Mini 2のメリット・デメリット・評価
SHARGE Flow Mini 2を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
SHARGE Flow Mini 2を買うべきメリットと、購入前に確認したい注意点を以下にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
コンパクトで軽量、ポケットに収まる持ち運び性 | バッテリー容量5,000mAhでスマホの満充電は約1回分 |
USB-CとLightningのスワップコネクタ対応、機種を選ばない互換性 | 2台同時充電時は合計出力が15Wに制限され、急速充電効果が低下 |
ケーブル内蔵で外出時にケーブル不要 | コネクタの着脱がやや固く、慎重な取り扱いが必要 |
最大22.5Wの急速充電に対応、短時間で充電可能 | タブレットやノートPCなど大容量デバイスの充電には不向き |
パススルー充電対応で本体とデバイスの同時給電が可能 | 価格が他製品と比べてやや高め |
PSE認証取得で安全性も安心 | 内蔵ケーブルが短く、充電用のUSB Type-Cポートが欲しいという声もある |
SHARGE Flow Mini 2はコンパクトで持ち運びやすく、USB-C・Lightningのスワップコネクタで幅広い機種に対応。内蔵ケーブルと最大22.5Wの急速充電、パススルー充電により利便性も高く、PSE認証取得で安全性も安心です。
一方、容量は5,000mAhでスマホ1回分の充電が目安。2台同時充電時は出力が15Wに制限され、内蔵ケーブルが短い点や価格の高さも注意点です。
評価
総合評価:(4.5点/5点満点)
SHARGE Flow Mini 2は、コンパクトさと使い勝手の良さを追求したモバイルバッテリーです。
スワップ式のUSB Type-CとLightningコネクタにより、多機種対応とケーブルレス充電を可能に。内蔵ケーブルや2台同時充電機能も、日常のあらゆるシーンでの利便性を高めています。
急速充電やパススルー充電機能も備え、充電効率を落とさずストレスなく利用可能です。
一方で、バッテリー容量は5,000mAhと控えめで、同容量帯の他社製品と比べるとやや価格が高い点は注意が必要です。長時間の外出や大容量デバイスの充電には向きません。
総じて、サイズ感と機能性のバランスが優れており、日常のサブバッテリーやちょっとした外出用として魅力的な1台です。