2021年8月27日に楽天モバイルからXperia 10 Ⅲ Liteが発売されました。
既にdocomo・au・ワイモバイルから発売されていたXperia 10 Ⅲの廉価版で、楽天モバイル・格安SIMで販売されるモデルになります。
廉価版と言ってもスペックは殆ど変わらず違いは以下の3つくらいです。
Xperia 10 Ⅲ | Xperia 10 Ⅲ Lite | |
ストレージ容量 | 128GB | 64GB |
FMラジオ | 搭載 | 非搭載 |
eSIM | 非対応 | 対応 |
ストレージ容量が少なくなってしまったのは寂しいものの、eSIMに対応している点は嬉しいポイント。
価格はXperia 10 Ⅲより少し安くなっており、楽天モバイルでの販売価格は36,790円(税込)となっております。
僕は旧モデルのXperia 10 Ⅱを実際に使っているのですが、動作性能はハイスペックモデルに太刀打ちできないものの、音楽プレイヤーとしての性能が最高レベルなので超お気に入り!
扱いやすいサイズ感と日本メーカーである安心感が他社製のスマホとは異なります。
本記事では楽天モバイルから発売されたXperia 10 Ⅲの特長を紹介しながら、買うべきなのかどうか検討していきたいと思います。
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Xperia 10 Ⅲ Liteのスペック/10 Ⅱとの比較
Xperia 10 Ⅲ Liteは2021年8月27日に楽天モバイルから発売されたおサイフケータイ・防水性能を搭載したSIMフリースマホ。
SONYが複数展開されているシリーズの中で、ライトユーザー向けの10シリーズになります。
まずは主要スペックを前作Xperia 10 Ⅱと比較しながら、パワーアップした項目を見ていきましょう。
Xperia 10 Ⅱ | Xperia 10 Ⅲ Lite | |
サイズ | 約157mm × 69mm × 8.2mm | 約154mm × 68mm × 8.3mm |
重さ | 約151g | 約169g |
ディスプレイ | 6.0インチ 有機EL FHD+(2520×1080) アスペクト比 21:9 | 6.0インチ 有機EL FHD+(2520×1080) アスペクト比 21:9 |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
OS | Android 10 Andorid 11にアップグレード可 | Android 11 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 665 | Qualcomm Snapdragon 690 5G |
RAM | 4GB | 6GB |
ROM | 64GB | 64GB |
外部ストレージ | 対応 最大1TB | 対応 最大1TB |
リアカメラ(メイン) | 1200万画素 f/2.0 26mm | 1200万画素 f/2.2 27mm |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 f/2.2 16mm | 800万画素 f/2.2 16mm |
リアカメラ(望遠) | 800万画素 ƒ/2.4 52mm | 800万画素 ƒ/2.4 54mm |
インカメラ | 800万画素 ƒ/2 | 800万画素 ƒ/2 |
バッテリー | 3,600mAh | 4,500mAh |
ポート | USB Type-C | USB Type-C |
生体認証 | 指紋認証(電源ボタン) | 指紋認証(電源ボタン) |
対応SIM | 物理SIM×2 | 物理SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band (赤字が重要Band) | 【2G】850MHz/900MHz/1.8GHz/1.9GHz 【3G】Band 1, 4, 5, 6, 8, 19 【4G】Band 1, 3, 4, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 28, 38, 39, 41 | 【2G】850MHz/900MHz/1.8GHz/1.9GHz 【3G】B1, 4 【4G】1,3,4,12,18,19, 38, 41 【5G】n77,n78 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ | 802.11a/b/g/n/ac/ |
Bluetooth | Ver5.0 | Ver5.1 |
イヤホンジャック | あり | あり |
スピーカー | モノラル | モノラル |
FMラジオ | あり | なし |
防塵防滴 | IP65 IP68 | IP65 IP68 |
NFC | あり | あり |
FeliCa(おサイフケータイ) | 対応 | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
ほぼ10 Ⅱと同じような構成ですが、SoC(CPU)と内蔵メモリの強化が大きなポイント。
また、バッテリー容量も増えているのでより長時間の使用が可能となっております。
ただ、その分少しだけ重たくなっていますが、6インチのディスプレイを搭載していることを考えれば軽量です。
楽天モバイル Xperia 10 Ⅲ Liteの特長・メリット
Xperia 10 Ⅲ Liteを買うべきメリットは次のとおり。
- 普段使いに十分な動作性能
- LDAC対応でワイヤレスでもハイレゾ
- HDR対応のディスプレイ
- 大容量バッテリー
- 防水・おサイフケータイ対応
1つずつ見ていきましょう。
コンパクトで扱いやすいサイズ感
Xperia 10 Ⅲ Liteは縦に長くて横幅が狭い、シュッとしたサイズ感が魅力的。
しかも重さも169gと超軽量です。
ほぼ同じサイズ感のXperia 10 Ⅱを実際に使っていて、非常に扱いやすくて気に入っています。
縦に長い分、ディスプレイ全面に指を届かせるのは厳しいですが、文字入力くらいなら片手でも簡単にできちゃいました。
Xperiaシリーズのサイズ感は一度使ったらハマってしまうこと間違いなし。
僕自身、これまで使ったスマホの中で最も使いやすいと感じています。
普段使いに十分な動作性能
Xperia 10 Ⅲ Liteに搭載されているSoCはQualcomme製のSnapdragon 690 5G。
600番台のSnapdragonで初めて5G通信に対応したモデルになります。
エントリーモデル向けの600番台だからといって性能が低いことなんてありません。
実際に僕はSnapdragon 690 5Gを搭載したOneplus Nord N10 5Gを以前にレビューしましたが、普段使いでストレスを感じるようなシチュエーションはないのでご安心ください。
スマホの基本性能を数値化できるベンチマークテスト(AnTuTu)でのスコアも30万点に迫っていたので、十分な動作性能であることが分かると思います。
重たいゲームをキビキビ美しいグラフィックで遊びたい!という人にはおすすめできませんが、SNS・ネットサーフィン・軽いゲームをやるくらいであれば十分です。
また内蔵メモリも4GBから6GBにパワーアップしているので、複数のアプリを同時に動かしてもモタつきを感じにくいと思います。
LDAC対応でワイヤレスでもハイレゾ
僕が旧モデルXperia 10 Ⅱを使っていて最も良いと感じるポイントはLDACに対応していること。
LDACに対応しているスマホ自体は多くあるのでそれほど珍しいことではないのですが、Xperia 10 Ⅱは24bit / 192kHzに対応しているのでBluetooth接続であっても正真正銘のハイレゾ再生になるわけです。
このため人気にSONY製ワイヤレスイヤホンWF-1000XM4と相性も抜群。
どんな時でも最高音質で音楽を楽しめます。
もちろんXperia 10 Ⅲも有線・無線ともにハイレゾ対応。
本体スピーカーがモノラルなところは残念ですが、3.5mmイヤホンジャックも搭載されているので困ることはないでしょう。
また本体ストレージ容量は64GBと少ないですが、最大1TBまでのSDカードを搭載できるので高音質の音楽ファイルを持ち歩けます。
音楽好きの人に特におすすめしたいのがXperia 10 Ⅲ Liteです。
HDR対応のディスプレイ
Xperia 10 Ⅱも10 Ⅲと同じように6インチの有機ELディスプレイを搭載しているので、どんなシチュエーションでも綺麗に表示できました。
ただ1点寂しかった点として動画視聴でHDRに非対応だったところ。
スマホで動画を見るならそこまで画質にこだわる必要もないのですが、音質が最高なだけに残念なポイントでした。
しかし、Xperia 10 ⅢなHDRに対応しているので動画視聴も快適に。
21:9のシネマサイズディスプレイが活かされる仕様になっております。
映像も音声もXperia 10 Ⅲは最高のクオリティで楽しむことできるので、エンタメ好きな人にピッタリのスマホと言っていいでしょう。
4,500mAh大容量バッテリー
Xperia 10 Ⅱに搭載されているバッテリー容量は3,600mAhだったので、途中で充電しなくても丸1日過ごせていました。
バッテリー性能を数値化できるPCMarkベンチマークスコアでも、100%から20%まで消耗する時間は13時間10分とかなり長持ちでした、
Xperia 10 Ⅲではさらにバッテリー容量が増えて4,500mAh。
もちろんSoCの性能が向上しているので、その分消費も激しくはなりますが、バッテリー不足に陥ることはまずないでしょう。
防水・おサイフケータイ対応
日本人に特に人気の「防水」「おサイフケータイ」に対応しているのもXperia 10 Ⅲ Liteの特長です。
どちらにも対応しているスマホはそれほど多くはありません。
しかもエントリーモデルのスマホで両方の機能に対応しているところも非常に珍しいと思います。
お風呂の中でも音楽・動画視聴を楽しめるのはもちろん、出かける時はXperia 10 Liteを持ってさえいれば支払いに困ることもなし。
Xperia 10 Ⅲ Liteが1日中あなたをサポートしてくれますよ!
楽天モバイルへのMNPならXperia 10 Ⅲ Liteが実質17,790円
Xperia 10 Ⅲ Liteの販売価格は36,790円(税込み)。
ちょっとお高めな価格設定なので気軽には購入できません。
ただ、楽天モバイルで開催しているキャンペーンを適用すれば、実質17,790円で購入することが可能になります。
2万円台で購入する条件は以下の2つ。
- 初めて楽天モバイルに加入
- 加入と同時に端末を購入
値引き&楽天ポイントが還元されるキャンペーンの対象となります。
Xperia 10 Ⅲ Liteの価格 | 36,790円 |
新規加入キャンペーン | 3,000ポイント還元 |
端末購入キャンペーン | 16,000円値引き |
実質価格 | 17,790円 |
できるだけ安くXperia 10 Ⅲ Liteを購入したい人は、楽天モバイルで開催されているキャンペーンをお見逃しなく!
楽天モバイルの特徴・メリットを解説
楽天モバイルが提供しているキャリアサービスRakuten UN-LIMITの特徴・メリットを確認していきましょう。
- 楽天回線はデータ使い放題
- エリア外でも5GBまで速度制限なし
- 速度制限になっても1Mbps
- 5G回線が無料で使える
- 契約事務手数料等が無料
- 通話料・SMS利用料が無料
- 他社(MNO)よりお得
楽天回線はデータ使い放題
他社(MNO)の大容量プランでは、速度制限なく使えるデータ通信量(ギガ)が多いので気にする必要がほとんどありません。
それはRakuten UN-LIMITでも同様。楽天回線提供エリアではデータ使い放題です。
いくらギガを消費しても、通信速度に制限がかかることがないので安心。
しかも月額基本料も最大3,278円。
100GB使っても、200GB使っても月額基本料が高くなってしまうことはありません。
エリア外でも5GBまで速度制限なし
データ使い放題なのは楽天回線提供エリアのみ。
少しずつ広がってきたとは言え、残念ながら楽天回線提供エリアは限定されています。
公式サイト>>楽天回線エリア
楽天回線エリア外では使えないのかと言うと、そうではなく、パートナー回線(au回線・プラチナバンド)を利用することになります。
ただし、高速データ通信が利用できるのは5GB/月まで。超過後は速度制限にかかってしまいます。
速度制限になっても1Mbps
パートナー回線でデータ通信量(ギガ)を5GB消費すると通信速度に制限がかかります。
しかし、Rakuten UN-LIMITでは速度制限後でも1Mbpsで利用可能です。
通常、速度制限になると低速すぎて使い物になりませんが、1Mbpsの速さであれば動画閲覧などには厳しいものの、SNSやネットサーフィンくらいであればそこそこ快適に利用できるのでご安心ください。
5G回線が無料で使える
楽天モバイルは5G回線を標準搭載しているので、5G対応端末さえ使えば追加料金を支払うことなく5G回線を利用できます。
楽天モバイルに限らず、どのキャリアでも5G回線エリアが狭い状況なので実用的ではありませんが使えるに越したことはありません。
なお5G回線対応エリアは公式サイトの地図上で確認できます。
公式サイト>>楽天回線エリア(5G)
黄色のエリアが5G回線に対応しているところです。サービス開始直後よりは少しずつ増えています。4G・LTE回線を含めて今後のエリア拡大に期待しましょう。
契約事務手数料等が無料
楽天モバイルは契約事務手数料・MNP転出手数料が無料です。
携帯会社の乗り換えにかかる事務手数料って結構ばかになりません・・・。
この点楽天モバイルなら、加入する時も、他社へ転出する時も手数料がかからないので、気軽に試せるメリットがあります。
3ヶ月無料期間だけ使ってみようかな?
そんな風に考えている人にとっては嬉しいポイントですよ。
通話料・SMS利用料が無料
Rakuten UN-LIMITの加入者は、専用アプリ「Rakuten Link」を使えば通話料・SMS利用料も無料になります。
Rakuten Link
Rakuten,Inc.無料posted withアプリーチ
LINEで通話する人も多いですが、固定電話への通話料も無料になるので重宝します。
ただし、iPhoneで楽天モバイルを使う人は要注意!
2021年6月15日以降、iOS版のRakuten Linkの仕様が順次変更されていきます。
変更内容は「改悪」と言われても仕方のない内容に・・・。
- Rakuten Link以外の固定電話や通話アプリからの着信は、iOS標準アプリで着信する
- Rakuten Link以外からのSMS送受信は、iOS標準アプリで送受信する
こちらの記事で、変更内容について詳しく紹介しているので御覧ください。
他社(MNO)よりもお得に使える!
現在、楽天モバイル以外のMNOでも格安料金プランがあります。
キャリア / プラン名 | 月額基本料(税込) | 備考 |
docomo / ahamo | 2,970円 | 月20GB 5分間無料通話付 |
Sofbank / LINEMO | 2,728円 | 月20GB 無料通話はオプション |
au / povo | 2,728円 | 30日間/20GB 無料通話はオプション |
楽天モバイル / UN-LIMIT | 最大3,278円 | ギガ無制限 通話料無料 |
どこの通信会社でも月20GBを2,728円から利用できるので、これまで大手キャリアが提供してきた料金プランよりもずっと安く利用できます。
ただ、それでもやっぱり楽天モバイルの方がお得。
月額3,278円で使えるデータ通信量(ギガ)は無制限で、Rakuten Linkアプリを使えば通話料も時間に関係なく無料になります。
このように楽天モバイルを利用するメリットは多いです。
Rakuten UN-LIMITについては、こちらの記事でさらに詳しくレビューしているので是非併せてご覧ください。
公式サイト>>Rakuten UN-LIMIT
ギガをいくら使っても
\ 月額最大3,278円 /
まとめ:楽天モバイルでXperia 10 Ⅲ Liteを買うべき?
Xperia 10 Ⅲ Liteはコンパクトなサイズ感が魅力のスマホです。
さらに「防水性能」「おサイフケータイ」も搭載されているので、1日中あなたの生活をサポートしてくれる頼もしい存在。
さらに注目したいのが、エンタメ性能の高さ。
有線・無線どちらのイヤホンでもハイレゾを楽しめ、HDRに対応していることから21:9のシネマサイズでどうが視聴が可能になります。
- 音楽はスマホで聞く
- 動画はスマホで見る
Xperia 10 Ⅲ Liteはこんな人にピッタリのスマホです。
Xperia 10 Ⅱかよりも動作性能がパワーアップしているので、普段使いにこまることは殆どないでしょう。
楽天モバイルへの加入と同時にスマホを買いたいなら、Xperia 10 Ⅲ Liteがおすすめの1台と言えます。