評価:(4.0点/5点満点)
お世話になります。毎日両手にスマートウォッチを付けてるガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Xiaomi Smart Band 7をご提供いただきました。
2022年5月に発表されたXiaomi製のスマートバンドです。
購入しやすい価格ながらも抜群の操作性と豊富な機能を搭載した人気モデル。
圧倒的なコストパフォーマンスからMi Bandは世界中で売れまくっております。
当ブログでもこれまで「Mi Smart Band 5 」「Mi Smart Band 6」と実機レビューさせていただいており、Xiaomi Smart Band 7でシリーズ3台目。
毎年進化し続けているので機能・性能の向上が気になるところです。
実際に使ってみて感じたメリット・デメリットを踏まえて、本記事で詳しくレビューしていきます。
なお、本記事で紹介しているのはXiaomi Smart Band 7「グローバル版」です。
「日本国内版」も発売されており、価格は6,990円となっております。
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当選はDMにて pic.twitter.com/3O4oZ8hiDH— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) July 8, 2022
これまで発売されたモデルでも、グローバル版と日本国内版とで基本性能・機能は変わらないので、本記事のレビューは購入前の参考にしてしていただけると思います。
メリット | デメリット |
・安い ・快適な動作性能 ・広く明るくなったディスプレイ ・有機ELディスプレイが綺麗 ・AOD対応 ・長持ちバッテリー ・SpO2自動計測 ・簡単ペアリング ・スポーツモードが豊富 ・5ATM防水 | ・明るさ自動調整がない ・衛星測位非搭載 ・NFC非搭載 ・グローバル版は日本語非対応 |
2023年最新モデル「Xiaomi Smart Band 8」が発売されました。
明るさ自動調節に対応して使いやすさが向上しております。
こちらの記事で実機レビューしているのでチェックしてください。
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Xiaomi Smart Band 7のデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
Xiaomi Smart Band 7は、中国Xiaomi製のスマートバンドです。
製品名がMiからXiaomiに変わっていますが、Mi Smart Bandシリーズの2022年最新モデル。
コスパの高さからMi Smart Band 3あたりから日本でも話題になり、Mi Smart Band 4で人気が爆発。
前機種のMi Smart Band 6は、発売から1年以上経過した現在においてもAmazonスマートウォッチランキングで上位を不動のものにしています。
数あるスマートウォッチ・スマートバンドの中でもなぜこんなに人気があるのでしょうか?
理由は単純で安いからです。
しかもただ安いだけではなく、Mi Smart Band本体もコンパニオンアプリ「Mi Fitness」「Zepp Life」の作り込みも素晴らしく、必要十分な機能・性能が安定しています。
まずはXiaomi Smart Band 7の外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
Xiaomi Smart Band 7の本体にカラーバリエーションはなく黒1色。
その代わり、別売りのバンドを購入することで自分好みのデザインにできちゃいます。
日本の公式ストアで購入できるのは以下の5色。1本990円(税込)です。
- オレンジ
- グリーン
- ピンク
- ブラック
- ブルー
公式サイト>>Xiaomi Smart Band 7 ストラップ
ちなみに海外版にはこんなカラーバリエーションもありました。
この他サードパーティー製のバンドもかなり発売されているので、好みや服装に合わせて交換しても良いですね。
Amazon>>Mi Band 7用バンド検索結果
Amazon>>Mi Band 7用フィルム検索結果
本体は縦長の形状で、従来モデル同様にオーソドックスなスポーツバンドタイプ。
本体には物理ボタンはもちろんタッチ式ホームボタンもないので、全て指先でのタッチ・フリックでの操作です。
本体裏側には充電端子と心拍・血中酸素測定用の光学式センサーが搭載されています。
サイズ感
本体のサイズは46.5 x 20.7 x 12.25 mm。
Mi Smart Band 6よりも横幅が大きくなっておりますが、相変わらず小型です。
本体の厚みも気になるほどではありません。普通の時計でもこのくらいの厚みがありますからね。
バンドはTPU製で160mm~224mmまでサイズ調整可能。お子さんには少し大きいかもしれませんが、女性でも違和感なく装着できます。
バンドの留め具をループに通して穴にハメ込みます。
しっかり留まってくれるので激しく動いても外れてしまうことはありませんよ。
重さはバンドを含めて26gとかなり軽量。
装着しているのを忘れるくらい軽いので、ワークアウトにもってこいです。
付属品
Mi Smart Band 7の付属品はマニュアルと充電ケーブルのみ。
マニュアルは各国の言語で記載されているので極厚なんですが、日本語ページはありません。
充電ケーブルはUSB Type-Aのもの。他のケーブルでは代用できないので無くさないように注意しましょう。
スマートウォッチの充電ケーブルは外れやすいものもありますが、マグネットが強力なのでガッチリ固定されます。持ち上げても外れませんよ。
Xiaomi Smart Band 7のバッテリー性能をレビュー
僕はスマートウォッチを使ううえで最も重要なのはバッテリー持ちだと思っています。
いくら多機能で高性能でも、すぐにバッテリー切れになってしまっては本末転倒。
毎日使う時計ですからね?いちいち充電するなんて面倒です・・・。
優秀なバッテリー持ち!1週間充電いらず
Xiaomi Smart Band 7のバッテリー容量は180mAh。
公式サイトによれば、通常使用で14日間もつと説明されております。
実際に以下の設定でバッテリーもちを検証してみました。
- 心拍計測:自動
- 血中酸素計測:終日
- 睡眠計測:有効
- 睡眠時呼吸計測:有効
- ストレス計測:有効
- 座りすぎ通知:有効
- 持ち上げてスリープ解除:時間指定/標準
- AOD:無効
結果は100%から10%まで約7.5日間でした。
公式の検証よりは短期間になってしまったものの、全ての検出機能を有効にしてこの結果であれば、バッテリー持ちは優秀と言っていいでしょう。
ちなみにMi Smart Band 6は、殆ど同じ設定で4.5日間のバッテリーもちだったので、性能が向上していることが分かります。
なお公式サイトによる14日間連続使用の条件は以下のとおりです。
デフォルト設定で完全充電された状態、30分ごとの自動心拍数モニタリングが有効、高度な睡眠モニタリングは無効、ストレス検出は無効、リフトリストツーウェイク機能は有効、メッセージ通知は有効、その他のすべての設定は工場出荷時のデフォルトに設定、1 日あたり 100 件の通知を受信して表示、1 日に 10 回のアラーム、10 秒間の振動、リフトリストツーウェイク機能を 200 回有効化、1 日に 1 回アプリとデータを同期、1 日に 2 回血中酸素飽和度レベルを手動で測定、週に 60 分間の運動を記録。
引用:公式サイト
AOD有効時のバッテリー持ちは約3日間
Xiaomi Smart Band 7には、シリーズ初となる常時表示ディスプレイ(AOD)機能が搭載されています。
画面を点灯しなくても時間等を確認できるので便利な機能なんですが、AODを有効にするとバッテリーもちが極端に悪くなるので注意が必要です。
実際にバッテリーもちの検証と同じ設定にしてAODを有効にした結果、2日ほどでバッテリーが70%消耗してしまいました・・・。
当たり前の話なんですが、スマートバンド・スマートウォッチは画面を点灯する時間が長ければ長いほど、バッテリーを消耗します。
Xiaomi Smart Band 7には持ち上げて画面を点灯する機能がありますからね。
せっかく新たに搭載された待望の機能ですが、個人的にAODは無効のほうが良いんじゃないかなーって思いました。
充電速度はそれなり
Xiaomi Smart Band 7の充電速度も検証してみました。
バッテリー残量10%からフル充電までにかかった時間は約1.5時間。
公式サイトのスペック情報によるとフル充電時間が2時間なので、概ね公表どおり。
一気に充電するとそこそこ時間がかかってしまうので、毎日入浴時間などに充電するようにすると良いでしょう。
充電中の電力は1W~2W程度で、特に急速充電には対応していないようです。
Xiaomi Smart Band 7のディスプレイをレビュー
続いてXiaomi Smart Band 7のディスプレイをレビューです。
スマートバンドはディスプレイが綺麗かどうかが重要なポイント。
1日に何度も目にするわけですから、粗かったり、見づらかったりすると使いたくないなーと思ってしまいます。
特にXiaomi Smart Band 7はディスプレイが強化されているようなので、期待しちゃう部分です。
1.62インチAMOLEDディスプレイが美しい!
Xiaomi Smart Band 7は1.62インチの有機ELディスプレイ。
発色も良くめちゃくちゃ綺麗です。有機EL特有の引き締まった黒色表現でメリハリのある表示になっております。
- 解像度:192×490
- 画素密度:326ppi
もはやスマホ並みに綺麗なので、ディスプレイ表示に不満を感じる人はまずないでしょう。
ベゼルがあるので完全に全画面表示にはなりませんが、広い表示領域が確保されております。
端だけ僅かに湾曲しているものの、ほぼフラットなディスプレイ面です。
明るさは十分だけど自動調節機能はない
Xiaomi Smart Band 7のディスプレイは最大500nitと十分な明るさ。
それなりに明るさを高くすれば、屋外で見るのも不便なことはありません。
画面ではリフレッシュレートの関係で少し切れていますが、しっかり見えています。
視野角も十分広く、多少きつい角度からでもしっかり視認可能です。
明るさの調整は100段階なので、殆ど無段階方式のようなもの。
Mi Smart Band 6は5段階の調整に比べると自分に好みの明るさに合わせやすいですね。
ただ残念なのが明るさ自動調整がないこと。
室内では丁度いい明るさでも、屋外だと暗く感じる場合があるかもしれません。
あまりギラギラ点灯させるのを好きじゃない人もいると思うんですが、そうすると日光下で見えにくい場合もあるでしょう。
家でも外でも実際に使ってみて、見やすい明るさを探る必要がありますね。
100種類以上のウォッチフェイスに変更可能
Xiaomi Smart Band7はコンパニオンアプリを使って文字盤を変更できます。
用意されている文字盤の種類はなんと100以上。
これだけ多くのデザインがあれば好みのスタイルが必ず見つかります。
バッテリーは消耗しちゃいますが、中には文字盤が動くものがあったりして見ていて楽しいです。
個人的におすすめのウォッチフェイスは、表示項目をカスタマイズできるもの。
ひと目で欲しい情報が知れるので重宝します。
文字盤から直接見たい項目にジャンプするのでショートカット的にも使えますよ。
自分で撮影した写真や好みの画像を文字盤にすることも可能です。
家族やペットの写真を文字盤にすると使うたびに癒やされちゃいますね。
ディスプレイが綺麗なので自分で撮った写真も綺麗な壁紙になります。
常時オンディスプレイ(AOD)対応
有機ELの特性を活かしたAODに対応しているので、スリープ時でもディスプレイに時刻や日付を表示し続けることが可能です。
文字盤によってはAODのデザインが変わって、主に時計の部分がそのまま利用されるようです。
バッテリー性能のレビューでも紹介したとおり、AODはバッテリー消耗が激しくなってしまいます。
よっぽどデザインが気に入ったとか、いつでも時間が見えて欲しい、というのでなければ使わない方がいいかなーとは思います。
Xiaomi Smart Band 7を実機レビュー
ここからはバッテリー・ディスプレイ以外の部分でXiaomi Smart Band 7を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
グローバル版にも技適マークあります
海外製のスマートウォッチを使う前に確認したいのが技適マークの表示。
技術基準適合証明を受けていなければ日本国内で使用することができません。
Xiaomi Smart Band 7(グローバル版)には、本体設定項目内に技適マークの表示があるので安心してご利用下さい。
コンパニオンアプリはMi Fiteness/Zepp Life
Xiaomi Smart Band 7には2種類のコンパニオンアプリがあります。
ペアリングの時にディスプレイに表示されるQRコードを読み込んで表示されるのはMi Fitenessなんですが、Zepp Lifeでも利用可能です。
Mi Fitness
Beijing Xiaomi Co., Ltd無料posted withアプリーチ
Zepp Life
Huami Inc.無料posted withアプリーチ
どちらを使ってもできることに大差はないので、好みで選んで問題ありません。
Zepp LifeはGoogle Fitと連携できる
トレーニングの状況やヘルスケアをGoogle Fitで確認している人もいますよね。
Google Fitを使えば、様々なヘルスケアデータを1つに集約できるので重宝します。
2種類のコンパニオンアプリのうち、Zepp LifeならGoogle Fitとの連携が可能です。
プロフィール内の「アカウントを追加」からGoogle Fitを選択すればOK。
ちなみにMi FitnessアプリではGoogle Fitとの連携はできないようです。
iPhoneではGoogle Fitとの連携はできないようなのでご注意ください。
ただし、iOS標準のヘルスケア経由でGoogle Fitとデータ同期は可能とのことです。
Xiaomi Smart Band 7のグローバル版は日本語化できない
2022年7月時点でグローバル版を日本語化はできません。
現時点で様々な言語を設定できるものの、日本語はありませんでした。
本体の言語はコンパニオンアプリから変更可能です。
こんな感じで「スマートフォンの言語」を設定したとしても、英語表記は変わらず。
ただコンパニオンアプリはしっかり日本語対応なので不便なことは殆どないと思います。
設定は殆どアプリ上で行いますし、収集したデータもアプリで確認することが多いですからね。
1文字たりとも英語なんか見たくない!っていう人にはおすすめできませんが、そうでなければグローバル版を購入しても問題ないでしょう。
ただ時々、謎の天気情報が通知されることがあるので少々ご注意ください・・・。
ペアリングはコンパニオンアプリで
Xiaomi Smart Band 7は単独では利用できません。コンパニオンアプリスマホとペアリングして使います。
Mi Fitenessの場合は、デバイスの追加をタップすればXiaomi Smart Band 7を検出してくれます。
Zepp Lifeの場合は、Xiaomi Smart Band 7に表示されたQRコードの読み込みです。
あとはどちらのアプリの場合にも、Xiaomi Smart Band 7で接続を許可してあげればペアリングが完了します。
アプリの表示に従って進めていけば簡単に接続可能。AndroidでもiPhoneでも同じです。
一度ペアリングをしてしまえば、距離が離れるなどして一時的に切断されても自動接続してくれます。
なお初めてスマホと接続する場合にはファームウェアのアップデートがあるので暫く放置しておいてください。
動作はサクサクで快適です
Xiaomi Smart Band 7にどんなSoCが搭載されているのか分かりませんが、動作は快適そのもの。
安価なスマートバンドは動作がモッサリしていることが多いのですが、Xiaomi Smart Band 7はストレス無く動いてくれます。
この操作性の良さもMi Smart Bandシリーズが人気になる理由の1つだと思います。
上から下へのスワイプで通知の表示。
下から上へのスワイプで全アプリを表示できます。
左右のスワイプはウィジットの表示で、好みのアプリのショートカットとして利用可能。
表示項目はコンパニオンアプリで自分好みにカスタマイズできちゃいます。
普段使わない機能を表示させていると、本当に必要な機能になかなか辿り着けないこともあるので、機能を絞って表示させておくのがおすすめです。
天気情報やアラームなど、スマートバンドとしての基本機能はしっかり搭載しております。
心拍・睡眠・ストレスレベルを自動計測
Xiaomi Smart Band 7を装着しているだけで、歩数・消費カロリー・睡眠・心拍・ストレスレベルを自動計測してくれます。
本体で確認できるのはもちろん、コンパニオンアプリでさらに詳しくデータも確認可能。
Mi FitnessでもZepp Lifeでも当然同じ結果が表示されますが、Zepp Lifeのほうが分析結果が少し詳しいようです。
当日のデータは本体でサクッと確認して、履歴・詳細や、睡眠計測のデータはMi Fitnessアプリでチェックのような使い方になりますね。
計測の精度についても、著しくおかしな結果は出ていないので信用に足りるものと思っていいでしょう。
ストレスがちょっと高いなーと感じたら、深呼吸機能を使うのがおすすめ。
この他、女性のために月経周期のレコーディング機能も搭載。
また、健康評価をスコアで算出するPAI(Personal Activity Intelligence)も導入されており、スコアを確認することもできますよ。
PAI 健康評価システム。
身体の状態を 1 つのスコアに要約。
PAI (Personal Activity Intelligence) は、健康評価システムです。心拍数、アクティビティの期間、その他の健康データを、1 つの直観的なスコアに変換するアルゴリズムを使用します。これによりユーザーは、簡単に身体の状態を把握できます。この機能は、ほとんどの形態の運動に対応し、さらに、ユーザーの健康データに基づいて健康評価システムを各ユーザー向けにパーソナライズします。
計測する項目が多くなるほどバッテリーの消耗が激しくなるので、自分に必要なものをチョイスするか、手動計測に切替えてもいいですね。
SpO2を自動計測可能
Xiaomi Smart Band 7はコロナ禍で注目されている酸素飽和度(SpO2)の計測が可能です。
酸素飽和度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮膚を通して(経皮的に)調べた値です。
Mi Smart Band 6で初めて利用可能になりましたが、手動計測でした。
この点Xiaomi Smart Band 7は24時間自動計測ができるようになっています。
計測のタイミングは身体が動いていない時(睡眠時中心)ですが、バッテリーもちが気になる場合には、手動計測にしてもいいでしょう。
医療用に作られたパルスオキシメーターではありませんので、呼吸器の疾患をお持ちの方が常用する用途としては利用できません。
ただ、毎日定期的に自動計測していれば体調の変化に気付きやすくなると思います。
110種類のスポーツモード
Xiaomi Smart Band 7には110種類以上のスポーツモードが搭載されています。
ランニング・ウォーキング・水泳はもちろん、eSportsやボードゲームなんかもありました。
自分がやっているスポーツで搭載されていないものはないと思いますが、なぜかスキー・スノーボードが見当たらないのは個人的に残念・・・。
それぞれのワークアウトにはゴール・目標が設定できます。
基本的に時間と消費カロリーを設定するのですが、運動毎に異なる目標を設定することが可能のものもありました。
またウォーキングやランニングでは、自動一時停止機能も使えるようです。
衛星測位には非対応
ワークアウトの結果は、Xiaomi Smart Band 7はもちろん、コンパニオンアプリでも確認可能です。むしろこっちで確認することのほうが多いかもしれませんね。
ただし、残念ながらGPS等の衛星測位は非搭載なので、位置情報をXiaomi Smart Band 7で記録することはできません。
もちろんスマホの位置情報をワークアウト記録に反映することはできます。
ルートの記録をしたい場合には、スマホを一緒に持ってワークアウトする必要があるのでご注意ください。
アプリ通知機能
スマートバンドに無くてはならない機能である、スマホの通知確認もXiaomi Smart Band 7はしっかり対応。殆どタイムラグなくスマホの通知を確認可能です。
全てのアプリの通知を表示させることもできますし、Xiaomi Smart Band 7には通知しないように選択することもできます。
通知の内容は20件まで履歴を確認可能。
Xiaomi Smart Band 7とスマホのどちらかの通知を削除すると、連動して消去されてしまうようです。
ただ挙動が少し不安定なようで、通知を消したはずなのにXiaomi Smart Band 7には残ってるといったこともありました。
LINEではかなりの文字数(少なくとも500文字以上)を表示できましたが、Gmailは題名のみ表示になっていました。
ただし、あまりにも文字数が多いと文字が重なって表示されてしまうのでご注意ください。
マイク・スピーカーは非搭載なので、音声通話を手元ですることはできませんが、SMS・LINEではクイック返信に対応していました。
返信の定型文はコンパニオンアプリから編集可能です。
LINEなんかで絵文字を返すだけで良い時とか、めちゃくちゃ便利ですよ。
クイック返信機能はAndroidでのみ提供されている機能のようです。
今後のアップデート等で追加される可能性もありますが、iPhoneでは利用できませんのでご注意ください。
通知のバイブレーションをオリジナルに編集
Xiaomi Smart Band 7にはスピーカーが搭載されていないので、通知が入ると本体がブルっと震えてお知らせしてくれます。
バイブの強度はそこそこ強く、動いていても気付かないことはありませんでした。
また、内容によって震え方を買えることもできます。
もはや見るまでもなく振動の種類によって通知の内容を確認可能に。
使いこなせればめちゃくちゃ便利な機能の1つです。
音楽再生アプリを操作できる
Xiaomi Smart Band 7はスマホで再生中の音楽をリモコン操作できます。
曲送り・曲戻しはもちろん、音量の調整もできるのが超便利です。
電車の中などでスマホを取り出しにくい時に、手元で操作できるのはめちゃくちゃ重宝するんですよ。
音量調整ができないスマートバンドもありますが、Xiaomi Smart Band 7はバッチリ対応してました。
iPhoneとの連携も問題なし
Xiaomi Smart Band 7はiPhoneに接続してもAndroidスマホ同様に使えます。
設定項目の表示等で異なる部分はあるものの、僕が試した範囲では使いにくくなるほどの大きな違いは見受けられませんでした。
Xioami Smart Band 7(日本語版)ユーザーの方から本記事にいただいたコメントで、以下の点が判明しました。
- 「クイック返信」はiPhoneでは使えない
- Zepp LifeアプリでGoogle Fitと直接連携できない
iPhoneで使う場合にはご注意下さい。
音量調節も含めて音楽再生アプリの操作ももちろん可能です。
またAndroidスマホにはなかったリモート撮影機能が、iPhoneでは確認できました。
他社製スマートバンドだとiPhoneでは機能に制限があることが結構多いのですが、Xiaomi Smart Band 7では問題なさそうです。
なお僕が試した範囲では、コンパニオンアプリは「Mi Fiteness」よりも「Zepp Life」の方が使いやすいと思いました。
防水性能は5ATM(5気圧)
Xiaomi Smart Band 7の防水性能は5ATM。
スポーツモードにもある通りスイミング中でも利用できます。日本時計協会による5ATMの解説でも以下のように記載されているので、水泳での利用は問題なさそうです。
水に触れる機会の多い水仕事(漁業・農業・洗車・食堂など)や水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)をされる方にお使いいただけます。
素潜り(スキンダイビング)及び飽和潜水用や空気潜水用に使用しないで下さい。
5bar以上の防水時計でも水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。
試しに水の中に入れて壊れないか検証してみましたが全く問題ありません。まぁプールでも使えるんですから当たり前ですね笑
水に濡れた場合には乾燥させるのも忘れずに。濡れた状態で充電するのは非常に危険です。
なお、水には強いですがお風呂やシャワー中の利用は避けましょう。
蒸気は特に故障しやすい原因になるのでくれぐれもご注意ください。
Xiaomi Smart Band 7とMi Smart Band 6の比較
最後にXiaomi Smart Band 7のスペックをMi Smart Band 6と比較して紹介していきます。
Mi Smart Band 6から買い替える必要があるのか、どっちを買うべきなのか検討してみましょう。
スペック比較
製品名 | Mi Smart Band 6 | Xiaomi Smart Band 7 |
サイズ | 47.4×18.6×12.7mm | 46.5×20.7×12.25mm |
重さ | 12.8g | 13.5g |
ディスプレイ | 1.56インチ AMOLED 156×486 326ppi 450nit | 1.62インチ AMOLED 190×490 326ppi 500nit |
常時表示ディスプレイ | なし | あり |
センサー | 6 軸モーションセンサー PPG 心拍数センサー | 6 軸モーションセンサー PPG 心拍数センサー |
SpO2計測 | 手動 | 自動 |
スポーツモード | 30種類 | 110種類 |
NFC | 非搭載 | 非搭載 |
バッテリー容量 | 125mAh 最大14日間持続 | 180mAh 最大14日間持続 |
充電時間 | 2時間 | 2時間 |
対応OS | Android 5.0以上 iOS 10.0以上 | Android 5.0以上 iOS 10.0以上 |
防水 | 5ATM | 5ATM |
Bluetooth Ver. | 5.0 | 5.2 |
Mi Band 7はディスプレイが大きく・明るく
Mi Smart Band 6とXiaomi Smart Band 7の大きな違いはディスプレイサイズ。
特に横幅が広くなったので、より見やすく、扱いやすくなりました。
ただ長さと厚みはそこまで大きく変わってはいません。
このため、付属のバンドであればXiaomi Smart Band 7はMi Band 6のものでも装着できちゃいました。
コンパクトサイズはそのままに、ディスプレイが広くなったのは嬉しいポイント。
スマートバンドは0.1インチでも大きい方が便利に決まってますからね。
また、実際にディスプレイを比較してみると、明るさもかなり違うことが分かります。
これはどちらも最大輝度に設定したところ。
そしてこちらが明るさを半分くらいに設定した様子です。
どちらもXiaomi Smart Band 7の方が明るく見やすいことが分かりますよね。
室内ではそんなに変わらないですが、屋外利用では明らかにXiaomi Smart Band 7の方が見やすいと思いました。
Mi Band 7はSpO2自動計測に対応
Mi Smart Band 6でもSpO2計測できましたが、手動計測でした。
気付いた時に計測すればいいやと思うかもしれませんが、勝手に計測してくれた方が楽ちんです。
この点、Xiaomi Smart Band 7は終日自動計測になっているので進化しています。
SpO2計測なんて必要ない!と言われればそこまでですが、未だコロナ禍の現状で注目している人も多いので見逃せないポイントです。
Mi Band 7はバッテリーもちが良くなった
Xiaomi Smart Band 7と Mi Band 6のバッテリーもちは、スペック上どちらも最大14日間です。
ただ、実際に使ってみると、僕の使い方ではXiaomi Smar Band 7の方が、1.5倍くらいバッテリーもちが良くなっていました。
スマートウォッチ・スマートバンドを購入するうえで、僕はバッテリー性能が1番重要だと思っているので、かなり嬉しい進化でした。
Mi Smart Band 6でも通常利用で5日間程度はもってくれるので、十分といえば十分ですが、良いに越したことはないですからね。
Mi Band 6とMi Band 7どっちを買うべき?
初めてスマートバンドを購入する人や、現在Mi Smart Band 5以前のモデルを使っている人には、文句無しでXiaomi Smart Band 7をおすすめできます。
グローバル版は5,000円程度、日本国内版なら7,000円程度で購入できるので、これ以上コスパの高いスマートバンドはありません。
ただ、現在Mi Smart Band 6を使っている人は、無理に買い替える必要はないかもしれません。
明るく広くなったディスプレイ、SpO2自動計測、バッテリーもち、スポーツモードの拡大など、機能・性能は確かに向上しているものの、買い替えるほどの劇的進化にはならないと感じました。
例えばGPSが搭載されたとか、NFCに対応したとか、さらなる追加機能があるなら話は別ですが、現在Mi Band 6を使っていて特に不満がないのであれば、引き続き使い続けていいでしょう。
もちろん人によっては以下のような不満を感じている人もいるはずです。
- 少しでも広いディスプレイが良い
- AODが使いたい
- SpO2の自動計測が欲しい
こういう場合にはXiaomi Smart Band 7が満足させてくれるので、買い替えてもOKです。
まとめ:Xiaomi Smart Band 7のメリット・デメリット・評価
Xiaomi Smart Band 7を実機レビューいたしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
Xiaomi Smart Band 7を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・安い ・快適な動作性能 ・広く明るくなったディスプレイ ・有機ELディスプレイが綺麗 ・AOD対応 ・長持ちバッテリー ・SpO2自動計測 ・簡単ペアリング ・スポーツモードが豊富 ・5ATM防水 | ・明るさ自動調整がない ・衛星測位非搭載 ・NFC非搭載 ・グローバル版は日本語非対応 |
評価
(4点/5点満点)
Mi Smart Bandはやっぱりコスパが高い。
2022年最新モデル、Xiaomi Smart Band 7も価格以上に優れた機能・性能で、スマートバンドの王者と言っても過言ではない仕上がりでした。
より広く明るくなったディスプレイはもちろん、SpO2自動計測、スポーツモードの拡大など、着実に進化を続けています。
Mi Band 6を使っている人にとっては大きな改善にはならないかもしれませんが、初めてスマートバンドを買う人には間違いなくおすすめの1台です。
なお日本国内版(日本語対応モデル)も発売されていますが、グローバル版のほうが安いので、英語表記に抵抗がないなら買っちゃってもいいと思います。
詳細な記事ありがとうございます。
参考にさせていただきました。
当方iphoneXRでzepplife+xiaomi smart band7(日本版)で使っていますがLineのクイック返信でうまくいかず試行錯誤中です。
一点質問なのですが、文中の「SMS返信を管理」ですが、「通知とリマインド」のあたりにあるのかと思ったのですが、見つけられませんでした。
設定の場所を御教示していただけたら幸いです(android版だけの機能(設定)かもしれませんが)
ナナシさん
コメントありがとうございました。
先程改めてiPhoneに接続して確認してみたところ「クイック返信」が確認できませんでした。
ナナシさんが仰るとおりAndroid版のみの機能かと思われます・・・。
私の検証が甘かったようです。大変失礼いたしました。
記事にも追記させて頂きます。
このたびは大変貴重なコメントをいただき感謝申し上げます。
迅速な検証、返答、記事への反映ありがとうございます。
様々な紹介記事を調べたのですが、zepplifeだとできるとの情報しか見つけられなかったので、iphoneでも検証されているこちらの記事にてご質問させていただきました。
出来ないとわかりスッキリしました。
今後のバージョンアップ対応に期待したいと思います。
せっかくですので、iPhoneでの挙動をもう一つ
同じ環境でgoogle fitアプリが入れてある状態でも、アカウント追加でgoogle fitが出てきません。
もしかしたら、これもandroid版限定機能かもしれません。
とはいえ、ヘルスケア経由でデータやりとりできるので、特に問題はないと思います。
ナナシさん
新たに貴重な情報を教えてくださってありがとうございます。
Google Fitとの連携についても記事に追記しておきます。
ナナシさんのおかげで記事がより正確で詳しくなりました。
僕一人の力は小さいので読者の方と一緒に記事を育てていきたいと思っています。
今後ももし何かお気付きの点がありましたら遠慮なくご連絡ください。
心より感謝申し上げます。
蛇足です
iPhoneでzepplifeでgoogle fitと連携できないと誤解されそうだったので、一応補足です。
iPhone標準のヘルスケアアプリ経由でデータはやり取りできてます。
zepplifeヘルスケアgoogle fit
ナナシさん
ありがとうございます!
勘違いしておりました。
直接連携はできないもののヘルスケア経由でデータを同期するということですね。
記事の内容を修正しておきます。
大変助かりました。感謝です。
写真をカスタマイズできる機能は日本のものだけでしょうか??韓国で購入したのですがそのような機能がなくて??
^_^さん
コメントありがとうございます。
あれれ?それは困りますねよね!
アプリ内の文字盤カテゴリーで「photo watchFace」が写真カスタマイズ可能なものでしたよ。
ちなみに僕が使っているのは日本版ではなくグローバル版(本体日本語非対応)です。
なので韓国で購入されたとしても対応してそうですが・・・見当たりませんか?
大変貴重な情報をありがとうございました。私は5から7に変えたのですが、5の時は「着信」というメニューがあり、スマホに電話がかかってきたら時計がぶるぶる震えて教えてくれたのですが、7にはない気がします。私が見つけられないだけでしょうか? 教えていただければ嬉しいです。よろしくお願い申し上げます。
匿名さん
コメントありがとうございます。
あれれ?ブルブルしませんか?
念のため先ほど改めて検証したところAndroid・iPhoneどちらも着信で通知がきておりました。
Mi Fitnessアプリの通知関連設定をご確認いただいてもいいかもしれません。
Androidであれば「着信」、iPhoneであれば「アプリ通知」に項目があると思います!
ご返信いただき、ありがとうございます。
当方、iPhoneです。
アプリ通知のアプリ通知をオンにして、電話をオンにしていますが、着信のバイブはなりません。もちろん同期は出来ていて、歩数や睡眠時間は連動しています。どこがおかしいのでしょう。申し訳ございませんが、よろしくお願い申し上げます。
匿名さん
そうすると考えられるのは・・・。
iPhoneのBluetooth設定内にあるXiaomi Smart Band 7の「システム通知を共有」がOFFになっていませんか。
また既にご覧になっていると思いますがMi Fitnessアプリの「アプリ通知」内にある「通知に関するヘルプ」を再確認されてもいいかもしれません。
一般的な回答ばかりで申し訳ございませんm(_ _)m
Xiaomi Smart Band 7の「システム通知を共有」でバイブするようになりました~ありがとうございます~。自分では絶対に解決できませんでした。本当に助かりました!!これからも素晴らしい情報発信お願いいたします!! 感謝!!
匿名さん
おー!良かったですー!
我が事のように嬉しいです\(^o^)/
引き続きお役に立てる記事を書けるよう頑張ります!
質問失礼します
グローバル版の購入を考えているのですが、最近のレビューでグローバル版にも日本語が追加されたと書いていた人がいました。
現在は、グローバル版で日本語対応されたのでしょうか?
匿名さん
コメントありがとうございます!
iOS・Androidどちらにも接続してみたのですがアップデート等を確認できませんでした。
残念ながら僕のXiaomi Smart Band 7は日本語非対応のままです・・・。(Ver.1.27.0.4)
日本語が追加されたらとっても嬉しいんですけどね泣
もし対応したら記事に追記しておきます!
申し訳ございません、なかなか解決せず質問させてください。zepplife、xiaomi smart band7、pixel 6a、Android13の組み合わせです。音楽操作について、権限がオフのままで苦戦しております。設定→アプリzepplife→権限から許可はしております。着信等の通知は問題なくできているのですが…何か改善策ご存知ならご教示いただけますでしょうか。
コメントありがとうございます。
それは困ってしまいますね。
Xiaomi Smart Band 7の音楽再生操作が反応しないのでしょうか?
根本的な解決にはならないかもしれませんが、一時的にMi Fitnessでもペアリングして試してみてはいかがでしょうか。
もしそれで反応してくれるようならZepp Lifeに何らかの不具合が起きている可能性が高いので、再インストールしてみても良いかもしれません。
改善してくれるといいのですが・・・。
ご回答ありがとうございます、情報抜けてましたがZepp lifeの再インストールは試して駄目でした、Mi Fitness 試してみます、ただこちらはGoogle Fitと互換性がないので引き続きZepp lifeでの接続も試していきます、ありがとうございました。
とんでもございません。
あまりお役に立てず申し訳ございませんでした・・・。
仰る通りGoogle Fitとの連携が必要なら一択ですもんね。