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お世話になります。毎月スマホを買ってるガジェットブロガーちびめがね(@chibimeganecom)です。
ROG Phone 6をお借りしました。
ASUS(エイスース)製のゲーミングスマホROG Phone(アールオージーフォン)シリーズの2022年最新モデル。
- Snapdragon 8+ Gen 1
- 最新冷却システム
- 6.78インチ AMOLEDディスプレイ
- リフレッシュレート165Hz
- 6,000mAhバッテリー
- 超音波ボタントリガー
- モーションセンサートリガー
- ステレオスピーカー
- RGBライト
ゲーミングの名に恥じぬ機能・性能が余すことなくゴリゴリに搭載されております。
実際に使ってみたところ、極めて高い動作性能・ゲーム性能ながらも、発熱がかなり抑えられている印象。さらにカメラ性能の高さにも驚かされました。
僕は現在ゲーム用にSnapdragon 8 Gen 1を搭載したREDMAGIC 7を使っているのですが、今から買うなら確実にROG Phone 6を選びます。
ガチ勢の人はもちろん、ゲーム好きだけどなかなか上手くプレイできない人にもおすすめ。
ROG Phone 6があなたのプレイヤースキルをワンランク上に進化させてくれるでしょう。
2023年11月にROG Phone 6の公式サイトでの販売価格が改定されました。
モデル | 旧価格 | 改定後価格 |
12GB/256GB | 99,800円 | 79,800円 |
16GB/512GB | 119,800円 | 99,800円 |
本記事でROG Phone 6を詳しく実機レビューしていくので、購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・最高性能のSoC搭載 ・発熱が抑えられている ・背面RGBライトが光る ・大きく美しいディスプレイ ・リフレッシュレート165Hz ・タッチ式トリガー ・モーションコントロール ・豊富なゲーム機能 ・バイパス充電 ・65W急速充電 ・ステレオスピーカー ・迫力ある音質 ・カメラが良い感じ ・付属品が豊富 | ・重い ・バッテリーもちが寂しい ・ワイヤレス充電なし ・おサイフケータイなし |
ROG Phone2023年最新モデルROG Phone 7もレビューしております。
こちらの記事で詳しく紹介しているのでぜひ御覧ください。
タップして読みたい場所へ
ROG Phone 6のデザイン・サイズ感・付属品
まずはROG Phone 6の外観・付属品をチェックしていきましょう。
何と言ってもゲーミングスマホですからね。
デザインにも相当こだわりがあるようで、超かっこいいですよ!
デザイン
ROG Phone 6のカラーバリエーションは以下の2色。
- ファントムブラック
- ストームホワイト
このうち今回お借りしたのはストームホワイトです。
なお、この他メモリを18GB搭載した上位モデル「ROG Phone 6 Pro」と、特別仕様のバットマンエディションも用意されています。
価格はそれぞれ以下のとおりです。
モデル | 価格(税込) |
ROG Phone 6 12GB / 256GB | 129,800円 |
ROG Phone 6 16GB / 512GB | 149,800円 |
ROG Phone 6 Pro 18GB/256GB | 169,800円 |
ROG Phone 6 BATMAN Edition 12GB/256GB | 154,800円 |
公式サイト>>ROG Phone 6シリーズ
背面パネルは樹脂製にも見えますがサラサラとした質感のガラス製。
Gorilla Glass 3が採用されており、それなりに耐久性も高そうです。
上部にはカメラユニットを搭載。
ROG Phone 6はメイン・超広角・マクロの3眼構成になります。
そして、ひときわ目を引くのがこの部分。
RGBライトが搭載されており、光る仕様になっております。
しばらく使ってから気付いたのですが、ライトの色や点灯パターンを設定から変更することができちゃいました。
クイック設定パネル内の「システムライト」を長押しすると、設定項目に入れます。
ライトを点滅させたり、レインボーに変化させることも可能。
カラーもお好みで自由に設定できます。
ちなみに上部にある「DARE TO PLAY」の色も変更可能です。
以前にレビューしたREDMAGIC 7も冷却ファンやロゴが光ってかっこいいと思っていましたが、ROG Phone 6の方が個人的に好きです。
まぁREDMAGIC 7はスケルトン仕様になっている良さがあるので、総合的なデザインは甲乙つけがたい感じではありますね笑
背面パネルはフレームに向かってなだらかに湾曲しています。
フレームはマットな色合いの金属製です。
ディスプレイを上にして右側面に電源ボタン・音量ボタン・マイクを搭載。
横持ちでゲームをする場合でも声をよく拾ってくれそうですね。ボイチャが捗る。
左側面にはUSB Type-Cポートとカードスロットがあります。
側面に充電用ポートが搭載されているのは珍しい仕様。もちろん本体下部にもUSB Type-Cポートがあるので、2つ搭載されていることになります。
本体下部の充電ポートをゲーム中に使うとケーブルが邪魔になってしまいますよね。
そんな時に側面の充電ポートを使えばケーブルが邪魔しないわけです。非常に合理的。
さすがゲームのために作られたスマホです。
さらに側面のUSB Type-CポートはHDMI出力にも対応しています。
このため、USB Type-C/HDMI変換アダプタがあれば、ROG Phone 6の映像を外部ディスプレイに表示することが可能です。
大画面でゲームが遊べちゃうのがめちゃくちゃ嬉しいですね。
Bluetooth接続のコントローラーが必要になるかもしれませんが。
カードスロットは表・裏にnano SIMカードを2枚装着できるタイプ。
残念ながらeSIMには非対応のようです。
本体下部にはイヤホンジャック・USB Type-Cポート・マイクが搭載されています。
本体上部にはマイクのみ。マイクは全部で3箇所に搭載されていました。
サイズ感
ROG Phone 6のサイズは173mm×77mm×10.4mm。
6.78インチのディスプレイを搭載していることもあって、かなり大きいです。
僕が普段メインで使っているPixel 6aと並べてみるとこんなに違いました。
普段使いするには少々大きめですが、ROG Phone 6はゲーミングスマホですからね。
サイズが大きい事はデメリットにはならず、むしろ大きいのでゲームをプレイしやすいんじゃないかと思います。
以前にレビューしたREDMAGIC 7と比較するとこんな感じ。
ROG Phone 6の方が僅かに幅が狭く、縦にひょろっと長いですね。
厚さはREDMAGIC 7の方が薄いです。
大きさは良いとして、重さがかなり気になります。
脅威の240gと超ヘビー級。
付属ケースを装着すると260gにおよびます。
他のスマホと比べても重たいので、長時間ゲームをプレイし続けるのがキツいと感じる人もいるかもしれません。
ウトウトしながらROG Phone 6を使っていて、うっかり顔に落としたら超痛いと思います。ご注意ください・・・。
付属品
ROG Phone 6の付属品は以下のとおりです。
- 保護ケース
- 充電器
- USBケーブル
- SIMピン
- マニュアル類
保護ケースはハードタイプで、装着してもシステムライトが見えるように一部くり抜かれています。
装着するとこんな感じに。背面パネルは殆ど覆われてしまうので、本体カラーはブラックでもホワイトも変わらないかなーと思っちゃいますね笑
カメラユニットの出っ張りは大きくないですが、ケースを装着すれば机などに直接触れることがなくなりますね。
充電器は65W急速充電に対応したタイプです。
これだけでも数千円くらいの価値がありそう。
PSEマークもしっかり確認できました。
充電ケーブルはUSB Type-C / Type-Cのもの。
ケーブルが柔らかいナイロンタイプなのが個人的に嬉しいポイントでした。
よく曲がるので扱いやすいんですよね。
SIMピンのデザインにも拘りがあって、かっこいいです。
この他、IDカードのようなものも付いていました。
今回はお借りした製品なので僕はすっ飛ばしてしまいましたが、初期設定の時に必要かもしれません。
他に自分で買い足すことなく、必要なものが全て揃っているのが嬉しいポイント。
箱から出せばすぐに使い始めることができちゃいます。
ROG Phone 6のディスプレイをレビュー
美麗なグラフィックのゲームで遊ぶ人にはディスプレイが重要ポイント。FPSゲームの索敵なんかにも影響が出る部分です。
ROG Phone 6のディスプレイ性能を見ていきましょう。
6.78インチ有機ELディスプレイ
ROG Phone 6のディスプレイには6.78インチの有機ELパネルを採用。
有機ELパネル特有の黒色表現でシャキッとメリハリの効いた表示が非常に綺麗です。
ハイエンドモデルのスマホにはWQHD+のディスプレイを搭載したモデルなんかもありますが、ROG Phone 6のスペックがあれば十分な性能。
- 解像度 2,448×1080(FHD+)
- アスペクト比 20.4:9
- 最大輝度 800nit
- Delta-E 1未満
- 111% DCI-P3
- HDR10/10+
ゲームするにも動画するにも満足できました。
最大800nitで明るさの自動調節も上手なので、屋外で見にくいこともありません。
ただ、屋内で明るさ50%程度にした場合、他のスマホに比べて少々暗く感じました。
写真だとかなり暗いですが見えづらさを感じるほどではありません。
視野角は広く多少きつい角度から見ても問題なし。寝っ転がってゲームする場合にも使えそうです。重いけど。
ディスプレイには「Corning Gorilla Victus」を採用。
湾曲の少ないフラットディスプレイも、保護フィルムを貼り付けるのが下手な僕には嬉しいポイントです。
ベゼル内インカメラでフルスクリーン
ROG Phone 6のインカメラは上部ベゼルに搭載されています。
上部ベゼルが少し太くなってしますが、動画でもゲームでもフルスクリーンで楽しめるのがメリットです。
パンチホールやノッチのようなインカメラでも、そこまで邪魔に感じたことはありませんが、遮るものがないのは良いですね。スッキリしています。
操作は両手持ちが基本
6.78インチの大画面ディスプレイ&重いので基本的に両手操作になります。
片手で操作しようとしても端まで指が届きません。
慣れてくれば文字入力くらいなら片手でもいけるとは思いますが。
とは言え、ゲームをするにはやっぱり大画面が最適。
おまけにROG Phone 6は動作性能が高いので、高グラフィックスゲームでも余裕をもって楽しめます。
画面リフレッシュレートは最大165Hzをサポート
ROG Phone 6の画面リフレッシュレートは最大165Hzに対応しています。
一般的な高駆動ディスプレイと言えば120Hzのことが多いですが、ROG Phone 6はそれをさらに上回る滑らかさ。
・・・と言いたいところなんですが、リフレッシュレート120Hz以上になっても正直言って違いがよく分からず笑
また、今後増えてくるかもしれませんが、現在165Hz(FPS165)をサポートしてるゲームも多くはありません。
僕が知っているゲームではブロスタが165Hzに対応していました。
リフレッシュレートが高くなればなるほどバッテリー消耗が激しくなるので、通常利用に165Hzは使わなくていいと思います。
ロック画面でも165Hzになってしまいますからね。これは無駄。
通常利用には、シーンに合わせてリフレッシュレートを調整してくれる「自動」設定がいいでしょう。
基本は120Hzで、YouTubeやAmazonミュージックでは60Hzまで低下。
バッテリーもちと画面のヌルヌル感を両立できるのでおすすめです。
タッチサンプリングレートは最大720Hz
ROG Phone 6のタッチサンプリングレートは最大720Hzと高感度なので、音ゲー好きな人には嬉しいポイント。
ちなみに通常時のタッチサンプリングレートも480Hzを超えておりました。
Xモードを起動するとさらに感度が上がって500Hz超え。
僕の実測なので正確とは言い切れないかもしれませんが抜群の反応です。
常時オンディスプレイ(AOD)に対応
ROG Phone 6は有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(Always On Display/常時表示ディスプレイ)に対応しており、ロック画面で時計等を表示し続けることが可能です。
ミドルレンジのスマホだと、搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、終日でも表示可能。表示内容をカスタマイズすることもできます。
AODって白黒で表示されるイメージがあるのですが、カラーで表示されるものもプリセットに含まれていました。かっこいいですね。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、ROG Phone 6なら高画質での視聴が可能となります。
NetflixではFull HD再生可能。HDR機能にも対応していました。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも1080pで視聴可能です。
2Kディスプレイなんかに比べると劣りはしますが、スマホで動画視聴するならFHD(1080p)に対応していれば十分。
ちなみにYouTubeでは「2160p60 HDR」まで再生できることを確認しています。
特に有機ELディスプレイは黒色表現が特徴的なので、YouTubeの夜景動画はほんっっとに綺麗でしたよ。
画面内指紋認証に対応
ROG Phone 6の指紋認証はディスプレイ内に搭載。
反応はまずまずで、他のハイエンドスマホに比べるとちょっと遅く感じました。
インカメラによる簡易的なものですが顔認証にも対応しています。
こちらは他のスマホに比べて反応が良い感じ。ロック画面が殆ど表示されずにホーム画面に遷移してくれました。
未だマスクを装着する機会が多いので、顔認証・指紋認証どちらにも対応しているのはありがたいですね。
ROG Phone 6の動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU)。
ROG Phone 6には「Snapdragon 8+ Gen 1」が搭載されております。
2022年5月にQualcommが発表したチップセットで、台湾TSMCの4nmプロセスが採用されており、Sumsungが製造していた先代のSnapdragon 8 Gen 1よりも発熱・バッテリーもちが改善されているとのこと。
細かい技術的な部分は詳しく分かりませんが、2022年9月時点での最高性能SoCであることは確かです。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.8の総合スコアは990,750点、GPUスコアは482,528点。
高めのスコアになるVer.9では総合スコアが1,116,376点、GPUスコアは473,906点という結果になりました。
とんでもないスコアですね。はい、最強です笑
高いスコアがでるようにベンチマークアプリを動かしている時だけ何らかの調整が行われているスマホがあるなんて言われますが、仮にそうでも最高性能であることは間違いありません。
ちなみにROG Phone 6はベンチマーク系アプリを起動すると必ず「Xモード」になってしまうので、もしかするとそういうことなのかもしれません・・・。
いずれにせよ動作性能は最強なので普段使いで何をやっても困ることはありません。
搭載されているSoCによってはガクガクしがちなTwitterもサクサク動いてくれます。
こちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでのスコアは以下のとおりです。
Wild Life Stress Testの結果も良好で、安定性も高いです。
ミドルレンジスマホではこうはいかないのでお見事。
他社製ハイエンドスマホと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、僕の持っている中でも性能の高いスマホと簡単に動作性能を比較してみました。
比較対象は以下の2つ。
- REDMAGIC 7
- iPhone 14 Pro
動作性能と言っても標準ブラウザでのサイト起動速度の比較になります。
まずは見る人が多いであろうYahoo! JAPAN。左がREDMAGIC 7で右がiPhone 14 Proです。
続いては画像が多くて重たい楽天市場。
ROG Phone 6が1番早いだろうと思っていましたが、予想に反して1番遅い結果になりました。
・・・とは言え、どれも爆速なので参考にはならないかもしれませんね笑
動作性能とは関係ありませんが、ROG Phone 6のディスプレイはやっぱり少し暗いですよね。並べてみるとよく分かります。
TwitterのスクロールもREDMAGIC 7と比べてみましたが、これはどちらも変わらずヌルサク。
ROG Phone 6のスクロールのほうがスルスルーっと滑るような感じで面白いですね。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
読み込み・書き込みともに爆速。ランダムアクセスもミドルレンジスマホの倍くらい速いです。
本体・アプリの起動もスムーズで、複数の処理を同時に進行しても十分耐えられます。
RAM容量16GBでこの結果なので、ROG Phone 6 Proの18GBだったらどうなることやら・・・笑
ちなみに僕が普段使っているノートパソコンのRAM容量は8GBですからね?
いかにROG Phone 6がモンスタースマホなのかが分かっていただけると思います。
今回お借りした端末のストレージ(ROM)容量は512GB。
システム領域に19GB使うので実際に保存可能なのは490GBほどになります。
重いゲームを複数同時にやっていたとしても500GBも空き容量があれば十分でしょう。
残念ながらMicro SDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
ツインアプリに対応
海外スマホによく搭載されているツインアプリがROG Phone 6にもありました。
人によっては嬉しいポイントですよね。
アプリを複製することができる機能で、例えばLINEを複製すれば、1台のスマホで仕事用とプライベート用のアカウントを使うことが可能。
全てのゲームに対応しているわけではないようですが、サブアカ運用が1台のスマホでできちゃうのは便利すぎます。
この他、フローティングウィンドウを呼び出せるエッジツールや、背面タップジェスチャーなんかも搭載。
素のAndroidのシンプルさに加えて、独自の便利機能が搭載されているので使い勝手も抜群です。
ROG Phone 6のゲーム性能をレビュー
ROG Phone 6の最大の特徴はやっぱりゲーム性能ですよね。
果たしてどのくらい快適にゲームがプレイできるのか、実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
WeTest PerfDogでゲーム性能を計測
そもそも僕はプロでもガチゲーマーでもないただのエンジョイ勢です。
このため、快適ですー!ヌルヌル動きまーす!と言っても、説得力のない感想になってしまうでしょう。
そこで、客観的に判断できるようにPerfDogというアプリでゲーム性能を測定してみました。
PerfDpgはiOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。
企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。
公式サイト>>WeTest PerfDog
まずはゲームのベンチマーク的な存在になっている原神を「60FPS/最高」設定で30分ほどプレイした結果がこちら。
平均FPSは驚異の58.5。戦闘シーンで少々FPSが下がってしまうところがありますが、実際にプレイしている感じでは殆ど気になりませんでした。
FPSが急激に下がっている部分がありますが、これはワープの時です。
続いて原神を同じ設定で「Xモード」を起動して15分ほどプレイした結果がこちらです。
平均FPSは57.9。プレイ時間が短かったのと戦闘回数が多かったせいか「ダイナミック」よりもちょっぴりFPS値が下がっちゃいました。
2つのモードでそれほど大きな違いを感じなかったので、ダイナミックからプレイを始めて、カクつきが気になる場合なんかにXモードを試すと良いのかなと思いました。
ダイナミック設定なら発熱も抑えられますしね。
僕が今メインでプレイしているApexモバイルも計測してみました。
「エクストリームHD/極高」でカジュアルマッチを1回プレイした結果がこちら。
平均FPSは59.5。極めて快適です。
描写も綺麗で動きはヌルヌルで何も問題がありませんでした。最高です。
残念ながら僕は音ゲーをやらないので、その様子はお届けできないのですが、PerfDogの結果を見る限り、どんなゲームも快適にプレイできるのではないかと思います。
ROG Phone 6は、僕のようなエンジョイ勢はもちろん、ガチゲーマーでも納得できるゲーム性能と言って良いでしょう。
ゲームプレイ時の発熱
重いゲームを遊ぶ時に気になるのがスマホの発熱。
高い負荷がかかるのでどうしてもスマホが熱くなってしまいます。
ROG Phone 6の場合はどれくらい発熱するのか、実際にゲームした時の表面温度を計測してみました。
原神を「60FPS/最高」設定、さらに「Xモード」を起動してプレイしている時の温度は約43°。
簡易的な計測なので超正確というわけではないかもしれませんが、かなり発熱は抑えられていると思います。
実感として背面はそれなりにホカホカとしますが持っていられないほどではありません。
本体よりも金属フレームのほうが熱さを感じました。
ちなみに冷却ファンが搭載されているREDMAGIC 7は同じ設定で53°まで背面温度が上昇していたので、ROG Phone 6の冷却性能の高さが分かります。
搭載SoCがSnapdragon 8+ Gen 1であることも発熱が抑えられている要因かもしれませんね。
AnTuTuベンチマークを3回連続で計測した時の温度とスコアは以下のとおり。
それほど大きなスコアの減少もなく、初回計測時は急激な温度上昇があるものの、40°ほどで安定しているのが分かります。
表面温度も39.5°とそこまで高くはありません。
ROG Phone 6の冷却性能は極めて優秀です。
もちろん高い負荷をかけ続けて長時間ゲームをプレイすると性能の低下はあるかもしれませんが、安定してプレイできるゲーム環境を作ってくれます。
この高い冷却性能「GameCool 6冷却システム」はROG Phone 6の構造が為せる技。
中央にSoCを配置し、その両横に3,000mAhのバッテリーを2つ搭載。
横持ちでゲームをプレイしている時に高温部が直接手に触れないための設計です。
さらに2枚のグラファイトシートと大型ベイパーチャンバーで挟みこみ、中央にあるSoCの発熱を均一に拡散する構造となっています。
冷却ファンによる空冷システムよりも、さらに効果の高い冷却性能になっているそうです。
この他、別売りのオプション品「AeroActive Cooler 6」を装着することで表面温度をさらに下げることも可能。
ASUSの検証では背面温度が最大25°下がったそうです。
より安定したゲームプレイを求めるなら購入を検討しても良いかもしれませんね。
4種類のシステムモード
ROG Phone 6には4種類のシステムモードが用意されています。
- ダイナミック
- Xモード
- 超省電力
- アドバンスド
設定で切り替えることはもちろん、ゲームプレイ中でも「Game Genie ダッシュボード」から切替が可能です。
Xモードに設定すればROG Phone 6の性能を最大限活用できますが、発熱やバッテリーもちが悪くなってしまうので、基本的にダイナミック設定がおすすめ。
それぞれのシステムモードでの調整も可能です。
さらに「アドバンスド」なら自分の好みで詳細な設定を施すこともできますが、僕の知識では何がなにやら分かりませんでした・・・。
超音波式タッチトリガー
ROG Phone 6の側面にはタッチ式のショルダートリガー「AirTrigger 6」が搭載されております。
パッと見は「ROG」と記載されているだけのようですが、この部分がタッチ式ボタンです。デザインの邪魔にならないように溶け込んでいるのがGOOD!
僕のようなエンジョイ勢なら、このショルダートリガーが搭載されているだけでゲームが上手くなります。
何しろ3本指・4本指でディスプレイを操作しなくても、同等の動作ができるようになりますからね。まじで快適です。
さらにAirTrigger 6の凄いのは、押す操作以外にもマッピングできるところ。
好みに合わせて9種類から選択可能です。
いくつか実際に使ってみたので紹介していきます。
デュアルパーテションでは1つのトリガーに2つの動作を割り当て。
タップ・左スワイプ・右スワイプと1つのトリガーに3つの動きを割り当てることもできちゃいます。
スワイプ操作に視点移動を割り付けることも可能。可動範囲の設定ももちろんできますよ。
個人的に非常に重宝しているのがジャイロ機能です。トリガーを押している間ジャイロ操作が可能になります。リコイル制御しやすいっす!
AirTrigger 6があれば、普段2本指で操作をしている人でも、簡単に指の数を増やすことができるわけです。
モーションコントロール
AirTrigger 6が搭載されているだけでもゲームプレイの幅が広がるのですが、ROG Phone 6にはさらにモーションコントロール機能も搭載されています。
ジャイロ機能とは少し異なっており、スマホの動きトリガーにする機能です。
このため、スマホをクイッと速く動かく必要があります。
例えば「下に傾ける」に「リロード」、「上に傾ける」に「バックパックを開く」を割り当てた様子が以下のとおり。
AirTrigger 6と合わせて使えば、さらに指の数を増やすことができちゃいますよね。
クイッと動かすのに少々慣れが必要ではありますが。
AirTrigger 6は普段使いのショートカットにも使える
ゲームプレイに便利なAirTrigger 6は、普段使いのショートカットにも使えます。
「短く握る」「長く握る」「両方を長押し」3つの動きに好みの機能を割り当てることが可能です。
特定の機能を起動させることはもちろん、指定アプリの起動も可能です。
カメラの起動やスクショの撮影なんかに使うと便利だと思います。
ゲームが捗る豊富な便利機能
ROG Phonr 6には「AirTrigger 6」「モーションコントロール」の他にも様々な便利機能を搭載。ゲームによって使える・使えないがあるものの、めちゃくちゃ捗ります。
例えばゲーム内に見やすい照準を常時表示する「クロスヘア」。
色合いが反転して索敵が簡単になる「スカウトモード」。自分の好きなタイミングで有効化することが可能です。
一定時間内の操作を記憶してワンタップで実行できるようになる「マクロ」機能。
例えば、原神で複数回攻撃ボタンをタップする動作がワンタップになりますよ。
さすがゲーミングスマホと言ったところですが、ちょっと多すぎて僕には全ての機能を使いこなせません・・・笑
これだけの機能を搭載しているROG Phone 6は、必ずあなたをゲームの高みに連れて行ってくれるでしょう。
Diracチューニングのデュアルスピーカー
ROG Phone 6には上下2つのスピーカーが搭載されており、横持ちならステレオサウンドが楽しめます。
しかもオーディオシステムにスウェーデンDirac Research社のDiracチューナーを採用しているので、音響補正効果が高め。
イコライザーも標準搭載されているので自分好みの音質に調整することも可能でした。
用意されているオーディオモードは音量ボタンからでも変更できます。
実際にROG Phone 6で音楽を聞いてみましたが、音質がめちゃくちゃ良かったです。
特に低音がよく利いていて、かなり迫力あるサウンドを楽しめます。
僕が持っているスマホの中で1番音質が良いと感じているiPhone 14 Proとの音質を比較してみたので、以下の動画を参考にしてください。
音の広がりや臨場感はiPhone 14 Proには敵いませんが、ROG Phone 6の方がドコドコ低音が響いてる感じが分かると思います。
ROG Phone 6のスピーカーなら、ゲームはもちろん動画視聴や音楽鑑賞でも活躍してくれるでしょう。
イヤホンジャック搭載
ROG Phone 6のスピーカーは迫力があって良いのですが、サウンド面でこだわりがあるならイヤホンが必須になります。
特にFPSゲームは敵の足音や銃声の方向が分かるだけで、結果が変わってきますからね。
この点、ROG Phone 6にはイヤホンジャックが搭載されているので安心です。
イヤホンを使ったほうがDiarcチューニングの良さをさらに強く感じることができます。
ただし、イヤホンの種類によってはAir Triggerの操作に支障がでる場合もあるのでご注意ください。
BluetoothコーデックはLDAC/aptX Adaptiveに対応
ROG Phone 6にはイヤホンジャックが搭載されているものの、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
ゲームは遅延があると厳しいですが、音楽を聞いたり動画を見るくらいであれば十分ですからね。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際に接続してみたところ、以下のコーデックに対応していました。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:○
- LDAC:○
- LHDC:✕
主要Bluetoothコーデックにフル対応。aptX Adaptiveにも対応しているのが嬉しいポイントです。
なおワイヤレスでハイレゾ音質を楽しめますが、Amazonプライムミュージックのストリーミング再生では最大「48kHz/24bit」(JEITA定義ハイレゾ)になっていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思います。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質のに拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
充電分離機能を搭載
ROG Phone 6の嬉しい機能の1つが充電分離機能である、バイパス充電。
有効にするとバッテリーを通さずに本体に直接給電可能になります。
これは実際に充電分離機能を使っている画面ですが、充電ケーブルをさしているのに時間が立ってもバッテリー残量が増えていないことが分かるでしょうか。
最高性能のSoCを搭載しているので、どうしても発熱してしまいます。
そこでさらに充電中にバッテリーからの発熱があるとスマホに大きな負担がかかるもの。
バイパス充電機能があれば、スマホにかかる負担が軽減されるので安心です。
ROG Phone 6のバッテリー持ち・充電速度をレビュー
いつでも、どこでもゲームしたい人にとってバッテリー性能も重要なポイント。
ROG Phone 6のバッテリー持ち・充電速度をみていきましょう。
PCMarkバッテリーテストの結果
ROG Phone 6のバッテリー容量は6,000mAhとスペック的には超大容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
計測の結果、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は11時間15分でした。
一般的なスマホと比べれば少々短い結果になりました。
外出先でゲームをやる場合にはモバイルバッテリーが必要になるでしょう。
ちなみに以前レビューしたゲーミングスマホREDMAGIC 7の結果は7時間ちょいだったので、それに比べれば十分なバッテリーもちだと思います。
なお画面リフレッシュレートが高くなるほどバッテリー消耗は激しくなります。
ROG Phone 6はベンチマークアプリを起動すると自動的にXモードになってしまうのでテスト中のリフレッシュレートは144Hzになっています。
90Hz、60Hzに設定して使えばさらにバッテリーもちが良くなるので、自分がプレイするゲームの最大FPSに合わせて調整しても良いでしょう。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、他のスマホとの比較を参考に御覧ください。
65W急速充電に対応
大容量バッテリーを搭載している弊害は充電時間が長くなってしまうこと。
急速充電に対応していなければ、いつまで経っても充電が終わらないなんてこともあり得ます。
この点ROG Phone 6は65W急速充電に対応。
しかも65W急速充電に対応した充電器が付属しているのも嬉しいポイントです。
実際に充電してみたところ、10%からフル充電までにかかった時間は40分ほど。
早い!6,000mAhのバッテリー容量とは思えない早さです。
ゲームに熱中しすぎて寝落ちしてしまったとしても、朝の準備中に充電すれば80%くらいまでは復活できちゃいますよ。
残念ながらワイヤレス充電には非対応ですが、65W急速充電に対応しているのはROG Phone 6を買うべきメリットの1つと言って良いでしょう。
この他、ROG Phone 6にはバッテリー寿命を長くしてくれるケア機能も搭載されてます。
ROG Phone 6のカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
ROG Phone 6はゲーミングスマホのせいか、公式サイトでもカメラ機能についてはサラッとした紹介になっていました笑
あまり力を入れてないのかなーと思ったんですが、実際に使ってみると全くそんなことはなく、綺麗に撮影できましたよ。
なお僕は基本的にシャッターボタンをタップするだけのAIまかせ。
スマホのカメラは誰でも簡単に綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
ROG Phone 6のカメラアプリは超シンプル。
よく使いそうな超広角と2倍ズームがワンタップで切り替えできるので便利です。
夜景モード・マクロ撮影はメニューの中に入っているので、登場回数が多い場合は編集で外に出してあげても良いかもしれません。
カメラの知識が豊富な人はプロモードで細かな調整をしながらの撮影も可能。
使いこなせればカメラ性能をソフトウェア処理で向上させることができますね。
ちなみにスクショの音は鳴りませんが、シャッター音は消すことはできないようです。
シャッター音はそんなに大きくないので、静かな場所以外なら気にならないと思います。
メインカメラ
まずは最もよく使うメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用に僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能が高いPixel 6 Proで撮影した写真を並べています。
スライドバーは自由に動かせるので比べてみてください。
以降、左の写真がROG Phone 6、右の写真がPixel 6 Proで撮影したものになります。
いやぁ・・・想像以上に綺麗でびっくりしちゃいました。
ゲーミングスマホと言えどハイエンドスマホだし、まぁそりゃそうですかね?
Pixel 6 Proと比べると明るく華やかになる印象。黄色が強く感じました。
花びらの質感等、細かく見ればPixel 6 Proに劣っている部分もあるかもしれませんが、個人的にはこのくらい撮影できれば十分だと思います。
カメラがこんなにいい感じなら普段使いのメインスマホとしてもいけちゃうんじゃないでしょうか?重いけど。
最大8倍のデジタルズーム
ROG Phone 6には望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大8倍まで引き伸ばしての撮影になります。
【2倍ズーム】
【4倍ズーム】
2倍ズームまでなら良い感じですが、それを超えると解像感が失われてしまいます。
ちなみに8倍ズームだとこんな感じです。
ROG Phone 6の望遠性能にはそこまで期待しないほうが良いかも。
僕は物や食事を撮影する時に2倍ズームを多用するので、そこまでが綺麗ならOKです。
50MP高画素モード
ROG Phone 6のメインカメラは5000万画素での撮影も可能です。
通常撮影では4つの画素を束ね1,250万画素にすることで感度を上げています。
なんとなく画素数が高いほうが高精細に撮影できるような気がしますが果たしてどれほど違うのでしょうか?
通常撮影と50MPモードで撮り比べをした結果がこちらです。左が通常撮影、右が50MPモードで撮影した写真になります。
ご覧の通りパッと見は大きな違いを感じません。
むしろ通常撮影の方がAI補正やHDRの効果なのかシャープな印象を受けます。
高画素モードで撮影できるメリットはトリミング。
実際に同じ部分を切り出してみた結果がこちらです。
5,000万画素で撮影した写真の方が僅かですが解像感が残ってますよね。
劇的な違いにはならないかもしれませんが、とりあえず遠景で広く撮影しておいて、あとから必要な部分だけ切り取る場合などに活用できると思います。
ただし高解像度で撮影するとファイルサイズが大きくなるのでご注意ください。
超広角カメラ
個人的に望遠よりもよく使うのがワイドアングルの超広角カメラ。
風景を撮影する時はもちろん、食卓全体を撮影する時なんかにも便利です。
メインカメラと超広角カメラの画角と色合いの違いはこんな感じ。
有効画素数は1,300万画素でメインカメラの通常撮影時と殆ど変わりませんが、少し暗めに写るようで、色合いが見た目に近いナチュラルな仕上がりになります。
引き続きPixel 6 Proで撮影した写真と比較してみます。
Pixel 6 Proよりも少し画角が広め。
おかしな歪みもなくHDRもしっかり効いて、ROG Phone 6の超広角カメラはメインカメラ同様に悪くない仕上がりです。
夜景モード
ROG Phone 6には低照度下でも綺麗に撮影できるナイトモードが搭載されています。
左が通常撮影で、右が夜景モード。
効果は一目瞭然で、全体的に明るくなりつつノイズが抑えられているのが分かります。
一般的に夜景モードは数秒間静止したままで撮影するのですが、ROG Phone 6は「3秒間」「7秒間」いずれかを選ぶことができました。
今回は全て「3秒間」で撮影しています。引き続きPixel 6 Proと比較していきましょう。
暗い部分を明るく持ち上げる性能はPixel 6 Proの方が優秀かもしれませんが、ROG Phone 6もシャープで良い雰囲気になっていますね。
超広角カメラでもナイトモードでの撮影が可能です。
メインカメラよりも更に暗くなってしまいますね。綺麗に撮影するにはある程度の光量が必要になります。
ただPixel 6 Proの写真よりも手ブレが少なくクリアに写っているような気もします。悪くないですよね。
夜景モードでも8倍までのデジタルズームで撮影が可能。
【2倍】
【4倍】
日中での撮影同様、2倍ズームくらいまでなら実用性がありそうです。
やはり望遠性能はPixel 6 Proには敵いませんね。
マクロカメラ
登場する機会は多くないかもしれませんが、500万画素のマクロカメラも搭載。
被写体から4cmくらいまでの接写が可能です。
面白い撮影ができるんですが画質はイマイチ。ただ被写体に寄りたいだけならデジタルズームでも良いかもしれません。
マクロカメラで撮影するのと、それほど画質に違いを感じません。
ポートレートモード
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
撮影後にボケを調整することも可能ですが、輪郭があいまいになるのでバランスが重要。
もちろん人物以外の被写体でもボケモード的に使えます。
インカメラ
ROG Phone 6のインカメラは1,200万画素。
画素数が全てではないものの、このくらい撮影できるのであれば十分でしょう。
さすがに僕の顔面は晒せませんがビューティーモードも搭載されているのでナチュラルに盛ることも可能です。
インカメラでもポートレート撮影が可能。
撮影中にボケ具合の調整はできますが、メインカメラとは違って撮影後の調整はできませんでした。
動画撮影
ROG Phone 6で動画撮影もしてみました。
メイン・超広角カメラそれぞれ1080p@60fpsで日中と夜間に撮影しています。
日中は手ぶれ補正も利いて非常に綺麗に撮影できました。
夜間撮影はノイズが目立ち、超広角カメラでは真っ暗に・・・。
ある程度の明るさがなければさすがに厳しいですね。
30fps固定になってしまいますが、HDRを有効にすると明るく鮮やかな雰囲気になります。
夜間でも明るく撮影できるのでおすすめです。
ROG Phone 6のスペック
スペック表
サイズ | 173mm×77mm×10.4mm |
重さ | 239g |
ディスプレイ | 6.78インチ AMOLED 2,448×1,080 最大輝度800nit HDR10/10+ |
リフレッシュレート | 最大165Hz |
タッチサンプリングレート | 最大720Hz |
OS | Android 12 ROG UI |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
RAM | 12GB 16GB |
ROM | 256GB 512GB |
外部ストレージ | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 35mm換算:23.8mm f/1.9 IMX766 1/1.56 |
リアカメラ(超広角) | 1,300万画素 35mm換算:12.5mm f/2.2 |
リアカメラ(マクロ) | 500万画素 35mm換算:23.6mm f/2.0 |
リアカメラ(動画) | 8K@24fps 4K@60fps,30fps 1080P@60fps,30fps 720P@30fps,60fps |
インカメラ | 1,200万画素 35mm換算:27.5mm f/2.4 |
インカメラ(動画) | 4K@30fps 1080P@60fps,30fps 720P@30fps,60fps |
バッテリー | 6,000mAh |
ポート | USB Type-C |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM×2 |
2回線同時待ち受け | 可 |
対応Band | 5G(Sub6): n1, n2,n3,n5,n7,n8,n12,n13,n18,n20,n25, n28,n38,n40,n41,n48,n66,n71, n77, n78,n79 FDD-LTE:B1,B2,B3,B4,B5,B7,B8,B12,B13,B17,B18,B19 B20,B25,B26,B28,B29,B30,B32,B66,B71 TD-LTE:B34,B38,B39,B40,B41,B42,B43,B48 WCDMA:B1,B2,B4,B5,B6,B8,B19 GSM:850,900,1800,1900 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth Ver. | 5.2 |
位置情報 | GPS,GLONASS,BeiDou,GALILEO,QZSS,NavIC |
イヤホンジャック | あり |
スピーカー | ステレオ |
FMラジオ | なし |
防水 | IPX4 |
NFC | あり |
FeliCa(おサイフケータイ) | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
国内4キャリアに対応したBand構成
ROG Phone 6は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
なお、楽天モバイルで使えるかどうか検証した結果をこちらの記事で紹介しているので、本記事と併せてご確認ください。
また、5G通信(Sub-6)にもフル対応。ドコモのn79が削られていることが多いのですがROG Phone 6はしっかり対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ○ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でも問題ありません。
IPX4防水対応
ROG Phone 6はゲーミングスマホ初となるIPX4防水に対応しています。
保護等級 | 保護内容 |
IPX4(防沫) | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
性能的には生活防水に毛が生えた程度なので強力ではありません。
ただ、ちょっとした雨程度ならしっかり守ってくれるので防水性能が全くないよりもずっと安心です。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。
水分がある状態での通電は非常に危険です。
まとめ:ROG Phone 6のメリット・デメリット・評価
ROG Phone 6を実機レビューいたしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
ROG Phone 6を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・最高性能のSoC搭載 ・発熱が抑えられている ・背面RGBライトが光る ・大きく美しいディスプレイ ・リフレッシュレート165Hz ・タッチ式トリガー ・モーションコントロール ・豊富なゲーム機能 ・バイパス充電 ・65W急速充電 ・ステレオスピーカー ・迫力ある音質 ・カメラが良い感じ ・付属品が豊富 | ・重い ・バッテリーもちが寂しい ・ワイヤレス充電なし ・おサイフケータイなし |
評価
(4.5点/5点満点)
最高性能のSoCを搭載していながらも、発熱が抑えられているのが優秀なポイント。
ゲームに特化した機能・性能もふんだんに盛り込まれており、間違いなく2022年最強のゲーミングスマホです。
上級者から、もっと上手くなりたい初心者まで全てのゲーム好きにおすすめできます。
低音がよくきいた迫力あるステレオスピーカーを搭載し、カメラ性能も高いので、ゲームだけではなく普段使いでも十分に活躍してくれるでしょう。
価格は129,800円(税込み)~とちょっぴりお高めですが、価格に見合った機能・性能をモリモリ搭載しているので満足度は高いと思います。