評価:(5点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
ROG Phone 7をお借りしました。
ASUS(エイスース)製のゲーミングスマホROG Phone(アールオージーフォン)シリーズの2023年最新モデルです。
2023年3月にREDMAGIC 8 Proをレビューした時、旧モデルからの進化が著しく、これこそ今年の最強ゲーミングスマホ!と宣言しちゃったわけですが、あっさり抜かれましたよ・・・。
改めまして、ROG Phone 7こそ2023年最強のゲーミングスマホです笑
暫く使ってみたところ、動作性能・ゲーム性能は当たり前のように高く、さらにバッテリー持ちの良さとスピーカー音質の高さが超衝撃的。
旧モデルから引き続き超音波ショルダーボタン「AirTrigger 7」も搭載されており、ガチ勢はもちろん、ゲーム好きだけどなかなか上手くプレイできない人にもおすすめの1台です。
ROG Phone 7があなたのPS(プレイヤースキル)をワンランク上に進化させてくれるでしょう。
本記事でROG Phone 7を詳しく実機レビューするので購入の参考にしてください。
2024年最新モデルROG Phone 8もレビューしました。
最強性能はそのままに普段使いを強化。
ワイヤレス充電・IP68防塵防水に加えて「おサイフケータイ」にまで対応した万能ハイエンドになっております。
メリット | デメリット |
・光るゲーミングデザイン ・最強の動作性能 ・最高のゲーム性能 ・豊富なゲーム機能 ・超高音質スピーカー ・長持ちバッテリー ・イヤホンジャック ・指紋認証&顔認証 ・IP54防塵防水 | ・重い ・高負荷時少し発熱 ・ワイヤレス充電非対応 ・SDカード非対応 |
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ROG Phone 7のデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはROG Phone 7の外観・付属品をチェックしていきましょう。
さすがはゲーミングスマホ。見た目から超かっこいいです!
デザイン
ROG Phone 7のカラーバリエーションは以下の2色。
- ファントムブラック
- ストームホワイト
このうち今回お借りしたのはファントムブラックです。
異なる2つの素材によるツートンカラーの背面パネルが印象的。
片側は光沢の少ないマットなガラスパネル。
そして反対側は内部が透けて見えるような半透明デザイン。
こちらは光沢があるので指紋が少し目立ちます。
液体でも見ているかのようなヌルっと光る感じがとってもカッコイイです。
そして何と言っても最大の特徴がこの部分。
RGBライトが搭載されており、2箇所が光る仕様になっております。
ライトの色や明るさ、点灯パターンは設定から変更可能。
光の色で充電状態や本体温度の表示、再生中の音楽に合わせて光らせるなんてこともできちゃいます。
上部にはカメラユニットを搭載。
ROG Phone 7はメイン・超広角・マクロの3眼構成になります。
レンズの出っ張りは実測で1mmほど。さらに幅広なのでデスクに置いた時のガタつきは気になりませんでした。なくはないけど。
背面パネルはフレームに向かってなだらかに湾曲しています。
フレームはマットな色合いの金属製。重厚感がありました。
ディスプレイを上にして右側面に電源ボタン・音量ボタン・マイクを搭載。
横持ちでゲームをする場合でも声をよく拾ってくれそうですね。ボイチャが捗る。
左側面にはUSB Type-Cポートとカードスロットがあります。
側面に充電用ポートが搭載されているのは珍しい仕様。もちろん本体下部にもUSB Type-Cポートがあるので、2つ搭載されていることになります。
横持ちでゲームをする時にケーブルが操作の邪魔をしなくて良いですね。
さらに側面のUSB Type-Cポートは映像出力にも対応しています。
大画面でゲームを遊べるのは嬉しいポイント。
Bluetooth接続可能なゲームコントローラー等を使えば、もはやROG Phone 7がゲーム機になっちゃいます。
動画視聴や撮影した写真の表示なんかにも重宝するでしょう。
カードスロットは表・裏にnano SIMカードを2枚装着できるタイプ。
残念ながらMicro SDカードは装着できませんでした。
本体下部にはイヤホンジャック・USB Type-Cポート・マイクが搭載されています。
USBポートが真ん中にないのは珍しいですね。
本体上部にはマイクのみ。マイクは全部で3箇所に搭載されていました。
背面パネルに変化があったものの、基本的に旧モデルROG Phone 6の構成を踏襲しております。
サイズ感
ROG Phone 7のサイズは173mm×77mm×10.3mm。
6.78インチのディスプレイを搭載していることもあってビッグサイズです。
みんな大好きiPhone 14 Pro(6.1インチ)と並べてみるとこんなに違いました。
ただ普段使いするには少々大きめですが、ROG Phone 7はゲーミングスマホ。
このサイズ感はデメリットにはならず、むしろ大きいのでゲームをプレイしやすいんじゃないかと思います。
ちなみにライバルゲーミングスマホのREDMAGIC 8 Proと比較するとこんな感じ。
横幅はそんなに変わらないですが、縦に長い分ROG Phone 7のほうがシュッとして見えます。
大きさは良いとして、気になるのはむしろ重さ。240gと超ヘビー級。
付属ケースを装着すると257gにおよびます。
他のスマホと比べても重たいので、長時間ゲームをプレイするのがキツいと感じる人もいるかもしれませんね。
ウトウトしながらROG Phone 7を使っていて、うっかり顔に落としたらマジで怪我しそうなので注意しましょう。危ない。
付属品
ROG Phone 7の付属品は以下のとおりです。
- 保護ケース
- 充電器
- USBケーブル
- SIMピン
- マニュアル類
保護ケースはハードタイプで、装着してもシステムライトが見えるように一部くり抜かれています。
装着するとこんな感じに。背面パネルは殆ど覆われてしまうので、本体カラーはブラックでもホワイトも変わりませんね笑
サイド面もくり抜かれているので、横幅の変化が少なく持ちにくいことはありませんでした。
カメラユニットの出っ張りは大きくないですが、ケースを装着すれば机などに直接触れることがなくなるので装着しておいたほうが良いでしょう。
充電器は65W急速充電に対応したタイプです。高級品!
PSEマークも確認できました。
充電ケーブルはUSB Type-C / Type-C。
ケーブルが柔らかいナイロンタイプなので扱いやすいです。よく曲がる。
SIMピンのデザインがこれですから。どこまでもゲーミング!
ディスプレイ保護フィルムは付いていませんが、必要なものが全て揃っているので箱から出せばすぐに使い始めることができちゃいます。素晴らしい!
なおサードパーティー製の保護フィルムが既に販売されていましたよ。
Amazon検索結果>>ROG Phone 7 保護フィルム
ROG Phone 7のディスプレイをレビュー
続いてROG Phone 7のディスプレイ性能を見ていきましょう。
美麗なグラフィックのゲームで遊ぶ人にはディスプレイが重要ポイント。
FPSゲームの索敵なんかにも影響が出る部分です。
ゲームするにも動画視聴もディスプレイが綺麗な方が良いに決まってますからね。
6.78インチ有機ELディスプレイ
ROG Phone 7はディスプレイに6.78インチの有機ELパネルを採用。
有機ELパネル特有の黒色表現でシャキッとメリハリの効いた表示が非常に綺麗です。
ハイエンドモデルのスマホにはWQHD+のディスプレイを搭載したモデルなんかもありますが、ROG Phone 7のスペックがあれば十分な性能。
- 解像度 2,448×1080(FHD+)
- 最大輝度 1,500nit
- Delta-E 1未満
- コントラスト比 1,000,000:1
- DCI-P3比 111.2%
- SRGB比 150.8%
- HDR10/10+
ゲームするにも動画見るにも十分満足できました。
視野角も広く多少きつい角度から見ても問題なし。寝っ転がってゲームする場合にも使えそうです。重いけど。
ディスプレイのガラスには「Corning Gorilla Victus」を採用しているので耐久性にも優れています。
湾曲のないフラットタイプも、保護フィルムを貼り付けるのが下手な僕には嬉しいポイントでした。
最大輝度1,500nitsで屋外でも見やすい
ROG Phone 7ののディスプレイ最大輝度は1,500nitsとかなり明るいです。
このため直射日光下でも見づらくなることはありませんでした。
明るさ自動調節も上手なので、どんなシチュエーションでもディスプレイが見にくくなることはないでしょう。
ベゼル内インカメラでフルスクリーン
ROG Phone 7のインカメラは上部ベゼル内に搭載されています。
上部ベゼルが少し太くなってしますが、動画でもゲームでもフルスクリーンで楽しめるのがメリットです。(下ベゼルももれなく太め)
パンチホールやノッチのようなインカメラでも、そこまで邪魔に感じたことはありませんが、遮るものがないのは良いですね。スッキリしています。
ちなみにライバルのREDMAGIC 8 Proのインカメラは画面下に搭載されている(UDC)ため、真の全画面表示でゲームをプレイできます。
インカメラなんて使う機会は少ないでしょうから、この点はREDMAGIC 8 Proに分がありそうですね。
操作は両手持ちが基本
ROG Phone 7は6.78インチの大画面ディスプレイ&重いので基本的に両手操作になります。片手で操作しようとしても端まで指が届きませんからね・・・。
慣れてくれば文字入力くらいなら片手でもいけるとは思いますが。
とは言え、ゲームをするにはやっぱり大画面が最適。
おまけにROG Phone 7は動作性能が高いので、高グラフィックスゲームでも余裕をもって楽しめます。
画面リフレッシュレートは最大165Hzをサポート
ROG Phone 7の画面リフレッシュレートは最大165Hzに対応しています。
一般的な高駆動ディスプレイと言えば120Hzのことが多いですが、ROG Phone 7はそれをさらに上回る滑らかさ。
・・・と言いたいところなんですが、リフレッシュレート120Hz以上になっても違いがよく分からず笑
よく見れば165Hzの方が残像感が少ないような気がしないでもない。かな?
リフレッシュレートが高くなればなるほどバッテリー消耗が激しくなるので、通常利用に165Hzは使わなくていいと思います。
通常利用には、シーンに合わせてリフレッシュレートを調整してくれる「自動」設定がいいでしょう。
静止状態では60Hzで、ディスプレイの動きを感知したときだけ120Hzに可変します。
無駄にバッテリーを消耗しないのでおすすめです。
ちなみにAOD(常時表示ディスプレイ)利用時のリフレッシュレートも60Hz。
ここが1Hzになってくれれば完璧だったんですけどね。
LTPOディスプレイではないので良しとしましょう笑
タッチサンプリングレートは最大720Hz
ROG Phone 7のタッチサンプリングレートは最大720Hzと高感度なので、音ゲー好きな人には嬉しいポイント。
ちなみに通常時のタッチサンプリングレートも500Hzを超えておりました。
手動計測なのでどこまで正確なのかは分かりませんが、実際に使っていてもタッチの反応が悪いと感じることはありませんでした。
常時オンディスプレイ(AOD)に対応
ROG Phone 7は有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(Always On Display/常時表示ディスプレイ)に対応しており、ロック画面で時計等を表示し続けることが可能です。
ミドルレンジのスマホだと、搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、終日でも表示可能。表示内容をカスタマイズすることもできます。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、ROG Phone 7なら高画質での視聴が可能となります。
NetflixではFull HD再生可能。
ただしHDR機能には非対応。ディスプレイスペックにもHDR10+の表記がなかったので対応していないのかもしれませんね。
旧モデルROG Phone 6ではHDR10の表示が出ていたので1つ寂しいポイント。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでは1080pで視聴可能です。
2Kディスプレイなんかに比べると劣りはしますが、スマホで動画視聴するならFHD(1080p)に対応していれば十分。
YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できることが確認できました。
ROG Phone 7の基本性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU)。
ROG Phone 7には「Snapdragon 8 Gen 2」が搭載されております。
2022年11月にQualcommが発表したチップセットで、台湾TSMCの4nmプロセスが採用された2023年7月時点での最高性能モデルです。
ゲーム性能はのちほど紹介するとして、まずは普段使いの動作性能とベンチマークスコアをチェックしていきましょう。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.9の総合スコアは1,315,294点、GPUスコアは581,149点。
高めのスコアになるVer.10では総合スコアが1,611,048点、GPUスコアは607,842点という結果になりました。
161万点はやばいなぁ・・・とんでもないスコア。はい、最強です笑
高いスコアがでるようにベンチマークアプリを動かしている時だけ何らかの調整が行われているスマホがあるなんて言われますが、仮にそうであったとしても最高性能であることに違いありません。
ちなみにROG Phone 7はベンチマーク系アプリを起動すると必ず「Xモード」になってしまうので、もしかするとそういうことなのかもしれません・・・。
いずれにせよ基本性能は最強なので普段使いで何をやっても困ることはありません。
AnTuTuスコア40万点くらいあれば普段使いに困ることはないので、このスコアなら快適そのものです。
こちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでのスコアは以下のとおりです。
Wild Life Stress Testの結果も良好で、安定性も高いです。
これまで見てきた中で1番良いスコアだと思います。
REDMAGIC 8 Proと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、REDMAGIC 8 Proと簡単に動作性能を比較してみました。
ちなみにREDMAGIC 8 ProのAnTuTuスコアは僕の計測で1,288,108点でした。
ROG Phone 7と同じSnapdragon 8 Gen 2を搭載しているので、ほぼほぼ同じくらいのスコアですね。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
あんまり意味のない比較だったかもしれないですね笑
もうどっちにしろ表示速度は爆速です・・・。
Twitterのスクロールも比べてみましたが、これもどちらも変わらずヌルサク。
ROG Phone 7のスクロールのほうがスルスルーっと滑るような感じでした。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
UFS 4.0の効果なのか読み込みも書き込みも信じられないくらい爆速。
今回貸して頂いたモデルの搭載RAMは16GB。
もはやノートパソコンぐらいのRAM容量になっちゃってますよね笑
本体・アプリの起動もスムーズで、複数の処理を同時に進行しても耐えられるほど十分な容量です。
ストレージ容量は512GB。システム領域に20GB使うので実際に保存可能なのは490GBほどになります。
重いゲームを複数同時にやっていたとしても500GBも空き容量があれば十分。
残念ながらMicro SDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
ROG Phone 7のゲーム性能をレビュー
続いてROG Phone 7を購入する上で最も気になる部分、ゲーム性能をチェックしていきましょう。
人気ゲームが快適にプレイできるのか?発熱はどうなのか?実機で検証です。
最高設定の原神で平均59.6FPS
そもそも僕はプロでもガチゲーマーでもないただのエンジョイ勢・・・。
このため、いくら快適ですー!ヌルヌル動きまーす!と言っても、ただの感想になってしまうでしょう。
そこで、客観的に判断できるようにPerfDogというアプリでゲーム性能を測定してみました。
PerfDpgはiOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。
企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。
公式サイト>>WeTest PerfDog
まずはゲームのベンチマーク的な存在になっている原神を「60FPS/最高」&「Xモード」で設定で15分ほどプレイした結果がこちら。
平均FPSは驚異の59.6。戦闘シーンで少々FPSが下がってしまうところがありますが、実際にプレイしている感じでは殆ど気になりませんでした。
FPSが急激に下がっている部分がありますが、これはワープの時です。
これならガチ勢の人も満足できると言って良いでしょう。
なお僕はライトユーザー&PSが低いため、現在稲妻地方を攻略中。このため稲妻地方でデイリークエスト等をこなした結果で、最新マップでの検証はできておりません・・・。
ごめんなさいm(_ _)m
NIKKEの平均FPSは51
続いてNIKKEをプレイした結果を。こちらは検証しているところを収録しているので御覧ください。
以下のとおりのグラフィック設定で、迎撃戦と射撃場を3回ずつプレイしています。
- グラフィックオプション:高
- 最大フレーム:60
- 人物解像度:高
- 効果:高品質
平均FPSは51。プレイ開始から7分ほど経過するとややFPSは下がるものの、かなり快適にプレイできました。
これまでレビューしたスマホの中で最も良いスコアです。
原神と同じようにトップランカーの人でも満足できると思います。
残念ながら僕は音ゲーをやらないので、その様子はお届けできないのですが、PerfDogの結果を見る限り、どんなゲームも快適にプレイできるのではないかと思います。
ROG Phone 7は、僕のようなエンジョイ勢はもちろん、ガチゲーマーでも納得のゲーム性能でした。
ゲームプレイ時の発熱
重いゲームを遊ぶ時に気になるのがスマホの発熱。
高い負荷がかかるのでどうしてもスマホが熱くなってしまいます。
ROG Phone 7の場合はどれくらい発熱するのか、実際にゲームした時の表面温度を計測してみました。
原神を「60FPS/最高」設定、さらに「Xモード」を起動してプレイしている時の背面温度は約46°。
持てないほどではありませんが、それなりにホカホカはしていました。
ライバルのREDMAGIC 8 Proは38℃前後に留まっていたので、発熱に関しては少し負けているかもしれませんね。
ROG Phone 7を使っていて発熱が気になった場合は、別売りのオプション品「AeroActive Cooler 6」を装着することで表面温度を下げることができます。
重さが117gもあるのでさらに重くなってしまうものの、動作性能が安定し、トリガーボタンを増やすことができるのでゲームには最適です。
ちなみにAnTuTuベンチマークを5回連続で回した様子は以下のとおり。
4回目に異常が発生したもののスコアは安定していると思います。
発熱での動作性能の低下は少ないかもしれません。
4種類のシステムモード
ROG Phone 7には4種類のシステムモードが用意されています。
- ダイナミック
- Xモード
- 超省電力
- アドバンスド
システムモードの変更はバッテリー設定から。
ゲームコンソールアプリArmoury Crateではゲームごとにモード設定をすることもできます。
ゲームプレイ中でも「Game Genie ダッシュボード」から切替が可能です。
ちなみにGame Genie ダッシュボードは設定で表示項目のカスタマイズができます。
Xモードに設定すればROG Phone 7の性能を最大限活用できますが、発熱やバッテリーもちが悪くなってしまうので、基本的にダイナミック設定がおすすめ。
さらに「アドバンスド」なら自分の好みで詳細な設定を施すこともできますが、僕の知識では何がなにやら分かりませんでした・・・。
グラッフィックブーストには「Snapdragon elite gaming」の表示もありました。
ROG Phone 7はQualcommの技術により、レイトレーシングのハードウェアアクセラレーションに対応しました。これにより、対応ゲームでの光の反射表現が格段にリアルになり、とくに水や金属の表面をまるで本物のようなリアルさで表現できます。
引用:公式サイト
超音波式タッチトリガー搭載
ROG Phone 7の側面にはタッチ式のショルダートリガー「AirTrigger 7」が搭載されております。
パッと見は「ROG」と記載されているだけのようですが、この部分がタッチ式ボタン。
デザインの邪魔にならないように溶け込んでいるのがGOOD!
僕のようなエンジョイ勢なら、このショルダートリガーが搭載されているだけでマジでゲームが上手くなります。
3本指・4本指でディスプレイを操作しなくても、同等の動作ができるようになりますからね。まじで快適。
さらにAirTriggerには、押す操作以外にもマッピングが可能。
好みに合わせて9種類から選択できます。
いくつか実際に使ってみたので紹介します。
デュアルパーテションでは1つのトリガーに2つの動作を割り当て。
タッチだけではなくスワイプに動きを割り当てることもできます。
FPSゲームで重宝するのがジャイロ機能。トリガーを押している間ジャイロ操作が可能になり、リコイル制御しやすくなると思います。
もちろん設定からタッチの感度を調整することも可能。
AirTrigger 7があれば、普段2本指で操作をしている人でも簡単に指の数を増やすことができるちゃいます。
モーションコントロール
AirTrigger 7が搭載されているだけでもゲームプレイの幅が広がるのですが、ROG Phone 7にはさらにモーションコントロール機能も搭載されています。
ジャイロ機能とは少し異なっており、スマホの動きトリガーにする機能です。
このため、スマホをクイッと速く動かく必要があります。
AirTrigger 7と合わせて使えば、さらに指の数を増やすことができちゃいますよね。
クイッと動かすのに少々慣れが必要ではありますが・・・。
モーションコントロールもAirTrigger同様に感度調節ができますよ。
AirTrigger 7は普段使いのショートカットにも使える
ゲームプレイに便利なAirTrigger 7は、普段使いのショートカットにも使えます。
「短く握る」「長く握る」「両方を長押し」3つの動きに好みの機能を割り当てることが可能です。
特定の機能を起動させることはもちろん、指定アプリの起動も可能です。
カメラの起動やスクショの撮影なんかに使うと便利だと思います。
ゲームが捗る豊富な便利機能
ROG Phone 7には「AirTrigger 7」「モーションコントロール」の他にも様々な便利機能を搭載。
ゲームによって使える・使えないがあるものの、めちゃくちゃ捗ります。
例えばゲーム内に見やすい照準を常時表示する「クロスヘア」。
色合いが反転して索敵が簡単になる「スカウトモード」。自分の好きなタイミングで有効化することが可能です。
一定時間内の操作を記憶してワンタップで実行できるようになる「マクロ」機能。
例えば、連続攻撃や長押し強攻撃をワンタップにすることができちゃいます。
記録したマクロ機能をAirTriggerに割り付けることも可能。すごすぎる笑
さらにROG Phone 6にはなかった追加機能も用意されていました。
振動マッピングは配置した仮想ボタンをタッチすると本体が振動します。
「バックグラウンドモード」はゲーム中に他のアプリを立ち上げた場合でも、強制的に実行捺せ続けることが可能です。
ちょっとLINEチェックしてたらタイトルに戻ってた!そういうことがなくなりますね。
AirTriggerが多機能多すぎて分からん!
そんなあなたには「ROG Instant Master」がおすすめ。
ゲームに最適なAirTrigger・マクロを自動設定してくれますよ。
さすがゲーミングスマホと言ったところですが、ちょっと多すぎて僕には全ての機能を使いこなせず・・・笑
もうゲームが上手くプレイできないことをスマホのせいにできません。
ROG Phone 7があなたを高みに連れていってくれるので、あとは腕を磨くだけです!
ROG Phone 7のバッテリー持ち・充電速度をレビュー
いつでも、どこでもゲームしたい人にとってバッテリー性能も重要なポイント。
ROG Phone 7のバッテリー持ち・充電速度をみていきましょう。
PCMarkバッテリーテストの結果
ROG Phone 7のバッテリー容量は6,000mAhとスペック的には超大容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
計測の結果、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は21時間28分でした。
嘘でしょ?????君ゲーミングスマホだよね?
最新のハイエンドSoCを搭載しているゲーミングスマホとしては信じられないほどバッテリー持ちが良いです。マジでびっくりしました!
この結果は、僕が今までにレビューしてきたスマホの中で3番目に良いスコアになっております。
- AQUOS sense4 lite:21時間50分
- Redmi Note 10 JE:21時間43分
- ROG Phone 7:21時間28分
- Xperia 10 Ⅳ:20時間55分
- Redmi Note 9S:20時間30分
いやいやいや・・・この並びにROG Phone 7が出てくるのはおかしいでしょ笑
ちなみに旧モデルROG Phone 6は11時間15分だったので、大きく進化をしております。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、他のスマホとの比較を参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkは机上の空論に近いので、スコアだけではピンと来ない人もいるかもしれません。
そこで実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まず1時間Amazonミュージックで音楽を聴いた結果、バッテリー消耗は3%。
1時間YouTubeで動画(2160P/60fps HDR)を視聴した結果、バッテリー消耗6%。
原神を最高設定で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は26%でした。
24時間一切触らずに放置してみたところ、バッテリーは4%消耗しました。
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 3% | 約33時間 |
動画再生 1時間 | 6% | 約16時間 |
原神 1時間 | 26% | 約4時間 |
24時間放置 | 4% | 約25日間 |
さすがに負荷をかけまくってゲームをするとバッテリーがグングン消耗していくので、外でゲームをしたい人はモバイルバッテリーが必須です。
ただ、PCMarkの結果を見ても明らかなとおり、普段使いのバッテリー消耗はかなり抑えられていることが分かりました。
ROG Phone 7のバッテリー持ちは超優秀だと思います。すげー!
65W急速充電に対応
大容量バッテリーを搭載している弊害は充電時間が長くなってしまうこと。
急速充電に対応していなければ、いつまで経っても充電が終わらないなんてこともあり得ます。
この点ROG Phone 7は65W急速充電に対応。
しかも急速充電に対応した充電器が付属しているのも嬉しいポイントです。
実際に充電してみたところ、15%からフル充電までにかかった時間は50分ほど。
あれ?想像よりもちょっぴり長め・・・。
スペック的にはフル充電までの時間が44分ってことですからね。
試しに充電中の電力を計測してみたところ35W程度しか出ていませんでした。
壁コンセントを使ってみたり、ケーブルを変えたりと色々試したのですが結果は変わらず。
僕のお借りした個体では65W急速充電は未確認となりましたので、ご注意ください。
ちなみに一般的な急速充電規格として「USB Type-C PowerDelivery」「Quick Charge」にも対応しているとのこと。
この場合には最大18W充電に留まるようです。
充電分離(バイパス充電)機能を搭載
ROG Phone 7の嬉しい機能の1つが充電分離機能である、バイパス充電。
有効にするとバッテリーを通さずに本体に直接給電可能になります。
最高性能のSoCを搭載しているので、どうしても発熱してしまいます。
そこでさらに充電中にバッテリーからの発熱があるとスマホに大きな負担がかかるもの。
バイパス充電機能があれば、スマホにかかる負担が軽減されるので安心です。
ROG Phone 7のカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
ROG Phone 7はゲーミングスマホのせいか、公式サイトでもカメラ機能についてはサラッとした紹介に笑
あまり力を入れてないのかなーと思ったんですが、実際に使ってみると全くそんなことはなく、綺麗に撮影できました。
なお僕は基本的にシャッターボタンをタップするだけのAIまかせ。
スマホのカメラは誰でも簡単に綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
ROG Phone 7のカメラアプリはシンプル。
よく使いそうな超広角と2倍ズームがワンタップで切り替えできるので便利です。
その他の望遠倍率は長押しで。
夜景モード・マクロ撮影モードはメニューの「その他」に入っているので、頻繁に使う人は外に出してあげたほうが良いかもしれません。
カメラの知識が豊富な人はプロモードで細かな調整をしながらの撮影も可能です。
なおスクショの音は鳴りませんが、シャッター音を消すことはできないようです。
とは言えシャッター音はそんなに大きくないので、静かな場所以外なら気にならないと思います。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用に僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能が高い「Pixel 7 Pro」と、ライバルゲーミングスマホ「REDMAGIC 8 Pro」で撮影した写真をあわせて掲載していきます。
さすがにPixel 7 Proには敵いませんが、日中の明るい場面であれば十分綺麗に撮影できる印象です。
続いて逆光シーンでどのような仕上がりになるかチェックしてみましょう。
木の葉に太陽が隠れているようなシチュエーションです。
所々明るくなりすぎて白っぽくなっているところもありますが、HDRの働きも良い感じのようです。
室内でのメシウマ写真はどうでしょうか。
よく撮れていますがAI補正がかかっているのか色味が少し不自然になっちゃいました。
メインカメラ(夜景モード)の作例
ROG Phone 7には低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。
左が通常撮影で、右が夜景モード。効果は一目瞭然ですね。
引き続きPixel 7 Pro・REDMAGIC 8 Proと比較して見ていきましょう。
3つのうち最も明るく撮影できていたのがROG Phone 7でした。
これだけ撮れれば個人的には満足。
もう1個、手前と奥とで明暗差があるようなシチュエーションでの撮影。
かなり良い感じですね。HDR性能が高いかもしれないです。
後ろの電気光は抑えられていて、手間の木も黒つぶれすることなく撮影できています。よき。
50MP高画素モードの作例
ROG Phone 7のメインカメラは「カメラ解像度」の切り替えで5,000万画素でも撮影可能。
通常撮影では4つのピクセルを束ね、約1,250万画素にすることで感度を上げています。
左が通常撮影で右が高画素モードで撮影したもの。違いが分かりますか?
なんとなく画素数が高いほうが高精細に撮影できると思うかもしれませんが、そこまで大きな違いを感じませんよね。
通常撮影の方がAI補正が効いて鮮やかに見えます。
ただ、高解像度での撮影はトリミングで活かされます。それぞれの写真で同じ部分をトリミングした結果がこちら。
なんとなーーーく高画素モードの方が解像感が残っているような気がするような?
ただまぁ、そこまで大きな違いはなく、ファイルサイズが大きくなってしまうこともあるので高画素モードには期待しない方が良いでしょう。
最大8倍のデジタルズームの作例
ROG Phone 7には望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大8倍まで引き伸ばしての撮影になります。
等倍・2倍・5倍・8倍でそれぞれ撮影してみました。
2倍ズームを超えると解像感が失われていきますね。ノイズも発生しています。
ただ8倍ズームでも結構綺麗だなーと思っちゃいました。絵画っぽいけど。
ちなみに比較しているPixel 7 Proには望遠レンズが搭載されているので、同じ8倍ズームでも質感が全然違いますよ。
普通に使えるクオリティ。やっぱすごいですね。
夜間撮影でのズーム性能もチェックしてみましょう。
夜間撮影のズームはかなり厳しい模様・・・。
Pixel 7 Proですら結構ガビガビしちゃうので仕方ないですね。
とは言え仕上がりは全然違いますけど笑
超広角カメラの作例
ROG Phone 7は1,300万画素の超広角カメラも搭載しております。
風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラです。
メインカメラとの画角の違いはこんな感じ。
色合いもメインカメラに比べると少しあっさりした印象になります。
普通に良い感じに撮影できました。
REDMAGIC 8 Pro(800万画素)と質感が全然違いますよね。
一般的に超広角カメラは搭載されていてもイマイチなことが多いのですが、ROG Phone 7はしっかり使えちゃいそうです。
超広角カメラの夜景モードもチェックしていきましょう。
頑張ってくれたけど、暗いので夜間撮影には厳しいかもしれません。
変に明るくしすぎないので自然といえば自然なのかもしれませんが。
REDMAGIC 8 Proの超広角カメラは夜景モードに非対応なのでこうなっちゃいます。
マクロカメラの作例
登場する機会は多くないかもしれませんが、500万画素のマクロカメラも搭載。
被写体から4cmくらいまでの接写が可能です。
有効画素数が他のスマホに比べて高いせいか、そこそこ解像感があって良かったです。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、被写体との切り分けもそこそこ上手です。
人物以外の被写体にもボケモード的に使用可能です。
距離に応じてボケ具合が変化するわけではなく、被写体以外をバツっとボケさせてしまうのはソフトウェア処理によるものなので仕方ないと思います。
インカメラの作例
ROG Phone 7のインカメラは3,200万画素。
個人的に利用機会が全くありませんが、このくらい撮影できれば十分でしょう。
外カメ同様にインカメラもポートレート撮影が可能。
やはり距離感関係なく被写体を切り抜いて、その他の部分をガツンとボケさせるタイプですね。
被写体の切り取りが若干怪しい部分もありますが、まぁ良いでしょう!
動画撮影の作例
ROG Phone 7で動画撮影もしてみました。
最大8K@24fpsでも撮影できますが、今回は1080p@60fps、4K@60fpsでそれぞれ撮影してみました。
比較用にiPhone 14 Proで撮影した動画も続けて再生しています。
日中明るい場面ではかなり綺麗に撮影できました。
手ぶれ補正も良い感じで、iPhone 14 Proよりも色鮮やかになる印象です。
普段使いでちょっと動画を撮影するくらいであれば十分使えるでしょう。
強力な手ぶれ補正「Hyper Steady」も効果は抜群ですが、トリミングされてしまうので画角に注意したいところです。
夜間撮影はノイズが多く厳しめ。
超広角カメラに至っては暗くて殆ど何も見えません・・・。
どのシチュエーションでも綺麗に撮影できるiPhoneはさすがです笑
ROG Phone 7を実機レビュー
ここからはROG Phone 7の動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはAndroid 13
ROG Phone 7に搭載されているOSはAndroid 13です。
ASUSによると2回の大型アップデートと4年間のセキュリティ対策を保証しているとのことです。
現時点で最新のAndroidが搭載されているのは嬉しいポイント。
メーカー独自のクセがないので使いやすいと思います。
この他、見た目をASUS独自「ROG UI」に変更することも可能です。
カスタマイズ性には優れていると思います。
個人的にこれいいじゃん!って思ったのがスクショ後の通知を消すことができる設定。
いちいち煩わしいと感じていたので嬉しかったですよ。
便利機能もしっかり標準搭載。画面分割、フローティングウィンドウ、サイドバーも入っております。
フローティングウィンドウで攻略情報を表示しながらゲームすることもできちゃいますね。
小さいから現実的ではないかもしれないけど。
ジェスチャー機能も充実。背面ダブルタップでスクショ撮影は多用しております。
ツインアプリ対応/複数ユーザー非対応
ROG Phone 7は、1つのアプリを複製できるツインアプリ(デュアルアプリ)機能に対応。
例えばLINEを複製すれば、1台のスマホで仕事用とプライベート用のアカウントを使うこともできちゃいます。
またゲームを複製することもできるのでサブ垢運用している人にも重宝します。
残念ながら複数ユーザー機能や、いわゆるセカンドスペースにあたる機能は見つけることができませんでした。
生体認証は指紋認証&顔認証
ROG Phone 7の指紋認証センサーは画面内に搭載。
反応は良好で、サッと触れるだけでロック解除できました。
顔認証は専用センサーまでは非搭載なのでインカメラを使った簡易的なもの。
こちらも反応は良好で顔が入れば一瞬でロック解除されます。
マスクを装着する機会が未だ多いので、指紋認証・顔認証どちらにも対応しているのが望ましいですね。
超高音質のステレオスピーカー搭載!
ROG Phone 7には上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しむことが可能です。
肝心のスピーカーの音質ですが、めっっっちゃくちゃ良いです!
スマホのスピーカーって低音域がごっそり抜けてスカスカな音質のものが多いんですが、ROG Phone 7はしっかり低音を感じることができました。
もちろん中音域・高音域もクリアで綺麗です。
ROG Phone 6もかなり良かったんですが、さらに音質が向上しています。
さらにオーディオシステムにスウェーデンDirac Research社のDiracチューナーを採用しているので、臨場感のあるサウンドを楽しめます。
イコライザーも搭載しているので好みに合わせた調整も可能です。
個人的にiPhone 14 Proのスピーカーが最も高音質だと思っていましたが、ついにそれを上回るスマホが登場しちゃった感じ。
おそらく現時点で購入できるスマホの中で最もスピーカー音質が良いと思います。
ROG Phone 7のスピーカーなら、ゲームはもちろん動画視聴や音楽鑑賞でも活躍してくれるでしょう。
イヤホンジャック搭載
ROG Phone 7のスピーカーは迫力があって良いのですが、サウンド面でこだわりがあるならイヤホンが必須。
特にFPSゲームは敵の足音や銃声の方向が分かるだけで、結果が変わってきますからね。
この点、ROG Phone 7にはイヤホンジャックが搭載されているので安心です。
イヤホンを使ったほうがDiarcチューニングの良さをさらに強く感じることができます。
ただし、イヤホンの種類によってはAir Triggerの操作に支障がでる場合もあるのでご注意ください。
プラグがL字になっているイヤホンであれば、干渉が少なくなるのでおすすめですよ。
BluetoothコーデックはLDAC・aptX Adaptiveに対応
ROG Phone 7にワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
ゲームをプレイする時にワイヤレスイヤホンは遅延があるので厳しいですが、音楽を聞いたり動画を見るくらいであれば十分ですからね。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際に接続してみたところ、以下のコーデックに対応していました。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:○
- LDAC:○
- LHDC:✕
主要Bluetoothコーデックにフル対応。
LDACはもちろん、aptX Adaptiveの96kHz/24bit再生をサポートするSnapdragon Soundにも対応していました。
ただしAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
まぁどちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいのは事実。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
4キャリアに対応したBand構成
ROG Phone 7は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
なお、こちらの記事でROG Phone 7に楽天モバイルのSIMカードを装着した様子を紹介しているので、本記事と併せてチェックしてください。
また、5G通信(Sub-6)にもフル対応。ドコモのn79に対応しているスマホは貴重ですよ。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ◯ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもROG Phone 7なら対応できます。
IP54防塵防水
ROG Phone 7が対応している防塵防水性能はIP54等級。
ゲーミングスマホとしては初めて搭載されたレートとのこと。
保護等級 | 保護内容 |
IP5X(粉塵保護) | 機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の量の粉塵が内部に侵入しない |
IPX4(防沫) | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
とは言え、防塵性能はそれなりにありますが防水はそれほど強くありません。
小雨がかかる程度であれば壊れることはないくらいで、生活防水に毛が生えた程度と思っておきましょう。
プールで使うのはもちろん、お風呂・シャワー等での利用は避けましょう。
誤って落としてしまうと壊れる可能性が高いです。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。
水分がある状態での通電は非常に危険です。
ROG Phone 7のスペック
ROG Phone 7のスペックは以下の通りです。
参考に旧モデルROG Phone 6のスペックを並べて掲載しています。
製品名 | ROG Phone 7 | ROG Phone 6 |
価格 | 12GB/256GB:129,800円 16GB/512GB:149,800円 | 12GB/256GB:99,800円 16GB/512GB:119,800円 |
サイズ | 173mm 77mm 10.3mm | 173mm 77mm 10.4mm |
重さ | 239g | 239g |
ディスプレイ | 6.78インチ AMOLED 2,448×1,080 最大輝度1,500nit | 6.78インチ AMOLED 2,448×1,080 最大輝度800nit HDR10/10+ |
リフレッシュレート | 最大165Hz | 最大165Hz |
OS | Android 13 | Android 12 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
RAM | 12GB 16GB | 12GB 16GB |
ROM | 256GB 512GB | 256GB 512GB |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 35mm換算:23.8mm f/1.9 IMX766 | 5,000万画素 35mm換算:23.8mm f/1.9 IMX766 |
リアカメラ(超広角) | 1,300万画素 35mm換算:12.5mm f/2.2 | 1,300万画素 35mm換算:12.5mm f/2.2 |
リアカメラ (マクロ) | 500万画素 35mm換算:23.6mm f/2.0 | 500万画素 35mm換算:23.6mm f/2.0 |
インカメラ | 3,200万画素 35mm換算:29.4mm f/2.4 | 1,200万画素 35mm換算:27.5mm f/2.4 |
ビデオ(リアカメラ) | 8K@24fps 4K@60fps,30fps 1080P@60fps,30fps 720P@30fps,60fps | 8K@24fps 4K@60fps,30fps 1080P@60fps,30fps 720P@30fps,60fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps 720P@30fps,60fps | 4K@30fps 1080P@60fps,30fps 720P@30fps,60fps |
バッテリー | 6,000mAh | 6,000mAh |
ポート | USB Type-C 65W急速充電 | USB Type-C 65W急速充電 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM×2 | nano SIM×2 |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band | 5G(Sub6): n1, n2,n3,n5,n7,n8,n12,n13,n18,n20,n25,n26, n28,n38,n40,n41,n48,n66,n77, n78,n79 FDD-LTE:B1,B2,B3,B4,B5,B7,B8,B12,B13,B17,B18,B19 B20,B25,B26,B28,B32,B66 TD-LTE:B34,B38,B39,B40,B41,B42,B43,B48 WCDMA:B1,B2,B4,B5,B6,B8,B19 GSM:850,900,1800,1900 | 5G(Sub6): n1, n2,n3,n5,n7,n8,n12,n13,n18,n20,n25, n28,n38,n40,n41,n48,n66,n71,n77,n78,n79 FDD-LTE:B1,B2,B3,B4,B5,B7,B8,B12,B13,B17,B18,B19 B20,B25,B26,B28,B29,B30,B32,B66,B71 TD-LTE:B34,B38,B39,B40,B41,B42,B43,B48 WCDMA:B1,B2,B4,B5,B6,B8,B19 GSM:850,900,1800,1900 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.3 | Ver5.2 |
位置情報 | GPS GLONASS BeiDou GALILEO QZSS NavIC | GPS GLONASS BeiDou GALILEO QZSS NavIC |
イヤホンジャック | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
FMラジオ | なし | なし |
防塵防水 | IP54 | IPX4 |
NFC | なし | なし |
おサイフケータイ | 非対応 | 非対応 |
ROG Phone 7のメリット・デメリット・評価
ASUSのゲーミングスマホROG Phone 7を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
ROG Phone 7を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・光るゲーミングデザイン ・最強の動作性能 ・最高のゲーム性能 ・豊富なゲーム機能 ・超高音質スピーカー ・長持ちバッテリー ・イヤホンジャック ・指紋認証&顔認証 ・IP54防塵防水 | ・重い ・高負荷時少し発熱 ・ワイヤレス充電非対応 ・SDカード非対応 |
評価
総合評価:(5点/5点満点)
デザイン | ★★★★☆ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★★ |
バッテリー性能 | ★★★★☆ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★☆ |
基本性能・ゲーム性能が高いのはもちろんのこと、バッテリー持ちの良さとスピーカーの音質にはマジで驚かされました。
特にバッテリー持ちは全く期待していなかったので衝撃的すぎます。ほんとすごい。
超音波式タッチトリガーを筆頭にゲーム機能も超豊富。
2023年最強ゲーミングスマホの爆誕です!
ゲームガチ勢の人はもちろん、もっとゲームが上手くなりたいと感じている人にもおすすめできる1台だと思います。
ROG Phone 7はIIJmioが最安値!
ROG Phone 7はいわゆるSIMフリーモデルなので、公式サイトのほか格安SIMでも購入可能。
なるべく安く買いたい場合には、格安SIMで音声通話SIMとのセット購入がおすすめです。
IIJmioでの販売価格
現在ROG Phone 7を取り扱っている格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
販売サイト | 通常価格 | 最安価格 |
公式サイト | 129,800円 | 129,800円 |
IIjmio | 129,800円 | 119,980円 |
IIJmioでの販売価格は公式よりもちょっぴり安く12万円を切っております。
なお上位モデルも販売中で、いずれも公式サイトで購入するよりも安いです。
IIJmio>>ROG Phone 7
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 | データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・4GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、2022年6月1日からはデータシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
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