評価:(5点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
REDMAGIC 8 Proを購入しました。
2023年2月にNubiaが発売した、Snapdragon 8 Gen 2搭載のゲーミングスマホです。
僕は現在、旧モデルのREDMAGIC 7をゲーム用のスマホとして使っています。
動作性能に不満はないものの以下の2点に弱さを感じていました。
- 発熱
- バッテリーもち
いかに最高性能のSoCを搭載していたとしても高負荷には耐えられないよなーと半ば諦めつつあったのですが、REDMAGIC 8 Proをしばらく使ってみたところ、この2つを弱点を見事に克服。
動作性能・ゲーム性能も強化されており、ついに最強ゲーミングスマホの爆誕です。
本記事でREDMAGIC 8 Proを実際に使ってみた様子をレビューするので購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・イけてるデザイン ・最強の動作性能 ・無敵のゲーム性能 ・発熱しにくい ・UDC全画面表示 ・ヌルヌル120Hz ・ショルダートリガー搭載 ・豊富なゲーム機能 ・バッテリーもち強化 ・充電分離機能 ・65W急速充電 ・ミラーリング機能 ・そこそこ使えるカメラ ・ハイレゾワイヤレス ・指紋認証&顔認証 ・付属品が揃ってる | ・やっぱり重い ・スピーカー性能頑張れ! ・日本語訳頑張れ! ・防水性能なし ・おサイフケータイなし ・ワイヤレス充電なし |
2023年7月に発売されたライバルスマホROG Phone 7も実機レビューしております。
最高の動作性能はもちろん、衝撃的なバッテリー持ち&スピーカー音質で驚かされました。
本記事と併せて是非チェックしてください!
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REDMAGIC 8 Proのデザイン・サイズ感・付属品
まずREDMAGIC 8 Proの外観・付属品をチェックしていきましょう。
さすがゲーミングスマホ!・・・なのかどうかは分かりませんが、アメコミ仕様の箱の時点でイケてます。
デザイン
REDMAGIC 8 Proのバリエーションは以下の2つ。
- Matte
- Void
このうち僕が購入したのはMatteです。
もちろん、よりゲーミングスマホらしいのは透明仕様のVoidだとは思いますが、REDMAGIC 7を使っていて指紋が気になることが分かったので後ろ髪を引かれつつもMatteをチョイス。
結果、こっちにして良かったと思っています。
指紋が全く目立たないのはもちろんのこと、背面パネルの質感が超ーーーーー良い!
サラッサラの触り心地で、無数に散りばめられた極小のラメが光に反射して穏やかに煌めき高級感を演出しております。
ちょうど以前にレビューしたOnePlus 10 Proと同じような背面パネルでした。
2つのモデルでRAM/ROMの容量が違うので決め手にはならいなかもしれませんが、デザインだけなら僕はMatteを推しますね。大人っぽい雰囲気もGOODです。
Voidに比べるとパッと見は落ちついた雰囲気ですが、搭載された3箇所のRGBムードライトにはゲーミングらしさがあります。
設定から色が変えられるのはもちろん、点灯方法もチョイス可能。
ゲーム中の他、着信・通知・充電中に点灯することも可能。音楽などのメディア再生中に音に合わせて光らせることもできちゃいます。かっこいい!
中央上部にカメラユニットを搭載。上から超広角・メイン・マクロの3眼構成です。
レンズの出っ張りが1.2mmほどあるので、このままデスクに置くとガタガタしてしまいます。
REDMAGIC 7は側面に向かって緩やかにラウンドしていましたが、REDMAGIC 8 Proはフラット。
本体四隅の丸みも少なくなって箱型形状になりました。
持ちやすさ、特に横持ちでのゲームプレイの場合はREDMAGIC 7の方がハンドリングしやすく感じます。手のひらに突き刺さっている感じがしませんからね。
フレームは金属製で、ディスプレイを上にして左側面には「冷却ファンの吸気口」と「音量ボタン」を搭載。
冷却ファンを搭載しているのはREDMAGICの特徴の1つですね。
59枚のファンが20,000RPMで回転し本体を冷やしてくれます。
回転数は本体の発熱具合によって自動調節してくれる他、手動で急速回転させることも可能。
ただし、急速回転中のファンの音は結構うるさいのでゲーム中だと煩わしく感じることもありました。
REDMAGIC 8 Proの冷却ファンの音。
高速回転中はREDMAGIC 7と大差はなく、そこそこ気になる大きさ? pic.twitter.com/GXuNGa7ksu— ちびめがね (@chibimeganecom) March 10, 2023
右側面には「タッチ式ショルダートリガー」「排気口」「電源ボタン」「マイク」「ゲーミングスイッチ」を搭載。
REDMAGIC 8 Proを横持ちしても正面にマイクがくる設計です。
音量ボタン・電源ボタンが左右に分かれて搭載されているので、スクショはスマホをギュッと握るように撮影することになります。
ゲーミングスイッチをONにするとゲームスペースに。登録したアプリのみ並んでいるゲーム特化モードに変身です。
本体上部には「イヤホンジャック」「マイク」「スピーカー」。
下部には「カードスロット」「マイク」「USB-Cポート」「スピーカー」が搭載されておりました。
カードスロットとマイクが横並びなので、誤ってマイクにSIMピンを刺さないように注意しましょう。これ、まじでやっちゃいがちですからね!気をつけてください。
ちなみにカードスロットは表裏に1枚ずつ装着できるタイプ。
残念ながらSDカードを装着することはできません。
サイズ感
REDMAGIC 8 Proのサイズは163.98mm × 76.35mm × 9.47mm。
普通に巨大なスマホなんですが、ゲームを快適にプレイするならこのくらい大きい方が良いんじゃないかなーと思います。
しかも旧モデルのREDMAGIC 7と比べると僅かにコンパクトになっていました。
後述するように画面下インカメラになったことで同じディスプレイサイズでも本体サイズを小さくできたわけですね。素晴らしい!
ただし重さは保護フィルム込みで227gと超ヘビー級。
付属ケースを装着すると245gにも及びます。
REDMAGIC 7の時にも感じましたが、もう少し軽くして欲しかったところです。
付属品
REDMAGIC 8 Proの付属品は以下のとおり。
- マニュアル類
- SIMピン
- 保護ケース
- 保護フィルム
- 充電器
- USB-Cケーブル
付属ケースは透明のハードタイプ。
操作に干渉しないように側面がバッサリ切り取られた変わったデザインです。
サイドが丸出しなので落とした時には心配ですが、美しい背面パネルに傷がつかないので何も装着しないよりは良いでしょう。
レンズの出っ張りも守ってくれますからね。
ただし、この保護ケース。めちゃくちゃ傷がつきやすいので注意です。
本体が傷つくよりはマシですが、なんか微妙な気分になりました笑
ディスプレイ保護フィルムは最初から貼り付けてあります。
質感がそんなに良くないので好みのものに買い替えても良いかもしれません。
Amazon検索結果>>REDMAGIC 8 Pro用ケース
Amazon検索結果>>REDMAGIC 8 Pro用フィルム
充電器は最大65W出力可能なハイパワータイプで、ポートはUSB Type-C。
65W GaN急速充電器の割にはコンパクトです。持ち歩いても良いかも。
ケーブルはUSB Type-C / Type-Cのものでした。
ただこの充電ケーブルの使い勝手はイマイチで、充電しながらゲームをする時に邪魔になりやすいです。
ショルダートリガーに指が届かないこともあるのでL字タイプの充電ケーブルがおすすめ。
なお僕はイヤホンもL字タイプにしているので左右どちらのショルダートリガーも余裕で使えちゃいます。
REDMAGIC 8 Proのディスプレイをレビュー
続いてREDMAGIC 8 Proのディスプレイを見ていきましょう。
ディスプレイの美しさも重要なポイント。
ゲームするにも動画視聴もディスプレイが綺麗な方が良いに決まってますからね。
画面下インカメラで真の全画面表示
REDMAGIC 8 Proのディスプレイで最大の特徴はUDC(Under-Dispaly Camera)。
インカメラがディスプレイの下に搭載されていることです。
大きなディスプレイを搭載しているスマホも、インカメラによってノッチやパンチホール型の切り欠きが必ずあるもの。
それがREDMAGIC 8 Proにはディスプレイ内のどこにもインカメラがありません。
ゲームはもちろん動画を見る時でも遮るものが何もないので超快適です。
目を凝らして確認するとインカメラは確かにあるのですが、使用中は存在に気付くことはありません。凄すぎる・・・。
インカメラで撮影した後にホーム画面に戻ると一瞬だけ黒くなるのが分かります。
ベゼル(縁)が狭いこともあって画面占有率は驚異の93.7%。
REDMAGIC 8 Proは真の全画面表示ディスプレイと言っていいんじゃないでしょうか!
6.8インチ有機ELディスプレイ
REDMAGIC 8 Proのディスプレイには6.8インチの有機ELパネルを採用。
パリッとした黒色でメリハリがあって非常に綺麗です。
- 解像度 2,480×1116(FHD+)
- アスペクト比 20:9
- DCI-P3 色域カバー率100%
- 色差:△E<1
スペック的にも十分で、ゲームも動画も美しい描写で楽しめました。
ハイエンドモデルのスマホにはQHD+のディスプレイを搭載したモデルもありますが、REDMAGIC 8 Proのディスプレイに不満を感じることはないでしょう。
Google Pixel 7 Pro(1,440p)のディスプレイと比較しても見劣りしません。
視野角も広く、きつい角度からでも視認性が損なわれることはありませんでした。
色合いの変化も気にならないので寝っ転がってゲームする場合にも使えそうです。
なおディスプレイのガラスには「Corning Gorilla 5」を採用しているので耐久性もあります。
湾曲のないフラットタイプなところも、保護フィルムを貼り付けるのが下手な僕には嬉しいポイントです。
最大輝度1,300nitsで屋外でも見やすい
REDMAGIC 8 Proのディスプレイ最大輝度は1,300nitsとかなり明るいです。
このため屋外でも見づらくなることはありませんでした。
直射日光の下では「サンライト(陽光)モード」になるようなんですが、ハッキリとした違いはよく分かりません・・・。モードを意識することなく、よく見えますからね笑
明るさ自動調節も上手なので、どんなシチュエーションでもディスプレイが見にくくなることはないでしょう。
操作は両手持ちが基本
6.8インチの大画面ディスプレイ&重いため片手操作は厳しいです。
画面端まで指が届かないので両手で操作することになります。
ただ慣れてくれば文字入力くらいなら片手でもいけますね。設定や入力アプリにもよりますが、キーボードが下部に寄っているので入力しにくいことはありません。
常時オンディスプレイ(AOD)は最大30分
REDMAGIC 8 Proは有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(Always On Display/常時表示ディスプレイ)に対応しており、ロック画面で時計や画像を表示し続けることが可能です。
テーマや表示内容をカスタマイズすることもできます。
ただ表示し続けることができるのは最大30分まで。それ以上は普通の真っ暗なロック画面になります。
もはや「常時」とは言い難く、無駄にバッテリーを消耗することになるので使わなくても良いかもしれませんね笑
画面リフレッシュレートは120Hzをサポート
REDMAGIC 8 Proの画面リフレッシュレートは最大120Hzをサポート。
1秒間にディスプレイを120回書き換えてくれるので表示が滑らかに。
左が60Hzで右が120Hzに設定したものです。120Hzのほうが残像感がなく滑らかに動いているのが分かると思います。
高リフレッシュレートを最も実感できるのは画面スクロール。ヌルヌルと滑らかに動いてくれる感じが心地良いです。
旧モデルREDMAGIC 7は最大165Hzに対応していたので一見ダウングレードのようにも見えますが、実際に使ってみると165Hzを必要とするシチュエーションが殆どありませんでした。
このため最大120Hzに留めてくれたのは非常に合理的だと思います。
120Hzに設定したとしても、ディスプレイの動きに合わせて60Hzと自動切り替えしてくれるようです。無駄にバッテリーを消耗しないので素晴らしい。
1点残念なのがAOD(常時表示ディスプレイ)利用時のリフレッシュレートも60Hzでした。
もう少し下げてくれればアイドリング時のバッテリー消耗を抑えることができたんですけどね。
タッチサンプリングレートは最大960Hz
REDMAGIC 8 Proのタッチサンプリングレートは最大960Hzと超高感度。
REDMAGIC 7が最大720Hzだったのでさらに敏感になっております笑
ゲームごとに480Hzと960Hzで切り替え可能。
この感度の良さは音ゲー好きな人には嬉しいポイントですね。
アプリで計測してみたところ、通常時のタッチサンプリングレートが350Hzほどで、ゲーム時は公称値に近い900Hz超えになっておりました。
手動計測なのでどこまで正確なのかは分かりませんが、超高感度であることは間違いありません。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、REDMAGIC 8 Proなら高画質での視聴が可能となります。
Netflixでは残念ながらHDR機能は非対応なもののFull HD再生可能。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも1080pで視聴できました。
2Kディスプレイなんかに比べると見劣りしますが、スマホで動画視聴するならFHD(1080p)に対応していれば十分でしょう。
ちなみにYouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できることを確認しております。
やっぱり有機ELパネルは黒色表現が得意なので夜景動画なんかを見るとハッとするほど綺麗です。
REDMAGIC 8 Proの動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU)。
REDMAGIC 8 Proには「Snapdragon 8 Gen 2」が搭載されております。
2022年11月にQualcommが発表したチップセットで、台湾TSMCの4nmプロセスが採用された2023年3月時点での最高性能モデルです。
ゲーム性能はのちほど紹介するとして、まずは普段使いの動作性能とベンチマークスコアをチェックしていきましょう。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.8の総合スコアは1,159,140点、GPUスコアは562,511点。
高めのスコアになるVer.9では総合スコアが1,288,108点、GPUスコアは559,488点でした。
2022年はついに100万点を超えたー!なんて言ってましたが、もう130万点・・・。
ベンチマークスコアだけ高く出るように調整されているスマホがあるなんて話も聞きますが、ここまでハイスコアならなんにせよ高性能だからどうでもいいですね笑
こちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
AnTuTuスコア40万点くらいあれば普段使いに困ることはないので、当然何をやっても快適そのもの。
搭載されているSoCによってはガクガクしがちなTwitterも滑らかに動いてくれましたよ。
なおAnTuTu以外のベンチマークアプリでのスコアは以下のとおりでした。
Wild Life Stress Testの結果も良好で、安定性も高いです。
REDMAGIC 7と動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、旧モデルのREDMAGIC 7と簡単に動作性能を比較してみました。
ちなみにREDMAGIC 7のAnTuTuスコアは僕の計測では1,038,960点でした。
まずは見る人が多いであろうYahoo! JAPAN。
続いて画像が多くて重たい楽天市場。
横に並べてみるとREDMAGIC 8 Proの方がびみょーーーーに表示が早い気がしますね。まぁどっちも早いんですけどね?笑
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
UFS 4.0の効果なのか読み込みも書き込みも信じられないくらい爆速。
個人的にはAnTuTuスコアよりもストレージ速度の方が衝撃でしたよ。やばすぎ。
Matteは下位モデルとは言え、搭載RAMは12GB。
本体・アプリの起動もスムーズで、複数の処理を同時に進行しても耐えられるほど十分な容量になっております。
そしてMatteのストレージ容量は256GB。システム領域に40GB使うので実際に保存可能なのは210GBほどになります。
200GB以上も使えるなら余裕があるとは思いますが、重いゲームをプレイしている人は要注意。原神なんてインストールすると20GB以上食われちゃいますよ。
残念ながらMicro SDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
REDMAGIC 8 Proのゲーム性能をレビュー
続いてREDMAGIC 8 Proを購入する前に最も気になる部分、ゲーム性能をチェックしていきましょう。
人気ゲームが快適にプレイできるのか?発熱はどうなのか?しっかりチェックしてきましょう。
最高設定の原神で平均59.8FPS
そもそも僕はプロでもガチゲーマーでもないただのエンジョイ勢です。
このため、快適ですー!ヌルヌル動きまーす!と言っても、ただの感想になってしまうでしょう。
そこで、客観的に判断できるようにPerfDogというアプリでゲーム性能を測定してみました。
PerfDpgはiOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。
企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。
公式サイト>>WeTest PerfDog
まずはゲームのベンチマーク的な存在になっている原神を「60FPS/最高」設定で30分ほどプレイした結果がこちら。
平均FPSは驚異の59.8!ほぼ60FPS張り付き状態になっておりました。
実際にプレイしていてもまぁヌルヌルで快適そのもの笑
これはもうガチゲーマーも納得のゲーム性能と言って良いでしょう。
なお、僕はなかなかタルタリヤが倒せず璃月地方でデイリークエスト等をこなした結果になります。最新マップでプレイできず申し訳ございません・・・泣
3種類のゲームモード
REDMAGIC 8 Proには「バランス」「ライズ」「ビヨンド」3種類のゲームモードが用意されています。
ゲーム毎に設定可能でそれぞれGPU特化、CPU特化、最高性能で機能が異なるようです。
説明を読んでもイマイチ違いがよく分からなかったので、それぞれPerfDogでFPSを計測してみました。
ビヨンドとライズの違いはよく分かりませんが、バランス設定にすると強制的に最高FPSが45に抑えられることが分かりました。
例えば外出中などでバッテリーを少しでも長持ちさせたい場合なんかにバランス設定にしても良いかもしれませんね。
この他、GPUや表示の色合いをゲーム毎に設定することも可能です。
僕はよく分からないのでイジっていませんが、詳しい人は自分好みにカスタマイズしても良いでしょう。
ゲームプレイ時の発熱
重いゲームを遊ぶ時に気になるのがスマホの発熱。
高い負荷がかかるのでどうしてもスマホが熱くなってしまいます。
実際旧モデルのREDMAGIC 7で原神をプレイしている時にはかなり本体が熱くなっていたのが気になっていました・・・。
REDMAGIC 8 Proの場合はどれくらい発熱するのか、実際に原神を「60FPS/最高」設定でプレイしている時の表面温度を計測してみました。
え???なんとまさかの40℃以下!39℃前後に留まっておりました。
さすがにこれは計測ミスか?と思って日を改めて再計測してみたところ、やっぱり38℃程度。
あれだけ高負荷の原神を最高設定でプレイしているのに、ここまで発熱が抑えられているのはめちゃくちゃ凄いと思います。
ちなみに1つ前の世代のSoC「Snapdragon 8+ Gen 1」も発熱が抑えられていたのですが、それを上回る性能です。
SoC「Snapdragon 8 Gen 2」の性能はもちろん、REDMAGIC 8 Proに搭載された10層構造の冷却システム「ICE 11.0」+冷却ファンの効果も高いのだと思います。
発熱量の多い CPU に接触して冷却させる超大型 VC 液冷プレーは部分を 2 層にして、体積が 2068mm³ 、厚さが 0.6/0.45mm に拡大されました。スクリーンの下にグラフェンシートも追加することで、熱量がスクリーン全体に分散されます。指の体感温度が低下し、発熱を気にせず快適にプレーできます。
この他、別売りのオプション品「REDMAGICスマホクーラー」を装着することで表面温度をさらに下げることも可能。
公式サイト>>REDMAGICスマホクーラー
実際に使ってみてまだまだ熱い!と思ったら使ってみても良いかもしれませんね。
REDMAGICの検証によれば最大-4℃まで冷却できたそうです。
ちなみにAnTuTuベンチマークを4回連続で回した時のスコアは以下のとおり。
スマホによってはサーマルスロットリングでスコアがガクンと下がることもありますがREDMAGIC 8 Proについては確認できませんでした。
っていうか少しずつスコア上がってますよね?笑
温度も30℃未満に抑えられているし無敵なんでしょうか・・・。やばすぎー!
タッチ式ショルダートリガー
REDMAGIC 8 Proには側面にタッチ式のショルダートリガーが搭載されております。
僕のようなエンジョイ勢にとって、このショルダートリガーが搭載されているだけでゲームがちょっと上手くなります。(ような気がします。多分。きっと。)
FPSゲームを複数の指でプレイしている人も多いとは思いますが、これは試して頂きたい。
3本・4本指でディスプレイを操作しなくても、同等の動作ができるようになりますからね。まじで快適です。
ショルダートリガーのタッチサンプリングレートは520Hz。遅延なんて皆無です。
どの操作をショルダートリガーにアサインするかの設定も簡単で、画面に表示されるL・Rボタンで指定するだけでOK。
機能の割り当てはゲームごとに保存されるので、いちいち設定し直す必要はありません。
また、タップ操作だけではなく押し込みや連続タップなどを指定することもできちゃいます。
- シングルタップ
- 長押し
- 長押し(マルチタップ)
- ジャイロ
- 2ボタン割り当て
- 押す・離すに2ボタン割り当て
- マクロ割り当て
僕はシングルタップしか設定していませんが、上手い人が使いこなせば格段に操作性が向上すると思います。
REDMAGIC 7の時もそうだったのですが、相変わらずショルダートリガーはゲーム時しか機能しません。
例えばシャッターボタンの変わりになるとか、マルチファンクションキー的な使い方ができれば良かったのですが、それらは一切できず。
タッチ式なので他の機能を割り当てしちゃったら誤動作を起こしまくる可能性があるので、これはこれで良かったのかもしれませんが。
ゲームが捗る豊富な便利機能
REDMAGIC 8 Proにはショルダートリガー以外にも「プラグイン」と呼ばれる便利機能が多数搭載されています。
全てを把握できているわけではないですが幾つかご紹介。
「エイミングアシスト」はゲーム内に見やすい照準を常時表示してくれます。反則!?
色合いが反転して索敵が簡単になる「ハントモード」自分の好きなタイミングで有効化することが可能です。
一定時間内の操作を記憶してワンタップで実行できるようになる「マクロ」機能。
原神で複数回攻撃や長押し攻撃がワンタップになりますよ。
任意のボタンを追加できる「キーポジションアシスタント」なんかもありますよ。
ボタン位置を変更できないゲームでも、任意の位置にボタンを追加できます。
中には日本のアプリストアからダウンロードしたゲームでは機能しないものもありました。
4Dバイブレーションはゲームの動きに合わせて振動する機能ですが、荒野行動では反応してくれませんでした。
Asphalt 9なら有効化されるんですけどね。どんなゲームでも使えるようになってほしいものです・・・。
機能自体はREDMAGIC 7とそんなに変わりませんが、やっぱり便利ですね。
豊富すぎて使いこなすのが逆に難しいかもしれません笑
モニターやテレビでもゲームできる
REDMAGIC 8 ProにはゲームをモニターやTVなどに表示するミラーリング機能を搭載しています。
ディスプレイやモニターとUSB-C/HDMIケーブルで接続すればOK。
REDMAGIC 8 Pronにコントローラーを接続してプレイすれば、もはやゲーム機のように遊べます。
パソコンに接続する場合は、事前に「REDMAGIC Studio」をインストールする必要があります。なお残念ながらMacには対応していませんでした・・・。
必要スペック:
OS:Windows 7/8/10 32/64bit
CPU: i5 Dual Core CPU 2.4 GHz
メモリー: 2GB RAM
グラフィックス: Integrated Graphics
画面: 指定なし
インターフェース: 指定なし
推奨スペック:
OS:Windows 7/8/10 32/64bit
CPU: i7 Dual Core CPU 2.4 GHz
メモリー: 8GB RAM
グラフィックス: Integrated Graphics
画面:解像度1920×1080 , リフレッシュレート120Hz
インターフェース:USB 3.0、データケーブル引用:公式サイト
僕の持っているBluetoothコントラーラーはチープすぎてうまく使えませんでした。
また、同一Wi-Fi内のテレビにキャストする接続方法もあるのですが、何回やっても接続エラーになってしまいました・・・。相性があるのかもしれません。
僕が試した限りでは安定性がイマイチなので、おまけ機能ぐらいに考えた方がいいかもしれません。
REDMAGIC 8 Proのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
旧モデルREDMAGIC 7はバッテリー持ちがイマイチでした。
果たしてREDMAGIC 8 Proはどれほど進化しているのでしょうか?
バッテリー性能をチェックしていきましょう。
PCMarkバッテリーテストの結果
REDMAGIC 8 Proのバッテリー容量は6,000mAh(3,000mAh×2)とスペック的には超大容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
計測の結果、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は16時間36分でした。
REDMAGIC 7の結果が7時間13分だったので超絶長持ちになってました!
まじでこの結果にはビックリ。
一般的なスマホよりも長持ちで、もしゲームをしない普段使いだけだったら2日くらい充電無しで使えちゃうくらいの性能です。ハイパー進化!
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、他のスマホとの比較を参考に御覧ください。
ゲームのバッテリー消耗をテスト
普段使いで長持ちでも意味がない!ゲームはどうなんだ?
そんな風に言う人もいると思うので検証してみました。
最高設定の原神を30分間プレイした結果、バッテリー消費は10%。
同じペースでバッテリーが消費していくとしたら5時間ほど連続でプレイできますね。
この結果だけだと良いのか悪いのか分かりませんので、REDMAGIC 7でも同じように計測。結果は30分のプレイで約30%のバッテリー消費。
REDMAGIC 8 Proは旧モデルに比べてゲームプレイ時のバッテリー消耗も抜群に良くなっていることが分かります。
分かりやすくバッテリーもちが向上しているので超嬉しかったですよ。
65W急速充電に対応
大容量バッテリーを搭載している弊害は充電時間が長くなってしまうこと。
急速充電に対応していなければ、いつまで経っても充電が終わらないなんてこともあり得ます。
この点REDMAGIC 8 Proは65W急速充電に対応。
しかも専用充電器が付属しているのも嬉しいポイントです。
実際に充電してみたところ、20%からフル充電までにかかった時間は40分ほど。
爆速!6,000mAhのバッテリー容量とは思えない早さです。
ゲームに熱中しすぎて寝落ちしてしまったとしても、朝の準備中に充電すれば80%くらいまでは復活できちゃいますよ。
残念ながらワイヤレス充電には非対応ですが、65W急速充電に対応しているのはREDMAGIC 8 Proを買うべきメリットの1つと言って良いでしょう。
充電分離機能を搭載
REDMAGIC 8 Proに搭載されているバッテリー機能がもう1つ。
それが充電分離機能です。
有効にするとバッテリーを通さずに本体に直接給電可能になります。
これは実際に充電分離機能を使っている画面ですが、時間が経ってもバッテリー残量が増えていないことが分かります。
充電中にバッテリーからの発熱があるとスマホに大きな負担がかかるもの。
充電分離機能があることでスマホにかかる負担が軽減されるので、充電中でもゲームパフォーマンスが下がりません。
これは長時間ゲームをしたい人には非常に重宝する機能です。
REDMAGIC 8 Proのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
REDMAGIC 8 Proはゲーミングスマホのせいか、公式サイトの製品ページでもカメラ機能についてはサラッとした紹介でした。
あんまり力を入れてないのかな?と思いきや普通に良い感じの写真が撮影できていました。
実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてください。
僕は基本的にシャッターボタンをタップするだけでAIまかせ。
誰でも簡単に綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
REDMAGIC 8 Proのカメラアプリはシンプル。
写真も動画もサッと取り出してすぐに撮影可能。メインカメラと超広角カメラはワンタップで切替可能ですが、望遠は長押しする必要があります。
ホワイトバランスやISO感度を手動調整できるプロモードも搭載。
はてなマークのタップで詳しい解説がでるのは初心者の僕には嬉しいポイント。やさし。
また特殊撮影が可能な「カメラファミリーモード」も搭載されています。
マクロカメラはここで選択可能です。
シャッター音・スクショ音は設定で消すことができました。
日本発売モデルのスマホにしては珍しい仕様。SIMカードを装着しても音は鳴りませんでしたよ。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用に僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能が高い「Pixel 7 Pro」と、旧モデル「REDMAGIC 7」で撮影した写真をあわせて掲載していきます。
最初に僕がスマホレビューで必ず使用している風景です。
解像感はPixel 7 Proに劣るもののよく撮れています。
見た目通りのナチュラルな仕上がりになる印象です。
旧モデルREDMAGIC 7に比べると鮮やかさが増しているのが分かります。
スマホによっては赤が飽和してしまうことがあるのですが、それをチェックするためにお花を撮影してみました。
色の飽和はなんとか大丈夫そう?かな?
Pixel 7 Proは解像感が高くて花びらの質感が見事ですね。やっぱすごい。
ただ色は濃くなりすぎていてリアルではない笑
続いて逆光シーンでどのような仕上がりになるかチェックしてみましょう。
写真中央あたりに太陽があり、木の幹に隠れているようなシチュエーションです。
太陽のある場所が若干ぼやーっとしていますが、Pixel 7 Proと同じくらい良い感じに撮影できています。
REDMAGIC 7よりもHDRの性能が高くなっているのかもしれません。
室内でのメシウマ撮影はどうでしょう?
うーん・・・分からない笑
どれも悪くないけど個人的にはPixel 7 Proの雰囲気が好きかも。
少なくともREDMAGIC 8 Proで撮影しても食事が不味そうに見えることはないでしょう。
なおREDMAGIC 8 ProにはAIシーン補正機能もあります。
同じラーメンを撮影したところ「食事」と検出されていましたよ。
シーン補正ON/OFFの違いは以下のとおり。左がONで右がOFF。
確かにチャーシューの焼色が良い感じに補正されているように見えます。
不自然さはないのでシチュエーションに応じて使わけても良いかもしれませんね。
メインカメラ(夜景モード)の作例
REDMAGIC 8 Proには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。
左が通常撮影で、右が夜景モード。効果は一目瞭然です。
一般的に夜景モードは撮影が終了するまでスマホを固定し続ける必要がありますが、REDMAGIC 8 Proはそこそこ長めで4秒程度でした。
まずは日中にも撮影した「いつもの場所」での比較から。
ややノイジーですがREDMAGIC 7からの進化を感じますね。かなり明るく撮影できるようになりました。
Pixel 7 Proに比べて街灯の形がはっきり見えているのでHDRの効果が高そうです。
続いて道路に設置してある自動販売機を撮影した写真。
REDMAGIC 8 Proの明暗のバランスがとっても良いですね!
REDMAGIC 7は明るいもののノイジーになっています。Pixel 7 Proは暗すぎるので失敗しちゃったかもしれません。
もう1個、手前と奥とで明暗差があるようなシチュエーションでの撮影。
REDMAGIC 8 ProのHDR効果は凄いかもしれない・・・。
空にUFOが飛んじゃってるものの、木の暗部を持ち上げつつ、葉の隙間から見える街灯や奥の蛍光灯の光を抑えています。
ただPixel 7 Proに比べると、解像感が低くてノイジーではありますね。
最後に室内で電球の撮影にチャンレンジ。
え・・・凄い。フィラメントがはっきり撮影できちゃってる・・・。
他の部分が暗すぎるわけでもないし、REDMAGIC 8 Proの夜景モードはかなり良い感じですよ!
50MP高画素モードの作例
REDMAGIC 8 Proのメインカメラは「表示サイズ」の切り替えで5,000万画素でも撮影可能。
通常撮影では4つのピクセルを束ね、約1,250万画素にすることで感度を上げています。
左が通常撮影で右が高画素モードで撮影したもの。違いが分かりますか?
なんとなく画素数が高いほうが高精細に撮影できると思うかもしれませんが、そこまで大きな違いを感じませんよね。
ただ、高解像度での撮影はトリミングで活かされます。それぞれの写真で同じ部分をトリミングした結果がこちら。
5,000万画素で撮影した写真の方が僅かですが解像感が残っていますよね。
劇的な違いにはならないかもしれませんが、とりあえず遠景で広く撮影しておいて、あとから必要な部分だけ切り取る場合などに活用できると思います。
ただし高解像度で撮影するとファイルサイズが大きくなるのでご注意ください。
超広角カメラの作例
REDMAGIC 8 Proは800万画素の超広角カメラも搭載しております。
風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラです。
メインカメラ同様にいつもの場所で撮影した写真がこちら。
有効画素数の違いかPixel 7 Proに比べて解像感が低くなってます。
REDMAGIC 7の雰囲気よりもナチュラル気味。
メインカメラと色合いの差がないですね。
もう1枚他の公園で木を撮影してみました。
カメラ性能の高いハイエンドモデルと比べると弱いものの、普通に使える性能なんじゃないかなーと思います。
味付けが薄いので素っ気ない雰囲気になってしまう気はしますが。
また、超広角カメラでは夜景モードが使えないのでご注意ください。
超広角カメラで夜間撮影すると、こんな感じになってしまいます。真っ暗笑
最大10倍のデジタルズームの作例
REDMAGIC 8 Proには望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大10倍まで引き伸ばしての撮影になります。
等倍・2倍・5倍・10倍でそれぞれ撮影してみました。
2倍ズームまでなら良い感じですが、それを超えると解像感が失われてしまいます。
いつもの場所で撮影した写真も。
解像度は物足りないもののシーンによっては5倍ズームでも使えそうなかな?
ちなみに比較しているPixel 7 Proには望遠レンズが搭載されているので、同じ10倍ズームでも質感が全然ちがいますよ。
やばいですよね笑
ゲーミングスマホに望遠レンズを求めてる人がどれだけいるか分かりませんが、REDMAGIC 8 Proの望遠性能はおまけぐらいに考えた方が良いです。
マクロカメラの作例
登場する機会は多くないかもしれませんが、200万画素のマクロカメラも搭載。
被写体から4cmくらいまでの接写が可能です。
さすがに解像度が低いので質感はガサガサしていますが、あれば結構遊べそうです。
ただ、もっと被写体に寄りたいならデジタルズームを活用しても良いでしょう。
マクロカメラで撮影するのと大きく画質に違いを感じないと思います。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
深度計測センサーは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、被写体との切り分けもそれなりに上手です。微妙に輪郭の処理が甘いかな?
もちろん人物以外の被写体にもボケモード的に使用可能です。
インカメラの作例
REDMAGIC 8 Proのインカメラはディスプレイの下に搭載されています。
このため、一般的なインカメラに比べると画質が落ちるのでご注意ください。
全体的に白っぽく、洋服にプリントされた文字にも変な輪郭ができていますよね。
撮影中はもっとボヤーっとした感じになっているのですが、撮影後に何らかのソフトウェア処理をして画像を作成しているようです。
インカメラはそんなに登場回数が多くないかもしれませんが、おまけのおまけぐらいのクオリティになります。
まぁその反面ディスプレイが広く使えるし良いんじゃないでしょうかね?
ちなみにインカメラにもポートレートモードがありますが、全くボケません・・・。
何らかのバグだと思うので今後の修正に期待しましょう。
動画撮影の作例
REDMAGIC 8 Proで動画撮影もしてみました。
1080p@60fps、4K@60fpsでそれぞれ撮影しています。
比較用にiPhone 14 Proで撮影した動画も続けて再生しています。
日中明るい場面では手ブレ補正もよく利いて綺麗に撮影できています。
個人的にめちゃめちゃ綺麗じゃん!と思えました。
ただHDRの性能はiPhone 14 Proの方が高いようで、まんべんなく明るくなるのは見事ですね。さすがにREDMAGIC 8 Proでは敵いません・・・。
夜間でもそれなりに撮影できますが、全体的にノイジーで手ブレ補正の効果も甘くなってしまいます。
一方iPhone 14 Proはゴーストは発生しているものの安定して綺麗に撮影できています。
REDMAGIC 8 Proの動画撮影性能はSNS投稿のような普段使いなら満足できると思いますが、大切な思い出を形に残せるほどではないようです。
REDMAGIC 8 Proを実機レビュー
ここからはREDMAGIC 8 Proの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外で気になった部分を紹介していきます。
OSはREDMAGIC OS 6.0
REDMAGIC 8 ProにはAndroidをカスタムした「REDMAGIC OS」の最新バージョンがプリインストールされていました。
メーカーによって搭載されているOS・UIが異なり、特色・機能も本当に様々。
REDMAGIC OSはゲーミングスマホでありながらシンプルで使いやすい印象です。
見た目のデザインはテーマで簡単に変更可能。雰囲気がガラッと変わって面白いですよ。
便利機能もしっかり標準搭載。画面分割、フローティングウィンドウ、サイドバーも入っております。
残念ながら、人気機能のデュアルアプリ・セカンドスペース機能は搭載されておりませんでした。また、複数ユーザーの切り替えも見当たりません
また、日本語の誤訳と思われる箇所が随所にあります。
今後のシステムアップデートで修正されるとは思いますが、分かりにくい部分もあるかもしれません。
生体認証は指紋認証&顔認証
REDMAGIC 8 Proの指紋認証センサーは画面内に搭載。
反応は良好ですが、しっかりセンサー部分を指で覆う必要があります。
使う人はあまりいないかもしれませんが、指紋認証センサーを利用して心拍計測することもできました。
顔認証は専用センサーまでは非搭載なのでインカメラを使った簡易的なものです。
こちらも反応は良好で顔が入れば一瞬でロック解除されます。
マスクを装着する機会が未だ多いので、指紋認証・顔認証どちらにも対応しているのが望ましいですよね。
スピーカー音質はそれなり
REDMAGIC 8 Proは本体上部・下部にスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドが楽しめます。
肝心の音質ですが、大きな音は出るものの解像感がイマイチ。
実際にスピーカーから流れる音を録音してみたので聞いてみてください。
決して音質が悪いわけではないのですが大きな塊で音が飛んでくるような、平坦なイメージです。
こちらは比較用に収録したiPhone 14 Proのスピーカー音。
音の広がりや臨場感、音のキラキラ感がREDMAGIC 8 Proよりも優れていることが分かりますでしょうか。
REDMAGIC 7のスピーカーも同じような雰囲気だったので、少しでも進化が欲しかったですね。
イヤホン接続でDTS:X Ultraサラウンドを実感
REDMAGIC 8 Proのスピーカーは大音量なんですが、サウンド面でこだわりがあるならイヤホン推奨。
特にFPSゲームは敵の足音じゃ銃声の方向が分かるだけで、結果が変わってきますからね。
イヤホンを接続している時は「DTS:X Ultraサラウンド」のイコライザー機能が有効になるので立体音響効果を感じやすいです。
特に音楽と動画はDTS:X UltraサラウンドのON/OFFで雰囲気がガラッと変わります。
厚みのある重低音に空間を感じるサラウンド効果が楽しいですよ。
プロファイルの自動調整機能があれば良かったのですが残念ながら手動切替。
多少めんどうかもしれませんが、シチュエーションに合わせたプロファイルを選択するのをおすすめします。
BluetoothコーデックはLDAC・aptX Adaptiveに対応
REDMAGIC 8 Proにワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
ゲームをプレイする時にワイヤレスイヤホンは遅延があるので厳しいですが、音楽を聞いたり動画を見るくらいであれば十分ですからね。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際に接続してみたところ、以下のコーデックに対応していました。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:○
- LDAC:○
- LHDC:✕
主要Bluetoothコーデックにフル対応。
LDACはもちろん、aptX Adaptiveの96kHz/24bit再生をサポートするSnapdragon Soundにも対応していました。
ただしAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
まぁどちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいのは事実。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
なおBluetoothイヤホンでハイレゾ音源を聴く時は、サウンド設定の「High Definition Audio」を有効にするのをお忘れなく。
4キャリアに対応したBand構成
REDMAGIC 8 Proは国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
また、ドコモのn79は削られているものの、5G通信(Sub-6)にも対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもREDMAGIC 8 Proなら対応できます。
なおこちらの記事で楽天モバイルで使えるのか、実際にSIMカードを装着して検証していますので本記事と併せて御覧ください。
REDMAGIC 8 Proのスペック
REDMAGIC 8 Proのスペックは以下のとおり。比較用に旧モデルREDMAGIC 7のスペックも並べておきます。
製品名 | REDMAGIC 7 | REDMAGIC 8 Pro |
カラー | Obsidian(ブラック) Supernova(透明) | Matte(ブラック) Void(透明) |
サイズ | 170.57mm 78.33mm 9.5mm | 163.98mm 76.53mm 9.47mm |
重さ | 215g | 228g |
ディスプレイ | 6.8インチ AMOLED FHD+(2400×1080) 20:9 DCI-P3 100% 最大輝度700nits Corning Gorilla Glass | 6.8インチ AMOLED FHD+(2480×11116) 20:9 DCI-P3 100% 最大輝度1300nits Corning Gorilla Glass 5 |
リフレッシュレート | 最大165Hz | 最大120Hz |
タッチサンプリングレート | 最大720Hz | 最大960Hz |
OS | RedMagic OS 5.0 based on Android12 | RedMagic OS 6.0 based on Android 13 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 |
RAM | 12GB/18GB LPDDR5X | 12GB/16GB LPDDR5X |
ROM | 128GB/256GB UFS3.1 | 256GB/512GB UFS4.0 |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 6,400万画素 f/1.75 80°FOV | 5,000万画素 GN 5 1/1.5 f/1.79 82°FOV |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 f/2.2 120°FOV | 800万画素 f/2.2 120°FOV |
リアカメラ(マクロ) | 200万画素 f/2.4 78°FOV | 200万画素 f/2.4 78°FOV |
インカメラ | 800万画素 f/2.0 | 1600万画素 f/2.0 アンダーディスプレイ |
ビデオ(リアカメラ) | 4K/1080P@60fps 8K/4K/1080P/720P@30fps | 4K/1080P@60fps 8K/4K/1080P/720P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P/720P@30fps | |
バッテリー | 4,500mAh 65W急速充電 | 6,000mAh 65W急速充電 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
対応SIM | nano SIM×2 | nano SIM×2 |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band | WCDMA:B1/6/8/19 TD-LTE Band:34/41 FDD-LTE Band:1/3/8/18/19/26/28A 5G 5G SA+NSA:n78/n77 | GSM 2/3/5/8 WCDMA B1/3/6/8/19 TTD-LTE Band 34/41 FDD-LTE Band 1/3/8/18/19/26/28 5G SA+NSA:n78/n77 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver.5.1 | Ver.5.1 |
衛星測位 | GPS/GLONASS | GPS/GLONASS |
イヤホンジャック | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
FMラジオ | なし | なし |
防塵防水 | 不明 | 不明 |
NFC | 対応 | 対応 |
Felica | 非対応 | 非対応 |
公式サイト>>スペック
残念ながら以下の人気機能は非搭載になります。
- おサイフケータイ
- 防塵防水性能
- ワイヤレス充電
まとめ:REDMAGIC 8 Proのメリット・デメリット・評価
REDMAGIC 8 Proを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
REDMAGIC 8 Proを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・イけてるデザイン ・最強の動作性能 ・無敵のゲーム性能 ・発熱しにくい ・UDC全画面表示 ・ヌルヌル120Hz ・ショルダートリガー搭載 ・豊富なゲーム機能 ・バッテリーもち強化 ・充電分離機能 ・65W急速充電 ・ミラーリング機能 ・そこそこ使えるカメラ ・ハイレゾワイヤレス ・指紋認証&顔認証 ・付属品が揃ってる | ・やっぱり重い ・スピーカー性能頑張れ! ・日本語訳頑張れ! ・防水性能なし ・おサイフケータイなし ・ワイヤレス充電なし |
評価
総合評価:(5点/5点満点)
デザイン | ★★★★★ |
サイズ感 | ★★★☆☆ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★★ |
バッテリー性能 | ★★★★★ |
カメラ性能 | ★★★☆☆ |
機能・付加価値 | ★★★★☆ |
旧モデルREDMAGIC 7の弱点だった発熱・バッテリーもちを見事克服。
動作性能・ゲーム性能の強化、画面下ディスプレイ(UDC)の採用とREDMAGIC 8 Proは最強のゲーミングスマホに進化を遂げました。
それほど注目されてないカメラ性能も、他のハイエンドスマホには及ばないまでも、しっかり強化されているのが嬉しいポイントでした。
大きなデメリットは思いつきませんが、強いて言うなら次のモデルではスピーカーの性能をもうちょっと良くして欲しいかな?
価格もハイエンドモデルながら107,800円〜と比較的抑えられていると思うので、スマホでゲームをガッツリやりたい!と思っている人におすすめできる1台です。
当ブログ限定の割引クーポンもぜひ使ってくださいね。
ahamoで地下鉄トンネル内繋がるか確認して欲しいです。
コメントありがとうございます。
確かにゲーム中に突然切断されたら大変なので気になりますね!
ただ、ごめんなさい・・・。
僕はahamoを利用していないので試すことができません泣
お役に立てず本当に申し訳ございませんm(_ _)m
ご返事ありがとうございます!
実はRedmi K20pro 中華ROMをFUJI SIM wifiソフトバンク回線で4年近く使っておりまして、中華スマホとソフトバンク系は親和性が高いことは知っていました。
Kimovilの記事や公式スペックによるとドコモも行けるようですし、こちらの記事が大変詳細に書かれていたのでどうかなぁと思い聞いちゃいました(笑)。
なるほど!そういう事情だったんですね。
詳細に書かれてたなんてとっても嬉しいです!!!
ありがとうございます!
スペック的には4Gは問題ないものの、5G n79に非対応なのが1つ不安材料かなーと思います・・・。
なおahamoではないですが手持ちの日本通信SIM(ドコモ回線)で簡単に検証してみました。
ひとまず4G回線/Band1のエリアならデータ・音声・SMSどれも問題なく使えるようです。
持ち出してまで検証していないので限定的な結果にはなりますが、参考になれば幸いです!
デュアルアプリとか同じアプリ2個入れるのはあるのかな?
コメントありがとうございます!
僕もレビュー時に気になって設定項目調べてみたのですが見当たりませんでした・・・。
どうやら非搭載のようです。