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お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
EarFun Air 2をご提供頂きました。
コスパの高いワイヤレスイヤホンをガンガン日本で発売している中国EarFun製の2024年最新モデルです。
EarFun様には御贔屓いただいておりまして、当ブログでレビューするのはこれが10台目。いつも本当にありがとうございます。
本記事で紹介するEarFun Air 2の特長は、5,990円と手に取りやすい価格ながらBluetoothコーデックがLDAC(エルダック)に対応しているところ。
- 安くて高音質なイヤホンが欲しい
- LDACを試してみたい
- ハイレゾワイヤレスの音質が知りたい
こんな人にピッタリのモデルになっております。
本記事で実際に使ってみた様子をレビューするので購入の参考にしてください。
ちなみにEarFunのワイヤレスイヤホンは沢山種類があるので混乱しやすいのですが、本記事で紹介しているのは「Air 2」(エアー 2)です。
「Free」も「Pro」も付いていない【EarFun Air 2】になります。
メリット | デメリット |
・5,000円台 ・LDAC対応 ・価格以上の高音質 ・マルチポイント対応 ・専用アプリあり ・イコライザーあり ・タッチカスタマイズ可能 ・通話ノイキャン優秀 ・ワイヤレス充電あり ・ゲームモード搭載 ・IPX7 | ・対応デバイスに注意 ・ノイキャンなし ・外音取り込みなし ・着脱検知なし |
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EarFun Air 2のデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはEarFun Air 2の外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
EarFun Air 2のカラーバリエーションはブラック・ホワイトの2色展開。
・・・なんですが、2024年2月現在はブラックのみ購入可能。
日本ではホワイト発売しないんですかね?良い感じっぽいけど。
オーソドックスな樹脂製ではあるものの、光沢が控えめなマットな色合いなので指紋は全く目立ちません。
ケース正面にはLEDインジケーターが1つ搭載されており、点灯色でバッテリー残量をザックリ把握できます。
- 緑:30%以上
- 黄色:10%〜30%
- 赤:10%未満
背面にはシルバーのプレートにロゴマークを印字。
こういうのがあることで安っぽさがなくなりますよね。素敵。
底面には充電用のUSB Type-Cポートとペアリング用の物理ボタンがあります。
上蓋を開けるとイヤホンの登場。
上蓋の裏には各種認証マークがあり、技適マーク・PSEマークを確認しました。
イヤホンのスティックをズボッと挿入するタイプ。
マグネットで固定されているので簡単に落ちてしまうことはありません。
イヤホンは足のようにスティックが伸びているタイプ。
マットなメタリックグレーがCOOL。黒1色だとチープな感じがしちゃいますからね。デザインにも拘りを感じます。
ハウジングとスティック裏側は光沢のあるブラック。指紋はそれなりに付きますが、皮脂汚れは目立ちません。
イヤホンにもペアリング・接続状況を表示できるLEDインジケーターが搭載されておます。
サイズ感
充電ケースのサイズは62.1×47.5x25mm。
形状によって様々なので比較しにくいですが、他社製充電ケースよりも僅かにコンパクト。
重さはイヤホンが入った状態で47gと軽量。50gを切ると軽く感じます。
イヤホンのサイズも普通と言ったところ。
スティック部分が変に長いこともなく使っていて丁度いいと感じました。
好みもあると思いますが、スティッタイプは着脱しやすいので好きです。
重さは片耳5gと一般的ですが、ワークアウト中に使用しても煩わしく感じることはないでしょう。
付属品
EarFun Air 2の付属品は以下のとおりです。
- マニュアル類
- USBケーブル
- イヤーピース
- クリーニングスティック
EarFunの製品は購入日から18ヶ月の保証期間があるので確認してくださいね。
公式サイト>>保証
マニュアルには日本語ページも用意されていました。
読まない人が多いかもしれませんが、EarFunのマニュアルは詳しくて分かりやすいのでザッとでも目を通しましょう。
イヤーピースは初めから装着されているものを含めて4サイズ。
面倒かもしれませんが、自分に合ったサイズのイヤピースを使えば聞こえが良くなり音質も上がるので、必ず全サイズお試しください。
イヤーピースの交換は引き抜くだけなので誰でも簡単にできます。
ステム(ノズル)の形状は円形で短いタイプ。他社製のイヤーピースに交換する場合は適合するか確認しておきましょう。
充電ケーブルはUSB Type-A/Type-Cのものでした。長さは短め。
特別な充電規格を使用しているわけではないので手持ちのケーブルを使っても問題ありません。
EarFunのワイヤレスイヤホンにはクリーニングスティックが付いてきます。
毎日耳に装着するとどうしても汚れが付いてしまうので嬉しいですね。
EarFun Air 2の音質をレビュー
ここからはEarFun Air 2の音質を紹介していきます。
ワイヤレスイヤホンを使用する上で最も重要なのは音質。
いくら優れた機能が搭載されていたとしても音質が悪ければ本末転倒です。
なお音質は簡単に数値化できる性能ではないので、あくまで僕自身の感覚・感想。
また、接続するデバイスによっても音質は変わります。
特にAndroidスマホには「Dolby Atmos」や「Dirac」のような音響技術が標準搭載されているものも多く、常にイコライザーが働いているような状態なのでご注意ください。
LDACに対応
EarFun Air 2最大の特徴はBluetoothコーデックとしてLDACに対応していること。
このため接続端末がLDACに対応していれば、24bit/96KHzの純然たるハイレゾワイヤレスでの音楽再生が可能です。
再生時の劣化を極力抑え、CDを超える高音質な音楽を楽しむことができちゃいます!
・・・とは言うものの、正直言うと、ハッキリと違いが分かるのはよほど耳が肥えた人くらいかもしれません笑
ただ5千円台のワイヤレスイヤホンでLDAC対応は超貴重なので、それだけでも十分購入する価値があると言えるでしょう。
なお、初期設定のBluetoothコーデックはAACに設定されているので、コンパニオンアプリで変更する必要があります。
クリアで高い解像感の中音域が特徴の音質
EarFun Air 2の音質はシンプルに超優秀です。
5,000円台のワイヤレスイヤホンとは思えない音を出してくれるのでビックリしちゃいました!
再生ボタンをタップして飛び込んでくるのはクリアで解像感の高い中音域。
ボーカルやピアノ等の曲のメインとなるパートですね。
メリハリのあるキリッとした音色が非常に特徴的でした。
低音域の鳴り方も個人的に大満足。量感もあってズンッと迫力を感じます。
HIPHOPやEDMが好きな人は特にEarFun Air 2の満足度が高いでしょう。
高音域はかなりソリッド。残念ながら「サ行」、乾いたキンキン・カンカン鳴る音、ハイハットクローズなんかが耳障りに感じることが多かったです。
まだ数時間しか使っていないので、これから自然なエイジングが進めば高音の尖りは落ち着いてくるかもしれません。
音場は標準的で、定位感は良好。多くの音が鳴るような曲でも、音色の分離がしっかりしていました。
これまで安価なワイヤレスイヤホンを使っていた人がEarFun Air 2を使ったら、かなりインパクトがあると思いますよ。
WF-1000XM5と音質比較
僕が持っているワイヤレスイヤホンの中で最高音質(自分好み)のSONY WF-1000XM5と聴き比べもしてみました。
同じLDACですが価格差は数倍あるせいか、結構違いを感じちゃいましたね。
中音域の解像感の高さはそこまで違いがないものの、表現の幅が異なっているので、WF-1000XM5の方が音数が多いです。
このため、どんな曲を聞いてもWF-1000XM5のほうが余裕を感じちゃいました。
ここまでキーが高いと聞きにくいかも?そんな不安を感じさせない音の鳴らし方をしているんです。分かりづらいかもしれませんが・・・・。
また、EarFun Air 2も低音域がボリューミーで良い感じなんですが、電子音的な低音が得意のようです。
一方WF-1000XM5は低音の幅が広いので、ジャンル問わずに表現できます。
特にドラムよりもベース音。WF-1000XM5は通常聞き取りにくいベースラインをしっかり聞き分けできていました。
高音の尖りも少なく、解像感が高いだけならパリっとした音になるはずですが、それに加えて生々しさやを温度みたなものを感じることができ、全体的に艷やかで豊潤な雰囲気です。
特に分かりやすいのは音の余韻。
パッと音が出始めた時の質感にそれほど違いはありませんが、WF-1000XM5の方が長めに音が残っているような気がします。
聴き比べてみると、やっぱり高級ワイヤレスイヤホンって凄いんだなと改めて実感・・・。
このため、音質に拘りがあって細かな音色を隅々まで楽しみたい人にはWF-1000XM5が向いていると思いますが、多くの人はEarFun Air 2の音質で十分満足できるでしょう。
5,000円台で購入できるイヤホンの音質は遥かに超えていますからね。
iPhoneではLDACを活かせない
iPhoneユーザーでEarFun Air 2を使ってみたいと考えている人もいるかもしれませんが、残念ながらiPhoneはLDACに対応していないのでご注意ください。
ただ肝心の音質は悪くないです。全く。
確かにAndroidに接続した場合よりもわずかに音の輪郭がボヤけていますが、基本的にEarFun Air 2は良い音を出してくれます。
このため、音質に拘りがある人は別にして、普段使い用なら気にならないでしょう。
なお、もちろんこれはiPhone限らず、デバイス自体が対応していなければLDAC接続にはなりません。
さらに、LDACに対応しているスマホであってもストリーミング再生では「48kHz/24bitハイレゾ(JEITA定義)」になってしまうことも多いです。
「96kHz/24bitハイレゾ(日本オーディオ協会定義)」に対応しているデバイスは限られているのでご注意ください。
イコライザーで自分好みの音質にできる
EarFun Air 2のコンパニオンアプリにはイコライザーが搭載されているので、音質調整が可能です。
予め用意されている以下のプリセットのほか、自分好みでカスタマイズすることもできます。
- Rock
- Pop
- Country
- R&B
- Classical
- Jazz
- 低音ブースト
- 高音ブースト
- 低音を弱める
- 高音を弱める
個人的には「デフォルトサウンド」が好み。
高音の刺さりやキンキン感が気になる人は「高音を弱める」を使っても良いでしょう。
細かく調節できるので、ぜひ自分に合った音質を見つけてください。
EarFun Air 2のバッテリー性能をレビュー
続いてEarFun Air 2のバッテリー性能をチェックしていきましょう。
最大9時間連続再生可能なバッテリーもち
EarFun Air 2はイヤホン単体で最大9時間の連続再生、充電ケースとの併用で合計最大40時間使用可能とのこと。
24時間前後の連続使用が一般的なので十分長持ちですね。
ただしこれはLDACを無効にした場合のバッテリー持ち。
EarFun Air 2をせっかく使うんだったらLDACを有効にしたいですよね。
この場合、連続再生時間は最大5時間、ケースとの併用で合計25時間使用可能とのこと。
実際に音量を50%・LDAC有効の状態にしてAmazon Musicを再生し続けたところ、約5時間10分でバッテリーが切れました。
概ね公称通りの結果に。長時間フライトには物足りないですが、毎日の通勤・通学、ワークアウトで使うくらいであれば十分だと思います。
10分の充電で2時間使える延命機能
バッテリー持ちはそこそこのEarFun Air 2ですが、イヤホンの充電速度は速いです。
スペックではイヤホンのフル充電までにかかる時間は1時間で、10分の充電で2時間使える延命機能も搭載されています。
実際に試してみたところ、およそ40分でフル充電完了。
公称値よりも早い結果になりましたね。素晴らしい!
使用中にバッテリー切れになっても少しガマンすれば使えるのは嬉しいポイント。
なおケースの充電は1〜2W程度の電力で、急速充電などには対応していないようでした。
充電ケースがワイヤレス充電に対応
EarFun Air 2の充電ケースはワイヤレス充電にも対応しています。
僕が試した限りでは1〜2W程度出ていましたが、フル充電までにかかる時間は3.5時間と有線と比べると長くなってしまうようです。
置くだけ充電は一度使うと便利すぎて、なくてはならない機能になります。
5,000円台で購入できるワイヤレスイヤホンに搭載されているのは貴重です。
使う時も充電する時もワイヤレス。正に真のワイヤレスイヤホンですね。
EarFun Air 2を実機レビュー
ここからは音質・バッテリー以外の部分でEarFun Air 2を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
ペアリングは探してタップするだけ
EarFun Air 2のペアリングは超簡単。
購入後、充電ケースの蓋を開けるとペアリングモードに。
あとは接続したいスマホやタブレット等のBluetooth設定で「EarFun Air 2」を見つけてタップすればペアリング完了です。
なお、購入時にはイヤホンに絶縁シートが付いているので剥がすのをお忘れなく。
このままだとイヤホンに通電しないので一生ペアリングできませんからね。
接続が不安定になる場合がある
EarFun Air 2はLDACに対応しているのが特徴。
ただこのLDACは接続が不安定になりやすい特性を持ったBluetoothコーデックです。
実際にLDACを有効にして外出中にEarFun Air 2を使ってみたところ、混雑した駅構内や満員電車で接続がブツブツ途切れてしまうことがありました。
他社製のワイヤレスイヤホンでも起こりやすいのですが、EarFun Air 2は頻度が高かったです。
このため、あまりにも接続が不安定になる場合には、コンパニオンアプリからLDACを無効にしても良いでしょう。
LDACを使わないのにEarFun Air 2を使う必要があるのか?とは思いますが・・・。
マルチポイント(デュアルデバイス接続)に対応!
EarFun Air 2は複数の端末と接続できるマルチペアリングはもちろん、デバイス間の切り替えが簡単なマルチポイントにも対応していました。
2台目以降のデバイスと接続する場合には、ケースの物理ボタンを長押しでペアリングモードになります。
通常複数のデバイスとの接続を切り替えるには、接続中のデバイスとのペアリングを解除しなければ別のデバイスに接続できません。
マルチポイント接続に対応していれば、切り替え操作不要で音が流れているデバイスに勝手に接続してくれます。
なお、コンパニオンアプリEarFun Audioで接続中のデバイスや接続履歴を確認することもできました。
マルチペアリングはできてもマルチポイントに対応しているワイヤレスイヤホンは珍しいので貴重なメリット。
安価ながらもハイエンドモデルのような機能が使えるなんてコスパが高すぎます。
なお、マルチポイント接続を有効にしている場合にはLDACは非推奨、逆もまた然りです。
おそらく接続が不安定になるので、ご注意ください。
片耳使用も簡単にできる
EarFun Air 2は片耳使用も簡単。使わないイヤホンをケースに収納するだけ。
左右のイヤホンに主従関係がないようなので好きな方を簡単に使えちゃいます。
仕事・勉強・家事などをしながら音楽を聞くのに片耳利用は重宝。
ややこしい設定をしなくてもすぐに使えるので便利です。
各種設定はコンパニオンアプリで
EarFun Air 2にはコンパニオンアプリ「EarFun Audio」があります。
EarFun Audio
Earfun Technology (HK) Limited無料posted withアプリーチ
もちろん使っても使わなくても良いんですが、以下の通り様々な設定ができるので非常に便利。
- オーディオ品質切り替え
- イコライザー
- タッチアサイン変更
- ゲームモード切り替え
- イヤホンを探す
- ファームウェアアップデート
通話マイク・音声ガイダンスの言語設定など、アップデートが入る度に機能が追加されております。
スマホとペアリングができていれば、自動認識してくれるので使い方も簡単です。
また、初回利用時にユーザー登録(ログイン)を勧められますが、キャンセルすればすっ飛ばすこともできます笑
タッチ操作のカスタマイズができる
EarFun Air 2はイヤホンをタッチしてスマホの音楽再生アプリ等の操作が可能。
タッチエリアは赤丸のあたり、スティックの上部です。
デフォルトでの主な操作方法は以下のとおり。
左イヤホン | 右イヤホン | |
1回タッチ | 音量下げる | 音量上げる |
2回タッチ | 再生/一時停止 | 再生/一時停止 |
3回タッチ | 前の曲 | 次の曲 |
長押し | 音声アシスタント | 音声アシスタント |
左右のイヤホンを1回タッチで音量調整できるのが嬉しいポイント。
素早くタッチすると複数タッチとして認識してしまうので、ポン・ポンとしっかりタッチしてあげると音量調整しやすいです。
また、2回タッチしなければ音楽再生できないところも誤動作防止として優れています。
さらにコンパニオンアプリでのタッチアサイン(割り当て)のカスタマイズもできちゃいます。
EarFunのワイヤレスイヤホンはタッチ操作のカスタマイズが柔軟です。
これなら自分好みにできるので使いやすいですね。
ゲームモード(低遅延モード)搭載
ワイヤレスイヤホンはBluetoothで音声データを伝送する使用上、どうしても遅延は発生するもの。
特にLDACは他の高音質コーデックに比べて遅延が激しいと言われています。
ただ、EarFun Air 2は、普段使いなら気になるレベルの遅延は発生しませんでした。
例えば動画視聴をしていても、口の動きとセリフの音声とのリップシンクが気になることは殆どありません。
とは言え残念ながらゲームはやっぱり厳しいです・・・。
例えば原神では、攻撃ボタンのタップから効果音がするまで、はっきり実感できるくらいのタイムラグが発生していました。
こんな時に使いたいのがゲームモード(低遅延モード)。
遅延を55msまで抑えてくれるとのこと。ゲームモードを有効にすると、確かに原神で感じたタイムラグが殆ど感じられなくなりました。
もちろん、トップランカーやゲームガチ勢の人には到底おすすめできませんが、僕のように軽くゲームするくらいであれば、全然使えちゃうと思います。
通話時のノイキャン性能が高い
EarFun Air 2にはアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能は搭載されていませんが、通話時のノイズキャンセル機能はあります。
そして、このノイキャン効果がかなり強めです。
試しにスピーカーから雑踏音を大きなボリュームで流しながらマイクで収録した音声がこちら。
参考にこちらはAirPods Pro(第2世代)で録音した音声です。
比べてみると雑音をかき消す性能はEarFun Air 2の方が明らかに高いですよね。
ただ、残念ながら音声が波を打ったような感じになっちゃってますね・・・。
通話時ノイキャンの影響なのか、接続の安定性の問題なのか、詳しいことは分かりませんが、非常にもったいない。
マイクの性能も決して悪くないので、ソフトウェアアップデート等で改善して欲しいところです。
軽量で装着感は良好
耳の形によってイヤホンの装着感は様々ですが、EarFun Air 2は僕の耳には合っているようで、しっかりフィットしてくれました。
激しく頭を動かしても外れてしまうことはありません。
しっかり耳にフィットしていれば、イヤホン自体のノイズキャンセリング効果(パッシブノイズキャンセリング)も機能し、音が流れている状態なら周囲の雑音は気にならなくなります。
その一方でカナル型特有の圧迫感はそれなりにあるので、窮屈な感じ・閉塞感が苦手な人はご注意ください。
装着感はもちろんのこと、音質に影響が出る部分なので必ず付属のイヤーチップを全て試して、自分に合ったものを見つけましょう。
水没にも耐える防水性能
EarFun Air 2が対応している防水性能はIPX7等級。
保護等級 | 保護内容 |
IPX7 | 一時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に浸水しない |
生活防水を超えて水没にも耐えられるほど強力な防水性能になります。
誤って水の中にポチャンしちゃっても、すぐに拾ってあげれば壊れることはないでしょう。
なお、念のためにお知らせしておきますが、IPX7はあくまでも防水性能です。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いなんですよ?
お風呂中に使っていても直ちに壊れることはないと思いますが、湯船に落としてしまったら最悪破損する可能性があるので注意しましょう。
またワイヤレスイヤホンでよくあるのはポケットに入れたまま洗濯してしまうことですが、これもアウトだと思います。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。水分がある状態での通電は非常に危険です。
EarFun Air 2のスペック・仕様
EarFun Air 2のスペックは以下のとおりです。
サイズ | 62.1×47.5×25mm |
重さ | 総重量 : 45g イヤホン: 5.5g |
再生/使用時間 LDAC OFF | 連続再生:最大9時間 連続使用:最大40時間 |
再生/使用時間 LDAC ON | 連続再生:最大5時間 連続使用:最大25時間 |
アクティブノイズキャンセリング | なし |
外音取り込みモード | なし |
コンパニオンアプリ | あり |
イコライザー | あり |
空間オーディオ | なし |
低遅延モード | あり |
マルチポイント接続 | あり |
着脱検知機能 | なし |
充電時間 | ケース:2時間 ワイヤレス:3.5時間 イヤホン:1.5時間 10分の充電で2時間使用可能 |
バッテリー容量 | イヤホン:40mAh ケース:400mAh |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 対応 |
Bluetooth | Ver5.3 |
通信距離 | 15m |
防水規格 | イヤホン:IPX7 |
チップ(SoC) | 不明 |
Bluetoothプロファイル | HFP/HSP/A2DP/AVRCP |
対応コーデック | SBC,AAC,LDAC |
ドライバーサイズ | 10mm |
ドライバー感度 | 不明 |
周波数応答 | 不明 |
インピーダンス | 不明 |
公式サイト>>仕様
まとめ:EarFun Air 2のメリット・デメリット・評価
EarFun Air 2を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
EarFun Air 2を買うべきメリットと、購入前にチェックしておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・安い ・LDAC対応 ・価格以上の高音質 ・マルチポイント対応 ・専用アプリあり ・イコライザーあり ・タッチカスタマイズ可能 ・通話ノイキャン優秀 ・ワイヤレス充電あり ・ゲームモード搭載 ・IPX7 | ・対応デバイスに注意 ・ノイキャンなし ・外音取り込みなし ・着脱検知なし |
評価
(4.5点/5点満点)
EarFunのワイヤレスイヤホンに待望のLDAC対応モデルが仲間入り。
5,000円台で購入できるワイヤレスイヤホンの中ではトップクラスの音質で、度肝を抜かれました。まじで良い音!
ノイキャン・外音取り込み機能は非搭載なものの、付加価値的機能もしっかりあるので非常にコスパに優れたモデルだと思います。
なるべく安く高音質なワイヤレスイヤホンが欲しい人におすすめできる1台です。
気軽にLDAC対応のワイヤレスイヤホンを試せちゃいますよ。