評価:(5点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
REDMAGIC 10 Airをお借りしました。
2025年5月に発売されたnubia製のゲーミングスマホです。
暫く実際に使ってみましたが、このスマホ、めちゃくちゃコスパが高い。
搭載SoCは旧型の「Snapdragon 8 Gen 3」ではあるものの、84,800円~とゲーミングスマホとしてはかなり抑えられた価格。
ショルダートリガーはもちろん、豊富なゲーミング機能もしっかり搭載されております。
- なるべく安くゲーミングスマホを買いたい!
- メインスマホとは別にゲーム用のスマホが欲しい!
まさにこんな風に考えている人にピッタリの1台です。
本記事でREDMAGIC 10 Airを詳しくレビューしていくので、購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・価格が安い ・最高の動作性能 ・十分なゲーム性能 ・ショルダーボタン ・豊富なゲーミング機能 ・画面下インカメラ ・80W急速充電 ・IP54防塵防水 ・付属品パーフェクト | ・高付加で発熱 ・ワイヤレス充電なし ・イヤホンジャックなし ・microSD非対応 ・eSIM非対応 |
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REDMAGIC 10 Airのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはREDMAGIC 10 Airの外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
REDMAGIC 10 Airのカラーバリエーションは以下の3色。
- Twilight
- Hailston
- Flare
このうち、今回お借りしたのはブラックベースのTwilightです。
REDMAGICシリーズと言えば半透明のスケルトンデザインが特徴ですが、10 Airはシンプルなデザイン。Flareだけは少し名残がありますね。
背面パネルは光沢のないマットなガラス製。サラサラで指紋が目立たない質感がGOODです。
上部にはカメラのレンズを搭載。メインカメラ・超広角カメラの2眼構成。
上位モデルの10 Proはレンズの飛び出しがないフラットデザインでしたが、10 Airは1.2mmほど飛び出ていました。
とは言え、ゲームプレイの邪魔になるほどではないのでご安心ください。
レンズの上部にはライトが搭載されていますが、ここが唯一ゲーミングスマホらしさを感じる部分かもしれません。
LEDが内蔵されており、設定からカスタマイズすることが可能です。
充電中に点灯させることもできちゃいますよ。遊べますねー!
背面パネルは湾曲のないフラットタイプ。
ミドルフレームは金属製で光沢のないマットなブラック。背面パネルとの色合いのコンビネーションがかっこいいです。
ディスプレイを上にして右側面にショルダートリガー、音量ボタンと電源ボタンを搭載。
機能はのちほど紹介しますが上位モデルと同じようにタッチ式ショルダートリガーもしっかりありました。
左側面にはMagic Keyを搭載。
上位モデルにはゲーミングスイッチが搭載されていましたが、10 Airではボタンに。
長押しすることで、ゲーム特化モードのゲームスペースに切り替わりますよ。
ちなみにMagicKeyに他の機能を割り当てることも可能です。
REDMAGIC 10 Airは電源ボタン2回押しでのカメラ起動に対応していないので、こっちに割り当てても良いかもしれませんね。
本体上部にはマイクとIRブラスター。
下部には「カードスロット」「マイク」「USB Type-Cポート」「スピーカー」が搭載されています。
カードスロットとマイクが横並びなので、誤ってマイクにSIMピンを刺さないように注意しましょう。
なおカードスロットは表裏にSIMカードを1枚ずつ装着できるタイプでした。
残念ながらmicroSDカードを装着することはできません。
サイズ感
REDMAGIC 10 Airのサイズは164.3mm × 76.6mm × 7.85mm。
上位モデルよりも1mm以上薄くなったのがポイントです。
とは言え6.8インチのディスプレイを搭載したスマホですからね。普通に巨大。
ただ重さは205gと、比較的抑えられていると思います。
さらに横持ちした時のバランスの良さも特徴的。左右どちらかに偏っていないので長時間ゲームをプレイしても快適です。
付属品
REDMAGIC 10 Airの付属品は以下のとおり。
- マニュアル類
- SIMピン
- 保護ケース
- 保護フィルム
- 充電器
- USB-Cケーブル
- ステッカー
なんとまさかのフルセット!ステッカーまで付いた大盤振る舞い状態です。
廉価モデルなら最初に削られそうなものですが、これは嬉しいメリットになります。
付属ケースは半透明のハードタイプ。
無色透明だと傷が付きやすいんですが、これなら目立ちにくいですね。
操作に干渉しないように側面がバッサリ切り取られたデザインです。
カメラの出っ張りを守ってくれるので装着しておきましょう。
ディスプレイ保護フィルムは最初から貼り付けてありました。
質感は普通なので好みのものに買い替えても良いかもしれません。
Amazon検索>>REDMAGIC 10 Air ケース
Amazon検索>>REDMAGIC 10 Air フィルム
充電器は最大80W出力可能なハイパワータイプ。ポートはUSB Type-Cです。
ケーブルはUSB Type-C / Type-Cのものでした。
ちなみにゲーミングスマホ用の充電ケーブルならL字型がおすすめ。
充電中もケーブルを鑑賞せずにゲームをプレイできますよ。
Amazon検索>>L字 USB Type-C ケーブル
REDMAGIC 10 Airのディスプレイをレビュー
続いてREDMAGIC 10 Airのディスプレイを見ていきましょう。
ディスプレイの美しさも重要なポイント。
ゲームするにも動画視聴もディスプレイが綺麗な方が良いに決まってますからね。
画面下インカメラで全画面表示
REDMAGIC 10 Airは上位モデルと同様にUDC(Under-Dispaly Camera)採用。なんとインカメラがディスプレイの下に搭載されております。
購入しやすい廉価モデルだし、一般的なパンチホールタイプになるのかなーと思いきや、まさかの採用でビックリしました。
大きなディスプレイを搭載しているスマホも、インカメラによってノッチやパンチホール型の切り欠きが必ずありますよね?
それがREDMAGIC 10 Airにはディスプレイ内のどこにもインカメラがありません。
小さな黒丸1つくらいで何が変わるの?と思うかもしれませんが、全然違います。
普段使いはもちろん効果が高いのはゲーム。
遮るものが何もないので死角が生まれません。これはドット単位の緻密なプレイが求められるトップランカーほど嬉しい仕様だと思います。
以前のモデルはうっすらインカメラが見えたりしてたんですが、REDMAGIC 10 Airは殆ど存在が分かりませんよ。
インカメラで撮影した後にホーム画面に戻ると一瞬だけ黒くなるのが分かります。
この他、設定でインカメラ部分の輝度や色味を調整することも可能です。
ベゼル(縁)も細く、なんと面占有率は93.7%を誇ります。
これこそ、真の全画面ディスプレイと言って良いでしょう。素晴らしい!
6.8インチ AMOLEDディスプレイ
REDMAGIC 10 Airのディスプレイには6.8インチの有機ELパネルを採用。なんと上位モデル同様に世界シェア1位の中国大手ディスプレイメーカーBOE製のQ9+が使われております。
画面解像度はFHD+を超える2,480✕1,116。有機ELパネル特有の黒色表現でシャキッとメリハリの効いた表示が非常に綺麗です。
画面下インカメラのおかげで没入感が高く、ゲームはもちろん動画視聴にも大活躍です。
僕は初期設定で問題ありませんでしたが、好みに合わせてカラーモード・色温度を変更することも可能です。
屋外でも見やすい画面輝度
REDMAGIC 10 Airの画面輝度は、最大1,600nitsと十分な明るさ。
屋内ではもちろん、屋外の直射日光下でも見づらくなることはありませんでした。
屋外でゲームをする人は多くないかもしれませんが、明るさ自動調節も上手なので、どんなシチュエーションでもディスプレイが見にくくなることはないでしょう。
ちなみに直射日光下では自動的に「日光モード」が有効になっていました。
多少暗くはなるものの視野角の広さも十分なので、ごろ寝しながらのゲームも捗りますね。
操作は両手持ちが基本
REDMAGIC 10 Airは6.8インチの大画面ディスプレイなので、操作は基本的に両手。片手だと指が届きません。
文字入力くらいなら片手でもできますが、落として傷だらけにしても悲しいので無理せず両手で使いましょう。
とは言え、REDMAGIC 10 Airはゲーミングスマホ。ゲームが快適にプレイできるならそれでOKなわけです。
両手操作になろうがなんだろうが、ゲーム機のようにスマホゲームを快適に遊べる大きさは、REDMAGIC 10 Airでしか味わえない優秀なメリットだと思います。
リフレッシュレートは最大120Hzをサポート
REDMAGIC 10 Airのリフレッシュレートは最大120Hzに対応。上位モデルでは144Hzにまで対応していたので、一般的な高駆動ディスプレイになります。
とは言え120Hzに対応していれば困ることは殆ど無し。いくらスマホが高駆動ディスプレイだったとしても、ゲーム自体が対応していなければ活かせませんからね。
自動調節のほか60・90・120HZの固定設定も可能です。
1秒間に最大120回も画面を書き換えてくれるのでスクロールがヌルヌル滑らかに動いてくれますよ。
LTPOほど細かく変化しませんが、動きに合わせて60Hzと120Hzで切り替わります。
AOD(常時表示ディスプレイ)表示中のリフレッシュレートも60Hzでした。
高駆動ディスプレイはバッテリーを消耗しがちですが、自動設定にしておけば多少は省エネになると思います。
タッチサンプリングレートは最大960Hz
REDMAGIC 10 Airのタッチサンプリングレートは上位モデル同様に最大960Hzと超高感度。瞬間的には2,000Hzにも及ぶそうです。
アプリで計測してみたところ、通常時のタッチサンプリングレートが460Hzほどで、ゲーム時は850Hzになっていました。
手動計測なのでどこまで正確なのかは分かりませんが、高感度であることは間違いないと思います。
ディスプレイ常時表示に対応
REDMAGIC 10 Airは有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(常時表示ディスプレイ)に対応しており、ロック画面で時計等を表示し続けることが可能です。
ミドルレンジのスマホだと搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることもありますが、終日でも表示可能。表示スタイルなどをカスタマイズすることもできます。
寝てる間に表示されても意味がないので時間指定・スマート設定はしておきたいところ。
バッテリーもちを優先するならAODは使わない方が良いとは思います。
Widevine L1のはずが・・・。
REDMAGIC 10 Airのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、ストリーミングサービスで高画質視聴が可能です。
Widevine L1は、Googleが開発したデジタル著作権管理(DRM)技術の最高レベルのセキュリティ規格です。ストリーミングサービスやコンテンツプロバイダーが提供する高品質な動画コンテンツを不正コピーや無断視聴から保護するために使用されます。Widevine L1では、デバイスのハードウェアレベルで暗号化と復号化のプロセスが行われるため、非常に高度なセキュリティを実現し、4K解像度やHDRなどの高品質コンテンツの配信が可能となります。Widevine L1に対応したデバイスは、専用のセキュアチップを搭載しており、暗号鍵や復号されたコンテンツがデバイスの安全な領域内でのみ処理されるため、ソフトウェアベースの攻撃に対して極めて高い耐性を持っています。ただし、すべてのデバイスがWidevine L1に対応しているわけではなく、L2やL3といった下位レベルの規格も存在し、デバイスの性能や用途に応じて使い分けられています。
・・・のはずなんですが、なぜかNetflixの再生仕様では「Widevine L3」になっており、最大再生解像度が「SD」でした。
せっかくの大画面&美麗ディスプレイでこれは超残念。今後のアップデートで改善されるのを祈りましょう。(僕が借りた端末だけおかしかったのかなー?)
ちなみにホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオではHD 1080pで視聴可能。YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できました。
USB Type-Cからの映像出力はできない
残念ながらREDMAGIC 10 Airは、USB Type-Cポートからの映像出力(DP ALT MODE /DisplayPort Alternative Mode)に対応していませんでした。
上位モデルは映像出力に対応していたので、1つ弱いポイントになります。
なお、有線による映像出力は対応していないものの、パソコンに「SmartCast Studio」をインストールすることでワイヤレスのミラーリングなら使えるそうです。
REDMAGIC 10 Airの基本性能・動作性能をレビュー
続いてREDMAGIC 10 Airの動作性能(普段使いの性能)をチェックしていきます。
スマホの基本性能を司るのはご存知SoC(CPU/GPU)。
REDMAGIC 10 Airには「Snapdragon 8 Gen 3」が搭載されております。
公式サイト>>Snapdragon 8 Gen 3
2023年10月にQualcommが発表したチップセットで、4nmプロセスが採用された2024年のフラッグシップモデルです。
1年前の型落ちSoCを搭載することでグッと価格を抑えることができるわけですね。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは2,078,861点、GPUスコアは900,458点でした。
2025年5月時点の最高スコアは280万点ですが、200万点オーバーなら十分に高性能。
何をするにも困らない基本性能と言えます。
ちなみに同じSoCを搭載した旧モデルREDMAGIC 9 Proは220万点ほど出ていたので、冷却ファンの有無なんかがスコアに影響を与えているのかもしれません。
とは言え、AnTuTuスコアで70万点もあれば普段使いで困ることはないので、何をやっても超快適でございます。
以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますのでチェックしてください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測してみたので参考にどうぞ。
Xiaomi 14T Proと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、僕の持ってるスマホの中では最もAnTuTuベンチマークスコアが高いXiaomi 14T Pro(198万点)と動作性能をプチ比較してみました。

多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
どっちもサクッと起動できますが、僅かにREDMAGIC 10 Airの方が早く表示されているようです。
AnTuTuベンチマークスコア10万点の差が出たんでしょうか?関係ないか笑
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
読み込み・書き込みどちらも爆速。ランダムアクセスの速度も十分です。
複数のアプリを同時に起動しようが何しようが余裕があります。
今回お借りしたのは12GB/256GBモデルですが、16GB/512GBの上位構成もあります。なんだかパソコンみたいなスペックですね。
ストレージ容量はシステム領域に30GB使うので保存可能なのは220GBくらいになりそうです。
容量不足になることはないと思いますが、重いゲームを複数同時にプレイしている人や、写真・動画撮影が好きな人は注意しましょう。
残念ながらmicroSDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
特別な設定をすることなく、装着するだけですぐに認識してくれましたよ。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
メモリ(RAM)拡張機能がある
REDMAGIC 10 Airには使わないストレージの最大12GB分を仮想メモリにする「メモリ拡張」機能が搭載されていました。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリなんかと同じように極端に動作が速くなることはないと思います。
それでも、僅かでも快適に使えるのであれば有効にしない手はありません。
元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心ですからね。
REDMAGIC 10 Airのゲーム性能をレビュー
ここからはREDMAGIC 10 Airのメリットでもある、ゲーム性能やゲーム機能をチェックしていきましょう。
人気ゲームが快適にプレイできるのか?発熱はどうなのか?実機で検証です。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは60.1
まずはゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」をプレイした時の平均FPS(フレームレート)を検証。
ちなみにデフォルトグラフィック設定は「高/30FPS」でした。
グラフィック設定「最高/FPS60」で15分ほどプレイした時の結果がこちら。
スメールの砂漠地域を動き回り、エンカウントした敵とはしっかり戦っています。
平均FPSは60.1。60FPS張り付き状態でプレイできました。
元素スキルを使おうが、元素爆発を使おうが、どの瞬間も快適。1年前のハイエンドSoCでもゲーム性能は十分であることが分かりますね。
崩壊:スターレイルの平均FPSは41.1
続いては崩壊:スターレイル。原神はCPU性能が求められるのに対し、崩スタはGPU性能が求められると言われているようです。
ピノコニー・黄金の刻を「最高/FPS60」で15分ほどプレイ(黄泉の四相断我で移動)してみました。
平均FPSが41.1と悪くはないものの、原神ほど安定した結果にはなりませんでした。
快適に遊べないことはありませんが、長時間連続で安定プレイするのは難しいかもしれません。
ゲームプレイ時の発熱に注意
崩壊:スターレイルをプレイしていて気になったのは発熱です。
背面パネルがかなり熱くなってしまい、持っているのがキツい瞬間もありました。
表面温度を計測してみると、なんと約51℃に達しています。
また、AnTuTuベンチマークテストを連続で計測してスコアの変化を調査しようと思ったのですが、何度やっても3回目の途中で電源が落ちてしまいました。
スコアも1回目から10万点ダウンの状況。REDMAGIC 10 Airは発熱に弱いスマホかもしれません。
ちなみに上位モデルのREDMAGIC 10 Proでは冷却ファンが搭載されいるおかげか、ゲームプレイ中の発熱や、ベンチマークテストでのオーバーヒートは確認できませんでした。
このためREDMAGIC 10 Airで長時間に渡ってのゲームプレイや、高負荷をかけ続けることは控えたほうが良いと思います。
なお公式サイトではスマホクーラーも販売されているので、本体と併せて購入しても良いかもしれませんね。
公式サイト>>REDMAGIC スマホクーラー 6 Air
フレーム補間に対応
REDMAGIC 10 Airは上位モデルのゲーム機能も引き継がれています。
中でも嬉しかったのがフレーム補間。対象のゲームでフレームレートを擬似的に最大120FPSに拡張して滑らかさを向上する機能です。
60FPSでも滑らかに動いてくれるんですが、120FPSだとさらにヌルヌル!特に大きく画面をスクロールする時に効果を実感できました。
廉価モデルでもこの機能が使えるのは超メリットだと思います。
ちなみに2025年6月現在の対応タイトルは以下の通り。
- 原神
- 崩壊:スターレイル
- 崩壊3rd
- COD Mobile
- ゼンレスゾーンゼロ
- 鳴潮
- Arena Breakout
今後のシステムアップデートで追加される予定になっているとのことです。
4種類のシステムモード
REDMAGIC 10 Airには「バランス」「ライズ」「ビヨンド」3種類のシステムモードが用意されています。
ゲーム毎に設定可能でそれぞれGPU特化、CPU特化、最高性能と機能が異なるようです。
なるべく性能を発揮して遊びたい場合には「ビヨンド」を選択するのが良いと思いますが、今回の検証では全て「ライズ」を選択しています。
それでも「原神」「崩スタ」であれば快適に遊ぶことができましたよ。
さらにゲームスペースのプラグインにはリミッターを解除したような「ディアブロモード」もあります。
REDMAGIC 10 Airの最高性能を引き出して遊べるんですが、ただでさえ発熱が気になる端末ですし、おそらく爆熱になると思うのでご注意ください・・・。
タッチ式ショルダートリガー
REDMAGIC 10 Airは、シリーズお馴染みタッチ式ショルダートリガーをもちろん搭載。
やっぱりゲーミングスマホと言えばこれですよね。
タッチ部分はサラサラのガラス製で、手汗対策効果も優秀。凹凸があることでタッチエリアが指先だけで判別可能です。
ショルダートリガーが搭載されているだけで、確実にゲームが上手くなります。
特にFPSを複数の指でプレイしている人は是非試して欲しい。3本・4本指でディスプレイを操作しなくても、同等の動作ができるようになるのでマジで快適ですよ。
ショルダートリガーのタッチサンプリングレートは520Hz。遅延なんて皆無です。
どの操作をショルダートリガーにアサインするかの設定も簡単で、画面に表示されるL・Rボタンで指定するだけでOK。
機能の割り当てはゲームごとに保存されるので、いちいち設定し直す必要はありません。
タップ操作だけではなく押し込みや連続タップなどを指定することもできちゃいます。
- シングルタップ
- 長押し
- 長押し(連続タップ)
- 押しながらジャイロ
- 2ボタン割り当て
- 押す・離すに2ボタン割り当て
- マクロ割り当て
僕はシングルタップしか設定していませんが、上手い人が使いこなせば格段に操作性が向上するでしょう。
ゲームが捗る豊富なプラグイン
REDMAGIC 10 Airにはショルダートリガー以外にも「プラグイン」と呼ばれる便利機能が多数搭載。上位モデルとほぼ同じように使えます。
- カウンター
- 体性感覚操作(ジャイロ)
- オーディオ強化
- フリーディスプレイ
- 高感度ホイール
- 画面抽出
- 優れた画質
- AIトリガー
- カードドローアシスタンス
- データパネル
- ヘルプライン
- ストップウォッチ
- エイミングアシスト
- 4Dバイブレーション
- ハントモード
- アシストを長押し
- アシストをダブルタップ
- 調査モード
- キーポジションアシスト
- サウンドイコライザ
- ディアブロモード
僕は使いこなせてないので、よく使うのはベーシックな機能。それでもすげーと思っていますが。
「エイミングアシスト」はゲーム内に見やすい照準を常時表示。
色合いが反転して索敵が簡単になる「ハントモード」。自分の好きなタイミングで有効化することが可能です。
索敵と言えば、拡大鏡が使える「調査モード」も反則レベルでズルいです笑
一定時間内の操作を記憶してワンタップで実行できるようになる「マクロ」機能も搭載。
連続攻撃や長押し攻撃をワンタップにできちゃいます。
この他、画面に指定した色や画像を利用して自動操作ができる「AIトリガー」や好感度の画面内ジョイスティックなんかも便利。
REDMAGIC 10 Airを購入したら、色んな機能を試してみましょう。
とりあえず、ショルダートリガーが搭載されているだけでも十分に価値があると思います。
Moraちゃんと遊べます
シリーズお馴染みのイメージキャラクター紅魔姫Mora。
REDMAGIC 10 Airにもちゃんとお引越ししてくれました。
上位モデルで追加された新スキンにもしっかり対応しております。
もちろん、ホーム画面や充電中の画面にMoraを表示することもできますよ。
REDMAGIC 10 Airのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
いつでも、どこでもゲームしたい人にとってバッテリー持ちも重要なポイント。
特にハイエンドモデルは性能が高いのでバッテリー消耗が激しい印象があります。
REDMAGIC 10 Airのバッテリー持ち・充電速度をみていきましょう。
PCMarkバッテリーテストの結果
REDMAGIC 10 Airのバッテリー容量は6,000mAhとスペック的には大容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかベンチマークアプリPCMarkで検証。
実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定します。
画面の明るさは50%固定、リフレッシュレートを自動に設定して計測した結果がこちら。
うーん・・・。
10時間43分とバッテリー容量の割には残念な結果になってしまいました。
もうひと頑張りしてほしかったところです。性能が高いのでどうしてもバッテリー消耗が激しくなってしまうのかもしれませんね。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、他のスマホとの比較を参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアじゃピンとこない人もいると思うので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
Amazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は1%。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗は7%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は15%。
24時間一切触らず放置でバッテリー消耗は5%。
それぞれの結果をまとめると次のとおり。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 1% | 約100時間 |
動画再生 1時間 | 7% | 約14時間 |
原神 1時間 | 15% | 約7時間 |
24時間放置 | 5% | 約20日間 |
上位モデルのREDMAGIC 10 Proと比較すると以下の通り。
使用時間 | REDMAGIC 10 Air | REDMAGIC 10 Pro |
音楽再生 1時間 | 1% | 1% |
動画再生 1時間 | 7% | 5% |
原神 1時間 | 15% | 12% |
24時間放置 | 5% | 8% |
殆ど変わらない結果になりました。
ちなみにこれまでレビューしてきたスマホと比較しても、特別悪い結果ではありません。
PCMarkのスコアはイマイチですが、普段使いに困るほどバッテリー持ちは悪くないと思います。
ただ外出中にゲームをプレイする人はモバイルバッテリーを持ち歩いたほうが良いでしょう。

80W急速充電に対応
大容量バッテリーを搭載している弊害は充電時間が長くなってしまうこと。急速充電に対応していなければ、いつまで経っても充電が終わらないなんてこともあり得ます。
この点REDMAGIC 10 Airは80W急速充電に対応しているので安心です。
REDMAGIC 10 Airには、充電器・充電ケーブルが付属しているので実際に試してみたところ、なぜか60W程度にしかなりませんでした。
80W充電にならないのは不思議ですが、これでも十分な速度。
バッテリー残量2%から50分でフル充電できちゃいます。
Xiaomiの神ジューデンほどではないものの、ゲームに熱中しすぎて寝落ちしてしまったとしても、朝の準備中にフル充電できちゃいますね。
充電分離機能を搭載
REDMAGIC 10 Airには、上位モデルと同様に充電分離機能があります。
有効にするとバッテリーを通さずに本体に直接給電可能に。
充電中にバッテリーからの発熱があるとスマホに大きな負担がかかります。
それが、充電分離機能があることでスマホにかかる負担が軽減され、充電中でもゲームパフォーマンスが下がりません。
これは長時間ゲームをしたい人に重宝する機能です。
REDMAGIC 10 Airのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
ただこれまでのモデル同様に公式サイトではカメラ機能がサラッとした紹介に。
果たして最新モデルの実力ははどれほどのものなのか?実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてください。
カメラアプリ
作例紹介の前にREDMAGIC 10 Airのカメラアプリをチェック。
他社製スマホ同様にシンプルなので、サッと取り出して迷うことなく撮影できます。
メインカメラと超広角カメラはワンタップで切替可能。長押しでその他の倍率にアクセスできます。
もちろん露出やホワイトバランスを手動調整できるマニュアルモード(プロショット)もあります。
もっとスマホカメラを使いこしたいなーって思っている人は、搭載されている「PRO クイック入門」を読んでみるといいかも。勉強になりました。
また特殊撮影が可能な「カメラモード」も豊富に搭載。マクロカメラはここで選択可能です。
シャッター音・スクショ音は設定から無音にすることも可能。ただ、SIMカードを装着するとシャッター音の項目が消える可能性もあるのでご留意ください。
今回お借りしたのはグローバル版なので僕は試すことができませんでした。(SIMカードを装着したらダメなので・・・。)
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用に僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能が高い「Pixel 9 Pro」で撮影した写真をあわせて掲載していきます。

REDMAGIC 10 Airは廉価モデルとは言え高性能のSoCを搭載。
日中の明るい場所であれば綺麗に撮影できていました。
Pixel 9 Proに比べると明るく鮮やかなスマホカメラらしい仕上がりになるようです。
HDR性能のチェックのために逆光のシーンで。
黒つぶれ・白飛びもなく綺麗に撮影できていました。
色鮮やかに撮影できる感じは個人的にめちゃくちゃ好みです。パッと見の印象が好き。
最後に室内で撮影した食事の写真も。
実際に見た感じよりもかなり鮮やかになっちゃいました。ちょっと不自然。
メインカメラ(夜景モード)の作例
REDMAGIC 10 Airには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。
通常撮影でもそれなりに撮影できていますが、夜景モードは、全体的に明るくなる一方で街灯の明るさが抑えられ、バランスが良くなっているのが分かります。
手動で夜景モードに切り替えしなくても、周囲の明るさに合わせて自動(オート)で夜景モードに切り替わるので便利です。
Pixel 9 Proに比べると解像感不足ではあるものの、十分明るく綺麗に撮影できました。
上位モデル同様にOIS(光学式手ぶれ補正)も搭載されているので撮影しやすかったです。
さらに明暗差のあるシチュエーションで。
風が強かったせいか荒ぶった写真になっておりますが、HDR性能自体は優秀。
REDMAGIC 10 Airのメインカメラは昼でも夜でもしっかり活躍できそうです。ゲーミングスマホでここまで撮影できれば十分でしょ!
超広角カメラの作例
REDMAGIC 10 Airは5,000万画素の超広角カメラも搭載しております。
風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラ。
メインカメラとの画角の違いはこんな感じです。
引き続きPixel 9 Proと比較していきましょう。
周辺の流れが少々気になるものの、しっかり撮れてる印象です。
メインカメラ同様に鮮やかな雰囲気に。解像感の高く、よくあるおまけ的な超広角カメラのような感じはしません。
夜間撮影は以下のとおり。
パッと見は悪くないですが、Pixel 9 Proに比べると明るさ不足&ノイジー。
ミドルレンジクラスの夜間撮影性能だと思います。悪くないけど良くもない感じですね。
最大10倍デジタルズームの作例
REDMAGIC 10 Airには望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大10倍まで引き伸ばしての撮影になります。
2倍ズームを超えるとどんどん解像感が失われていきますね。遠くの被写体を綺麗に撮影するのは難しいと思います。
ちなみにPixel 9 Proならこんな感じ。望遠カメラ+画像処理能力の高さで、10倍ズームでもめちゃくちゃ綺麗です。
とは言え、スマホカメラで高倍率が必要なシーンは多くはないので、個人的には2倍ズームで綺麗に撮影できれば良いんじゃないかな?と思っています。
解像感も高くバッチリ。これなら画角調整にも使えるので合格だと思います。
マクロ撮影の作例
登場する機会は多くないかもしれませんが、REDMAGIC 10 Airは超広角カメラを利用したマクロ撮影も可能です。
一般的にマクロカメラが搭載されていても有効画素数が低くて質感がイマイチなことが多いんですが、REDMAGIC 10 Airはかなり綺麗でしたよ。
これなら使ってみようかなーって気になるかもしれません。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
被写体と背景の切り分けがお上手。自然な感じでボケるのが良い感じです。
インカメラの作例
REDMAGIC 10 Airのインカメラはディスプレイの下に搭載。
普段は存在がありませんが、ちゃんと撮影できますよ。
以前の画面下インカメラは霧がかかったような仕上がりになってたんですが、最新モデルはめちゃくちゃ自然。普通に使えると思います。
ただ、なぜかポートレートモードで背景がボケません。REDMAGIC 10 Proでも同じ現象が起きていたんですが、早く解決してほしいですね。
高解像度(フルサイズ)モードの作例
REDMAGIC 10 Airは高解像度モードでの撮影も可能。
通常撮影では4つの画素を束ねて感度を上げています。
画素数が多いほうが高精細に撮影できるような気がしますが、果たしてどれほど違うのでしょうか?
通常撮影と高解像度モードで撮り比べをした結果がこちら。
パッと見はそこまで変わりません。ただ高解像度での撮影はトリミングで活かされます。それぞれの写真で同じ部分をトリミングした結果がこちら。
- 通常撮影
- フルサイズ撮影
・・・と思ったんですが、殆ど違いを感じることができませんでした。
通常撮影の画像処理が優秀ってことかもしれませんね。
高画素モードはファイルサイズも大きくなるので、大きな紙にプリントする予定がある等の特別な場合以外は使わなくて良いでしょう。
動画撮影の作例
REDMAGIC 10 Airで動画撮影もしてみました。
比較用にGoogle Pixel 9 Proで撮影した動画・写真も収録しています。
やや解像感は落ちますが動画も写真と同じような雰囲気で撮影できていました。
手ぶれ補正も効くので動きながらの撮影も問題なさそうです。
超広角カメラの夜間撮影は少々弱めなのでご注意ください。
REDMAGIC 10 Airを実機レビュー
ここからはREDMAGIC 10 Airの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはREDMAGIC OS 10
REDMAGIC 10 AirにはAndroid 15をカスタムした「REDMAGIC OS」の最新バージョン(Ver.10)がプリインストールされていました。
メーカーによって搭載されているOS・UIが異なり、特色・機能も様々。
REDMAGIC OSはゲーミングスマホでありながらシンプルで使いやすい印象です。
起動中のアプリを一括終了するボタンの場所や、ネットワーク設定スイッチへのアクセスがしやすい等、ピュアAndroidにはないユーザーの使い勝手が良くなる工夫もされています。
見た目やデザインはテーマなどで簡単にカスタマイズ可能。雰囲気が変わって面白いですよ。
壁紙自体がゲームになってるものもありました。クラシックなゲームなんですが何故かハマる笑
REDMAGIC OS 10の特徴の1つがAI機能のようなんですが、GoogleのGeminiが搭載されているのに加えて、すぐに使えそうなのは翻訳機能くらい。
今後はメーカー独自のAI機能の充実が重要になりそうですよね。機能の追加に期待です。
メーカーによってOSは様々で、人によって使いやすい・使いにくいがあるとは思いますが、最終的には「慣れ」。
どんなOSだって長く使っていけば自分が使いやすいようになっていくので神経質になることはありません。
デュアルアプリ・複数ユーザー対応
REDMAGIC 10 Airには、一般的な便利機能もしっかり標準搭載。画面分割、フローティングウィンドウ、サイドバーなんかもしっかり使えます。
少ないながらもジェスチャー機能もありました。
電源ボタン2回押しのカメラ起動が見つからないんですよね。
カメラをよく使うなら、やっぱりMagic Keyに割り当てるのが良いかな?
また、アプリ複製機能・複数ユーザー機能にも対応しています。
1つのアプリを複製することができるデュアルアプリ(アプリ複写機能)が便利。例えばLINEを複製すれば、1台のスマホで仕事用とプライベート用のアカウントを使うこともできちゃいます。
デュアルスピーカーでステレオサウンド
- 上部スピーカー
- 下部スピーカー
肝心の音質は、他のスマホと比べてもかなり良い感じ。中高音域中心のクリアサウンドではあるものの、低音域もポコポコ感じることができます。
スマホで音楽を聞いたり、動画を見るくらいであれば十分な性能。
下部スピーカーの方が僅かに音が大きい気がしますが、DTS Soundに対応しているので臨場感や音の広がりは優秀です。
通常は「スマート選択」にしておけば問題ないと思いますが、プロファイルを「音楽」にするとイコライザーを使えるようになります。
音に拘りのある人は好みの音にカスタマイズしても良いでしょう。
LDAC/aptX Adaptiveに対応
残念ながらREDMAGIC 10 Airにはイヤホンジャックがないのでワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
ゲームにワイヤレスイヤホンは遅延があるので快適なプレイは厳しいですが、音楽を聞いたり動画を見るくらいであれば十分です。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際に接続してみたところ、以下のコーデックに対応していました。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:○
- LDAC:○
- LHDC:◯
主要Bluetoothコーデックにフル対応。
LHDCに加えて、aptX Adaptiveの96kHz/24bit再生をサポートするSnapdragon Soundにも対応していましたよ。
無線でもハイレゾサウンドを楽しめますが、残念ながらAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
どちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいのは事実。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
生体認証は指紋認証&顔認証
REDMAGIC 10 Airの生体認証は指紋認証と顔認証。
指紋認証センサーはディスプレイ内に搭載されています。
反応は良好で、サッと触れるだけでロック解除できました。
顔認証はインカメラを使った簡易的なもの。
こちらも反応は良好で顔が入れば一瞬でロック解除されます。
iPhoneのようにロック画面に留まることもできますし、ロック画面を飛ばすことも可能です。僕は後者が好き。
4キャリアに対応したBand構成
REDMAGIC 10 Airは国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ◯ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 28 (プラチナバンド)○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
また、少しずつ広がってきた5G通信(Sub-6)にも対応していますが、ドコモの「n79」には非対応なのでご注意ください。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもREDMAGIC 10 Airなら対応できちゃいます。
なお残念ながらeSIMには非対応なのでご注意ください。
今回お借りしたREDMAGIC 10 Airはグローバルモデルのため「技術基準適合証明」(いわゆる「技適」)を取得していません。私は本記事を作成するにあたり、総務省に試験利用の届け出を行ったうえで使用しています。
総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
REDMAGIC 10 Airのスペック・仕様
REDMAGIC 10 Airのスペックは以下のとおりです。参考に上位モデル10 Proの情報も並べて掲載しております。
製品名 | REDMAGIC 10 Air | REDMAGIC 10 Pro |
カラー | Twilight Hailston Flare | Shadow/ブラック Lightspeed/ホワイト Dusk/黒スケルトン Moonlight/シルバー Dusk Ultra/黒スケルトン |
サイズ | 164.3mm 76.6mm 7.85mm | 163.42mm 76.14mm 8.9mm |
重さ | 205g | 229g |
ディスプレイ | 6.8インチ AMOLED 2480×1116 20:9 DCI-P3 100% 最大輝度1600nits Corning Gorilla Glass | 6.853インチ AMOLED 2688×1216 20:9 DCI-P3 100% 最大輝度2000nits Corning Gorilla Glass |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大144Hz |
タッチサンプリングレート | 最大960Hz | 最大960Hz |
OS | RedMagic OS 9.0 based on Android14 | RedMagic OS 10 based on Android 15 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 | Qualcomm Snapdragon 8 Elite |
RAM | 12/16GB LPDDR5X | 12/16/24GB LPDDR5X |
ROM | 256/512GB UFS4.0 | 256/512GB/1TB UFS4.1 Pro |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 OV50E 1/1.5 OIS | 5,000万画素 OV50E 1/1.5 OIS |
リアカメラ(超広角) | 5,000万画素 | 5,000万画素 |
リアカメラ(マクロ) | − | 200万画素 |
インカメラ | 1600万画素 f/2.0 アンダーディスプレイ | 1600万画素 f/2.0 アンダーディスプレイ |
バッテリー | 6,000mAh 80W急速充電 | 7,050mAh 100W急速充電 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
対応SIM | nano SIM×2 | nano SIM×2 |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band | GMS 2/3/5/8 UMTS B1/5/6/8/19 FDD-LTE B1/3/5/8/18/19/26/28 TDD-LTE B34/40/41/42 5G NR n1/3/8/28/40/41/77/78 | GMS 2/3/5/8 UMTS B1/2/4/5/6/8/19 FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28A/28B/66 TDD-LTE B34/B38/39/40/41/42 5G NR n77/n78/n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/n40/n41/66/71 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax/be | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver.5.4 | Ver.5.4 |
衛星測位 | GPS: L1+L2+L5,AGPS対応 | 2周波GPS (L1/L5) |
イヤホンジャック | なし | あり |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
FMラジオ | なし | なし |
防塵防水 | IP54 | なし |
NFC | 対応 | 対応 |
Felica | 非対応 | 対応 |
公式サイト>>スペック
上位モデルは冷却ファンがあるためか防水性能がありませんが、REDMAGIC 10 AirはIP54防塵防水に対応。
生活防水に毛が生えた程度の性能ではあるものの、不注意で水がかかってしまったり、ちょっとした雨だったりには耐えられるので嬉しいですね。
まとめ:REDMAGIC 10 Airのメリット・デメリット・評価
REDMAGIC 10 Airを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
REDMAGIC 10 Airを買うべきメリット、購入前に確認したい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・価格が安い ・最高の動作性能 ・十分なゲーム性能 ・ショルダーボタン ・豊富なゲーミング機能 ・画面下インカメラ ・80W急速充電 ・IP54防塵防水 ・付属品パーフェクト | ・高付加で発熱 ・ワイヤレス充電なし ・イヤホンジャックなし ・microSD非対応 ・eSIM非対応 |
評価
総合評価:(5点/5点満点)
デザイン | ★★★★☆ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★★ |
バッテリー性能 | ★★★★☆ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★☆ |
最強ゲーミングスマホREDMAGIC 10 Proの廉価モデルということで、使用前から期待していたんですが、期待以上の仕上がりでめちゃくちゃ驚いてしまいました。
動作性能・ゲーム性能が高いのはもちろん、ショルダートリガーを中心としたゲーミング機能がとにかく豊富。殆ど上位モデルと変わらないラインナップでした。
また、画面下インカメラが削られていないところや、付属品がフルセットで揃っているとこも評価できます。
発熱・バッテリー持ちだけはちょっと気になるので、ゲームによってはグラフィック設定を下げたり、長時間連続プレイをしない等の工夫が必要になるかもしれません。
とは言え、8万円台でここまでしっかり遊べるゲーミングスマホなら超コスパが高いです。
- なるべく安くゲーミングスマホを買いたい!
- メインスマホとは別にゲーム用のスマホが欲しい!
まさに、こんなあなたにピッタリの1台なのでぜひGETしちゃいましょう。
REDMAGIC 10 Airがあれば、普段遊んでいるゲームがもっと楽しくなりますよ!
【スマートフォン検証方法】
当ブログでレビューしている全てのスマートフォンは実際に私が使用しています。デザイン・ディスプレイ性能・動作性能・バッテリー性能・カメラ性能などを標準的なベンチマークアプリによるテストに加えて私の体験によって定量的・定性的に評価しています。また、一部のテストでは同程度の価格・性能のスマートフォンと比較することで評価をより明確にしています。私は全ての商品レビューを当ブログのレビューガイドラインに基づいて実施しています。