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お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
arrows Alpha(アローズ アルファ)をお借りしました。
2025年8月に発売されたFCNT製のミドルハイモデルです。
昨年2024年に発売されたarrows We 2 Plusは、約6万円と手の届きやすい価格ながらも欲しい機能が全て揃った万能スマホで、めちゃくちゃ良い感じでした。

最新のarrows Alphaは8万円台と価格がアップしていますが果たしてどれほど進化しているのか?
本記事でarrows Alphaを実際に使ってみた様子を詳しくレビューしていきます。
メリット | デメリット |
・デザインが洗練 ・使いやすいサイズ感 ・美しいディスプレイ ・快適な動作性能 ・重いゲームも遊べる ・90W急速充電 ・ステレオスピーカー ・おサイフケータイ対応 ・IP68/69/MIL規格 ・SDカード対応 ・充電器付属 |
・性能相応にお高め ・AIは今後に期待 ・望遠カメラなし ・ワイヤレス充電なし ・イヤホンジャックなし |
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arrows Alphaのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはarrows Alphaの外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
arrows Alphaのカラーバリエーションは以下の2色。
- ホワイト
- ブラック
このうち今回お借りしたのはブラックです。
旧モデルarrows We2 Plusはちょっぴり「いなたい」デザインでしたが、arrows Alphaはかなり洗練された印象。
背面パネルは指紋が付きにくいマットな樹脂製(たぶん)ですが、ラメってるせいかガラスパネルのように僅かにキラキラしています。
また、金属製のミドルフレームにはヘアライン加工が施され、無骨なかっこよさがあります。これ写真で伝わりますかねー?すんごいかっこいいんですよ!
背面パネル上部にカメラユニットを搭載。メイン・超広角の2眼構成。その横にはFeliCaポートも確認できます。
カメラの下にあるのは旧モデルから引き続き搭載されている自律神経の活性度を計測するセンサーです。
カメラユニットの厚みは実測で2.2mmほど。そこまでキツくはありませんがデスクに置いて使うとガタつきます。
レンズの縁がキラッと輝くところが良い感じですね。
高級感とまでは言えないかもしれませんが、個人的にarrowsブランドに抱いていたイメージを払拭するデザインでした。
背面パネルは優しく湾曲した形状をしています。
ディスプレイを上にして右側面に音量ボタンと電源ボタン。
左側面には新たに搭載されたファンクションボタンがあります。Google Geminiの他、様々な機能をアサイン可能です。
本体下部にはカードスロット・マイク・USB Type-Cポート・スピーカーを搭載。
カードスロットはSIMピンがなくても引き出せるタイプ。ただ少し硬いので爪が短いと引き出すのに苦労するかもしれません・・・。
SIMカードとMicroSDカードを表裏に1枚ずつ装着できるタイプ。
eSIMを組み合わせることで2回線同時待ち受けとSDカードを併用できちゃいます。
サイズ
arrows Alphaのサイズは156mm×72mm×8.8mm。
旧モデルarrows We2 Plusが6.6インチサイズだったので少しコンパクトになりました。
6.3インチのiPhone 17・Google Pixel 10と比べると幅が狭く縦に長いスタイルですね。
重さは実測で187gと軽め。
ただ実際に持ってみると数字以上にズッシリ感じました。バランスの問題なんですかね?
付属品
arrows Alphaの付属品は以下のとおり。
- クイックスタートガイド
- 充電器
- USB-Cケーブル
残念ながらケース・保護フィルムはありませんが、90W出力に対応した急速充電器が付いてきました。
そういえば、この充電器どこかで見たことあるんだよなーって思ったら、motorola edge 60s proに付属していた充電器と似たようなデザインでした。
FCNTもモトローラもレノボ・グループ傘下の企業。よく考えてみると、arrows Alphaとmotorola edge 60s proはスペックで共通しているところも多いです。

もしかすると共通化することで製造コストを下げているのかもしれませんね。
arrows Alphaのディスプレイをレビュー
続いてarrows Alphaのディスプレイを見ていきましょう。
毎日何度も目にするディスプレイは、スマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイントです。
6.4インチ有機ELディスプレイ
arrows Alphaは6.4インチの有機ELディスプレイ。
上下ベゼルは少々幅が広いものの十分な表示領域を確保しています。
インカメラはパンチホール式で上部中央に配置。
小さいので全画面表示で動画を見ても邪魔に感じることはないと思います。
基本的に両手操作になりますが、片手でも届く範囲が広いのが良いところ。ネットサーフィンやSNSなんかでこのサイズが重宝します。
キーボード入力は片手でも余裕です。
なお、カバーガラスにはCorning® Gorilla® Glass 7iが採用されているので耐久性にも優れております。
さらにミドルフレームの四隅が飛び出ているので、落下した場合にディスプレイの衝撃を和らげてくれるそうです。
画面解像度 2,670×1,200(Super HD)
arrows Alphaの画面解像度はFHDを大きく超える2,670×1,200。何を表示させてもめちゃくちゃ綺麗です。
細かいディスプレイの仕様までは分かりませんが、ディスプレイ品質に不満を感じる人はいないと思います。
僕は購入したままの状態で特に不満はありませんでしたが、色合い・色温度を好みに合わせて調節することも可能。目に負担をかけないアイケア設定もできるので活用しましょう。
十分な明るさで屋外でも見やすい
arrows Alphaのディスプレイは、ピーク輝度(特定の条件で発揮できる瞬間的な輝度)3,000nitに及ぶ十分な明るさ。
屋内ではもちろん、屋外の直射日光下でも見づらくなることはありませんでした。
多少暗くなるものの視野角の広さも十分なのでゴロ寝スマホとしても使えますね。
LTPO可変リフレッシュレート
ミドルレンジスマホなら90Hzや120Hzが多いのですが、旧モデルから引き続きarrows Alphaのリフレッシュレートは最大144Hzに対応。
1秒間に144回も画面を書き換えるハイエンドモデル顔負けの高駆動ディスプレイです。
ただ144Hzはゲームチューニングからの設定が必要になるので、通常時は最大120Hzになります。
高リフレッシュレートを最も実感できるのは画面スクロール。残像感が少なくヌルヌルと滑らかに動いてくれる感じが心地良く、一度使ったら60Hzには戻れません。
さらに、バックプレーンに「LTPO」を採用し、1Hzから動的に変化する可変リフレッシュレートに対応しております。
実際にディスプレイに動きを感知しすると120Hzに、触らなければ1Hzに変化していました。
高駆動ディスプレイはバッテリーを消耗しがちですが、可変式でバッテリー持ちとディスプレイのヌルヌル感を両立できるので超優秀です。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
のデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、ストリーミングサービスで高画質視聴が可能です。
Widevine L1は、Googleが開発したデジタル著作権管理(DRM)の最高レベル規格です。ハードウェアレベルで暗号化・復号処理を行うため、4KやHDRといった高品質コンテンツの安全な配信が可能になります。対応デバイスはセキュアチップを搭載し、暗号鍵や映像データを安全領域で処理することで不正コピーや攻撃に強いのが特徴です。一方、すべての端末がL1に対応しているわけではなく、下位規格のL2やL3を採用する製品もあります。
Netflixの最大再生解像度はFull HD。残念ながらHDR機能には非対応でした。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでもHD 1080pで視聴可能。YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できることを確認しました。
いつでもどこでも高画質で動画視聴できるのはarrows Alphaのメリットの1つです。
USB Type-Cからの映像出力可能
arrows Alphaは、USB Type-Cポートからの映像出力(DP ALT MODE /DisplayPort Alternative Mode)に対応しています。
ただし、一般的な映像出力とは異なりLenovo「Smart Connect」を利用した機能です。
スマホの画面をミラーリングできるのはもちろん、パソコンのようにも使えちゃいますよ。
さらにWindows PCに専用アプリをインストールをすれば、ケーブルを使うことなくWi-Fi経由で接続することも可能です。
大画面での動画視聴はもちろん、パソコンで作業しながらarrows Alphaの操作もしたい時なんかに便利ですね。
arrows Alphaの基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
arrows Alphaには「MediaTek Dimensity 8350」を独自チューニングした「Dimensity 8350 Extreme」が搭載されております。
MediaTek Dimensity 8350は、2024年11月に発表されたミドルレンジ帯向けのSoC。4nmプロセスを採用し、パフォーマンスと電力効率のバランスが特徴的です。CPUは8コア構成で、最新世代のArmv9アーキテクチャを採用しています。具体的には、1つの高性能コアにArm Cortex-A715(最大3.35GHz)を備え、3つのCortex-A715(最大3.2GHz)、そして4つの省電力コアCortex-A510(最大2.2GHz)という構成にです。
グラフィックス性能にはArm Mali-G615 MC6を搭載しており、ゲーミングや映像処理においても良好なパフォーマンスを発揮します。
「StarSpeed Engine」を新たに採用し、従来世代のHyperEngineからの進化として、より安定したフレームレートや消費電力の低減を実現しています。
公式サイト>>Dimensity 8350
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは1,391,939点、GPUスコアは523,523点。
新世代のVer.11では総合スコアが1,678,668点、GPUスコアは477,887点でした。
2025年9月時点の最高スコアは280万点を超えているわけですが、140万点もあれば、普段使いはもちろん重いゲームでもそこそこ遊べるスコアと言えます。
旧モデルのスコアは61万点ほどだったので大幅にスコアアップ。2年前のハイエンドモデルに迫るスコアになっております。
以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載しているのでチェックしてくださいね。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測してみたので参考にどうぞ↓
Google Pixel 9aと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないかもしれないので、人気ミドルレンジスマホGoogle Pixel 9aと動作性能をプチ比較してみました。

多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
どちらも表示は十分早く、大差はありませんね。
これだけ動けばストレスを感じるシチュエーションはないでしょう。
ちなみにGoogle Pixel 9aのAnTuTuスコアは120万点なんですが、100万点を超えたら普段使いで差を感じることはないと思います。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
読み込み/書き込みどちらも爆速。ハイエンドモデルにせまるスコアでした。
RAM容量は12GBあるので、複数のアプリを同時に起動しても余裕があると思います。
またストレージ容量も512GBと超十分。システムに30GB使うため、実質保存できるのは480GBほどになります。
多くても256GBのことが多いので、無条件で512GBなのは嬉しいメリット。重いゲームを複数同時にプレイしても、写真・動画撮影が好きで沢山撮影してもパツパツになることはないと思います。
さらに最大2TB(2,000GB)のmicroSDカードを装着できるので安心です。
メモリ拡張機能
arrows Alphaには使わないストレージの最大12GB分を仮想メモリにする「メモリ拡張」機能が搭載されています。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリなんかと同じように極端に動作が速くなることはないと思います。
それでも、僅かでも快適に使えるのであれば有効にしない手はありません。
元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心ですからね。
AIが自動的に最適化してくれるようなので、基本的に購入したままの状態で問題ないでしょう。
arrows Alphaのゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイントです。
普段使いは超快適なarrows Alphaはゲームを快適にプレイできるのかチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは35
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」をプレイした時の平均FPS(フレームレート)で検証していきます。
ちなみにarrows Alphaのデフォルトグラフィック設定は「中/30FPS」でし
グラフィック設定「最高/FPS60」で15分プレイした時の結果です。スメールの砂漠地域を動き回り、エンカウントした敵とはしっかり戦っています。
いつもと異なるアプリで計測したので見にくいかもしれませんが、プレイ時間に応じてFPSの上限が下がっていくのが分かります。
最終的に30FPSで落ち着き、平均35になりました。
実際にプレイしていても特にカクつきやモタつきを感じるわけではないので、フレームレートさえ我慢できれば快適に遊べると思います。
ガチ勢・トップランカーには向いていませんが、エンジョイ勢なら十分でしょう。
例えば普段は別の端末でプレイしている人が、スキマ時間に樹脂消費とデイリークエストを消化する使い方もいいですね。
arrows Alphaは重量級ゲームでも遊べないことはありませんが、快適に遊ぶにはグラフィック設定を下げる必要があると思います。
発熱で動作が不安定になることも
重いゲームを遊ぶ時に気になるのがスマホの発熱。高い負荷がかかるのでどうしてもスマホが熱くなってしまいます。
arrows Alphaの場合はどれくらい発熱するのか、実際に原神を「60FPS/最高」設定でプレイしている時の表面温度を計測してみたところ、44℃くらいでした。
持てなくなるほどではありませんが、それなりに熱さを感じます。
また、AnTuTuベンチマークテストを4回連続で計測した結果は以下の通り。
初回は最大限の性能を発揮しているようですが、2回目以降はスロットリングの影響なのかスコアが下がっているのが分かります。
arrows Alphaは高い負荷による発熱で性能が低下することがあるようです。
とは言え、性能が低下したと言ってもAnTuTuスコア100万点を超えているわけですからね?実際の使用感が悪くなるほどではないとは思います。
arrows Alphaのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
スマホを使う上でバッテリー持ちも重要なポイント。
特に性能が高いスマホはバッテリー消耗が激しい印象があります。
arrows Alphaのバッテリー持ち・充電速度をチェックしていきましょう。
PCMarkバッテリーテストのスコア
arrows Alphaのバッテリー容量は5,000mAhとスペック的には大容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので、通常利用時におけるバッテリー持ちとして信頼できる結果だと思っています。
ディスプレイの明るさは50%固定、リフレッシュレートを3種類に設定して計測した結果が以下のとおり。
- バランス
- スムーズ
- 電池持ち
デフォルト設定の「バランス」で8時間27分、「電池持ち」でも10時間33分と他のスマホに比べて寂しい結果になってしまいました。
ベンチマークの結果だけで判断するとバッテリー持ちは悪く、普通に使用していてもモバイルバッテリーを持ち歩いたほうが安心だと思います。

また、リフレッシュレートの影響もあるかもしれないので、バッテリー持ちを優先するなら「電池持ち優先」に設定しても良いでしょう。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアはボロボロでしたが、実際に使った場合のバッテリー消耗時間はどんな感じなのか?検証結果を紹介していきます。
まずAmazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は3%。
YouTubeで動画(1080P/60fps)を1時間視聴した結果、バッテリー消耗は6%でした。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は13%。
24時間一切触らずに放置でバッテリー消耗は4%でした。
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 3% | 約33時間 |
動画再生 1時間 | 6% | 約17時間 |
原神 1時間 | 13% | 約8時間 |
24時間放置 | 4% | 約25日間 |
旧モデルarrows We2 Plusと比較すると以下のとおり。
使用時間 | arrows Alpha | arrows We2 Plus |
音楽再生 1時間 | 3% | 2% |
動画再生 1時間 | 7% | 6% |
原神 1時間 | 13% | 17% |
24時間放置 | 4% | 19% |
ベンチマークスコアは酷かったですが、実際に使ってみると旧モデルよりも良い結果になっていたので一安心です。
特にWe2 Plusはアイドリング時のバッテリー消耗が異常だったので、Alphaが落ち着いていた良かったと思います。
arrows Alphaのバッテリー持ちは、悪いことはなく、途中充電しなくても1日は使えそうです。
90W急速充電に対応
arrows Alphaは90W急速充電に対応。いわゆる「神ジューデン」と変わらない爆速充電です。
実際に残量1%からフル充電までの時間を計測してみると僅か36分でした。
これだけ早く充電できれば、寝落ちしちゃってバッテリーが殆どない状態でも、出かける準備をしている間に充電が完了しているので安心です。
しかも!付属品が削られているなか、90W急速充電に対応した充電器が付属しているところもポイントが高いですね。
なお、充電速度をフルスピードにするためには「充電ブースト」を有効にする必要があります。
通常充電だと充電速度が少し落ちて、フル充電まで50分ほどかかっていました。まぁそれでも十分早いんですけどね笑
バッテリー劣化を防止する設定項目も用意されているので、少しでもバッテリー寿命が長くなるように調整してあげましょう。
バッテリーを長持ちさせるアドバイスも収録されているので合わせてチェックしておきましょう。
Qnovoは米国拠点の企業で、スマートフォン向けのバッテリーモニターソフトを提供しています。バッテリーの内部状態を直接測定し、残量・充電サイクル・性能といった主要指標を表示。バックグラウンドで動作し、充電の高速化や容量の最適化、寿命延長などを通じて、電池使用体験の改善を目指しています。
ダイレクト給電(充電分離機能)に対応
arrows Alphaには、ミドルレンジには珍しいダイレクト給電機能に対応
有効にするとバッテリーを通さずに本体に直接給電可能になります。
実際に試してみたのがこちら。ゲームをしながら10分間「ダイレクト給電」をしていますが、バッテリー残量が増えてないことがわかりますね。
充電中にバッテリーからの発熱があるとスマホに大きな負担がかかりますが、ダイレクト給電があることでスマホにかかる負担が軽減されるので安心です。
なお、ダイレクト給電中でも、ディスプレイがOFFになると通常通り充電されるのでご注意ください。
arrows Alphaのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
果たしてarrows Alphaのカメラ性能はどれほどなのか。
実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてください。
カメラアプリ
どのメーカーのスマホもそうですが、カメラアプリは非常にシンプル。写真も動画もサッと取り出してすぐに撮影できます。
よく使う2倍ズームと超広角カメラの切り替えはワンタップ。長押しかスライドで他の倍率にも指定できます。
もちろん自分好みに調整しながら撮影できるプロモードもありますよ。
シャッター音を消すことはできませんが、マナーモードにしておけばスクショ音は鳴りませんでした。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用に「Google Pixel 9a」で撮影した写真を並べて掲載していきます。
日中の明るい場面ではとても綺麗に撮影できることが分かります。
Pixel 9aに比べると明るく鮮やかな雰囲気に。被写体との距離が近い場合には、ポートレートモードを使わなくても背景がボケてくれるので本格的な写真になりました。
赤・白の飽和が少々目立つので少し彩度や露出を抑える調整をしてあげてもいいでしょう。
よくわからん!という場合には、被写体をタップしてから撮影するといいかもしれません。
続いて逆光のシーンでHDR性能をチェック。
どちらも性能的には問題なし。この写真だけで言えばPixel 9aの方が僅かに全体が明るい印象です。
最後に室内で撮影した締めのラーメンを。
arrows Alphaはハッキリとした色合い。丼の奥の模様がボケているのがハイエンドモデルっぽいですね。
なお、arrows Alphaにはフィルターが搭載されており、その中に「グルメ」もあります。また、SNSでは「ナチュラル」が良い感じって投稿も見かけました。
この写真では確かに「ナチュラル」が良い感じに見えますね。「グルメ」は色が濃すぎるのでラーメンには不向きかも?
シーンや被写体によって使ってみると面白いかもしれませんね。
メインカメラ(夜景モード)
arrows Alphaには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。
ノイズがクリアになり全体的に明るい雰囲気に。一方で街灯の明るさが抑えられてバランスよく撮影できているのが分かります。もちろんフラッシュは使っていませんよ?
OIS(光学式手ぶれ補正)も搭載されているので、綺麗に撮影できました。
実際の作例を見ていきましょう。
Pixel 9aの方が僅かに明るいですが、どちらも綺麗に撮影できていると思います。
らに明暗差の激しいシーンで。
調節して撮影すればどちらももっと綺麗になりそうですが、バランスが良いのはarrows Alphaかもしれません。Pixel 9aは全体的に明るくしようとする傾向が強すぎるような。
超広角カメラの作例
続いては風景や食卓全体を撮影する場合に重宝する超広角カメラ。
arrows Alphaは、約5,000万画素の超広角カメラも搭載しております。
有効画素数が全てではありませんが、旧モデルの800万画素から大きなスペックアップ。
メインカメラとは異なり超広角カメラはナチュラルな色合いに。そのせいかPixel 9aの方がパリッとシャープに見えます。
ただ解像感に違いはなく、どちらも綺麗に撮影できていました。
arrows We2 Plusの超広角カメラよりもクオリティが高いです。
続いて夜景モード。
夜間撮影ではarrows Alphaの方が画像処理が上手に見えます。Pixel 9aに比べてノイズが少なくなっていました。
どちらも若干モヤモヤっとしていますが、スマホで見るくらいであれば十分な性能ですね。
最大10倍デジタルズームの作例
arrows Alphaには望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大10倍まで引き伸ばしての撮影になります。
2倍ズームを超えると解像感が失われて少しずつイラストのような質感になりますね。
Google Pixel 9aの8倍ズームがこちら。
Pixelシリーズと言えども、こんな感じになっちゃうので望遠性能には期待しないほうが良いでしょう。
ただスマホで実際によく使うのは、高倍率よりも2~3倍ズーム。画角の調整に重宝しますよね。
arrows Alphaは劣化が少ないのでめちゃくちゃ使いやすいです。
メインカメラは被写体に近づくと背景や周辺がボケやすいので、ちょっと引いて2倍ズームで撮影してあげると全体がボケずに撮影できますよ。
マクロ撮影の作例
arrows Alphaは超広角カメラを利用したマクロ撮影も可能です。
マクロカメラが搭載されていても解像感が乏しくて使いにくい場合も多いんですが、arrows Alphaは綺麗に撮影できていましたよ。
ポートレートモードの作例
arrows Alphaにはポートレートモードもあります。深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、被写体との切り分けも上手です。
24mm・35mm・50mmの3種類で画角の選択が可能。撮影しながらボケ具合の調節もできます。
人物以外の被写体にもボケモード的に使うこともできました。
インカメラの作例
arrows Alphaのインカメラはリアカメラと同じ約5,000万画素。
解像感高くかなり綺麗に撮影できました。もちろんポートレートモードも使えます。
なおインカメラもリアカメラと同じようにピクセルビニングが採用されていました。
有効画素数は5,000万画素ですが、撮影時には1,250万画素に。4つのピクセルを1つにまとめて感度を上げているので暗所に強くなります。
加えてディスプレイの明るさを上げてナチュラルなフラッシュにすることでめちゃくちゃ綺麗に撮影できます。
動画撮影の作例
arrows Alphaで動画撮影(4K@30fps)もしてみました。
Pixel 9aで撮影した動画も続けて収録しています。
手ぶれ補正の効果はPixel 9aの方が高いですが、綺麗に撮影できていました。
ただ超広角カメラのクオリティはPixel 9aの方が高かったです。
arrows Alphaの基本機能・操作性をレビュー
ここからはarrows Alphaの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外の基本機能や操作性をレビューしていきます。
OSはAndroid 15
arrows Alphaに搭載されているOSは「Android 15」。
既にAndroid 16もリリースされているので、そのうちarrows Alphaも対応すると思います。なおアップデート保証は以下の内容です。
- メジャーOSアップデート:最大3回
- セキュリティアップデート:2030年8月まで
発売開始されたタイミングから起算して3回、最新OSへのバージョンアップが適用されます。OSバージョンアップの適用回数は、購入時期によって変わります。また、最新OSとは、arrows Alphaに搭載されているAndroid OSに対して、OSバージョンアップが可能な時期において適用されるAndroid OSの最新版を指します。発売開始されたタイミングから起算して、5年間のセキュリティ更新を保証いたします。保証年数は、購入時期によって変わります。
引用:公式サイト
公式サイト>>セキュリティアップデート情報
メーカー独自のカスタマイズは殆ど施されていないピュアAndroid状態なので、シンプルで使いやすいです。
素のAndroidっぽいですが、起動中のアプリを一括終了するボタンの場所や、ネットワーク設定スイッチへのアクセスがしやすい等、使い勝手が良くなる工夫はありますよ。
初期キーボードが「Super ATOK ULTIAS」になっているのも特徴的。
これまで富士通やFCNT製品を使ってた人には馴染みがあるのかもしれません。ただ僕は一般的なGoogleキーボード(Gboard)の方が使いやすいので変更しちゃいました笑
- ATOK
- Gboard
また、年配の方が使うのに嬉しいシンプルモードももちろん搭載されておりますよ。
FCNTのらくらくスマホなんかに搭載されていた「迷惑電話対策機能」「還付金詐欺対策機能」も使えるので安心です。
電源ボタンで操作できるExlider搭載
旧モデルから引き続きarrows Alphaにはシリーズの人気機能「Exlider」を搭載しております。
電源ボタンを上下にスライドするとスクロール。ダブルタップで拡大。
旧モデルにはなかったオートスクロールも追加されていました。
この他にも、arrows Alphaがさらに便利に使える機能が搭載されております。
「arrowsオススメ機能」で紹介されているので購入したらまずチェックしてみましょう。
画面分割はもちろんサイドバー的な「スライドイン機能」、ロック解除時に指定アプリのクイック起動(FASTフィンガーランチャー)など、使いこなせたらめちゃくちゃ快適だと思います。
なお、旧モデル同様に「デュアルアプリ」「セカンドスペース」「複数ユーザー機能」は入ってないようです。
自律神経パワー計測機能搭載
arrows Alphaには旧モデルから引き続き専用センサーによる自律神経パワー計測機能が搭載されています。カメラの下に脈波センサーがありますね。
センサーに指先を押し当てて、2分間待機(詳しい計測の場合は4分間)。
自律神経の活動量(自律神経パワー)と自立神経バランスが計測できます。
自律神経パワーが計測できるから何なの?と思うかもしれませんが、これめちゃくちゃ有能!しかも毎日持ち歩くスマホに搭載されているのが強みです。
自律神経は、私たちの意思とは関係なく、呼吸、心拍、消化、体温など、生きていく上で欠かせない生命活動を24時間365日、自動的にコントロールしている神経。
生命維持・健康な生活・病気の予防などに影響を及ぼす大切な神経です。
自律神経は、大きく分けて交感神経と副交感神経の2つから構成されており、バランスよく働くことで、私たちの体は常に最適な状態を保っているのです。
交感神経 | 活動するときに働く神経で、心拍数を上げたり、血圧を上げたり、消化活動を抑制したりする。 |
副交換神経 | 休息やリラックスをするときに働く神経で、心拍数を下げたり、血圧を下げたり、消化活動を促進したりする。 |
自律神経のバランスはストレス、不規則な生活、そして加齢などが原因で崩れやすくなります。
僕自身、年齢を重ねるごとに自律神経のバランスを意識した方が良いなと感じることが多くなってきました。
でも実際に何をすればいいのか、分かりません・・・。
そんな時にarrows Alphaがあれば、自分の自律神経のスコアとバランスを数値化してくれるので重宝するわけです。
ただ自律神経活動量を計測するだけでなく、継続的に計測することでレポートも作成。
これまで意識してこなかった体と心の健康に目を向ける良い機会になると思います。
AI機能は今後に期待
arrows Alphaには機能・アプリ起動の割り付けが可能なアクションボタンがあります。
1回押し・2回押し・長押しにそれぞれアサイン可能。
「arrows AI」のトリガーとして使われることを想定しているようです。
肝心のAI機能はアップデート待ち。現在は自然言語での機能検索に限られております。
今後、以下の機能が追加される予定とのことです。
- 通知要約機能
- 文章から画像生成
なお、この他、Google純正のAIアシスタント「Gemini」も入ってますし、「かこって検索」も使えました。
まだまだ自分の代わりにAIが何でもやってくれるとはいきませんが、少しづつChatGPTのような生成AIを使うのが当たり前になってきていますよね。
特に自然言語を理解する能力は驚くほど高いです。
性能が頭打ちになってきたスマホの差別化は「AI機能」の充実なのかもしれません。
2025年時点ではGoogleが一歩先を進んでるような状況ですが、すぐに他社も追いついて独自のAI機能を搭載していくと思います。
おサイフケータイ対応
arrows Alphaは、おサイフケータイにしっかり対応。
FeliCaポートはカメラユニットの右横に搭載しております。
普段使っているSuica・PASMO・iD等をarrows Alphaでもそのまま利用可能。反応も良好です。
コード決済が普及してるとは言え、まだまだ日本ではタッチ決済の利用者も多い状況。
特に通勤・通学に毎日使っているSuicaやPASMOが使えるのは大きなメリットです。
IP68/IP69/MIL規格
arrows Alphaの高い耐久性もメリットの1つ。
防塵防水性能は最高等級のIP68、さらに高温・高圧水にも強いIP69を取得しています。
IP69は、電子機器の防水・防塵性能を示す国際保護等級のうち、最高レベルの防水性能を表す規格です。完全な防塵性能に加え、高温・高圧の水流に対する耐性を持ち、80°Cの高温水を8〜10MPaの高圧で噴射しても内部に浸水しない性能です。スチームジェット洗浄や高圧洗浄機による清掃にも耐えられるため、衛生管理が厳しい現場や屋外での使用に適しています。
さらにアメリカ国防総省の調達基準であるMIL-STD-810H(23項目)に準拠。
MIL-STD-810Hは、米国国防総省によって策定された環境耐性評価のための総合的な試験規格です。軍用装備品や産業用機器などがあらゆる過酷な環境(高温、低温、湿度、振動、塵埃、衝撃)にどれだけ耐えられるかを調べるための「試験方法の集合」として構成されています。
arrows Alphaはちょっとやそっとじゃ壊れない耐久性と言っていいでしょう。
さらにハンドソープやアルコール除菌シートを使用しての手入れまで可能とのことですよ。
【超朗報】arrows Alphaさん、手動で1100回洗われるテストクリアしてるらしいwwwしかも途中で問題発生したら修正して再度1から洗い直すとのことwww安心すぎるでしょwww pic.twitter.com/2cuoA0geUJ
— ちえほん📱モバイルドットコム (@chehonz201) August 26, 2025
公式サイト>>除菌・消毒
なお、温水にも強いとは言え、お風呂やサウナで使うのはやめておきましょう。
また水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電。濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
生体認証は指紋認証&顔認証
arrows Alphaの指紋認証センサーは側面電源ボタンに内蔵。
反応は良好でチョンっと触ればロック解除できますよ。十分な品質。
もう1つの生体認証は、インカメラによる簡易的な顔認証。
一瞬ロック画面が表示されているものの、こちらも反応は良好です。
顔認証後、iPhoneのようにロック画面に留まることもできますし、設定でロック画面を飛ばすことも可能。また指紋認証はタッチではなく押し込む方式に変更することもできます。
デュアルスピーカーでステレオサウンド
arrows Alphaには上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しめます。
- 上部スピーカー
- 下部スピーカー
上部スピーカーはフロント面から音が出てくるのに対して下部スピーカーは側面なので、僅かに定位は下部寄り。
そして、肝心の音質は中高音域が中心のクリアなサウンドです。ただ低音域もポコポコ聞こえているので、一般的なミドルレンジスマホよりは好みの音質でした。
Dolby Atmosに対応していることもあって臨場感や音の広がりが優秀だと思います。
シーンに合わせたプリセットのほか、イコライザーも搭載されているので自分好みの音質に調整することもできますよ。
LDAC・LHDCに対応/aptX Adaptiveに非対応
残念ながらarrows Alphaにはイヤホンジャックがないので、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:◯
残念ながらaptX Adaptiveには非対応ですが、LHDCに対応しているのは貴重です。
LDACやLHDCに対応していることで無線でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。
しかもSRCを回避しているようで、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」にも対応しているのは嬉しいポイントでした。
もちろん、Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんので、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
4キャリアに対応したBand構成
arrows Alpha(SIMフリーモデル)は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ✕ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 28 (プラチナバンド)○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
なお、こちらの記事で楽天モバイルで使えるか実機検証しているので御覧ください。

また、少しずつ広がってきた5G通信(Sub-6)にも対応。ドコモの「n79」にも対応しているのは貴重ですよ。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ◯ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもarrows Alphaなら対応できちゃいます。
eSIMに対応している
arrows AlphaはeSIMも使えます。
eSIMに対応した通信キャリアも少しずつ増えてきました。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応している方が良いでしょう。
eSIMは慣れたら手続きがめちゃくちゃ楽なので、この機会にチャレンジしても良いかもしれません。
僕はいくつかeSIMを使ってきましたが、楽天モバイルのeSIMは手続きが分かりやすいので初心者におすすめ。IIJmioのeSIMも手続きが早いので気に入っています。
arrows Alphaのスペック・仕様
arrows Alphaのスペック・仕様は以下の通りです。昨年のモデルarrows We2 Plusの情報も併せて掲載するので参考にしてください。
製品名 | arrows Alpha | arrows We2 Plus |
価格 | 88,800円 | 59,950円 |
サイズ | 156mm 72mm 8.8mm |
162mm 75mm 8.5mm |
重さ | 188g | 182g |
ディスプレイ | 約6.4インチ 有機EL 1,200×2,670 Super HD |
約6.6インチ 有機EL 1,080×2,400 Full HD+ |
リフレッシュレート | 最大144Hz LTPO |
最大144Hz |
OS | Android 15 | Android 14 |
SoC | MediaTek Dimensity 8350 Extreme |
Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2 |
RAM | 12GB |
8GB 12GB |
ROM | 512GB | 256GB |
外部ストレージ | microSDXC 2TB |
microSDXC 1TB |
リアカメラ(メイン) | 5,030万画素 f/1.88 センサーサイズ 1/1.56 OIS |
5,010万画素 f/1.8 センサーサイズ 1/2.7 OIS |
リアカメラ(超広角) | 4,990万画素 f/2.05 センサーサイズ 1/2.76 |
800万画素 f/2.2 センサーサイズ 1/4.0 |
インカメラ | 4,990万画素 f/2.0 センサーサイズ 1/2.76 |
1,610万画素 f/2.45 センサーサイズ 1/3.1 |
ビデオ | 1080P@60fps 4K,1080P@30fps |
1080P@60 4K,1080P@30fps |
バッテリー | 5,000mAh |
5,000mAh |
ポート | USB Type-C 90W急速充電 |
USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
生体認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
側面指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM |
nano SIM eSIM |
2回線同時待受 | 可 | 可 |
対応Band | 5G : n1/3/28/40/41/77/78/79 4G:B1/3/8/18/19/21/28/41/42 3G:なし GSM: 850/900/1800/1900 |
5G : n1/3/28/41/77/78/79 4G:B1/3/8/18/19/21/28/41/42 3G:なし GSM: 850/900/1800/1900 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.4 |
Ver5.2 |
位置情報 | GPS GLONASS Beidou QZSS Galileo Navic |
GPS GLONASS Beidou QZSS Galileo |
イヤホンジャック | なし | あり |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
防塵防水 | IPX6/IPX8/IPX9 IP6X MIL-STD-810H (23項目)準拠 |
IPX5/IPX8 IP6X MIL-STD-810H (23項目)準拠 |
NFC | あり | あり |
FeliCa | 対応 | 対応 |
公式サイト>>スペック
まとめ:arrows Alphaのメリット・デメリット・評価
arrows Alphaを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
arrows Alphaを買うべきメリット、購入前に確認したい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・デザインが洗練 ・使いやすいサイズ感 ・美しいディスプレイ ・快適な動作性能 ・重いゲームも遊べる ・90W急速充電 ・ステレオスピーカー ・おサイフケータイ対応 ・IP68/69/MIL規格 ・SDカード対応 ・充電器付属 |
・性能相応にお高め ・AIは今後に期待 ・望遠カメラなし ・ワイヤレス充電なし ・イヤホンジャックなし |
評価
総合評価:(5点/5点満点)
デザイン | ★★★★☆ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★☆ |
バッテリー性能 | ★★★★★ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★★ |
旧モデルの扱いやすさはそのままに、arrows Alphaは準ハイエンドクラスにしっかり進化してました。
まず注目したいのは快適な動作性能。普段のSNSや動画視聴はもちろん、原神のような重めのゲームも設定を工夫すれば十分遊べちゃいます。
スマホでゲームを楽しむ人にとっても満足度は高いはず。(ガチ勢は除く・・・。)
ディスプレイもとてもキレイで、写真や動画が一段と映える仕上がり。サイズ感もちょうどよく、片手操作がしやすいのも魅力です。
さらに90Wの急速充電に対応しているので、ちょっとの時間でバッテリーを一気に回復できるのもポイント。
忙しい朝の支度中や出かける前にサッと充電しておけるのは本当に便利です。
そのうえでステレオスピーカーやおサイフケータイ、IP68/69の防水防塵・MIL規格対応といった日本向けの機能もきっちり搭載。
SDカードが使えるのも、写真や動画をよく撮る人にはありがたいところですね。
「arrowsは好きだけど、性能がちょっと物足りないんだよな…」
そんなふうに感じていた人にこそ、今回のAlphaはピッタリな1台だと思います。
もちろん、性能アップに合わせて価格も上がっていますが、IIJmioのMNPキャンペーンを使えば4万円台でゲット可能。
「ちょっと高いかな?」と迷っていた人も、この価格なら候補に入れやすいはずです。
【スマートフォン検証方法】
当ブログでレビューしている全てのスマートフォンは実際に私が使用しています。デザイン・ディスプレイ性能・動作性能・バッテリー性能・カメラ性能などを標準的なベンチマークアプリによるテストに加えて私の体験によって定量的・定性的に評価しています。また、一部のテストでは同程度の価格・性能のスマートフォンと比較することで評価をより明確にしています。私は全ての商品レビューを当ブログのレビューガイドラインに基づいて実施しています。
arrows AlphaはIIJmioが最安値!
arrows Alphaはオープンマーケットモデル(SIMフリーモデル)なので格安SIMでも購入可能です。
IIJmioでの販売価格
arrows Alphaを取り扱っている主な格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
販売サイト | 通常価格 | 最安価格 |
Amazon | 88,800円 | 83,027円 |
IIjmio | 84,800円 | 49,800円 |
他社からのMNP価格にはなりますが脅威の35,000円OFF!49,800円!
なんと4万円台で購入できちゃいます。すごくないですか?
発売開始直後からこの割引は超やばいので、迷っているなら買っちゃってOKです。
IIJmio>>arrows Alpha
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 |
データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・5GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、データシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
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