評価:(5点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
arrows We2 Plusをレビュー用にお借りしました。
2024年8月に発売されたFCNT製のミドルレンジスマホです。
実は僕はarrowsシリーズをレビューするのは初めて。
ライトユーザー向けのエントリーモデルの印象が強いんですが、arrows We2 Plusのキャッチコピーは「これさえあれば何もいらない。」。
ライバルスマホが数多くある中、なかなか強気で攻めてますねー。
果たして実力はどれほどのものなのか?
本記事でarrows We2 Plusを実際に使ってみた様子をじっくり詳しくレビューしていきます。
予めざっくり結論を言っておくと、キャッチコピーは伊達じゃなく、コスパが高くてめちゃくちゃ良いスマホです!
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メリット | デメリット |
・明るく見やすい画面 ・144Hz超高駆動 ・抜群の動作性能 ・困らないカメラ性能 ・急速充電 ・便利なExlider ・自律神経計測 ・おサイフケータイ ・IP68&MIL規格 ・ステレオスピーカー ・イヤホンジャック ・指紋認証&顔認証 ・SDカード使用可能 | ・懐かしきデザイン ・重いゲームは厳しい ・ワイヤレス充電なし ・付属品なし |
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arrows We2 Plusのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはarrows We2 Plusの外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
arrows We2 Plusのカラーバリエーションは以下の2色。
- スレートグレイ
- シャンパンシルバー
このうち、僕がお借りしたのはスレートグレイです。
ケースやカバーを付けて使う人が大半なので気にならないかもしれませんが、デザイン的には少々古臭さがあってスタイリッシュではないかも・・・。
ひと昔前のスマホ感が漂ってくるんですよね。色のせいかなー?
背面パネルはサラサラとした質感。指紋が目立たなくて良い感じです。
上部にカメラユニット。メイン・超広角の2眼構成です。
その下にあるのは自律神経の活性度を計測するセンサー。FeliCaポートもありますね。
カメラユニットの厚みは実測で1mmほど。背面を下にして置いてもそこまでガタつきませんよ。
背面パネルはフレームに向かって緩やかに湾曲。優しい形状をしております。
ミドルフレームも背面パネル同様にメタリック素材。アルミ製ですかね。
まじまじ見る人もいないと思いますが、背面とは微妙に色が違いました。
ディスプレイを上にして左側面にカードスロット。
SIMピンがなくても着脱できるタイプ。表にSIMカード・裏にはmicroSDカードを装着できます。
arrows We2 PlusはeSIMにも対応しているので、2回線同時待受をしながらmicroSDカードも使えちゃいます。
右側面には音量ボタンと電源ボタン。縦並びなのでスクショが撮影しにくいかも。
本体下部にはイヤホンジャック・マイク・USB Type-Cポート・スピーカーを搭載。
USBポートは「USB3.1(Gen 1)」とのこと。DisplayPort Alternate Modeに対応しているようで、外部ディスプレイに映像出力できました。
arrows We2 PlusのUSB Type-CポートはDisplayPort Alternate Modeに対応してるようです?
外部ディスプレイに映像&音声出力できました!何でもできちゃうなー? pic.twitter.com/IEk8mHLNVC
— ちびめがね (@chibimeganecom) August 13, 2024
上部には何もありません。1つあるのは通話用の補助マイクかな。
サイズ感
arrows We2 Plusのサイズは162mm×75mm×8.5mm。
6.6インチディスプレイを搭載していることもあって普通にビッグサイズ。
ただ数字以上にシュッとしていました。扱いにくさを感じるほどではないと思います。
さらに重さも実測で181gと軽め。
ミドルレンジスマホならOPPO Reno11 Aが6.7インチで178gとめちゃくちゃ軽量でしたが、同じような感覚で使えましたよ。
多少大きくても軽ければ扱いやすいですからね。
付属品
arrows We2 Plusの付属品はクイックスタートガイドのみ。
- 充電器
- 充電ケーブル
- ケース
- 保護フィルム
何ひとつ付属していないのでご注意ください。
充電器・充電ケーブルは今使っているものを流用しても良いですが、ケースとフィルムは自分で購入するしかありません。
既に他社製のケースやフィルムが販売されているようなので、好みのものを探してみましょう。
Amazonで検索>>arrows We2 Plus ケース
Amazonで検索>>arrows We2 Plus フィルム
arrows We2 Plusのディスプレイをレビュー
続いてarrows We2 Plusのディスプレイを見ていきましょう。
毎日何度も目にするディスプレイは、スマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイントです。
6.6インチ有機ELディスプレイ
arrows We2 Plusのディスプレイは6.6インチの有機EL(pOLED)。
基盤部分がプラスチック製で柔軟性があるタイプです。
上下ベゼルは少々幅が広いものの十分な表示領域を確保。
インカメラもパンチホールタイプで小さいので全画面表示でも邪魔に感じることはないと思います。
やっぱ広々使えるのが大画面ディスプレイのメリットですよね。ネットサーフィンなどの普段使いはもちろん、動画見る時にも活躍してくれますよ。
しかもただ画面が大きいだけではなく、有機ELパネル特有の黒色表現でシャキッとメリハリの効いた表示が超綺麗です。液晶ディスプレイよりもパリッとしているんですよ。
細かいディスプレイの仕様までは分かりませんが、arrows We2 Plusのディスプレイに不満を感じる人はいないと思います。
解像度FHD+。スマホのディスプレイサイズなら十分すぎますね。
視野角も広く多少きつい角度から見ても問題なし。
湾曲のないフラットタイプなので保護フィルムも貼りやすいですよ。
十分な明るさで屋外でも見やすい
arrows We2 Plusのディスプレイ輝度は分かりませんが、かなり明るめ。
屋外の直射日光下でも見づらくなることはありませんでした。
明るさが足りないと屋外の写真撮影が難しかったりするんですが、arrows We2 Plusならそんな心配は不要です。
最大輝度1,400ニトと謳われているPixel 8aと比べるとこんな感じ。並べてみるとarrows We2 Plusの方が暗いですが、気にするほどではないのでご安心ください。
明るさ自動調節も上手に機能していますよ。
操作は両手持ち推奨
arrows We2 Plusは6.6インチの大画面ディスプレイなので基本的に両手操作。頑張って片手で操作しようとしても端まで指が届きませんからね。
慣れれば文字入力くらいは片手でもできちゃうとは思いますが、無理はしないようにしてください。落としてしまったら大変ですからね。
リフレッシュレートは最大144Hzをサポート
ミドルレンジスマホなら90Hzや120Hzが多いのですが、arrows We2 Plusのリフレッシュレートは最大144Hzに対応。
1秒間に144回も画面を書き換えるハイエンドモデル顔負けの高駆動ディスプレイです。
アプリやディスプレイの動きに合わせて60Hzと144Hzを自動調整しています。
高リフレッシュレートを最も実感できるのは画面スクロール。残像感が少なくヌルヌルと滑らかに動いてくれる感じが心地良く、一度使ったら60Hzには戻れません。
性能が高くないスマホでもリフレッシュレートが高いだけで体感の操作性が良くなります。マジで60Hzとは滑らかさが全く違うので超嬉しいポイントです。
なおAOD(常時表示ディスプレイ)表示中のリフレッシュレートも60Hz/144Hzの可変式になっていました。この点は少々もったいないかもしれませんね。
ディスプレイ常時表示に対応
arrows We2 Plusは有機ELディスプレイ搭載スマホにはお馴染みの常時表示ディスプレイ(AOD)機能が使えます。
ミドルレンジのスマホだと搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、arrows We2 Plusは終日でも表示可能です。
ただ残念ながら、有効にする時間帯や表示内容のカスタマイズまではできませんでした。
しかも画像を見て頂いて分かる通り、めっちゃ暗いです!殆ど見えないくらい笑
バッテリー持ちも悪くなってしまうので、AODは使わなくても良いかもしれません。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
arrows We2 Plusのはストリーミングサービスで高画質視聴が可能となります。
Netflixの最大再生解像度はFull HD。残念ながら現時点ではHDR機能に非対応でした。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでもHD 1080pで視聴可能。YouTubeでは「2160p60」まで設定できることを確認しました。
やっぱり大画面ディスプレイは動画視聴が捗ります。
スマホをそんなにバリバリ使わなくても、動画を見るのが大好きな人も多いでしょう。
arrows We2 Plusはそんなあなたにもピッタリです。
arrows We2 Plusの基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
arrows We2 Plusには「Snapdragon 7s Gen 2」が搭載されております。
2023年9月にQualcommが発表したチップセットで、4nmプロセス(Samsungらしい)が採用された5G通信対応モデルです。
公式サイト>>Snapdragon 7s Gen 2
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀と言えます。
最も有名なAnTuTuベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは610,359点、GPUスコアは121,430点。
旧世代のVer.9では総合スコアが539,507点、GPUスコアは142,529点でした。
2024年8月時点の最高スコアは200万点を超えているわけですが、60万点もあれば、いわゆる普段使いに全く困らないスコアと言えます。
これまでに僕がレビューしてきた中では、同じOPPO製の「OPPO Reno11 A」などのスマホと同じくらい。
- Libero Flip:654,005点
- arrows We2 Plus:610,359点
- OPPO Reno11 A:610,124点
- OPPO Reno10 Pro 5G:578,178点
SoCで言うと「Snapdragon 7 Gen 1」「Dimensity 7050」と同程度になりそうです。
ネットサーフィン、SNS、LINE・メール・動画視聴。どれもストレスを感じることなくサクサク。
特にリフレッシュレートが最大144Hzということもあって体感的にも超快適です。
以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますのでチェックしてください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測してみたので参考にどうぞ。
Pixel 8aと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないかもしれないので、Pixel 8aと動作性能をプチ比較してみました。
Pixel 8aは大人気のGoogle製ミドルレンジスマホ。上位モデルと同じSoCを搭載しておりAnTuTuベンチマークスコアは100万点を超えています。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
よーく見ればPixel 8aの方が早く表示されていますが誤差レベル笑
AnTuTuスコアで40万点の開きがあったとしてもネットサーフィンなら大差ないことが分かりますね。
arrows We2 Plusは普段使いなら十分に満足できる基本性能と言えます。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
読み込み・書き込みどちらもまずまずと言ったところ。ランダムアクセスのスコアがちょっと良いかもしれませんね。
RAM容量は8GBと標準的。IIJmioから発売されるモデルだけは12GBなので動作性能に余裕がありそうです。
ストレージ容量は256GB。システム領域に22GB使うので保存可能なのは230GBほど。システムが結構デカめっす。
十分な容量なものの、写真や動画を大量に撮影する人や、複数のゲームを同時進行している人は注意してください。
ただarrows We2 Plusは最大1TB(1,000GB)のmicroSDカードを装着できるので、積極的に使っていきましょう。
メモリ拡張機能
arrows We2 Plusには使わないストレージの最大8GB分を仮想メモリにする「メモリ拡張」機能が搭載されています。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリなんかと同じように極端に動作が速くなることはないと思います。
それでも、僅かでも快適に使えるのであれば有効にしない手はありません。
元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心ですからね。
arrows We2 Plusのゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
普段使いなら十分すぎる性能のarrows We2 Plusはゲームを快適にプレイできるのかチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは42.126
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」をプレイした時の平均FPS(フレームレート)で検証していきます。
ちなみにarrows We2 Plusのデフォルトグラフィック設定は「低/30FPS」でした。
まずグラフィック設定「最高/FPS60」で15分ほどプレイした結果です。
スメールの砂漠地域を動き回り、エンカウントした敵とは元素スキル・元素爆発を使ってしっかり戦っています。
平均FPSは42.126!想像よりもずっと良い感じのスコアになりました。
これまでレビューしてきた同性能のミドルレンジの中で1番良いスコアです。
- arrows We2 Plus:42.1
- Nothing Phone (2a):38.3
- Libero Flip:34.4
- motorola razr 40:26.6
- Xiaomi 13 Lite:23.4
ガチゲーマーさんには物足りないですが、フレームレートを30に設定したり、グラフィク設定を「高」や「中」にすれば遊べちゃうと思います。
原神(デフォルト設定)の平均FPSは29.719
続いてデフォルト設定「低/FPS30」で同じように15分ほどプレイした結果がこちら。
平均29.719と30FPSに張り付き状態。最高設定でも遊べていたので当然と言えば当然。
原神でしか検証していませんが、arrows We2 Plusのゲーム性能はそこそこ高め。
テーブルゲームやパズルゲームのような軽めなゲームはもちろん、重いゲームでもそれなりに遊べちゃう印象です。
以下の記事で、これまでレビューしてきたスマホの原神平均FPSをランキング形式で紹介しているので御覧ください。
なおarrows We2 Plusには「ゲームゾーン」いわゆるゲームモードがありました。
性能を上げると言うよりは、通知を抑えたりなどゲームに集中できる環境を作ってくれるような感じですね。
ただ、発熱が気になる場合には「ダイレクト給電」を有効にしたいところ。
バッテリーではなく本体に直接給電するので発熱を抑えることができます。
ミドルレンジスマホにはなかなか搭載されていない機能なので活用しちゃいましょう。
発熱はあるものの性能は低下しにくい
arrows We2 Plusで原神を最高設定にして遊んでいると、持てないほどではないものの、本体がホカホカしていました。
背面温度を計測してみると50℃と結構高め。
プレイ時間が長くなってもカクつきやモタつきが多くなったりはしなかったので、発熱はするものの性能の低下はないと思います。
試しにAnTuTuベンチマークを3回連続で計測してみましたが、極端にスコアが下がることもありませんでした。
計測3回目の背面温度は40℃ほど。やっぱりゲームの時の方が熱くなりますね。
普段使いで発熱に悩まされることはないと思いますが、長時間連続で強い負荷のかかる重いゲームをプレイする場合には注意しましょう。
なお発熱がひどい場合には自動的に電源がOFFになるように設定されていました。
arrows We2 Plusのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてarrows We2 Plusのバッテリー性能をチェックです。
充電速度はもちろん、バッテリーもちの良し悪しもスマホを使ううえで重要なポイント。
なるべく充電しなくても長時間使えるに越したことはありませんからね?
PCMarkバッテリーテストのスコア
arrows We2 Plusはスペック上5,000mAhと十分なバッテリー容量。
ただいくら容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこでPCMarkというベンチマークアプリでバッテリーもちを検証してみました。
PCMarkは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているため、それなりに信頼できる結果だと思っています。
ディスプレイの明るさは50%固定、リフレッシュレートを変えてそれぞれ計測した結果が以下のとおり。
リフレッシュレート144Hzの高駆動でも13時間以上なので、まずまずのスコア。
ただバッテリー持ち優先にしたい人は60Hzで使ったほうが良いでしょう。
リフレッシュレートによってベンチマークテストでこれだけ差が出るということは実際に使うとさらに変わってきそうです。
arrows We2 Plusが最適のユーザーを考えると、もう少し頑張ってくれても良かったかなーとは思います。
ただ、ごく普通に使う分には外出先で充電を気にすることなく1日余裕で使えるバッテリー持ちなので問題ないでしょう。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアを信用できない人もいると思うので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まずAmazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は2%。
YouTubeで動画(1080P/60fps)を1時間視聴した結果、バッテリー消耗6%。
原神をデフォルト画質設定で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は17%でした。
24時間一切触らずに放置でバッテリー消耗は19%。ん???19%!?
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 2% | 約50時間 |
動画再生 1時間 | 6% | 約16時間 |
原神 1時間 | 17% | 約6時間 |
24時間放置 | 19% | 約5日間 |
人気のミドルレンジスマホGoogle Pixel 8aと比較すると以下のとおり。
使用時間 | Pixel 8a | arrows We2 Plus |
音楽再生 1時間 | 2% | 2% |
動画再生 1時間 | 7% | 6% |
原神 1時間 | 15% | 17% |
24時間放置 | 8% | 19% |
使用中のバッテリー消耗はほぼ同じくらいの結果ですが、アイドリング中のバッテリー消費が以上に多め・・・。
謎ですねぇ・・・。ディスプレイはOFFになってるし一切触ってないんですけどね?
普通に使用していて特にバッテリー消耗が激しい感じはしないので問題ないとは思いますが、念のため注意しておきしょう。
急速充電に対応
バッテリー持ちは一般的なarrows We2 Plusは急速充電に対応しております。
スペックで充電速度は明らかになっていませんが、僕が実際に試したところ最大30W程度で充電できていました。
バッテリー残量10%からフル充電にまでかかった時間は約1時間20分。
さらに早く充電できるスマホもありますが、これくらいの速度で充電できれば十分でしょう。
ただし、残念ながらarrows We2 Plusには充電器が付いておりません。
このため急速充電を使いたい場合には対応充電器を別途購入する必要があります。
どの充電器で急速充電できるのかは明らかになっていませんが、僕が試したのはAnkerの100W急速充電器です。
この他、Nothing純正充電器でも30W、一般的なUSB Type-C Power Delivery対応の充電器で25W前後で充電できていました。
バッテリーを長持ちさせるアドバイスも収録されているので合わせてチェックしておきましょう。
arrows We2 Plusのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
ハイエンドモデルにもなると信じられないくらい雰囲気ある写真が誰でも簡単にワンタップで撮影できちゃいます。
arrows We2 Plusのカメラ性能はどれほどなのか?
実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてください。
カメラアプリ
arrows We2 Plusのカメラアプリはシンプル。arrowsシリーズのカメラは初めてだったんですが迷うことなく使えましたよ。
露出とホワイトバランスを手軽に調節できるのは嬉しいですよね。
使用頻度の高そうな超広角カメラと2倍ズームはワンタップで切替可能。ズームボタンを長押しするとその他の倍率に指定することができます。
もちろん自分好みに調整しながら撮影できるマニュアルモードも搭載しております。
なお残念ながらシャッター音を消す項目はありませんでした。スクショの音は本体の音量に連動して消えるんですけどね。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックしていきましょう。
比較用に同じミドルレンジスマホGoogle Pixel 8aで撮影した写真も併せて掲載しています。Pixelシリーズは廉価版でもカメラ性能がむちゃくちゃ高いので注目です。
arrows We2 PlusはGoogle Pixel 8aに比べて明るく撮影する傾向があり、明暗差の少ない鮮やかな写真になることが多かったです。
本来は影になる部分の明るさを持ち上げているため暗部がややノイジーではあるものの、白飛びは抑えられていて、SNSで映えそうなエネルギッシュな写真に。
Pixel 8aの方がメリハリがあって質感が高いですが、日中の明るい場面であればarrows We2 Plusも十分綺麗に撮影できると思います。
HDR性能を確かめるために逆光のシーンでも撮影してみました。
1枚目の写真は空が白飛び気味ですがギリギリ耐えてくれた印象。2枚目は少々過酷すぎたかな・・・。そこは明るくしてくれないんかい!笑
室内で撮影したメシウマ写真はこんな感じに。
ちょっと暗い気もしますが悪くないと思います。
なおarrows We2 Plusは被写体やシーンに合わせて写りを自動調節してくれる「AIシーン認識」も搭載されています。
実際に撮影した写真がこちら。
通常撮影よりも明るく色鮮やかになっていますね。デフォルト設定ではモード補正が有効になっているので、色味が気に入らない場合なんかに無効にして撮影しても良いでしょう。
ちなみに「赤い花」を撮影した時に限って、なぜか紫になってしまいました・・・。
そもそも、こういう色は飽和しがちではあるものの、あまりにも現実離れした補正になっているので、今後のアップデート等で修正してくれると良いのですが・・・。
この他、写真編集アプリと連動した「Photoshop Express」モードも搭載。
写真撮影したら、すぐに編集画面に切り替わるんですよ。
ただ実際に使ってみたんですけど性能はいまひとつ・・・。
アプリに任せるよりも手動で調節したほうが良いと思います笑
メインカメラ(夜景モード)の作例
arrows We2 Plusには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モード(Super Night Shot)も搭載されています。
夜景モードで撮影するとノイズが軽減されてクリアに。明暗のバランスも良くなっているのが分かります。
かなり効果が高いので夜間撮影する場合には「Super Night Shot」で撮影しましょう。
よく撮影できてると思いますが、Pixel 8aに比べるとノイズが目立ち、解像感不足でモワーっとした写真になっていました。
これはarrows We2 Plusの性能が低いと言うよりも、Google Pixel 8aの夜景モードが強いと考えた方が良いかもしれません。さすがPixelシリーズ。
なお、夜景モードの撮影時間は他のスマホよりも長め。それでもOISが搭載されているおかげか、撮影時の手ブレは気になりませんでした。
続いて明暗差があるシーンで。
悪くないですがPixel 8aの方がバランスが良いですね。
arrows We2 Plusのメインカメラは、普段使いでパシャっと撮影する分には十分な性能だと思いますが、価格を考えるともうひと頑張りしてくれても良かったかもしれません。
どうでしょう?それは贅沢かな?笑
とにかくサクッと気軽に写真撮影する分には何の不満もないです!
50MP高画素モードの作例
arrows We2 Plusのメインカメラは5,010万画素でも撮影可能。
通常撮影では4つの画素を束ねて1,250万画素にすることで感度を上げています。
画素数が多いほうが高精細に撮影できるような気がしますが、果たしてどれほど違うのでしょうか?
パッと見はそこまで変わらない気がしますね。HDRが効かなかったのか、高画素モードの写真は空が白飛びしちゃいました。
高解像度での撮影はトリミングで活かされます。それぞれの写真で同じ部分をトリミングした結果がこちら。
・・・と言いたいところでしたが、トリミングしても大きな違いはありませんでした笑
びみょーーーーに50MPのほうがシャキッとしてるかなー?
このため、arrows We2 Plusは高画素モードで撮影する必要がないと思います。
大きな紙にプリントすることが分かってる時なんかに使っても良いかもしれません。
最大8倍デジタルズームの作例
arrows We2 Plusには望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大8倍まで引き伸ばしての撮影になります。
まともに使えそうなのは2倍ズームくらいまでで、それ以上になると解像感が失われてイラストのような質感になってしまいますね。
ちなみにPixel 8aの最大ズーム8倍の質感はこんな感じ。
Pixelシリーズと言えども、こんな感じになっちゃうのでミドルレンジスマホの望遠性能には期待しないほうが良いでしょう。
ちなみにXioamiのミドルレンジスマホRedmi Note 13 Pro+ 5Gは、2億画素を活用したロスレスズームがめちゃくちゃ凄いです。
ぜひ本記事と併せてチェックしてください。やばいですよ。
超広角カメラの作例
arrows We2 Plusは800万画素の超広角カメラも搭載。
風景を撮影する時はもちろん、食卓全体を撮影する場合なんかにも重宝します。
引き続きPixel 8aと比較してみましょう。
日中の明るい場面であれば綺麗に撮影できると思います。
Pixel 8aと比べるとノイジーで解像感が落ちてモヤッとするものの、撮影した写真をスマホで確認する程度であれば何の問題もありません。
メインカメラに比べて色合いが落ち着いてるのも良い感じに見えました。
ただし!夜間撮影は厳しいです。
全て「Super Night Shot」を有効にしているのですが、明るさ不足で暗くなってしまいます。
使う人は多くないかもしれませんが、超広角カメラの夜間撮影には期待しないでください。
マクロ撮影の作例
登場する機会は多くないかもしれませんが、arrows We2 Plusは超広角カメラを利用したマクロ撮影も可能です。
被写体に4cmくらいまで寄ることができるので面白い写真が撮影できるんですが、なぜかピントが全然合いません・・・。めちゃくちゃシビア。
このため、多少画質は悪くなるものの、デジタルズームを使ったほうが良いと思います。
ポートレートモードの作例
arrows We2 Plusにはポートレートモードもあります。
深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、被写体との切り分けも上手です。髪の毛なんかが背景に溶け込むことはありますけどね。
人以外の被写体にもボケモード的に使うこともできました。
やや色合いが薄くなってボワーっとしちゃいますが、逆にそれが良い感じになりそうな気がします。
インカメラの作例
arrows We2 Plusのインカメラは1,610万画素。個人的に使う機会が殆ないんですが、他社製のスマホに比べて悪いということはありません。
もちろんインカメラでもポートレートモードを使用可能。
メインカメラと同様に被写体以外をバツっとボケさせる仕上がりになります。
なおインカメラでの撮影では、カメラ周辺に「アイキャッチ」を表示することが可能です。
これお子さんと一緒に自撮りする時なんかに超便利。自然とカメラの方に視線がいきますからね。図形だけではなくイラストに切り替えることもできちゃいます。
動画撮影の作例
arrows We2 Plusで動画撮影もしてみました。
メインカメラは1080p@60fps、超広角カメラは1080p@30fps設定です。
比較用にPixel 8aで撮影した動画も収録しています。
日中の明るい場面であればそれなりに撮影できます。
Pixel 8aと比べると解像感は落ちてしまいますがスマホで見るくらいであれば使えちゃうでしょう。
今回メインカメラは1080p@60fpsで撮影しましたが、この場合、手ブレ補正の効果がなくなるのでご注意ください。動きながらの撮影は30fpsが向いてます。
夜間撮影はノイズは少ないものの暗くなりがち。綺麗に撮影するには光量が必要だと思います。
写真撮影と同じように超広角カメラは ノイズが多いので夜間撮影には向いていません。
arrows We2 Plusを実機レビュー
ここからはarrows We2 Plusの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはAndroid 14
arrows We2 Plusに搭載されているOSはAndroid 14。
現時点の最新バージョンが搭載されているのは嬉しいポイント。
メーカー独自のカスタマイズは殆ど施されていないピュアAndroid状態なので、シンプルで使いやすいと思います。
ネットワーク設定のスイッチの仕様は変更ありませんでしたが、起動中アプリの一括消去がしやすくなっています。ちょこちょこ使い勝手が良くなる変更はあるようです。
また初期キーボードが「Super ATOK ULTIAS」になっているのも面白いところです。
もしかするとこれまで富士通やFCNT製品を使ってた人には馴染みがあるのかもしれません。ただ個人的には一般的なGoogleキーボード(Gboard)の方が使いやすいので変更しちゃいました笑
また、年配の方が使うのに嬉しいシンプルモードももちろん搭載されておりますよ。
FCNTのらくらくスマホなんかに搭載されていた「迷惑電話対策機能」「還付金詐欺対策機能」も使えるとのことです。
なお最大3回のOSアップデートと、4年間のセキュリティアップデートが保証されています。
発売開始されたタイミングから起算して3回、最新OSへのバージョンアップが適用されます。OSバージョンアップの適用回数は、購入時期によって変わります。
また、最新OSとは、arrows We2 Plusに搭載されているAndroid OSに対して、OSバージョンアップが可能な時期において適用されるAndroid OSの最新版を指します。発売開始されたタイミングから起算して、4年間のセキュリティ更新を保証いたします。保証年数は、購入時期によって変わります。
引用:公式サイト
ライトユーザーほど1台のスマホを長く使うので嬉しいですね。
電源ボタンで操作できるExlider搭載
arrows We2 Plusにはarrowsシリーズの人気機能「Exlider」を搭載しております。
電源ボタンを上下にスライドするとスクロール。ダブルタップで拡大。
これは慣れたらめちゃくちゃ便利ですね!他のスマホにも搭載してほしいです。
2017年に発売されたarrows NX以来の搭載とのこと。復活を待ち望むファンがいるのも納得しました。
この他にも、arrows We2 Plusがさらに便利に使える機能が搭載されております。
「arrowsオススメ機能」で紹介されているので購入したらまずチェックしてみましょう。
画面分割はもちろんサイドバー的な「スライドイン機能」、ロック解除時に指定アプリのクイック起動(FASTフィンガーランチャー)などなど。使いこなせたらめちゃくちゃ快適だと思います。
なお、残念ながら他社製スマホに搭載されている「デュアルアプリ」「セカンドスペース」「複数ユーザー機能」は入ってないようです。
自律神経パワー計測機能を世界初搭載
arrows We2 Plus独自の目玉機能の1つが専用センサーで自律神経パワーを計測できること。カメラの下に脈波センサーが搭載されております。
このセンサーに指先を押し当てて、2分間待機(詳しい計測の場合は4分間)。
すると自律神経の活動量(自律神経パワー)と自立神経バランスが計測できます。
自律神経パワーが計測できるから何なの?と思うかもしれませんが、これめちゃくちゃ有能!しかも毎日持ち歩くスマホに搭載されているのが強みです。
自律神経は、私たちの意思とは関係なく、呼吸、心拍、消化、体温など、生きていく上で欠かせない生命活動を24時間365日、自動的にコントロールしている神経。
生命維持・健康な生活・病気の予防などに影響を及ぼす大切な神経です。
自律神経は、大きく分けて交感神経と副交感神経の2つから構成されており、バランスよく働くことで、私たちの体は常に最適な状態を保っているのです。
交感神経 | 活動するときに働く神経で、心拍数を上げたり、血圧を上げたり、消化活動を抑制したりする。 |
副交換神経 | 休息やリラックスをするときに働く神経で、心拍数を下げたり、血圧を下げたり、消化活動を促進したりする。 |
自律神経のバランスはストレス、不規則な生活、そして加齢などが原因で崩れやすくなります。
僕自身、年齢を重ねるごとに自律神経のバランスを意識した方が良いなと感じることが多くなってきました。
でも実際に何をすればいいのか、分かりません・・・。
そんな時にarrows We2 Plusがあれば、自分の自律神経のスコアとバランスを数値化してくれるので重宝するわけです。
ただ自律神経活動量を計測するだけでなく、継続的に計測することでレポートも作成。
これまで意識してこなかった体と心の健康に目を向ける良い機会になると思います。
IP68防塵防水&MIL規格/おサイフケータイ搭載
arrows We2 PlusにはIP68等級の防塵・防水性能があり、さらにアメリカ国防総省の調達基準であるMIL-STD-810Hに準拠。
MIL規格準拠について
米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810H)の23項目、落下、耐衝撃、防水(浸漬)、防塵(6時間風速有り)、防塵(脆弱面90分)、塩水耐久、防湿、耐日射(連続)、耐日射(変化)、耐振動、防水(風雨)、雨滴、高温動作(60℃固定)、高温動作(32~49℃変化)、高温保管(70℃固定)、高温保管(30~60℃変化)、低温動作(-20℃固定)、熱衝撃、低温保管(-30℃固定)、低圧動作、低圧保管、氷結(-10℃氷結)、氷結(-10℃結露)に準拠した試験を実施。充電可能な温度範囲:5~35℃。使用環境:温度5~35℃、湿度45~85%。風呂場では、温度は5~45℃(ただし、温度36℃以上または湿度86%以上は一時的な使用に限ります)。湿度は45~99%、なお、すべての機能の連続動作を保証するものではありません。また、調査の結果、お客さまの取扱いの不備による故障と判明した場合、保証の対象外となります。引用:公式サイト
もはやタフネススマホさながらの耐久性があると言っていいでしょう。
雨や汗に強いのはもちろん、お風呂で使っても簡単には壊れません。
ここがIP68防塵防水だけのスマホとの違いになりますね。
コンクリートへの落下試験をクリア。さらにハンドソープやアルコール除菌シートを使用しての手入れまで可能ですよ。
公式サイト>>除菌・消毒
もちろん、防水性能と並んで人気の「おサイフケータイ」にもしっかり対応。
バーコード決済が普及したとしても、タッチ決済している人も多いはず。
乗車券や定期券は未だタッチ方式ですからね。
arrows We2 Plusなら今使っているSuicaやPASMOをそのまま利用可能です。
生体認証は指紋認証&顔認証
arrows We2 Plusの指紋認証センサーは側面電源ボタンに内蔵。
反応は良好でチョンっと触ればロック解除できますよ。十分な品質。
顔認証はインカメラを使った簡易的なもの。
こちらは反応が少々遅めですが、まぁ普通に使う分には問題ないでしょう。
ちなみにマスク&メガネ装着の状態でもロック解除出来ました。
ホーム画面に留まるか、直接ロック解除するか、好みの方式を選択可能です。
指紋認証・顔認証どっちにも対応しているのがベストに決まってます。
これはAndroidスマホの良さの1つでもありますよね。
デュアルスピーカーでステレオサウンド
arrows We2 Plusには上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しめます。
上部スピーカーはフロント面から音が出てくるのに対して下部スピーカーは側面。
構造的に定位感が少し下部よりになっていました。
肝心の音質は中高音域が中心のクリアサウンド。個人的には低音がもっと効いて欲しかったものの、スマホで音楽を聞いたり、動画を見るくらいであれば十分でしょう。
ただDolby Atmosに対応しているので臨場感や音の広がりは良い感じです。
自動調節の「スマートオーディオ」に設定しておけば基本的に問題ないですが、好みに合わせてイコライザーをイジっても良いでしょう。
少し低音域を上げると今風のサウンドに近くなるかもしれません。
ちなみに「サラウンドバーチャライザー」は空間オーディオのような音作りになるんだと思いますが、僕が試した限り音質が劣化するのであまりおすすめしません笑
イヤホンジャック搭載
arrows We2 Plusはステレオスピーカーに加えてイヤホンジャックも搭載。
もしスピーカーの音質がイマイチに感じたり、音質に拘りがある人は有線イヤホンやヘッドホンが使えちゃいますよ。
さらにイヤホンを接続すれば搭載されているFMラジオも使用可能。
ラジオなんて使わないでしょ?って思うかもしれませんが、ネット環境のないオフラインでもFMラジオが使えるのは緊急時の情報収集に重宝するんですよ。
BluetoothコーデックはLDAC/aptX Adaptiveに対応
arrows We2 Plusにワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際に接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:◯
- LDAC:○
- LHDC:○
なんと主要コーデックにフル対応。さすがQualcommのSoCですね。
aptX系のコーデックにしっかり対応しております。
またLHDCに対応しているスマホは少ないので貴重な存在です。
例えばNothing Ear(2)なんかも高音質で使えちゃいますね。
有線でも無線でもハイレゾサウンドを楽しめますが、残念ながらAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
どちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいのは事実。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
4キャリアに対応したBand構成
arrows We2 PlusのSIMフリーモデルは国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
また、5G通信(Sub-6)にもフル対応。ドコモのn79に対応しているスマホは貴重。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ◯ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもarrows We2 Plusaなら対応できます。
eSIMに対応している
arrows We2 PlusはeSIMにも対応しています。
eSIMに対応した通信キャリアも少しずつ増えてきました。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応している方が良いでしょう。
eSIMは慣れたら手続きがめちゃくちゃ楽なので、この機会にチャレンジしても良いかもしれません。
僕はいくつかeSIMを使ってきましたが、楽天モバイルのeSIMは手続きが分かりやすいので初心者におすすめ。IIJmioのeSIMも手続きが早いので気に入っています。
arrows We2 Plusのスペック・仕様
arrows We2 Plus(M06/SIMフリーモデル)のスペックは以下の通りです。
製品名 | arrows We2 Plus M06 |
価格 | 59,950円 |
カラー | スレートグレイ シャンパンシルバー |
サイズ | 高さ:162mm 幅:75mm 厚さ:8.5mm |
重さ | 約182g |
ディスプレイ | 約6.6インチ AMOLED 1,080×2,400 Full HD |
リフレッシュレート | 最大144Hz |
OS | Android 14 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2 |
RAM | 8GB 12GB(IIJmioのみ) |
ROM | 256GB |
リアカメラ | メイン:5,010画素 超広角:800万画素 |
ビデオ(リアカメラ) | 4K@30fps 1080p@60,30fps |
インカメラ | 1,600万画素 |
ビデオ(インカメラ) | 1080p@60,30fps |
バッテリー | 5,000mAh |
充電速度 | 不明 |
ポート | USB Type-C |
生体認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 |
対応Band(国内) | 5G : n1/3/28/41/77/78/79 4G:B1/3/8/18/19/21/28/41/42 3G:なし GSM: 850/900/1800/1900 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.2 |
位置情報 | GPS GLONASS Beidou QZSS Galileo |
スピーカー | ステレオ Dolby Atmos |
イヤホンジャック | あり |
防塵防水 | IPX5/IPX8/IP6X MIL-STD-810H準拠 |
NFC | あり |
おサイフケータイ | 対応 |
公式サイト>>スペック
まとめ:arrows We2 Plusのメリット・デメリット・評価
arrows We2 Plusを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
arrows We2 Plusを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・明るく見やすい画面 ・144Hz超高駆動 ・抜群の動作性能 ・困らないカメラ性能 ・急速充電 ・便利なExlider ・自律神経計測 ・おサイフケータイ ・IP68&MIL規格 ・ステレオスピーカー ・イヤホンジャック ・指紋認証&顔認証 ・SDカード使用可能 | ・懐かしきデザイン ・重いゲームは厳しい ・ワイヤレス充電なし ・付属品なし |
評価
総合評価:(5点/5点満点)
デザイン | ★★★☆☆ |
サイズ感 | ★★★☆☆ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★☆ |
ゲーム性能 | ★★★★☆ |
バッテリー性能 | ★★★★☆ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★★ |
「これさえあれば何もいらない」
強気なキャッチコピーを付けたなーと思いきやマジでその通り。
arrows We2 Plusはめーちゃーくーちゃ良い感じでした!!!
約6万円と手の届きやすい価格ながらも欲しい機能が全て揃った万能スマホです。
- 原神みたいな重いゲームをサクサクプレイしたい
- プロみたいに綺麗な写真・動画が撮影したい
- 超高速充電・ワイヤレス充電は外せない
こういう人は素直に高級ハイエンドスマホを買っていただくとして、そうじゃなければarrows We2 Plusを購入すれば満足できると思います。
全スマホユーザーの8割はカバーできちゃう機能・性能を持ったスマホです。
その上、自律神経計測やExliderなどの独自機能まで付いちゃってる。
いやーまた1つコスパの高いスマホが爆誕しちゃいましたね。超おすすめです!
【スマートフォン検証方法】
当ブログでレビューしている全てのスマートフォンは実際に私が使用しています。デザイン・ディスプレイ性能・動作性能・バッテリー性能・カメラ性能などを標準的なベンチマークアプリによるテストに加えて私の体験によって定量的・定性的に評価しています。また、一部のテストでは同程度の価格・性能のスマートフォンと比較することで評価をより明確にしています。私は全ての商品レビューを当ブログのレビューガイドラインに基づいて実施しています。
arrows We2 PlusはIIJmioが最安値!メモリ12GB!
arrows We2 Plusはオープンマーケットモデル(SIMフリーモデル)もあるので格安SIMなどでも購入可能です。
IIJmioでの販売価格
現arrows We2 Plusを取り扱っている主な格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
販売サイト | 通常価格 | 最安価格 |
Amazon | 59,950円 | 59,950円 |
IIjmio | 54,800円 | 36,800円 |
楽天モバイル | 49,900円 | 実質37,900円 |
IIJmioが最安値で36,800円。楽天モバイルも安いですが楽天ポイント還元による実質価格になります。
しかもIIJmioの販売モデルはRAMが12GBの特別仕様。動作性能に余裕が生まれるので通常モデルよりもさらに快適に使えます!
IIJmioはキャンペーンを開催しており、今なら月額基本料と音声通話オプションの割引もあるので、超お得度が高いですよ。
IIJmio>>arrows We2 Plus
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 | データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・5GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、2022年6月1日からはデータシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
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