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お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
DOOGEE V Padをご提供いただきました。
2025年8月に発売された、DOOGEE製のタブレットです。
DOOGEEは中国・深圳発のブランドで、手頃な価格ながら耐久性やバッテリー持ちに優れたスマートデバイスを提供しています。主にタフネススマホやタブレットに力を入れており、シンプルな設計とコスパの高さで人気があります。
5G通信や大容量バッテリー、大画面ディスプレイを備え、分割画面やキーボード対応によってPCライクに使えるのが特徴。
メーカー自身が「ビジネスユーザー向け」と位置づける本機は、外出先での作業やオンライン会議にも活躍が期待できます。
果たして実力はどれほどのものなのか?本記事でDOOGEE V Padを実際に使ってみた様子を詳しくレビューするので、購入の参考にしてください。
Amazonで使える割引クーポンを発行して頂きました。レジで以下のコードを入力すると5%OFFで購入可能です。
クーポンコード: G8L3U6NN
2025年9月30日までの期間限定なのでご活用ください!
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メリット | デメリット |
・大画面でも扱いやすい ・2Kディスプレイ ・リフレッシュレート90Hz ・困らない動作性能 ・ステレオスピーカー ・SIMカード対応 ・5G通信対応 ・Wi-Fi 6対応 ・SDカード対応 |
・充電速度物足りない ・Widevine L3 ・SB回線中心 ・イヤホンジャックなし ・ケース・フィルムなし |
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DOOGEE V Padのデザイン・サイズ・付属品
まずはDOOGEE V Padの外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
DOOGEE V Padは「ブラック」「ブルー」の2色展開。
このうち今回ご提供頂いたのはブルーです。
公式サイトで掲載されている写真ほどの青さはないですね。どちらかと言うとライトグレーに近い雰囲気。ザラザラ系とサラサラ系の異なる素材からできたツートンカラーになっております。
光沢の少ないマットなメタリックカラーなので指紋が目立ちにくいのが嬉しいポイントです。
背面中央には各種認証が表示されたシールが貼ってあります。技適マークがあるので念のため剥がさないで使用しましょう。
上部にはカメラユニットを搭載。1,300万画素のメインカメラのみの単眼構成ってことなんですが、レンズは2つありました。深度計測用かな?
飛び出しは実測で1.7mmほど。ケースを装着せずに使うとそれなりにガタつきます。
右側面にはスピーカー・USB Type-Cポート・カードスロットを搭載。
カードスロットはSIMカードとmicro SDカード(最大2TB)の排他的利用タイプ。
- SIMカード×2
- SIMカード + microSDカード
いずれかの使い方になります。
左側面にはスピーカーのみ。左右にスピーカー搭載した嬉しいステレオ仕様です。
上部には電源ボタンと音量ボタンがありました。
スクショの撮影がしにくいかもしれませんが、3本指スライドでも撮影できるので困るシチュエーションは少ないと思います。
なお、DOOGEE V Padにはイヤホンジャックはありませんが、USB Type-Cポートがオーディオデバイスに対応しています。
このため、3.5mmイヤホンをご利用になりたい場合には変換アダプターを使用することで音声出力が可能なのでお試しください。
サイズ
DOOGEE V Padのサイズは279.5×175×7.95mm。
薄型ということもあって、12インチディスプレイの割にスッキリした印象です。
重さは実測で570g。
これにケースを装着して1kg前後でしょうか?毎日の持ち歩きにも困らないまずまず実用的なサイズ感だと思います。
付属品
DOOGEE V Padの付属品は以下の通り。
- 充電器
- 充電ケーブル
- SIMピン
- クイックスタートガイド
残念ながらケースとディスプレイ保護フィルムは自分で購入する必要があります。
ちなみに公式サイトではVIP Editionも販売しており、それにはケースやキーボード、スタイラスペンなんかも付属しているようです。
ただAmazonで購入するほうが圧倒的に安いので、必要に応じて付属品を揃えていったほうが良さそうですね。
Amazon>>DOOGEE V Pad ケース
Amazon>>DOOGEE V Pad フィルム
充電器は18W出力可能なタイプ。ポートはUSB Type-Cです。
ケーブルはUSB Type-C to Type-Cのものでした。
Amazon>>DOOGEE V Pad
DOOGEE V Padのディスプレイ
続いてタブレットの命とも言えるディスプレイ品質を見ていきましょう
12インチ液晶ディスプレイ
DOOGEE V Padのディスプレイは12インチの大画面。
ベゼル(縁)幅は均一で7mmと狭め。画面占有率87.2%と広い表示領域を確保しております。
もっと縁を狭くしたほうが広いじゃないか!と思うかもしれませんが、このくらい幅があったほうが手持ちした時に干渉しなくて良いんですよ。
インカメラもベゼル内に搭載されているので遮るものがありません。
ブラウジングでも動画視聴でも広々使えるのが良いですね。
もちろんキーボードやマウスを繋げての事務作業にも困りませんよ。
ちょっとした文書作成、メール返信、データ修正くらいならパソコンを立ち上げることなくできちゃいそうです。
画面解像度2,000×1,200
DOOGEE V Padの画面解像度はFHDを超える2,000×1,200。
液晶パネルではあるもののクオリティは良好。何を表示してもめちゃくちゃ綺麗です。
- 195PPI
- 1,670万色
- 1500:1
- 画面占有率87.2%
スペック的に画素密度が少々物足りない感じもしますが、ドット感を感じるほどではないのでご安心ください。黒色表現も問題なく、夜景動画なんかでも綺麗に見れましたよ。
僕は購入したままの状態で特に不満はありませんでしたがカラーモードを好みに合わせて調節することも可能。
ブルーライトを抑える夜間モードも使えました。
アスペクト比5:3
DOOGEE V Padの画面アスペクト比は5:3。一般的なタブレットは16:9が多いのでちょっと変わった比率ですね。
とは言え、16:9と全然違う!ってこともないので動画視聴も快適。黒帯もそんなに目立ちませんよね。
また、電子書籍での読書にも向いてます。
コミックは横向きで見開き、雑誌や写真集は縦向きで大きく見るのがいい感じです。
リフレッシュレート90Hz対応
DOOGEE V Padの画面リフレッシュレートは90Hzに対応。
1秒間に最大90回書き換えてくれるので表示がヌルヌルと滑らかになります。
スマホでもリフレッシュレート120Hzに対応していることも多いので90Hzくらいじゃ驚かないかもしれませんが、大画面のタブレットこそ高駆動は活かされます。
スペック以上にストレスなく快適に操作可能です。
最大輝度350nits
DOOGEE V Padのディスプレイ輝度は最大350cd/㎡(=350nits)。
屋内で使用するのは全く問題ないものの、屋外の直射日光下で使うのは厳しいですね。
そもそも屋外での使用は想定されてないかもしれませんが、公園でのんびりイラストを描きたいって思ってる人はご注意ください。
画面の明るさ(輝度)は、使うシーンによって快適さが大きく変わります。下の一覧表を参考に、室内や屋外、それぞれの使い方に合った明るさかどうかもぜひチェックしてみてください。
輝度範囲(nits) | 使いやすい環境 | 視認性・補足 |
---|---|---|
〜300 | 室内(暗め〜普通の照明) | 標準的な画面。室内利用には問題なし。 |
300〜500 | 室内(明るい部屋) | 明るめの室内でも見やすい。 |
500〜700 | 室内+屋外(曇天・日陰程度) | 屋外の日陰や曇天でも十分視認できる。 |
700〜1,000 | 屋外(晴天含む) | 晴天の屋外でもほぼ問題なく視認可能。 |
1,000以上 | 直射日光下(HDRにも強い) | 直射日光下でも画面がよく見える。HDRコンテンツ向け。 |
(表はスクロールできます)
視野角は広めで多少きつい角度から見ても問題なし。さすがIPS液晶。
寝る前にマンガ読んだり、動画視聴したり、ゴロ寝タブレットにもピッタリです。
動画視聴はSD画質(Widevine L3)
大画面での動画視聴が捗るDOOGEE V Padですが、動画配信サービス利用時には注意が必要。残念ながらデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL3。
NetflixやAmazonプライム・ビデオ等では、最大でもSD画質になってしまします。
Widevine L1は、Googleが提供するDRM(デジタル著作権管理)の最高レベル規格で、4KやHDRなどの高品質動画を安全に配信するために使われます。ハードウェアレベルで暗号化・復号を行う専用チップを搭載し、不正コピーや無断視聴を強力に防止。下位規格としてL2やL3もあり、デバイスの性能や用途に応じて使い分けられます。
ちなみにYouTubeであれば「2160p60 HDR」まで設定できました。
せっかくの大画面なので高画質で視聴したかったんですが、まぁ個人的には許容できる範囲の画質でしたよ。
今後のアップデートでWidevine L1に対応してくれるのを期待しましょう。
Amazon>>DOOGEE V Pad
DOOGEE V Padのベンチマークスコアと動作性能
スマホやタブレットが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
タブレットの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
DOOGEE V Padには「MediaTek Dimensity 7050」が搭載されております。
Dimensity 7050は、2023年5月に発表されたMediaTek製のミドルレンジ向けチップで、6nmプロセス採用のオクタコア構成(Cortex-A78×2+Cortex-A55×6)とMali-G68 GPUを備えています。電力効率と処理性能のバランスに優れ、デュアル5GやWi-Fi 6、最大200MP撮影や4K HDR動画など幅広い機能に対応しているのが特徴です。
公式サイト>>MediaTek Dimensity 7050
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、総合スコアは576,553点、GPUスコアは107,717点でした。
2025年8月現在の最高スコアは250万点を超えている状況ですが、60万点ほどもあれば普段使いで困らないスコアと言えます。
これまでレビューしてきたスマホなら以下のモデルと同程度です。
- AQUOS sense9:596,025
- OPPO Reno10 Pro 5G:578,178
- OPPO Reno13 A:573,336
ネットサーフィン・SNS・メール・動画視聴・電子書籍なんかでは快適。リフレッシュレートが最大90Hzに対応していることもあって、体感的なヌルサク感も強いです。
ゲームも、原神のような重いゲームは厳しいと思いますが、テーブルゲームのようなライトなものであれば普通に遊べると思います。
以下のページで、これまでにレビューしたスマホ・タブレットのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますのでチェックしてください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測してみたので参考にどうぞ↓
この結果を見ても、やっぱり重量級ゲームをプレイするのは難しそうですね。
普段使い用のタブレットとして割り切ったほうがいいと思います。
発熱は気にならない
スマホやタブレットによってはゲームなどで高い負荷がかかると発熱等の影響で性能が落ちてしまうことがありますが、DOOGEE V Padはそこまで酷くありませんでした。
AnTuTuベンチマークを4回連続で実行しても、スコアは非常に安定しています。
- 576,553
- 551,849
- 552,372
- 548,650
DOOGEE V Padで長時間負荷をかけるような使い方をすることもないと思いますが、発熱や動作性能の低下で悩まされることはないでしょう。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
読み込み・書き込みどちらも良い感じのスコアです。普段使いタブレットには珍しくRAMを8GB搭載しているのは優秀なポイント。同時作業が快適になります。
ストレージ容量は256GB。システム等に13GBほど使うので実際に保存できるのは240GBになります。
この他、最大2TBのmicroSDカードも搭載できるので、容量不足で困ることはないでしょう。オンラインストレージもありますからね。
最大24GBのメモリ拡張機能
DOOGEE V Padには使わないストレージの最大24GB分を仮想メモリにする「メモリ拡張」機能が搭載されています。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリなんかと同じように極端に動作が速くなることはないと思います。
それでも、僅かでも快適に使えるのであれば有効にしない手はありません。
元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心です。
Amazon>>DOOGEE V Pad
DOOGEE V Padのバッテリー持ちと充電速度
続いてDOOGEE V Padのバッテリー性能をチェックです。
充電速度はもちろん、バッテリー持ちの良し悪しも重要なポイント。
1度の充電でなるべく長時間使える方が嬉しいですよね。
PCMarkバッテリーテストのスコア
DOOGEE V Padはスペック上では8,800mAhと超大容量バッテリー搭載。
ただいくら容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこでPCMarkというベンチマークアプリでバッテリーもちを検証してみました。
PCMarkは実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているため、それなりに信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさを50%固定にして計測した結果が以下のとおり。
残念ながら8時間11分と、これまでレビューしてきたスマホ・タブレットの中でも短い結果になってしまいました・・・。
タブレットはスマホと違って1日の使用時間が限られているものの、外出先で使うには心許ない状態です。
このスコアだけで判断するなら、モバイルバッテリー必携になります。

なおこちらのページで、これまでにレビューしたスマホのPCMarkスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアだけでは判断できないので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まずAmazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は3%。
YouTubeで動画(1080P/60fps)を1時間視聴した結果、バッテリー消耗12%。
24時間一切触らずに放置でバッテリー消耗は4%。
それぞれの結果をまとめると次のとおり。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 3% | 約33時間 |
動画再生 1時間 | 12% | 約8時間 |
24時間放置 | 4% | 約25日間 |
ディスプレイが大きいせいか動画視聴はバッテリー消耗が激しいようですね。
PCMarkの結果はあまりにも悪すぎましたが、実際にはそこまでではない印象です。
とは言え、やはり毎日持ち歩くのであればモバイルバッテリーは必須だと思います。
充電速度は標準レベル
DOOGEE V Padの充電速度は18Wと一般的。
付属の充電器を試してみたところ、スペック通り18W前後になっていました。
バッテリー残量17%からフル充電にかかった時間は約2時間50分。
一気に充電しようとすると時間がかかるので、こまめに充電してあげましょう。
Amazon>>DOOGEE V Pad
DOOGEE V Padの基本機能と操作性
ここからはDOOGEE V Padのディスプレイ・動作性能・バッテリー性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはAndroid 15
DOOGEE V PadのOSはAndroid 15。
2025年8月時点の最新バージョンはAndroid 16なので1世代前のモデルです。
ただ、Android 15を搭載したタブレットは、前世代のAndroid 14から次のような進化があります。
- タスクバーの固定表示が可能になり、アプリの切り替えがノートPCのようにスムーズに
- アプリペア機能で、よく使うアプリをワンタップで同時にスプリット表示可能
- プライベートスペースにより、特定のアプリを別空間に隠してセキュリティを強化
- 盗難検知ロックなど、新しい盗難対策機能を搭載
- 部分画面録画や通知クールダウンで、操作性と利便性がさらに向上
特に固定タスクバーの導入でさらに使いやすくなっている印象です。
殆どカスタムが加わっていない、Google PixelシリーズのようなピュアAndroid状態でした。
ちなみにアップデート保証については明記されていないので、長期使用を考えている人はご注意ください。セキュリティパッチが入る程度なことも珍しくありません。
大きなカスタム要素はないんですが、起動中のアプリを一括終了ボタン(すべてクリア)が追加されているなど、ちょっとした変更はあるようです。
マルチユーザー対応
DOOGEE V Padの特別な機能は、画面分割や3本指スライドでスクリーンショットなど最低限といったところ。
フローティングウィンドウやサイドバーはなし。アプリ複製機能(デュアルアプリ)なんかも見つけることはできませんでした。
ただ、Android標準の複数ユーザー機能だけは対応しています。
この他、Googleの生成AI「Gemini」は搭載されていました。
カメラ性能はちょっとしたメモ用
DOOGEE V Padは1,300万画素のメインカメラを1つ搭載。
実際に撮影してみたんですが、画質はいまひとつかな。HDRも効かず、なんだか全体的にぼやーっとしてます。
ちょっとしたメモ程度なら使えるものの、バリバリ撮影するには性能不足。
写真撮影は素直にスマホに任せましょう。
ステレオスピーカー搭載
DOOGEE V Padは左右に2つずつ、合計4つのクアッドスピーカー仕様。横持ちで使えばしっかりステレオサウンドになります。
- 左スピーカー
- 右スピーカー
音質は中高音域を中心としたクリアなサウンド。
個人的にはもう少し低音が欲しいところですが、サクッと音楽を聴いたり動画を楽しむ程度であれば十分なクオリティです。
モノラルスピーカーに比べると、音の広がりや臨場感は明らかに優れていると感じます。
BluetoothコーデックはLDACに対応
DOOGEE V Padには残念ながらイヤホンジャックがないので、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際に接続してみたところ、以下のコーデックに対応していました。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:◯
- aptX HD:◯
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:✕
aptX Adaptiveには非対応なもののLDACには対応していました。
このため無線接続でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。
また、Amazonプライムミュージックのストリーミング再生では、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」出力にまで対応していることが分かりました。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分からないので疑わしい場合はストリーミング再生ではなく、曲をダウンロードした方が良いでしょう。
顔認証でロック解除
DOOGEE V Padはインカメラによる顔認証に対応しています。
僅かにロック画面が表示されるものの、顔が入ればすぐにロック解除されました。
ただ割と認識はシビア。そのうえ顔情報を1つしか登録できないので、寝起きなんかにうまくいかないこともあるかもしれません。
指紋認証にも対応してれば完璧でしたが、パスワードを入力するよりはずっと楽にロック解除できるので良しとしましょう。
SIMカードを装着できる
DOOGEE V Padは最大2枚までSIMカードを装着可能です。
対応Bandは以下のとおり少ないですが、ソフトバンク回線であればプラチナバンドを含めて対応。
- GSM:2/3/5/8
- WCDMA:1/2/5/8
- TDD:B34/38/39/40/41
- FDD:1/3/5/7/8/20/28A/28B
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(△) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)✕ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(✕) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)✕ Band 26 ✕ |
楽天回線(△) | Band 3 ○ Band 28 (プラチナバンド)○ Band 18(パートナー回線)✕ |
実際に試してみたところ、ドコモ回線(irumo)は特に問題なく利用できましたが、残念ながら楽天回線はうまく接続できませんでした。
また、5G通信(Sub-6)にも対応していますが、ドコモの「n79」には非対応なのでご注意ください。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
これもドコモ回線ですが5Gで接続できることを確認できました。
SIMカードを装着すればいつでもDOOGEE V Padを使えるのはやっぱり便利。GPSを含む5種類の衛星測位にも対応しているので、ちょっとしたナビ代わりにもなると思います。
Wi-Fi 6に対応
DOOGEE V PadはWi-Fi 6に対応しており、従来のWi-Fi 5よりも高速で安定した通信が可能です。
家やカフェなど、複数の端末が同時に接続される環境でも速度が落ちにくく、動画視聴やオンライン会議、軽いオンラインゲームもスムーズにこなせます。
さらに省電力設計によりバッテリーの持ちも助けるため、外出先でも快適なネット環境を長時間維持。
仕事用にもプライベート用にも頼れるタブレットとして安心して使えます。
FMラジオはあるけどイヤホンジャックはない
DOOGEE V PadにはFMラジオが搭載されていました。
ラジオなんて使わないでしょ?って思うかもしれませんが、ネット環境のないオフラインでもFMラジオが使えるのは緊急時の情報収集に重宝します。
ただ、ラジオのアンテナ代わりにイヤホンが必要なものの、DOOGEE V Padにはイヤホンジャックがありません・・・。
このため、3.5mmイヤホン用の変換アダプターが必要なのでご注意ください。
Amazon>>DOOGEE V Pad
DOOGEE V Padは仕事でも使えるタブレット
普段使い動画視聴だけでなく、DOOGEE V Padは仕事にも活躍できる性能を備えています。
12インチの大画面やSIM対応など、外出先でのちょっとした作業やリモートワークにも便利で、手軽にノートPC代わりとして使えるのが魅力です。
WordやExcelなどの作業も問題なし
GoogleドキュメントやExcel、WordなどのOffice系アプリも使えます。資料の確認や簡単な編集ならストレスなくこなせるでしょう。
長時間使うとバッテリーの減りはやや早いですが、外付けのBluetoothキーボードやスタイラスペンを使えば、タイピングやメモ取りもスムーズにでき、作業効率がぐっと上がります。
大画面で2つの作業も同時に可能
12インチの画面を分割して、2つのアプリを同時に操作できます。たとえば、片方でブラウザで調べ物をしながら、もう片方でWordやメールを確認する、といったマルチタスクも簡単。
ちょっとしたノートPC代わりとして使えるのが便利です。
外出先でもネットにつながるSIM対応
SIMカードを入れれば、Wi-Fiがない場所でもネット接続可能。外出先でテザリングなしにオンライン会議に参加したり、クラウド上の資料をチェックできるのは安心です。
まさに出張や移動の多い人にぴったりのタブレットだと思います。
オンライン会議も問題なくこなせる
フロントカメラとマイク、ステレオスピーカーを搭載しており、オンライン会議も問題なく対応できます。
画質や音質は高級タブレットほどではありませんが、相手の声も聞き取りやすく、自分の声もきちんと届くので、仕事用として十分な性能です。
12インチの大画面やSIM対応、さらにWordやExcelも問題なく使えるDOOGEE V Padは、外出先や在宅ワークでもサッと使える手軽なタブレットです。
高すぎるiPadを買わなくても、仕事用として十分頼れる一台といえます。
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DOOGEE V Padのスペック・仕様
DOOGEE V Padのスペック・仕様は以下のとおりです。
モデル名 | V Pad |
サイズ | 約279.5×175×7.95mm |
重さ | 572g |
ディスプレイ | 12インチ IPS液晶 2,000×1,200 1500:1 1,670万色 350cd/㎡ |
リフレッシュレート |
90Hz |
Widevine | L3 |
OS | Android 15 |
SoC | MediaTek Dimensity 7050 |
RAM | 8GB |
ROM | 256GB |
外部ストレージ | micro SD対応 最大2TB |
リアカメラ | 1,300万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 8,800mAh |
充電速度 | 18W |
生体認証 | 顔認証 |
対応SIM | nano SIM nano SIM |
2回線同時待受 | 可 |
対応Band | GSM:2/3/5/8 WCDMA:1/2/5/8 TDD:B34/38/39/40/41 FDD:1/3/5/7/8/20/28A/28B |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
イヤホンジャック | なし |
スピーカー | ステレオ |
防塵防水 | 不明 |
NFC | 不明 |
FMラジオ | あり |
衛星測位 |
GPS A-GPS Glonass Beidou Galileo |
GPSを含む複数の衛星測位システムに対応していますが、カーナビ代わりになるのかどうかは未検証です。
Amazon>>DOOGEE V Pad
まとめ:DOOGEE V Padのメリット・デメリットと評価
DOOGEE V Padを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
DOOGEE V Padを買うべきメリット、購入前に確認したい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・大画面でも扱いやすい ・2Kディスプレイ ・リフレッシュレート90Hz ・困らない動作性能 ・ステレオスピーカー ・SIMカード対応 ・5G通信対応 ・Wi-Fi 6対応 ・SDカード対応 |
・充電速度物足りない ・Widevine L3 ・SB回線中心 ・イヤホンジャックなし ・ケース・フィルムなし |
評価
総合評価:(4点/5点満点)
DOOGEE V Padは、12インチの2Kディスプレイと90Hzの滑らかな画面で、資料確認や動画視聴が快適です。
動作もスムーズで、ブラウジングやOffice系アプリもストレスなく使え、外出先でちょっとした仕事をこなすのにも十分でしょう。
SIMカードを装着できるので、家でも外でも動画視聴やオンライン会議が可能です。さらに、SDカード対応でデータの保存や共有も手軽に行えます。
一方で、動画視聴はWidevine L3の制限によりSD画質になることや、イヤホンジャック非搭載、ケースやフィルムが付属していない点には注意が必要です。
それでも、iPadほど高価でオーバースペックな端末を買わなくても、仕事やプライベートのどちらでも頼れる、コスパの高い一台と言えます。
DOOGEE V Padは、外出先でも快適に使えるタブレットを探している人にぴったりの1台です。
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