motorolaの「moto g100」を購入しました。
ハイエンドモデルと同等の性能ながらも税込み58,800円。
格安SIMでSIMカードとのセット販売なら3万円台でも購入できちゃいます。
10万円以上払って高級スマホを購入するのが馬鹿らしくなるほどコスパの高いモデルです。
技適のない海外スマホではなく、日本国内で正式販売されているSIMフリースマホで、4キャリアの回線に対応しています。
実際にmoto g100を使ってみたところ、何をやってもサクサク動く基本性能は申し分ないですが、ちょっと物足りないと感じる部分もありました。
本記事ではmoto g100の基本性能・バッテリー性能・カメラ性能を中心に、実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
2022年6月に発売されたモトローラ「gシリーズ」最新モデル【moto g52j 5G】をこちらの記事でレビューしています。
おサイフケータイ・IP68防塵防水に対応したミドルレンジスマホです。
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moto g100のメリット・デメリットと評価
moto g100は2021年5月に発売されたmotorola製のSIMフリースマホです。
これまでmotorolaの「gシリーズ」と言えば、手頃な価格でそこそこの性能のスマホというイメージでしたがmoto g100は一味違います。
価格が抑えられている特長は変わらないまま、性能がパワーアップ。
2020年に発売されたフラッグシップモデル並の基本性能となっております。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
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評価
(4点/5点満点)
サイズ感は少々大きいものの、Snapdragon 870搭載による基本性能の高さ。
これがmoto g100の最大の魅力です。
5万円台で購入できるスマホでありながら、10万円を超えるハイエンドスマホにも劣らないくらいサクサク快適に動いてくれます。
普段使いはもちろん、ハードなゲームプレイヤーでも満足できるでしょう。
また、スマホをパソコンのように扱える「Ready For機能」も非常に面白いポイントです。
その一方、付加的な要素が少ない点は寂しいところ。
防水性能・おサイフケータイ・ステレオスピーカー。
人気機能はどれも削ぎ落とされてしまっています。
ただ、こういった機能は人によって必要・不必要が変わってくるので、必要ないと思えばmoto g100のコスパの高さが活きてくるでしょう。
余計な機能は要らないから、とにかく高性能なスマホが欲しい!
そんな人にピッタリのスマホのがmoto g100です。
moto g100のデザインと付属品
moto g100にはカラーバリエーションはなく、イリディセントスカイ1色のみ。
ベースは水色で光に当たると名前のとおり虹色・玉虫色に輝いて綺麗です。
溶け込むようにプリントされたロゴマークが光に当たると浮かび上がって良い感じ。
素材は分かりませんが、サラサラした質感は手触りが良く、光沢の少ないマット仕上げで指紋が全く目立ちません。
背面パネル左上にはカメラユニットがあります。
一見、4眼カメラのようですが、メインカメラ・超広角カメラ(マクロカメラと兼用)以外の2つは深度計測用とTOF用のセンサーです。
飛び出しも少なく1mmほど。
付属ケースを装着すればデスク等に直接触れることも、ガタつくこともありません。
背面パネルは側面フレームに向かってなだらかな曲線を描く形状になっています。
持った時に手の平に食い込まなくて良いですが、ケースを付けなければ滑りやすいのでご注意を。
側面フレームは、背面とは正反対で光沢のあるプラスチック素材。
青みがかったシルバーで、全体的に色合いの統一感あります。
右側面には音量ボタンと電源ボタン。
電源ボタンが窪んでいるせいか、押しにくく感じました。
スクショを撮影したい時に、もたつくことが多かったです。
左側面には、いつ使うか分からない「Googleアシスタント専用ボタン」とカードスロットが搭載されています。
Googelアシスタントなんて殆ど使わないので他の機能をアサインできれば良かったのですが、残念ながら変更できません・・・。
カードスロットはSIMカードとSDカードの排他的利用タイプ。
- Nano SIMカード2枚
- Nano SIMカード + Micro SDカード
どちらかの方法でしか使えないのでご注意ください。
本体上部にはマイク、本体下部にはイヤホンジャック・マイク・USB-Cポート・スピーカーが搭載されています。
後述しますがmoto g100にイヤホンジャックが搭載されている点は重要なポイントになります。
ディスプレイは6.7インチとビッグサイズ。
インカメラもメイン・超広角の2眼構成なのが目を引きます。
エッジディスプレイほどではありませんが、表示領域にならない部分が僅かに湾曲しています。
このため、画面端から中央に向かってスワイプする時に指がひっかからず操作性が損なわれません。
moto g100の付属品は以下のとおりです。
- マニュアル類
- SIMピン
- 充電器
- USBケーブル
- イヤホン
- 保護ケース
シンプルで安っぽい造りですがイヤホンが付属しているのは嬉しいポイントですね。
充電器は最大20W出力可能なUSB Type-Aポートを搭載しているタイプ。
充電ケーブルはUSB Type-A / Type-Cのものでした。
保護ケースはソフトタイプで完全な透明ではなく僅かにグレーがかった色をしています。
ペラペラなのでそれほど強度は高くありません。
残念ながらディスプレイ保護フィルムは付属していないので自分で購入する必要があります。
大きなディスプレイを搭載しているからこそ、保護フィルムを初めから貼り付けておいてほしかった・・・。
なお、Amazonで他社製のフィルムが販売されていましたよ。
moto g100の動作性能は抜群!
moto g100に搭載されているSoCは「Snapdragon 870」。
2020年のフラッグシップスマホに搭載されていたSnapdragon 865+の後継モデルで、高性能でありながら価格が抑えられているのが特長です。
2021年の最高性能Snapdragon 888よりワンランク下のSoCになります。
AnTuTuベンチマークテストのスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
スコアが高ければ高いほど基本性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、総合スコアは594324点、GPUスコアは230919点という結果でした。
2021年6月時点での最高スコアは72万点くらいですが、60万点近いなら文句なしの最高性能で何をやっても快適に感じるスコア。
ちなみにこのスコアは2020年に発売されたフラッグシップモデルと同等で、5万円台で購入できるならコスパが高いと言い切れます。
なおAnTuTuベンチマークアプリはこれまでより高めなスコアが出る最新版も公開されています。
試しにVer9.0.7で計測した結果、638327点まで伸びました。
なお、以下のスマホにもmoto g100と同じSnapdragon 870が搭載されています。本記事と併せて是非チェックしてみてください。
AnTuTuストレージテストのスコア
AnTuTuでストレージ速度のテストもしてみました。
読み込みに比べて書き込みがやや遅いようですが、普段使いに困ることは全くありません。
搭載しているRAMも8GBと十分すぎる容量なので、アプリの起動も爆速です。
ストレージ容量は128GBとまずまずのボリューム。
システム領域に20GB程度使用してしまうので、実質自由に使えるのは100GB程度になります。
容量の大きなゲームを沢山ダウンロードしたり、写真・動画撮影が好きな人には物足りないかもしれませんが、最大1TBまでのMicro SDカードを搭載できるので併用してもいいでしょう。
何をやってもサクサク動きます
ネットサーフィンやLINE、SNS、動画視聴。
moto g100は、何をやってもサクサク軽快に動くのでストレスを感じることはありません。
僕の持ってるスマホの中で最も動作性能の高いiPhone 12 miniとブランジグ速度を比較してみました。
ベンチマークのスコアがいくら高くても、実際に使ってみなければ分からないこともありますからね。
比較的重いサイトの楽天市場であっても、iPhone 12 miniと変わらぬ表示速度。
使っていてストレスを感じることは、まずないでしょう。
Twitterのスクロールもこの通り滑らかで、動作切り替えも俊敏です。
重いゲームをプレイしても問題なし
普段使いには十分な動作性能をほこるmoto g100のゲーム性能はどれほどか?
ご安心ください。
バトルロワイヤル系の重いゲームでもしっかり遊べる性能です。
PUBG MOBILEでのグラフィック性能は「HDR」で「極限」、「FHD」で「ウルトラ」まで設定可能。
原神のグラフィック設定はデフォルトで「中」でしたが、FPSを60にしても殆どカクつくことなくプレイできました。
デフォルト設定でのプレイであれば発熱も気にならず、激しいアクションを伴うシーンでもちょっと温かいかな?くらいの感じです。
上位モデルのSoCである「Snapdragon 888」は発熱が凄いと言われているので、むしろSnapdragon 870の方が良いかもしれませんね。
Snapdragon 888を搭載しているスマホのレビューはこちらです。
なお、moto g100には「ゲームタイム」という機能が搭載されています。
ただこれはスマホの性能を高めるわけではなく、通知を抑える等ゲームプレイに最適な環境を作ってくれるためのものでした。
これだけ優秀な性能ながらも5万円台で購入できるmoto g100は高コスパ。
誰が使ってもストレスを感じることがない優等生スマホです。
moto g100のバッテリー性能は優秀!
moto g100のバッテリー容量は5,000mAhとスペック的には大容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
PC Markバッテリーテストのスコア
moto g100のバッテリーは長持ちなのかPC Markというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させてバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる数値です。
計測の結果、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は17時間46分と超長持ち!
僕がこれまでレビューしてきたスマホの中でも上位に入るくらい優秀です。
ちなみに、これまでの計測結果で最も長い時間はAQUOS Sense4 liteで20時間を超えています。
本来高性能のSoCを搭載していると、それだけスマホに負荷がかかるのでバッテリーのもちが悪かったりします。
同じSnapdragon 870を搭載しているPOCO F3というスマホでは、PC Markの結果が9時間くらいでした。
それに比べてmoto g100は倍くらい長持ち。
よほど長時間ぶっ続けでゲームをする等、特殊な使い方をしない限り2日くらい充電せずに使えると思います。
20W急速充電に対応
さらにmoto g100は、付属の充電器・USBケーブルで充電すれば20W急速充電が可能です。
急速充電中は「TurboPower」の表示がされます。
実際にバッテリー残量15%からフル充電までにかかった時間は1時間半程度。
一般的なスマホの3分の2くらいの充電時間で済みます。
もし寝る前などに充電を忘れてしまっても、30分で50%くらいまでは充電できちゃいます。
これだけの充電速度があれば普段使いで困ることはありません。
超ロングバッテリーで、急速充電に対応。
moto g100のバッテリー性能は超優秀だと思います。
なお、これまでレビューしてきたスマホの「AnTuTuベンチマークスコア」「PCMarkバッテリーテスト」の結果はこちらのページにまとめておりますので是非御覧ください。
カテゴリー>>スマートフォン
moto g100のカメラ性能は十分なクオリティ
スマホを購入するうえで気になるのは基本性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
moto g100のカメラはあなたが求める性能なのか、実際に撮影した写真を紹介していきますので参考にしてみてください。
ちなみに僕はカメラを趣味にしているわけではないので、普段使う時も基本的にはシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。
誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
moto g100のカメラアプリはシンプルで使いやすいです。
超広角、マクロ、夜景モード等にワンタップでアクセスできるので、サッと取り出してすぐに必要な撮影を始められます。
シャッター音はカメラアプリの設定で消すことが可能です。
スクショ音はマナーモードにしていれば鳴ることはありませんでした。
SIMカード装着の有無でシャッター音の挙動が変化するとコメントで教えていただきました。SIMカードを装着した場合はシャッター音のON/OFFがグレーアウトして設定できなくなるようです。ご注意ください。
メインカメラ
まずは最も登場回数の多いメインカメラ。
比較用にiPhone 12 miniで撮影した写真を並べています。
スライドバーは自由に動かせるので比べてみてください。
左の写真がmoto g100で、右の写真がiPhone 12 miniで撮影したものです。
iPhone 12 miniと比較すると色味が寂しい感じもありますが、個人的にはこれだけ撮れれば満足です。
64MP高画素モード
moto g100のメインカメラは最大64MPの高解像度で撮影できますが、通常撮影では16MPになります。
64MPのほうがより高精細に撮影できると思うかもしれませんが、そこまで大きな違いを感じることはないでしょう。
左が64MPで右が16MPで撮影したものですが違いが分かりますか?
僕には全然分かりません・・・。
ただ、同じ部分を切り取って拡大表示させれば微妙な違いが分かります。
左が64MPで右が16MP。
クレーンの文字が64MPの方が多少見やすいですよね?
撮影後に拡大したり、大きな紙に印刷したりするなら話は別ですが、普段使いにはあえて高解像度モード(64MP)で撮影する必要はないでしょう。
デジタルズーム
moto g100には光学式望遠レンズが搭載されておらず、デジタルズームで最大8倍まで撮影可能です。
ソフトウェア的な画像処理が上手いようで、かなり綺麗に撮影できます。
屋外で撮影する場合でも、画像がそんなに粗くならないことが分かります。
iPhone 12 miniで撮影した5倍ズームの画像と比較すると、moto g100の処理性能の高さが良く分かります。
moto g100で撮影した画像のほうが明らかにクリアで綺麗ですよね。
デジタルズームのクオリティの高さは、moto g100で撮影していて一番驚いたところ。
望遠で撮影する機会はあまりないかもしれませんが、これだけ綺麗に撮影できるのなら安心です。
超広角カメラ
個人的にメインカメラの次によく使うのが、ワイドアングルの超広角カメラ。
風景を撮影する時はもちろん、食卓全体を撮影する場合にも重宝します。
moto g100の超広角カメラは、画角はそれほど広くないもののメインカメラ同様良い感じです。
メインカメラと色合いが乖離しているわけではなく、外側の歪みも抑えてくれています。
夜景モード
moto g100には夜間撮影に便利な夜景モード「ナイトビジョン」が搭載されていますが、性能はまずまずと言ったところです。
左が通常撮影で、右がナイトビジョンで撮影したもの。
かなり暗い場面でも、明るく綺麗に撮影できるようになります。
ただ、iPhone 12 miniの夜景モードで撮影した画像と比較してしまうと、場面の光の量によってはノイズが多くなりクオリティの差が明確に。
とは言え、個人的にはカメラマンや専門家でもない限り、これだけ撮影できれば十分じゃないかなーと思います。
なお、超広角カメラではナイトビジョンが使えないのでご注意ください。
マクロカメラ
moto g100の超広角カメラはマクロカメラと兼用になっています。
あまり使う機会は少ないかもしれませんが、被写体に3cmくらいまで寄って撮影可能です。
しかも嬉しいことにマイクロカメラの周囲にリングライトが搭載されています。
マクロ撮影ってスマホ自体の影ができてしまって難しいですよね。
moto g100のリングライトがあれば影ができてしまうのを防いでくれます。
お花の上で仕事をしている虫なんかも撮影できて、息子のテンションが上っていましたよ。
ポートレートモード
カメラユニットに搭載されているレンズの1つは深度計測用のセンサーです。
このため背景をボカしたポートレート撮影も可能。
被写体と背景の切り抜きも非常に上手でした。
インカメラでももちろんポートレートモードがあり、髪の毛の一部が背景に溶け込んでしまうこともありますが、普段の自撮りならなんの問題もないでしょう。
2眼構成のインカメラ
moto g100のインカメラはメイン・超広角の2眼構成です。
カメラを切り替えるとレンズ周辺が光って面白い。
カメラの性能も十分で、どちらも綺麗に撮影できました。
ただ、AIの補正能力が低いのか、この被写体では壁紙の色が黄色になってしまいました。
カラーフィルターをかけているわけではないのですが、なぜかノスタルジックな雰囲気に・・・。
動画撮影性能
moto g100で動画撮影もしてみました。
日中は手ブレ補正もしっかり利いて4Kでも綺麗に撮影できます。
6K動画の撮影も可能ですが手ブレ補正が殆ど利かなくなるので動きながらの撮影には向いていません。
夜間は4K以上で撮影するとノイズが目立ち、手ブレ補正の影響か画面がブレるようになります。
ピントを合わせるのも難しい感じなので、夜間は1080Pでの撮影がおすすめです。
moto g100のカメラは普段使いに困らない十分な性能です。
やや夜間撮影に弱さがあるものの、デジタルズームの性能が良くて満足できるものでした。
moto g100を使ってみた様子をレビュー
ここからはmoto g100を実際に使ってみたその他の様子をレビューしていきます。
見た目はピュアAndroid
moto g100に搭載されているOSはAndroid 11。
メーカー独自のUIではないので非常に使いやすいと思いました。
以前レビューしたGoogle製のスマホ「Pixel 5」を使っているかのようです。
カスタマイズ・独自機能はMotoアプリで
見た目はAndroidのままですが、もちろんMotorolaの独自機能もしっかり搭載しています。
例えばスマホをフリフリ動かすとカメラが起動したり、切るような動きでライトを点灯。
電源ボタンをダブルタップすると、ショートカットメニューを表示させる「パワータッチ」もあります。
さらに、ディスプレイの常時表示には対応していないものの、持ち上げるだけで時計や通知を表示できる「ピークディスプレイ」という機能もありました。
これらのジェスチャー操作やカスタマイズの殆どは、ホーム画面にある「Moto」アプリから設定可能です。
moto g100があなたに合わせて使いやすくなるので、購入したら是非使ってみてください。
4キャリアに対応したBand構成!楽天回線もOK!
moto g100は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26(Band 18を内包)○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
もちろん技適マークもしっかり表示されますので、日本国内でSIMカードを使って通信してもなんの問題もありません。
実際にSIMカードを入れて動作確認をしてみましたが、クセの強いau回線や楽天回線でも利用可能。
なお、5G回線についてはSub-6のみ利用可能で、ドコモのn79には非対応なのでご注意ください。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | Band 77 ○ Band 78 ○ Band 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | Band 77 ○ |
au回線 | Band 77 ○ Band 78 ○ |
楽天回線 | Band 77 ○ |
大きい、そして重い
moto g100は6.7インチのデイズプレイを搭載しているので、168.38 x 73.97 x 9.69mmとかなりビッグサイズ。
薄型ではなく厚みもそこそこあります。
ただ大きいだけなら慣れで解決できるのですが、moto g100は重い・・・。
ケースなしでも214g、ケースを装着したら232gにもおよびます。
1日中スマホを持っているわけではないので気にならないかもしれませんが、ゲームを長時間するのは少々厳しいかもしれないのでご注意ください。
液晶ディスプレイでも表示は綺麗
moto g100のディスプレイはハイエンドスマホの主流となっている有機ELではなく、IPS液晶。
ただ当然表示が粗いなんてことはなく、どのシーンでも十分綺麗です。
しかもIPS液晶なので視野角も広め。
多少きつい角度から見ても色合いの変化が少なく、暗くなりにくいのが特長です。
サイズは大迫力の6.7インチ。
ベゼル幅も狭く十分な表示領域を確保しています。
5.4インチのiPhone 12 miniと比べると大きの違いがよく分かります。
1度に多くの情報を表示できるので、大画面はシンプルに便利ですよね。
動画視聴やゲームはもちろん、このサイズ感なら2画面表示にしても使いやすいです。
さすがに広すぎるので片手操作は難しいですが、慣れれば文字入力くらいなら片手でもできちゃいますよ。
リフレッシュレート90Hz
moto g100の画面リフレッシュレートは最大90Hz。
1秒間にディスプレイを90回書き換えてくれるので表示が滑らかになります。
スローモーションで比較すると90Hzの方が残像が少ないことが分かるでしょうか。
ただ120Hzほどのヌルヌル感は少なく、画面をスクロールしている時にあ!滑らかかも?と感じることがあるくらいです。
60Hzのスマホと大差があるわけではないので、90Hzを使わずにバッテリー消耗を抑えた方が良いかもしれませんね。
インカメラはパンチホールタイプ
moto g100のインカメラはパンチホールタイプで、ディスプレイ左上に搭載されています。
一般的なスマホはインカメラが1つですが、moto g100は2眼構成。
全画面表示の時に気になるかと心配な部分でしたが、実際使ってみたところ、そうでもありませんでした。
横向きでプレイするゲームでも、インカメラを下に持てば操作する手にかかる部分になるので、支障がありません。
なお、デフォルトの設定では全画面表示はOFFになっているので、インカメラが気にならないアプリに限って全画面表示をONにしても良いかもしれませんね。
moto g100がパソコン代わりになる?Ready For機能
moto g100の面白い機能がReady Forです。
moto g100を映像対応USB-Cケーブルや、USB-C-to-HDMI アダプタでディスプレイと接続すれば、パソコンさながらにmoto g100を操作できるようになります。
実際にReady For機能を使っているところを撮影したので御覧ください。
パソコンを使っているように見えますが、moto g100を操作しているんですよ。
Ready For機能は使いたい用途に併せて4つのモードを使い分けることができます。
例えばBluetoothキーボードをmoto g100に接続してReday For機能を使えば、長文入力が楽になります。
ネットサーフィンしたい場合でも、普通にブラウザを起動するとスマホ版が表示されて変な感じになりますが、PC版を選択すればパソコンのように閲覧できちゃいます。
ディスプレイに映し出した場合の操作は、Bluetoothマウスはもちろん、moto g100自体がトラックパッド代わりになるので便利です。
ただし、ゲームについては操作が困難で、僕が持っているBluetoothコントローラーでは左右が反転してしまってまともにプレイできませんでした。
僕は詳しくないのでハッキリ言えませんが、Bluetoothキーボードとマウスで操作できるゲームであれば、普通にプレイできるんじゃないかと思います。
もし、コントラーラーでもゲームできたよ!っていう方がいたら、コメント欄で教えてください・・・。
わざわざケーブルで繋ぐくらいなら最初からPC使えば良くない?っていう話なんですが、PCを立ち上げるまでもないけど長めの文章を入力したい時や、今すぐ動画を大画面で見たい時なんかに重宝しますね。
Widevine L1なのにモノラルスピーカー
moto g100のデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの動画視聴アプリでは「Full HD」画質で楽しむことが可能です。
ただ、せっかく高画質で動画視聴できるのにmoto g100にはスピーカーが1つしか搭載されていないので、モノラル音声になってしまいます。
特に横向きで動画視聴する場合には、片側からしか音が出てきません。
スマホで動画を視聴するくらいであれば音質までこだわる人は少ないかもしれませんが、個人的にはちょっと寂しいなと思いました。
ゲームもステレオの方が臨場感があって楽しいですからね?
幸いmoto g100にはイヤホンジャックがあります。
動画視聴やゲームを高音質で楽しみたいなら、ヘッドフォンやイヤホンを使いましょう。
防水・おサイフケータイはない
moto g100は基本性能が優秀ではあるものの、付加価値要素が少ない印象です。
5万円台という価格を考慮すれば割り切るべきでしょうが、個人的には防水性能・おサイフケータイ機能がないのは痛いところ・・・。
人によってはワイヤレス充電機能も欲しいかもしれません。
予算内で自分の欲しい機能を全て搭載しているスマホを見つけるのは難しいものです。
もしあなたが防水性能やおサイフケータイを求めているのであれば、他のスマホにしたほうが良いと思います。
例えば基本性能は落ちますが、AQUOS sense4やOPPO Reno5 Aならどちらも対応しています。
iPhoneやPixel 5も全ての付加価値を満たしてくれるスマホですが、予算を超えるので本末転倒になってしまいそうです。
指紋・顔認証の精度は良好
moto g100のロック解除は指紋認証と顔認証。
側面の電源ボタンに指紋認証センサーが搭載されています。
感度は良好で少し触れただけでもロック解除できました。
顔認証はインカメラを使ったタイプ。
精度はまずまずで、マスクを装着していると反応してくれませんが、メガネなら大丈夫でした。
ロック解除までにワンテンポあるのが気になります。
moto g100のスペック表
サイズ | 168.38 x 73.97 x 9.69mm |
重さ | 約215g |
ディスプレイ | 6.7インチ IPS液晶 FHD+(2520×1080) アスペクト比 21:9 408ppi 画面占有率 89.9% |
リフレッシュレート | 90Hz |
OS | Android 11 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 870 |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB UFS 3.1 |
外部ストレージ | 対応(最大1TB) |
リアカメラ(メイン) | 6400万画素 f/1.7 1.4μm |
リアカメラ(超広角・マクロ) | 1600万画素 f/2.2 / 117° 1.0μm |
リアカメラ(深度センサー) | 200万画素 ƒ/2.4 1.75μm |
インカメラ(メイン) | 1600万画素 f/2.2 1.0μm |
インカメラ(超広角) | 1600万画素 f/2.4 / 118° 1.12μm |
ビデオ(リアカメラ) | 6K@30fps 4K@60/30fps 1080P@60/30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps |
バッテリー | 5,000mAh 20W急速充電 |
ポート | USB Type-C |
生体認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM×2 |
2回線同時待ち受け | 可 |
対応Band (赤字が重要Band) | 【3G】B1,2,4,5,8 【4G】B1,2,3,4,5,7,8,12,13,17,18,19,20,26,28,32,34 38,39,40,41,42,43,66 【5G】Sub-6 n1,3,5,7,8,28,38,41,66,77,78 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.1 |
イヤホンジャック | あり |
スピーカー | モノラル |
FMラジオ | なし |
防塵防水 | なし |
NFC | あり |
FeliCa(おサイフケータイ) | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
価格以上に充実したスペック。
ところどころ、あの機能がないっていう部分も見られますが、Snapdragon 870を搭載している点が最大の魅力です。
まとめ:moto g100を買うべき人は?
motorolaのSIMフリースマホmoto g100をレビューしました。
気になる部分はあるものの、約6万円で購入できるスマホの性能をはるかに超えたバジェットスマホ。
格安SIMでSIMカードとのセット販売なら3万円台で買えちゃいます。
基本性能を高さを重視していて、付加価値は必要ないと考えていえる人におすすめのスマホ。
また、ゲーム専用の高性能スマホを探している人にも向いています。
適格で素晴らしいレビューで、とても参考になりました。特にカメラ部分の画像での解説が秀逸です。
おけらさん
嬉しいコメントありがとうございます。
参考にしていただけたようで何よりです!
カメラは本当に苦手なので少しでも分かりやすくお伝えできるように試行錯誤しております・・・。
お役に立てるような記事を増やしていくので、ぜひまたお越しください。
ありがとうございました!
日本で買ったなんですけど、SIMカードは入れなかったら、シャッター音は消すのをできる、だけどSIMカード入れたら、シャッター音の設定はグレーになってて、音はずっとONです。マナーモードにしても聞こえます。
エステカさん
コメントありがとうございました!
大変助かる情報をありがとうございます。SIMカード装着の有無で挙動が変わるのですね!
教えていただいた内容をさっそく記事に追記いたします。
どうもありがとうございました!