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お世話になります。ワイヤレスイヤホン愛好家のガジェットブロガーちびめがね(@chibimeganecom)です。
Edifier WH950NBをご提供いただきました。
2023年2月に発売されたワイヤレスヘッドホンです。
普段ワイヤレスイヤホンを主にレビューしているのでヘッドホンは新鮮。
以前にレビューしたAnker Soundcore Life Q30以来、2回めのレビューになります。

同じ音楽を聴くデバイスであってもイヤホンとヘッドホンは完全に別物。
毎回感じることですが音質が異次元すぎて衝撃を受けます笑
特にEdifier WH950NBは、ハイレゾBluetoothコーデック「LDAC」に対応しているので解像感の高さが際立っていました。
人気のノイキャン性能も優秀で、2万円超えとちょっぴり高い価格であっても十分その価値があると思います。
本記事で実際に使ってみた様子をレビューするので購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・ハイレゾ/LDAC対応 ・解像感高く高音質 ・有線でもハイレゾ ・イコライザー ・強ノイキャン ・通話ノイキャン優秀 ・外音取り込みもGOOD ・十分なバッテリー持ち ・コンパニオンアプリ ・簡単ペアリング ・マルチポイント対応 ・デバイスを探す対応 | ・iPhoneには不向き ・ゲームモード弱い ・マルチポイントでLDAC不可 ・アプリに英語混在 ・防水性能なし |
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Edifier WH950NBのデザイン・サイズ感・付属品
WH950NBはノイズキャンセリング機能搭載し、ハイレゾワイヤレス規格に準拠したEdifier(エディファイア)製のワイヤレスヘッドホンです。
まずは外観や付属品をチェックしていきましょう。
ヘッドホンってファッションアイテム的な部分もあるので見た目も重要ですよね。
デザイン
Edifier WH950NBのカラーバリエーションは黒・白の2色展開。
このうち僕がご提供頂いたのは黒です。
白もめちゃくちゃ気になったんですけどね。無難に黒をチョイス。
女性なら白でもいいかも。オシャレさん。
Theヘッドホン!とも感じるシンプルなデザインでスライダーの付け根にブランドロゴがプリントされております。
ハウジング表面は樹脂製(プラスチックかな?)でレザー風のデザインが施されておりました。
右耳側面には各種操作ボタン、充電用のUSB Type-C端子、LEDインジケーター。
この部分はマットな色合いなので指紋や皮脂汚れが目立ちにくいです。
LEDインジケーターは以下の状態を知らせてくれます。
青色 点滅 | ペアリングモード |
青色 3秒点灯 | 接続完了 |
青色 5秒毎に2回点滅 | 切断 |
赤色 5分毎に2回点滅 | バッテリー残量不足 |
赤色 点灯 | 充電中 |
ちなみに使用中LEDインジケーターを見る機会は殆どありませんでしたね。
左耳には有線接続用の3.5mmジャックを搭載しております。
イヤーパッドには柔らかいプロテインレザー(人工皮革)を採用。触り心地がめちゃくちゃ良いです。
直接肌に触れる部分なので質感は重要なポイントですよね。WH950NBは上質。
低反発素材になっているので押し込むとゆっくり元に戻っていきます。
ヘッドバンド裏面にも同じプロテインレザーが使われているようです。
こちらはイヤーパッドに比べるとペコペコしていました。
ヘッドバンド自体は金属製です。
スライダーの動きも良好。硬すぎず適度に引っかかりがあって使いやすいと思います。
主な素材が樹脂製なので安っぽくなりがちですが、WH950NBはそんな感じはしませんね。ビルドクオリティが高いです。
サイズ感
Edifier WH950NBのサイズは以下のとおり。
- ヘッドホン:193 x 169 x 82mm
- イヤーカップ:95 × 80 × 22mm
この他、ヘッドバンドの幅は約28mmでした。
ヘッドバンドはスライダーによりサイズ調整可能。かなり大きくなりますよ。
- 最小サイズ
- 最大サイズ
ヘッドバンドは折りたたみできませんが、イヤーカップは折り畳めるのでコンパクトに持ち運ぶことができますよ。
重さは実測で293gとしっかりした見た目のわりに軽かったです。
装着感
Edifier WH950NBの装着感は良好です。
イヤーパッドに採用されたプロテインレザーの質感が良く不快な感じがしません。
普段ワイヤレスイヤホンばかり使っているので見た目のパンチは凄いですけどね笑
僕はギュッと密着するように装着するのが好きなんですが、タイトにし過ぎると頭が痛くなることもあると思うので、サイズ調節には注意。
後述しますがノイキャン性能が高いので、閉塞感が強くなる可能性もあります。
自分にフィットしたサイズで長時間使っても疲れないように工夫しましょう。
付属品
Edifier WH950NBの付属品は以下のとおりです。
- マニュアル類
- ハードトラベルケース
- 充電ケーブル
- AUXケーブル
- 航空機用変換アダプタ
専用ケースがるので旅行の時にでも持ち運べるので便利。
付属ケーブルを収納するポケットも付いています。
耐久性のありそうなハードタイプですが表面は布製でいい感じです。オシャレっぽい。
ケーブル等を全部収納した時の重さは実測で508gでした。
充電ケーブルはUSB Type-A to Cのもの。
AUXケーブルは3.5mmタイプで、長さは実測で約135cmでした。
片側がL字になっているのが使いやすいポイント。
この他飛行機のシートで直接使える変換アダプターも付いていましたよ。
Edifier WH950NBの音質をレビュー
ここからはEdifier WH950NBの音質を紹介していきます。
ヘッドホンにしろイヤホンにしろ最も重要なのは当然音質。いくら優れた機能が搭載されていたとしても音質が悪ければ本末転倒です。
なお音質は簡単に数値化できる性能ではないので、あくまで僕自身の感覚・感想です。
また、接続するデバイスによっても音質は変わります。
特にAndroidスマホには「Dolby Atmos」や「Dirac」のような音響技術が標準搭載されているものも多く、常にイコライザーが働いているような状態なのでご注意ください。
良い音!解像感高くバランスの優れた音質
Edifier WH950NBの音質はシンプルに高音質です。
それ以上に端的に表す言葉が見つかりませんね。まぁ良い音なんですよこれが。
そもそも普段ワイヤレスイヤホンしか使ってないので余計にそう感じるんだと思いますが、音の粒がデカくて迫力が凄い。さすが40mmダイナミックドライバーです。
それでいてハイレゾコーデックLDACのおかげで解像感が高くキラキラと音に艶を感じます。
音の傾向的にはバランスタイプです。
特定の音域が強く出るような癖がなく、全音域に渡って良質。
力強い低音に、伸びやかな高音。メインとなるボーカル・ギター・ピアノなどの中音域もクリアで非常に聞きやすいです。
ただし定位感は良好なものの、音場はヘッドホンの割には控えめにも感じました。
Edifier WH950NBは音楽を聞くのが超楽しくなるヘッドホンです。
一度これを使ってしまうと癖になりますね。
今後は移動中はカジュアルにワイヤレスイヤホンで、家に帰ったらEdifier WH950NBでじっくり音楽を体に染み込ませようと思います笑
参考に色んな曲を聴いてみた中から特にマッチしていて感動したものを幾つかご紹介。
みんな大好きZeddの「Stay」。
聴く前から絶対これはハマるだろうなーと思ってたんですが、案の定ビッタリ!
こんな音数多かったっけ?と感じるくらい細かい音までよく聞こえました。
Edifier WH950NBであの頃に好きだった曲を改めて聴いてみると新しい発見があるかもしれませんね。
イヤホンで高音域の表現をチェックする時に聴いているのがHakubiの「Twilight」。
この曲はボーカル片桐さんの高音が特に冴え渡りまくっているのですが、より一層力強く伸びやかに感じることができます。
随所に出てくるウィスパーボイスも吐息を感じるくらいに生々しくて良かったです。
SUPER BEAVERの「グラデーション」は、さらに壮大な曲に感じました。
エンディングに向かって最高潮に達する時には、ぶーやんの声とストリングスが絡み合ってミュージカルさながらに聞こえてきます。ヘッドホンすげぇ・・・。
卓越したラップスキルを持った3人が集結した般若の「土砂降りでも REMIX」もEdifier WH950NBで聴くと印象がかわりました。
当然3人のラップに聞き入ってしまうのですが、トラックのギターが気持ちよく響いていることが分かります。
再生10秒後、ピアノからのチュワーーーンを聴くだけで震えました・・・。
普段聞こえないような音まで聞こえる表現力と解像感の高さがEdifier WH950NBの魅力。
どこかの音域に偏っているわけでもないので、ジャンルを問わずに楽しませてくると思います。
なお、LDACは接続が不安定になるのがデメリットですが、Edifier WH950NBはコンパニオンアプリでサンプリングレートを設定可能。
使っていて途切れやすいと感じたら変更しても良いかもしれませんね。
音質は下がるものの接続が安定するはずです。
イコライザーで自分好みの音質にできる
Edifier WH950NBのコンパニオンアプリにはイコライザーが搭載されているので、音質調整が可能。
予め用意されている2種類のプリセットのほか、自分好みでカスタマイズすることもできます。
カスタマイズイコライザーは「オーディオファン」と名付けられているとおり本格的。
細かに調整できるので自分好みの音を作り出すことができますよ。
個人的にはプリセットの「ダイナミック」が低音が力強くなって相性抜群でした。
iPhoneではLDACを活かせない
iPhoneユーザーでEdifier WH950NBを使ってみたいと考えている人もいるかもしれませんが、残念ながらiPhoneはLDACに対応していないのでご注意ください。
ただ肝心の音質は悪くないです。全く。
確かにAndroidに接続した場合よりも音の輪郭がボヤけていますが、そもそもEdifier WH950NBは良い音を出してくれます。
このため、音質に拘りがある人は別にして、普段使い用ならそんなに気にならないでしょう。
なお、もちろんこれはiPhone限らず、デバイス自体が対応していなければLDAC接続にはなりません。
さらに、LDACに対応しているスマホであってもストリーミング再生では「48kHz/24bitハイレゾ(JEITA定義)」になってしまうことも多いです。
「96kHz/24bitハイレゾ(日本オーディオ協会定義)」に対応しているデバイスは限られているのでご注意ください。
有線でもハイレゾ再生が可能
Edifier WH950NBには3.5mmイヤホンジャックが搭載されているので、有線接続も可能です。
もちろん有線接続でもハイレゾ再生が可能。
有線・無線どちらでもハイレゾに対応しているのはEdifier WH950NBを購入するメリットの1つと言えます。
音質は無線接続よりもさらに解像感が高くなる印象です。
ただし、無線接続よりも迫力が落ちてフラット傾向が強くなる感じがしました。
個人的には無線接続での音の方が好み。イコライザーの影響もあるのかもしれないですね。
なお、有線接続にするとBluetooth機能は自動的に無効に。
音量調整・ANC切り替え以外の操作はできなくなるのでご注意ください。
Edifier WH950NBのノイキャン性能をレビュー
続いて、もはやワイヤレスイヤホンの必須機能になっているアクティブノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能をチェックしていきます。
ノイキャンって安価なイヤホンでも普通に対応するようになりましたよね。
強力なノイズキャンセリング(ANC)
Edifier WH950NBのノイキャン効果は超強力です。
若干サーっとホワイトノイズは発生するものの、ノイキャンを有効にすると分かりやすくエアコンや換気扇の音がスッと消えて静寂な空間に引き込まれます。
もちろん一般的なANCと同じようにカットしてくれる雑音は低音域が中心なのですが、中・高音域にも十分効果が及び、例えばキーボードを叩く音もかなり小さくなりました。
ちなみにこれまで使ってきたワイヤレスイヤホンの中でノイキャン性能が最強なのは「WF-1000XM4」「AirPods Pro(第2世代)」です。

イヤホンと比べるのも変な話かもしれませんが、この2つと比較してノイキャン効果を数値で表すとしたらこんな感じ。
低音域 | 中音域 | 高音域 | |
Edifier WH950NB | 9 | 8 | 9 |
AirPods Pro(第2世代) | 10 | 8 | 7 |
WF-1000XM4 | 9 | 8.5 | 8 |
低音域の雑音カットはAirPods Pro(第2世代)が一番綺麗ですが、高音域をカットする性能は他の2つよりも優れていると感じました。
僕がこれまでレビューしてきたイヤホン・ヘッドホンの中ではトップクラスのANC性能。
音質の変化も少なく、誰が使っても満足できると思います。
3種類のANCモード
Edifier WH950NBのノイキャン性能はかなり高いので、人によっては閉塞感・圧迫感が強すぎると感じることがあるかもしれません。
ただ、Edifier WH950NBには3種類のノイズキャンセリングモードが用意されているので安心です。
- 高ノイズキャンセリング
- 低ノイズキャンセリング
- 風切り音
風切り音モードが最もノイキャン効果が弱くなります。
その一方で風切り音は殆ど気にならなくなるので、屋外で使用する場合にはおすすめです。
あまりにもノイキャン効果が高すぎると危険なこともありますからね。
外部音取り込み効果も高い
Edifier WH950NBには外部音取り込み機能(透過/トランスペアレンシー)も搭載されています。
イヤホンを使いながらでも周囲の音が聞こえやすくなるので、レジでの会計時などに重宝する機能です。
Edifier WH950NBの集音効果はかなり高いです。
もちろん完全に開放感を得られるわけではなく自分の声もこもり気味ですが、装着したまま会話もできちゃいました。
ちなみにこれまでレビューした中で最強の外部音取り込みはAirPods Pro(第2世代)。
イヤホンを付けてないんじゃないか?と思えるくらいに透過性が高いです。

なお、Edifier WH950NBはコンパニオンアプリで外音取り込みモードの強度を6段階で調整可能です。
数値を高くすれば透過性は高くなる一方、マイクで音を拾ってる感も強くなり少々違和感が出てきます。
特に自分の声が変に大きく聞こえるのが変な感じでした笑
通話時のノイキャン性能も超優秀!
Edifier WH950NBにはマイクが搭載されているので、装着したままでも音声通話が可能です。
実際にLINEアプリで通話してみましたが、全く問題なし。
通話相手の音声は綺麗に聞こえ、こちらが話した音声も問題なく聞こえていたようです。
またEdifier WH950NBにはノイキャン(ANC)に加えて通話時のノイズキャンセル機能があります。
この効果がかなり強力!特に注目していなかっただけに衝撃を受けました笑
スピーカーから雑踏音をそこそこ大きなボリュームで流しながらマイクで収録した音声をご確認ください。
参考にこちらはAirPods Pro(第2世代)で録音した音声です。
音質はどちらも変わりませんが、周囲の雑音を消す効果は明らかにEdifier WH950NBの方が優秀。
背景で鳴っている音が全く聞こえてきません。凄すぎる・・・。
音質もそれほど悪いわけではありませんからね。
外出中の音声通話はもちろん、オンラインミーティングやオンライン授業でも活躍できるでしょう。
Edifier WH950NBのバッテリー性能をレビュー
続いてEdifier WH950NBのバッテリー性能を見ていきましょう。
最大55時間の連続再生が可能なバッテリー持ち
スペックによるとEdifier WH950NBの連続再生時間は以下のとおり。
- ANC ON:34時間
- ANC OFF:55時間
1度の充電で55時間も使えるなんて凄すぎますよね!?
本当にこんなにバッテリー持ちが良いのか実際に検証してみました。
- ANC(高) ON
- LDAC接続
- 音量 約50%
自分が普段使っている設定で音楽再生を12時間してみたところ、約70%バッテリーを消耗しました。
- 11:20(100%)
- 23:20(29%)
1時間あたり6%ほどバッテリーを消耗しているようなので、このペースだと17時間ほど連続再生が可能となります。公称値の半分の連続再生時間でした。
おそらくこれはLDAC接続なのでバッテリーの消耗が激しくなったのだと思います。
とは言え、1日2時間使っても1週間以上は充電する必要がないので十分じゃないでしょうか。
充電速度もそれなりに速い
十分なバッテリー持ちのEdifier WH950NBは充電時間も早くて良い感じでした。
実際に20%からフル充電までにかかった時間は50分ほど。
- 23:40(20%)
- 0:30(100%)
1〜2Wなので特に急速充電には対応していないと思いますが、それなりに早いです。
この他、7分の充電で約10時間連続再生できる延命機能も搭載されているとのこと。
Edifier WH950NBのバッテリー性能は優秀と言っていいでしょう。
Edifier WH950NBを実機レビュー
ここからは音質・ノイキャン・バッテリー以外の部分でEdifier WH950NBを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
ペアリングはGoogle Fast Pairで簡単
Edifier WH950NBはGoogle Fast Pairに対応しているのでAndroid端末であればペアリングがめちゃくちゃ簡単です。
電源を入れ表示されたポップアップの「接続」をタップするだけで完了。
製品画像が写真で表示されるので分かりやすいですよね。
Google Fast Pairに対応していないスマホ・タブレットや、iOSデバイスでも難しくありませんよ。
電源を入れ、デバイスのBluetooth設定で「EDIFIER WH950NB」を探してタップすればペアリングが完了します。
各種設定はコンパニオンアプリで
Edifier WH950NBにはコンパニオンアプリ「Edifier Connect」があります。
ノイキャン・イコライザー・モード切替はもちろん、聴覚保護やオフタイマー機能まで用意されておりました。
接続デバイスにもよるのかもしれませんが、ちょいちょい英語が混在しているので分かりにくい部分があるかもしれません。
さらにAndroid端末であれば、通知センターからでも操作が可能です。超便利。
何よりもアプリを使用するのにアカウント登録不要なところが超良いと思いました。
地味にめんどくさくないですか?ユーザー登録って・・・。
デバイスとペアリングさえしていれば、コンパニオンアプリでもEdifier WH950NBを認識してくれるのが簡単に使えちゃいます。
マルチポイントに対応
Edifier WH950NBは複数の端末と接続できるマルチペアリングはもちろん、デバイス間の切り替えが簡単なマルチポイントにも対応しています。
通常複数のデバイスとの接続を切り替えるには、接続中のデバイスとのペアリングを解除しなければ別のデバイスに接続できません。
マルチポイント接続に対応していれば、2台のデバイスに同時接続できるので、切り替え操作不要で音が流れているデバイスに勝手に接続してくれます。
2台目以降のデバイスと接続する場合には、電源ボタンを長押しでペアリングモードになりますよ。
電源オン → 押し続ける → ペアリングモードへ
なお2台のデバイスに同時に接続していても、コンパニオンアプリは1台しか使えないようです。これは仕様なのかな?
また、マルチポイント接続機能を有効にするとLDACが無効になるのでご注意ください。
操作は物理ボタンをプッシュ
音楽再生アプリや通話の操作は右耳に搭載された物理ボタンで行います。
+ボタン 1回押し | 音量上げる |
+ボタン 2秒長押し | 曲送り |
-ボタン1回押し | 音量下げる |
-ボタン2秒長押し | 曲戻し |
電源ボタン 1回押し | 再生/一時停止 通話応答/通話終了 |
電源ボタン 2秒長押し | 電源ON/OFF 着信拒否 |
電源ボタン 6秒長押し | ペアリングモード |
「M」の刻印がされたマルチファンクションボタンでノイキャン等の操作が可能です。
Mボタン 1回押し | ANCモード切り替え |
Mボタン 2回押し | モード切り替え |
Mボタン長押し | 音声アシスタント起動 |
Mボタンに限ってEdifierアプリからカスタマイズできるものの柔軟性は高くありません。
どのモードを有効にするかチョイスできるくらいです。
ゲーム(低遅延)モードを搭載しているが・・・。
ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンはBluetoothで音声データを伝送する使用上、どうしても遅延は発生してしまいます。
特にEdifier WH950NBは遅延が起こりやすいLDACを採用しているので不安な部分です。
ただ実際に試してみたところ、動画視聴については大きな遅延(音ズレ)を感じることはありませんでした。
口の動きとセリフの音声とのリップシンクが気になりません。
モード切替でTheatre Mode(シアターモード)にすると、セリフが聞こえやすくなるのでおすすめです。
ただし、ゲームはかなり厳しいです・・・。
例えば原神では、攻撃ボタンのタップから効果音がするまで僅かな間が発生していました。紛れもなく遅延です。
遅延を80msに抑えてくれるゲームモード(低遅延モード)はあるものの、残念ながら大きな変化は感じませんでした。
僕は多少の遅延があっても無理矢理プレイしちゃいますが、シビアな操作が求められる音ゲーなどには使えないのでご注意ください。
幸いEdifier WH950NBにはイヤホンジャックがあるので、ゲームをする時は素直に有線接続にしたほうが良いでしょう。
これならプレイに支障が出るほどの遅延は感じないと思います。
デバイスを探すに対応
Edifier WH950NBは、Google Fast Pairでペアリングした場合に、Android用の「デバイスを探す」機能に対応していました。
専用アプリやブラウザから最後にスマホとペアリングした場所を表示可能です。
あんまりヘッドホンを紛失する場面はないかもしれませんが、宿泊先のホテルや機内にケースごと置き忘れてしまうことはあるかもしれませんね。
この他、接続圏内であればスマホの設定から音を鳴らすこともできましたよ。
Edifier WH950NBのスペック
サイズ | 193 x 169 x 82mm |
重さ | 296g |
再生時間 | ANC OFF:最大55時間 ANC ON:最大34時間 |
アクティブノイズキャンセリング | あり |
外音取り込みモード | あり |
コンパニオンアプリ | あり |
イコライザー | あり |
空間オーディオ | なし |
低遅延モード | あり |
充電時間 | フル充電:90分 7分の充電で10時間使用可能 |
バッテリー容量 | 不明 |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
Bluetooth | Ver5.3 |
通信距離 | 不昧 |
防水規格 | なし |
チップ(SoC) | 不明 |
Bluetoothプロファイル | HFP/A2DP/AVRCP |
対応コーデック | SBC,LDAC |
ドライバーサイズ | 40mm |
ドライバー感度 | 不明 |
周波数応答 | 20Hz – 40kHz |
インピーダンス | 不明 |
まとめ:Edifier WH950NBのメリット・デメリット・評価
Edifier WH950NBを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
・ハイレゾ/LDAC対応 ・解像感高く高音質 ・有線でもハイレゾ ・イコライザー ・強ノイキャン ・通話ノイキャン優秀 ・外音取り込みもGOOD ・十分なバッテリー持ち ・コンパニオンアプリ ・簡単ペアリング ・マルチポイント対応 ・デバイスを探す対応 | ・iPhoneには不向き ・ゲームモード弱い ・マルチポイントでLDAC不可 ・アプリに英語混在 ・防水性能なし |
評価
(4.5点/5点満点)
やっぱりヘッドホンの音質は凄いです・・・。
普段ワイヤレスイヤホンしか使っていないので尚更そう感じるかもしれませんが別次元の迫力。
しかもただ大きい・迫力があるってだけではなく、解像感の高さも光っていました。
そりゃ良い音に決まってますよね。毎日音楽を聴くのが楽しくて仕方ないです。
もちろんLDACに対応しているデバイスでなければ無線時にハイレゾ音質にはならないですが、よっぽど音質に拘りがある人以外は満足できると思います。
また、ノイキャンもかなり強力なので、長時間フライトなんかでも活躍してくれそうです。
これまで使ってきたイヤホン・ヘッドホンの中でトップクラスの雑音除去性能だと感じています。
Bluetoothの特性上ゲーム時の遅延は気になるものの、有線接続も可能なので使い分ければ大きなデメリットにはなりません。
2万円台半ばと少々手を出しづらい価格ではありますが、自分へのご褒美に上質な音楽体験をプレゼントしてあげてはいかがでしょうか?