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お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Nothing Phone (2)を購入しました。
背面がピカピカ光るNothing Phoneシリーズの2023年最新モデルです。
旧モデルNothing Phone (1)はデザインだけではなく、十分な性能を備えた「使いやすくて良いスマホ」でした。
果たして2号機の実力はどれほどのものなのか?
本記事でNothing Phone (2)を実際に使ってみた様子を詳しくレビューしていきます。
メリット | デメリット |
・7万円台でハイエンド ・便利なGlyphライト ・最高の動作性能 ・重いゲームも遊べる ・可変リフレッシュレート ・長持ちバッテリー ・45W急速充電 ・ワイヤレス充電 ・ワイヤレス逆充電 ・ステレオスピーカー | ・大きい・重い ・望遠カメラ非搭載 ・SDカード非対応 ・eSIM非対応 ・イヤホンジャックなし ・おサイフケータイ非対応 ・防水性能が弱い |
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- Nothing Phone (2)とPhone (1)の違いは?スペックを比較
- Nothing Phone (2)のデザイン・サイズ感・付属品
- Nothing Phone (2)のディスプレイをレビュー
- Nothing Phone (2)の基本性能・動作性能をレビュー
- Nothing Phone (2)のゲーム性能をレビュー
- Nothing Phone (2)のバッテリー持ち・充電速度をレビュー
- Nothing Phone (2)のカメラ性能をレビュー
- Nothing Phone (2)を実機レビュー
- まとめ:Nothing Phone (2)のメリット・デメリット・評価
- Nothing Phone (2)はIIJmioが最安値!
Nothing Phone (2)とPhone (1)の違いは?スペックを比較
Nothing Phone (2) をレビューしていく前に、ザッとどんなスマホなのかスペックを確認。旧モデルNothing Phone (1) のスペックも併せて掲載するので違いをチェックしていきましょう。
製品名 | Nothing Phone (1) | Nothing Phone (2) |
価格 | 8+128GB:73,800円 8+256GB:79,800円 12+256GB:89,800円 | 8+128GB:79,800円 12+256GB:99,800円 12+512GB:109,800円 |
サイズ | 159.2mm 75.8mm 8.3mm | 162.13mm 76.35mm 8.55mm |
重さ | 193.5g | 200.68g |
ディスプレイ | 6.55インチ OLED FHD+(2,400×1,080) HDR 10+ 10bit 402ppi 1,000,000:1 500nit(最大) 1,200nit(HDR最大) Corning Gorilla Glass 5 | 6.7インチ LTPO OLED FHD+(2,412×1,080) HDR 10+ SGSローブルーライト 10bit 394ppi 1,000,000:1 1,000nit(最大) 1,600nit(HDR最大) Corning Gorilla Glass 5 |
リフレッシュレート | 最大120Hz (60~120Hz) | 最大120Hz (1~120Hz) |
タッチサンプリングレート | 240Hz | 240Hz |
OS | NothingOS (Android 12) | NothingOS 2.0 (Android 13) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 778G+ | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 |
RAM | 8GB 12GB | 8GB 12GB |
ROM | 128GB 256GB | 128GB 256GB 512GB |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 IMX766 f/1.88 センサーサイズ 1/1.56 OIS/EIS | 5,000万画素 IMX890 f/1.88 センサーサイズ 1/1.56 OIS/EIS |
リアカメラ(超広角) | 5,000万画素 Samsung JN1 f/2.2 センサーサイズ 1/2.76 FOV 114° EIS マクロ | 5,000万画素 Samsung JN1 f/2.2 センサーサイズ 1/2.76 FOV 114° EIS マクロ |
インカメラ | 1,600万画素 IMX471 f/2.45 センサーサイズ 1/3.1 | 3,200万画素 IMX615 f/2.45 センサーサイズ 1/2.74 |
ビデオ(リアカメラ) | 1080p@60fps 4K,1080p@30fps OIS/EIS | 4K,1080p@60fps 4K,1080p@30fps OIS/EIS |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps | 1080P@60fps |
バッテリー | 4,500mAh | 4,700mAh |
ポート | USB Type-C 33W急速充電 | USB Type-C 45W急速充電 |
ワイヤレス充電 | 15W 5W逆充電 | 15W 5W逆充電 |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM×2 | nano SIM×2 |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band | 5G(Sub6): n1, n3, n28,n41, n77, n78 4G LTE:1, 3, 8,18, 19, 26, 28, 41 3G UMTS (WCDMA): bands 1,6,8,19 2G GSM : 900/1800 | 5G(Sub6): n1, n3, n28,n41, n77, n78 4G LTE:1, 3, 8,18, 19, 26, 28, 41,42 3G UMTS (WCDMA): bands 1,6,8,19 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.2 | Ver5.3 |
位置情報 | GPS(L1&L5) AGPS GLONASS BDS GALILEO QZSS | GPS(L1&L5) AGPS GLONASS BDS GALILEO QZSS NavIC SBAS |
イヤホンジャック | なし | なし |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
FMラジオ | なし | なし |
防塵防水 | IP53 | IP54 |
NFC | あり | あり |
FeliCa | 非対応 | 非対応 |
スペック的に大きな変更点はSoCにSnapdragon 8+ Gen 1を搭載したことでしょう。
Nothing Phone (1)がいわゆるミドルレンジスマホだったのに対し、2022年に発表されたチップセットとは言え、Phone (2)はハイエンドスマホの仲間入り。
僕がレビューしたものの中では以下のスマホに搭載されています。
基本的な動作性能が高くなるのはもちろん、通常は画像処理能力も向上するのでカメラ性能も良くなってそうですね。
にも関わらず価格は79,800円スタートと、Phone (1)から大きく変わっていないのも嬉しいポイントになります。
Nothing Phone (2)は79,800円から?
予想よりも価格が抑えられている印象!
発売が楽しみ?#Nothing #nothingphone2 https://t.co/BXe83kKX7Y— ちびめがね (@chibimeganecom) July 11, 2023
Nothing Phone (2)のデザイン・サイズ感・付属品
まずはNothing Phone (2)の外観・付属品をチェックしていきましょう。
ピカピカ光る背面パネル、Glyph(グリフ)も併せて紹介いたします。
デザイン
Nothing Phone (2)はグレーとホワイトの2色展開。
このうち僕はグレーを購入しました。
容量8GB/128GBの最小構成で公式サイト限定モデルです。
いやぁ・・・。Nothing Phone (1)も超絶かっこよかったんですけど、2代目もめちゃくちゃイケております!
旧モデルから引き続きスケスケの透明デザインですが、基盤などが見えているわけではありません。中央に見えているのはワイヤレス充電用のコイル。
Nothing Phone (1)のデザインを踏襲しつつ、さらに洗練させたようなオシャレ感がありますね。ほれぼれ。
背面左上にはカメラを搭載。旧モデルから引き続きメイン・超広角の2眼構成になります。
レンズの高さは実測で1.5mmほど。そのままデスクに置くとガタついてしまうので、ケースを装着したほうが安心です。傷も付きにくいですしね。
Glyphは後ほど紹介するとして、先に他の部分を見ていきます。
背面パネルにはCorning Gorilla Pillowed Glass 5を採用。
Phone (1)はフラット形状でしたが、Phone (2)はフレームに向かって緩やかに湾曲しています。
透明だからか湾曲した部分が液体のようにトゥルンとして見えるんですよ。なんか可愛い。
ミドルフレームはアルミ製で、100%リサイクル素材を採用とのこと。
ディスプレイを上にして右側面に電源ボタンを搭載。
無駄な装飾がなくてシンプルで凄く良いですね。
左側面には音量ボタンがあります。
ギュッと握ってスクショを撮影できるので好きなボタン配置です。
本体下部にはSIMスロット・マイク・USB Type-Cポート・スピーカーを搭載。
カードスロットはSIMカードを表裏に装着するタイプで、旧モデルに引き続きMicro SDカードは装着できませんでした。残念。
本体上部にはマイクのみでした。
Glyphインターフェイス
Nothing Phone (2)のデザイン面での特徴、ピカピカ光るGlyph Interface(グリフ インターフェイス)をチェックしていきましょう。
光るエリアはNothing Phone (1)と変わりませんが、より細分化されています。
個別設定可能エリアが12箇所から33箇所に増えたことで、アニメーション(光り方)がより多彩になりました。(一般ユーザーが設定できるわけではありません。)
数百万個にも及ぶ小さなLEDが並んでおり動きが超なめらか。
徐々に暗くなっていくような表現も可能です。
設定から明るさの自動調節もできるようになりました。
さらに機能(Glyphでできること)も追加されております。
Phone (1)から引き続き光と音による通知・着信はもちろん、充電メーターやFlip to Glyph(音を鳴らさずに光らせる)はPhone (2)でも利用可能。
Nothing Phone (2)の着信音・通知音をこちらの動画にまとめているのでチェックしてくださいね。
デフォルトで搭載されている着信音/通知音以外に、Glyphコンポーザーで自作することも可能ですよ。
難しくてなかなか良い感じの曲にならないんですが、チャレンジしてみましょう。
登録した連絡先ごとに通知音を変更することや、通知が読まれるまでGlyphを光らせることができるEssential機能もあります。
さらに、Glyphライトのこの部分に機能のアサインも可能です。
伏せたままでも音量を視覚的にチェックできるボリュームメーター。
残り時間を光でお知らせしてくれるGlyphタイマーもあります。
こちらの動画で実際に使っている様子を紹介しているので御覧ください。(該当部分から再生されます。)
どれも絶対に必要な機能ではないものの、あれば便利。
意外とスマホを伏せて置いてる人って多いと思うんですよね。
この他、今後サードパーティー製アプリとの連動も考えられているとのこと。
Glyphはただ光るだけのライトに留まらず、より実用的に進化した印象です。
サイズ感
Nothing Phone (2)のサイズは162.1mm x 76.4mm x 8.6mm。
6.7インチのディスプレイを搭載しているので普通にデカいです。
旧モデルNothing Phone (1)よりもひと回り大きくなりました。
数ミリの差なので使いにくくなった!とは感じませんでした。
手の小さな女性やお子さんには扱いにくいかもしれませんが・・・。
それよりも重さです。
Nothing Phone (1)よりも8gほど重くなって、フィルムを含めて203gとヘビー級。
これにケースを装着したら結構重たくなってしまいます。
付属品
Nothing Phone(2)の付属品は以下のとおり。
- マニュアル類
- USBケーブル
- SIMピン
- ディスプレイ保護フィルム(装着済)
Phone (1)に付いていたUSBケーブルは、ごく普通のタイプでしたが、Nothing Phone (2)のケーブルはオリジナルデザイン。
コネクタが超かっこいいんですよ!使うのがもったいなくなります。
オシャレですねぇ・・・。最高。
SIMピンはPhone (1)と同様のデザインで透明タイプ。
ディスプレイ保護フィルムは購入当初から貼り付けてあります。
フィルムがないんじゃないかと勘違いするほどピッタリ綺麗に貼り付けてあって驚きました。どんな技術なんですかこれ?凄すぎ・・・。
なお、保護ケース・充電器は付属していないのでご注意ください。
公式サイトで純正ケースが販売されているのはもちろん、サードパーティー製のケースもあるようなので購入しておきましょう。
Amazon>>保護ケースの検索結果
ちなみにNothing Phone (2)の外箱も、引き続きペリペリ開封する「お菓子の箱」のようなデザイン。
箱を開ける楽しみは1度しか味わえませんよ。
個人的には普通に蓋タイプで良いじゃないかって思うんですけどね。こう見るとなんだか微妙な気分になります笑
Nothing Phone (2)のディスプレイをレビュー
続いてNothing Phone (2) のディスプレイを見ていきましょう。
ディスプレイはスマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイント。
毎日何度も目にするので綺麗な方が良いですからね。
6.7インチ 有機ELディスプレイ
Nothing Phone(2)のディスプレイは6.7インチの有機EL(OLED)。
Phone (1)よりも0.15インチ大きくなりました。
有機ELパネル特有の黒色表現でシャキッとメリハリのある表示が非常に綺麗です。
- HDR10+
- 10ビット色深度
- SGS ローブルーライト
- 2412 x 1080
- 394 ppi
- コントラスト比 1,000,000:1
スペック的にも十分で動画視聴でもゲームでも満足できるクオリティだと思います。
スマホによっては解像度QHD+なんてのもありますが、FHD+あれば性能としては十分。
Nothing Phone (2) のディスプレイに不満を感じる人なんていないと思います。
なお、僕は初期設定から変えてませんが、好みに合わせて色合い・色温度を変更することも可能です。
明るさは最大輝度1,000nit(HDR時1,600nit)とPhone (1)よりも明るくなっています。
明るさの自動調整も上手で屋外でも見にくいことはありません。
多少暗くはなるものの視野角は広く、きつい角度から見ても問題なし。
ベゼル幅も狭く、Phone (1)から引き続き四辺均一。下部だけ幅が広いタイプより美しいですね。
なおディスプレイにも背面パネル同様「Corning Gorilla Glass 5」を採用。
湾曲の少ないフラットディスプレイも個人的には嬉しいポイントです。
LTPO可変リフレッシュレート
Nothing Phone (2)は120Hz高駆動ディスプレイ。
さらにバックプレーンに「LTPO」を採用し、ダイナミックに設定すれば1Hzから120Hzの範囲で動的に変化する可変リフレッシュレートに対応しております。
ごく一部のハイエンドスマホでしか1Hzを見たことがないので非常に貴重です。
ディスプレイの明るさによってリフレッシュレートの下限が変化するようで、明るさが45%を超えると10Hz、80%を超えると1Hzになりました。
AOD表示中のリフレッシュレートは10Hzでした。ここが1Hzだったらもっと良かったなーとは思います。
ディスプレイの動きや使用中のアプリによってリフレッシュレートが60Hz・90Hz・120Hzで変化することも確認できましたよ。
もちろん120Hz駆動時はスクロールがヌルヌルです。気持ちいい・・・。
高駆動ディスプレイはバッテリーを消耗しがちですが、Nothing Phone (2)ならバッテリー持ちとディスプレイのヌルヌル感を両立できるので優秀です。
なお公式サイトのスペックによるとタッチサンプリングレートは240Hzとのこと。
僕がアプリで測定したところ、瞬間的に最大340Hzほど出ていました。
手動計測なのでどこまで正確なのかは分かりませんが、実際に使っていてもタッチの反応が極端に悪い印象はありませんでした。
操作は両手持ちが基本
Nothing Phone (2) は6.7インチの大画面ディスプレイなので基本的に両手操作。
片手で操作しようとしても指が届きませんからね。
もちろん慣れれば文字入力くらいなら片手でもいけるでしょう。
どうしても片手で使いたい場合には、設定から片手モードを有効にしても良いかもしれません。
両手操作は煩わしいかもしれませんが、その反面、大画面ディスプレイはゲームや動画視聴で活躍してくれます。
特にゲームは高い動作性能でキビキビ動いてくれますからね。
むしろ大画面であることのメリットのほうが大きいと思います。
インカメラはパンチホールタイプ
インカメラはディスプレイ上部中央に搭載。切り欠きを作らないパンチホールタイプ。
小さいので邪魔に感じることは殆どありませんが、横持ち全画面でゲームをする時や動画視聴時に少し気になるかもしれないですね。
ちなみにNothing Phone (1)のインカメラは画面左上にありました。
個人的には中央よりもこっちのほうが好きなんですよね。
ゲームする時に手にかかる部分になるので邪魔になりにくいんです。
まぁインカメラよく写真を撮る人は中央の方が良いかもしれませんが・・・。
常時オンディスプレイ(AOD)に対応
ミドルレンジのスマホだと、搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、終日でも表示可能です。
表示内容は変更できませんが、有効にする時間をカスタマイズすることはできます。
寝てる間にディスプレイに何か表示されてても全く意味がないので、時間指定はしておきたいところ。
もちろんバッテリー消耗を優先するならAODは使わない方が良いです。
ディスプレイのタップでロック画面を表示する設定にもできますからね。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
Nothing Phone (2) はストリーミングサービスで高画質視聴が可能となります。
Netflixの最大再生解像度はFull HD。残念ならがHDR機能は現時点では非対応でした。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでもHD 1080pで視聴可能でした。
なおYouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定可能です。
ただバッテリー持ちを検証している時に、2160pで動画再生しているとアプリが頻繁に落ちてしまいました。
高画質視聴が不安定なことがあるのでご注意ください。
Nothing Phone (2)の基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
Nothing Phone (2)には2022年のハイエンドチップセット「Snapdragon 8+ Gen 1」が搭載されております。
ただし、通常版から性能を落とした「低クロック版」を採用しているとのこと。
最高性能は引き出せないまでも発熱を抑えられるため、安定した動作が見込めます。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.9の総合スコアは962,581点、GPUスコアは448,026点。
高めのスコアになるVer.10では総合スコアが1,167,476点、GPUスコアは439,991点でした。
2023年8月現在のベストスコアが130万点(Ver.9)くらいなので最高レベルとは言えませんが、96万点もあれば十分すぎるほどの性能と言えます。
旧モデルNothing Phone (1)のスコアは約57万点だったので大幅アップです!
ただ低クロック版のせいなのか、同じSnapdragon 8+ Gen 1を搭載したスマホに比べるとスコアは低め。
参考にこれまでレビューしたスマホのスコアは以下のとおりです。
- ROG Phone 6:1,116,376
- Zenfone 9:1,089,458
- Xiaomi 12T Pro:1,059,065
- Galaxy Z Flip4:985,722
- Nothing Phone (2):962,581
最大で20万点ほどの差がありますね。
とは言え、普段使いであればスコアの差なんて全く感じることはありませんよ。
ネットサーフィン、SNS、LINE・メール・動画視聴。
とにかくサクサクよく動いてくれます。
使っていて動作にストレスを感じることは全くありません。
こちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリの結果は以下のとおりでした。
REDMAGIC 8 Pro/Nothing Phone (1)と動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないかもしれないので、旧モデルのNothing Phone (1)・REDMAGIC 8 Proと実際の動作性能を比較してみました。
REDMAGIC 8 ProはSnapdragon 8 Gen 2を搭載しているハイエンドモデルで、AnTuTuスコアは120万点を超えています。
多くの人が閲覧するであろうYahoo! JAPANと楽天市場での表示速度をチェックです。
REDMAGIC 8 Proとはそんなに変わりませんが、Nothing Phone (1)と比べると表示速度が全然違いますね。楽天市場のような画像が多いサイトだと差が顕著です。
Nothing Phone (1)でも十分快適だと思ってたんですが、Phone (2)ならさらにサクサク使うことができちゃいます。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
読み込み・書き込みどちらも十分な速度です。
ストレージ容量は、僕が購入したモデルは128GB。システム領域が17GBあるので実際に使える容量は110GBほどになります。
十分な容量なものの、写真や動画を大量に撮影する人や、複数のゲームを同時進行している人は注意してください。
残念ながらNothing Phone (2)はSDカードを搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
Nothing Phone (2)のゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
普段使いなら十分すぎるほどサクサクな基本性能Nothing Phone (2)はゲームを快適にプレイできるのかチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは53.4
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」のデフォルトグラフィック設定は「中」でした。
そしてグラフィック設定「60FPS/最高」で15分ほどプレイした時のフレームレートの動きがこちら。
平均FPS53.4。最高設定でも十分遊べる結果となりました。
ただプレイ開始から11分くらいまでは殆ど60FPSに張り付いている状態ですが、それ以降は数値が落ちていますね。
内部温度の状況を確認してみると、フレームレートが落ち始めるあたりで最高値になっていました。
このため、高負荷によって内部温度が高くなったために動作性能を制御しているのだと思います。
なおデフォルト設定「30FPS/中」であればフレームレートが極端に落ちることもなく安定。(しかもなかなか敵が倒せず30分プレイしています・・・。)
そして旧モデルNothing Phone (1)で原神を最高設定でプレイした時の平均FPSは38で、戦闘に入るたびにカクつきを感じました。
以上の結果から、Nothing Phone (2)は長時間連続で安定したプレイは難しいまでも、ミドルレンジスマホのゲーム性能は遥かに超えていると思います。
ガチ勢の人には少々物足りないのかもしれませんが、殆どのプレイヤーは満足できるはずです。
なお僕はライトユーザー&PSが低いため、現在稲妻地方を攻略中。このため稲妻地方でデイリークエスト等をこなした結果で、最新マップでの検証はできておりません・・・。
ごめんなさいm(_ _)m
NIKKEの平均FPSは52.6
続いてNIKKEをプレイした結果です。
以下のとおりのグラフィック設定で、迎撃戦と射撃場を3回ずつプレイしています。
- グラフィックオプション:高
- 最大フレーム:60
- 人物解像度:高
- 効果:高品質
平均FPSが52.6とかなり優秀な結果となりました。
時間が経過しても極端にFPSが下がるわけでもなく、これまでレビューしてきたスマホの中でもトップクラスの安定感です。
トップランカーの人でも満足できる結果じゃないでしょうか。
当ブログではゲームのFPS計測にPerfDogを使用しています。
iOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。
15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。
公式サイト>>WeTest PerfDog
発熱の影響がありそう・・・。
原神を最高設定でプレイした時、内部温度が高くなると動作性能が落ちていました。
ただ、背面温度は43℃程度とそこまで高くはありません。
あまりに発熱が酷いと持てなくなることもありますからね。
試しにAnTuTuベンチマーク(Ver.9)を5回連続で回した結果は以下の通り。
1回目の計測ではしっかり性能を発揮しているようですが、2回目以降はスコアが低下していました。(2回目・4回目の温度上昇の結果表示がちょっとおかしいですが・・・。)
Nothing Phone (2)は高い負荷による発熱で本来の性能が発揮できない場合があるようです。
ただ性能が低下したと言ってもAnTuTuスコア80万点を超えているわけですからね?
実際の使用感が悪くなるほどではないとは思います。
ベンチマークアプリを連続で回す人もいないでしょうし笑
Nothing Phone (2)のバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてNothing Phone (2)のバッテリー持ち・充電速度を見ていきましょう。
PCMarkバッテリーテストのスコア
Nothing Phone (2)のバッテリー容量は4,700mAhとスペック的には十分な容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので、通常利用時におけるバッテリー持ちとして信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさは50%固定、リフレッシュレートを60Hz・120Hz・ダイナミックに設定して計測した結果が以下のとおり。
120Hz固定でも17時間超えのスコア。ハイエンドSoCを搭載していながらも超優秀な結果になりました。
よっぽど長時間ゲームをするなら話は別ですが、ごく普通に使う分には外出先で充電を気にすることなく1日余裕で使えるバッテリー持ちです。
60Hz固定の方がバッテリー持ちは当然良いですが、個人的にはダイナミックが動作性能とバッテリー持ちのバランスが良いのでおすすめです。
ちなみにNothin Phone (1)はエラーを吐いてしまってスコアを計測できませんでした・・・。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
スコアだけではピンと来ない人もいるかもしれないので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まず1時間Amazonミュージックで音楽を聴いた結果、バッテリー消耗は1%未満。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗3%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は16%でした。
24時間一切触らずに放置してみたところ、バッテリーは3%消耗しました。
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 1% | 約100時間 |
動画再生 1時間 | 3% | 約33時間 |
原神 1時間 | 16% | 約6時間 |
24時間放置 | 3% | 約33日間 |
旧モデルNothing Phone (1)と比較するとこんな感じです。
使用時間 | Nothing Phone (2) | Nothing Phone (1) |
音楽再生 1時間 | 1% | 2% |
動画再生 1時間 | 3% | 7% |
原神 1時間 | 16% | 16% |
24時間放置 | 3% | 4% |
Phone (1)のバッテリー持ちもかなり良かったのですが、Phone (2)はさらにそれを上回っています。
旧モデルよりも高性能のチップセットを搭載していながらバッテリー持ちが良くなるってどういうことなんでしょうね?凄すぎます・・・。
もちろん重いゲームをプレイするとバッテリーをグングン消費していきますが、通常使用でバッテリー消耗を心配する必要はありません。
45W急速充電に対応
Noting Phone (2)は45W急速充電に対応しています。
Nothing純正充電器(最大45W出力)で試してみたところ確かに40〜42Wほどで充電できていました。
実際にバッテリー残量20%の状態から100%になるまでの時間を計測してみたところ、55分ほどでフル充電完了。
もちろん、さらに早く充電できるスマホもありますが、個人的にはこれくらいでも十分だと思います。
寝落ちしちゃって朝スマホのバッテリーが殆どない状態でも、出かける準備をしている間にある程度充電できているので安心です。
なお、残念ながら充電器は付属していないので自分で購入する必要があります。
15Wワイヤレス充電に対応
Nothing Phone (2)はQi(チー)ワイヤレス充電に対応しています。
しかも充電速度も最大15Wと急速。
僕が試した中ではGoogle純正のワイヤレス充電器「Google Pixel Stand」を使った時が1番早く、12Wほどで充電できていました。
AppleのMagSafe充電器では7W程度になってしまいます。
使用するワイヤレス充電器によって充電速度が変わるのでご注意ください。
フル充電までの時間は有線に比べるとのんびり。
5%からフル充電まで140分ほどかかっていました。
普段は有線充電を使って、寝る前はワイヤレス充電スタンドに置くなんて使い方が良いかもしれませんね。
5W逆充電(リバースチャージ)に対応
Nothing Phone (2)は、Phone (1)から引き続きリバースチャージ(逆充電)にも対応しています。
バッテリーシェアを有効にしてワイヤレス充電対応デバイスを乗っけるだけでOK。
充電速度は5Wと控えめなものの、緊急時にバッテリーを「おすそ分け」できるので重宝しますよ。
Nothing Phone (2)のカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
Nothing Phone (2)で実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
なお僕は基本的にシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
作例を紹介する前にカメラアプリを少しだけご紹介。
Nothing Phone (2)のカメラアプリは超シンプルですが、見た目にオリジナリティがあって良いですね。
超広角カメラと2倍ズームへのアクセスはワンタップ。長押しして指をスライドするとその他の倍率でも撮影可能です。片手操作もOK。
自分好みに調整しながら撮影できるエキスパートモードもあります。
スクショ音は設定から消すことができますが、シャッタ音ーはSIMカードが入っていると項目がなくなり消せなくなります。残念。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用にNothing Phone (1)・Pixel 7Proで撮影した写真も併せて掲載していきます。
Nothing Phone (1)よりも明るく鮮やかに撮影できるようです。コントラストも少し強くなっているように感じます。
ただ明るい場面なら、どのスマホでも綺麗に撮影できますね。
違いがあったとしても些細なものなので気にしなくてもいいでしょう。気にならない。
オートHDRの性能を確かめるために逆光のシーンでも撮影してみました。
他の2つよりも影になっているところを明るくする調整が強く感じます。
かと言って空が白飛びするわけでもないので良い感じですね。
メシウマ写真はどうでしょう。室内なので少し暗いですがチェック。
色合いの問題なのか個人的にはPixel 7 Proの仕上がりが好きです。
Nothingスマホは黄色が強く出ているような気がします。
メインカメラ(夜景モード)の作例
Nothing Phone (2)には低照度下でも綺麗に撮影できるナイトモードが搭載されています。
光量が足りないシーンでは画面に三日月マークが表示。
動画やポートレートなどのように撮影モードを切り替えるわけではないので注意しましょう。
ナイトモードを使えば暗い場面でも明るく撮影できるようになりますが、このシーンでは街灯が明るくなりすぎてしまいました。
それなりに光量があれば通常モードでも綺麗に撮影できます。
ただナイトモードを使ったほうがライトの光なんかを抑えてくれるのでバランスの取れた写真になることが多いようです。
なおナイトモードではなく、通常のフラッシュ撮影ももちろん可能です。
Glyphをライト代わりに使えば明るさが穏やかになります。
引き続き他のスマホと比較していきましょう。
他のスマホよりも全体的に明るくなる傾向があり「夜景を綺麗に撮ってる感」が強いので、シーンによっては不自然に感じることがあるかもしれません。
自然に綺麗な夜間撮影ができるのはPixel 7 Proなんだと思います。
明暗差のあるシーンでも撮影してみました。
この場面で1番雰囲気があるのはNothing Phone (1)のように思いますが、どうでしょう?ちょっと暗すぎますかね?
このシーンでもNothing Phone (1)がHDR性能の高さを発揮している気がします。
Nothing Phone (2)は夜間に明暗差のあるシーンは得意じゃないかもしれません。
高画素モード(50MP Ultra HD)の作例
Nothing Phone (2)はメインカメラ・超広角カメラともに5,000万画素での撮影も可能。
通常撮影では4つの画素を束ねて1,250万画素にすることで感度を上げています。
画素数が多いほうが高精細に撮影できるような気がしますが、果たしてどれほど違うのでしょうか?
ブログ掲載用にリサイズしちゃってるのもありそうですが、全く違いが分かりませんね笑
ただ、高画素での撮影はトリミングで活かされます。それぞれの写真で同じ部分をトリミングした結果がこちら。
僅かに50MPモードの方が解像感が高いのが分かります。
例えば、高画素モードで広めに撮影しておいて、後から必要な部分だけを切り出す時なんかに効果的です。
ただファイルサイズが大きくなってしまうので、通常は使わないほうが良いでしょう。
デジタルズーム(最大10倍)の作例
Nothing Phone (2)には望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大10倍まで引き伸ばしての撮影になります。
2倍ズームは「超高解像ズーム」とのことなので、5,000万画素をクロップして撮影しているようです。
10倍ズームだとさすがに厳しい感じになっちゃいますが、5倍ズームくらいまでだったら実用的かと思います。
2倍ズームが綺麗に撮影できると被写体から離れていても綺麗に撮影することが可能です。
例えば食べ物を近くで撮影したい時なんかにボケちゃうことがありますよね。
これはこれでありなこともあるんですが、全体をハッキリ撮影したい時は少し離れて2倍ズームを活用してあげましょう。
多少色味が変わってしまうものの、意図した写真になるんじゃないでしょうか。
他のスマホの10倍ズームは以下の通り。
Pixel 7 Proは望遠カメラを搭載していることもあり、解像感がバリバリに高くて段違いに綺麗ですね。これはやばい・・・。
Nothing Phone (1)の10倍ズームよりはPhone (2)の方が綺麗な気がします。
ナイトモードでもズームで撮影してみました。
光量が少ないですからね。こんな感じになっちゃうのも仕方ないでしょう。
やっぱりPixel 7 Proの望遠性能は異常に高いですね笑
超広角カメラの作例
Nothing Phone (2)は5,000万画素の超広角カメラも搭載しております。
メインカメラ同様に通常撮影ではピクセルビニングで1,250万画素にしているようです。
広大な風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するのが超広角カメラ。
メインカメラとの画角の違いはこんな感じになっております。
スペックによるとFOVは114°とのことです。
他のスマホと比較しながら作例を見ていきましょう。
一般的に超広角カメラはメインカメラよりも質感が落ちることが多いのですが、Nothing Phone (2)は十分綺麗に撮影できました。
Nothing Phone (1)に比べると少々コントラストが強く感じます。
これだけ撮れていれば困ることもないんじゃないでしょうか。
超広角カメラでもナイトモードで撮影できます。
Nothing Phone (1)よりも明るく撮影できるものの、外側がボヤボヤっとしてしまうのが気になりました。
安定しているのはやっぱりPixel 7 Proですね。
マクロモードの作例
使う機会は多くないかもしれませんが、Nothing Phone (2)は超広角カメラを利用したマクロ撮影も可能です。
一般的にマクロカメラが搭載されていても200万画素くらいでしか撮影できず、仕上がりがイマイチなことが多いのですが、Nothing Phone (2)のマクロモードは解像感があって綺麗です。
ポートレートモードの作例
Nothing Phone (2)にはもちろんポートレートモードもあります。
あなたは使っていますか?僕は全く使わないんですけども・・・。
深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、被写体との切り分けもそれなりに上手です。
もちろん人物以外の被写体にもボケモード的に使用可能。
等倍と2倍にワンタッチで画角を切り替えることができました。
インカメラの作例
Nothing Phone (2)のインカメラは3,200万画素。リアカメラと異なりピクセルビニングがないのでデータサイズがそこそこ大きくなりがちです・・・。
個人的には利用機会がほぼないのですが、これくらい撮影できていれば十分じゃないかなーと思いました。
いわゆる美顔モードは「自然」「強調」の2種類。
顔の大きさや輪郭など細かな調節はできないのでAIまかせになります。
もちろんインカメラでもポートレート撮影が可能。
距離に応じた自然なボケと言うよりは、被写体以外をバツっとボケさせる感じですね。
動画撮影の作例
Nothing Phone (2)で動画撮影もしてみました。
参考に旧モデルNothing Phone (1)とiPhone 14 Proで撮影した動画も続けて収録しています。
日中は4K@60fps、夜間は4K@30fpsで撮影しました。(Nothing Phone (1)は最大4K@30fps)
明るいシーンではメイン・超広角ともに綺麗に撮影できています。
Nothing Phone (1)よりも明るくなった一方で手ぶれ補正が弱くなった印象です。
夜間もNothing Phone (1)よりも明るく撮影できるようになりました。
ただiPhone 14 Proほど綺麗ではなくノイジーになってしまいます。(相変わらずiPhoneはゴーストが強く発生しますね・・・。)
超広角カメラは夜間撮影が苦手なようで殆ど真っ暗に。綺麗に撮影したい場合にはそれなりに明るさが必要になります。
Nothing Phone (2)を実機レビュー
ここからはNothing Phone (2)の動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
Android 13ベースのNothing OS 2.0
Nothing Phone (2)に搭載されているOSはAndroid 13をカスタマイズしたNothig OS 2.0。
基本的にはピュアAndroidに近い使い心地ですが、デザインが大きくカスタマイズされているのが特徴的です。
ネットワーク関連・Bluetooth設定へのアクセスが簡単になりつつも、起動中アプリの一括消去は1番端っこになっていましたね笑
Nothing OS 2.0は初代1.0に比べてデザインが洗練されたことに加えてNothingウィジェットが増えております。
モノクロ仕様のホーム画面にNothing製のアイコンパックを並べればオシャレな雰囲気に。
Nothing Icon Pack
NOTHING TECHNOLOGY LIMITED無料posted withアプリーチ
サードパーティー製の非対応アプリが白黒反転しちゃうのはちょっとアレですが・・・。
アイコンフォルダのカスタマイズも可能でアプリアイコンを見せずにドットイラストにすることもできちゃいます。可愛いですねぇ・・・。
これまで4つしかなかったNothingウィジェットも大幅に増加。増えたというか、正確に言えばクイック設定ウィジェットに様々な機能・アプリをアサインできるようになりましたよ。
2023年9月のシステムアップデートではコンパスウィジェットが追加されました。
Nothing Phone (2)のウィジェットに
コンパス追加!かわいい?
Nothing OS 2.0.3に入ってます? pic.twitter.com/nVQfgeolTU
— ちびめがね (@chibimeganecom) September 13, 2023
さらにNothingウィジェットはロック画面に設置することもできちゃいます。
ロック画面ショートカットと合わせればかなりカスタマイズ性が高いですね。
いかんせん日本語だとドット文字にならないので寂しくはあるのですが、使ってて楽しいOSがNothing OS。
このワクワク感が他のスマホにはないオリジナル要素だと思います。
なお、公式サイトによるとNothing Phone (2)のサポート期間は以下のとおりでした。
- Androidアップデート:3年間
- 2か月に1回のセキュリティパッチ:4 年間
デュアルアプリ/マルチユーザー対応
Nothing Phone (2)にはジェスチャー操作等の特殊機能がそれほど多く搭載されておりません。
その代わりGlyphがあるので十分特殊機能と言えるかもしれまえんが・・・。
ただ電源ボタン2回押しでカメラの起動や、画面分割機能・フローティングウィンドウ(ポップアップ表示)には対応しています。
また、Nothing Phone (1)には搭載されていなかったデュアルアプリ(クローンアプリ)に対応しました。
推奨アプリはX(旧Twitter)とYouTubeだけのようですが、その他のアプリでもクローンを作成することができました。
例えばLINEアプリが2つ作れるので、1台のスマホでアカウントを2つ使い分けることができちゃいます。
また、Android標準の複数ユーザー機能も使用可能です。
生体認証は指紋認証&顔認証
Nothing Phone (2)の生体認証は指紋認証と顔認証。
指紋認証センサーはディスプレイ内蔵タイプです。
感度良好で少し触れただけでもロック解除できます。
顔認証はインカメラを使った簡易的なもの。
一瞬ロック画面が表示されますが反応もそこそこ良いです。
iPhoneのようにロック画面に留まることもできますし、設定でロック画面をすっ飛ばすことも可能です。
デュアルスピーカーでステレオサウンド
Nothing Phone (2)には上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しめます。
左右のバランスは悪くないですが低音は控えめな印象です。
とは言え、モノラルサウンドとは雲泥の差。よほど音質に拘る人でなければ、十分楽しめると思います。
なおサウンド設定から「拡張されたオーディオ」としてDirac Audioを有効にもできますが、効果はよくわかりませんでした笑
LDAC・LHDC・aptX Adaptiveに対応
残念ながらNothing Phone (2)にはイヤホンジャックが搭載されていないので、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応しているのは以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:◯
- LDAC:○
- LHDC:◯
現在主流のBluetoothコーデックにはフル対応。LDACはもちろん、aptX Adaptiveにも対応しているのが嬉しいポイントです。
またLHDCにも対応している希少なスマホの1つでもあります。
Nothing製のワイヤレスイヤホンear (2)のコーデックがLHDCだったので、やはり親和性が高いですね。
なおAmazon Musicのストリーミング再生では「24bit/48KHz」(JEITA定義ハイレゾ)が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思います。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質のに拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
Nothing製ワイヤレスイヤホンとの連携が抜群
基本的にどんなワイヤレスイヤホンでも使えますが、せっかくなら同じNothing製のワイヤレスイヤホンを使いたいところ。
通常Nothing製のワイヤレスイヤホンはコンパニオンアプリ「Nothing X」で各種設定を行いますが、Phone (2)ならOSのBliuetooth設定にも組み込まれます。
LHDCに対応していることも紹介したとおり、他社製のワイヤレスイヤホンよりも親和性が高いのでおすすめです。
4キャリアに対応したBand構成
Nothing Phone (2) は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26(Band 18を内包)○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
楽天回線にももちろん対応。こちらの記事で実際に楽天モバイルを使ってみた様子をレポートしているので、参考に御覧ください
また、少しずつ普及してきた5G通信(Sub-6)にも対応しています。
ドコモの「n79」には非対応なところは注意です。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
スマホライトユーザーは特にそうですよね?一度購入したら長く使う人が大半です。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもNothing Phone (2)なら対応できちゃいます。
まとめ:Nothing Phone (2)のメリット・デメリット・評価
Nothing Phone (2) を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
Nothing Phone (2) を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・7万円台でハイエンド ・便利なGlyphライト ・最高の動作性能 ・重いゲームも遊べる ・可変リフレッシュレート ・長持ちバッテリー ・45W急速充電 ・ワイヤレス充電 ・ワイヤレス逆充電 ・ステレオスピーカー | ・大きい・重い ・望遠カメラ非搭載 ・SDカード非対応 ・eSIM非対応 ・イヤホンジャックなし ・おサイフケータイ非対応 ・防水性能が弱い |
評価
総合評価:(4.5点/5点満点)
デザイン | ★★★★★ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
ディスプレイ | ★★★★★ |
動作性能 | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★☆ |
バッテリー性能 | ★★★★☆ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★☆☆ |
旧モデルPhone (1)も使いやすくて良いスマホだと感じていましたが、Nothing Phone (2)はさらにパワフルになっており、原神のような重いゲームでも普通に遊べちゃいました。
高い動作性能でありながらバッテリー持ちが良くなっている点も評価できるポイントです。
透明で背面がピカピカ光るだけの「おもしろスマホ」ではなく、しっかりハイエンドスマホしております。
それで価格が79,800円スタートなんだから超高コスパ。
なるべく安く動作性能の高いスマホが欲しい人におすすめの1台です。
分かりやすく進化しているので、現在Nothing Phone (1)を使っている人の買い替えも全然ありだと思います。
日本でも正式に発売してくれるのはマジで嬉しいので、3号機は「おサイフケータイ」に対応してほしいところ。あわよくばIP68防塵防水もよろしくお願いします!
Nothing Phone (2)はIIJmioが最安値!
Nothing Phone (2)はいわゆるSIMフリーモデルなので、公式サイトのほか格安SIMでも購入可能。
なるべく安く買いたい場合には、格安SIMで音声通話SIMとのセット購入がおすすめです。
IIJmioでの販売価格
現在Nothing Phone (2)を取り扱っている格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
販売サイト | 通常価格 | 最安価格 |
公式サイト | 12+256GB 99,800円 12+512GB 109,800円 | 12+256GB 99,800円 12+512GB 109,800円 |
IIjmio | 12+256GB 99,800円 12+512GB 109,800円 | 12+256GB 89,800円 12+512GB 99,800円 |
MNPによる限定価格ですが、IIJmioでの販売価格は89,800円から!
公式サイトよりもジャスト1万円安く買えちゃいます。
IIJmio>>Nothing Phone (2)
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 | データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・4GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、2022年6月1日からはデータシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
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