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お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
OPPO Find X8をお借りしました。
2024年12月に発売されたOPPO製ハイエンドスマホの最新モデルです。
OPPOがFind Xシリーズを発売するのは実に3年ぶり。待ちに待ったフラッグシップモデルがついに日本で発売です。
僕はこれまで様々なOPPOスマホをレビューしていますが、ハイエンドモデルを使わせて頂くのは今回が初めて。
OPPO Find X8を手にした瞬間はちょっと緊張感すらありました。ドキドキ・・・。
国内に投入されるならFind X8 Proの方が良かった!なんて声も聞きますが、果たして実力はどれほどのものなのか?
本記事でOPPO Find X8を実際に使ってみた様子を詳しくレビューしていきます。
メリット | デメリット |
・薄型・軽量のサイズ感 ・高級感溢れるデザイン ・見やすいディスプレイ ・最高の動作性能 ・最強のカメラ性能 ・長持ちバッテリー ・80W急速充電 ・50Wワイヤレス充電 ・ステレオスピーカー ・IP69&MIL規格 | ・テレマクロなし ・おサイフケータイなし ・イヤホンジャックなし ・SDカード非対応 ・充電器なし |
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OPPO Find X8のデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはOPPO Find X8の外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
OPPO Find X8のカラーバリエーションは以下の2色。
- スターグレー
- スペースブラック
このうち今回お借りしたのはスターグレーです。
パッと見ただけで高級感を感じる美しいデザイン。さすがフラッグシップモデルです。
背面パネルは質感の高いマットなガラス製。指紋が全く目立ちません。
光の反射で穏やかに輝く感じが最高にオシャレ。所有欲が満たされます。
そして上部には目を引き付けるカメラユニットを搭載。インパクトが強いこのデザインをOPPOは「コスモリングデザイン」と名付けているそうです。
中央にはHasselblad(ハッセルブラッド)のロゴが輝いております。
4眼カメラに見えますが、1つはフェイクなので3眼構成。メイン・超広角・望遠、いずれも5,000万画素になります。
カメラユニットの出っ張りは実測で約3mm。意外と抑えられている印象です。
Xiaomi 14 Ultraは6mmほど出ていましたからね笑
背面パネルの形状は湾曲のないフラットタイプ。ミドルフレームはアルミ製でヘアライン加工っぽいのが良い感じです。
フレームの無骨さと背面パネルの美しさとの対比がめちゃくちゃかっこいい。
ディスプレイを上にして右側面に音量ボタンと電源ボタン。
どちらもかなり上の方にあるので最初は戸惑うかもしれません。
そして左側面にはアラートスライダーを搭載。
着信音モード・バイブレーションモード・サイレントモードを物理的に切り替えることが可能です。
iPhoneにサイレントスイッチがありましたが、Androidでアラートスライダーが搭載されたスマホはこれまで日本になかったんじゃないでしょうか?
本体下部にはカードスロット・マイク・USB Type-Cポート・スピーカー。
カードスロットはSIMカードを表裏に装着できるタイプで、残念ながらSDカードには非対応です。
上部にはマイクと赤外線ブラスターがありました。
サイズ感
OPPO Find X8のサイズは157×74×7.9mm。
6.6インチのディスプレイを搭載している割にはコンパクトな印象。7.9mmと薄型なのも嬉しいポイントです。
iPhone 16(6.1インチ)、Pixel 9 Pro(6.3インチ)と比べるとこんな感じ。
それほど大きくないのが分かりますでしょうか?
重さも実測で193gと軽量。6インチ超えのディスプレイを搭載していながら200gを切っているのは十分軽いと思います。
大画面ディスプレイでありながら扱いやすいサイズ感なのはOPPO Find X8の魅力の1つ。個人的にお気に入りのポイントです。
付属品
OPPO Find X8の付属品は以下の通り。
- クイックガイド・安全ガイド
- SIMピン
- 保護ケース
- 保護フィルム
残念ながら「充電器」「充電ケーブル」は付いてないのでご注意ください。
特にOPPO Find X8が対応している80W急速充電を使うには専用充電器・充電ケーブルが必要になります。
公式サイト>>SUPERVOOC 80W 急速充電アダプター
保護ケースは透明のソフトタイプ。結構ペラペラなので耐久性は低いかも。
とは言えカメラユニットの出っ張りは守ってくれるので装着しておきましょう。
保護フィルムは購入時から貼り付けられています。
OPPO Find X8のディスプレイをレビュー
続いてOPPO Find X8のディスプレイを見ていきましょう。
毎日何度も目にするディスプレイは、スマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイントです。
ディスプレイサイズは6.6インチ
OPPO Find X8のディスプレイサイズは6.6インチ。
本体サイズから想像するより大画面ですが、それを可能にしたのが極細ベゼル。
なんと画面占有率は脅威の94.3%に及びます。
4辺全てが約1.45mmとめちゃくちゃ細く、均整が取れていて非常に美しいです。
また、インカメラはパンチホールタイプで上部中央に配置されております。
横持ちで全画面で動画を見ても、そこまで気になりませんでした。
コンパクトに感じてもサイズ的には大画面。操作は基本的に両手になるでしょう。
片手だと指が端まで届きませんからね。
サイズの割に軽いので文字入力くらいなら片手でもいけました。ただ高級スマホを落として傷だらけにしても切ないので無理せず両手で使いましょう。
湾曲のないフラットディスプレイも保護フィルムが貼りやすくて個人的に嬉しいポイント。
カバーガラスにはCorning Gorilla Glass 7iが採用されているので耐久性にも優れております。
画面解像度 2,760×1,256
OPPO Find X8の画面解像度はFHDを大きく超える2,760×1,256。
何を表示させてもめちゃくちゃ綺麗です。
有機ELディスプレイ特有の黒色表現でシャキッとメリハリの効いた贅沢な表示。
- 460PPI
- 100% DCI-P3
- 10億7,000万色
- HDRサポート
- Dolby Visonサポート
スペック的にも十分で不満を感じる部分がありません。
ちなみに画面解像度は設定から切り替えが可能。
極端に違いを感じることはないのでバッテリーの消耗が激しいと感じたら「発生率が高い」にしてあげても良いでしょう。(発生率ってなんだろう?笑)
また、僕は購入したままの状態で特に不満はありませんでしたが、色合い・色温度を好みに合わせて調節することも可能です。
動画向けの設定項目もあるので、動画視聴が好きな人はチェックしておきましょう。
十分な明るさで屋外でも見やすい
OPPO Find X8ディスプレイの明るさは、通常輝度800nits/日光下1,600nits/HDR輝度4,500nitsと十分な明るさ。
屋内ではもちろん、屋外の直射日光下でも見づらくなることはありませんでした。
多少暗くはなるものの視野角の広さも十分で、ごろ寝スマホとしてもバッチリ。
リフレッシュレート120Hz対応
OPPO Find X8の画面リフレッシュレートは120Hzをサポート。
1秒間に最大120回書き換えてくれるので表示がヌルヌルと滑らかになります。
残念ながらLTPOディスプレイではないものの、ディスプレイの動きやアプリに合わせて60Hz/120Hzの自動切り替えは可能。アプリごとにリフレッシュレートを設定することもできました。
高い動作性能に加えてディスプレイが高駆動なので、とっても気持ちよく動いてくれます。
これはハイエンドモデルならではのスマホ体験と言えるでしょう。
ディスプレイ常時表示に対応
OPPO Find X8は有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(Always On Display/常時表示ディスプレイ)に対応しており、ロック画面で時計等を表示し続けることが可能です。
スマホによっては、搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、終日でも表示可能。表示内容をカスタマイズすることもできます。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
OPPO Find X8のデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、ストリーミングサービスで高画質視聴が可能です。
Widevine L1は、Googleが開発したデジタル著作権管理(DRM)技術の最高レベルのセキュリティ規格です。ストリーミングサービスやコンテンツプロバイダーが提供する高品質な動画コンテンツを不正コピーや無断視聴から保護するために使用されます。Widevine L1では、デバイスのハードウェアレベルで暗号化と復号化のプロセスが行われるため、非常に高度なセキュリティを実現し、4K解像度やHDRなどの高品質コンテンツの配信が可能となります。Widevine L1に対応したデバイスは、専用のセキュアチップを搭載しており、暗号鍵や復号されたコンテンツがデバイスの安全な領域内でのみ処理されるため、ソフトウェアベースの攻撃に対して極めて高い耐性を持っています。ただし、すべてのデバイスがWidevine L1に対応しているわけではなく、L2やL3といった下位レベルの規格も存在し、デバイスの性能や用途に応じて使い分けられています。
Netflixの最大再生解像度はFull HD。HDR 10/Dolby Visionにも対応しているのはさすがハイエンドモデルと言ったところですね。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでもHD 1080pで視聴可能。YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できました。
いつでもどこでも高画質で動画視聴できるのはOPPO Find X8のメリットの1つです。
USB Type-Cからの映像出力はできない
残念ながらOPPO Find X8は、USB Type-Cポートからの映像出力(DP ALT MODE /DisplayPort Alternative Mode)に対応していませんでした。
USB Type-CポートがUSB2.0なので仕方がないですね。
映像出力ができないことに加えて、データ転送速度もUSB 3.0に比べて遅くなるのでご注意ください。
OPPO Find X8の基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
OPPO Find X8には「Dimensity 9400」が搭載されております。
公式サイト>>Dimensity 9400
2024年10月に発表された台湾MediaTek製のチップセットで、3nmプロセスを採用したフラッグシップモデル。Qualcommeの「Snapdragon 8 Elite」と並ぶハイエンドスマートフォン向けのSoCになります。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは2,383,256点、GPUスコアは1,205,766点。
旧世代のVer.9では総合スコアが1,322,755点、GPUスコアは673,959点という結果になりました。
脅威の238万点!当然これまでレビューしたスマホの中でも最高スコアになっております。
- OPPO Find X8:2,383,256
- REDMAGIC 9 Pro:2,191,182
- ROG Phone 8:2,155,504
- Zenfone 11 Ultra:2,093,968
- Xiaomi 14 Ultra:2,030,793
1年前のゲーミングスマホのスコアをサクッと追い越しちゃうんだから凄いですよね笑
ちなみにAnTuTu Ver.9のスコアはエラーが出ているので不正確だと思います。(そろそろ検証するの止めようかな。)
AnTuTuスコアで70万点もあれば普段使いで困ることはないので、言うまでもなく何をやっても超快適。
僕が使っていて1番違いを感じたのはスクショ撮影。他のスマホよりも撮影時間が明らかに短かったです。一瞬!
以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますのでチェックしてください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測してみたので参考にどうぞ。惚れ惚れするスコアになっております。
Pixel 9 Proと動作性能を比較
やる意味がないんじゃないかとも思いますが、念の為人気モデルのGoogle Pixel 9 Proと動作性能をプチ比較してみました。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
Pixel 9 Proでも全く不満がないんですが、OPPO Find X8はそれよりもさらに早く表示されてますね。さすが現時点での最高性能スマホです。気分が良い!
もちろんOPPO独自の「トリニティエンジン」が搭載されているので、効率よく安定した動作が長期間続きますよ。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
OPPO Find X8のRAM容量はたっぷり16GB。複数のアプリを同時に起動しようが余裕があります。
またストレージ容量も512GBと大容量。システムに18GBほど使うようなので実質保存できるのは500GB。
パツパツになることはないと思いますが、重いゲームを複数同時にプレイしている人や、写真・動画撮影が好きな人はちょっと気をつけましょう。
ハイエンドモデルは何でもできちゃうが故に容量不足になっちゃう可能性がありますね。
残念ながらmicroSDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
特別な設定をすることなく、装着するだけですぐに認識してくれましたよ。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
高パフォーマンスモードでAnTuTUスコア270万点に!
OPPO Find X8バッテリー設定の中で「高パフォーマンスモード」の選択も可能です。
試しにAnTuTuベンチマークを回してみたところ、なんとスコアが大幅アップ。
ストレージ速度に変化はありませんが、AnTuTuベンチマークスコアは270万点オーバーをマークしました。
普段使いで高パフォーマンスモードにする必要は全くありませんが、ゲームをプレイしていてモタつきを感じた時にスポット的に使うのが良いかもしれませんね。
メモリ拡張機能を搭載
さらにOPPO Find X8には使わないストレージの最大12GB分を仮想メモリにする「メモリ拡張」機能も搭載されています。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリなんかと同じように極端に動作が速くなることはないと思います。
それでも、僅かでも快適に使えるのであれば有効にしない手はありません。
元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心ですからね。
OPPO Find X8のゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
普段使いは超快適なOPPO Find X8はゲームを快適にプレイできるのかチェックしていきましょう。
原神で検証
いつものスマホレビューであれば原神をプレイしている時の平均FPSを紹介しているのですが、残念ながら計測アプリがOPPO Find X8(Android 15かな?)に対応していなかったので、僕がプレイした感想を。
まず、原神のデフォルトグラフィック設定は「高/30FPS」でした。
デフォルトで「高」になっている時点で性能の高さが伺えます。
いつもの通りグラフィック設定「最高/FPS60」で、スメールの砂漠地域を15分ほどプレイしてみたのですが、フレームレートの下限は「55」くらいで、めちゃくちゃサクサク遊べました。
これくらい遊べるならヘビーユーザーでも十分満足できると思います。素晴らしい!
崩壊:スターレイルで検証
原神はCPU性能が求められるのに対し、崩壊:スターレイルはGPU性能が重要とのこと。
ピノコニー・黄金の刻を「最高/FPS60」で15分ほどプレイ(黄泉の四相断我で移動)してみました。
10分を経過したあたりから少しフレームレートが下がり、最終的に下限「45」くらいでプレイできていました。
崩壊:スターレイルは原神ほど最適化が進んでいるわけではないと思いますが、それでもかなり快適に遊べると思いました。
さすがハイエンドモデル。重量系の3Dゲームでもしっかり遊べる性能を持っております。
ゲームプレイ時の発熱
重いゲームを遊ぶ時に気になるのがスマホの発熱。高い負荷がかかるのでどうしてもスマホが熱くなってしまいます。
OPPO Find X8の場合はどれくらい発熱するのか、実際に原神を「60FPS/最高」設定でプレイしている時の表面温度を計測してみたところ、38℃くらいでした。
少しホカホカするかなー?くらいで殆ど気になりません。
崩壊:スターレイルの場合も43℃ほどで、原神に比べると熱くはなるものの、持てなくなるほどではありませんでした。
OPPO Find X8には、グラファイトシートと大型ベイパーチャンバー機構の冷却システムを備えているとのことですが、しっかり機能していると思います。
試しに4回連続でAnTuTuベンチマークを回してみた結果が以下の通り。
極端にスコアが下がることもなく超安定。
OPPO Find X8は、高負荷時に多少発熱するものの性能の低下は少ないと思います。
OPPO Find X8のバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてOPPO Find X8のバッテリー性能をチェックしていきましょう。
バッテリー持ち、充電速度どちらもかーなーり優秀です。
PCMarkバッテリーテストのスコア
OPPO Find X8のバッテリー容量は5,630mAh。本体サイズの割にバッテリー容量が多いのはシリコンカーボン素材を採用した恩恵ですね。
ただいくら容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこでPCMarkというベンチマークアプリでバッテリーもちを検証してみました。
PCMarkは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさを50%固定、画面解像度を「標準」、リフレッシュレートを「自動選択」にして計測した結果が以下のとおり。
高駆動ディスプレイを搭載しているにも関わらず19時間49分と超超長持ち!
これまでレビューしてきたスマホの中でもトップ10に入る結果でした。
一般的な使い方であれば2日くらい途中充電しないで使えちゃうと思います。
最高性能のスマホでこのスコアはまじで驚異的。めちゃくちゃビックリしましたよ。
なお、これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアじゃピンとこない人もいると思うので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まずAmazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は2%。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗は6%でした。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は11%。
それぞれの結果をまとめると次の通りになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 2% | 約50時間 |
動画再生 1時間 | 6% | 約16時間 |
原神 1時間 | 11% | 約10時間 |
参考にPixel 9 Proと比較するとこんな感じ。
使用時間 | Find X8 | Pixel 9 Pro |
音楽再生 1時間 | 2% | 3% |
動画再生 1時間 | 6% | 7% |
原神 1時間 | 11% | 17% |
通常利用は殆ど変わりませんが、ゲームでのバッテリー消耗が抑えられている点が嬉しいでポイントです。
OPPO Find X8のバッテリー持ちはかなり優秀だと思います。
なお、バッテリー劣化を防止する設定項目も用意されているので、少しでもバッテリー寿命が長くなるように調整してあげましょう。
80W急速充電に対応
バッテリー持ちが優秀なOPPO Find X8は充電速度も爆速。
なんと80W急速充電(80W SUPERVOOC)に対応しております。
ただ実際に充電してみたところ、充電開始直後は80Wで充電できていましたが、すぐに60W程度にまで落ちてしましました。
ポータブル電源との相性が悪かったのかもしれません。
ただそれでもバッテリー残量15%からフル充電までの時間はわずか45分。
これだけ早く充電できれば、寝落ちしちゃってバッテリーが殆どない状態でも、出かける準備をしている間に殆ど充電が完了しているので安心です。
なお残念ながら、OPPO Find X8には充電器が付属しておりません。
80W急速充電を使いたい場合は、専用充電器を別途購入する必要があるのでご注意ください。
公式サイト>>SUPERVOOC 80W 急速充電アダプター
50Wワイヤレス充電に対応
OPPO Find X8はワイヤレス充電にも対応。しかも充電速度が50W(OPPO AIRVOOC 50W)と超爆速です。
残念ながら専用の無線充電器を持っていなかったので一般的なワイヤレス充電器を使ってみたのですが、それでも15Wとそこそこの速度が出ていました。
OPPO Find X8の発売に合わせて、冷却ファン付きの無線充電器も発売されているので、爆速ワイヤレス充電を使いたい人は一緒に購入しちゃいましょう。
公式サイト>>AIRVOOC 50Wマグネット式急速充電器
このほか10Wのリバースワイヤレス充電(バッテリーシェア)にも対応。
充電速度は控えめなものの、緊急時にバッテリーを「おすそ分け」できるので意外と重宝しますよ。
OPPO Find X8のカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
特にOPPO Find X8はスウェーデンのカメラメーカーHasselblad(ハッセルブラッド)とコラボしたカメラを搭載しているので期待も高まります。
Hasselbladは、スウェーデンの高級カメラメーカー。1841年に創業し、1948年に世界初の携帯型6×6cm判一眼レフカメラを発表して以来、プロ向け中判カメラの代名詞になりました。
Hasselbladで撮影された写真は、独特の雰囲気と品質を持っています。立体感のある描写力や滑らかで柔らかい色調が特徴で、多くのプロカメラマンに愛用されています。特に、ポートレートや風景写真において、その真価を発揮。被写体の温度が伝わってくるような密度や空気感、デジタルのシャープさとは異なる次元の表現力を持っています。
Hasselbladは独自のHNCS(Hasselblad Natural Color Solution)を採用しており、自然で豊かな色再現と深みのある階調表現を実現。これにより、芸術的な表現を追求するフォトグラファーにとって理想的なシステムとなっています。
果たしてOPPO Find X8のカメラ性能はどれほどなのか?実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
カメラアプリ
作例紹介の前にOPPO Find X8のカメラアプリをサクッとご紹介。
カメラに拘りのあるスマホだから使い方が複雑なのかと思いきや、他のモデル同様にシンプルで、サッと取り出してすぐに撮影できます。
よく使う以下の倍率はワンタップで切り替え可能。
- 0.6:超広角カメラ
- 1:メインカメラ
- 2:メインカメラの2倍ズーム
- 3:望遠カメラ
- 6:望遠カメラの2倍ズーム
被写体やシチュエーションで変わるかもしれませんが、ザックリこんな感じだと思います。
ちなみに望遠カメラとデジタルズームを組み合わせることで最大120倍までズーム可能です。
EV(露出)調整にワンタッチでアクセスできるのも嬉しいポイント。使いやすいです。
もちろん自分好みに調整しながら撮影できるプロモードもあります。OPPO Find X8を買う人はカメラ好きが多いと思うので、むしろこっちをよく使うのかな?
なおシャッター音を消すことはできませんでした。スクショ音は消せるんですけどね。残念です。
ちなみにカメラのクイック起動は音量ボタン2回押し。音楽再生中には使えないのでご注意ください。
日本初!Hasselbladとのコラボカメラ
OPPO Find X8最大の特徴はHasselblad(ハッセルブラッド)と共同開発したカメラシステムが搭載されていること。
海外では既に発売されていましたが、日本ではOPPO Find X8が初登場になります。
Hasselbladオリジナルの「透かし」を付けて撮影すれば、めちゃくちゃ雰囲気ある写真になっちゃいますよ。
僕はカメラ初心者ですが、いくつか撮影してみたので紹介していきます。
望遠カメラの解像感が高いので多用してしまいました。色味が自然でふんわりした雰囲気になるのがめちゃくちゃ良かったです。
さらにフィルムカメラのような質感になるフィルターもあるので、透かしと組み合わせて使うとオシャレになりますよ。
OPPO Find X8があれば散歩が捗ります笑
誰が撮影しても、良い感じの写真になるからて色々撮影してみたくなっちゃうんですよね。
めちゃくちゃ楽しいので、ぜひお試しくださいませ!
メインカメラの作例
ここからは普段のスマホレビュー通りにカメラ性能をチェックです。
比較用にGoogle Pixel 9 Proで撮影した写真も併せて掲載していきます。
Pixelシリーズもカメラが強いので注目です。
もはやどっちも綺麗!としか言いようがありません笑
ただ写真の傾向は異なっていて、OPPO Find X8は明るく見たままに近いナチュラルな雰囲気に。
一方のPixel 9 Proはコントラストが高くコッテリした色合いになっています。
こればっかりは良し悪しではなく好みの問題のような気がしますね。
HDR性能はどうでしょう?逆光のシーンで撮影してみました。
Pixel 9 Proは失敗してピンボケしちゃいました・・・。すみません。
OPPO Find X8のオートHDR性能は高め。無駄に明るくしすぎないところがめちゃくちゃ良いです!
最後に室内で撮影した食事の写真。
OPPO Find X8はちょっと黄色が強く出過ぎちゃったかもしれませんが、美味しそうです。
メインカメラ(夜景モード)の作例
OPPO Find X8には低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。
手動で夜景モードに切り替えしなくても、周囲の明るさに合わせて自動(オート)で夜景モードに切り替わってくれます。
仕上がりに大きな違いはないようですが、今回は全て手動で夜景モードに切り替えました。
個人的にOPPO Find X8の圧勝なんですが、いかがでしょう。
明暗のバランスが絶妙じゃないですか?
Pixel 9 Proは明るくしすぎなような気がします。
さらに明暗差のあるシチュエーションで。
夜間のHDR性能も優秀。2枚目はPixel 9 Proの方が上手でしたね。
望遠カメラの作例
OPPO Find X3には光学3倍の望遠カメラが搭載されております。
本体の厚さ7.9mm、カメラユニットの厚さ3mmと薄型にも関わらず望遠カメラが搭載できたのは、世界初の「W型プリズム望遠レンズ」の賜物です。
作例を見ていきましょう。
6倍ズーム(望遠カメラの2倍ズーム)までは解像感が高く綺麗に撮影できていますが、それ以上になると質感がイラストっぽくなっていきますね。
ちなみにこちらがPixel 9 Proの30倍ズーム。
どちらも画像処理で鮮明にしてくれていますがPixel 9 Proの方が自然ですね。
ただOPPO Find X8にはもう1つ強みが。なんと最大120倍までズーム可能。
通常撮影では殆ど見えないようなクレーンもここまで寄れます笑
さすがに質感は殆どイラストなんですけど超凄いですよね?
日常で使うシーンは殆どないと思いますが、あれば便利な気がします。
夜間撮影でも望遠カメラはしっかり活躍してくれますよ。
日中同様に30倍ズームは殆どイラストになっちゃいます。
Pixel 9 Proもこんな感じなので、夜間の高倍率撮影は厳しいでしょう。
なお、望遠カメラで1つ注意したいのが最短撮影距離が長いこと。
実測で被写体から50cm離れないとピントが合いません。
このため、いわゆるテレマクロ的な使い方はできないのでご注意ください。
超広角カメラの作例
OPPO Find X8は5,000万画素の超広角カメラも搭載しております。
風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラ。
メインカメラとの画角の違いはこんな感じです。
画角は120°とPixel 9 Proに比べると少しだけ狭いです。
超広角カメラもメインカメラと同じようなナチュラルな雰囲気になりますね。
ミドルレンジスマホなんかでは超広角カメラが搭載されてはいるもののメインカメラよりも弱いことが多いんですが、OPPO Find X8ならしっかり綺麗に撮影できます。
夜景モードはこんな感じ。
少々暗い気もしますが、悪くないと思います。
超広角カメラの夜間撮影は弱い印象があるんですが、さすがハイエンドモデルですね。
ポートレートモードの作例
OPPO Find X8は簡単に背景ボケのある写真が撮影できる「Hasselbladポートレート」を搭載。通常撮影と同様に、見たままに近い自然なボケのある雰囲気になるようです。
被写体と背景の切り取りも上手で手軽に印象的な写真が撮影できると思います。
ポートレートモードには5段階の画角に対応。
- 24mm
- 35mm(×1をタップ)
- 49mm
- 73mm
- 85mm(×3をタップ)
なんとHasselbladレンズの雰囲気を再現した仕上がるそうです。すごい・・・。
もちろん人物以外もボケモード的に撮影できるんですが、被写体から離れろ離れろ言われるので、ちょっと撮影が難しいかもしれません。
インカメラの作例
インカメラの有効画素数は3,200万画素。
かなり綺麗に撮影できていました。ポートレートモードも使えますよ。
夜間撮影でポートレートモードを使うと、玉ボケが楽しめます。ふんわりしてて良い。
リアカメラはピクセルビニングで通常撮影は1,250万画素になるのですが、インカメラは対応していないのでファイルサイズが大きくなる点は注意しましょう。
マクロ撮影の作例
登場する機会は多くないかもしれませんが、OPPO Find X8はマクロ撮影可能です。
被写体に近寄ると自動でマクロモードに切り替わりますよ。
一般的にマクロモードで撮影した写真は解像感がなくなっちゃうことが多いんですが、OPPO Find X8はそんなこともなく普通に綺麗でした。
それだけに望遠カメラでテレマクロが使えたら嬉しかったんですけどねぇ・・・。
動画撮影の作例
OPPO Find X8で動画撮影してみました。
参考にPixel 9 Proで撮影した動画も続けて収録しています。
全て4K@30fpsで撮影したのですが、写真同様色合いや雰囲気は異なるもののどっちのスマホも綺麗ですね。
手ぶれ補正はOPPO Find X8の方が強い気がしますがどうでしょう?
OPPO AI画像編集
OPPO Find X8にはAIによる画像編集機能が搭載されております。
AIカメラと言えばPixelシリーズが強そうですが、OPPO AIも負けておりません。
- AI消しゴム 2.0
- AI反射除去
- AIスタジオ
- AIぼかし除去
- AI鮮明度強化
- AIベストフェイス
AI消しゴムはOPPO Reno11 Aなんかにも搭載されていましたが、さらに精度がアップ。
めちゃくちゃ綺麗に人物が消えちゃいました。マジで凄い!
AI反射除去も優秀。窓ガラス越しに撮影した時の反射を消してくれます。
この他、実際に撮影した顔写真から写真やイラストを生成してくれるAIスタジオなんかもありましたよ。ただ生成するにはチケット?が必要になるようです。
これからのスマホにはAI機能が必須かもしれませんね。
OPPO Find X8を実機レビュー
ここからはOPPO Find X8の動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはColorOS 15
OPPO Find X8にはAndroid 15をカスタムしたOPPO製「ColorOS」の2024年最新バージョン15がプリインストールされていました。
以前はColorOSの評判があまり良くなかったのですが、実際に使ってみても特に不便を感じるポイントはありません。
むしろシンプルで可愛らしいデザイン・UIは個人的に好みです。
使い勝手もこれまでのColorOSから殆ど変わりません。良い感じ。
起動中のアプリを一括終了するボタンの場所や、ネットワーク設定スイッチへのアクセスがしやすい等、素のAndroidにはない使い勝手が良くなる工夫が嬉しいですね。
メーカーによってOSは様々で、人によって使いやすい・使いにくいがあるとは思いますが、最終的には「慣れ」です。
どんなOSだって長く使っていけば自分が使いやすいようになっていくので神経質になることはありません。
なお、OPPO Find X8は、6年間のセキュリティアップデートと4回のOSバージョンアップを保証しております。
豊富なジェスチャー操作・特殊機能
ColorOSはジェスチャー操作や便利な特殊機能が豊富なところも嬉しいポイントです。
なお、カメラのクイック起動は音量ボタン2回押し。音楽再生中には使えないのでご注意ください。
もちろん画面分割やサイドバー、フローティングウィンドウも搭載しております。
この他、かんたんスマホとまでは言えないものの、文字・表示を大きくしたシンプルモードやキッズモードなんかもありましたよ。OPPO Find X8ユーザーで使う人はいないかもですが・・・笑
デュアルアプリ/マルチユーザー対応
OPPO Find X8には1つのアプリを複製できるデュアルアプリ(アプリクローン)機能があります。
対応アプリで機能を有効にすれば、アプリの複製が可能に。
例えばLINEアプリが2つ作れるので、1台のスマホでアカウントを2つ使い分けることができちゃいます。
また、1台のスマホの中に、独立したスペース(まるでもう1台スマホがあるかのよう)を作れるシステムクローンやマルチユーザー機能にも対応していました。
この他、プライバシーに配慮した(隠せる?)機能も色々搭載されていましたよ。
iPhoneとのデータ共有が簡単
OPPO Find X8は他のスマホよりもiPhoneとの親和性を感じました。
その1つがO+ Connectです。
iPhonenに専用アプリをインストールすると、OPPO Find X8とのデータ共有が簡単にできました。
O+ Connect
Guangdong Heytap Technology Corp., Ltd.無料posted withアプリーチ
OPPO Find X8からiPhoneにデータを送るのも、iPhoneからOPPO Find X8にデータを送るのもどっちも可能。
使い方は簡単なんですが、なぜかうまく接続できないこともあったので、今後のアップデートなどにも期待したいところです。
この他、iPhoneに搭載されているDynamic Island(ダイナミックアイランド)っぽい「ライブアラート」だったり、写真から被写体を簡単にくり抜ける「AIクリッピング」だったり、iPhoneっぽさを感じる機能もありました。
日本は特にiPhoneユーザーが多いので、iPhoneとの親和性の高さや、同じような機能を搭載していることをアピールすれば、もっとOPPOの人気が出るような気がします。
AI機能は準備中(2025年3月以降スタート)
OPPO Find X8には「OPPO AI Phone」の肩書がある通り、様々なAI機能が搭載されています。
- AIライター
- AIリプライ
- AIサマリー
- AI文書アシスタント
- AIドキュメント翻訳
使いこなせれば便利なんだろうなー試してみるかーと思ったんですが、実装されるのは2025年3月以降とのこと・・・。日本語に対応していないんですね。
なおAI機能にはデータ通信が必要なので、使いすぎに注意しましょう。
ちなみにGoogle純正のAI機能「Gemini」もしっかり使えます。
O Care保証サービス対象製品
OPPO Find X8はOPPOの独自保証サービス「O Care」の対象製品です。
公式サイト>>O Care
メーカー修理保証(1年目)終了以降、保証期間内に故障等があった場合には「端末交換」か「宅配修理」のどちらかの利用が可能になります。
料金はプランによって異なり、以下のとおりです。
保証対象範囲は自然故障に限らず、画面破損や盗難にまで及びます。
- 画面破損
- 外観破損
- 故障
- 全損
- 自然故障
- 盗難
加入中に年1回まで履行可能で、自己負担金10,000円で端末交換してくれるのが超嬉しいポイント。宅配修理の場合には自己負担金はなく無料です。
料金は発生するものの、保証内容はかなり手厚め。
これまでにスマホやタブレットを壊してしまった経験がある人は、加入しても良いかもしれませんね。
公式サイト>>O Care
- 対象機種の購入から21日以内の加入が必要
- 携帯キャリア(MNO)モデルは対象外
デュアルスピーカーでステレオサウンド
OPPO Find X8には上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しめます。
ユーザーが求めてないという理由でステレオスピーカーを削りがちなOPPOですが、ハイエンドスマホは話が別。しっかり搭載しておりました。
上部スピーカーはフロント面から音が出てくるのに対して下部スピーカーは側面なので、僅かに定位は下部寄りです。まぁ気にするほどでもないけど。
肝心の音質は中高音域が中心のクリアなサウンド。
スマホで音楽を聞いたり、動画を見るくらいであれば十分でしょう。個人的に低音がもう少し効いてて欲しかったです。
やっぱりモノラルスピーカーとは雲泥の差。Dolby Atmosにも対応しているので臨場感や音の広がりが優秀だと思います。
サウンドエフェクトとして「Oreality Audio」を設定可能。
4つのサウンドプロファイルの他、「音楽」に設定するとイコライザーの調整もできますよ。
LDACに対応/aptX Adaptiveに非対応
OPPO Find X8にはイヤホンジャックがないので、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:◯
残念ながらaptX Adaptiveには非対応ですが、LHDCに対応しているのは貴重です。
LDACやLHDCに対応していることで無線でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。
ただしAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
どちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいのは事実。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
IP68/IP69/MIL規格に対応
OPPO Find X8は高い耐久性も特徴の1つ。
防塵防水性能は最高等級のIP68、さらに高温・高圧水にも強いIP69を取得しています。
IP69は、電子機器の防水・防塵性能を示す国際保護等級のうち、最高レベルの防水性能を表す規格です。完全な防塵性能に加え、高温・高圧の水流に対する耐性を持ち、80°Cの高温水を8〜10MPaの高圧で噴射しても内部に浸水しない性能です。スチームジェット洗浄や高圧洗浄機による清掃にも耐えられるため、衛生管理が厳しい現場や屋外での使用に適しています。
さらにアメリカ国防総省の調達基準であるMIL-STD-810Hの耐衝撃テストもクリアしているそうです。
MIL-STD-810Hは、米国国防総省が制定した軍用製品調達のための品質基準です。電子機器が過酷な環境条件下でも正常に機能することを確認するために使用され、高温、低温、湿度、振動、衝撃、粉塵、高度変化など、様々な環境要因に対する製品の耐久性と信頼性をテストします。これらのテストは、実際の使用環境を模擬したラボ条件下で実施されます。
スマホはIP68に対応していれば防塵防水性能的には十分だと思いますが、それを上回る耐久性なのは嬉しいポイント。
ハイエンドモデルは概ね高価なので簡単に壊れてしまっては困りますからね。
生体認証は指紋認証&顔認証
OPPO Find X8の指紋認証センサーは画面内に搭載。
反応はめちゃくちゃ良好で、ちょんと触るだけでロック解除できました。
指紋認証センサーの位置がかなり下なので、慣れるまでは使いにくさを感じることがあるかもしれません。もうちょっと上が良かったな。
ちなみに指紋認証中のアニメーションを設定できるほか、指紋認証からクイック起動にも使えました。
顔認証はインカメラによる簡易的なものですが、反応は爆速。
iPhoneのようにロック画面に留まることもできますし、設定でロック画面をすっ飛ばすことも可能です。
4キャリアに対応したBand構成
OPPO Find X8は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ◯ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 28 (プラチナバンド)○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
こちらの記事で楽天モバイルで使えるのか、実際にSIMカードを装着して検証していますので本記事と併せて御覧ください。
また、少しずつ広がってきた5G通信(Sub-6)にも対応していますが、ドコモの「n79」には非対応なのでご注意ください。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもOPPO Find X8なら対応できちゃいます。
eSIMに対応している
OPPO Find X8はeSIMも使えます。
eSIMに対応した通信キャリアも少しずつ増えてきました。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応している方が良いでしょう。
eSIMは慣れたら手続きがめちゃくちゃ楽なので、この機会にチャレンジしても良いかもしれません。
僕はいくつかeSIMを使ってきましたが、楽天モバイルのeSIMは手続きが分かりやすいので初心者におすすめ。IIJmioのeSIMも手続きが早いので気に入っています。
なおeSIMを有効にするとSIMカードスロットが1つ使えなくなるのでご注意ください。
2回線同時待受の構成は、「物理SIM×2」か「物理SIM+eSIM」のいずれかになります。
OPPO Find X8のスペック・仕様
OPPO Find X8のスペック・仕様は以下のとおりです。
製品名 | OPPO Find X8 CPH2651 |
価格 | 139,800円 |
カラー | スペースグレイ スターグレー |
サイズ | 高さ:157mm 幅:74mm 厚さ:7.9mm |
重さ | 約193g |
ディスプレイ | 約6.6インチ AMOLED 1,256×2,760 FHD+ 461PPI 占有率 94.3% 100% DCI-P3 10億7000万色 Corning Gorilla Glass 7i |
ディスプレイ輝度 | 通常:800nits 日光下:1,600nits HDR:4,500nits |
リフレッシュレート | 最大120Hz |
タッチサンプリングレート | 最大240Hz |
OS | ColorOS 15 based on Android 15 |
SoC | MediTek Dimensity 9400 |
RAM | 16GB LPDDR5X |
ROM | 512GB UFS 4.0 |
リアカメラ(広角) | 5,000万画素 SONY LYT-700 f/1.8 24mm OIS |
リアカメラ(超広角) | 5,000万画素 Samsung JN5 f/2.0 15mm FOV 120° |
リアカメラ(望遠) | 5,000万画素 SONY LYT-600 f/2.6 73mm OIS |
ビデオ(リアカメラ) | 4K@60,30fps 1080p@60,30fps EIS/OIS |
インカメラ | 3,200万画素 f/2.4 |
ビデオ(インカメラ) | 4K@60,30fps 1080p@60,30fps EIS/OIS |
バッテリー | 5,630mAh |
充電速度 | 有線:80W 無線:50W |
ポート | USB Type-C |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 |
対応Band(国内) | 5G :n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78 4G FDD LTE : Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66 4G TD LTE : Band 38/39/40/41/42 3G WCDMA: Band 1/2/4/5/6/8/19 2G GSM : 850/900/1800/1900MHz CA対応 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver 5.4 |
位置情報 | GPS GLONASS BDS QZSS Galileo NavIC |
スピーカー | ステレオ Dolby Atmos |
イヤホンジャック | なし |
防塵防水 | IP68 IP69 |
NFC | あり |
おサイフケータイ | 非対応 |
公式サイト>>スペック
まとめ:OPPO Find X8のメリット・デメリット・評価
OPPO Find X8を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
OPPO Find X8を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・薄型・軽量のサイズ感 ・高級感溢れるデザイン ・見やすいディスプレイ ・最高の動作性能 ・最強のカメラ性能 ・長持ちバッテリー ・80W急速充電 ・50Wワイヤレス充電 ・ステレオスピーカー ・IP69&MIL規格 | ・テレマクロなし ・おサイフケータイなし ・イヤホンジャックなし ・SDカード非対応 ・充電器なし |
評価
総合評価:(5点/5点満点)
デザイン | ★★★★★ |
サイズ感 | ★★★★★ |
ディスプレイ | ★★★★★ |
動作性能 | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★★ |
バッテリー性能 | ★★★★★ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★☆ |
さすがハイエンドモデル。
OPPO Find X8は搭載された機能がどれも高性能&高水準の万能スマホでした。
実際に使ってみて特に驚いたのはバッテリー持ち。
最新のフラッグシップSoCを搭載しているにも関わらず、発熱を抑え、高い動作性能を安定して長時間キープできるのはめちゃくちゃ凄いと思いました。
もちろんHasselbladとの共同開発カメラの性能もめちゃくちゃ良い感じ。
誰でも簡単に味のある写真が撮影できるので使っていて楽しいと思います。
見た目に近いナチュラルで優しい色合いは、スマホカメラらしからぬ雰囲気です。
ただ「おサイフケータイ」に非対応なのは個人的に残念なポイントでした。
メインスマホとしてガシガシ使いたいからこそ余計に対応してほしかったです。
とは言え、OPPO Find X8はOPPOらしい使いやすさが溢れる珠玉の1台。
市場想定価格は139,800円(税込)とちょっぴりお高めですが、十分それだけの価値があると思います。
【スマートフォン検証方法】
当ブログでレビューしている全てのスマートフォンは実際に私が使用しています。デザイン・ディスプレイ性能・動作性能・バッテリー性能・カメラ性能などを標準的なベンチマークアプリによるテストに加えて私の体験によって定量的・定性的に評価しています。また、一部のテストでは同程度の価格・性能のスマートフォンと比較することで評価をより明確にしています。私は全ての商品レビューを当ブログのレビューガイドラインに基づいて実施しています。
OPPO Find X8はIIJmioが最安値!10万円切ってる!
OPPO Find X8オープンマーケットモデル(SIMフリーモデル)なので格安SIMでも購入可能です。
IIJmioでの販売価格
OPPO Find X8を取り扱っている主な格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
販売サイト | 通常価格 | 最安価格 |
公式サイト | 139,800円 | 139,800円 |
IIjmio | 124,800円 | 94,800円 |
他社からのMNP価格にはなりますが、IIJmioが最安値で脅威の94,800円。
発売開始直後にも関わらず10万円切り?安すぎ・・・。
公式サイトの価格から4万円も安くなってますね?
迷っているなら買っちゃってOKです!
IIJmio>>OPPO Find X8
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 | データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・5GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、データシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
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