【REDMAGIC 11S Proレビュー】実際に使ってわかったメリット・デメリット・評価
REDMAGIC 11S Proを実際に使ってみた結論をひと言で言うと、「ゲーム性能はそのまま、冷却がさらに進化した“全部入り”ゲーミングスマホ」です。
前モデル11 Proをベースに正当進化させたモデル。劇的に何かが変わったわけではありませんが、ゲーミングスマホとしての完成度を一段引き上げてきました。
僕が特に良いと感じたのは、進化した冷却性能です。
SoCはSnapdragon 8 Elite Gen 5のリーディングバージョンに格上げ。AquaCore水冷システムも大型化し、原神を最高設定でプレイし続けても、安定したフレームレートを維持してくれます。
性能はもちろん文句なし。普段使いで重さやモッサリを感じる場面は一切ありませんでした。
そしてREDMAGIC 11S Proの魅力は、ゲーム性能だけじゃありません。
おサイフケータイ・IPX8防水・ワイヤレス充電が全部揃っていて、普段使いでも全く妥協しなくていい。ゲーミングスマホでこの3つが揃っているのは超貴重です。
さらにカメラの出っ張りがないフラットデザイン、画面下インカメラによる全画面ディスプレイ、80W急速充電、充実した付属品と、めちゃくちゃ満足度が高い仕上がりでした。
【こんな人におすすめ】
- スマホで本気でゲームを遊びたい人
- 長時間プレイでの発熱を抑えたい人
- ゲームも普段使いも妥協したくない人
【こんな人には向いてないかも】
- 11 Proを使っている人(正常進化のため買い替えメリットは小さい)
- 軽いスマホが欲しい人(230gと重い)
- microSDで容量を増やしたい人(非対応)
本記事でREDMAGIC 11S Proを実際に使ってみた様子を詳しくレビューしていきます。
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- REDMAGIC 11S Proのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
- REDMAGIC 11S Proのディスプレイをレビュー
- REDMAGIC 11S Proの基本性能・動作性能をレビュー
- REDMAGIC 11S Proのゲーム性能をレビュー
- REDMAGIC 11S Proのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
- REDMAGIC 11S Proのカメラ性能をレビュー
- REDMAGIC 11S Proの基本機能・操作性をレビュー
- REDMAGIC 11S Proのスペック・仕様
- REDMAGIC 11S Proと11 Proの違いを比較!今から買うならどっち?
- まとめ:REDMAGIC 11S Proのメリット・デメリット・評価
REDMAGIC 11S Proのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはREDMAGIC 11S Proの外観をチェックしていきましょう。
デザイン
REDMAGIC 11S Proのカラーバリエーションは以下の2色。旧モデルの3色展開から2色へと変更されています。
- Subzero(サブゼロ)
- Nightfreeze(ナイトフリーズ)
256GBモデルはNightfreezeのみの展開となっています。
このうち、僕がお借りしたのはシルバーが美しい「Subzero」です。
REDMAGIC 11 Proでも特徴的だった背面の「水冷システムが見えるデザイン」がブラッシュアップされています。
中央の大きな円形パーツを囲む鮮やかな青いライン、カメラ横に独立した冷却ファン、さらに「WIN MORE GAMES」の刻印など、11 Proよりもデザイン要素が整理され、全体的にスタイリッシュなメカニカルデザインに洗練されています。
なお見た目が変わっただけで冷却性能が落ちたわけではないので安心してください。相変わらずスマートでめちゃくちゃ格好良いです。
背面パネルは金属のような美しいヘアライン加工が施されています。指紋が全く目立たない質感が非常にGOOD。
背面パネルの上部にはカメラユニットと冷却ファンを搭載。カメラはメイン・超広角・マクロの3眼構成(残りの1つはリング型のフラッシュライト)。
カメラユニットは旧モデルから引き続き、完全にフラットな仕様で、レンズの飛び出しが一切ありません。
一般的なハイエンドスマホはカメラが大きく飛び出しているものがほとんどなので、この背面のフラットさはREDMAGIC 11S Proを選ぶ大きなメリットの1つです。
横持ちでゲームをプレイしたり動画を観たりしても、レンズが指に全く当たらなくてめちゃくちゃ持ちやすい。
これ本当に素晴らしい構造ですよねぇ・・・。最高。ちなみにインカメラも画面下に埋め込まれているため、ゲーム中に画面が物理的に邪魔されることもありません。
カメラのすぐ下には、REDMAGICお馴染みの冷却ファンを搭載。
24,000RPMの高速回転で本体の熱を効率よく逃がしてくれます。
回転数は発熱具合に応じて自動調節されるほか、手動で急速回転させることも可能です。
冷却ファンにはLEDライトが搭載されているので鮮やかに光ります。
今回お借りした端末はグローバルモデルなのでロゴマーク周辺が点灯する仕様ですが、日本国内版はFeliCaチップが搭載されている都合で点灯しません。
背面全体が湾曲のないフラット形状かつレンズの飛び出しもないので、デスクの上にポンと置いてもガタつきはほとんどありません。
フレームは高級感のあるマットな金属製。ここも指紋が目立たないのが嬉しいポイントです。
ディスプレイを下にして右側面には「冷却ファンの吸気口」を搭載。
構造上、長く使っているとどうしても内部にホコリが入ってしまいます。気になる方はサードパーティ製の防塵シールを貼っておくのがおすすめです。
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左側面には、タッチ式の「ショルダートリガー」「排気口」「音量ボタン」「電源ボタン」「マジックキー」「マイク」を搭載。
REDMAGICの代名詞とも言えるタッチ式ショルダートリガーは今作も健在です。
赤いマジックキーをONにすれば、登録したゲームアプリがずらりと並ぶゲーム特化モード「ゲームスペース」へ一瞬で切り替わります。
本体上部には「イヤホンジャック」「マイク」を配置。
下部には「カードスロット」「マイク」「USB Type-Cポート」「スピーカー」が搭載されています。
カードスロットとマイクの穴が隣り合っているので、SIMピンを刺すときは間違えないように注意しましょう。
カードスロットは表裏に1枚ずつ装着できるデュアル仕様です。
なお、外部ストレージ(microSDカード)の装着には非対応となっています。
サイズ感
REDMAGIC 11S Proのサイズは163.82mm × 76.54mm × 8.9mm。
旧モデルとまったく同じ寸法を維持しています。強力なスペックを詰め込んで、サイズ据え置きにしてくれているのは嬉しいポイント。
スマホとしてはかなりの大画面・巨大サイズですが、ゲーミングスマホに関しては画面が大きい方が圧倒的に操作しやすいので最適なサイズ感だと思います。
重さは実測で240.5g。製品シールなどが貼ってあるので公称値(230g)よりは重くなりました。
ハイエンドのゲーミングスマホらしくずっしりとした重量感はありますが、横持ちしたときのバランスが良いのでプレイ中に極端に重さを感じることはありません。
付属品
REDMAGIC 11S Proの付属品は以下のとおりです。
- マニュアル類
- SIMピン
- 保護ケース
- 充電器
- USB-Cケーブル
最近のスマホとしては珍しい、充電器まで付いた豪華なセット内容です。
付属のケースは半透明のハードタイプ。
旧モデル同様にくり抜き形状。縦ストライプの入ったデザインもスタイリッシュです。
サードパーティ製のケースやフィルムも販売されているようなので、好みに合わせて購入しても良いでしょう。
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付属の充電器は、最大80W出力が可能な80W GaN充電器。ポートは使いやすいUSB Type-Cでした。
高出力なのでなかなか高級品ですよ。
充電ケーブルは両端がUSB Type-Cのものが同梱されています。
REDMAGICらしい鮮烈なレッドカラー。形状は引き続きストレートタイプです。
(充電しながらゲームをガッツリプレイするときは、やっぱりL字タイプの方が手の邪魔にならなくて便利なんですけどね……!)
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REDMAGIC 11S Proのディスプレイをレビュー
続いて、REDMAGIC 11S Proのディスプレイをチェックしていきます。
画面下インカメラで全画面表示(UDC)
REDMAGIC 11S Proでは、インカメラをディスプレイの下に配置するUDC(Under-Display Camera)技術が引き続き採用されています。
一般的なスマホだと、大画面を謳っていてもパンチホールやノッチといった「画面の欠け」がどうしても気になりますよね。しかし、REDMAGIC 11S Proの画面には遮るものがどこにもありません。
完全な全画面表示がもたらす恩恵は絶大で、特にゲームプレイ時にはドット単位の死角が生まれず、没入感が段違いです。
インカメラの存在感も普段は全くと言っていいほど分からず、極細ベゼルも相まって画面占有率は驚異の95.30%を誇ります。
ちなみに設定からあえてインカメラの存在が見えるように切り替えることもできました。
6.85インチ有機ELディスプレイ(BOE X10)
ディスプレイには6.85インチの大型有機ELパネルを搭載。前モデルでも定評のあったBOE製の「X10」が採用されています。
BOE X10とは、中国のBOE Technology Group Co., Ltd.が開発した最新世代のAMOLED発光材料およびパネルプラットフォームです。従来世代と比べて消費電力を約10%低減し、パネルの寿命を約30%向上させた点が特徴で、REDMAGICのUDC(画面下カメラ)対応フルディスプレイを支える重要な技術です。
有機EL特有の引き締まった黒表現と、DCI-P3カバー率100%・色精度ΔE<1という優れた色再現性により、映し出される映像は息をのむ美しさ。
解像度も2,688×1,216(FHD+以上)と高精細で、初期設定のままでも非常にメリハリのある綺麗な表示を楽しめました。
もちろん、好みに応じて色温度やカラーモードの微調整も可能です。
屋外でも見やすい十分な明るさ
画面の最大輝度は1,800nitsとなっており、ゲーミングスマホとしては十分すぎる明るさを備えています。
晴天の屋外や直射日光が当たるような環境でも、画面が白飛びしたり暗くて見えにくくなったりすることはなく、視認性は良好です。
「日光モード」による自動調節も優秀で、シチュエーションを問わず快適に画面を映し出してくれます。
視野角も広いので、ごろ寝しながらのゲームや動画視聴も捗ります。
また、2,592Hz PWM調光とDC調光を併用する目への優しい設計を採用しており、SGS・TÜV Rheinlandの低ブルーライト認証も取得済み。
長時間のゲームプレイで目が疲れやすい人にとっては嬉しいポイントです。
操作は両手持ちが基本
6.85インチという圧倒的な大画面ゆえに、操作時は基本的に両手持ちスタイルになるでしょう。
片手だと画面の端までどうしても指が届かないため、無理に片手で操作して落としてしまうリスクを考えると、素直に両手でホールドするのが安全です。
普段使いには少し大きく感じるサイズ感ですが、ひとたびゲームを起動すれば、この大きさが最高のメリットに変わります。
携帯ゲーム機を扱っているかのような抜群の操作性と迫力は、このサイズだからこそ味わえる特権です。
リフレッシュレートは最大144Hzをサポート
REDMAGIC 11S Proは、一般的なハイエンドスマホの120Hzを上回る、最大144Hzの超高駆動リフレッシュレートに対応しています。
画面をスクロールした際の文字の残像感がなく、指に吸い付くようなヌルヌルとした動きは一度体感すると戻れなくなる心地よさです。
ただし、144Hzの恩恵を受けられるのは対応アプリのみで、ゲームを含め多くのアプリでは最大120Hz駆動。
画面の動きに合わせてリフレッシュレートは可変しますが、AOD(常時表示)利用時は60Hzで動作します。
アイドリング時のバッテリー消費をさらに抑えるためにも、将来的にはもう少し低いレートまで落とせるようになると嬉しいですね。
タッチサンプリングレートは瞬間最大3,000Hz
タッチの反応速度を示すタッチサンプリングレートは、常時最大360Hz(マルチポイント)、瞬間最大で3,000Hzという異次元のスペックを誇ります。
ゲームごとにタッチ感度の細かなチューニングが可能で、実際に計測してみてもその圧倒的な高感度ぶりを確認できました。
コンマ数秒の遅延が勝敗を分けるFPSや、精密なタップが求められる音ゲーをプレイする人にとって、この吸いつくようなレスポンスの早さは大きな武器になります。
ディスプレイ常時表示(AOD)に対応
有機ELパネルの省電力性を活かした、画面の常時表示(AOD)機能もしっかり搭載されています。
格安スマホにありがちな「10秒間だけ表示」といった制限はなく、24時間いつでも時計や通知アイコンを表示し続けることができます。
表示スタイルやキャラクターなどのカスタマイズ要素も豊富で、見ているだけで楽しめます。
ただ、リフレッシュレートが60Hzで動作するため、バッテリー持ちを最優先したい場合は、時間指定での運用にするか、機能をオフにしておくのが無難です。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
デジタル著作権管理(DRM)のセキュリティレベルは、最高ランクの「Widevine L1」に対応しています。
Widevine L1は、Googleが開発したデジタル著作権管理(DRM)の最高レベル規格です。ハードウェアレベルで暗号化・復号処理を行うため、高品質コンテンツの安全な配信が可能になります。対応デバイスはセキュアチップを搭載し、暗号鍵や映像データを安全領域で処理することで不正コピーや攻撃に強いのが特徴です。
HDR 10+やDolby Visionには非対応であるものの、NetflixではしっかりFull HD画質での再生を確認できました。
Amazonプライム・ビデオでも高画質視聴が可能で、YouTubeにいたっては「2160p60 HDR」の超高画質まで選択可能です。
遮るもののない大画面ディスプレイをフルに活かせるため、ゲーム機としてだけでなく、最高の動画視聴用デバイスとしても大活躍してくれます。
REDMAGIC 11S Proの基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
REDMAGIC 11S Proには最新の「Snapdragon 8 Elite Gen 5 Leading Version」が搭載されております。
REDMAGIC 11 Proからの一番大きな進化ポイントで今回最大の目玉です!
Snapdragon 8 Elite Gen 5 Leading Versionは、TSMCの先進的な3nmプロセスを採用。通常版からさらに限界を突破した高クロック版SoCです。最大CPUクロックは4.6GHzから4.74GHzへ、GPUクロックも1.2GHzから1.3GHzへと引き上げられており、Android向けSoCとして最高峰の演算能力とグラフィック処理性能を誇ります。
公式サイト>>Snapdragon 8 Elite Gen 5
そして今作のREDMAGIC 11S Proが凄いのは、最強のSnapdragonに独自ハードと制御技術を重ねてくるところです。
前モデルから引き続き搭載されているREDMAGIC独自の補助プロセッサ「RedCore R4」に加え、今作からは新たにリソース最適化エンジン「Energy Cube 3.0」が追加。
SoCの格上げ(リーディングバージョン化)と合わせて、処理性能と安定性の両面でしっかり進化しています。
RedCore R4(前モデルから継続搭載)は、REDMAGICが独自開発した補助プロセッサ。カスタマイズ可能なゲームエフェクトや、Qualcommベースの2Kアップスケーリング、インテリジェントな電力・発熱制御を担います。
今作から新たに加わったEnergy Cube 3.0は、CPU・GPU・メモリ・冷却・タッチのリソースをリアルタイムで最適配分する制御エンジン。FPSの安定性や応答速度を高めつつ、消費電力と発熱を賢く抑え込みます。
リーディングバージョンのSoC+前モデルからの実績あるRedCore R4+新規のEnergy Cube 3.0。この組み合わせが、後述するベンチマークの「スコアの落ちにくさ」に直結。
独自ハード&ソフトの作り込みがあるからこそ、後述するベンチマークの「スコアの落ちにくさ」につながっているわけですね。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuベンチマークアプリを使ってみたところ、旧モデルVer.10の総合スコアは3,260,723点、GPUスコアは1,413,693点。
そして、新世代のVer.11にいたっては、なんと総合スコアが4,204,554点、GPUスコアは1,536,085点という異次元の数字を叩き出しました……!
これこれ!やっぱりこれですよね。REDMAGICは毎年必ず、僕たちの期待を遥かに超える最高峰のスコアを見せてくれるんです。ついに大台の420万点突破ですよ。
- REDMAGIC 11S Pro:4,204,554
- REDMAGIC 11 Pro:3,961,274
- Galaxy S26:3,846,008
※スコアはすべてVer.11
国内で発売されるスマホの中で、圧倒的な最強スペックを最速で体感できる。これこそがREDMAGICを選ぶ最大の価値と言えます。
AnTuTuスコア100万点もあれば普段使いで全く困ることはないので、言うまでもなく何をやっても超快適。重いゲームだろうがマルチタスクだろうが、ストレスを感じるシチュエーションは皆無です。
以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますのでチェックしてください。
Galaxy S26と動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないかもしれないので、同じ最新世代のSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載したライバル機、Galaxy S26と動作性能をプチ比較してみました。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
タッチのタイミングの差くらいで、どちらも本当に爆速。
もはやAnTuTuスコアで100万点を超えたら普段使いで差を感じることは少ないんだと思います。380万点でも420万点でも快適ですからね。
多くの人にとって、ハイエンドスマホは過剰性能・オーバースペックなのかもしれません。
じゃあ、なんでわざわざ「Leading Version」のREDMAGIC 11S Proを選ぶのか?
その答えは、負荷をかけ続けたときの「持続力」にありました。
連続使用時のサーマルスロットリング(冷却性能の差)
今回、REDMAGIC 11S Proは水冷システムをさらに大型化し、循環効率を10%向上させています。
その実力を測るために、高負荷なAnTuTuベンチマークを4回連続で実行して、発熱による性能低下(サーマルスロットリング)がどの程度起きるか確認しました。
通常版SoCを積んだGalaxy S26との比較がこちらです。
| 計測回 | REDMAGIC 11S Pro | Galaxy S26(比較機) |
|---|---|---|
| 1回目 | 4,204,554 | 3,846,008 |
| 2回目 | 4,081,726 | 3,668,784 |
| 3回目 | 4,021,911 | 3,597,583 |
| 4回目 | 4,006,137 | 3,439,050 |
| 低下率 | わずか約4.7% | 約11%低下 |
これ、めちゃくちゃ凄くないですか…!?
一般的なハイエンド機であるGalaxy S26は、熱がこもるにつれてスコアが約11%低下。これでも十分立派なのですが、REDMAGIC 11S Proは4回連続で回してもわずか4.7%しかスコアが落ちていません。
しかも、最低スコアですら驚異の400万点オーバーをキープ。
「最高クロックのLeading Version」という暴れ馬を、新開発の大型水冷システムが見事にねじ伏せて冷却し続けている証拠です。
さらに、先ほど紹介したEnergy Cube 3.0がCPU・GPU・冷却のリソースをリアルタイムに最適配分してくれるので、物理冷却と制御の両輪でスコアの落ち込みを最小限に抑え込んでいるんです。
長時間の激しいゲームプレイでも、フレームレートが落ちる気配は一切ありません。
これぞゲーミングスマホの真骨頂です
Geekbench 6・3DMarkのスコア
AnTuTu以外のベンチマークアプリでも計測してみました。
CPUの処理速度を測るGeekbench 6では、シングルコアスコアが3,720点、マルチコアスコアが11,584点。GPU性能を測るOpenCLスコアは26,789点でした。
グラフィック性能に特化した3DMarkのWild Life Stress Testでは、ベストスコアが25,585、スタビリティ(性能の持続率)は83%でした。
スタビリティ83%という数字は、20ループもの連続高負荷をかけ続けた結果としては非常に優秀。
先ほどのAnTuTu連続計測と合わせて、やはり冷却性能の高さ=性能の持続力がこのスマホの真価だと分かります。
日常使いやゲームプレイ中に急にモタつくような感覚は一切ありませんでした。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
REDMAGIC 11S Proでは、足回りも「LPDDR5X Ultra」へと進化しています。
実測値を見たところ、Ver.11のテストでシーケンシャルリードが4237.3MB/s、シーケンシャルライトが4213.2MB/sをマーク。
読み込み・書き込みのどちらも4,000MB/sを超えるという、文字通りの爆速仕様。アプリの起動や巨大なゲームデータのローディングで待たされる感覚はゼロです。
なお僕がお借りした実機は16GB/512GBモデル。公式のメモリ&ストレージ構成は以下の通りです。
- RAM:12GB/16GB(LPDDR5X Ultra)
- ROM:256GB/512GB(UFS4.1)
※使用可能メモリとストレージ容量は外部要因で変動する場合があります。
前作にあった24GB+1TB構成は廃止されましたが、スマホとしては16GB/512GBあれば完全にオーバースペックの領域なので、全く問題ありません。
初期状態でのシステム占有容量は22.80GBでした。
512GBの大容量モデルならパツパツになることはないと思いますが、重いゲームを複数同時にプレイしている人や、写真・動画撮影が好きな人は、定期的に整理しておくと安心です。
ゲームの容量は本当に肥大していく一方ですからね。
残念ながらmicroSDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用しましょう。
また、外付けのUSB-C用カードリーダーを用意するのもおすすめです。
特別な設定をすることなく、装着するだけですぐに認識してくれましたよ。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
メモリ(RAM)拡張機能がある
REDMAGIC 11S Proには、使わないストレージを仮想メモリにする「メモリ拡張」機能が搭載されており、なんと最大12GB分まで拡張可能です。
もちろん標準RAM(LPDDR5X Ultra)と同等の性能があるわけではなく、極端に動作が速くなることはありません。
それでも、ただでさえ大容量な16GBの物理RAMに加え、さらに裏でのアプリ保持に余裕ができるのは、ヘビーユーザーにとって大きな安心材料になります。
僅かでも快適に使えるのであれば、有効にしておいて損はありません!
REDMAGIC 11S Proのゲーム性能をレビュー
ここからはREDMAGIC 11S Proの最大のメリットでもある、ゲーム性能・ゲーム機能をチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは59.1
ゲーム性能のベンチマーク的な存在になっている「原神」をプレイした時の平均FPS(フレームレート)で検証していきます。
グラフィック設定「最高/FPS60」、ゲームモード「ライズ」で15分ほどプレイした時の結果がこちら。スメールの砂漠地域を動き回り、エンカウントした敵とは元素スキル・元素爆発を使ってしっかり戦っています。
平均FPSは59.1。ほぼ60FPS張り付き状態でプレイできました。Smoothnessも99.8%と、カクつきはほぼ皆無。ナドクライのフィールドを同じようにマラソンしても、平均FPSは59.2。
元素スキルを使おうが、元素爆発を使おうが、どの瞬間も超超超快適でございます。
崩壊:スターレイルの平均FPSは47.4
続いては崩壊:スターレイル。原神はCPU性能が求められるのに対し、崩スタはGPU性能が求められると言われているようです。
「最高/FPS60」でピノコニーの黄金の刻を黄泉の四相断我で15分ほどプレイしてみました。
平均FPSは47.4。序盤は60FPS近くで安定していましたが、長時間プレイで熱制御が入ったのか、途中からFPSが落ち着いてくる場面がありました。
GPU負荷が高いゲームならではの挙動で、これは崩スタの特性上やむを得ない部分。それでも平均40FPS台をキープしており、プレイ自体は問題なく楽しめました。
フレーム補間&アップスケーリングに対応
REDMAGIC 11S Proは、旧モデルから引き続き対象のゲームでアップスケーリング・フレーム補間に対応しております。
| アップスケーリング | 画質を最大2Kの高解像度に拡張する機能 |
| フレーム補間 | フレームレートを擬似的に最大120FPSに拡張して滑らかさを向上する機能 |
例えば僕が普段遊んでる原神はどちらの機能にも対応。ゲームスペースのプラグイン「優れた画質」から選択可能です。
擬似的とは言え120FPSはやばすぎ!めっちゃヌルヌル動いてくれました。しかも性能が低下することもなく安定してプレイできましたよ。すごすぎ・・・。
しかも120FPSどころか140FPS以上出ていましたよ。滑らかなはずだ。
アップスケーリングも非常に優秀で、パッと見はそんなに変わらないかなーと思いきや、描写がパリッとしててめちゃくちゃ綺麗です。
- オリジナル
- 高い
誰がどう見ても綺麗ですよね?原神の美しい世界観が際立って最高に楽しいです。もうREDMAGIC 11S Proでしかゲームしたくないです(泣)
2026年6月現在の対応タイトルは次の通り。
- 原神
- 崩壊:スターレイル
- 崩壊3rd
- COD Mobile
- ゼンレスゾーンゼロ
- 鳴潮
- Arena Breakout
- リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト
- パニシング:グレイレイヴン
- モバイル・レジェンド: Bang Bang
- 勝利の女神:NIKKE
- World of Tanks Blitz
- Eggy Party
今後のシステムアップデートで追加される予定になっているとのことです。
4種類のゲームモード
REDMAGIC 11S Proには「バランス」「ライズ」「ビヨンド」3種類のゲームモードが用意されています。
ゲームごとに設定可能で、それぞれGPU特化、CPU特化、最高性能と役割が異なります。なるべく高い性能で遊びたい場合には「ビヨンド」を選択すると良いでしょう。
実際に原神でビヨンドモードを試してみたところ、平均FPS 59.5・Smoothness 100%・FPS変動幅わずか0.2という圧巻の安定感。
フレームグラフがほぼ一直線で、カクつきが完全になくなりました。
さらにゲームスペースのプラグインにはリミッターを解除したような「ディアブロモード」もありますよ。
ただしディアブロモードは発熱が凄いことになるのでご注意を。
実際に原神でディアブロモードを試したところ平均FPSは57.4でしたが、MAX温度は48℃まで上昇しました。ゲームによってはさらに熱くなる可能性があります。
ゲームプレイ時の発熱
重いゲームを遊ぶ時に気になるのがスマホの発熱。REDMAGIC 11S Proの場合はどれくらい発熱するのか、原神を「最高/60FPS」設定でプレイしている時の表面温度を計測してみました。
多少ホカホカしてはいるものの、熱くて持てないなんてことはありません。崩壊:スターレイルをプレイした後も同様で、許容範囲内の温度でした。
一方でディアブロモードをオンにすると話が変わります。原神をディアブロモードでプレイした直後に計測したところ、表面温度は46.9℃。
さすがにこの温度は長時間持ち続けるのはきつい。ディアブロモードは短時間の勝負どころで使う、というのが正解かもしれませんね。
通常プレイでこれだけ発熱を抑えられているのは、REDMAGIC 11S Proに搭載された「AquaCore冷却システム」の賜物です。
前世代のREDMAGIC 11 Proで業界初搭載となった水冷システムが、11S Proでさらに進化しました。
空冷システムは従来のシングルルートからデュアルルート構造に刷新。
1つ目のルートはSoCの熱を直接風路へ逃がす専用ルートで、2つ目のルートでは13,116mm²の超大型4D VC(ベイパーチャンバー)と複合液体金属3.0がプロセッサーを立体的に包み込み、チップ内部の熱を効率よく吸収します。
そこに24,000RPMの高速ファンが2つのルートの熱をまとめて排出。従来比で放熱効率120%向上・温度6℃低下を実現しています。
水冷システムも大きく進化しています。厚さわずか0.85mmの圧電セラミック製マイクロポンプが冷却液を循環させる構造で、冷媒にはAIサーバーにも使われるフッ化系液体を採用。
液冷内部の流路構造を見直すことで、循環効率が前世代より10%向上しています。
さらにREDMAGIC 11S ProのAquaCoreはIPX8防水に対応。
ナノレベルの気密素材で風路と本体内部を完全に分離しているため、ファン搭載スマホの課題だった防水性もクリアしました。
タッチ式ショルダートリガー
REDMAGIC 11S Proは、シリーズお馴染みタッチ式ショルダートリガーを搭載。
タッチパネルはガラス素材にエンボス加工が施されており、サラサラとした触感で手汗対策効果も高め。大面積タッチエリアによる確実な操作性も両立しています。
これぞゲーミングスマホ。ショルダートリガーが搭載されているだけで、ゲームが上手くなります。
特にFPSを複数の指でプレイしている人は効果絶大。3本・4本指でディスプレイを操作しなくても、同等の動作ができるようになるのでマジで快適です。
ショルダートリガーのタッチサンプリングレートは520Hz。遅延なんて皆無です。
どの操作をショルダートリガーにアサインするかの設定も簡単で、画面に表示されるL・Rボタンで指定するだけでOK。
機能の割り当てはゲームごとに保存されるので、いちいち設定し直す必要はありません。
タップ操作だけではなく押し込みや連続タップなどを指定することもできちゃいます。
- シングルタップ
- 長押し
- 長押し(連続タップ)
- 押しながらジャイロ
- 2ボタン割り当て
- 押す・離すに2ボタン割り当て
- マクロ割り当て
僕はシングルタップしか設定していませんが、上手い人が使いこなせば格段に操作性が向上しますね。
なお、ショルダートリガーはカメラのシャッターとしても使えます。
ゲームが捗る豊富なプラグイン
REDMAGIC 11S Proにはショルダートリガー以外にも「プラグイン」と呼ばれる便利機能が多数搭載されています。
- 戦術コーチ
- 音声コントロール
- 勝利率
- Moraマウスピース
- カウンター
- 体性感覚操作
- アルプローブ
- フリーディスプレイ
- 高感度ホイール
- 画面抽出
- 優れた画質
- AIトリガー
- ローアシスタンス
- データパネル
- ヘルプライン
- 高速ストップ腕時計
- エイミングアシスト
- 4Dバイブレーション
- ハントモード
- アシストを長押し
- アシストをダブルタップ
- 調査モード
- キーポジションアシスタント
- サウンドイコライザ
- ディアブロモード
シリーズを追うごとに機能が増えているのが凄いところ。
AIアシスタントはREDMAGIC独自の大規模言語モデルを搭載しており、攻略方法・キャラクター情報・おすすめ編成などを教えてくれます。
とは言え、僕自身がよく使うのは結局ベーシックなプラグイン。
| 機能名 | 内容 |
| エイミングアシスト | シューティングゲームで照準をサポートしてくれる機能。PUBGで有効にしてみたんですが、効果が分かりやすすぎてびっくりしました。FPSやTPSを遊ぶなら迷わず有効にしたい機能です。 |
| マクロ | 操作を記憶して、後から自動でトリガーできる機能。原神でショルダートリガーと組み合わせて使いました。長押しで強攻撃はもちろん、連続攻撃もマクロに登録しておけばワンタップで発動できます。 |
| 4Dバイブレーション | ゲーム中の効果音に合わせて振動するフィードバック機能。PUBGで有効にして遊んでみましたが、振動自体は軽めなものの没入感がかなり変わります。「スマホでゲームしてる」感から「ゲーム機で遊んでる」感に一段階上がる印象でした。 |
このほかにも、ゲーム内の音を強調する「サウンドイコライザ」、敵の動きの残像を追跡する「ハントモード」、遠くの敵を拡大する「調査モード」など、あらゆるジャンルのゲームを快適に遊ぶための機能を搭載。
ゲーム好きな人なら1つずつ試してみるだけで楽しいと思いますよ。
一定時間内の操作を記憶してワンタップで実行できるようになる「マクロ」機能も搭載。
例えば、原神なんかで連続攻撃や長押し攻撃をワンタップにできちゃいます。
どんなハイエンドでもここまで豊富にゲームに特化した機能を搭載してはいません。これはREDMAGIC 11S Proだけの大きなメリットです。
モニターに接続して大画面でゲームできる
REDMAGIC 11S ProにはゲームをモニターやTVなどに表示するミラーリング機能を搭載しています。
ケーブルで接続すれば、最大4K解像度での大画面ゲームが楽しめます。
大画面でゲームしながら、スマホ側で検索や通話などの操作も同時に行えるのが地味に便利。
ワイヤレスで接続する場合には、専用のPCソフト「SmartCast Studio(旧REDMAGIC Studio)」をインストールすれば、複雑な設定なしに低遅延・高画質でミラーリングできまよす。
REDMAGIC 11S Proのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
いつでも、どこでもゲームしたい人にとってバッテリー持ちも重要なポイント。
特にハイエンドモデルは性能が高いのでバッテリー消耗が激しい印象があります。
REDMAGIC 11S Proのバッテリー持ち・充電速度をみていきましょう。
PCMarkバッテリーテストの結果
REDMAGIC 11S Proのバッテリー容量は7,500mAh。前モデルのREDMAGIC 11 Proから変わらず大容量をキープしています。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PCMarkは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさは50%固定、リフレッシュレートを自動・60Hzに設定してそれぞれ計測した結果が以下のとおり。
自動(144Hz)で8時間18分、60Hzで9時間18分。残念ながら前モデル(自動9時間19分・60Hz 9時間53分)よりスコアは下がっています。
ただこれはゲーミングスマホ特有の事情で、PCMarkのテスト中も高負荷処理が走りやすいため実態より低く出やすい傾向があります。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、他のスマホとの比較を参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアじゃピンとこない人もいると思うので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
Amazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は2%。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗は4%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は12%。
24時間一切触らずに放置でバッテリー消耗は12%。
それぞれの結果をまとめると次のとおり。
| 使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
| 音楽再生 1時間 | 2% | 約50時間 |
| 動画再生 1時間 | 4% | 約25時間 |
| 原神 1時間 | 12% | 約8時間 |
| 24時間放置 | 12% | 約8日間 |
PCMarkのスコアが下がっていたので心配でしたが、音楽・動画・ゲームは問題ない結果でした。
参考までにREDMAGIC 11 ProとGalaxy S26との比較がこちら。
| 使用時間 | REDMAGIC 11S Pro | REDMAGIC 11 Pro | Galaxy S26 |
| 音楽再生 1時間 | 2% | 1% | 3% |
| 動画再生 1時間 | 4% | 3% | 6% |
| 原神 1時間 | 12% | 12% | 17% |
| 24時間放置 | 12% | 1% | 5% |
音楽・動画の消耗はGalaxy S26より少なく、原神も同スコアで優秀。一方で24時間放置の消耗はREDMAGIC 11 Proの1%から12%と大幅に増えています。
ゲーミングスマホらしくバックグラウンドでの処理が多いためと思われます。
ゲームをガッツリ遊ぶ用途であればバッテリー持ちは十分優秀です。
ただ放置時の消耗が気になる場合は、使わないときにゲームモードやバックグラウンド制限を活用するのがおすすめです。
80W急速充電に対応
大容量バッテリーを搭載している弊害は充電時間が長くなってしまうこと。急速充電に対応していなければ、いつまで経っても充電が終わらないなんてこともあり得ます。
この点REDMAGIC 11S Proは80W急速充電に対応しているので安心です。しかも80W GaN高速充電器が付属しているので、別途充電器を買い足す必要もありません。
実際に充電してみたところ、17%からフル充電までにかかった時間は約66分。
7,500mAhという大容量を考えると爆速と言っていい充電速度です。
ゲームに熱中しすぎて寝落ちしてしまったとしても、朝の準備中にそれなりに充電できちゃいます。
充電分離機能を搭載
REDMAGIC 11S Proには、旧モデルから引き続き充電分離機能があります。
有効にするとバッテリーを通さずに本体に直接給電可能に。
充電中にバッテリーからの発熱があるとスマホに大きな負担がかかります。
それが、充電分離機能があることでスマホにかかる負担が軽減され、充電中でもゲームパフォーマンスが下がりません。
これは長時間ゲームをしたい人に重宝する機能です。
ワイヤレス充電に対応
REDMAGIC 11S Proもワイヤレス充電に対応しています。
専用ワイヤレス充電スタンドなら80W急速充電が可能とのことですが、残念ながら日本では未発売。
一般的なワイヤレス充電器では9W前後になっていました。
また、Qi2マグネット吸着には非対応のため、充電器がズレないように注意しましょう。
このほか有線・ワイヤレス両対応のデュアルリバース充電にも対応しております。
REDMAGIC 11S Proのカメラ性能をレビュー
REDMAGIC 11S Proのカメラはメイン・超広角・マクロの3眼構成で、日常的な撮影シーンは一通りカバーできます。
ゲーミングスマホなのでカメラが主役ではありませんが、Galaxy S26と撮り比べると、SNS映えを意識したビビッドな色づくりが印象的で、日常・SNS用途では十分戦える仕上がりでした。
カメラアプリ・操作感
作例の前に、REDMAGIC 11S Proのカメラアプリを簡単にチェックしておきます。
UIはシンプルで、初めて使う人でも直感的に操作できる作りになっています。
ズーム倍率は0.6X(超広角)・1Xがワンタップ。軽くスライドすると2X・5X・10Xの5段階が切り替えられます。
倍率ボタンを長押しするとダイヤル式のスライダーが展開して、より細かくズーム調整することも可能です。
プロモードではEV・AF・ISO・ホワイトバランス・シャッタースピードをそれぞれ個別に調整でき、ヒストグラムのリアルタイム表示にも対応。RAW形式での保存もできます。
しっかり追い込んで撮りたい人にも一通り機能は揃っていますよ。
ひとつ気になったのがシャッター音。グローバル版のため設定から消音にできますが、SIMカード未挿入の状態でも音が鳴る場合があります。
静かな場所での撮影は少し気を遣うかもしれません。
メインカメラの作例
まずはメインカメラで日中に撮影した写真をGalaxy S26と比較していきます。
日中の撮影では、両機種の絵作りの違いがハッキリ現れます。
Galaxy S26は全体をパッと明るく補正し、緑や暖色を強調する「SNS映え」な仕上がり。対するREDMAGIC 11S Proは、肉眼に近いナチュラルな色合いを重視しており、青空の抜け感や石の質感をリアルに描写します。
影を無理に持ち上げず、適度なコントラストを残すため、写真全体にグッと引き締まった立体感が生まれるのもREDMAGICの強み。「派手すぎず、クッキリとした力強い写真」が好みなら、日中シーンは十分に満足できるクオリティです。
逆光シーンでも撮り比べてみました。
逆光時における明暗差のコントロールは、REDMAGIC 11S Proも非常に優秀で、空の白飛びを高度に抑えてくれます。
Galaxyのように影を無理に明るくしすぎないため、メリハリのある情景が撮れます。
また、太陽を直接入れるような超逆光では、REDMAGICはレンズの特性上、綺麗なリング状のフレア(ゴースト)が発生します。
Galaxyのように完全に光を抑え込む優等生タイプではありませんが、映画のワンシーンのようなエモーショナルで「味のある写真」を狙いたい時には、むしろ面白い武器になってくれます。
メインカメラ(夜景モード)の作例
続いて夜間撮影です。REDMAGIC 11S Proには夜景モード(ナイトモード)が搭載されています。
通常モードでは街灯の周囲が白飛びし、周囲の木々や影が黒く潰れてしまいがちですが、夜景モードをONにすると一変。
強い光の広がりを巧みに抑え込みつつ、暗部を大幅に持ち上げて植え込みの葉の一枚一枚まで鮮明に描き出します。
夜間や暗い場所で撮影する際は、迷わず夜景モードに切り替えて撮影するのがおすすめです。
引き続きGalaxy S26と比較していきましょう。
夜景モードでの撮影においても、REDMAGIC 11S Proはカメラ特化ハイエンドであるGalaxy S26に大きく引けを取らない実力を見せてくれました。
絵作りの思想としては、Galaxy S26が「夜間でもノイズを抑えてパッと明るく、緑などの色彩を鮮やかに描く」のに対し、REDMAGIC 11S Proは「夜らしい暗部(シャドウ)の深みを残しつつ、街灯に照らされた部分を肉眼に近くナチュラルに表現する」という特徴があります。
ゲーミングスマホでありながら、暗所でもブレや破綻のない「落ち着いた大人の夜景写真」が高水準で撮れるため、夜の街並みや風景の撮影でもメインカメラなら大いに活躍してくれます。
さらに明暗差の激しいシーンで。
Galaxy S26は、暗い場所全体を明るく持ち上げつつ、強い光源も高度に抑える(白飛びをさせない)ことで、写真全体を見やすく「映える」ように仕上げます。
対するREDMAGIC 11S Proは、暗い場所は不自然に明るくせず、夜らしい黒をしっかりと落ち着いたトーンで残す絵作りです。不必要な光の拡散(フレア)をグッと抑える特性があり、格好良く引き締まったシネマティックな雰囲気に仕上がります。
明るく見やすい写真ならGalaxy、夜の「渋い空気感」やメリハリのあるコントラストを求めるならREDMAGICがおすすめです。
超広角カメラの作例
超広角カメラは0.6倍で撮影できるカメラで、風景や建物全体を1枚に収めたいときに使います。
引き続き、Galaxy S26との比較です。
日中の超広角撮影では、5,000万画素の高画素センサーを備えるREDMAGIC 11S Proのディテール表現が光ります。
画角の広さ自体はGalaxy S26の方がわずかに広いものの、REDMAGIC 11S Proは画面の端(周辺部)に至るまで画質の劣化やブレが少なく、木々の葉や遠くの建物までシャープに描き出す実力を持っています。
広角レンズ特有の不自然な歪みも綺麗に補正されており、非常に扱いやすい仕上がりです。
色味の傾向はメインカメラ同様、GalaxyがSNS映えする明るく鮮やかなトーンであるのに対し、REDMAGICは明暗のコントラストを活かした肉眼に近いナチュラルで引き締まった情景を記録してくれます。
続いて夜景です。
暗所では画質が落ちやすい超広角レンズですが、REDMAGIC 11S Proの夜景モードは十分実用的なクオリティを維持しています。
Galaxy S26が「ノイズを徹底的に抑え込み、暗い場所でも全体をパッと明るく鮮やかに補正する」のに対し、REDMAGIC 11S Proはメインカメラ同様に「夜らしい深みのある暗さを残しつつ、解像感をキープする」堅実な絵作りです。
対岸のビル群や月夜のシーンでも、5,000万画素のセンサーパワーによって雲の立体感や細部がボヤけることなくシャープに描写されます。
街灯などの強い光源に対して光の筋がシャープに伸びる描写も綺麗で、全体的にクールで引き締まった夜景写真に仕上がります。
明るさ重視のGalaxyには一歩譲る部分もありますが、ゲーミングスマホの超広角としては文句なしの合格点です。
最大10倍デジタルズームの作例
REDMAGIC 11S Proには光学の専用望遠レンズが搭載されていないため、メインカメラのセンサーを切り取るデジタルズームでの対応となります。
まずは各倍率の比較です。
アジサイのような近景での2倍〜3倍ズームであれば、画質の劣化を抑えた実用的なクローズアップ撮影が可能です。日常的なスナップであればこれでも十分にこなせます。
しかし、5倍、10倍と倍率が上がるにつれ、光学レンズを備えるGalaxy S26との実力差が容赦なく現れます。
遠くの橋にある速度標識を10倍ズームで撮り比べると、Galaxy S26が「60」の数字や奥の建物の格子までクッキリと驚くほど鮮明に残せるのに対し、REDMAGIC 11S Proはデジタルズーム特有のざらつきや、油絵のように文字が滲んで潰れてしまう限界が見られます。
高倍率ズームに関しては、Galaxy S26に完敗と言わざるを得ません。
REDMAGIC 11S Proで綺麗なズーム写真を残したい場合は、画質が破綻しない「2倍〜3倍程度」に留めて運用するのがベストです。
マクロカメラについても触れておきます。
被写体に近づくと画面下部に「クリックしてマクロモードに移行します」とバナーが表示され、タップすると2MPのマクロカメラに自動で切り替わります。
マクロモードに切り替えると確かにぐっと寄れて、羊毛フェルトの細かな毛の質感まで描写できます。
ただ解像感で言うと、メインカメラの2倍ズームで撮った方が全体のディテールがシャープに残る印象でした。
マクロはとにかく近寄りたいときの選択肢として持っておく感じで、普段の物撮りはメインカメラの2〜3倍ズームで撮る方が実用的だと思います。
ポートレートモード・インカメラの作例
ポートレートモードとインカメラも確認してみました。
外カメのポートレートモードは優秀で、髪の毛の輪郭までしっかり処理されています。背景のカーテン柄がきれいにぼけて、被写体との分離も自然な仕上がりです。
屋外の人物撮影でも十分活躍してくれるレベルだと思いました。
続いてインカメラ(画面内蔵カメラ/UDC)です。
インカメラは画面の下に埋め込まれたUDC(アンダーディスプレイカメラ)を採用しています。屋外の自撮りでは背景の解像感も十分で、普段使いには問題ないレベルです。
ただ気になった点が2つ。
1つ目はポートレートモードのボケ。ONにしても背景がほとんどぼけず、OFFと仕上がりがほぼ変わりません。
前モデルのREDMAGIC 11 Proでも同じ挙動だったので、UDCの構造上の制約によるものかもしれません。
2つ目は色味。黒い髪が茶色っぽく転ぶことがあり、肌色も実際より少し明るめに補正される傾向がありました。
自撮りメインで使う方は注意しておくといいと思います。
動画撮影の作例
REDMAGIC 11S Proで動画撮影もしてみました。
REDMAGIC 11S Proは、リアルな質感とノイズを抑えた実写派。過度な着色のない肉眼に近いナチュラルなトーンと、明暗のコントラストが効いた引き締まった映像が特徴です。
夜景動画では暗い部分を不自然に持ち上げないため、街灯の白飛びに強く、夜空のノイズもGalaxyより綺麗に抑え込まれています。手ブレ補正も優秀ですが、歩行時の細かな振動がわずかに残るダイレクトな挙動です。
一方のGalaxy S26は、映えと滑らかさを極めたVlog特化型。昼夜問わず、空の青や木々の緑がパッと明るく鮮やかに写り、一発で見栄えの良い動画になります。手ブレ補正が圧倒的に強力で、超広角の歩き撮りでもジンバル級に滑らかです。ただし夜景では、暗い場所を無理に明るく補正するため、夜空などにモヤモヤとしたノイズが乗りやすい一面もあります。
旅行先での景色や街歩きVlogなど、手軽に「最高に滑らかで鮮やかな映像」を残したいならGalaxy S26。過度な補正のない「現実的な渋い美しさ」や、夜景動画でのノイズの少なさを重視するならREDMAGIC 11S Proがおすすめです。
REDMAGIC 11S Proの基本機能・操作性をレビュー
ここからはREDMAGIC 11S Proの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはREDMAGIC OS 11.5(Android 16)
REDMAGIC 11S ProにはAndroid 16をカスタムした「REDMAGIC OS」の最新バージョン(Ver.11.5)がプリインストールされていました。
Android 16ベースでありながら、ゲーミングスマホとは思えないシンプルで使いやすい仕上がりです。
起動中のアプリを一括終了するボタンの場所や、ネットワーク設定スイッチへのアクセスのしやすさなど、ピュアAndroidにはないユーザーの使い勝手を良くする工夫もしっかり続いています。
見た目はテーマなどで簡単にカスタマイズ可能。ゲーミングスマホですから、デザインにはこだわりたいですよね。
AI機能はGoogle純正の「Gemini」をしっかり搭載。
写真検索・画像編集・かこって検索・リアルタイム翻訳・通話文字起こしといった機能が使えます。
AI機能の完成度という意味ではGoogle PixelやSamsung Galaxyには及びませんが、日常使いで困ることはありません。
メーカーによってOSは様々ですが、最終的には「慣れ」。
どんなOSでも長く使えば自分の使いやすいようになっていくので、神経質になることはありません。
デュアルアプリ・複数ユーザー対応
REDMAGIC 11S Proには、一般的な便利機能もしっかり標準搭載。画面分割、フローティングウィンドウ、サイドバーも引き続き使えます。
アプリ複製機能・複数ユーザー機能にも対応しています。
1つのアプリを複製できるデュアルアプリ(アプリ複写機能)が便利で、例えばLINEを複製すれば1台のスマホで仕事用とプライベート用のアカウントを使い分けられます。
おサイフケータイ・IPX8防水に対応
旧モデルに搭載されて驚かされたおサイフケータイ。REDMAGIC 11S Proにもしっかり搭載されています。
普段使っているSuica・iDなど、おサイフケータイ機能をそのまま利用できます。
今回お借りした端末はグローバルモデルなのでロゴマークが点灯する仕様ですが、日本国内版はFeliCaチップが搭載されている都合で点灯しません。
さらにREDMAGIC 11S ProはIPX8防水にも対応。
冷却ファンを搭載しながら防水を実現しているのは相変わらず凄いですね。
「おサイフケータイ」と「防水性能」を重視する日本ユーザーにとって、嬉しいポイントです。
REDMAGIC 11S Proはますます普段使いできるゲーミングスマホになりました。
デュアルスピーカーでステレオサウンド
REDMAGIC 11S Proは本体上部・下部にスピーカーを搭載。横持ちならステレオサウンドが楽しめます。
音質は中高音域が中心のクリアサウンドで、低音もしっかり感じられます。スマホで音楽を聴いたり動画を見るくらいであれば十分な性能。
DTS Soundにも対応しているので臨場感や音の広がりは優秀です。
通常は「スマート選択」にしておけば問題ありませんが、プロファイルを「音楽」にするとイコライザーが使えるようになります。
イヤホンジャック搭載
ゲームガチ勢の人には欠かせない3.5mmイヤホンジャックも引き続き搭載。
ワイヤレスイヤホンは遅延が発生するので、FPSゲームで敵の足音や銃声の方向を把握したい人には有線が頼りになります。
特にFPSゲームは敵の足音や銃声の方向が分かるだけで、結果が変わってきますからね。
LDAC/aptX Adaptive/LHDCに対応
REDMAGIC 11S Proにワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
ゲームでワイヤレスイヤホンは遅延があるので厳しいですが、音楽を聴いたり動画を見るくらいであれば十分ですからね。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。実際に接続してみたところ、以下のコーデックに対応していました。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:○
- LDAC:○
- LHDC V3:○
- LHDC V5:○
主要Bluetoothコーデックにフル対応。LDACはもちろん、LHDC V3・V5やaptX Adaptiveの96kHz/24bit再生をサポートするSnapdragon Soundにも対応しています。
ただしAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」でした。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
まぁどちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
マジックキーでワンタッチ操作
REDMAGIC 11S Proにはマジックキーが搭載されています。本体側面に搭載された専用ボタンで、押したときの動作を自分好みにカスタマイズできます。
割り当てられる機能は以下の5つ。
- GameSpaceを開く/終了する(デフォルト)
- カメラを開く/終了
- フラッシュライトを開く/終了する
- ボイスレコーダーを開く/終了する
- サウンドモードを素早く切り替える
デフォルトはGameSpaceの起動ですが、カメラのクイック起動やフラッシュライトのオン・オフに使うのも便利。
ゲーミングスマホらしい、ちょっとテンションが上がるギミックです。
生体認証は指紋認証&顔認証
REDMAGIC 11S Proの指紋認証センサーは画面内に搭載。場所も良い感じです。
反応は良好で、軽く触るだけでロック解除できました。
REDMAGIC 11S Proは引き続き3D超音波式指紋認証センサーを搭載。
光学式は画面に指をしっかり押しつけないと反応しにくく、濡れた手だと失敗することもありましたが、超音波式は指の「凹凸」を音波で読み取るから、軽くタップするだけでサクッと解除。
暗い部屋や汗をかいた手、濡れた状態でも高速・高精度で認識してくれます。
顔認証は専用センサーまでは非搭載なのでインカメラを使った簡易的なもの。こちらも反応は良好で、顔が入れば一瞬でロック解除されます。
iPhoneのようにロック画面に留まることもできますし、飛ばすことも可能です。
4キャリアに対応したBand構成
REDMAGIC 11S Proは国内4キャリアのBandにフル対応しています。
| 主要Band一覧表 | |
| ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
| ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
| au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ○ |
| 楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 28(プラチナバンド)○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
また、5G通信(Sub-6)にも対応していますが、ドコモの「n79」には非対応なのでご注意ください。
| 主要Band一覧表 | |
| ドコモ回線 | n77 ○ n78 ○ n79 ✕ |
| ソフトバンク回線 | n77 ○ |
| au回線 | n77 ○ n78 ○ |
| 楽天回線 | n77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いているところ。今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもREDMAGIC 11S Proなら対応できます。
なお残念ながら5G(ミリ波)・eSIMには非対応なのでご注意ください。
ちなみにWi-FiはWi-Fi 6対応のトライバンド(2.4GHz/5GHz/6GHz)に対応。対応ルーター環境であれば高速・安定した接続が期待できます。
今回お借りしたREDMAGIC 11S Proはグローバルモデルのため「技術基準適合証明」(いわゆる「技適」)を取得していません。私は本記事を作成するにあたり、総務省に試験利用の届け出を行ったうえで使用しています。
総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
REDMAGIC 11S Proのスペック・仕様
REDMAGIC 11S Proのスペックは以下のとおりです。参考に旧モデルREDMAGIC 11 Proの情報も並べて掲載しております。
| 製品名 | REDMAGIC 11S Pro | REDMAGIC 11 Pro |
| カラー | Subzero/シルバー Nightfreeze/黒スケルトン |
Cryo Subzero Nightfreeze |
| サイズ | 163.82mm 76.54mm 8.9mm |
163.82mm 76.54mm 8.9mm |
| 重さ | 230g | 230g |
| ディスプレイ | 6.85インチ BOE X10 AMOLED 2688×1216 20:9 100% DCI-P3 △E<1 最大輝度1,800nits Corning Gorilla Glass |
6.85インチ BOE X10 AMOLED 2688×1216 20:9 100% DCI-P3 最大輝度1800nits Corning Gorilla Glass |
| リフレッシュレート | 最大144Hz | 最大144Hz |
| タッチサンプリングレート | 常時360Hz/瞬時最大3,000Hz | 最大3000Hz |
| OS | RedMagic OS 11.5 based on Android 16 |
RedMagic OS 11 based on Android 16 |
| SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5 リーディングバージョン (最大4.74GHz) +RedCore R4 |
Qualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
| RAM | 12/16GB LPDDR5X Ultra |
12/16/24GB LPDDR5T |
| ROM | 256/512GB UFS4.1 |
256/512GB/1TB UFS4.1 Pro |
| 外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
| リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 OV50E40 1/1.55″ F1.88 OIS |
5,000万画素 OV50E 1/1.55 OIS |
| リアカメラ(超広角) | 5,000万画素 OV50D40 1/2.88″ F2.0 |
5,000万画素 OV50D 1/2.88 |
| リアカメラ(マクロ) | 200万画素 | 200万画素 OV02F 1/5 |
| インカメラ | 1,600万画素 OV16A 1/2.77″ F2.0 アンダーディスプレイ |
1,600万画素 OV16A 1/3.06 アンダーディスプレイ |
| バッテリー | 7,500mAh 80W急速充電 |
7,500mAh 80W急速充電 |
| ワイヤレス充電 | 対応(リバース充電対応) | 対応 |
| 対応SIM | nano SIM×2 (eSIM非対応) |
nano SIM×2 |
| 2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
| 対応Band | GSM 2/3/5/8 UMTS B1/2/4/5/6/8/19 FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66 TDD-LTE B34/38/39/40/41/42 5G NR n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/n40/n41/66/n77/n78 |
GMS 2/3/5/8 UMTS B1/2/4/5/6/8/19 FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66 TDD-LTE B34/38/39/40/41/42 5G NR n77/n78/n1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/n40/n41/66 |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6(802.11a/b/g/n/ac/ax) トライバンド 2.4/5/6GHz |
802.11a/b/g/n/ac/ax |
| Bluetooth | Ver.5.4 | Ver.5.4 |
| 衛星測位 | 2周波GPS(L1/L5) | 2周波GPS (L1/L5) |
| イヤホンジャック | あり(3.5mm) | あり |
| 充電ポート | USB Type-C (USB 3.2 Gen 2/DisplayPort) |
USB Type-C |
| スピーカー | ステレオ(1015+1115e) | ステレオ |
| FMラジオ | なし | なし |
| 防塵防水 | 防塵:独自設計 防水:IPX8 |
防塵:独自設計 防水:IPX8 |
| NFC | 対応(Type-A/B、Google Pay) | 対応 |
| Felica | 対応(おサイフケータイ) | 対応 |
公式サイト>>スペック
REDMAGIC 11S Proと11 Proの違いを比較!今から買うならどっち?
- 11 Proを持ってるけど買い替えるべき?
- 11 Proと11S Proどっちを選べばいい?
そんな疑問に答えるために、両機の違いを正直に整理します。
REDMAGIC 11 Proから何が進化したか?
まず結論から言うと、11S Proは「劇的な刷新」ではなく「正常進化版」です。変わったポイントは実のところ多くありません。冷静に整理するとこうなります。
| 項目 | REDMAGIC 11 Pro | REDMAGIC 11S Pro |
|---|---|---|
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5(通常版) | 同・Leading Version |
| 最大CPUクロック | 4.6GHz | 4.74GHz |
| GPUクロック | 1.2GHz | 1.3GHz |
| RAM規格 | LPDDR5T | LPDDR5X Ultra |
| 最適化エンジン | — | Energy Cube 3.0(新規) |
| OS | REDMAGIC OS 11(Android 16) | REDMAGIC OS 11.5(Android 16) |
| 冷却システム | AquaCore水冷 | 同+循環効率10%向上・複合液体金属3.0 |
| ピーク温度(原神60分・公称) | 45.7℃ | 42.9℃ |
| ディスプレイ | BOE X10 / 144Hz | BOE X10 / 144Hz(据え置き) |
| バッテリー・充電 | 7,500mAh / 80W | 7,500mAh / 80W(据え置き) |
進化の柱は「SoCのLeading Version化」と「冷却システムの強化」の2点。それに伴う最適化エンジンEnergy Cube 3.0の追加が加わります。
AnTuTuスコア(Ver.11)で見ると、11 Proの3,961,274点に対して11S Proは4,204,554点と約6%上。クロックアップ分がそのまま数字に出ている形です。
冷却については、メーカー公称で原神60分のピーク温度が45.7℃→42.9℃と約3℃改善。実際に使っていても、通常のゲームプレイ中の発熱は十分コントロールされている印象でした。
正直に言えば、「11 Proから11S Proへの進化点」はこれで全部です。
Wi-FiもUSBもマジックキーもRGBも、11 Proにも搭載済みの機能。「S」付きモデルらしく、コアな部分を着実に底上げしてきた、というのが実態です。
体感差を感じるのか?
AnTuTuスコアの差は約6%ありますが、普段使いや原神レベルのゲームで「11S Proの方が明らかに速い・涼しい」と感じる場面はほとんどありませんでした。
どちらもディアブロ級の超重量タイトルを長時間プレイしなければ、発熱も動作も十分快適な範囲に収まっています。
差が出るのは「高負荷を長時間かけ続けたとき」。
連続ベンチ4回でのスコア低下が11S Pro約4.7%に対してGalaxy S26が約11%というのは数字上は明確な差ですが、原神を1〜2時間プレイする程度では体感しにくいレベルです。
冷却の公称温度差(約3℃)も、数字としては確かな進化ですが、実際のゲームプレイ中にそれをはっきり感じるかというと、正直「どちらも快適」という印象が先に来ます。
Leading VersionのSoCと強化冷却の真価は、限界まで攻めたときの「粘り強さ」にある。そう理解しておくのが正直なところです。
結論:今から新品で買うならREDMAGIC 11S Pro
ここまで見てきたとおり、11S Proは11 Proの完成度をそのままに、冷却をさらに強化した正常進化モデル。長時間ゲームでも熱を抑えて安定して遊べるという点で、今選ぶなら自信を持っておすすめできる一台です。
もちろん「11 Proの方が安いし、体感差も大きくないなら、それでよくない?」という声もあると思います。ただ、現実的にはこれが難しいんです・・・。
執筆時点で、11 Proの公式在庫は16GB+512GB(157,800円)の1構成のみ。
Amazon・楽天でも購入できる状態ではなく、この在庫が終われば新品での入手はほぼ不可能になります。
そう考えると、安さで11 Proを狙うという選択肢は実質的に消えつつあります。
一方、11S Proは現在2構成で購入可能。
- 12GB+256GB:149,800円…最安で最新世代を手に入れたいなら
- 16GB+512GB:172,800円…容量・余裕を重視するなら
最新世代の性能と進化した冷却を、確実に新品で手に入れられる。これが11S Proをおすすめする一番の理由です。
なお「どうしても安く抑えたい」という方は中古という選択肢もありますが、ゲーミングスマホの中古はバッテリーの劣化や発熱の使用履歴が読めないため、個人的には積極的にお勧めしにくいです。
まとめ:REDMAGIC 11S Proのメリット・デメリット・評価
REDMAGIC 11S Proを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
REDMAGIC 11S Proを買うべきメリット、購入前に確認したい注意点は以下のとおりです。
| メリット | デメリット |
| ・おサイフケータイ搭載 ・IPX8防水 ・ワイヤレス充電対応 ・最高の動作性能 ・最強のゲーム性能 ・冷却性能がさらに向上 ・ショルダーボタン ・カメラ出っ張りなし ・画面下インカメラ ・80W急速充電 ・付属品が充実 |
・重い ・microSD非対応 |
評価
総合評価:(5点/5点満点)
| デザイン | ★★★★★ |
| サイズ感 | ★★★★☆ |
| ディスプレイ | ★★★★☆ |
| 動作性能 | ★★★★★ |
| ゲーム性能 | ★★★★★ |
| バッテリー性能 | ★★★★☆ |
| カメラ性能 | ★★★★☆ |
| 機能・付加価値 | ★★★★★ |
REDMAGIC 11S Proは、シリーズらしい圧倒的なパフォーマンスをさらに磨き上げた、完成度の高いゲーミングスマートフォンです。
Snapdragon 8 Elite Gen 5のリーディングバージョンによる最高峰の動作性能に加え、進化したAquaCore水冷システムで長時間の高負荷ゲームでもしっかり熱を抑え込みます。
原神を60分プレイしてもピーク温度は前モデルより低く、安定したフレームレートを維持。ゲーミング用途では現行スマホの中でもトップクラスの実力です。
おサイフケータイ・IPX8防水・ワイヤレス充電といった日常機能も全部入りで、カメラの出っ張りがないフラットデザイン、画面下インカメラによる没入感の高いディスプレイ、80W急速充電、充実した付属品など、ハードウェア面の満足度は非常に高い仕上がり。
「ゲーム特化で日常機能は割り切り」というイメージを良い意味で覆す一台です。
一方で、本体は230gと重く、長時間の片手操作には不向き。microSDカード非対応のため、ストレージ管理にも少し注意が必要です。
とはいえこれらは高性能化・大容量バッテリーのトレードオフで、ゲーミングスマホとして見れば大きな弱点にはなりません。
正直に言うと、11S Proは前モデル11 Proからの正常進化で、劇的に何かが変わったわけではありません。価格も1.5〜2万円ほど上がっています。
ただ、性能向上に加えて昨今のメモリ価格の高騰を踏まえれば、この値上げは妥当な範囲。むしろこのスペックでこの価格に収めているとも言えます。
最大24GB+1TB構成が廃止されたのは惜しいですが、多くの人にとって512GBあれば十分でしょう。
総合的に見るとREDMAGIC 11S Proは、「最高峰のゲーム性能」を軸にしながら日常使いの快適性も両立した、隙のないモデル。
ゲームを最優先にしつつ、普段使いでも妥協したくない人にとって、有力な選択肢となる一台です。











































































































































































































































