2021年8月2日、XiaomiはRedmi Note 10 JEの発売を発表しました。
日本のお客様へ。
世界が納得する価値を。
Redmi家族がまた一人増えました!#RedmiNote10JE
8月13日より発売▼Xiaomi公式ページhttps://t.co/bP1KUQEay4 pic.twitter.com/D7EUO2SZyR
— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) August 2, 2021
- Snapdragon 480 5G搭載
- おサイフケータイ対応
- IP68防塵防水
- 6.5インチ 90Hzディスプレイ
- 4,800万画素メインカメラ
そして価格は28,675円(税込み)でauとUQ mobileから発売される予定になっております。
2万円台で機能モリモリ!かなりコスパの高い5G対応スマホです。
公式サイト>>Redmi Note 10 JE
「おサイフケータイ」「IP68防塵防水」に対応しているスマホと言えば、OPPOから発売されたReno5 Aも人気。
実際に僕も購入して現在メインスマホとして不自由なく使っております。
ちなみに同時期に発売されたXiaomiのMi 11 Lite 5Gも購入したのですが、自分のやってるゲームと相性が悪すぎてメインとしては使えませんでした・・・。
Redmi Note 10 JEの方が価格が15,000円安いから良い!と思うかもしれませんが、価格だけでは決められないのがスマホの難しいところ。
果たしてRedmi Note 10 JEとOPPO Reno5 Aのどちらを購入すべきなのか、発表されたスペックなどを比較しながら検討していきます。
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Redmi Note 10 JEの特徴をチェック!
Redmi Note 10 JEは、Xiaomi製の5G対応スマホです。
ベースになっているモデルは海外で既に発売されているRedmi Note 10 5Gなんですが、日本市場用にかなりカスタマイズされているので殆ど別物。
まずRedmi Note 10 JEの特徴を見ていきましょう。
5G対応SoC搭載
海外版Redmi Note 10 5Gに搭載されているSoCはMediaTek製のDimensity 700ですが、JEにはSnapdragon 480 5Gが搭載されています。
Snapdragon 480 5Gは2021年1月に発表されたQualcomme製の5G対応チップセット。
400番台のSnapdragon機なんてエントリーモデルでしょ?って思うかもしれませんが、過去に発売されている600番台、700番台のモデルともいい勝負できそうな性能。
日本で発売されているスマホではOPPO A54 5Gに搭載されております。
おサイフケータイ対応
日本で発売するなら絶対に搭載されていて欲しい「おサイフケータイ」機能。
Redmi Note 10 JEにもバッチリ搭載されております。
日本向けに発売されているXiaomi製のスマホにはおサイフケータイが搭載されているモデルが複数あります。
- Redmi Note 9T
- Mi 11 Lite 5G
Xiaomiはしっかり日本市場をリサーチしていることが分かりますよね。
IP68防塵防水性能
おサイフケータイと並んで人気の機能が防水性能。
やっぱりお風呂でスマホを使いたいっていう日本人らしい特徴なんでしょうか?
本当は防水性能だから「お湯」は微妙なところですが・・・。
これまでXiaomiが発売してきたスマホにも防水性能があったもののIP53止まりの防滴程度。
それがRedmi Note 10 JEにはバッチリIP68等級の防塵・防水性能が搭載されております。
企画段階からKDDIが携わっているからこそ、日本人ユーザーのニーズをおさえて「おサイフケータイ」「防水性能」の搭載が実現したのでしょう。
Redmi Note 10 JEとOPPO Reno5 Aを比較
それではRedmi Note 10 JEとOPPO Reno5 Aをスペックから比較してみましょう。
実際にOPPO Reno5 Aを使っている僕目線での比較になるので、単なるスペック比較よりは参考になると思います。
主要スペック
明らかに優れているポイントを赤字で表示しています。
OPPO Reno5 A | Redmi Note 10 JE | |
価格 | 43,800円(SIMフリー) | 28,675円 |
サイズ | 162mm × 74.6mm × 8.2mm | 163mm × 76mm × 9mm |
重さ | 約182g | 約200g |
ディスプレイ | 6.5インチ 液晶 | 6.5インチ 液晶 |
画面リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
SoC | Qualcomm Snapdragon 765G | Qualcomm Snapdragon 480G |
RAM | 6GB | 4GB |
ROM | 128GB | 64GB |
外部ストレージ | 対応(最大1TB) | 対応(最大1TB) |
カメラ(リア) | メイン:6,400万画素 超広角:800万画素 モノクロ:200万画素 マクロ:200万画素 | メイン:4,800万画素 マクロ:200万画素 深度:200万画素 |
カメラ(インカメラ) | 1600万画素 | 800万画素 |
バッテリー | 4,000mAh 18W急速充電 PD/Quick Charge | 4,800mAh 18W急速充電 |
生体認証 | 背面指紋認証 顔認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM×2 eSIM対応 | シングルSIM |
2回線同時待ち受け | 可能 | 不可 |
対応Band | 【GSM】850/900/1800/1900 【WCDMA】B1,2,4,5,6,8,19 【LTE-FDD】B1,2,3,4,5,7,8,18,19,20,26,28 【LTE-TDD】B38,39,40,41 【5G】n3,28,77,78 | 【LTE-FDD】B1,3,4,5,7,12,13,17,18,20,26,28 【5G】n28,77,78 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver5.1 | Ver5.1 |
イヤホンジャック | あり | あり |
防塵防水 | IP68 | IP68 |
FeliCa(おサイフケータイ) | 対応 | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
気になるポイントを1つずつ紹介していきます。
サイズ感
大きさは2つのスマホでそれほど差はないと思います。
6.5インチの大型ディスプレイを搭載していることもあり、かなり大きめです。
ただ重さはOPPO Reno5 Aの方が20g軽いので、多少扱いやすいかなーとは思います。
これまでに何台もスマホを購入してきましたが、200gを超えちゃうと不思議とズッシリ重たく感じてしまうんです。
ケースを装着すれば更に重たくなりますからね・・・。
動作性能
Redmi Note 10 JEがSnapdragon 480Gなのに対し、Reno5 AはSnapdragon 765Gです。
400番台と700番台なので大きな差が生まれそうですが、実際はそんなことないと思います。
Snapdragon 765GはGoogle Pixel 5なんかにも搭載されている使い勝手の良いSoC。
AnTuTuベンチマークテスト(Ver.9)のスコアも35万点を超えています。
ただ既に発表から1年以上経過している旧モデル。
Redmi Note 10 JEに搭載されているSnapdragon 480Gの方が新しいので、型番だけで考えるよりも優秀な性能でしょう。
おそらくAnTuTuベンチマークで「30万点前後」は出るんじゃないかと予想します。
重たいゲームをするには力不足ですが、普段使いなら十分な性能です。
SoCの性能よりも気になったのが、Redmi Note 10 JEのRAMとROMの容量。
ROMについては外部ストレージ(SDカード)に対応しているので問題ありませんが、メモリが4GBではちょっと物足りない。
せめて6GBを搭載して欲しかったところです。
複数のアプリを同時に立ち上げたり、長時間カメラ撮影をしているとカクつきやモッサリ感が出てくるかもしれません。
カメラ性能
Xiaomiのスマホはカメラ性能が優秀なので、メインカメラの画素数はOPPO Reno5 Aの方が大きいですが写りにそれほど差は出ないと思います。
これはOPPO Reno5 AとiPhone 12 miniとの比較画像。
最高性能のカメラを搭載しているiPhoneと比較しても遜色ないくらい綺麗に撮影できていました。
それよりもRedmi Note 10 JEに超広角カメラが搭載されていないのが非常に残念・・・。
マクロカメラ、深度計測カメラなんて必要ないので超広角カメラを入れて欲しかったですね。
広い風景を撮影できるのはもちろん、食卓全体を撮影する時にも重宝します。
個人的にはメインカメラの次によく使うのが超広角カメラです。
SIM・対応Band
SIMスロットの構成は、SIMフリー版のOPPO Reno5 Aの方が優れています。
2枚のSIMカードを入れて2回線同時待ち受けができるほか、eSIMにも対応しているので、2回線同時待ち受けをしながらSDカードも使える神仕様。
これに対して、キャリア専売モデルのRedmi Note 10 JEはシングルSIM。
さらに、対応Bandも縛りがあり、au回線以外は使いにくい構成になっております。
利用回線の自由度の高さはSIMフリー版が展開されているOPPO Reno5 Aの方が優秀です。
Redmi Note 10 JE最大のライバルはOPPO A54 5G!?
OPPO Reno5 Aとの比較では性能的に弱いRedmi Note 10 JEですが、同時期に発売されたOPPO A54 5Gとの比較だと大きなアドバンテージが見えてきます。
スペック表
OPPO A54 5G | Redmi Note 10 JE | |
価格 | 31,790円(SIMフリー) | 28,675円 |
サイズ | 162.9mm × 74.7mm × 8.4mm | 163mm × 76mm × 9mm |
重さ | 約190g | 約200g |
ディスプレイ | 6.5インチ 液晶 | 6.5インチ 液晶 |
画面リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
SoC | Qualcomm Snapdragon 480G | Qualcomm Snapdragon 480G |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 64GB | 64GB |
外部ストレージ | 対応(最大1TB) | 対応(最大1TB) |
カメラ(リア) | メイン:4,800万画素 超広角:800万画素 マクロ:200万画素 モノクロ:200万画素 | メイン:4,800万画素 マクロ:200万画素 深度:200万画素 |
カメラ(インカメラ) | 1,600万画素 | 800万画素 |
バッテリー | 5,000mAh 18W急速充電 | 4,800mAh 18W急速充電 |
生体認証 | 側面指紋認証 顔認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM×2 | シングルSIM |
2回線同時待ち受け | 可能 | 不可 |
対応Band | 【GSM】850/900/1800/1900 【WCDMA】B1,2,4,5,6,8,19 【LTE-FDD】B1,2,3,4,5,7,8,18,19,20,26,28 【LTE-TDD】B38,39,40,41,42 【5G】n3,28,77,78 | 【LTE-FDD】B1,3,4,5,7,12,13,17,18,20,26,28 【5G】n28,77,78 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver5.1 | Ver5.1 |
イヤホンジャック | あり | あり |
防塵防水 | 非対応 | IP68 |
FeliCa(おサイフケータイ) | 非対応 | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
Redmi Note 10 JEの優れたポイント
OPPO Reno5 Aとの比較同様、超広角カメラが搭載されていることや、SIMフリー版が発売されている点はOPPO A54 5Gの方が優れています。
ただし、殆ど同じと言って良い性能を持っていながら価格が安く「おサイフケータイ」「防水性能」が搭載されているRedmi Note 10 JEはめちゃくちゃ強いですね。
ただSIMフリー版が発売されているかどうかという点も大きな違いなので、完全勝利とは言えないかもしれません。
格安SIMの月額基本料が大きく値下がりしている現状では、様々な回線を使ってみたい人も多いと思います。
この点、SIMカードを2枚同時に使えるOPPO A54 5Gが活躍してくれます。
まとめ:Redmi Note 10 JEとOPPO Reno5 Aはどっちがおすすめ?
Redmi Note 10 JEとOPPO Reno5 Aを比較して紹介しました。
価格が高いだけあって、全体的な性能はOPPO Reno5 Aの方が優れており、おサイフケータイ・防水性能が搭載されているとは言っても物足りなさを感じる部分があるのは否めません。
ただし、基本的な動作性能だけを考えれば2つのスマホの差は僅かなもので、普段使いで大きな違いを感じることは殆どないと思います。
定価ベースで15,000円も安く購入できるのであれば、Redmi Note 10 JEでも十分ではないでしょうか。
2万円台でこれだけ優秀な性能・機能を搭載しているなら超高コスパと言い切れます。
また、全く同様の性能のOPPO A54 5Gとの比較では、「おサイフケータイ」「防水性能」が搭載されているRedmi Note 10 JEが完全勝利と言ったところ。
SIMフリー版を展開しているという点以外、OPPO A54 5Gを購入するメリットは見当たりません。
Redmi Noteau・UQ mobileでの限定販売なので、割引プログラムやキャンペーンも期待できるので、実質負担額・実質価格はさらに下がり、なおさら購入すべきスマホになりそうです。