新しい物好きの ちびめがね(@chibimegane_rv)です。
SIMフリースマートフォン「Unihertz Jelly Pro」を購入しました。
世界最小を謳っているだけあって、小さなサイズ感は感動レベルです。
Rakuten mini良いなーと思って、Amazonで見つけた小さいスマホが想像より小さくて感動してる? pic.twitter.com/2AFzpAffmw
— ちびめがね (@chibimeganecom) February 2, 2020
ただし、実際に使ってみると、イマイチな点があるためメインのスマホにするには力不足なことが分かりました。
そこで本記事では、実際に使って分かったイマイチな点を含めて、Unihertz Jelly Proをレビューいたします。
もし、Jelly Proを購入しようと検討しているなら、参考にしてみてください!
2020年7月にJelly Proの新しいモデル「Jelly 2」が発表になりました。
発売は2020年12月頃のようです。
気になる方は本記事と併せて、こちらの記事をご覧ください。
>>Unihertz Jelly 2登場!旧モデルJellyとの違いは?スペックを比較!
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Unihertz Jelly Proの外観と付属品
Jelly Proは上海Unihertzコマース株式会社が販売している、SIMフリースマートフォンです。
Unihertzでは、Jelly Proの他にも一風変わった面白いスマホを販売しています。
公式サイト>>ストア
Jelly Proは小さなサイズが最大の特長です。
開封後に初めて本体を見た時、あなたもきっと感動すると思います。
サイズは僅か92.4㎜×43㎜。
厚みも僅か15㎜しかありません。
手の中に完全に隠れてしまします。
殆どクレジットカードの大きさと変わりません。
重さも僅か72gと軽量です。
なお、僕が購入したのは黒ですが、Jelly Proは3色展開されています。
正面左側面には音量ボタン。
そして右側面には、充電用Micro USB端子と電源ボタンが備えられています。
本体上部には3.5㎜イヤホンジャックがあるので、音楽再生や通話も可能です。
本体裏面には、外向きカメラ、ライト、スピーカーがあります。
ディスプレイは解像度240×432で2.45インチ。
タッチ式のナビゲーションボタンが配置されています。
中央のホームボタンは点灯し、Jelly Proの状態を確認できるので便利です。
何か通知が届いている場合には、緑色で点滅。
バッテリー容量が少なくなってくると、赤色で点滅します。
Jelly Proの付属品は以下のとおりです。
- マニュアル
- 充電ケーブル
- 画面保護シート(嬉しい)
- ピック?
充電ケーブルはMicro USB to USB Type-Aの標準的なもの。
ギターのピックのような水色の物体は、本体のカバーを開ける時に利用します。
Jelly Proを購入して一番最初にすることが、バッテリーの取り付けです。
購入時は、このようにバッテリーが袋に入っている状態。
袋から取り出して、バッテリーを設置しましょう。
Unihertz Jelly Proの性能
Jelly Proの基本性能は以下のとおりです。
OS | Android8.1 |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
SDカードスロット | Micro SD 1枚(最大256GB) |
CPU | Media Tek MT6737T |
コア数 | 4(1.1GHz) |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n 2.4GHz/5GHz |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
GPS | 内蔵 |
センサー | Gセンサー、コンパス、ジャイロスコープ |
防塵防水性能 | なし |
対応BAND
Jelly ProはSIMフリー携帯なので、格安SIMなどでSIMカードを購入して差し込めば、利用することが可能です。
対応BANDは以下のとおり。
WCDMA | BAND1 BAND2 BAND4 BAND5 BAND8 |
FDD-LTE | BAND1 BAND2 BAND3 BAND4 BAND5 BAND7 BAND8 BAND12 BAND17 BAND19 BAND20 |
ドコモ回線、ソフトバンク回線には対応していますが、au回線では利用できません。
なお、SIMカードは本体カバーを外して装着します。
SIMカードスロットのカバーを少し引き上げ、SIMカードを装着したらセット完了!
対応しているSIMカードのサイズは、「nano SIM」。
2枚のSIMカードを利用する、デュアルSIM・デュアルスタンバイ方式にも対応しています。
カメラ
Jelly Proには外向き、内向き2台のカメラが搭載されています。
解像度はそれぞれ次のとおりです。
バックカメラ(外カメ) | 8MP |
フロントカメラ(内カメ) | 2MP |
ビデオ | 1080P |
実際にJelly Proで撮影した画像と、iPhone 8(12MP)で撮影した画像を比較してみました。
さすがに12MPのiPhone 8で撮影した画像と比較すると、粗々しく感じますね。
それでも、コンパクトサイズのスマホにしては十分ではないでしょうか?
ベンチマークテスト
Jelly Proをベンチマークテストアプリ「An Tu Tu」で測定したところ、スコアは51724ポイントでした。
価格を抑えたエントリークラスのスマホは70,000ポイント程度なので、かなり低いスコアです。
ただ実際に使ってみたところ、SNSやYouTubeなどの動画閲覧、ウェブブラウジングくらいなら特に問題なくサクサク動いたので、そこまで不便は感じませんでしたよ。
Unihertz Jelly Proのイマイチなところ
Jelly Proを実際に使ってみて、2つのイマイチな点を感じました。
- スマホのサイズに最適化されていない
- バッテリーの消費が激しい
この2つがあるために、Jelly Proはメインで利用するスマホには、なり得ないと思っています。
1つずつ紹介していきます。
スマホのサイズに最適化されていない
Jelly Proが搭載しているOSはAndroid8.1です。
小さいサイズのディスプレイに最適化されているわけではないので、ただ小さく表示されるだけです。
このように、ウェブブラウジングもYouTubeも利用できるのですが、やっぱり小さいので見にくいです。
なお、こちらの参考画像で僕が表示しているのは、尊敬しているブロガーまっさーさんの運営しているマサオカブログのYouTubeチャンネルです。
iPhone・iPadなどのApple製品や周辺機器、ガジェットなどを分かりやすくレビューしています。
オシャレな雰囲気で、まっさーさんはイケボなので、是非ご覧ください!
公式ブログ>>マサオカブログ
YouTubeチャンネル>>マサオカブログ
また、画面解像度も240×432ピクセルと低いので、滲むように表示されてしまうこともあります。
さらに難しいのが文字入力です。
Jelly Proのサイズに合わせたOSを搭載してくれれば使い勝手が向上していたので、非常に残念なポイントです。
なお、もしJelly Proで文字入力をしたいのであれば、音声入力がおすすめです。
Google音声入力に対応しているので、ストレスが多少軽減されます。
バッテリーの消費が激しい
Jelly Proのバッテリー容量は、950mAhしかありません。
そのため、特にハードに使用していなくても、ガンガン充電がなくなります。
特にSIMカードでモバイルネットワーク(4G・LTEや3G)を利用すると大変です。
1日どころか、数時間でバッテリー切れになってしまいます。
Jelly Proを利用するならモバイルバッテリーも一緒に持ち歩かなければ使えないでしょう。
>>【2020年版】おすすめモバイルバッテリー!コスパで厳選!
なお、SIMカードを利用せず、Wi-FiのみでJelly Proを利用するなら1日程度利用可能でした。
表示が小さく、入力しずらい。
おまけにバッテリーが光の速さでなくなってしまう。
残念ですが、Jelly Proをメインのスマホとして利用するのは難しいでしょう。
Unihertz Jelly Proの使い道
メインのスマホとして使えないJelly Proですが、次のように活用してはいかがでしょうか?
- 高性能のミュージックプレイヤー
- ワークアウトのお供
高性能のミュージックプレイヤー
Jelly ProをAndroid8.1が搭載された、高性能ミュージックプレイヤーとして利用するのはおすすめです。
Jelly Proは以下のコーデックに対応しているので、殆ど全ての音楽を聴くことが可能です。
- AMR
- AAC
- AAC+
- MP3
- MIDI
- WMA
- WAV
スマホをわざわざ取り出すことなく、ウェブでの調べ物やSNSのチェックができるなら、機能としては十分です。
ワークアウトのお供
小さくて軽いという特長を活かして、Jelly Proをワークアウトのお供にするのも最適です。
Bluetoothも搭載されているので、ワイヤレスイヤホンを接続すれば、音楽やラジオを聴きながらワークアウトに励むことができます。
公式オンラインショップには、専用アームバンドが販売されていますよ。
また、GPSや歩数計も標準搭載されているので、外でのワークアウトに利用しても良いでしょう。
ランニング中に思い付いたことをメモしたり、良い景色をカメラで撮影したり、あなたのワークアウトがさらに楽しい時間になるはずです。
Unihertz Jelly Proレビューまとめ
Unihertz Jelly Proを実際に使って分かったイマイチな点を含めてレビューいたしました。
感動するほど小さいスマートフォンなのですが、残念ながら日常使いをするのは困難です。
しかし、サイズ感を活かして、音楽プレイヤーやワークアウトに利用するのには最適なガジェットだと思います。
使い方さえマッチすれば、決して悪いデバイスではありません。
気になるあなたは是非お試しください。
本気でメインのスマホにしたいのなら、少し高くても「Atom」の方が良いかもしれません。