評価:(4点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Zenfone 11 Ultraをお借りしました。
2024年7月に発売されたZenfoneシリーズの最新モデルです。
Zenfoneと言えばハイエンドながらもコンパクトサイズが最大の特徴。
片手でも扱えるサイズ感は個人的にお気に入りのポイントでした。
それが最新モデルのZenfone 11 Ultraは方向性が一転!
なんと6.78インチの大型ディスプレイを搭載したハイエンドスマホになっておりました。
果たして大幅なデザイン変更は吉と出るか凶と出るか?
本記事でZenfone 11 Ultraを実際に使ってみた様子をレビューするので購入の参考にしてください。
今すぐ知りたい項目にジャンプ
メリット | デメリット |
・大型ディスプレイ ・最強の動作性能 ・超長持ちバッテリー ・65W急速充電 ・スピーカー音質向上 ・ワイヤレス充電 ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 ・イヤホンジャック | ・価格が高い ・重たい ・動画撮影イマイチ ・充電器付属なし ・SDカード非対応 |
同じASUSが発売しているゲーミングスマホROG Phone 8とZenfone 11 Ultraは内部構造が同じです。
このため、高いゲーム性能を求めている場合にはROG Phone 8をおすすめいたします。
以下の記事でROG Phone 8を実機レビューしているので本記事と併せてチェックしてください。
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Zenfone 11 Ultraのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはZenfone 11 Ultraの外観・付属品をチェックしていきましょう。
これまでのZenfoneシリーズとは大きく変わっているので要チェックですよ!
デザイン
Zenfone 11 Ultraのカラーバリエーションは以下の4色。
- スカイラインブルー
- エターナルブラック
- ミスティグレー
- デザートサンド
このうち、僕がお借りしたのはデザートサンドです。
どのカラーも自然にインスパイアされているとのこと。デザートサンドは文字通り砂漠の砂のようなオレンジっぽい色合いです。
商品画像よりも赤みが弱く、ペールオレンジ・うすだいだいに近いと思います。
旧モデルはポリカーボネート素材で厚紙のようなザラザラとした質感でしたが、Zenfone 11 Ultraは光沢の抑えられたサラサラの樹脂っぽい触り心地。
見た目的には超シンプルで、まぁ普通って感じですね。クセがないから使いやすいとは思います。
どうしても旧モデルの質感・デザインが斬新だっただけに物足りなさを感じてしまうんですけどねぇ・・・。
ちなみに赤丸で囲った部分にASUSのシンボル「Aマーク」が隠されておりますよ。
背面パネル左上にカメラユニットを搭載。
メイン・超広角・望遠の3眼構成になります。ついにZenfoneに望遠カメラが!
バンプの高さは実測で約3.5mm。他のスマホに比べても高めで、デスクに置いたまま操作するとガタつくのでご注意を。
背面パネルはフレームに向かって緩やかに湾曲。ほぼほぼ箱型です。
フレームはマットなアルミニウム製。100%リサイクルアルミニウムが使用されているそうですよ。
ディスプレイを上にして右側面に電源ボタン・音量ボタンを搭載。スクショが撮影しにくい縦並びの構成です。
左側面には何もありません。
下部にはUSB Type-Cポート・カードスロット・スピーカー・イヤホンジャックを搭載。
USBポートが片側に寄ってるの珍しいですよね。
カードスロットはSIMカードを表裏に1枚ずつ装着できるタイプ。残念ながらmicroSDカードには非対応です。
本体上部には何もありません。あ、通話用のマイクがあるか。
サイズ感
Zenfone 11 Ultraのサイズは163.8×76.8×8.9mm。
6.78インチのディスプレイを搭載しているので普通に巨大。やっぱりこれまでのモデルとのギャップを感じてしまいますね。完全に別のスマホ。
他のスマホと並べるとこんな感じ。実はハイエンドモデルであればこのサイズも珍しくはありません。
サイズが大きくなったと言うことは、当然重くなるんですが、実測で224gと横綱級に・・・。
旧モデルが189gだっただけにマジでギャップがすごすぎました笑
付属品
Zenfone 11 Ultraの付属品は以下のとおりです。
- 保護ケース
- USBケーブル
- SIMピン
- マニュアル類
これまでのモデル同様にディスプレイ保護フィルムは付いておりません。
さらに充電器がカットされてしまいました。超悲しい・・・。
保護ケースは樹脂製のハードタイプ。
ボタンやポート類に干渉しないようカットされてるので防御力は弱くなるものの、持った時のサイズ感の違いを感じにくいと思います。特に横幅。
カメラレンズも守ってくれそうなので、とりあえず装着しておきましょう。
ケーブルはUSB Type-C / USB Type-Cのものでした。
せっかく65W急速充電に対応してくれたのに専用充電器が付いてないのはイけてないですよねぇ。頑張って欲しかったなぁ・・・。
Zenfone 11 Ultraのディスプレイをレビュー
続いてZenfone 11 Ultraのディスプレイをチェック見ていきましょう。
6.78インチ有機ELディスプレイ
Zenfone 11 Ultraはディスプレイに6.78インチの有機ELパネルを採用。
旧モデルが5.9インチだったのでめちゃくちゃデカくなりました。
インカメラは変わらずパンチホールタイプですが、左上から中央に移動。
ベゼル(縁)は狭く、広い表示領域を確保しています。4辺均等なのが美しいですね。
有機ELパネル特有の黒色表現でシャキッとメリハリがあって超綺麗です。
- 2,400×1,080 (FHD+)
- Delta-E < 1
- DCI-P3 107%
- HDR 10+
スペック的にも充分で、ディスプレイ品質に不満を感じる人はいないでしょうね。
視野角も広く、少し青っぽく色が変わるもののきつい角度から見ても問題なし。ゴロ寝スマホにも使えそうです。
ディスプレイのガラスには最新の「Corning Gorilla Victus 2」を採用しているので耐久性にも優れています。
フラットタイプは保護フィルムを貼り付けるのが下手な僕には嬉しいポイントでした。
十分な明るさで屋外でも見やすい
Zenfone 11 Ultraのディスプレイピーク輝度は2,500nitsとかなり明るいです。
このため屋外の直射日光下でも見づらくなることはありませんでした。
明るさが足りないと屋外の写真撮影が難しくなったりするんですが、Zenfone 11 Ultraならそんなこともありませんよ。
ただ室内での明るさ自動調節がうまくいってないせいか、他のスマホよりも暗く感じる場面がちょこちょこありました。中央がZenfone 11 Ultraです。
シーンによっては明るさを手動で調節してあげた方が良いかもしれませんね。
片手操作は無理です・・・
Zenfone 11 Ultraは6.78インチの大画面ディスプレイ&重いので基本的に両手操作になります。片手で操作しようとしても端まで指が届きません・・・。
旧モデルは5.9インチで片手操作が余裕でした。
これは好みの問題なので何ともいえませんが、コンパクトなスマホが好きな人にはZenfone 11 Ultraは全くおすすめできません。デカイからね。
その一方で、動画見るのが好きな人や、ゲームが好きな人にはZenfone 11 Ultraがビシッとハマります!
動画もゲームも大画面はやっぱり最高ですよ。
Zenfone 11 Ultraは動作性能も抜群なのでストレスなく楽しむことができちゃいます。
リフレッシュレートは最大144Hzをサポート
Zenfone 11 Ultraのリフレッシュレートは旧モデルから引き続き最大144Hzに対応。
ただし144Hzの設定ができるのはゲームの時だけ。これも一緒です。
しかもFPS144に対応しているゲームのみで効果を発揮するものなので、そもそもゲーム自体が対応していなければ設定する意味もありません笑
通常時は60Hz・120Hzの固定設定と、シーンに合わせた自動調整になります。
高駆動を最も実感できるのは画面スクロール。ヌルヌル滑らかに動いてくれる感じが動作性能の高さと相まって気持ちいいです。
さらにZenfone 11 Ultraは、シリーズで初めてバックプレーンに「LTPO」を採用。
自動設定なら1Hzから120Hzの範囲で動的に変化する可変リフレッシュレートに対応しております。
実際に試してみるとディスプレイに動きを感知しすると120Hzに、触らなければ1Hzに変化していました。
AOD(常時表示ディスプレイ)表示中のリフレッシュレートも1Hzに対応しています。
高駆動ディスプレイはバッテリーを消耗しがちですが、Zenfone 11 Ultraならバッテリー持ちとディスプレイのヌルヌル感を両立できるので優秀です。
常時オンディスプレイ(AOD)に対応
Zenfone 11 Ultraは有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(Always On Display/常時表示ディスプレイ)に対応しており、ロック画面で時計等を表示し続けることが可能です。
スマホによっては、搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、終日でも表示可能。表示内容をカスタマイズすることもできます。
寝てる間にディスプレイに何か表示されてても全く意味がないので、時間指定はしておきましょう。
もちろんバッテリー消耗を優先するならAODは使わない方が良いです。
なお、Zenfone 11 Ultraには「スクリーンライト」機能も追加されています。
画面オフの状態でも充電の状況と通知の有無をアイコンで表示してくれる地味に便利な機能。AOD同様に表示時間の設定や色などのカスタマイズもできますよ。
AODを使うよりもバッテリー消耗は抑えられるし、必要な状況だけサクッと確認できるので、ほんと地味に便利です笑
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
Zenfone 11 Ultraはストリーミングサービスで高画質視聴が可能となります。
Netflixの最大再生解像度はFull HD。残念ならがHDR機能は現時点では非対応でした。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでもHD 1080pで視聴可能。YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できることを確認しました。
LTPOの可変リフレッシュレートを採用し、ディスプレイ品質も優秀。
ディスプレイは大型化してしまいましたが、メリットの方が大きいかもしれません。
Zenfone 11 Ultraの基本性能・動作性能をレビュー
お次はROG Phone 8の基本性能・動作性能をチェックしていきます。
スマホの基本性能を司るのはご存知SoC(CPU/GPU)。
Zenfone 11 Ultraには「Snapdragon 8 Gen 3」が搭載されております。
2023年10月にQualcommが発表したチップセットで、Gen 2同様に台湾TSMCの4nmプロセスが採用された2024年7月時点でのフラッグシップモデルです。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。
最も有名なAnTuTuベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは2,093,968点、GPUスコアは905,029点。
旧世代のVer.9では総合スコアが1,586,987点、GPUスコアは765,631点という結果になりました。
同じSnapdragon 8 Gen 3を搭載したゲーミングスマホには及ばなかったものの、これまでレビューしたスマホの中で第3位に輝きました。
- REDMAGIC 9 Pro:2,191,182
- ROG Phone 8:2,155,504
- Zenfone 11 Ultra:2,093,968
- Xiaomi 14 Ultra:2,030,793
- ROG Phone 7:1,611,048点
- Zenfone 10:1,562,792点
旧モデルZenfone 10と比べると約35%スコアがアップしていますね。
ベンチマークスコアだけ高く出るように調整されているスマホがあるなんて話も聞きますが、ここまでハイスコアならどうでもいいですね笑
2024年7月現在はAnTuTuスコアで70万点もあれば普段使いで困ることはないので、当然ながら何をやっても快適そのもの。
もはやハイエンドモデルにもなれば普段使いとしては過剰性能と言っても良いくらいだと思います。
なおZenfone 11 Ultraはバッテリー設定からモードの切り替えが可能。最高性能じゃないと我慢できない!って人以外は「ダイナミック」で良いでしょう。
以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載しているのでチェックしてください。
また、AnTuTu以外のベンチマークスコアは以下のとおりです。
Pixel 8 Pro/iPhone 15 Proと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、Google Pixel 8 Pro・iPhone 15 Proと実際の動作性能をプチ比較してみました。
どちらも国内で購入できるハイエンドモデルの人気モデル。どのくらい違いがあるのでしょうか?
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
なんだかiPhoneの調子がイマイチですが、とりあえずZenfone 11 Ultraの表示速度が一番早いことが分かりますね。
ただPixel 8 Proもそんなに遅いわけではないので、AnTuTuスコアがある程度の水準(100万点以上?)に達していれば、普段使いで大きな差を感じにくいと思います。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
読み込み・書き込みともに爆速です。全く問題なし。
ちなみに今回お借りしたのは12GB/256GBの下位モデル。それでもこれだけの性能を発揮できてるんだから凄いですよね。
複数のアプリを同時に起動しようが何しようが余裕があります。
ストレージ容量は256GB。システム領域に17GB使うので保存可能なのは240GBくらいになりそうです。
重いゲームを複数同時にやっていたら少し物足りないかもしれませんね。
残念ながらmicroSDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
特別な設定をすることなく、装着するだけですぐに認識してくれましたよ。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
Zenfone 11 Ultraのゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイントです。
ハイエンドスマホが欲しい人は特に気になる部分だと思います。
Zenfone 11 Ultraはゲームを快適にプレイできるのかチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは53.365
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」をプレイした時の平均FPS(フレームレート)で検証していきます。
ちなみにZenfone 11 Ultraのデフォルトグラフィック設定は「高/30FPS」でした。
まずグラフィック設定「最高/FPS60」で15分ほどプレイした時の結果がこちら。
スメールの砂漠地域を動き回り、エンカウントした敵とはしっかり戦っています。
平均FPSは53.365でした。
あれ?意外とスコアが伸びないな−と思ったら、プレイしてから5分経過したあたりでフレームレートの上限が50に制限されていました。
別の機会に同じように15分間プレイした結果がこちら。
やはり途中からフレームレートの上限が50になっていますね。
おそらく長時間のプレイでも性能が安定するように、発熱によって動作に制限をかけているんだと思います。
ちなみに旧モデルZenfone 10も全く同じ挙動。その結果15分間の平均FPSも殆ど変わらない結果になっています。
このため、今回検証した原神であれば、Zenfone 10でもZenfone 11 Ultraでも体感的な性能の向上を感じにくいかもしれません。
以下の記事で、これまでレビューしてきたスマホの原神平均FPSをランキング形式で紹介しているので御覧ください。
ゲームプレイ時の発熱
原神を最高設定でプレイした時、内部温度が高くなるとフレームレートの上限値が制限されていました。
プレイ中の背面温度を計測してみたところ44.5℃とそれなりにホカホカです。
持てないほどではないものの、フレームも熱くなります。
AnTuTuベンチマークを4回連続で回した時のスコアは以下の通り。
ガクンとスコアが落ちることはないものの、多少性能が低下するようです。
普段使いで発熱に悩まされることはないと思いますが、長時間連続で強い負荷のかかる重いゲームをプレイする場合には注意が必要です。
ゲームを快適に遊べるGame Genie
Zenfone 11 Ultraには旧モデルから引き続きゲームを快適にプレイできるGame Genieが搭載されております。
ゲームモードによくある、動作モードの変更や通知・着信抑制のほか、ゲーミングスマホのような機能もありました。
例えば画面内に大きな照準を表示してくれる「クロスヘア」はFPS系のゲームが好きな人に重宝しますね。
もちろんガチのゲーミングスマホには敵いませんが、一般的なゲームモードに比べると多機能だと思います。
Zenfone 11 Ultraのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてZenfone 11 Ultraのバッテリー持ち・充電速度を見ていきましょう。
PCMarkバッテリーテストのスコア
Zenfone 11 Ultraのバッテリー容量は5,500mAhと大容量。
本体サイズが大きくなったせいか、5,000mAhを超えてくれました。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので、通常利用時におけるバッテリー持ちとして信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさは50%固定、リフレッシュレートを60Hz・120Hz・自動に設定して計測した結果が以下のとおり。
Zenfone 10も長持ちバッテリーで驚きましたが、Zenfone 11 Ultraはさらに超えてきました!
自動設定で21時間超え、120Hz固定でも18時間に迫る極めて優秀なスコア。
これまでレビューしてきたスマホの中でも4番目に良いスコアになっております。
- AQUOS sense4 lite:21時間50分
- Redmi Note 10 JE:21時間43分
- ROG Phone 7:21時間28分
- Zenfone 11 Ultra:21時間26分
- Xperia 10 Ⅳ:20時間55分
エントリーモデルじゃなくてハイエンドモデルですからね?やばすぎ!
長時間ゲームをするなら話は別ですが、ごく普通に使う分には外出先で充電を気にすることなく1日余裕で使えるバッテリー持ちと言えます。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアを信用できない人もいると思うので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まずAmazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は2%。
YouTubeで動画(1080P/60fps)を1時間視聴した結果、バッテリー消耗5%。
原神をデフォルト画質設定で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は15%でした。
24時間一切触らずに放置でバッテリー消耗は4%。
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 2% | 約50時間 |
動画再生 1時間 | 5% | 約20時間 |
原神 1時間 | 15% | 約6.5時間 |
24時間放置 | 4% | 約25日間 |
旧モデルZenfone 10と比較するとこんな感じ。
使用時間 | Zenfone 10 | Zenfone 11 Ultra |
音楽再生 1時間 | 3% | 2% |
動画再生 1時間 | 8% | 5% |
原神 1時間 | 11% | 15% |
24時間放置 | 5% | 4% |
全体的にバッテリー持ちが良くなっているのが分かります。
さすがにディスプレイサイズが大きいのでゲームをプレイするとグングン電池が減っていきますが・・・。
Zenfone 11 Ultraのバッテリー持ちは、旧モデルから進化していると思います。
65W急速充電に対応!充電器はないけど・・・
大容量バッテリーを搭載している弊害は充電時間が長くなってしまうこと。
急速充電に対応していないと、いつまで経っても充電が終わらないなんてこともありますが、Zenfone 11 Ultraは65W急速充電に対応しております。
ただし!!!
残念ながら充電器は付いてこないので、65W急速充電が欲しいなら、自分で用意しなければいけません。悲しい・・・。
僕の手持ちの充電器をいくつか試してみたところ、Nothingの純正充電器が40Wほどで充電できていました。
バッテリー残量15%からフル充電までにかかった時間は約50分。
65W急速充電ならフル充電まで39分とのことですが、これでも充分な速度ですね。
寝落ちしちゃっても朝の準備中にある程度充電できちゃいます。
さらに、Zenfone 11 Ultraには低速充電やバイパス充電も搭載。
例えば、就寝前の充電は低速充電にしてみたり、フル充電に拘らず利用用途に応じて充電制限をしたりすることで、バッテリーの劣化を抑えることが可能です。
15Wワイヤレス充電に対応
Zenfone 11 Ultraは旧モデルから引き続きワイヤレス充電に対応しています。
充電速度も最大15Wと無線充電にしては急速。
手持ちのワイヤレス充電器で試してみたところ10W前後で充電できていました。
もちろん有線に比べると充電速度は遅くなってしまうので、寝る前にワイヤレス充電スタンドに置くなんて使い方が良いかもしれませんね。
Zenfone 11 Ultraのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
カメラ特化のハイエンドモデルにもなると信じられないくらい雰囲気ある写真が誰でも簡単にワンタップで撮影できちゃいます。
Zenfone 11 Ultraは旧モデルから引き続き、メインカメラに6軸ジンバルモジュールを搭載。さらに3倍望遠カメラも加わって3眼構成になりました。
果たしてカメラ性能はどれほどなのか?
実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてください。
カメラアプリ
作例を紹介する前にカメラアプリを少しだけ見ておきましょう。
Zenfone 11 Ultraのカメラアプリは旧モデルから引き続きシンプルな構成。
よく使いそうな超広角と2倍ズームに加えて、新たに搭載された望遠カメラ(3倍)にワンタップで切り替え可能。さらにスライドさせることで他の倍率にもアクセス可能です。
グリッド線の他に中央にマークがありますが、これはスタビライザーガイド。
搭載された6軸ジンバルモジュールが手ぶれを抑えてくれますよ。
カメラの知識が豊富な人はProモードで細かな調整をしながらの撮影も可能です。
なおスクショ音は消せますが、シャッター音を消すことはできないようです。
とは言えシャッター音はそこまで大きくないので、静かな場所以外なら気にならないと思います。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェック。
動作性能でも比較したGoogle Pixel 8 Proで撮影した写真も併せて掲載しています。
Pixel 8 Proは手軽にいい写真をバシバシ撮れるのが特徴なので、Zenfone 11 Ultraのカメラがどこまで迫れるかが楽しみなところです。
日中の明るい場面であれば、どちらのスマホも変わらず綺麗に撮影できました。
Zenfone 11 Ultraは明るく鮮やかな仕上がりに。一方のPixel 8 Proは明暗差を上手に表現している印象があります。
シーンによってはZenfone 11 Ultraが明るくなりすぎてしまうことがあるので露出調節してあげると良いかもしれません。
HDR性能を確かめるために逆光のシーンでも撮影してみました。
Zenfone 11 Ultraは少々黒つぶれが多くなってしまいました。そこは明るくしないんかい!と思わずツッコミを入れてしまいますね笑
室内ですがメシウマ撮影も。
Zenfone 11 Ultraは鮮やかになりすぎてる印象はありますが、室内でも明るく撮影できるはGOODだと思います。
メインカメラ(夜景モード)の作例
Zenfone 11 Ultraには低照度下でもバランス良く撮影できる夜景モードも搭載されています。
通常撮影でもそれなりに明るく撮影できていますが、夜景モードにすれば明暗差のバランスが良くなっているのが分かります。
引き続きGoogle Pixel 8 Proと比較していきましょう。
スマホで確認するくらいであれば、どちらも変わらない印象。
Pixel 8 Proと比べるとちょっとノイジーな気もしますが、よく撮れてると思います。
ジンバルが搭載されている効果か、数秒固定しながらの撮影でも手ブレしにくいです。
続いて明暗差があるシーンで。
明暗差のバランスならZenfone 11 Ultraの方が優秀な気がします。
日中でも夜間でも、これだけ撮影できるなら十分使えると言って良いでしょう。
Zenfone 11 Ultraのメインカメラの性能は非常に高いと思います。
50MP高画素モードの作例
Zenfone 11 Ultraのメインカメラは「カメラ解像度」の切り替えで5,000万画素でも撮影可能。
通常撮影では4つの画素を束ねて1,250万画素にすることで感度を上げています。
画素数が多いほうが高精細に撮影できるような気がしますが、果たしてどれほど違うのでしょうか?
パッと見はそこまで変わらない気がしますね。HDRが効かなかったのか、高画素モードの写真は空が白飛びしちゃいました。
高解像度での撮影はトリミングで活かされます。それぞれの写真で同じ部分をトリミングした結果がこちら。
高画素モードの方が微妙に解像感が残ってる気がしますね。微妙に。
もう1枚。こっちは室内なので撮影環境的には良くはないです。
やはり高画素モードで撮影した写真の方が、トリミングに強いようです。
高画素モードで広めに撮影しておいて、後から必要な部分だけを切り出す時なんかに試しても良いかもしれません。
望遠カメラの作例
Zenfone 11 Ultraには光学3倍の望遠カメラが搭載されております。
デジタルズームとの合わせて最大30倍までのズーム撮影が可能に。
第3のカメラがマクロや深度計測用カメラじゃなくて、望遠なのが普通に嬉しいですよね。普段使いが強化された印象です。
さすがに30倍まで引き伸ばすとイラストっぽい質感にはなっちゃいますが、10倍くらいまでなら綺麗に見えます。
スマホで見るんだったら十分じゃないかな?
比較しているPixel 8 Proも最大30倍ズームなんですが、さすがに処理性能に差がでちゃいますね。
標識の字が読めるのはマジでやばいですよね笑
便利な望遠カメラなんですが、注意点もありました。
被写体との距離が近い状況で、望遠カメラを使ってダイナミックな撮影がしたいことがあると思いますが、おそらくピントが合わずにボケます。
こんな感じですね。分かりますでしょうか?
望遠カメラでピントを合わせて撮影するには、最低でも被写体から50〜60cm離れる必要があります。
いわゆるテレマクロ的な使い方には向いていないのでご注意ください。
ちなみにXiaomi 14 Ultraの望遠カメラはまさにテレマクロとして使えますよ。
カメラ性能がレベチなのでぜひレビュー記事をチェックしてください。
超広角カメラの作例
Zenfone 11 Ultraは1,300万画素の超広角カメラも搭載しております。
風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラです。
メインカメラと同じように明るく鮮やかな仕上がりに。
Pixel 8 Proに比べて僅かに解像感が乏しい気がしますが、おまけ感は少なく、スマホで見る分には普通に使えちゃいますね。
明るさ不足なところがありつつも、頑張ってる印象です。
メインカメラと同じように明暗のバランスはPixel 8 Proよりも優秀に見えますね。
光源がぼわーっとなりにくいです。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、被写体との切り分けもそこそこ上手です。
人物以外の被写体にもボケモード的に使用可能です。
被写体以外をバツっと分かりやすくボケさせてくれますね。
撮影しながらボケ具合を調整することもできますよ。
インカメラの作例
Zenfone 11 Ultraのインカメラは旧モデルから引き続き3,200万画素。
撮影時には4つの画素を1つにまとめて800万画素になります。
等倍と0.7倍の画角切り替えがワンタップでできるのが便利なポイントです。
もちろんインカメラでもポートレートモードを使用可能。
リアカメラ同様に調整ができるので極端にボケさせてみました笑
「美人エフェクト」の効果で明るさや肌の質感を変えることもできました。
個人的にインカメラを使う機会は殆どないですが、これくらい撮影できれば家族や恋人、友達との自撮りも楽しめそうですよ。
動画撮影の作例
Zenfone 11 Ultraで動画撮影もしてみました。
最大8K@24fpsでも撮影できますが今回は1080p@60fps。比較用にPixel 8 Proで撮影した動画も収録しています。
メインカメラと超広角カメラで動画撮影したのですが、どちらもイマイチな印象・・・。
メインカメラはパッと見は明るく撮影できているのですが、解像感が低め。
スマホのディスプレイで見るくらいなら良いものの、少しでも大きなサイズで見ると粗さが目立つと思います。
超広角カメラは撮影をミスってしまったのかと思うほどの質感で、イラストのような雰囲気の動画になっています。なぜ・・・。
また、どちらのカメラでも夜間撮影もしているのですが明らかに力不足です。
今後のアップデートでの性能向上に期待しましょう。
Zenfone 11 Ultraを実機レビュー
ここからはZenfone 11 Ultraの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
Android 14 × ZenUI
Zenfone 11 Ultraに搭載されているOSはAndroid 14。
最新のAndroidが搭載されているのは嬉しいポイントです。
基本的にピュアAndroidの雰囲気ですが、起動中アプリの一括終了の場所や、ネットワーク設定スイッチ等、ユーザーの使い勝手が良くなる工夫が見られます。
なおASUSによると、最大2回の大型アップデート(OSアップデートのことかな?)と、4年間のセキュリティアップデートに対応とのこと。
1台のスマホを長く使う人には嬉しいポイントですね。
デフォルトでは見た目などがASUSオリジナルに設定されていますが、Android純正に戻すことも可能ですよ。このあたりはお好みで。
この他、ステータスバーに表示するアイコンが管理できたり、アニメーション速度を変更できたりと、痒いところに手が届く設定もありがたいですね。
豊富なジェスチャー機能
使いこなせたらZenfone 11 Ultraがさらに便利になる機能も搭載されております。
画面分割・サイドバー・フローティングウィンドウはもちろん対応。
ディスプレイサイズが大きくなったので、これまでのモデルよりも使いやすいですね。
背面ダブルタップに機能の割り当てをできるスマホは多いですが、Zenfone 11 Ultraはトリプルタップにまで対応しています。
電源ボタン・音量ボタンによるクイック起動にも対応。
ジェスチャー機能も豊富に用意されておりますよ。使いこなせたら超便利です。
デュアルアプリ対応/複数ユーザー非対応
Xiaomiのスマホにお馴染みのデュアルアプリ機能はZenfone 11 Ultraでは「ツインアプリ」として搭載されております。
対応アプリで機能を有効にすれば、アプリの複製が可能に。
例えばLINEアプリが2つ作れるので、1台のスマホでアカウントを2つ使い分けることができちゃいます。
なお残念ながらセカンドスペース(複数ユーザー)機能には非対応のようで、見つけることができませんでした。
オンデバイスAI機能搭載
Zenfone 11 Ultraには話題のAI機能が搭載されております。
しかもネットワーク接続がなくても利用できるのが大きな特長。
文字起こし機能を実際に使ってみましたが、完璧ではないものの結構使えそうな印象です。
壁紙生成も簡単に使えるのでハマりますよ。
オンデバイスAIをフル活用できるシチュエーションは、まだ多くはありませんが、今後さらにAI技術が発展した時にでも対応できるのは嬉しいポイントになります。
上下2つのスピーカーでステレオサウンド
Zenfone 11 Ultraには上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しむことが可能です。
上下で音の出る方向が異なるので少々アンバランスな印象ですが、定位感が崩れるほどではありません。
肝心の音質は超優秀!
これまでのモデルよりも物理的に大きいですからね?迫力が違いますよ。
スマホのスピーカーって中高音域中心でスカスカになりがちなんですが、Zenfone 11 Ultraは低音をしっかり感じることができます。
音楽を聞くのはもちろん、動画視聴やゲームにも大活躍。素晴らしい!
スウェーデンDirac Research社のDiracチューナーを採用しており、シーンに合わせたプリセットのほか、イコライザーも搭載されているので自分好みの音質に調整することもできます。
イヤホンジャック搭載
Zenfone 11 Ultraは本体下部に3.5mmイヤホンジャックを搭載しております。
Diracチューナーによる音響補正は、特にイヤホンを使用している時に効果を実感しやすいのでおすすめ。
またイヤホンを接続している時だけ、空間オーディオ機能「DIRAC Virtuo」が有効になりますよ。
音場の広がりや定位感が向上して臨場感の高いサウンドになるものの、劇的に変わるとまでは言えません。
空間オーディオが使える!とあんまり期待しないほうが良いかもしれませんね。
BluetoothコーデックはLDAC・aptX Adaptiveに対応
Zenfone 11 Ultraにワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際に接続してみたところ、以下のコーデックに対応していました。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:○
- LDAC:○
- LHDC:✕
LHDCには非対応なものの、主要コーデックにはフル対応。
LDACはもちろん、aptX Adaptiveの96kHz/24bit再生をサポートするSnapdragon Soundにも対応していました。
有線でも無線でもハイレゾサウンドを楽しめますが、残念ながらAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
どちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいのは事実。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
おサイフケータイ/IP68防塵防水に対応
Zenfone 11 Ultraは、旧モデルから引き続きおサイフケータイとIP68防塵防水にしっかり対応。やっぱこれがあるからZenfoneは最高なんです。
FeliCaポートはカメラユニットの下辺りに搭載。
反応も良好で何の問題もありませんよ。
これまでのモデルのようにコンパクトの方が確かに持ち運びはしやすいんですけどね。
こればっかりは仕方がないですね。
防塵防水は最高等級の最高クラスのIP65/IP68。
直接噴流はもちろんのこと、継続的な水没にも耐えられるほど強力な防水性能になります。
なお、念のためにお知らせしておきますが、あくまでも防水性能です。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いなんですよ?
お風呂中に使っていて直ちに壊れることはないと思いますが、湯船に落としてしまったら最悪破損する可能性があるので注意しましょう。
また水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電しましょう。濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
生体認証は指紋認証&顔認証
Zenfone 11 Ultraの生体認証は指紋認証と顔認証。
指紋認証センサーはディスプレイ内に搭載されています。
反応は良好で、サッと触れるだけでロック解除できました。
顔認証はインカメラを使った簡易的なもの。
こちらも反応は良好で顔が入れば一瞬でロック解除されます。
指紋認証・顔認証どちらにも対応しているのがベストですよね。
4キャリアに対応したBand構成
Zenfone 11 Ultraは国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
なお、こちらの記事でZenfone 11 Ultraに楽天モバイルのSIMカードを装着した様子を紹介しているので、本記事と併せてチェックしてください。
こちらの記事ではZenfone 11 Ultraがワイモバイルで使えるか検証しています。
また、5G通信(Sub-6)にもフル対応。ドコモのn79に対応しているスマホは貴重ですよ。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ◯ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもZenfone 11 Ultraなら対応できます。
Zenfone 11 Ultraのスペック・仕様
Zenfone 11 Ultraのスペックは以下の通りです。参考に旧モデルZenfone 10の情報も併せて掲載しています。
製品名 | Zenfone 10 | Zenfone 11 Ultra |
価格 | 99,800円 112,800円 134,800円 | 139,800円 159,800円 |
サイズ | 146.5mm 68.1mm 9.4mm | 163.8mm 76.8mm 8.9mm |
重さ | 172g | 225g |
ディスプレイ | 5.9インチ AMOLED 2,400×1,080 445ppi Delta-E < 1 112% DCI-P3 HDR10+ 1,100nits | 6.78インチ AMOLED 2,400×1,080 Delta-E < 1 107% DCI-P3 HDR10+ HBM 1,600nits ピーク 2,500nits |
リフレッシュレート | 最大144Hz | 最大144Hz |
OS | Android 13 ZenUI | Android 14 ZenUI |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 |
RAM | 8GB 16GB LPDDR5 | 12GB 16GB LPDDR5 |
ROM | 128GB 256GB 512GB UFS 4.0 | 256GB 512GB UFS 4.0 |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 IMX766 f/1.9 センサーサイズ 1/1.56 | 5,000万画素 IMX890 f/1.9 センサーサイズ 1/1.56 |
リアカメラ(超広角) | 1,300万画素 f/2.2 センサーサイズ 1/3.06 FOV 120° | 1,300万画素 f/2.2 FOV 120° |
リアカメラ(望遠) | なし | 3,200万画素 f/2.4 光学3倍 EIS/OIS |
インカメラ | 3,200万画素 f/2.4 | 3,200万画素 f/2.05 |
ビデオ(リアカメラ) | 8K@24fps 4K,1080P,720P@60fps 4K,1080P,720P@30fps | 8K@24fps 4K,1080P,720P@60fps 4K,1080P,720P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps | 1080P@30fps |
バッテリー | 4,300mAh | 5,500mAh |
ポート | USB Type-C 30W急速充電 | USB Type-C 65W急速充電 |
ワイヤレス充電 | 15W | 15W |
生体認証 | 側面指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM×2 | nano SIM×2 |
eSIM | 非対応 | 非対応 |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band | 5G(Sub6): n1,n2n3,n5,n7,n8,n12,n20,n28,n38,n77,n78 FDD-LTE:1,2,3,4,5,7,8,12,17,18,19,20,26,28 TD-LTE:34,38,39,40,41,42 W-CDMA:1,2,4,5,6,8,19 GSM:850,900,1800,1900 CA:7CA(DL)/2CA(UL)対応 | 5G(Sub6): n1,n2n3,n5,n7,n8,n12,n18,n20,n25,n26,n28,n38,n40,n41,n48,n66,n77,n78,n79 FDD-LTE:1,2,3,4,5,7,8,12,17,18,19,20,25,26,28,32,66 TD-LTE:34,38,39,40,41,42,43,48 W-CDMA:1,2,4,5,6,8,19 GSM:850,900,1800,1900 CA:7CA(DL)/2CA(UL)対応 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.3 | Ver5.4 |
位置情報 | GPS GLONASS BeiDou Galileo QZSS NavIC | GPS GLONASS BeiDou Galileo QZSS NavIC |
イヤホンジャック | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
FMラジオ | なし | なし |
防塵防水 | IP68 | IP65/68 |
NFC | あり | あり |
FeliCa | 対応 | 対応 |
公式サイト>>スペック
まとめ:Zenfone 11 Ultraのメリット・デメリット・評価
Zenfone 11 Ultraを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
Zenfone 11 Ultraを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・大型ディスプレイ ・最強の動作性能 ・超長持ちバッテリー ・65W急速充電 ・スピーカー音質向上 ・ワイヤレス充電 ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 ・イヤホンジャック | ・価格が高くなった ・重たい ・動画撮影イマイチ ・充電器付属なし ・SDカード非対応 |
評価
総合評価:(4点/5点満点)
デザイン | ★★★☆☆ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
ディスプレイ | ★★★★★ |
動作性能 | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★☆ |
バッテリー性能 | ★★★★★ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★★ |
コンパクトサイズが特徴だったZenfoneが大型化してしまった!ショック!
・・・と思っていたんですが、実際に使ってみると、大画面ディスプレイであることのメリットの方が多く、これはこれでアリだなって結論に至りました笑
片手操作はできなくなっちゃったものの、やっぱ動画見るにも、ゲームするにもディスプレイは大きいほうが良いっす。最高!
基本性能もバッテリー性能も旧モデルから進化。おサイフケータイや防水性能など、付加価値的な部分で削られたものもありません。
純粋にZenfoneシリーズの最終進化形態と言って良いでしょう。
その一方で価格が上がってしまったのは少々寂しいポイント。
旧モデルZenfone 10は最小構成モデルが10万円を切ってましたからね。
Zenfone 11 Ultraは139,800円〜なので、どうしても高く感じてしまいます。
とは言え、これはASUSに限ったことではなく、どのメーカーもスマホも高くなっているので仕方ない部分かもしれません。
大きな路線変更を果たしたZenfone 11 Ultra。
これまで以上にハイエンドモデルらしいスマホになったと感じました。
何でもできちゃう万能スマホが欲しい人におすすめの1台です。
【スマートフォン検証方法】
当ブログでレビューしている全てのスマートフォンは実際に私が使用しています。デザイン・ディスプレイ性能・動作性能・バッテリー性能・カメラ性能などを標準的なベンチマークアプリによるテストに加えて私の体験によって定量的・定性的に評価しています。また、一部のテストでは同程度の価格・性能のスマートフォンと比較することで評価をより明確にしています。私は全ての商品レビューを当ブログのレビューガイドラインに基づいて実施しています。
Zenfone 11 UltraはIIJmioが最安値!
Zenfone 11 Ultraはオープンマーケットモデル(SIMフリーモデル)なので格安SIMなどでも購入可能です。
IIJmioでの販売価格
Zenfone 11 Ultraを取り扱っている主な格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
販売サイト | 通常価格 | 最安価格 |
公式サイト | 139,800円 | 139,800円 |
IIjmio | 137,800円 | 137,800円 |
IIJmioがちょっぴり安くて137,800円。
今後、端末セールの対象になる可能性もあるので要注目です!
IIJmio>>Zenfone 11 Ultra
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 | データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・5GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、2022年6月1日からはデータシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
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