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お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
らくらくスマートフォン F-53Eをお借りしました。
2025年1月にNTTドコモから発売予定のFCNT製シニア世代向けスマホです。
累計販売台数900万台の人気シリーズの最新モデル。
旧モデルF-52Bからさらに進化して、安心と使いやすさを追求しているとのことです。
果たしてその実力はどれほどのものなのか?
発売に先駆けて、実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
なお今回お借りしたのは開発機(テスト機)のため、製品版と仕様・使い勝手が異なる部分がある可能性があるのでご注意ください。
また、カメラについては現在調整中とのことでしたので検証しておりません。
事前情報を確認する限り、イメージセンサーにSONY IMX882(LYT-600C)、さらには光学式手ぶれ補正(OIS)も搭載して良い感じのようです。
カメラ性能を重要にしている人は、発売後に他のメディアでもレビューが公開されると思うので、そちらを参考にしてくださいませ。すみません。
メリット | デメリット |
・使いやすいUI ・快適な動作性能 ・長持ちバッテリー ・急速充電対応 ・手厚いサポート ・手軽に健康管理 ・迷惑電話対策 ・おサイフケータイ搭載 ・IP68&MIL規格 ・ステレオスピーカー ・イヤホンジャック ・指紋認証&顔認証 ・SDカード使用可能 | ・いなたいデザイン ・付属品なし |
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らくらくスマートフォン F-53Eのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずは「らくらくスマートフォン F-53E」の外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
らくらくスマートフォン F-53Eのカラーバリエーションは以下の3色。
- ピンク
- ゴールド
- ネイビー
このうち、今回お借りしたのはネイビーです。
どこか懐かしさを感じさせる「いなたい」デザイン。きっとケースを装着するだろうし、よっぽどじゃなければデザインはあまり気にする必要ないでしょう。
背面パネルは光沢が抑えられた樹脂製。指紋はそれほど目立ちませんでした。
背面パネル上部にはカメラとおサイフケータイを搭載。旧モデルから引き続き中央に配置されております。
カメラはメインと超広角の2眼構成で超広角カメラでマクロ撮影も可能。
また、カメラの下には新たに自律神経の活性度を計測するセンサーも搭載されました。
カメラユニットの厚みは実測で0.8mmほどなんですが、中央に配置されているせいか、背面を下にして置くとガタついてしまいます。
背面パネルはフレームに向かって緩やかに湾曲。おそらくミドルフレームも背面パネル同様に樹脂製だと思います。
かなりサラサラとした質感なので滑り落とさないように注意してください。やっぱり保護ケースを装着した方が良いかもしれませんねぇ・・・。
ディスプレイを上にして左側面に音量ボタンと電源ボタン。普段使っているAndroidスマホと真逆の配置だったので慣れるのに大変でした。
音量ボタンと電源ボタンが縦並びのスマホは画面撮影(スクリーンショット)が少し大変ですよね。音量下げるボタンと電源ボタンの同時押しで撮影なので・・・こんな感じに。
押しにくい時には、電源ボタン長押しでも画面保存メニューが表示されますよ。
右側面にはカードスロットと、なんとカメラキーを搭載しておりました。
長押しでカメラを起動できるのはもちろん、シャッターボタンとしても使えます。なんて便利なんでしょう。素晴らしい!
ハイエンドモデルにもなかなか付いてないカメラボタンがあるのは嬉しいですねー!
なお、長押し動作にはカメラの起動の他、d払いや好みのアプリの起動を割り付けることも可能です。
カードスロットはSIMカードとmicroSDカードを裏表に1枚ずつ装着できるタイプでした。
本体下部にはイヤホンジャック・マイク・USB Type-Cポート・スピーカーを搭載。
充電ポートはUSB Type-Cですが、有線での外部出力(いわゆるDisplayPort Alternate Mode)には対応しておりません。
ワイヤレスでの画面出力には対応しているものの、別売りのワイヤレスディスプレイアダプタが必要とのことでした。
1番右横の穴はストラップホールです。ケースを装着したくない人は、せめてストラップを付けて落とさないようにしましょう。
本体上部には特に何もありませんね。1つあるのは通話用の補助マイクだと思います。
サイズ感
らくらくスマートフォン F-53Eのサイズは151×71×9.3mm。
ディスプレイサイズ5.4インチなのでかなりコンパクト。
小型スマホが好きな僕にとってはたまらない大きさで、めちゃくちゃ可愛いです。
同じFCNT製のスマホと並べるとこんな感じ。
ワイモバイルのらくらくスマートフォン a(6.1インチ)、arrows We2 Plus(6.6インチ)よりも2まわりくらい小さいですよね。
人気のiPhone 16(6.1インチ)、Google Pixel 8a(6.1インチ)と比べるとこんな感じになります。
らくらくスマートフォン F-53Eよりも画面サイズが大きいのに本体サイズが変わらないのは、ディスプレイのベゼル(縁)が狭く、ホームボタンがないからですね。
重さも174gとかなり軽量。
片手でも楽々で使いやすいですよ。サイズ感は完璧だと思います。
付属品
らくらくスマートフォン F-53Eの付属品は「クイックスタートガイド」のみ。
充電器(ACアダプター)はもちろん、ケーブルもケースも保護フィルムも何も付いてこないのでご注意ください。
既に他社製の保護ケース・保護フィルムも販売されているようなので、好みのものを購入しておいたほうが良いでしょう。
Amazonで検索>>F-53E ケース
Amazonで検索>>F-53E フィルム
らくらくスマートフォン F-53Eのディスプレイをレビュー
続いて、らくらくスマートフォン F-53Eのディスプレイを見ていきましょう。
毎日何度も目にするディスプレイは、スマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイントです。
5.4インチ有機ELディスプレイ
らくらくスマートフォン F-53Eはディスプレイに有機ELパネルを採用。
さらに5.4インチと旧モデルからサイズアップしております。
上ベゼル(縁)にインカメラ、下ベゼルにホームボタンが搭載されているので、本体サイズの割には表示領域が狭くなっています。
もう少し広くなればなーとも思いますが、旧モデルよりも見やすくなっているのは間違いないでしょう。
何よりこのサイズ感であれば、片手操作もできちゃうのが嬉しいポイント。
文字入力も楽ちんです。
ディスプレイ解像度はFHD+
らくらくスマートフォン F-53Eのディスプレイ解像度はFHD+(1,080×2,160)。
ライトユーザー向けのエントリーモデルだと、HD+のものが多いので驚きました。
さらに有機ELパネルを採用していることもあって表示が超美しいです!
有機ELパネル特有の黒色表現でシャキッとメリハリの効いた表示に。
夜景動画なんかもめちゃくちゃ綺麗ですよ。
細かいディスプレイの仕様までは分かりませんが、らくらくスマートフォン F-53Eのディスプレイに不満を感じる人はいないと思います。
視野角の広さも十分で、多少暗くはなるものの、ごろ寝しながらでも使えそうです。
最大輝度が旧モデルの1.3倍になったそうで、屋外での視認性も悪くありませんでした。
ちなみにこっちは同じFCNT製のらくらくスマホ aのディスプレイ輝度。全然違いますよね。らくらくスマートフォン F-53Eの方が見やすい!
あると便利なホームボタン
らくらくスマートフォン F-53Eはホームボタンが搭載されているのも特徴の1つ。
下ベゼル(縁)が太くなってしまうのは残念ですが、やっぱり物理ボタンがあると使いやすいし安心。どんなアプリを使っていたとしても、ボタンを押せばホーム画面に一発で戻れます。
またホームボタンを2回押せば、起動中のアプリを表示することもできますよ。
スマホを使い慣れてないシニア世代こそ物理ボタンが嬉しいもの。
良く分からなくても、とりあえずホーム画面戻れるって安心じゃないですか?
また、らくらくスマートフォン F-53Eは、デフォルト設定(買ったままの状態)で、「らくらくタッチ」が有効になっています。
「触れる」と「押す」の違いを区別した操作方法。これまでフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)を使っていた人にとっては嬉しいかもしれません。
僕にとっては逆に使いにくかったので、設定から無効にしちゃいました。
使っていて頻繁に誤タッチしてしまうようであれば有効にしても良いかもしれませんね。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
らくらくスマートフォン F-53Eは動画ストリーミングサービスで高画質視聴が可能となります。
Netflixの最大再生解像度はFull HD。残念ながら現時点ではHDR機能に非対応でした。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでもHD 1080pで視聴可能。YouTubeでは「2160p60」まで設定できることを確認しました。
エントリースマホでも高画質で動画視聴が楽しめるのは大きなメリット。
しかも、らくらくスマートフォン F-53Eはステレオスピーカーまで搭載されているので、エンタメを楽しむ性能が高いです。いやはや凄い・・・。
らくらくスマートフォン F-53Eの基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのが、頭脳とも言うべきSoC(CPU/GPU)。
らくらくスマートフォン F-53Eには「Snapdragon 6 Gen 3」が搭載されております。
2024年9月に発表されたQualcomm製のチップセットで、4nmプロセスを採用した5G通信対応モデルです。
公式サイト>>Snapdragon 6 Gen 3
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀と言えます。
最も有名な「AnTuTuベンチマークアプリ」を使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは590,074点、GPUスコアは134,966点。
旧世代のVer.9では総合スコアが501,560点、GPUスコアは127,183点でした。
計測してビックリ!こんなにスコアが高いとは思ってもみませんでした。
2024年11月現在の最高スコアは200万点を超えている状況ではあるものの、60万点もあれば普段使いに困ることは全くありません。
同じFCNT製の最上位モデル「arrows We2 Plus」に迫るスコア。
- Libero Flip:654,005点
- arrows We2 Plus:610,359点
- OPPO Reno11 A:610,124点
- らくらくスマホ F-53E:590,074点
- OPPO Reno10 Pro 5G:578,178点
いわゆるミドルレンジスマホと同等の性能になります。
実際に使ってみても、ネットサーフィン、SNS、LINE・メール・動画視聴。どれもしっかり使えました。
これだけしっかり使えればストレスを感じるシチュエーションはありません。超快適。
ちなみに、スマホに負荷をかけると発熱することもありますが、らくらくスマートフォン F-53Eは長時間使っていても熱さが気になることはありませんでした。
AnTuTuベンチマークアプリを連続で動かしてもスコアは下がりません。
らくらくスマートフォン F-53Eの基本性能・動作性能は安定していると思います。
こちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
Google Pixel 8aと動作性能をプチ比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないかもしれないので、人気のミドルレンジスマホ「Google Pixel 8a」と動作性能をプチ比較してみました。
ちなみにPixel 8aのAnTuTuベンチマークスコアは約106万点になります。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
Pixel 8aの方が早く表示されていますが誤差レベル・・・笑
AnTuTuスコアで40万点の開きがあったとしてもネットサーフィンなら大差ないことが分かりますね。
らくらくスマートフォン F-53Eは普段使いなら十分に満足できる基本性能です。
軽いゲームなら快適に遊べる
普段使いに困らない動作性能のらくらくスマートフォン F-53Eは、シニア世代が好きであろうゲームであれば快適に遊べます。
例えば、らくらくスマートフォン F-53Eには最初からブラウザベースのゲームが入っているんですが、これらをプレイするのに何の問題もありません。
もちろん、ゲームアプリを新たにインストールすることも可能。
カードゲームやテーブルゲームだったら快適にプレイできますよ。
僕の好きな雀魂も全く問題ありません。
上位モデルのarrows We2 Plusと同じくらいの動作性能ですからね?軽いゲームは快適に遊べて当たり前です。
今回は検証していませんが、原神なんかもグラフィック設定さえ下げればそれなりに遊べちゃうと思いますよ。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
読み込み・書き込みどちらも価格相応と言ったところ。特別遅いことはありません。
RAM容量が4GBと控えめなところは気になりましたが、らくらくスマホのユーザー層であれば、問題ないと思います。
ただ、複数のアプリを同時に使用すると動きがモッサリしてしまう可能性があるので少し注意してください。
ストレージ容量(写真やアプリを保存できる容量)は旧モデルから倍増の128GB。
写真にして20,000枚以上も保存することが可能。
写真好きの人にとっても十分な容量じゃないでしょうか?
もし足りなくなったとしても、らくらくスマートフォン F-53Eは最大1TB(1,000GB)のmicroSDを装着できるから安心です。
らくらくスマートフォン F-53Eのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いて、らくらくスマートフォン F-53Eのバッテリー性能をチェックです。
充電速度はもちろん、バッテリー持ちの良し悪しもスマホを使ううえで重要なポイント。
特にシニア世代を含むライトユーザーは1度の充電でなるべく長時間使える方が嬉しいですよね。
PCMarkバッテリーテストのスコア
らくらくスマートフォン F-53Eはスペック上では4,000mAhと十分なバッテリー容量。
ただいくら容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこでPCMarkというベンチマークアプリでバッテリーもちを検証してみました。
PCMarkは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているため、それなりに信頼できる結果だと思っています。
ディスプレイの明るさを50%固定にして計測した結果17時間41分と長持ち。
シニア世代のスマホの使い方であれば、2〜3日充電しなくても使えちゃいそうです。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので参考に御覧ください。
バッテリー持ちを実機で検証
PCMarkのスコアを信用できない人もいると思うので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まずAmazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は3%。
YouTubeで動画(1080P/60fps)を1時間視聴した結果、バッテリー消耗6%。
24時間一切触らずに放置でバッテリー消耗は6%でした。
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 3% | 約33時間 |
動画再生 1時間 | 6% | 約16時間 |
24時間放置 | 6% | 約16日間 |
人気のミドルレンジスマホGoogle Pixel 8aと比較すると以下のとおり。
使用時間 | Pixel 8a | らくスマ |
音楽再生 1時間 | 2% | 3% |
動画再生 1時間 | 7% | 6% |
24時間放置 | 8% | 6% |
実際に使ってもバッテリー消耗がかなり抑えられているのが分かりますね。
特に動画視聴はバッテリーが減りがちなんですが、他のスマホよりも消耗が控えめ。
YouTubeを見るのが好きなユーザーには嬉しいメリットになります。
また、らくらくスマートフォン F-53Eはバッテリーソフトウェアに「Qnovo」を搭載。
Qnovoは、米国を拠点とする企業でスマートフォン用のバッテリーモニターアプリケーションを提供しています。スマートフォンの電池性能や健全性を測定し、表示する機能を持っています。Qnovoのソフトウェアは、バックグラウンドで動作し、電池の健康状態の改善、充電の高速化、使用可能な充電容量の増加、そして電池寿命の延長などを通じて、ユーザーの電池使用体験を向上させることを目的としています。またこのアプリでは、バッテリー残量、充電サイクル、バッテリー性能という3つの主要な指標を提供します。これらの情報は、スマートフォンの電池状態を理解し、管理するのに役立ちます。Qnovoのアプリは、搭載するスマートフォン専用にカスタマイズされており、電池の内部状態を直接測定し、モニタリングする能力を持っています。
電池の劣化を防止してくれることで、4年後でも初期容量の80%を維持する設計になっているとのことです。
急速充電対応
らくらくスマートフォン F-53EはUSB Type-C Power Deliveryに対応しているとのことで、僕の検証では、なんと33W前後で充電できていました。
18W前後かなーと思いきや遥かに急速。結構すごいです!
充電時間を計測してみたところ、20%からフル充電まで1時間40分ほど。
注目すべきは、30分で80%くらいまで充電できているところです。
例えば朝起きてバッテリー残量が少ないなーと感じても、出かける支度をしている間に十分に充電できちゃってますからね。
ただし!残念ながら、らくらくスマートフォン F-53Eには充電器が付属していません。
もちろん、現在お使いの充電器・充電ケーブをを使っても問題ありませんが、急速充電を使いたい場合には別途購入する必要があるかもしれません。
らくらくスマートフォン F-53Eを実機レビュー
ここからは、らくらくスマートフォン F-53Eの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
Android 14のオリジナルデザイン
らくらくスマートフォン F-53Eに搭載されているOSはAndroid 14。
デザイン(ユーザーインターフェース)は、初めてのスマホでも迷うことなく使えるようなタイルデザインになっています。
機能・アプリが並べられていて、使いたい時にはワンタップ。
これが極めて使いやすい!
文字も大きく、読みやすい「UD新丸ゴ」フォントが採用されています。
もし読みにくいな、もっと大きくみたいなって思っても大丈夫!
側面のカメラキーを押すと「おまかせズーム」で拡大表示もできちゃいます。
細かい設定なんて見ることはあまりないと思いますが、日々使いたい項目だけは「簡単モード切替」にまとまっているので便利です。
なお、もうちょっと「スマホっぽく」使いたい人は「シンプルモード」に切り替えることもできます。
お好みで良いですが、個人的には標準モードの方が使いやすいなーと思いました。
欲しい機能・アプリは標準搭載
予めインストールされてるアプリも多く、買ったままの状態でも、やりたいことが全てできます。
もちろん、一般的なスマホと同じように、自分の好きなアプリをインストールすることもできますよ。
らくらくスマホと言えども、ベースはAndroidスマホなので問題ありません。
また、ホーム画面はカラーを変えたり、アプリを並び替えたりすることも可能。
自分好みにカスタマイズしちゃいましょう。
安心の詐欺対策/迷惑電話対策機能搭載
らくらくスマートフォン F-53Eはセキュリティ対策が充実しているので安心。
- 迷惑電話対策
- 迷惑メール対策
- フィッシング詐欺警告
特に社会問題にもなっている「詐欺」「迷惑電話」への対策機能が強力です。
もちろん難しい設定や追加料金なんて必要ありません。
機能を有効にして普段通りスマホを使っているだけで勝手に迷惑電話対策してくれますよ。
そもそも、どんなセキュリティ対策をすれば良いか分からない!
そんなあなたのために「かんたんセキュリティ」アプリも用意されています。
質問に答えるだけで最適なセキュリティ対策機能を教えてくれるので安心ですよ。
なお、らくらくスマートフォン F-53Eの安全性から「全国防犯協会連合会」」の推奨商品に認定されているそうです。
自律神経パワー計測機能を搭載
らくらくスマートフォン F-53Eには自律神経パワーを計測できるに脈波センサーが搭載されております。
センサーに指先を押し当てて、2分間待機(詳しい計測の場合は4分間)。
自律神経の活動量(自律神経パワー)と自立神経バランスが計測できます。
自律神経パワーが計測できるから何なの?と思うかもしれませんが、これめちゃくちゃ有能!しかも毎日持ち歩くスマホに搭載されているのが強みです。
自律神経は、私たちの意思とは関係なく、呼吸、心拍、消化、体温など、生きていく上で欠かせない生命活動を24時間365日、自動的にコントロールしている神経。
生命維持・健康な生活・病気の予防などに影響を及ぼす大切な神経です。
自律神経は、大きく分けて交感神経と副交感神経の2つから構成されており、バランスよく働くことで、私たちの体は常に最適な状態を保っているのです。
交感神経 | 活動するときに働く神経で、心拍数を上げたり、血圧を上げたり、消化活動を抑制したりする。 |
副交換神経 | 休息やリラックスをするときに働く神経で、心拍数を下げたり、血圧を下げたり、消化活動を促進したりする。 |
自律神経のバランスはストレス、不規則な生活、そして加齢などが原因で崩れやすくなります。
僕自身、年齢を重ねるごとに自律神経のバランスを意識した方が良いなと感じることが多くなってきました。
でも実際に何をすればいいのか、分かりません・・・。
そんな時に、らくらくスマートフォン F-53Eがあれば、自分の自律神経のスコアとバランスを数値化してくれるので重宝するわけです。
ただ自律神経活動量を計測するだけでなく、継続的に計測することでレポートも作成。
これまで意識してこなかった体と心の健康に目を向ける良い機会になると思います。
この他、歩数・心拍数・睡眠時間・脳力の測定も可能。
スマホ1台でここまで健康管理ができるなんて嬉しいですよね。
安心の使い方サポート
らくらくスマートフォン F-53Eは、サポート機能が充実しているので、初めてスマホを使う人や、家族と離れて暮らすシニア世代でも安心です。
- 使い方ガイド
- 診断サポート
- らくらくホンセンター
- FCNT サポート情報
説明書なんてもわけわからん!そういう場合には、「らくらくホンセンター」に電話して、専用アドバイザーから直接教えてもらっちゃいましょう。
でも、そもそもドコモって毎月のスマホ代が高くなるんじゃないの?
そう思う人もいるかもしれませんが、以前に比べてグッと安く使えるプランが充実しています。
スマホの使い方に合わせたプランをチョイスするのが重要です。
- 毎月使うギガはどのくらい?
- 電話番号での音声通話はどのくらいしてる?
まず、本当に必要なギガや通話時間を把握して、プラン選びすると良いでしょう。
公式サイト>>ドコモで選べる料金プラン
生体認証は指紋認証&顔認証
らくらくスマートフォン F-53Eの指紋認証センサーはホームボタンに内蔵。
反応は良好で軽くタッチすればロック解除できちゃいます。
顔認証はインカメラを使った簡易的なもの。
こちらは反応が少し遅めですが普通に使う分には問題ないでしょう。
指紋認証・顔認証どちらにも対応しているのは嬉しいポイント。
Androidスマホを使うメリットの1つですね。
IP68防塵防水&MIL規格/おサイフケータイ搭載
らくらくスマートフォン F-53EはIP68等級の防塵・防水性能に加えてアメリカ国防総省の調達基準であるMIL-STD-810Hに準拠。
MIL規格準拠について
米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810H)の23項目、落下、耐衝撃、防水(浸漬)、防塵(6時間風速有り)、防塵(脆弱面90分)、塩水耐久、防湿、耐日射(連続)、耐日射(変化)、耐振動、防水(風雨)、雨滴、高温動作(60℃固定)、高温動作(32~49℃変化)、高温保管(70℃固定)、高温保管(30~60℃変化)、低温動作(-20℃固定)、熱衝撃、低温保管(-30℃固定)、低圧動作、低圧保管、氷結(-10℃氷結)、氷結(-10℃結露)に準拠した試験を実施。充電可能な温度範囲:5~35℃。使用環境:温度5~35℃、湿度45~85%。風呂場では、温度は5~45℃(ただし、温度36℃以上または湿度86%以上は一時的な使用に限ります)。湿度は45~99%、なお、すべての機能の連続動作を保証するものではありません。また、調査の結果、お客さまの取扱いの不備による故障と判明した場合、保証の対象外となります。引用;FCNT 公式サイト
もはやタフネススマホさながらの耐久性があると言っていいでしょう。
雨や汗に強いのはもちろん、お風呂で使っても簡単には壊れません。
ここがIP68防塵防水だけのスマホとの違いになりますね。
コンクリートへの落下試験をクリア。さらにハンドソープやアルコール除菌シートを使用しての手入れまで可能ですよ。
公式サイト>>除菌・消毒
もちろん、防水性能と並んで人気の「おサイフケータイ」にもしっかり対応。
バーコード決済が普及したとしても、タッチ決済している人も多いはず。乗車券や定期券は未だタッチ方式ですからね。
らくらくスマートフォン F-53Eなら今使っているSuicaやPASMOをそのまま利用可能です。
嬉しい!デュアルスピーカーでステレオサウンド
らくらくスマートフォン F-53Eには上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しむことが可能です。
絶対スピーカーは片側だけなんだろうなーって思ってたので驚いちゃいました!
上部スピーカーはフロント面から音が出てくるのに対して下部スピーカーは側面。
構造的に定位感が少し下部よりになっていました。
肝心の音質は中高音域が中心のクリアサウンド。個人的には低音がもっと効いて欲しかったものの、スマホで音楽を聞いたり、動画を見るくらいであれば十分でしょう。
やっぱりモノラルサウンドとは雲泥の差。音の広がりや臨場感はステレオスピーカーでしか味わえませんね。
イヤホンジャック/FMラジオ搭載
らくらくスマートフォン F-53Eにはステレオスピーカーが搭載されているものの、音質こだわり派の人にとっては物足りない音質かもしれません。
ただらくらくスマートフォン F-53Eには3.5mmイヤホンジャックが搭載されているのでご安心ください。
さらにイヤホンを接続すればFMラジオ(radikoアプリ内)も使用可能。
シニア世代の人ほどラジオが好きな人も多いかもしれませんね。
さらにネット環境のないオフラインでもFMラジオが使えるのは緊急時の情報収集に重宝するんですよ。
BluetoothコーデックはLDACに対応
らくらくスマートフォン F-53Eにワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際に接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:✕
- aptX HD:✕
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:✕
aptX系は全滅なもののLDACには対応していました。
このため無線接続でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。
なおAmazon Musicのストリーミング再生では「24bit/48KHz」(JEITA定義ハイレゾ)が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思います。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質のに拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
らくらくスマートフォン F-53Eのスペック・仕様
らくらくスマートフォン F-53Eのスペック・仕様は以下のとおりです。
製品名 | らくらくスマートフォン F-53E |
カラー | ピンク ゴールド ネイビー |
サイズ | 高さ:151mm 幅:71mm 厚さ:9.3mm |
重さ | 約172g |
ディスプレイ | 5.4インチ 有機EL FHD+ 1,080×2,160 |
OS | Android 14 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 6 Gen 3 |
RAM | 4GB |
ROM | 128GB |
外部ストレージ | microSD(2GB) microSDHC(32GB) microSDXC(1.5TB) |
リアカメラ(メイン) | 5,030万画素 IMX882(LYT-600C) 1/1.95 f1.79 OIS |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 1/4.0 f2.2 マクロ対応 |
インカメラ | 1,610万画素 1/3.1 f2.45 |
バッテリー | 4,000mAh |
ポート | USB Type-C Power Delivery |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 |
対応Band | 5G:n1 / n28 / n77 / n78 / n79 LTE(国内):B1 / B3 / B8 / B18 / B19 / B28 / B41 / B42 LTE(海外):B1 / B3 / B5 / B8 / B12 / B28 / B39 / B41 / B42 3G(国内):- 3G(海外):B1 / B5 GSM:850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver 5.1 |
位置情報 | Beidou QZSS Galileo |
スピーカー | ステレオ |
イヤホンジャック | あり |
防塵防水 | IP65/IP68 MIL-STD-810H |
NFC | 対応 |
FeliCa | 対応 |
おサイフケータイ | 対応 |
公式サイト>>スペック
まとめ:らくらくスマートフォン F-53Eのメリット・デメリット・評価
らくらくスマートフォン F-53Eを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
らくらくスマートフォン F-53Eを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・使いやすいUI ・快適な動作性能 ・長持ちバッテリー ・急速充電対応 ・手厚いサポート ・手軽に健康管理 ・迷惑電話対策 ・おサイフケータイ搭載 ・IP68&MIL規格 ・ステレオスピーカー ・イヤホンジャック ・指紋認証&顔認証 ・SDカード使用可能 | ・いなたいデザイン ・付属品なし |
評価
総合評価:(4.5点/5点満点)
デザイン | ★★★☆☆ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★☆ |
ゲーム性能 | ★★★☆☆ |
バッテリー性能 | ★★★★☆ |
カメラ性能 | 未検証 |
機能・付加価値 | ★★★★★ |
シニア世代向けのスマートフォンってことで最低限の動作性能なんだろうなーと思っていましたが、実際に使ってみてビックリ!
めちゃくちゃ快適でよく動く使いやすいスマートフォンでした。普通にミドルレンジですね。
そのうえ、初めてスマホを使う人にも優しいシンプルで扱いやすいデザインで、サポートやセキュリテイ機能、健康管理機能も充実。
さらに有機ELディスプレイで急速充電に対応していてステレオスピーカーまで付いてるなんて、めちゃくちゃ良いスマホに決まってます。
残念ながらカメラ性能だけは検証できなかったので何とも言えませんが、おそらく日中の明るいシーンであれば十分綺麗に撮影できる性能は持っているでしょう。
初めてのスマホにはもちろん、これまで他社製のエントリースマホを使っていたシニア世代にガッツリおすすめできる1台です。
発売はNTTドコモから。価格未定で発売予定日は2025年1月下旬になっております。
FCNT公式サイト>>らくらくスマートフォン F-53E
ドコモ公式サイト>>らくらくスマートフォン F-53E