【Xperia 1 VIIIレビュー】実際に使ってわかったメリット・デメリット・評価
ソフトバンク様からXperia 1 VIIIをお借りしました。
実際に使ってみた結論をひと言で言うと、「万人受けは狙わない、分かる人には深く刺さるハイエンドスマホ」です。
それが色濃く出ているのがカメラ。
最近のスマホは、暗い場所を明るく持ち上げて、色も鮮やかに仕上げてくれるのが当たり前になってますよね。撮ってそのままSNSに上げられる、便利な方向の進化です。
ただXperia 1 VIIIは、そこに付き合っていない印象があります。
暗いところは暗いまま、木漏れ日のコントラストも、夜空の黒もそのまま残してきます。
見たままの光と影が写るので、大げさに言えば一眼で撮ったような空気感が出るんですよね。
望遠もセンサーが大きくなって、夜の10倍ズームでも輪郭がボヤけません。動画の歩き撮りに至っては、縦揺れの補正が他社より頭ひとつ抜けています。
もちろんカメラ以外も抜かりなし。
原神を1時間プレイしても消耗は12%(Galaxy S26は17%)とバッテリー持ちは優秀で、最大2TBのmicroSDに対応。
3.5mmイヤホンジャックも健在で、OSアップデート4回・セキュリティ6年という長期サポートまで付いてきます。
重さや充電速度は気になる部分でしたが、完成度の高いフラッグシップモデルです。
【こんな人におすすめ】
- スマホ特有の作り込まれた写真に違和感がある人
- 夜の静けさや光の温かみを残したい人
- 歩き撮り動画の安定感を重視する人
- microSDや有線イヤホンを使い続けたい人
- 1台を長く使いたい人
【こんな人には向いてないかも】
- 撮ってそのままSNSで映える写真が欲しい人
- とにかく軽いスマホが欲しい人
- 充電の速さを重視する人
- 顔認証を使いたい人(指紋認証のみ)
本記事でXperia 1 VIIIを実際に使ってみた様子を詳しくレビューしていきます。
Xperia 1 VIIIのデザイン・サイズをレビュー
まずはXperia 1 VIIIの外観や質感、サイズ感、ボタン配置など、実機を手にして最初に触れる部分からチェックしていきます。
デザイン
Xperia 1 VIIIのカラーバリエーションは以下の4色。
- グラファイトブラック
- アイオライトシルバー
- ガーネットレッド
- ネイティブゴールド(SIMフリーモデル限定)
このうち今回お借りしたのはグラファイトブラックです。
背面は独自開発の「OREテクスチャ」加工を採用。
「微細な凹凸が手のひらに心地よくなじみ、安定したグリップ感を実現」「原石のような質感をまとい、素材の美しさが際立つきらめくカラー」と紹介されています。
実際に触ってみると、たしかにザラザラとした質感。爪でこすると白い跡がつくことがありました。
やすりほどガリガリではなく、跡もすぐに消えます。なんとなく質感が分かりましたか?
背面上部にはトリプルカメラユニットを搭載。ZEISS T*のロゴも確認できます。
カメラの出っ張りは実測で約3mmほど。机の上に置いて操作するとガタつくので、ケースなしで平置き運用するのは難しそうです。
フレームもマットな質感で統一されており、コーナー部分の仕上げも丁寧な印象があります。
ディスプレイを上にして右側面には、上から音量ボタン、電源ボタン、シャッターボタンを配置。
電源ボタンは指紋認証センサーと一体になっています。
そしてシャッターボタンを搭載しているのもXperia 1 VIIIの大きな特長。
ローレット加工のボタンを半押しでピントの確認、押し込みでシャッターが切れます。
長押しでカメラを起動することもできますよ。カメラ好きにはたまらない機能ですね。
本体下部にはUSB Type-Cポートとカードスロットを搭載。
カードスロットはSIMカードとmicroSDカードを表裏に装着できるタイプでした。
カードスロットはSIMピンを使わずに引き出すことができました。
本体上部には今や貴重な3.5mmイヤホンジャックも搭載されています。
サイズと実測重量
Xperia 1 VIIIのサイズ・重量は以下のとおりです。参考にGalaxy S26、前モデルのXperia 1 VIIともあわせて掲載します。
| 項目 | Xperia 1 VIII | Galaxy S26 | Xperia 1 VII |
| サイズ | 約74×162×8.3mm | 149.6×71.7×7.2mm | 約74×162×8.2mm |
| 重量(公称) | 約200g | 167g | 約197g |
実測重量は200.0gで、公称値とほぼ一致していました(フィルムなどは貼っていない本体のみの状態です)。
前モデルのXperia 1 VIIと比べると、厚さ・重さともにわずかに増えていますが、数値としては誤差の範囲と言えそうです。
サイズは大きめで片手操作は難しいです。
このため、コンパクトなスマホが好きな人には向いていないかもしれません。
重さについてはサイズを考えれば妥当な範囲ですが、こちらも軽いスマホを求める人にはおすすめしにくいですね。
Xperia 1 VIIIのディスプレイをレビュー
続いてXperia 1 VIIIのディスプレイを見ていきます。パネルの質感から画質の作り込みまで、実機で確かめたポイントをまとめました。
6.5インチ有機ELパネル
Xperia 1 VIIIのディスプレイは、約6.5インチの有機ELパネル。
解像度はFull HD+(1,080×2,340)で、アスペクト比は19.5:9です。
かつてXperia 1シリーズは、4K有機ELディスプレイと21:9という映画館さながらの縦長比率を看板にしていた時期がありました。
それが2024年発売のXperia 1 VIで19.5:9へと方向転換しており、Xperia 1 VIIIもその流れを引き継ぎ、いわゆる「シネマスコープの縦長ボディ」というよりは、扱いやすいバランスのサイズ感(一般的なスマホ)でした。
とはいえ、さすが「BRAVIA」のSONYと言ったところで、ディスプレイ品質は良好。どんな映像でも綺麗に表現してくれます。
大きめの6.5インチサイズなので動画もゲームも迫力ある映像を楽しめますね。有機EL特有の引き締まった黒は夜景動画でも輝きます。
ちなみにXperia 1 VIIIのインカメラは、パンチホールではなく上部ベゼルの中に配置されています。
これは1 VIIIから始まった仕様ではなく、Xperiaシリーズがずっと貫いているデザイン方針。ノッチやパンチホールで画面を切り取らず、あえて上下にベゼルを残すことで、四角い画面の形をそのまま保っています。
パンチホールに抵抗がある人にとっては、地味に嬉しいポイントかもしれません
明るさは屋外でも十分に見やすい
ピーク輝度の具体的な数値は公開されていませんが、実際に屋外で使ってみた限り、直射日光下でも画面が見えにくくなる場面はありませんでした。
背面と前面の両方に照度センサーを搭載しており、周囲の明るさに応じて画面の明るさと色を自動調整する仕組みになっています。
視野角の広さも十分で、多少緑っぽくはなるもののキツい角度でも視認性を損なうことはありません。
リフレッシュレートは1〜120Hzで可変
Xperia 1 VIIIの設定アプリでは「低残像設定」という項目名で、リフレッシュレートを最大120Hzに設定可能。
公式スペックにも「1〜120Hz可変」と明記されています。
常時表示(AOD)中もリフレッシュレートは固定されず、同じように可変で動作します。
高い動作性能と相まってスクロールはめちゃくちゃ滑らかで快適です。ヌルサク!
しかも可変式なので、高駆動ながらもバッテリー消耗を多少は抑えてくれそうなところも嬉しいポイントです。
作り込まれた画質設定「Powered by BRAVIA」
Xperia 1 VIIIの画質設定は、ソニーのテレビ事業「BRAVIA」提供という位置づけ。「画質設定」画面には「Powered by BRAVIA」とロゴが表示されています。
モードは「おすすめ」と「カスタム」の2択。カスタムを選ぶと、さらに「スタンダードモード」と「クリエイターモード」を切り替えられます。
色の自動調節や、ホワイトバランスを暖色・中間色・寒色・カスタム(D50〜D93のスライダー)で細かく調整できる項目もあり、動画再生時は「リアルタイムHDRドライブ」と「動画再生時の高画質処理」がそれぞれ個別にON/OFF可能です。
Xperia Intelligenceが、ブラビア画質(色彩、コントラスト、質感)をXperiaのディスプレイ上で再現。さらに、最終工程においてエンジニアが微調整を施し、高い再現性を追求しています。
引用:公式サイト
ここまで画質を細かく作り込めるのは、正直なところ他のスマホにはあまりないポイントだと思います。「Powered by BRAVIA」という肩書きは伊達じゃないですね。
常時表示(AOD)はシンプルなON/OFFのみ
Xperia 1 VIIIの常時表示は、Pixelシリーズと同じような作りで、ロック画面設定内の「時間と情報を常に表示」というトグルをON/OFFするだけのシンプルな実装です。
XiaomiのようなテーマやカスタマイズされたAODを期待すると、ちょっぴり寂しいかもしれません。
アイケア機能は「ナイトライト」のみ
Xperia 1 VIIIには独自のブルーライト軽減機能や第三者認証は見当たりませんでした。
搭載されているのは、「ナイトライト」機能のみ。
ONにすると画面が黄色みがかった色になり、薄暗い環境でも見やすくなる仕組み。スケジュール設定や、黄味の強さをスライダーで調整することもできます。
Xperia独自の作り込みというよりは、素のAndroidに近い実装と言ったところですね。
Widevine L1対応で動画を高画質で楽しめる
Xperia 1 VIIIのデジタル著作権管理(DRM)のセキュリティレベルは最高ランクの「Widevine L1」に対応しています。
Widevine L1は、Googleが定めるデジタル著作権管理(DRM)の最高レベル規格です。ハードウェア側で暗号化・復号処理を行うため、高画質コンテンツを安全に配信できます。下位規格のL3止まりの端末だと、動画配信サービスの再生画質がSD相当に制限されてしまうことがあります。
DRM Infoアプリでも「L1」を確認。Netflixの再生仕様を確認すると、Widevine L1に対応している一方でHDR機能には非対応でした。ちょっと寂しいですね。
Amazonプライム・ビデオでもHD 1080pで視聴可能。YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できました。
いつでもどこでも大画面で高画質動画を視聴できるのは、Xperia 1 VIIIの大きなメリットと言えそうです。
USB Type-Cケーブルで映像出力に対応
Xperia 1 VIIIは外部ディスプレイへの映像出力に対応しています。
実際に映像出力対応のUSB Type-C to Cケーブルでモバイルモニターに接続してみたところ、問題なくミラーリング出力できました。
普段使いではあまり意識しない機能かもしれませんが、いざという時にケーブル1本で画面を大きく映せるのは地味に便利なポイントです。
Xperia 1 VIIIの基本性能・動作性能をレビュー
スマホを選ぶうえで気になるのが、動作の快適さやストレスの少なさですよね。
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
Xperia 1 VIIIには最新のハイエンドSoC「Snapdragon 8 Elite Gen 5」が搭載されております。
Snapdragon 8 Elite Gen 5は、Qualcommの最新ハイエンドSoC。オクタコア構成のCPUは最大4.74GHz、GPUには「Adreno 840」を採用しています。前世代のSnapdragon 8 Eliteから処理性能・グラフィック性能ともに底上げされたSoCで、Galaxy S26も同じSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しています。
公式サイト>>Snapdragon 8 Elite Gen 5
普段使いはもちろん、重めの処理でもストレスを感じる場面はありませんでした。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの総合的な処理性能を数値で確認できるAnTuTuベンチマークで計測してみました。
旧バージョンのVer.10.5.2では総合スコアが2,171,853点。新バージョンのVer.11.1.4では総合スコアが3,171,928点でした。
ちなみにAnTuTuスコアが100万点あれば普段使いは十分快適に動きます。Xperia 1 VIIIはその約3倍のスコアを叩き出しているので、何をやっても余裕のレベルです。
以下のページでこれまでレビューしてきたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載しているので参考にしてみてください。
Galaxy S26と動作性能を比較
数字だけ見ていても「実際どうなの?」という疑問が残ると思うので、Galaxy S26と並べてブラウジングの速度を比較してみました。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
結果はほぼ互角。何をするのも困らないくらいサクサク動くので、Galaxy S26と並べても体感で差を感じる場面はありませんでした。
スコアの数字は性能の指標にはなりますが、普段使いの快適さはある水準を超えたらほぼ横並びになる。ハイエンドスマホ同士の比較だと、こういう結果になるのも納得ですね。
連続使用時のサーマルスロットリング
ハイエンドスマホほど気になるのがどこまで連続で性能を維持できるか。
AnTuTuを連続で計測して、熱で動作が抑えられる現象(いわゆるサーマルスロットリング)がどの程度起きるか確認しました。
Xperia 1 VIIIは「熱拡散シート」と「ベイパーチャンバー」を搭載し、高効率な排熱処理を実現しているとのこと。実際にどこまで持続できるのか試してみます。
| 1回目 | 3,171,928 |
| 2回目 | 2,794,443 |
| 3回目 | 2,806,414 |
| 4回目 | 2,752,148 |
| 低下率 | 約13.2%低下 |
1回目の317万点から4回目には275万点まで落ち込み、約13.2%のダウン。特に1回目から2回目にかけての下げ幅が大きく、3回目以降は落ち着く傾向でした。
もちろんこれはAnTuTuという極端な高負荷を連続でかけ続けた場合の話。普通に使っている分にはここまでの発熱を感じる場面はまずありません。
Geekbench 6・3DMarkのスコア
AnTuTu以外のベンチマークアプリでも計測してみました。
CPUの処理速度を測るGeekbench 6では、シングルコアスコアが3,452点、マルチコアスコアが9,745点。GPU性能を測るOpenCLスコアは24,994点でした。
グラフィック性能に特化した3DMarkのWild Life Stress Testでは、ベストスコアが24,694、最低スコアは15,295、スタビリティ(性能の持続率)は61.9%でした。
温度は27℃から48℃まで上昇し、フレームレートは53〜179FPSの範囲で推移。連続する高負荷の中でも、性能を大きく落とすことなく粘っている印象です。
ストレージ速度
AnTuTuのストレージ速度テストも実施しました。
ストレージの種類はUFSで、シーケンシャルリードが3,909.1MB/s、シーケンシャルライトが3,915.4MB/s。
ランダムアクセスもリード1,166.0MB/s、ライト1,107.3MB/sと高速で、読み書きどちらも申し分ありません。
アプリの起動やデータの読み込みでストレスを感じることはまずないでしょう。
RAM容量は12GB。複数アプリを同時に開いても動作が重くなる場面はなく、バックグラウンドに回したアプリも快適に動作しました。
ストレージ容量は256GB。初期状態でシステムが約32GB使用するようです。
なお、外部ストレージとしてmicroSDカードスロットも備えており、最大2TBまで対応しているので容量不足になることは少ないと思います。
Xperia 1 VIIIのゲーム性能をレビュー
Snapdragon 8 Elite Gen 5を積んだXperia 1 VIIIは、どこまでゲームが快適に遊べるのか、原神と崩壊:スターレイルで検証しました。
原神(最高/FPS60)の平均FPSは57.1〜58.5
ゲーム性能の定番指標として、原神で検証しました。グラフィック設定は「最高」、フレームレートは「60」に変更してプレイしています。
普段から検証に使っているスメールの砂漠地帯を約15分プレイした結果、平均FPSは57.1。下位5%のFPSを示す5%LOWは37.1、FPSのばらつきを示すJITTERは9.9%でした。
現行の最新マップである霜月でも念のため約15分プレイしたところ、平均FPSは58.5、5%LOWは48.2、JITTERは5.9%と、スメールよりもさらに数値の振れ幅が小さい結果に。
どちらのエリアも平均でほぼ60FPSに近い数値をキープできていて、安定して動作していることが分かります。
崩壊:スターレイルの平均FPSは45.7
原神に比べてGPU負荷が高いと言われている崩壊:スターレイルでも検証しました。
最高設定・60FPS上限でピノコニー・黄金の刻を黄泉の四相断我で約15分プレイした結果がこちら
最高設定・60FPS上限で約15分プレイした結果、平均FPSは45.7。原神と比べると数値はぐっと下がり、5%LOWも25.5、JITTERは22.3%と、FPSの上下動が大きいことが分かります。
崩壊:スターレイルはそもそもGPUに高い負荷をかけるゲームなので、この結果になるのはある程度想定の範囲内。ただ気になったのが発熱で、検証中に「バッテリー温度が高すぎます」という警告が表示され、最大48.0℃まで上昇しました。
実際にプレイしていても原神より熱は感じましたが、持てなくなるほどではありませんでした。この数値は本体表面というよりバッテリー内部の温度だと思います。
フレームレートも結構アップダウンしていて、JITTER22.3%という数値にもそれが表れています。
ゲームプレイ時の発熱
ゲームを遊ぶ上でどうしても気になるのが発熱。原神プレイ後の本体表面温度をサーモガンで実測したところ、42.2℃でした。
高めの数値に見えますが、ホカホカする程度で、持てなくなるほどの熱さではありません。
Xperia 1 VIIIは熱拡散シートとベイパーチャンバーを組み合わせた排熱機構を採用していて、ゲームプレイ時の発熱もこのあたりが効いているのかもしれません。
Game enhancerでゲーム中の設定を管理
Xperia 1 VIIIにはゲームプレイ中に呼び出せる「Game enhancer」が搭載されています。
画面右上にFPS・消費電力・バッテリー残量・温度がリアルタイムで表示されるほか、クイックアクセスからマルチタスクやスクリーンショット、レコード機能などにすぐアクセスできます。
ゲームモードは「バランス」「バッテリー」「パフォーマンス」「カスタム」の4種類から選択可能。それぞれ項目を細かく調整できます。
省電力寄りの「バッテリー」モードではリフレッシュレートが可変になる一方、「パフォーマンス」モードでは最大120Hzに固定できるなど、プレイスタイルに合わせた使い分けができそうです。
このほか、画面の明るさ自動調整を無効化できる「フォーカス設定」や通知を非表示にする機能、画質・サウンドのプリセット設定なども用意されています。
「HWBショートカット」では、シャッターボタンにGame enhancerの開閉やクイックスクリーンショットなどの機能を割り当てることもできました。
細かい設定項目が多く、Xperiaのゲーム関連機能はかなり作り込まれている印象です。
Xperia 1 VIIIのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
Xperia 1 VIIIのバッテリー容量は5,000mAhで、前モデルXperia 1 VIIと同容量。有線は最大30W、ワイヤレスは最大15Wの充電に対応しています。
実際にどれくらい電池が持つのか、そして充電はどれくらい速いのか。Galaxy S26と比較しながら、実機で検証していきます。
PCMarkバッテリーテストの結果
まずはPCMarkでバッテリー持ちを計測しました。実際にスマホを動作させて100%から20%まで消耗する時間を測定するので、カタログスペックよりも実態に近い結果が出ると思っています。
画面の明るさは自動で、リフレッシュレートを自動と60Hzの2パターンで計測しました。
| リフレッシュレート | スコア | 備考 |
| 自動 | 18時間24分 | Work 3.1 performance score 21303 |
| 60Hz | 23時間7分 | Work 3.1 performance score 16788 |
ハイエンドモデルかつ5,000mAhにしては優秀なスコア。
一般的な使い方であれば途中充電なしで1日使えるバッテリー持ちだと思います。
これまでレビューしてきたスマホのPCMarkスコアをランキング形式で掲載しているので、参考にどうぞ。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアだけではピンとこない人も多いと思うので、実際の使用シーン別にバッテリーがどれくらい減るか計測しました。輝度は自動設定で検証しています。
Amazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は2%。
YouTubeで動画(1080P/60fps)を1時間視聴した結果、バッテリー消耗は6%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は12%。
24時間一切触らずに放置した結果、バッテリー消耗は6%でした。
それぞれの結果をまとめると次のとおりです。
| 使用内容 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
| 音楽再生 1時間 | 2% | 約50時間 |
| 動画再生 1時間 | 6% | 約16.7時間 |
| 原神 1時間 | 12% | 約8.3時間 |
| 24時間放置 | 6% | 約16.7日間 |
Galaxy S26と比較するとこんな感じです。
| 使用内容 | Xperia 1 VIII | Galaxy S26 |
| 音楽再生 1時間 | 2% | 3% |
| 動画再生 1時間 | 6% | 6% |
| 原神 1時間 | 12% | 17% |
| 24時間放置 | 6% | 5% |
特に差が出たのが原神プレイ時で、Galaxy S26が1時間で17%消耗するのに対してXperia 1 VIIIは12%と抑えられています。
音楽・動画・24時間放置についてはほぼ横並びの結果でした。
充電速度
Xperia 1 VIIIは最大30W(USB PD+PPS対応)の有線急速充電に対応しています。
Anker製の100W充電器を使って実測してみました。
残量20%から充電を開始して、フル充電(100%)までおよそ75分。スペックではフル充電まで100分とされているので、ほぼ仕様通りと言って良いでしょう。
他社製のスマホでは神ジューデン(120W充電)が搭載されているものもあるので、物足りない人もいるかもしれませんね。
なお、バッテリーの劣化を防止する「いたわり充電」という機能も搭載されています。
自動・手動・常時の3モードから選べ、常時モードでは制限容量90%で充電を止める設定も可能。少しでもバッテリー寿命を延ばしたい人は、設定しておいて損はありません。
ワイヤレス充電・おすそわけ充電にも対応
Xperia 1 VIIIは最大15WのQiワイヤレス充電に対応。一般的なワイヤレス充電器を使って、問題なく充電できることを確認できました。
また「おすそわけ充電」機能を使えば、本機の背面に他のQi対応機器を重ねることで、Xperia 1 VIII本体から充電することも可能です。
出先でイヤホンの充電が切れてしまったときなど、サッと本体から給電できるのは地味に便利なポイントです。
なお本機がワイヤレス充電中はおすそわけ充電が使えず、電池残量が設定値(初期値30%)を下回ると自動で停止する仕組みになっています。
ソフトバンク>>Xperia 1 VIIIの価格をチェックする
Xperia 1 VIIIのカメラ性能をレビュー
Xperia 1 VIIIのカメラは、最近のスマホとは少し方向性が異なり、AIでパッと明るく鮮やかに仕上げるのではなく、見たままの光と影をそのまま残してくれる印象です。
実際に撮ってきた作例を交えて紹介していきます。
カメラアプリ
作例をお見せする前に、Xperia 1 VIIIのカメラアプリをサクッとご紹介。高性能なカメラですがアプリ自体は非常にシンプルで、直感的に操作できる作りになっています。
写真モードと動画モードも、画面横のメニューをスワイプするだけでスムーズに切り替え可能です。
レンズの切り替えはワンタップ。「.7(超広角)」「1x(メイン)」「2(2倍クロップ)」「2.9(望遠)」「5.8(望遠2倍)」と分かりやすい数字で並んでおり、迷わず選べます。
なおデジタルズームは最大17.5倍まで対応しています。
さらに注目したいのが、新しく搭載された「AIカメラアシスタント」機能。AIが認識したシーンに応じて、撮影設定などを提案してくれます。
提案されたサムネイルをタップするだけで、一括でおすすめの設定が適用されるので、手軽にこだわった写真を撮りたいときに便利です。
一眼カメラのように本格的な設定でじっくり撮影したい人には「プロ写真」や「プロ動画」モードが用意されています。
ヒストグラムや水準器が表示され、焦点距離(16mm〜140mm)での選択や、EV・シャッタースピード・ISO感度などを自由にコントロール可能です。
Fn(ファンクション)ボタンをタップすれば、フォーカスモード、ホワイトバランス、美肌効果、瞳AFなどの主要設定にスピーディーにアクセスできます。
メニュー画面もα(アルファ)シリーズのようなタブ分け(撮影、露出/色、フォーカス、セットアップ)構成になっており、ソニーのカメラを触ったことがある人なら親しみやすい本格派の作りと言えるでしょう。
なお、スクリーンショットの音は本体のマナーモードと連動してオフにできますが、シャッター音は消せない仕様になっています。
メインカメラの作例
まずはメインカメラの性能からチェックしていきましょう。
競合機種である「Galaxy S26」を主な比較対象としつつ、シーンに応じて他社スマホも交えながら描写力を検証です。
Xperia 1 VIIIのメインカメラには、おなじみの「Exmor T for mobile」センサー(約4,800万画素)を継続搭載しております。
まずは晴天時の公園や風景の描写。日差しが強く明暗差の激しい環境で、両機種の絵作りの違いがハッキリと現れました。
どちらも解像感は非常に高いレベルにありますが、仕上がりの方向性が大きく異なります。
Galaxy S26は暗部を積極的に持ち上げて全体をパッと明るく見せる「映え重視」のチューニング。一方でXperia 1 VIIIは、木陰のシャドウ感を残しつつ、木漏れ目が当たる明るい石畳まで白飛びなくクリアに収めています。
無理に明暗差を平坦にせず、現場の光と影の空気感をそのまま残してくれるのがXperia 1 VIIIの大きな魅力ですね。
花びらが重なり合う複雑なグラデーションですが、Xperia 1 VIIIは色が飽和(赤潰れ)することなく、繊細な階調を綺麗に描き切っています。
大型センサーと明るいF値のおかげで背景も光学的に自然にボケており、被写体が浮き立つようなナチュラルな立体感が得られました。
強烈な日差しが差し込むロケーションですが、Xperia 1 VIIIは朱色の鳥居の深みのある色合いをしっかり残し、石鳥居のざらついた質感までリアルに捉えています。
Galaxy S26は奥の社殿まで明るく補正してくっきり見せる良さがありますが、Xperia 1 VIIIは「目で見ている光景に限りなく近い、自然で深みのあるトーン」に仕上がっているのが特徴です。
過度なデジタル処理感を抑え、一眼カメラライクな自然で味わい深い写真をサクッと残したい方に、Xperia 1 VIIIのメインカメラは非常に相性が良いと感じました。
ちなみに、遊歩道のシーンをPixel 10とXiaomi 17T Proでも撮影してみました。
- Xperia 1 VIII
- Galaxy S26
- Google Pixel 10
- Xiaomi 17T Pro
Pixel 10はHDR処理が非常に強力で、空の青さをしっかり残しつつ全体をくっきりとハイコントラストに仕上げる傾向があります。
一方のXiaomi 17T Proは、光が当たる葉の黄緑色をより鮮やかに強調し、Leicaらしいドラマチックで印象的な世界観を作り出していました。
4機種を並べてみると、Galaxy S26やPixel 10、Xiaomi 17T Proはいずれもスマホならではの「高画質加工や絵作りの主張」が強めです。
それに対してXperia 1 VIIIは、過度な色付けや明暗の無理な持ち上げを行わず、一番「現場の自然な光の空気感」を再現できていると感じました。
最後に、強烈な日差しが直接差し込む「逆光」のシチュエーションで両機種の耐性を比べてみます。
ここでも両者のアプローチの違いが非常に面白いポイントです。
Galaxy S26は強力な処理によってゴーストやフレアを極力抑え、木々のシャドウを持ち上げながら青空をクッキリ残す、非常に安定した優等生な仕上がり。
対するXperia 1 VIIIは、ZEISS T*コーティングのおかげでコントラストの低下を防ぎつつ、中心から放射状に広がる光のライン(フレア)を意図的に残したような、ドラマチックで写真作品のような1枚に仕上がっています。
逆光下でも被写体のディテールが潰れることなく、光の温かみや雰囲気をそのまま切り取れるのは、カメラ好きにとって満足度の高いポイントと言えそうです。
メインカメラ(夜間撮影)の作例
続いて、メインカメラでの夜間撮影(ナイトモード)の性能を見ていきましょう。
夜間撮影においても、両機種の絵作りの思想がくっきりと現れました。
Galaxy S26は暗い空や木陰のシャドウ部をかなり明るく持ち上げ、全体をパッと明るく見せるチューニング。街灯の光もクッキリと捉え、ナイトショットらしい華やかさがあります。
対するXperia 1 VIIIは、夜空の「黒」をしっかり締め、不要なノイズを抑えた非常に引き締まった描写。過度な明るさ補正を行わないため、水面に映り込む光のにじみや建物の明かりが白飛びせず、現場のしっとりとした夜の雰囲気がそのまま写真に凝縮されています。
「夜を昼間のように明るく撮る」のではなく、「夜の静けさや光の温かみをそのまま切り取る」表現力においては、Xperia 1 VIIIが一歩抜き出ている印象です。
参考までに、同じ夜の遊歩道シーンをPixel 10とXiaomi 17T Proでも撮影して並べてみました。
- Xperia 1 VIII
- Galaxy S26
- Google Pixel 10
- Xiaomi 17T Pro
4機種で比較すると、夜間撮影におけるアプローチの違いがより一層ハッキリ見えてきます。
Pixel 10は細部の解像感が高く、くっきりとシャープな輪郭で暗部まで正確に捉えるデジタル処理が得意。Xiaomi 17T Proは街灯に照らされた木々の緑を鮮明に発色させ、ドラマチックな明暗差を作り出しています。
Galaxy S26、Pixel 10、Xiaomi 17T Proの3機種はいずれも「暗い場所をいかに明るく、ノイズなく見せるか」に重きを置いているのに対し、Xperia 1 VIIIは「影は影として残し、光の暖かみや夜の静けさを表現する」というアプローチ。
パッと見の派手さこそ他社に譲るものの、白飛びのなさや自然な空気感の描写においてはXperia 1 VIIIならではのこだわりを感じます。
最後に、夜間撮影で最も差が出やすい「明暗差が激しいシチュエーション(極端な光源)」での耐性をチェックしてみます。
非常に強い白飛びリスクがある自動販売機やLEDネオン看板ですが、Xperia 1 VIIIの白飛び抑制力とHDR処理の精度には驚かされます。
自販機の中の商品パッケージや、2倍ズームで撮影した駐車場看板の「空」のLED文字まで、白潰れすることなく極めてクリアに描写されていました。周囲の暗闇を無理に持ち上げすぎないため、黒の締まりも抜群です。
Galaxy S26も強力なHDRで全体を明るく持ち上げて見やすく仕上げてくれますが、高輝度な光源周辺の白飛びを抑えつつ、被写体その物の質感や明暗のメリハリをリアルに残せるのはXperia 1 VIIIの大きな強み。
暗所での白飛び耐性と自然な空気感の再現力において、Xperia 1 VIIIのメインカメラは夜間でも非常に信頼できるクオリティに仕上がっています。
望遠カメラの作例
Xperia 1 VIIIの望遠カメラは、前モデルからセンサーサイズが約4倍(1/3.5インチ→1/1.56インチ)へと大型化し、画素数も4,800万画素へ刷新されました。
可変ズームを廃止して70mm(約2.9倍)単焦点+クロップズーム(約5.8倍)に絞ったことで、これまで弱点とされていた「解像感」と「暗所性能」がどこまで底上げされたのか、実際の作例でチェックしていきましょう。
【1x】
どちらも白飛びや黒つぶれなく非常にクリアに撮れていますが、発色の質感にそれぞれの特徴が出ています。
【2x】
どちらも広角センサーからのクロップ処理となりますが、ディテール感を維持したまま自然な拡大ができています。
【2.9x(光学相当)】
光学相当の倍率ということもあり、橋のトラス構造や制限高の文字が一気に引き締まり、非常に解像感の高い描写を見せてくれます。
【5.8x(クロップズーム)】
Xperia 1 VIIIはセンサー大型化と高画素化(4800万画素)の恩恵により、クロップズームでありながら文字の輪郭が崩れず、くっきりと読み取ることができます。
【10x(デジタルズーム)】
ここからはデジタル処理が入りますが、両機ともノイズや輪郭の崩れを巧みに抑えており、実用的と言える画質をキープしています。
【17.5x(最大倍率)】
高倍率デジタルズーム領域ですが、AI処理やノイズ抑制が機能しており、「桁下制限高 3.0m」の文字までしっかり判別できるレベルに仕上がっています。
続いて、日中の風景撮影における4機種比較を見ていきましょう。中央奥に見える「60」の道路標識や、周囲の建物の質感に注目して見比べてみてください。
【1x(広角)】
- Xperia 1 VIII
- Galaxy S26
- Google Pixel 10
- Xiaomi 17T Pro
空の青さや雲のニュアンス、川面の波立ちなど、各社の画作り(トーンや色の濃淡)の違いがはっきりと出ています。
【2x】
- Xperia 1 VIII
- Galaxy S26
- Google Pixel 10
- Xiaomi 17T Pro
いずれの機種も解像感を落とすことなく、スッキリとした自然な描写を維持しています。
【2.9x(光学相当)】
- Xperia 1 VIII
- Galaxy S26
- Google Pixel 10
- Xiaomi 17T Pro
中央の「60」の標識が一気に引き立つ倍率ですが、Xperia 1 VIIIは大型センサーらしい不自然なシャープネス処理に頼らない、ナチュラルで立体感のある描写を見せてくれます。
【5.8x(クロップズーム)】
- Google Pixel 10
- Galaxy S26
- Xperia 1 VIII
- Xiaomi 17T Pro
センサー大型化・高画素化を果たしたXperia 1 VIIIは、標識の数値や背景の建物のディテールまでくっきり捉えられており、他社ハイエンド機と比べても全く見劣りしません。
【10x(デジタルズーム)】
- Xperia 1 VIII
- Galaxy S26
- Google Pixel 10
- Xiaomi 17T Pro
高倍率領域に入りますが、4機種それぞれAI補正やノイズ処理の個性が表れる面白い結果となっています。
【17.5x(最大倍率)】
- Xperia 1 VIII
- Galaxy S26
- Google Pixel 10
- Xiaomi 17T Pro
限界領域ではあるものの、標識の「60」という数字はしっかりと認識可能で、記録用としても十分に活用できるレベルを保っています。
夜間の望遠撮影性能も検証してみました。
センサー大型化(1/1.56インチ)と4800万画素化を果たしたXperia 1 VIIIの望遠カメラが、暗所でどれほどの威力を発揮するのか見ていきましょう。
【1x(広角)】
水面に映る街灯の光や暗部まで破綻することなく、非常にナチュラルでクリアに描けています。
【2x】
2倍ズーム時もノイズの浮き上がりはほとんど感じられず、明暗差の激しいシーンでも自然な描写をキープしています。
【2.9x(光学相当)】
大型センサーの恩恵が色濃く出ており、橋の質感や奥の建物のディテールまでしっかり解像しています。
【5.8x(クロップズーム)】
暗所での高倍率撮影ながら、標識の「60」の文字や街灯の白飛び抑制が見事にコントロールされています。
【10x(デジタルズーム):Galaxy S26と比較】
過酷な夜間環境での10倍デジタルズーム比較です。
Galaxy S26は全体的にノイズ処理の補正が強く働き、文字の輪郭やディテールが少しボヤけた印象になります。
対してXperia 1 VIIIは、標識の数字や建物のラインがぐっとシャープに残っており、センサー大型化による暗所性能の底上げをはっきりと実感できる結果となりました。
超広角カメラの作例
続いて超広角カメラの作例です。
メインカメラから超広角カメラに切り替えることで、広大な景観をひとつの画面にしっかりと収められます。
画角がグッと広がるため、風景写真や広がりを表現したいシーンで威力を発揮します。
色合いや明るさのニュアンスもメインカメラと大きく変わらず、自然で統一感のある仕上がりです。
超広角もメインカメラ同様にGalaxy S26を比較のベースとしつつ、日中の様々なシーンで作例を撮り比べてみました。
どちらもレンズの解像感が非常に高く、広角特有の四隅の歪みも綺麗に補正されていますが、色作りと明暗の処理にはっきりとした違いが現れました。
Galaxy S26は「Galaxyブルー」らしい抜け感のある濃い青空と高いコントラストで、一目で「綺麗な写真」と分かるポップな映え重視の仕上がりです。
一方のXperia 1 VIIIは、過剰な青みの強調を行わず、雲のリアルな立体感や光の質感、水面の静かな反射までを白飛びなく自然に捉えています。
木陰と強い日差しが混在し、緑の発色と明暗差の処理が試される木漏れ日の緑道で、Pixel 10とXiaomi 17T Proも含めた4機種の作例を並べて比較してみます。
- Xperia 1 VIII
- Galaxy S26
- Google Pixel 10
- Xiaomi 17T Pro
4機種を並べると、各社の超広角カメラに対するアプローチの違いがより明確になります。
Galaxy S26やXiaomi 17T Proは木々の緑をかなり鮮やかに強調して画面全体を華やかに見せ、Pixel 10は強力なHDRで木陰の暗部まで明るく持ち上げてくっきりと視認性を高めています。
それに対してXperia 1 VIIIは、過度な色付けや強引な暗部の持ち上げを行いません。
木陰の落ち着いた暗がりと、葉の間から差し込む強い日差しのコントラストをそのまま残し、暗部から明部にかけての滑らかな階調で「現場の空間そのもの」を表現してくれます。
超広角レンズは白飛びや黒潰れを起こしやすいですが、Xperia 1 VIIIは無理にフラットへ補正せず、肉眼で見たままの自然なトーンと立体感をしっかり維持してくれました。
AIによる強力な補正加工に頼らず、その場の空気感や季節の光を記憶通りに残したい方にとって、Xperia 1 VIIIの超広角カメラは非常に満足度の高いクオリティに仕上がっています。
夜間もまずはGalaxy S26との比較をベースに、複数ロケーションでの描写力を検証してみました。
街灯や建物の明かりが点在する夜間シーンでは、白飛びの抑え込みと暗部の階調表現に差が出ました。
Galaxy S26は全体をパッと明るく補正し、街灯の光を放散させて華やかに見せるチューニングです。ただし、強烈な街灯の光によって光の筋(光条・フレア)が大きく広がる傾向があります。
対するXperia 1 VIIIは、暗い空や夜の雰囲気を無理に昼間のように持ち上げず、しっとりとした「夜らしさ」を残した仕上げです。
強烈な光源があっても光の白飛びやゴースト・フレアを綺麗に抑え込んでおり、水面の反射や暗闇のグラデーションまで黒潰れせずに描写しています。
最後に、強い街灯と暗闇が入り混じる夜の緑道で、Pixel 10とXiaomi 17T Proも含めた4機種一斉比較を行ってみます。
- Xperia 1 VIII
- Galaxy S26
- Google Pixel 10
- Xiaomi 17T Pro
4機種を比較すると、夜間ノイズの処理と光の捉え方の違いが顕著に現れます。
Galaxy S26とXiaomi 17T Proは木々や芝生の緑色を強く残しつつ明るく見せようとしますが、街灯の周りに光の拡散が目立ちます。
Pixel 10は暗部を持ち上げて視認性を高めていますが、空や木陰の暗闇が少し白っぽく浮いた印象になります。
それらに対してXperia 1 VIIIは、街灯が当たる葉の質感や石畳のディテールをシャープに残しつつ、光の拡散を最小限にシャットアウト。闇の深さをしっかり残したメリハリのある描写を見せてくれました。
センサーサイズのハンデを感じさせないノイズ耐性の高さと、光条を抑えたクリーンな表現力により、夜の雰囲気をそのまま切り取れる超広角カメラに仕上がっています。
マクロ撮影の作例
Xperia 1 VIIIは被写体に近づくと自動的に超広角カメラを使ったマクロ撮影モードへ切り替わる仕様になっています。
寄れる限界や描写の違いを整理してみました。
まずはメインカメラ(広角)でピントが合う限界まで寄った写真です。
被写体から一定の距離を保つ必要があり、寄り具合としてはここまでとなります。
続いて、自動で切り替わるマクロモード(超広角カメラ)で限界まで寄った写真です。
羊毛フェルトの毛並みや鼻の繊維感までハッキリと捉えられるほど、超近接での撮影が可能になります。
最後に望遠カメラ(2.9倍)を活用して寄った写真です。
物理的に被写体へ近づきすぎず離れた位置から望遠で画面いっぱいに捉えることで、歪みを抑えつつ背景を自然にボカした迫力ある接写が狙えます。
さすが光学望遠ですね。デジタルズームにはない解像感の高さを感じました。
ポートレートモード・インカメラの作例
人物撮影において重要なポートレートモードと、日常のセルフィーを支えるインカメラの性能についても検証しました。
まずはポートレートモードからチェックしていきます。
メインカメラによるポートレート撮影は、人物だけでなく被写体が「花」などの物であっても問題なく機能します。
被写体の複雑な輪郭や境界線をしっかりと識別し、背景だけを滑らかにぼかして被写体を際立たせてくれました。
不自然なデジタル加工感が少なく、一眼カメラのような自然で奥行きのある仕上がりです。
続いて、インカメラの性能をチェックしてみましょう。
インカメラでの自撮りも非常にクオリティが高く実用的です。通常撮影では背景の建物や橋のディテール、空の青さまでクッキリとリアルに描写してくれます。
ポートレートモードをONにすると、髪の毛の細かい束やサングラスのフレーム周りの輪郭をきれいに残したまま、背景の景色が滑らかにぼかされます。
肌の質感やTシャツのプリント、黒色の表現もナチュラルで、SNSへの投稿や日常の記念撮影でも大活躍してくれるクオリティにまとまっています。
光の反射が玉ボケになっているのも可愛らしくていいですね。
動画撮影の作例
最後に、動画撮影の性能についてもチェックしておきましょう。
今回の検証では、メインカメラと超広角カメラを使用し、それぞれ「日中」と「夜間」の同じ場所で4K@30fpsにて撮影しています。
メインカメラ・超広角カメラそれぞれで日中と夜間の動画を見比べてみると、「色味の再現性」「歩行時の安定感」「夜間光源の処理」に明確な違いが現れました。
Galaxy S26は、日中・夜間を問わず空の青さや木々の緑を鮮やかに持ち上げ、全体をパッと明るく見せるスマホ動画らしいキャッチーな絵作りです。
一方のXperia 1 VIIIは、過度な着色を抑え、肉眼で見た景色に近い非常にナチュラルで落ち着いたトーンにまとめられています。
手ブレ補正においても、歩行時に生じる「一歩ごとの縦揺れ」をXperia 1 VIIIの方がヌルヌルと滑らかに相殺しており、歩き撮りでの安定感は一頭地を抜けています。
さらに差が出たのが夜間撮影です。Galaxy S26は街灯などの強い光源周辺に白飛びやフレアが広がりやすい傾向がありますが、Xperia 1 VIIIは光源の膨らみを最小限に抑え、暗部のノイズも極めてクリアに処理してくれました。
明るく華やかな映像を手軽に残したいならGalaxy S26も魅力的な選択肢ですが、歩行ブレを抑え、夜間でも白飛びのない自然な空気感で思い出を残したいなら、Xperia 1 VIIIの動画性能は非常に頼もしい仕上がりです。
Xperia 1 VIIIのオーディオ性能をレビュー
Xperia 1 VIIIは音まわりの機能・設定の作り込みがかなり厚く、他社にはあまり見られない要素も揃っています。
音の広がりが優秀なステレオスピーカー
Xperia 1 VIIIは本体を横向きに持った際に左右へ配置される「フルステージステレオスピーカー」を搭載。さらに新開発ユニットへ刷新されました。
従来モデルでは左右のスピーカーユニットの形状・サイズが異なっていましたが、Xperia 1 VIIIではカメラユニットの変更や配置の工夫によってスペースが確保され、左右で全く同じユニットを搭載できるようになったとのこと。
これにより音の広がり・奥行き感の向上を狙った設計になっています。
実際に聴いてみると、音の広がりはかーなーり優秀。クリアサウンドでありながら、低音も他のスマホに比べて感じやすく、ポコポコと鳴っている印象があります。
さすがSONY。スピーカーは良い感じです。
3.5mmイヤホンジャック搭載
最近のハイエンドスマホは3.5mmイヤホンジャックを廃止する機種が大半ですが、Xperia 1 VIIIは3.5mmイヤホンジャックを引き続き搭載しています。
有線接続だから音質が良い・悪いという話は、使うイヤホン自体にも左右される部分なので何とも言えません。
それよりも、多くの機種で廃止が進む中で搭載し続けているという点自体が、音質にこだわりたい人やDAP・有線イヤホンの資産がある人にとって特長になると思います。
ハイレゾ・音質補完機能
Xperia 1 VIIIXperia 1 VIIIは、ストリーミング音源や圧縮音源をハイレゾ相当の音質に拡張する「DSEE Ultimate」を搭載。
ソニー独自のAI技術で高精細な音を再現するとされていて、ハイレゾコンテンツの再生中は自動的に無効になり、元のハイレゾ音質がそのまま楽しめる仕様です。
ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」を接続してオーディオ品質を確認したところ、楽曲の品質は24ビット/192KHz(Ultra HD表記)、デバイス・出力(Bluetoothデバイス)ともに24ビット/96KHzで再生されていました。
日本オーディオ協会が定める「ハイレゾ」の基準は96kHz/24bitなので、Bluetooth経由でもこの基準を満たした状態で再生できていることになります。
立体音響・音質設定
再生音質は音楽アプリ用に「DSEE Ultimate」、動画・その他アプリ用に「Dolby Sound」がそれぞれ割り当てられていて、「おすすめ」「音質重視」「立体音響化」「カスタム」の4モードから選べます。
Dolby Soundは「ダイナミック」「映画」「音楽」「ボイス」のプリセットがあり、コンテンツを識別して自動調整をおこなう仕組みです。
通常のステレオ音源を立体的な音に拡張する「360 Upmix」も用意されていて、「オート」「ミュージック」「シネマ」から選択できます。こちらはヘッドホン使用時のみ有効です。
さらに「360 Reality Audio」にも対応していて、耳の形を撮影して聴感特性データを作成することで、接続したヘッドホンの音響特性に合わせた個人最適化ができます。
今回接続したWF-1000XM5は360 Reality Audio認定ヘッドホンとして認識されていました。
1手動のグラフィックイコライザーやパーソナライズされたサウンド機能はなく、Xperiaは細かく自分で調整するというよりモードを選んで任せる設計という印象です。
Bluetoothコーデック対応状況
ワイヤレスイヤホンを接続して使う場合に気になるのがコーデック。
実機で確認したところ、以下のコーデックに対応していました。
| コーデック | 対応状況 |
| SBC | ○ |
| AAC | ○ |
| aptX | ○ |
| aptX HD | ○ |
| aptX Adaptive | ○ |
| LDAC | ○ |
LHDCには非対応のようですが、SBC・AAC・aptX系・LDACと幅広く対応しています。
aptX Adaptiveにも対応しているのは地味に嬉しいポイントです。
Xperia 1 VIIIの基本機能・操作性をレビュー
ここからはXperia 1 VIIIの動作性能・バッテリー・カメラ・音以外の基本機能をまとめてレビューします。
毎日の使い勝手に関わる部分なので、実際に触ってわかったことを正直に書いていきます。
OSはAndroid 16ベース
Xperia 1 VIIIにはAndroid 16がプリインストールされています。
Xiaomiの「HyperOS」のような強い色付けの独自UIではなく、素のAndroidに近い作りです。ただ使いにくいということはなく、むしろシンプルで扱いやすい印象でした。
なお、OSバージョンアップは最大4回、セキュリティアップデートは最大6年のサポート期間に対応しています。
23万円クラスの機種として、この長期サポートは安心材料になりそうです。
AI機能はGoogle Geminiが中心
他社のハイエンドスマホは独自のAI機能に力を入れている印象がありますが、Xperia 1 VIIIはGoogle純正の「Gemini」が中心という位置づけです。
ホーム画面から直接Geminiに話しかけられる導線が用意されていて、AI機能はGoogleに任せるというXperiaらしい割り切りを感じました。
便利機能・独自機能
Xperia独自の機能として特にチェックしておきたいのが「サイドセンス」です。
いつでもワンアクションでメニューや便利機能を呼び出せる機能で、実際に触ってみると他のスマホのジェスチャー機能よりも便利そうな印象がありました。
電源ボタンの2回押しでカメラを起動する設定も可能。
この他、画面分割・フローティングウィンドウといったマルチウィンドウ機能も搭載されています。
画面分割を使う場面は普段そこまで多くないかもしれませんが、こうした機能がしっかり用意されていること自体は安心材料だと思います。
なお、デュアルアプリ(アプリの複製)やセカンドスペース(マルチユーザー的な機能)は、搭載されていませんでした。
生体認証は指紋認証のみ
Xperia 1 VIIIのロック解除は指紋認証のみで、顔認証は搭載されていません。
指紋認証センサーは電源キーと一体になった配置。軽くタッチするだけで反応してくれて、ストレスなく解除できました。
防水防塵・耐久性
Xperia 1 VIIIは防水防塵に対応していて、防水はIPX5/IPX8、防塵はIP6Xの等級を取得しています。
IPX5は、あらゆる方向からの水の噴流にも耐えられるレベル。IPX8は、一定条件下での水没にも耐えられるレベルを指します。
IP6Xは、粉塵の侵入を完全に防げる最高等級です。
普段使いで雨に濡れたり、水回りでうっかり水がかかったりする程度なら、過度に神経質になる必要はなさそうです。
おサイフケータイ(FeliCa)に対応
Xperia 1 VIIIはおサイフケータイことFeliCaに対応しています。普段使っているSuicaやiDなどを、そのままスマホでも利用できます。
実際にカードをかざして確認しましたが、反応に問題はありませんでしたよ。
eSIM・デュアルSIMに対応
Xperia 1 VIIIはeSIMにも対応しています。SoftBank公式サイトのSIM欄には「nanoSIM/eSIM」と記載されていました。
ちなみにnanoSIMとeSIMを組み合わせたデュアルSIM運用ができることは実機で確認できています。
eSIM対応キャリアも増えてきているので選択肢の幅は広がっていますよね。
僕はいくつかeSIMを使ってきましたが、楽天モバイルのeSIMは手続きが分かりやすいので初心者におすすめ。IIJmioのeSIMも手続きが早いので気に入っています。
Xperia 1 VIIIのスペック・仕様
Xperia 1 VIIIの主要スペックを、前モデルのXperia 1 VIIと並べて一覧にしました。どちらもソフトバンク版の公式仕様ページを基準にしているので、同じ条件で比較できます。
| モデル | Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII |
| サイズ | 約74×162×8.3mm | 約74×162×8.2mm |
| 重さ | 約200g(実測200.0g) | 約197g |
| ディスプレイ | 約6.5インチ 有機EL Full HD+(1,080×2,340) 19.5:9 HDR対応 |
約6.5インチ 有機EL Full HD+(1,080×2,340) 19.5:9 HDR対応 |
| リフレッシュレート | 1〜120Hz可変 | 1〜120Hz可変 |
| OS | Android 16 | Android 15 |
| OSアップデート/セキュリティアップデート | 最大4回/最大6年 | 非公表 |
| SoC | Snapdragon® 8 Elite Gen 5 Mobile Platform (オクタコア)4.6GHz+3.6GHz |
Snapdragon® 8 Elite Mobile Platform (オクタコア)4.3GHz+3.5GHz |
| RAM/ROM | 12GB/256GB (ソフトバンク版) |
12GB/256GB (ソフトバンク版) |
| 外部ストレージ | microSDXC 最大2TB |
microSDXC 最大2TB |
| バッテリー容量 | 5,000mAh | 5,000mAh |
| 充電 | 有線最大30W(USB PD+PPS) ワイヤレス最大15W(Qi) 参考充電時間 約100分 (ソフトバンク公式・PD-PPS対応ACアダプタ使用時) |
有線出力 非公表 ワイヤレス対応(Qi、出力非公表) 参考充電時間 約100分 (ソフトバンク公式・PD-PPS対応ACアダプタ使用時) |
| メインカメラ(超広角) | 16mm相当 有効画素数約4,800万画素 (記録画素数約1,200万画素) F値2.0 |
16mm相当 有効画素数約4,800万画素 (記録画素数約1,200万画素) F値2.0 |
| メインカメラ(広角) | 24mm相当 有効画素数約4,800万画素 (記録画素数約1,200万画素、48MP高画素撮影モード時は約4,800万画素) F値1.9 48mm相当(光学2倍相当) 有効画素数約1,200万画素 (記録画素数約1,200万画素) F値1.9 |
24mm相当 有効画素数約4,800万画素 (記録画素数約1,200万画素、48MP高画素撮影モード時は約4,800万画素) F値1.9 48mm相当(光学2倍相当) 有効画素数約1,200万画素 (記録画素数約1,200万画素) F値1.9 |
| メインカメラ(望遠) | 70mm相当 有効画素数約4,800万画素 (記録画素数約1,200万画素) F値2.8 140mm相当(光学2倍相当) 有効画素数約1,200万画素 (記録画素数約1,200万画素) F値2.8 |
85〜170mm相当(連続ズーム) 有効画素数約1,200万画素 F値2.3〜3.5 |
| フロントカメラ | 有効画素数約1,200万画素 F値2.0 |
有効画素数約1,200万画素 F値2.0 |
| センサー(超広角) | 1/1.56型 Exmor RS™ for mobile |
1/1.56型 Exmor RS™ for mobile |
| センサー(広角) | 1/1.35型 2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー Exmor T™ for mobile |
1/1.35型 2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー Exmor T™ for mobile |
| センサー(望遠) | 1/1.56型 Exmor RS™ for mobile |
1/3.5型 Exmor T™ for mobile |
| レンズコーティング | ZEISS T*コーティング (全レンズ対応) |
ZEISS T*コーティング |
| オーディオジャック | 3.5mmオーディオジャック | 3.5mmオーディオジャック |
| スピーカー | フルステージステレオスピーカー (フルエンクロージャー構造) |
フルエンクロージャー構造 |
| Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax/be 6GHz/5GHz/2.4GHz |
IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax/be 6GHz/5GHz/2.4GHz |
| Bluetooth | Ver.6.0 LE Audio/Auracast™対応 |
Ver.6.0 LE Audio/Auracast™対応 |
| Bluetoothコーデック | AAC/apt-X/apt-X Adaptive/apt-X HD/LC3/LDAC/SBC | AAC/apt-X/apt-X Adaptive/apt-X HD/LC3/LDAC/SBC |
| 外部接続 | USB Type-C™ (Google Cast対応) |
USB Type-C™ |
| 防水/防塵 | IPX5/IPX8 IP6X |
IPX5/IPX8 IP6X |
| NFC/おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
| 対応SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
| 生体認証 | 指紋認証(顔認証なし) | 指紋認証 |
公式サイト>>仕様
まとめ:Xperia 1 VIIIのメリット・デメリット・評価
Xperia 1 VIIIを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
Xperia 1 VIIIを買うべきメリット、購入前に確認したい注意点は以下のとおりです。
| メリット | デメリット |
| ・見たままの光と影を残す独自の絵作り ・夜でも粘る望遠カメラ ・歩き撮り動画の圧倒的な安定感 ・原神1時間12%の優秀なバッテリー持ち ・microSD最大2TBに対応 ・3.5mmイヤホンジャックを搭載 ・OSアップデート4回/セキュリティ6年 ・おサイフケータイ・防水防塵に対応 ・オーディオ機能が豊富 |
・約200gと重く片手操作は厳しい ・23万円クラスでFull HD+の解像度 ・30W充電で20→100%に75分かかる ・顔認証は非搭載(指紋のみ) ・付属品なし |
評価
総合評価:(4.5点/5点満点)
| デザイン・サイズ感 | ★★★☆☆ |
| ディスプレイ | ★★★★☆ |
| 動作性能 | ★★★★★ |
| ゲーム性能 | ★★★★☆ |
| カメラ性能 | ★★★★★ |
| バッテリー性能 | ★★★★☆ |
| オーディオ性能 | ★★★★★ |
| 機能・付加価値 | ★★★★★ |
Xperia 1 VIIIは、流行を追わずに「Xperiaらしさ」を貫いたスマホです。
最もそれを感じたのがカメラ。
最近のスマホは暗い場所を明るく持ち上げて、色も鮮やかに仕上げてくれますが、Xperia 1 VIIIは見たままの光と影をそのまま残してきます。
夜間撮影でも同様で、暗がりを昼間のように照らしたりはしません。
夜空の黒はしっかり黒のまま、ノイズを抑えて締まった絵になります。望遠もセンサーが大きくなったおかげで、夜の10倍ズームで輪郭がボヤけませんでした。
バッテリー持ちも優秀です。原神を1時間プレイしたときの消耗は12%で、Galaxy S26の17%と比べるとはっきり差が出ました。
そしてmicroSDが最大2TBまで使えて、3.5mmイヤホンジャックまで残っている。他社がどんどん削ってきた部分を、Xperiaは残し続けています。
OSアップデート4回・セキュリティ6年という長期サポートも含めて、1台を長く使いたい人には効いてくる部分です。
一方で、気になる部分もはっきりしています。
約200gは重く、片手で画面の端まで指を伸ばすのは厳しいです。
充電も30Wで、20%から満充電まで75分。100W充電が当たり前になりつつある今、ここは明確に遅い部類です。
総合的に見ると、Xperia 1 VIIIは万人向けの一台ではありません。
撮ってそのままSNSで映える写真が欲しい人や、軽さと充電の速さを重視する人には、あまり向いていないと思います。
ただ、スマホ特有の作り込まれた写真に違和感があった人、夜の静けさや光の温かみを残したい人、microSDや有線イヤホンを使い続けたい人にとっては、これしかない一台。
23万円は決して安くありませんが、他社が削ってきたものを残し、流行と違う方向を選び続けているこのスマホには、それだけの価値があると思います。
ソフトバンク>>Xperia 1 VIIIの価格をチェックする
Xperia 1 VIIIをソフトバンクでお得に買う方法
最後に、Xperia 1 VIIIをお得に購入する方法を紹介します。
ソフトバンクで買う場合の価格とキャンペーン
Xperia 1 VIIIのソフトバンクでの価格(12GB/256GB)は、税込274,320円です。
この総額はどの契約タイプ(新規契約・他社からのりかえ・機種変更など)でも共通ですが、毎月の支払額の内訳は契約タイプによって少し違います。
| 契約タイプ | 1〜24回 | 25〜48回 |
| 新規契約 | 5,760円 | 5,670円 |
| 他社からのりかえ | 5,760円 | 5,670円 |
| 機種変更 | 6,220円 | 5,210円 |
僕がさらに注目したいのは、「新トクするサポート+」と「買替え応援割」を組み合わせた買い方です。
これは48回の分割払いでXperia 1 VIIIを購入し、25ヶ月目のタイミングで端末を返却すると、残りの支払いが不要になるプログラム。
さらに、返却時にソフトバンクで対象機種へ買い替えると、通常かかる特典利用料(22,000円)が「買替え応援割」で免除されます。
このプログラムを使った場合の実質支払総額は、次のとおり。
| 契約タイプ | 実質支払総額(25ヶ月目返却時) |
| 新規契約・他社のりかえ | 138,240円 |
| 機種変更 | 149,280円 |
一括の274,320円と比べると、実質10万円以上お得になる計算です。
購入前に確認しておきたいこと
「新トクするサポート+」は期間限定のセールではなく、ソフトバンクが常設しているプログラムです。
そのため、価格や特典の内容は今後変更される可能性があります。
購入を検討するタイミングで、必ずソフトバンク公式サイトの最新情報を確認してください。
また、25ヶ月目に返却して残債免除を受けるには、いくつか条件があります。
- 48回払いでの購入が前提です。一括払いだとこのプログラムは使えません
- 返却する端末が査定条件を満たさない場合(破損など)は、状態に応じて追加費用がかかったり、特典自体が使えなかったりすることがあります
- 特典利用料の免除(買替え応援割)を受けるには、返却と同時にソフトバンクで対象機種へ買い替える必要があります
毎月の支払額は契約タイプによって微妙に違うので、購入手続きの最終画面で総額と内訳を必ず確認してから進めるようにしてくださいね。
ソフトバンク>>Xperia 1 VIIIの価格をチェックする






















































































































































































































































