【Natural AI Phoneレビュー】実際に使って感じたメリット・デメリット・評価
2026年4月にSoftBankから発売された、Natural AI Phoneをお借りしました。
まずは結論。Natural AI Phoneはスマホの未来です。
これまでのスマホとは明らかに違う体験。面白かったし、ワクワクを感じます。ただ荒削りな部分も多いので、万人におすすめできるわけではありません。
このスマホの主役はカメラでも性能でもなくAI。
Natural AIは「質問に答えるAI」ではなく、スマホを自分の代わりに操作してくれるAIです。
食べログで予約を入れる、Amazonでカートに商品を入れる——複数のアプリをまたいで、実際に手を動かすところまでやってくれます。
使い始めは半信半疑でしたが、食べログの予約が最後まで通ったとき「これは確かに次の世代だ」と感じました。
一方でGmailやカレンダーの操作はGeminiの方が速い場面もあり、得意不得意はあります。Pixel 9aと比べると純粋なAI応答速度や安定感はPixelが上。
ただ「アプリを横断して操作まで完遂する」体験はNatural AI Phoneにしかありません。
ミドルレンジとしての完成度は十分で、ディスプレイ・バッテリー・おサイフケータイなど普段使いに不満はありませんでした。
荒削りだけど面白い——そういうスマホが好きな人には、今すぐ触ってほしい1台です。
SoftBank公式サイトでチェック>>Natural AI Phone
本記事でNatural AI Phoneを詳しく実機レビューしていきます。
タップして読みたい場所へ
- Natural AI Phoneのデザイン・カラー・付属品
- Natural AI Phoneのディスプレイをレビュー
- Natural AIで何ができる?実際に使ってみた
- Natural AI Phoneの動作性能をレビュー
- Natural AI Phoneのゲーム性能をレビュー
- Natural AI Phoneのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
- Natural AI Phoneのカメラ性能をレビュー
- Natural AI Phoneの基本機能・操作性をレビュー
- Natural AI Phoneのスペック・仕様
- まとめ:Natural AI Phoneのメリット・デメリット・評価
- Natural AI Phoneはスマホ乗り換えドットコムで30,000円キャッシュバック
Natural AI Phoneのデザイン・カラー・付属品
手に取って最初に思ったのは、「引き算のデザインだな」ということ。余計なものが本当に何もない。
デザイン・カラー
シンプル、という言葉がこれほど似合うスマートフォンも珍しいと思います。
背面を見渡しても、ロゴはNatural AIのシンボルマーク1つだけ。
カメラバンプは横長のカプセル型にきれいにまとめられていて、それ以外はひたすらフラットです。
カメラバンプ実測2.5mmで、それなりに出っ張っていますが、横長なので机の上に置いたときにガタつきにくいのも地味に助かります。
背面の素材はマット仕上げで、触った感じはサラサラ。指紋が目立ちにくく、使っていてべたつく感覚がほとんどないです。
素材の詳細は公式情報を確認中ですが、手触りの上品さは好印象でした。
カラーはトゥルーブラックとトゥルーホワイトの2色展開。
今回お借りしたのはトゥルーブラックで、純粋な真っ黒というよりは、少し落ち着いたトーンのダークグレーに近い印象です。
室内で見ると重厚感があり、ビジネスシーンでも全く違和感がないデザインだと思います。
ディスプレイを上にして右側面に電源ボタンとAIボタン。
左側面に音量ボタンが搭載されております。
フレームはマット仕上げで統一されています。ボタン類も過剰な主張がなく、全体的にシュッとした印象です。
本体下部にカードスロット・マイク・USB Type-Cポート・スピーカーがありました。
「シンプルすぎる?」と感じる人もいるかもしれませんが、装飾を極力省いたことで、AI機能が主役というメッセージが伝わってくるような気がします。
カードスロットはSIMカードを表・裏に装着できるタイプ。残念ながらSDカードには対応しておりません。
2回線同時待受に対応していますが、eSIMを使用する場合は、カードスロット2が利用できなくなります。
サイズ・重さ
実測重量はきっちり200g。数字だけ見るとずっしりしていそうですが、実際に持つと8.3mmという厚みのおかげで、重さのわりにスッキリした感覚があります。
サイズは78×164×8.3mmと大きめですが、持ちにくくはありませんでした。
Pixel 9aと並べると、サイズ差がはっきりわかります。
Natural AI Phoneは最初から両手前提で使う端末という感じで、画面が大きいぶんAI機能の返答やコンテンツをじっくり確認するのに適しています。
一方、Pixel 9aはギリギリ片手で操作できるサイズ感なので、例えば、電車でつり革につかまりながらサッと使いたい場面にも向いているかもしれません。
付属品
本体のみお借りしているので付属品は見ていませんが、公式サイトによると以下のとおりです。
| 同梱物 | 備考 |
|---|---|
| 本体 | 保護フィルム貼付済み(試供品) |
| SIM取り出しツール | 試供品 |
| USBケーブル(C to C) | 試供品 |
| 安全性と保証に関するお知らせ | — |
充電器は別売り。最近のスマートフォンではごく一般的な仕様なので驚きはないですが、手持ちのUSB-C充電器がない場合は別途用意が必要です。
本体には最初から保護フィルムが貼られた状態で届くので、開封してすぐそのまま使い始められます。
細かいことですが、こういう気遣いはありがたいですね。
Natural AI Phoneのディスプレイをレビュー
Natural AI Phoneは、6.77インチの有機ELを搭載していて、発色・明るさともに水準以上の仕上がり。ただし動画視聴まわりに注意点があるので、後ほど詳しく説明します。
6.77インチ有機ELの発色と画面サイズ感
画面サイズは6.77インチ。Pixel 9aの6.3インチと比べると、横に並べるとひとまわり大きいのがよく分かります。
片手操作はギリギリのサイズ感で、親指が画面の端まで届くかどうかというところです。
大画面派には嬉しいサイズですが、コンパクトさを重視する人には少し持て余すかもしれません。
発色はOLEDらしくコントラストが高く、色が鮮やかで濃いめの傾向です。
赤や緑の鮮やかな色が特に映えていて、写真を眺めるだけでも気持ちいい画面です。
夜景の壁紙を表示すると、黒がしっかり締まっていて夜の暗さが自然に表現されています。
有機ELならではの深みのある黒が、夜景コンテンツとよく合っていました。
屋外での明るさ・視認性
最大輝度は3,000nitsで、屋外の直射日光下でも画面の内容がしっかり確認できました。
Pixel 9aと同じシーンで見比べると、どちらも実用上は十分な明るさで、大きな差は感じませんでした。炎天下でもストレスなく使えるレベルです。
常時表示(AOD)と120Hzのなめらかさ
Natural AI Phoneは、画面オフの状態でも時計や通知を表示するAOD(常時表示)に対応しています。
いちいち画面を点灯させなくても時間や通知が確認できるので、地味に便利な機能です。
リフレッシュレートは120Hz・90Hz・60Hzの3段階で手動切替が可能。
120Hzに設定すると、ウェブページのスクロールやアプリの切り替えが指の動きにピタッとついてくる感覚で、滑らかそのものですよ。
もちろん、バッテリーを節約したい場面では60Hzに落とすといった使い分けもできます。
視野角も十分広く、斜めから画面を見ても色が大きく変化しません。複数人で画面を覗き込むシーンでも見やすいです。
動画は高画質視聴に制限あり(Widevine問題)
ここはNatural AI Phoneを購入する前に知っておいてほしい点です。
DRM Infoというチェックアプリ上ではWidevine L1と表示されますが、実際にNetflixとAmazonプライムビデオで再生を確認したところ、どちらもWidevine L3判定でした。
WidevineがL3の場合、仕様上はSD画質止まりになるのが一般的です。
体感では画質の粗さは感じませんでしたが、6.77インチの画面ではパッと見では気づきにくいレベルという可能性もあります。
「体感では問題なかった」と「仕様上はSD制限」は別の話なので、動画を高画質で楽しみたい人には気になるポイントです。
一方、YouTubeは4K HDR再生まで選択できることを確認しました。
なお、今回の検証機は貸出機のため、開発ビルドの影響で実際の製品版とは異なる可能性があるので、購入前に最新情報を確認することをおすすめします。
Google連携機能がアップデートで改善された前例もあるので、製品版での改善に期待したいところです。
Natural AIで何ができる?実際に使ってみた
このスマホの主役はカメラでも性能でもなく、AIです。実際に使ってみて感じたことを、できるだけ正直に書きます。
AIボタンの応答速度——押してから約2秒、全表示まで約5秒
本体右側に独立した物理AIボタンがあって、押すとすぐにNatural AIが起動します。
ボタンを押してから操作できるようになるまでが約2秒、回答が全部表示されるまでが約5秒。
「遅い」という声をレビュー前から目にしていたんですが、実際に使ってみたら立ち上がりそのものは思ったより速かったです。
むしろ遅さを感じるのは、AIが外部サービスと連携してタスクを実行しているときです。
特にアプリをまたいで処理が走るシーンで時間がかかる印象。
なお、Natural AIの処理はクラウド経由で行われるため、通信環境によって速度が前後することがある点も頭に入れておくといいと思います。
GeminiとNatural AIを実測比較してみた
Natural AIを使い始めてすぐに気になったのが、「これGeminiでもできるんじゃないか?」という疑問です。
同じAndroidスマホにGeminiが入っていて、Google連携も似たようなことができる。正直なところを知りたくて、主要タスクを2台で同時に試しました。
結果を実測値でそのまま出します。
| タスク | Gemini | Natural AI |
|---|---|---|
| 未読メール要約 | 7秒 | 15秒 |
| 予定チェック | 11秒 | 19秒 |
| 予定を追加 | 10秒 | 23秒 |
| 経路検索 | 10秒 | 12秒 |
| 動画検索 | 15秒 | 14秒 |
| 商品検索 | 13秒 | 12秒 |
Google系サービスとの連携(メール・カレンダー)はGeminiが速いです。
これは素直にそうでした。Googleが自社サービスとの連携を最適化しているので、当然といえば当然かもしれません。
一方で、経路検索・動画検索・商品検索あたりは2〜3秒差の誤差レベルで、体感としてはほぼ互角でした。
では、Natural AIを使う意味はどこにあるのか。
速度では勝てない場面があるのに、それでもNatural AIが面白いのは、そもそもGeminiではできないことがあるからです。
Gmail・Googleカレンダーとの連携
実は、最初にNatural AIフォンを受け取ったとき、GmailやGoogleカレンダーとの連携ができませんでしたが、その後のアップデートで連携できるようになったので試してみました。
「未読メールを要約して」と話しかけると、AIエージェントがGmailを検索し、未読メールを最大50件まで取得して内容をまとめてくれます。
試したときは2件の未読メールが見つかって、件名と内容の要約が表示されました。
Googleカレンダーはさらに実用的。「明日の予定を教えて」と聞くと3件の予定を取得して表示。
「明日の10時から1時間打ち合わせを追加して」と言ったら、そのままGoogleカレンダーへの登録まで完遂してくれました。
読み取りだけじゃなくて書き込みまでエージェントが勝手にやってくれる、というのは使ってみて素直に便利だと思った部分です。
ただ速度はGeminiより遅い。メール要約で15秒、カレンダー追加で23秒かかるので、「急いでるとき」より「ながら操作」向けの機能だと思っています。
買い物を全部任せてみた——カートに入れるところまでAIが代行
ショッピング連携が、今回一番「おっ」となった機能かもしれません。
「コンビニには売ってないちょっといいシャーペン探して」と話しかけたら、Natural AIがAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングを横断して商品候補を提示してくれました。
そこから「これにする」と選ぶと、Natural AI上に統一されたショッピング画面が開いて、バリエーション選択(芯の太さなど)→カートに入れる→注文確認画面まで、アプリを行き来せずに一気に進めます。
注文確認画面で「注文を実行」を押すと、「注文を承りました。Natural AIが注文を処理中です」という画面が出てきました。
AIが購入処理を代行している、というのが画面からもわかります。
ただ、最終的な決済(支払い情報の入力・確定)は各ショッピングアプリ側でユーザーが行う仕様です。
「全部AIに任せて気づいたら買えてた」ではなく、「選んでカートに入れるところまでAIがやってくれる」感じになります。
Geminiはここまでの商品購入代行には対応していないので、これはNatural AI独自の強みだと思っています。
なお、商品検索の速度は12秒とGeminiとほぼ互角(Geminiは13秒)でした。
レストラン予約を丸ごと代行——食べログ連携で最後まで通った
さらに驚いたのがレストランの予約。
「みなとみらいの夜景が綺麗なイタリアンを予約したい」と話しかけたら、候補店舗のリストアップから始まって、最終的に予約フォームの送信直前まで全部AIが代行してくれました。
まずNatural AIがみなとみらいエリアのイタリアンを複数提案してきます。
店を選ぶと食べログの店舗詳細ページが開いて、評価・予算・アクセス・営業時間まで確認できます。
そこから予約に進むと、人数・日付・時間・座席タイプ・コースの選択画面が順番に出てきます。
予約者情報の入力画面では、姓・名・電話番号が事前に登録した情報から自動入力。設定の「ユーザー情報」(姓・名・性別・年代・メールアドレス・電話番号)を事前登録しておくと、予約・購入時に自動で入力してくれます。
最後に「予約する」ボタンを押せば完了です。Natural AIを起動してから予約ボタンを押すまで、別のアプリを一切開かずに完結しました。
もちろん、食べログの予約ページを自分でポチポチ操作するのとやってることは同じですが、「Natural AIに話しかけるだけで予約フォームの手前まで全部準備してくれる」というのは、使ってみると思ったより楽でしたよ。
マップ・YouTube・LINE・画像生成も試してみた
2026年現在の対応アプリは全部で9つ。Gmail・Googleカレンダー・ショッピング3サイト・食べログ以外の残りを順番に見ていきます。
マップで経路検索
「錦糸町駅から東京スカイツリーまで徒歩での行き方教えて」でお試し。
徒歩29分のルートをマップ付きで表示して、北口からの具体的な道順まで出してきます。
地図上でルートが引かれた状態で表示されて、そのままGoogleマップアプリで開くこともできます。速度はGeminiが10秒、Natural AIが12秒でほぼ変わらない印象でした。
YouTubeで動画検索
「ちびめがねアンテナの最新動画を教えて」で試したら、チャンネルに関連する動画を3本リストアップしてくれました。
動画サムネイル付きで表示されて、タップするとYouTubeアプリで再生できます。
速度はGeminiが15秒、Natural AIが14秒で、こちらもほぼ互角でした。
LINEでメッセージの送信
LINEは対応アプリの中で一番時間がかかりました。特定の連絡先に挨拶を送るという操作で55秒かかっています。
「遅い」というより「待つ」感覚です。ただ、送信まで完遂はできているので、急がない場面なら使えます。
送信までの一連の動作は動画で撮っているので、実際の流れはそちらで確認してもらうのが一番わかりやすいと思います。
【LINE送信の動画埋め込み位置】
画像生成
「海で遊んでるパグの画像を作って」で試したら、プロンプトを自動生成してそのままAI画像を生成してくれました。
テキストで指示するだけで画像まで作れるのは、スマホのAIアシスタントとしては珍しい機能だと思います。
制限は1分あたり3回、1日200回まで。通常の使い方であれば上限を意識することはまずないと思います。
他のAI機能(検索や要約など)は使っていて制限に引っかかったことは一度もなかったので、画像生成だけ少し厳しめに設定されている印象です。
Natural AIでのアプリ操作の総評
実際に使ってみて普段使いで一番役に立ちそうだなーと感じたのは「カレンダーとショッピング」。
カレンダーは読み書き両方できて実用度が高く、ショッピングはAmazon・楽天・Yahoo!を横断して比較から購入まで代行してくれる。
この2つはGeminiには今のところない機能なので、Natural AIを使う理由として一番説得力があります。
9アプリ全体を通して使ってみると、日常で面倒になりがちな操作はひととおりカバーできている印象でした。
- メールの確認
- メール送信
- 予定の追加
- 買い物
- 経路検索
- レストランの予約
一方、タクシー配車・旅行予約・SNS投稿(X・Instagram)などは現時点では非対応。
「9アプリで日常が足りるか?」という問いに対しては、使い方次第でYesとも言えるし、もう少し欲しいとも感じる、というのが正直なところです。
Focus Space——目的ごとにAIの提案が変わる
ホーム画面をスワイプしてまず表示されるのがFocus Space。
「ダイエット計画作成」「やることリスト作成」「買い物リスト作成」といったフォーカス(目的)を自分で作っておくと、AIがそのフォーカスに合わせた提案を変えてくれます。
実際に使ってみて良かったところが2つありました。
ひとつは、同じ質問をしてもフォーカスによってAIの提案内容が変わること。
「ダイエット計画作成」フォーカスで話しかけると栄養バランスや外食カロリー管理の提案が出てきて、「韓国語学習を開始」フォーカスに切り替えると教材比較や学習目標の提案に変わります。
同じAIが入り口によって別の顔を見せてくれる感じで、チャットボットをそのまま使っているときとは明確に違う体験でした。
もうひとつは、「次のステップ」をAIが自動で出してくれること。
フォーカスを作ると、関連するサブタスクのカードが横スクロールで並びます。
「まず何から手をつければいいか」が自然に見えてくるので、漠然とした目標を持て余しているときに整理しやすかったです。
フォーカスは「新しいフォーカスを追加する」からテキストで作れます。どんな目的でも自由に設定できるので、使い方は人によってかなり変わりそうです。
Understanding System——使うほど育っていく記憶の仕組み
Understanding Systemは、Natural AIがブラウザで見たページから情報を拾い上げて記憶していく機能です。
Yahooニュースで朝ドラの記事を読んでいる時にAIボタンをダブルクリック(2回押し)すると、画面下に「記憶データに追加される情報を見つけました」という通知が出てきます。
Amazonで商品ページを見ているときも同様です。Nike Dunk Lowのページを開いていたら、商品名とサイズまで記憶候補として検出されました。
ただし、「さっき見た商品について教えて」と別のセッションで聞いてみたところ、引き継げていたり消えていたりと、動作が安定していませんでした。
これは、記憶が蓄積されるほど精度が上がっていく仕組みのため、検証期間中はまだ育ちきっていなかったのだと思っています。
使い込むほどに「自分のことをわかってくれるAI」に近づいていくポテンシャルは感じていて、使い始めてすぐに結論を出すのはもったいないと思っています。
Natural AI Phoneの動作性能をレビュー
ミドルレンジのチップを搭載しているので、ハイエンド機と同じ土俵では語れません。ただ、日常使いの範囲では十分すぎるくらい動きます。
搭載チップ:Snapdragon 7s Gen 3
Natural AI PhoneにはQualcommのSnapdragon 7s Gen 3が搭載されています。
ミドルレンジに位置するチップで、Galaxy S26シリーズのようなフラグシップ向けチップとは別のカテゴリです。
なお、RAMは12GB、ストレージは256GBで、このクラスのスマホとしては標準的な構成。
さらに設定からRAM拡張機能をオンにすると、ストレージの一部をRAMとして追加で使えます。
2GB・4GB・8GBから選べて、最大20GBまで拡張可能。アプリの切り替えや複数タブを開いたブラウジングも、もたつきを感じることはほぼありませんでした。
AnTuTuベンチマーク:初回は100万点超え
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
定番のAnTuTuベンチマークで性能をチェックしてみました。
AnTuTu Ver.11での計測結果は約103万点。1つ前のVer.10では約75万点でした。
- AnTuTu(Ver.11)
- AnTuTu(Ver.10)
ミドルレンジのチップとしては高い数値で、このクラスの実力を示しています。
ブラウジングや地図アプリなど、日常的な操作の快適さに直結するシングルコアの数値としては、実用上まったく問題ないレベルです。
以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載しているのでチェックしてみてください。
Pixel 9aと動作性能を比較
この記事で比較機として使っているPixel 9aとAnTuTuスコアを並べてみました。なお、こちらはAnTuTu Ver.10同士で揃えた比較です。
GeminiとカメラのPixelという2点で、Natural AI Phoneの実力をはかる基準にちょうどいい1台です。
| 項目 | Natural AI Phone | Pixel 9a |
|---|---|---|
| 総合 | 749,012 | 1,217,662 |
| CPU | 252,044 | 331,070 |
| GPU | 191,806 | 459,481 |
| MEM | 160,801 | 215,499 |
| UX | 144,361 | 211,612 |
総合スコアではPixel 9aが約47万点上回っています。特にGPUの差が大きく、チップ性能では明確にPixel 9aが1段上です。
ただ、数字だけ見ると大きな差に感じますが、実際の体感はどうでしょうか。2台を並べて同時に操作して比較してみました。
アプリの起動やホーム画面のスクロールは、ほぼ同時か差を感じない場面がほとんど。
SNS・動画・地図といった日常使いの操作であれば、スコアほどの違いは体感しにくいと思います。
発熱とスロットリング:熱くなると処理を抑える
Natural AI Phoneの弱点になるかもしれないポイントは発熱。AnTuTu Ver.11を連続で4回計測したところ、スコアと本体温度がこのように推移しました。
| 計測回 | スコア | 本体温度 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 1,044,230 | 28→35℃ | ― |
| 2回目 | 871,116 | 35→37℃ | 約17%低下 |
| 3回目 | 793,589 | 37→38℃ | 約9%低下 |
| 4回目 | 765,322 | 38→38℃ | 約4%低下 初回比 約27%減 |
1回目と4回目を比べると、スコアが約27%落ちています。
これはスマートフォンが熱くなったときに、本体を守るために処理速度を自動で抑える仕組みが働いているためです。
ただ、これはあくまで極端に高い負荷をかけ続けた結果。SNS・動画・地図といった普段の使い方では、ここまで顕著に影響が出ることはありません。
長時間のゲームなど、重い処理を続ける使い方をする方は、念頭に置いておくといいと思います。
ストレージ速度:読み書きともに1,000MB/s超え
ストレージはUFS規格を採用しており、AnTuTu Ver.11のストレージテストでの計測結果はこちらです。
- Ver.11
- Ver.10
| 項目 | 速度 |
|---|---|
| シーケンシャルリード | 1,085.3MB/s |
| シーケンシャルライト | 1,090.2MB/s |
| ランダムリード | 704.6MB/s |
| ランダムライト | 587.2MB/s |
読み込みも書き込みも1,000MB/sを超えていて、このクラスのスマホとしては十分な速度。大きなファイルの移動やアプリの起動でストレスを感じることはないと思います。
Natural AI Phoneのゲーム性能をレビュー
重いゲームで実際にどこまで動くのか、最高設定で計測してみました。結論から言うと、設定次第で印象がかなり変わる機種です。
原神
まずは定番の原神から。デフォルトの設定は画質「中」・フレームレート「30」でした。
テストでは画質を最高に、フレームレートを60に変更してスメールのフィールドを15分間探索しました。
平均24.7fpsで、60fpsはもちろん30fpsにも届かない結果でした。
Smoothnessは0.0%なので、45fps以上をキープできた時間はほぼゼロという状態です。
最新マップ(ナドクライ)でも同様に確認しましたが、平均27.5fpsと傾向は変わりませんでした。
最高設定でのフィールド探索はカクつきが目立ち、快適とは言いにくいです。
原神を遊ぶなら、デフォルトの画質「中」・フレームレート「30」のままにしておくのが現実的です。
崩壊:スターレイル
続いて崩壊:スターレイル。デフォルトの推奨設定は画質「高」・解像度「高」・フレームレート「30」でした。
ピノコニー・黄金の刻を黄泉の四相断我で移動しながら15分ほどプレイした結果がこちら。
こちらはさらに厳しい結果で、平均15.1fps。Smoothness 0.0%で、最高画質・60fps設定ではほぼ常時30fps以下という状態です。
戦闘中のエフェクトが重なるシーンでは体感でもガクッと落ちるのがわかりました。
崩壊:スターレイルを快適に遊ぶなら、デフォルトの画質「高」・フレームレート「30」のままで使うのが無難です。
発熱と体感
原神を約15分プレイした後に背面をサーモガンで計測したところ、40.7℃でした。
数値だけ見るとそこそこ熱くなっていますが、実際に手で持った感じでは多少ホカホカするものの、不快に感じるほどではありません。
最高設定でのプレイはカクつきが目立ち、正直なところ快適とは言いにくいです。
ただ、デフォルト(標準)設定に落とすと動きが安定して、普通にプレイできる手応えに変わります。ゲームを楽しむだけなら標準設定で十分です。
Natural AI Phoneのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
Natural AI Phoneは、5,000mAhのバッテリーを搭載していて、普段使いなら1日余裕で持つ印象です。充電は50W急速充電に対応していて、実測でもしっかり速さを確認できました。
PCMarkバッテリーテストのスコア
Natural AI Phoneのバッテリー持ちを数値で確認できるPCMarkというベンチマークアプリで計測しました。
100%から20%まで実際にスマホを動かして消耗時間を測定するので、カタログスペックよりも実態に近い結果が出ると思っています。
120Hzと60Hzそれぞれ計測した結果がこちらです。
| リフレッシュレート | スコア |
| 120Hz | 8時間55分 |
| 60Hz | 20時間41分 |
60Hzにすると一気に20時間超えまで伸びるのが面白いところで、リフレッシュレートがバッテリー消耗にかなり直結しているのがわかります。
60Hzなら1日余裕で持つ水準ですが、滑らかさを優先するならモバイルバッテリーを持ち歩いた方が安全かもしれません。
これまでレビューしてきたスマホのPCMarkスコアをランキング形式で掲載しているので、参考にどうぞ。
バッテリー消耗チェック
PCMarkのスコアだけではピンとこない人も多いと思うので、実際の使用シーン別にどれくらい減るか計測しました。
Amazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は8%。
YouTubeで動画を1時間視聴した結果、バッテリー消耗は11%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は13%。
それぞれの結果をまとめると次のとおり。
| 使用内容 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
| 音楽再生 1時間 | 8% | 約12.5時間 |
| 動画再生 1時間 | 11% | 約9時間 |
| 原神 1時間 | 13% | 約7.7時間 |
動画を1時間見て11%消費なので、単純計算で約9時間は持つ計算になります。
通勤・通学で動画を見る使い方なら、充電なしで丸1日というのは少し厳しいかもしれませんが、帰宅前に軽く充電すれば十分カバーできます。
音楽再生は8%とかなり優秀で、ながら聴きメインの方には余裕を感じるはずです。
原神は13%とゲームにしては抑えられた数字で、外出中にがっつりプレイしても十分実用範囲だと思います。
同じAndroidスマホとしてPixel 9aと比較してみました。
| 使用内容 | Natural AI Phone | Pixel 9a |
| 音楽再生 1時間 | 8% | 3% |
| 動画再生 1時間 | 11% | 5% |
| 原神 1時間 | 13% | 15% |
充電速度の実測
手持ちのNothing製充電器を使って、20%スタートで満充電までの時間を計測しました。
| 区間 | 所要時間 |
| 20% → 85% | 約35分 |
| 20% → 100%(満充電) | 約57分 |
20%から85%まで35分というのはかなり速い印象。出かける前にちょっと充電だけでも十分なバッテリーを確保できます。
ちなみに公式の充電時間は0%→100%で約78分ですが、今回は20%スタートだったため約57分になっています。
USBテスターで計測したところ、20%時点で17.6V / 2.16Aを記録。
電力に換算すると約38Wで、序盤から中盤にかけてしっかり高出力で充電してくれていました。
充電器は別売り・おすすめ充電器
Natural AI PhoneにはUSB-C to Cケーブルが付属しますが、残念ながら充電器は同梱されていません。
50W以上で出力できるPD充電器を用意すると、実測値に近い速度で充電できるのでおすすめです。
- Amazon検索結果>>65W PD 充電器
Natural AI Phoneのカメラ性能をレビュー
Natural AI Phoneのカメラはメイン・超広角・望遠の3眼構成で、日常的な撮影シーンは一通りカバーできます。
逆光や明暗差のある場面での粘り強さが印象的で、Pixel 9aとの比較では色づくりの方向性に違いはあるものの、全体的なカメラ性能は価格帯を考えると十分な仕上がりでした。
カメラアプリ・操作感
作例の前に、Natural AI Phoneのカメラアプリを簡単にチェックしておきます。
UIはシンプルで、初めて使う人でも直感的に操作できる作りになっています。
ズーム倍率はW(超広角)・1倍・2倍・4倍の4段階がワンタップで切り替えられます。ピンチ操作でスライダーが展開して、より細かくズーム調整することも可能です。
右側のサイドバーには動画・夜景・ポートレートなど各撮影モードが縦に並んでいて、横持ちのまま親指だけで切り替えられます。
動画は最大4K 30fpsに対応していますが、超広角カメラは1080P 30fpsまでとなっています。
プロモードではホワイトバランス・シャッタースピード・ISOをそれぞれ個別に調整でき、RAW形式での保存にも対応しています。
しっかり追い込んで撮りたい人にも一通り機能は揃っていますよ。
ひとつ残念だったのがシャッター音。設定画面を確認しましたが、オフにする項目がありません。
音もかなり大きめで、音色も古いAndroidを彷彿とさせる感じ。静かな場所での撮影は少し気を遣いそうです。
メインカメラの作例
まずはメインカメラで日中に撮影した写真をPixel 9aと比較していきます。
2台を撮り比べて感じたのは、色づくりの方向性の違い。
Natural AI Phoneは全体的に明るめで、緑が黄緑寄りに出やすく、日中の晴れた場面では白っぽくふわっとした仕上がりになることがありました。
Pixel 9aは色が濃く締まっていて、空の青みや影のディテールがしっかり残る傾向です。
どちらが好みかは人によって分かれると思いますが、個人的にはPixel 9aの色味の方が好みでした。
細部の残り方はPixelが若干上という印象ですが、等倍で拡大して見比べないとわからないくらいの差で、普段使いで気になるレベルではないと思います。
逆光シーンで差が出たのが白飛びの抑え方。
これだけ明暗差のある条件でも、Natural AI Phoneは空が白く飛ばずにしっかり残っていました。
Pixel 9aはフレアが出てしまっていて、この場面に関してはNatural AI Phoneの方が上手く撮れた印象です。
全体的に明るめの色づくりが、逆光では逆に強みになる感じがしましたね。
メインカメラ(夜景)の作例
続いて夜間撮影。Natural AI Phoneには夜景モードが搭載されております。
ナイトモードをオンにすると、暗部の植栽や地面のディテールがしっかり持ち上がって、全体的にぐっと見やすくなります。
ライトアップ部分の明るさを保ちながら暗い部分も補正してくれるので、効果はかなり実感できました。
引き続きPixel 9aと比較していきましょう。
夜景はPixel 9aとの差がそこまで大きくなく、Natural AI Phoneも十分戦えるレベルだと感じました。
日中と同じ傾向で、Natural AI Phoneは明るめに仕上がりやすく、Pixel 9aは色が締まって夜らしい落ち着いた雰囲気になります。
細部の残り方もPixelが若干上ですが、こちらも大差はない印象です。
どちらが好みかは分かれると思いますが、「明るく見やすい夜景」が好きな人にはNatural AI Phone、「夜らしいしっとりした雰囲気」が好きな人にはPixel 9aという印象です。
明暗差が大きいシーンでも。
明暗差の大きいシーンでは、Natural AI Phoneの強さが出た印象です。
自販機のような強い光源がある場面でも、周囲の暗部をしっかり持ち上げながら光の強い部分も飛ばさずに残してくれます。
逆光シーンと同じで、明るめの絵作りがこういうシーンでは逆に強みになる感じがしました。
Pixel 9aも十分戦えていますが、HDR的な処理はNatural AI Phoneの方が一歩上かもしれません。
望遠カメラの作例
Natural AI Phoneは光学2倍の望遠カメラを搭載しています。
1x・2xは自然でディテールも十分ですが、4xあたりから細部が失われ始めて、10xになるとのっぺりとしたイラストのような仕上がりになってしまいます。
デジタルズームは2倍くらいまでが実用的な範囲かなという印象です。
続いてアジサイで1x・2x・4xを比較。
気になったのが望遠カメラの切り替わりタイミング。
Natural AI Phoneは2倍光学望遠カメラを搭載していますが、オートだと望遠カメラに切り替わるシチュエーションがほとんどなく、2xもデジタルズームで処理されることが多かったです。
光学ズームとデジタルズームの違いは作例を見ると一目瞭然で、光学ズームの方が細部の残り方が明らかに上です。
光学望遠の恩恵をちゃんと受けたいなら、プロモードで望遠カメラに切り替えて撮るのがおすすめです。
超広角カメラの作例
超広角カメラは0.6倍で撮影できるカメラで、風景や建物全体を1枚に収めたいときに使います。
引き続き、Pixel 9aとの比較です。
超広角はPixel 9aの方が細部の残り方が上で、全体的によく撮れている印象でした。
色づくりの傾向はメインカメラと同じで、Natural AI Phoneは明るめ・Pixel 9aは落ち着いた締まった仕上がりです。
超広角カメラについてはPixelに軍配が上がる感じですね。
超広角の夜景もメインカメラと同じ傾向で、Natural AI Phoneは明るめに持ち上がる仕上がり、Pixel 9aは締まった夜らしい色味になります。
細部の残り方や全体のバランスはPixel 9aの方が上という印象で、超広角カメラについては日中・夜景ともにPixelが一歩リードという感じでした。
ただNatural AI Phoneも暗部をしっかり持ち上げてくれるので、実用的には十分戦えるレベルです。
ポートレートモード・インカメラの作例
ポートレートモードとインカメラも確認してみました。
外カメのポートレートモードは優秀で、髪の毛の輪郭もきれいに処理されています。被写体の肌が少し明るめに補正される傾向はありますが、人物撮影には十分使えるレベルです。
人物以外の物撮りでもポートレートモードは機能していて、背景のぼけが自然で奥行き感もきれいに出ています。
被写体の輪郭に若干溶け込むことはありますが、全体的によくまとまっている印象でした。
インカメラでもポートレートモードが使えます。
インカメラはオフでも画質が上々で、屋外の自撮りとも相性がいい仕上がりです。
ポートレートモードをオンにすると背景がしっかりぼけて被写体との分離もきれいに出ます。
空が明るく飛び気味になることはありますが、全体的な仕上がりは悪くないと思いました。
動画撮影の作例
Natural AI Phoneで動画撮影もしてみました。
日中の明るいシーンでは、Natural AI Phoneは青空や木々の緑を目で見ているかのような、落ち着いたナチュラルな色合いで描き出します。
Pixel 9aは、Natural AI Phoneよりも全体が明るく、色鮮やかでカラフルに補正されるのが特徴。特に青空の青がパッと映えるので、一目で綺麗だと感じやすいのはPixel 9aですね。
夜間ではそれぞれの強みが逆転します。
Natural AI Phoneは街灯やビルの強い光がまぶしくボヤけないよう、ギリギリまで綺麗に抑え込んで上品に描くのが非常に得意です。
一方でPixel 9aは、夜の景色全体を一段明るく映し出してくれる強みがあるものの、そのぶん強い光の周りが少しフワッと白く広がりやすい傾向があります。
手ブレの少なさはどちらも優秀で甲乙つけがたいレベル。
また、画面が広く映る超広角カメラに切り替えた時も、どちらのスマホもメインカメラの時と色味が変わらず、スムーズな映像が撮れていました。
肉眼で見た通りの自然な景色を残したい方や、夜景のライトが眩しく潰れるのを抑えたい方はNatural AI Phoneがおすすめ。
逆に、昼間をよりカラフルに撮りたい方や、暗い夜道でも全体をパッと明るく見せたい映え重視の方にはPixel 9aが向いています。
Natural AI Phoneの基本機能・操作性をレビュー
Natural AI Phoneの日常使いに直結する機能を、実機でひと通り確認しました。
OSとソフトウェア
Natural AI PhoneのOSは「Natural OS」で、Android 15ベースで動いています。
おもしろいのが、Natural AIのバージョン管理がOSとは独立している点です。
設定のデバイス情報を開くと、Natural OSとNatural AIがそれぞれ別の項目として表示されていて、個別にアップデートできる設計になっています。
AIの機能だけをこまめに改善していける仕組みで、スマホ全体のアップデートを待たずに体験を向上させられるのはよく考えられていると思いました。
生体認証
生体認証は画面内指紋認証のみです。顔認証には非対応です。
指紋認証の反応はよく、ロック解除でもたついた場面はほとんどありませんでした。
顔認証がないのは人によっては気になるかもしれませんが、画面内指紋だけでも困ることはないでしょう。
おサイフケータイ・防水
Natural AI PhoneはFeliCa(おサイフケータイ)に対応。モバイルSuicaやモバイルPASMOなどの交通系ICカード、iDやQUICPayなどの電子マネーが使えます。
反応も良好で、改札やコンビニでストレスを感じることはないでしょう。
防水はIP54。「あらゆる方向からの水の飛まつに対して保護」されている規格で、雨やちょっとした水はね程度であれば問題ありません。
ただし水没には対応していないので、水回りでの取り扱いには注意が必要です。
ステレオスピーカー
Natural AI Phoneはステレオスピーカーを搭載。
- 上部スピーカー
- 下部スピーカー
スピーカーの音はクリアで聴き取りやすいのですが、低音はやや薄めです。
音楽をスピーカーで楽しみたい方には物足りなく感じるかもしれません。イコライザーやDolby Atmosは確認できませんでした。
Bluetoothコーデック
Bluetoothのオーディオコーデックは、SBC・AAC・aptX・aptX HD・aptX Adaptive・LDACに対応しています。
ハイエンド機に引けを取らない対応コーデックの幅広さです。
実際にLDACで接続して確認したところ、出力は24bit/48kHzでした。
96kHzの設定を試みましたが出力には反映されませんでした。
ハイレゾワイヤレスの基準(96kHz以上)には届いていませんが、LDACで高品質な音を楽しめるという点では実用上は十分だと思います。
カードスロット/microSD非対応
SIMはnanoSIM×2、またはnanoSIM×1とeSIMの組み合わせで使えます。
ただしeSIMを有効化すると物理SIMの2枚目スロットは使用できなくなる排他仕様なので注意が必要です。
デュアルSIM運用をしたい場合は、物理SIM2枚か、物理SIM×1+eSIM×1のどちらかを選ぶことになります。
microSDカードには非対応です。ストレージの拡張はできないので、購入時のストレージ容量をよく確認しておくことをおすすめします。
マルチタスク
画面分割には対応しています。2つのアプリを上下に並べて使うことができ、ブラウザを見ながらメモを取るといった使い方は問題なくできました。
フローティングウィンドウやサイドバーランチャーは、使用期間中には確認できませんでした。
マルチタスク機能に凝った使い方をしたい方には、やや物足りなく感じるかもしれません。
Natural AI Phoneのスペック・仕様
スペックを一覧にまとめました。ミドルレンジのSoCながら、RAMは12GBと余裕のある構成です。
| モデル番号 | BGX5 |
| OS | Natural OS V1.0(Android 15ベース) |
| AIソフト | Natural AI(OSと独立してバージョン管理) |
| SoC | Snapdragon 7s Gen 3 オクタコア(2.5GHz + 2.4GHz + 1.8GHz) |
| RAM | 12GB |
| ROM | 256GB |
| 外部ストレージ | 非対応 |
| ディスプレイ | 6.77インチ 有機EL FHD+ 最大120Hz 最大輝度3,000nits |
| バッテリー | 5,000mAh |
| 急速充電 | 50W対応(0→100%:約78分) |
| リアカメラ(メイン) | 50MP |
| リアカメラ(望遠) | 50MP 光学2倍ズーム |
| リアカメラ(超広角) | 8MP |
| インカメラ | 32MP |
| 動画撮影 | 4K対応 |
| 防塵防水 | IP54 |
| おサイフケータイ | 対応(FeliCa) |
| 対応SIM | nanoSIM + eSIM(排他あり) |
| 生体認証 | 画面内指紋センサー |
| 物理ボタン | 音量キー/電源キー/AIボタン |
| サイズ | 78mm × 164mm × 8.3mm |
| 重量 | 200g |
まとめ:Natural AI Phoneのメリット・デメリット・評価
Natural AI Phoneを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介します。
メリット・デメリット
Natural AI Phoneを買うべきメリット、購入前に確認したい注意点は以下のとおりです。
| メリット | デメリット |
| 複数アプリをまたいで予約・購入まで自動操作 | アプリ操作タスクは完遂できるが時間がかかる |
| 使うほど自分仕様になる「育てていく」体験 | Googleネイティブ操作はGeminiの方が速い場面がある |
| 120Hz・最大3,000nitsの高品質ディスプレイ | 長時間高負荷でサーマルスロットリングが発生する |
| 5,000mAh+50W急速充電 | 顔認証非対応 |
| おサイフケータイ・eSIM対応で日本向け | 実再生はWidevine L3で動画の高画質視聴に制限がある |
| 指紋認証の反応が良好 | ワイヤレス充電・microSD非対応 |
| Snapdragon 7s Gen 3で普段使いは十分快適 | IP54止まり |
評価
総合評価:(4.0点/5点満点)
| デザイン・サイズ感 | ★★★★☆ |
| ディスプレイ | ★★★★☆ |
| 動作性能 | ★★★★☆ |
| ゲーム性能 | ★★★☆☆ |
| カメラ性能 | ★★★★☆ |
| バッテリー性能 | ★★★★☆ |
| 基本機能・操作性 | ★★★★☆ |
| AI機能 | 未知数 |
Natural AI Phoneは、スマートフォンの使い方そのものを問い直す1台でした。
「AIアシスタント」という言葉はこれまでも何度も聞いてきましたが、Natural AI Phoneのそれは明らかに次元が違います。
- 食べログで店を探して予約まで入れる
- ショッピングサイトでカートに商品を入れる
複数アプリをまたぐ操作を本当に自分の代わりにこなしてくれます。
一方で、Googleネイティブの操作、たとえばGmailの返信やGoogleカレンダーへの登録といった場面では、Geminiの方がサクサク動くこともありました。
ただ、Natural AIが圧倒的に輝くのは、複数のアプリをまたいで実際に操作まで完遂するタスク。これはGeminiには今のところできないので、使い始めてから「これは確かに違う」と実感した部分です。
もちろん、まだ発展途上な面もあります。
タスクの完遂に時間がかかる場面もありますし、AIが使うほど自分仕様になっていくという体験は、評価に時間が必要です。
だからこそ「AI機能」の評価を星ではなく「未知数」にしました。
これからどう育っていくか、まだ誰にもわからない。
それがこのスマホの正直な現在地だと思います。
| こんな人におすすめ | こんな人には向かない |
| スマホのAI機能を本気で試してみたい人 | ゲームをガッツリ遊びたい人 |
| 日常のちょっとした手間を減らしたい人 | NetflixなどをHD以上で視聴したい人 |
| おサイフケータイ・eSIMなど日本向け機能も欲しい人 | ワイヤレス充電を日常的に使っている人 |
| 新しいスマホ体験に素直にワクワクできる人 | AIより安定・枯れた使い勝手を重視する人 |
ミドルレンジとしての完成度は十分で、ディスプレイもバッテリーも普段使いで不満を感じる場面はほぼありません。
「AI機能がおまけについてくるミドルスマホ」ではなく、「AI機能を軸に設計されたスマホ」として唯一無二の存在意義を感じます。
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キャンペーンコード「0730」の入力方法
キャッシュバックを受けるには、申し込みフォームでキャンペーンコード「0730」を伝える必要があります。
専用の入力欄はないので、「お問い合わせ記入欄」に自分でコードを記入します。
申し込みの流れはこんな感じです。
- 「ご希望の機種・プラン」でNatural AI Phoneと希望プランを選択
- ページ下部の「お問い合わせ記入欄」に「キャンペーンコード:0730」と記入
- 送信後、折り返しの連絡で申し込みを進める
機種・プランの選択欄は「検討中の場合は未選択でOK」となっていますが、コードの記入だけは忘れるとキャッシュバック対象外になる可能性があります。
ここだけは必ず入力しておきましょう。
キャッシュバックの条件
30,000円キャッシュバックを受けるには、いくつか条件があります。申し込み前に確認しておきましょう。
- モバイルiサポート(端末故障保証)への加入が必須(初月無料)
- 対象プランはテイガク無制限/ペイトク/スマホデビュープラン+ベーシック(20G)のいずれか
- のりかえ(MNP)または新規契約が対象(全年齢・ワイモバイルからの乗り換えもOK)
モバイルiサポートは初月無料で、開通の翌日以降はプラン変更も可能です。
保証プランはultra(月額1,480円/年間最大10万円補償)と365(月額770円/年間最大6万円補償)の2種類から選べます。
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