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お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
AQUOS sense8(アクオス センスエイト)を購入しました。
累計出荷台数1,000万台以上、みんな大好きAQUOS senseシリーズの2023年最新モデルでございます。
昨年2022年に発売されたAQUOS sense7は、メインカメラの性能が大幅に向上し、シリーズ最高傑作と言っても過言ではない仕上がりでした。ほんと良いスマホ。
果たしてAQUOS sense8は、どれほど進化しているのか、本記事で詳しく実機レビューしていきます。
メリット | デメリット |
・扱いやすいサイズ感 ・十分な動作性能 ・高駆動90Hz ・長持ちバッテリー ・抜群のメインカメラ ・2倍ズームが綺麗 ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 ・MIL規格準拠 | ・重いゲームは厳しい ・超広角カメラは弱い ・動画性能が寂しい ・充電速度が遅め ・ワイヤレス充電なし ・モノラルスピーカー ・付属品なし |
AQUOS senseシリーズ2024年最新モデルAQUOS sense9をこちらの記事でレビューしています。sense8よりもさらに磨きがかかりシリーズ完成形に!
本記事と併せてぜひチェックしてください。
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AQUOS sense8の仕様・スペック
AQUOS sense8をレビューしていく前に、スペック・仕様からsense7との違いをチェックしていきましょう。
なお、僕が購入したのはオープンマーケットモデル、いわゆるSIMフリーモデルです。
モデル・型番 | AQUOS sese8 SIMフリー SH-M26 | AQUOS sense7 SIMフリー SH-M24 |
価格 | 56,980円 | 53,900円 |
サイズ | 長さ:約153mm 幅:約71mm 厚さ:約8.4mm | 長さ:約152mm 幅:約70mm 厚さ:約8.0mm |
重さ | 約159g | 約158g |
ディスプレイ | 約6.1インチ IGZO OLED 1,080 × 2,432 コントラスト比 1300万:1 色彩階調 10億色 最大輝度 1,300nit | 約6.1インチ IGZO OLED 1,080 × 2,432 コントラスト比 1300万:1 色彩階調 10億色 最大輝度 1,300nit |
リフレッシュレート | 90Hz 疑似180Hz対応 | 60Hz |
OS | Android 13 | Android 12 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
RAM | 6GB LPDDR4 | 6GB LPDDR4 |
ROM | 128GB UFS 2.2 | 128GB UFS 2.2 |
外部ストレージ | microSDXC 最大1TB | microSDXC 最大1TB |
リアカメラ(メイン) | 5,030万画素 焦点距離 23mm f/1.9 センサーサイズ 1/1.55 OIS/EIS | 5,030万画素 焦点距離 23mm f/1.9 センサーサイズ 1/1.55 |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 焦点距離 15mm f/2.4 | 800万画素 焦点距離 15mm f/2.4 |
インカメラ | 800万画素 焦点距離 26mm f/2.0 | 800万画素 焦点距離 23mm f/2.0 |
ビデオ(リアカメラ) | 4K@30fps 1080@60fps,30fps | 1080P@60fps 1080P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080p@30fps | 1080P@30fps |
バッテリー | 5,000mAh | 4,570mAh |
ポート | USB Type-C USB 3.2 Gen1 USB PD 3.0 | USB Type-C USB PD 3.0 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
生体認証 | 側面指紋認証 顔認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待受 | 可 | 可 |
対応Band | 5G(Sub6): n1 / n3 / n28 / n41 / n77 / n78 / n79 FDD-LTE:B1 / B2 / B3 / B5 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B21 / B28 TD-LTE:B38 / B41 / B42 W-CDMA:B1 / B2 / B5 / B8 GSM:850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz | 5G(Sub6): n3 / n28 / n41 / n77 / n78 / n79 FDD-LTE:B1 / B2 / B3 / B5 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B21 TD-LTE:B38 / B41 / B42 W-CDMA:B1 / B2 / B5 / B8 GSM:850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver5.1 | Ver5.1 |
位置情報 | GPS GLONASS BeiDou Galileo QZSS | GPS GLONASS BeiDou Galileo QZSS |
イヤホンジャック | あり | あり |
スピーカー | モノラル | モノラル |
FMラジオ | なし | あり |
防塵防水 | IPX5/IPX8 IP6X MIL-STD-810G MIL-STD-810H | IPX5/IPX8 IP6X MIL-STD-810G MIL-STD-810H |
NFC | あり | あり |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
スペック上では両者の違いはそれほど多くはないものの、ユーザー体験に関わる重要な部分がアップグレードされているのがポイントです。
ではでは、AQUOS sense8の実機レビューを進めていきましょう。
AQUOS sense8のデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはAQUOS sense8の外観と付属品をチェックです。
デザイン
AQUOS sense8のカラーバリエーションは以下の3色。
- ペールグリーン
- ライトカッパー
- コバルトブラック
このうち、僕が購入したのはライトカッパーです。
ちなみにドコモ版には上記3色に加えてブルーもありますよ。
個人的にライトカッパーのはsenseシリーズを象徴するような色だと思っています。
ただ、旧モデルのsense7は、独特のオレンジが殆どなくなって、ピンクっぽいシルバーに。
それが、sense8では少しだけオレンジが強くなっていました。
これまでで1番ライトカッパー(明るい銅色)らしさが出てるんじゃないですかね?すごく良い色ですよ。
写真を見てもらって分かるとおり、sense7からのデザイン変更は殆ど、いや全くありません笑
背面パネルは触るとひんやり冷たいアルミ製。
サラサラとした質感で指紋や皮脂汚れは目立ちません。
スリ傷とか付きやすいのかなーと思ってたんですけど、約1年間毎日sense7をケース付けずに持ち歩いてますが、未だ綺麗な状態を保っています。
意外と頑丈なのかもしれないですね。
カメラレンズの位置も変わらず中央に。縦持ちで写真撮影する時にレンズが中央にくる設計になっております。
カメラの飛び出しは実測で約2mm。デスクに置いて操作すると普通にガタガタと揺れてしまいました。
ケースでしっかり保護してあげましょう。
背面パネルはミドルフレームに向かって緩やかに湾曲した形状。ハンドリングした時に角が手の平に刺さらない優しいデザイン。
フレームも背面と同じようにマットなアルミ製です。
ディスプレイを上にして右側面に音量ボタン・電源ボタンを搭載。sense8は電源ボタンが指紋認証センサーと合体しました。
音量ボタンがだいぶ上にありますが、まぁ使いにくさを感じることはないでしょう。僕は大丈夫でした。
左側面には何もなくスッキリ。うん、良い色ですね。
本体上部にはカードスロット。SIMピンを使わなくても取り外しができますよ。
カードスロットはSIMカードとSDカードを1枚ずつ装着できるタイプ。この他eSIMにも対応しています。
本体下部にはマイク・イヤホンジャック・USB Type-Cポート・スピーカーが搭載されています。
サイズ感
AQUOS sense8のサイズは約153×71×8.4mm。
旧モデルsense7と殆ど変わりません。
厳密に言えば僅かに大きくはなっているんですが、持った感じは全く同じなので、気のせいレベルだと思います。
歴代senseシリーズと同様、超扱いやすいサイズ感。
ケースを付けて大きさが変わるのが勿体ないと感じるほどに見事な仕上がりです。
そして重さも159gと軽量。6インチ超えのディスプレイを搭載していながら脅威の軽さになっております。すげー!
毎日多くの時間を共にするスマホだからこそ、扱いやすい大きさと重さは重要なポイント。
引き続きAQUOS sense8のサイズ感は神レベルです。
付属品
AQUOS sense8の付属品はマニュアル等の紙類とクイックスイッチアダプターのみ。
- 充電器
- 充電ケーブル
- ケース
- 保護フィルム
何も付属していないので、ご注意ください。
ちなみにクイックスタートガイド・取扱説明書は購入前でも公式サイトで読めますよ。
公式サイト>>AQUOS sense8 取扱説明書
充電器・充電ケーブルは今使っているものをそのまま流用できそうですが、ケースとフィルムは自分で購入するしかないですね・・・。
既に他社製のケースやフィルムが販売されているようなので、好みに合わせて探してみましょう。
Amazonで検索>>AQUOS sense8 ケース
Amazonで検索>>AQUOS sense8 保護フィルム
シャープ純正ケース(別売)
僕はAQUOS sense8と同時にシャープ純正ケースも購入してみました。
公式サイト>>シャープ純正ケース for AQUOS sense8
本体と同色のライトカッパーにしたんですが、どっからどう見てもベージュ笑
素材はシリコン製で、本体に傷が付かないように内部はマイクロファイバーになっていました。
色と素材の影響でホコリは付きやすいんですが、結構気に入ってます。
さすが純正ケースですね。フィット感がハンパないっす。
レンズの出っ張りも守ってくれるのでお試しください。良い感じですよ。
AQUOS sense8のディスプレイをレビュー
続いてAQUOS sense8のディスプレイ性能を見ていきましょう。
毎日何度も目にするディスプレイは、スマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイントです。
IGZO OLED採用ディスプレイ
AQUOS sense8には旧モデルsense7同様にSHARPディスプレイのコアテクノロジー「IGZO(イグゾー)」が採用された有機ELパネルが搭載されております。
有機ELディスプレイ特有の黒色表現でシャキッとメリハリの効いた表示が非常に綺麗です。
- 2432×1080 FHD+
- コントラスト比 13,000,000:1
- 色彩階調 10億色
普段使いはもちろん動画視聴やゲームでも満足できる十分なスペック。
黒が引き締まっているので夜景動画なんかも超綺麗ですよ。
ただ歴代のsenseシリーズと同じように色味はかなり濃い目。sense7と比べてもコッテリしていました。
もちろん設定から色合い・色温度を好みに合わせて調節することも可能。
ディスプレイの明るさも、変わらず1,300nitsなのですが、太陽光の下ではAQUOS sense8の方が僅かに明るく、見やすく感じました。気のせいかな?
視野角も広く、ゴロ寝しながらの動画視聴でも活躍してくれます。
旧モデルでは傾けると緑っぽく変化していたのですが、sense8では感じにくかったです。
AQUOS sense8のディスプレイ品質に不満を感じることはないと思います。
湾曲のないフラットディスプレイも保護フィルムが貼りやすくて個人的に嬉しいポイント。
ディスプレイサイズは扱いやすい6.1インチ
AQUOS sense8のディスプレイサイズも旧モデルから引き続き6.1インチ。
大きすぎず小さすぎず、絶妙にちょうどいいサイズ感。
横幅が狭くてスラッとしているのが良いんですよね。
ベゼル(縁)もそれなりに狭く、広い表示領域を確保しているので一度に入る情報量が少ないこともありません。下部ベゼルはちょい太め。
重さが159gと軽いこともあって片手でも操作しやすいと思います。
さすがにディスプレイの端までは持ち替えないと指が届きませんが。
文字入力くらいなら片手でも楽々です。
senseシリーズの扱いやすいサイズ感も人気の理由の1つ。
老若男女問わず安心して使えます。
インカメラは切り欠きタイプ
AQUOS sense8のインカメラは切り欠きタイプでディスプレイ中央にあります。
パンチホールタイプが主流になっている現状ではデザイン的に野暮ったいので、そろそろ変わって欲しい部分の1つ。
ステータスバーと同じ幅なので使用上不便なことはありませんが、全画面表示の時にちょっと邪魔に感じることはあるかもしれません。
リフレッシュレートは待望の90Hzをサポート
これまでのsenseシリーズはリフレッシュレートが最大60Hzでしたが、AQUOS sese8はついに90Hzに対応してくれました。
「なめらかハイスピード」と名付けられ、アプリごとに有効/無効の切り替えが可能な珍しいタイプです。
しかも、1秒間に90回の画面書き換えに連動して黒画面を挿入することで網膜残像を軽減し、擬似的にリフレッシュレートを180Hzにしているとのこと。
確かに一般的な90Hzディスプレイに比べると、スクロールが微妙に滑らかに感じます。
分かりにくいかもしれませんが、左が60Hzで右が90Hz。残像感に違いがありますよ。
さらにAQUOS sense8のリフレッシュレートは可変式。
ディスプレイに動きがない時は1Hzになるアイドリングストップ機能があるとのことです。
性能が高くないスマホでもリフレッシュレートが高いだけで体感の操作性が良くなります。
そのうえ高駆動でありながらも省エネ設計になっているのは嬉しいポイントです。
なお、これまでのsenseシリーズはスクロールの動きが独特で、氷の上を滑っているかのようにスーっと流れていましたが、sense8はアイドリングストップの影響か、スッと止まるようになっています。
また、AQUOS sense8はタッチ感度がイマイチ(良すぎる?)という声もあります。
僕が実際に使ってみた感じでは、そんなことはなかったのですが、これまで使っていたスマホと比べると違和感を感じることがあるのかもしれません。
どんなスマホでも、使い始めは「あれ?変だな?」と感じることがあります。
それも長く使い続ければ次第に慣れて気にならなくなるのでご安心ください。
自然と自分なりの癖が付いていくものですからね。
オートスクロールが便利
senseシリーズには便利なオートスクロール機能があるのも特徴的。
ディスプレイをゆっくり上下に動かすと矢印マークが表示され、それをタッチするとオートスクロールが可能になります。
好みに合わせてスクロール速度も調整できますよ。
SNSのタイムラインで有効にすれば持ってるだけで読めちゃうので便利っす。
なんちゃってAOD(常時表示ディスプレイ)対応
AQUOS sense8は有機ELディスプレイを搭載しているものの、ディスプレイ常時表示(AOD)機能は非搭載です。
ただ一定時間のみ時計や通知を表示する機能はあります。
数秒で消えちゃうのかな?と思ったんですが、かなり長い間時計を表示してくれました。
表示が消えてもディスプレイをタップすれば再び表示してくれるので、もはや常時表示ディスプレイと言ってもいいかも笑
なお、表示内容のカスタマイズ等はできません。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
AQUOS sense8のデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、高画質での視聴が可能です。
NetflixではHDR機能は非対応なもののFull HD再生可能。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも1080pで視聴できました。
YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できることを確認しました。
AQUOS sense8はディスプレイが綺麗なので動画視聴が捗りますよ。
それだけにモノラルスピーカーなのが惜しい・・・。
USB Type-Cからの映像出力可能
AQUOS sense8は、USB Type-Cポートからの映像出力に対応していました。
僕が試した限りでは以下の有線接続で利用可能のようです。
- USB Type-C/USB Type-C
- USB Type-C/HDMI
あんまりいないかもしれませんが、動画やゲームをもっと大きな画面で楽しみたい!って人は試してみても良いかも。
ちなみに検証で使ったモバイルモニターはこちらの記事でレビューしているので、参考に御覧ください。
AQUOS sense8の基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
超重要ポイントなので購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
AQUOS sense8にはQualcomm製の「Snapdragon 6 Gen 1」が搭載されております。
2022年9月に発表されたチップセットで、6nmプロセスを採用した5G通信対応モデル。
公式サイト>>Snapdragon 6 Gen 1
もしSnapdragon 695 5Gだったら、スマホに詳しい人ならズッコケてたところ。
とりあえず一安心です笑
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは538,040点、GPUスコアは111,010点。
旧世代のVer.9では総合スコアが433,782点、GPUスコアは88,514点という結果になりました。
2023年12月時点の最高スコアは160万点(Ver.10)を超えている状況ですが、50万点を超えていれば、普段使いで困ることはありませんね。
総合スコアだけで比較すると、2022年のミドルレンジスマホに搭載されまくっていたSnapdragon 695 5Gより少し高いです。
SD 695 5G搭載スマホ | AnTuTuスコア(Ver.9) |
OPPO Reno9 A | 397,093 |
Xperia 10 Ⅳ | 380,016 |
moto g52j 5G | 376,468 |
AQUOS sense7 | 372,436 |
Redmi Note 11 Pro 5G | 372,389 |
ゲーム性能は後ほど紹介するとして、ネットサーフィンやLINE、SNS、動画視聴等のいわゆる「普段使い」ならサクサク軽快に動くのでストレスを感じません。
リフレッシュレート90Hzに対応していることもあってヌルサク。
搭載されているSoCによってはガクガクしがちなX(旧Twitter)もスムーズです。
こちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので御覧ください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測してみたので参考にどうぞ。
AQUOS sense7/Pixel 7aと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、旧モデルAQUOS sense7・Google Pixel 7aと実際の動作性能をプチ比較してみました。
Pixel 7aは現在のミドルレンジスマホの王様。6万円台ながらもフラッグシップモデルと同じSoCを搭載しており、抜群の動作性能が特徴です。(AnTuTuが70万点超え!)
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
よーいドン!
めちゃくちゃ分かりやすい結果になりましたね。AnTuTUスコア通りの表示速度。
やっぱベンチマークスコアを見ればある程度分かっちゃいます。
とは言え、常時速度の差は僅かなもので、旧モデルのsense7でも別に遅くてモタモタするとは感じないでしょう。
もちろん、より快適なのはAQUOS sense8であり、Pixel 7aではありますが。
発熱での性能低下は起きにくい
発熱によるサーマルスロットリングで性能が低下するスマホもありますが、AQUOS sense8では影響は少ないようです。
AnTuTuベンチマークテストを5回連続で実施した結果が以下の通り。
2回目だけは3万点ほどスコアが下がっていますが、それ以外は53万点台をキープ。何なら4回目が最もスコアが高い状態です笑
実際に使っていても、ゲームをしていればホカホカすることはあるものの、持ってられないほど熱くなることはありません。
AQUOS sense8は発熱で悩まされることはないと思います。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
sense7よりはグッと速度が上がっていますが、まぁ価格相応といったところ。
ただ実際に使っていても、本体起動はもちろん、アプリの起動が特別遅い等のようなストレスを感じる場面はありませんでした。
RAMを6GB搭載していますからね?普段使いで困るようなことはないでしょう。
ストレージ容量は128GBとそれなりにあります。
システム領域に24GB使うので実際に保存可能なのは100GBほど。システムのサイズがデカいですね。
ゲームを大量にダウンロードする人はいないと思いますが、写真や動画を沢山撮る人は少し注意してください。超大容量ってわけでもないので。
ただAQUOS sense8は最大1TBまでのmicroSDカードを装着できるので、容量不足になりそうな人は、予め入れておいても良いでしょう。
難しい操作をすることもなく、カードスロットに入れてあげれば認識してくれましたよ。
また、システム設定の中に「メモリ増設」機能があるのを発見しました。
使わないストレージの一部を仮想メモリにできる機能です。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリなんかと同じように極端に動作が速くなることはないと思います。
それでも、僅かでも快適に使えるのであれば有効にしない手はありません。
元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心ですからね。
AQUOS sense8のゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
普段使いなら十分すぎる基本性能のAQUOS sense8はゲームを快適にプレイできるのかチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは30.46
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」のデフォルトグラフィック設定は「低」でした。
まずグラフィック設定「最高/FPS60」で、スメールの砂漠地域を15分ほどプレイした時のFPSと発熱の様子がこちら。エンカウントした敵とはしっかり戦っています。
平均FPS30.46。まぁ価格相応の結果です。
CPU温度はプレイ開始1分半ほどで70℃くらいまで上昇。それに伴ってフレームレートが急激に下がっていました。
遊べなくはないものの、快適には程遠い状態です。仕方ないっすね。
旧モデルsense7を含めたミドルレンジスマホと比べてみても、同じくらいの性能で、いわゆるミドルハイクラスのスマホには敵いません。
端末名 | AnTuTuスコア | 原神FPS |
AQUOS sense8 | 433,782 | 30.46 |
OPPO Reno10 Pro 5G | 484,622 | 37.4 |
Google Pixel 7a | 738,897 | 34.3 |
AQUOS sense7 | 372,436 | 30.0 |
OPPO Reno9 A | 397,093 | 27.9 |
原神(デフォルト設定)の平均FPSは28.034
続いてデフォルト設定「低/FPS30」で同じように15分ほどプレイした結果がこちら。
デフォルト設定であればフレームレートが安定して、平均28.034になりました。
温度の上昇もかなり抑えられていることが分かります。
描写は粗くなってしまうものの、ライトユーザーであれば遊べちゃいますね。
また、例えば普段は別の端末でプレイしている人が、スキマ時間に樹脂消費とデイリークエストを消化するのにも使えるでしょう。
ゲームモードをパフォーマンス設定にするとFPS上昇
AQUOS sense8には、sense7から引き続きゲーミングメニューが用意されています。
通知が来なくなったりとか、ゲームで遊びやすくなるくらいなんだろうなーと思っていましたが、なんとびっくり!
ゲームモードを「スタンダード」から「パフォーマンス」に変更したところ、最高設定の原神で平均FPSが36.873まで伸びました。
相変わらず負荷は高めで温度上昇は激しいのですが、少しでも快適にプレイしたいならゲームモードの変更はありだと思います。
本記事では重いゲーム代表の原神のみの検証ですが、軽めなゲームであればもっと快適に遊べるはずです。
旧モデルAQUOS sense7よりもちょっぴりゲーム性能が高くなったと評価します。
AQUOS sense8のバッテリー持ち・充電速度をレビュー
AQUOS senseシリーズの優れた特徴の1つがバッテリー持ち。
これまでにレビューしたモデルはどれもロングバッテリーでした。
毎年性能が上がり、その分バッテリー消耗が激しくなるのが心配なところですが、AQUOS sense8はどうなっているのか、チェックしてみましょう。
PCMarkバッテリーテストのスコア
AQUOS sense8のバッテリー容量は5,000mAhとビッグボリューム。
ただいくら容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこでPCMarkというベンチマークアプリでバッテリーもちを検証してみました。
PCMarkは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさは50%固定、リフレッシュレートを90Hz・60Hzに設定してそれぞれ計測した結果が以下のとおり。
さすがに高駆動ディスプレイなので、これまでのモデルよりもやや短めにはなるものの、それでも15時間22分と十分なスコアでした。
最大90Hzになる「なめらかハイスピード表示」はアプリごとにON/OFFを切り替える設定方法なので全てを60Hzにすることは難しいですが、上手に選んであげればバッテリー持ちがめちゃくちゃ良くなりそうです。
使い方にもよりますが、2日くらいは途中充電なしでもいけちゃうかもしれません。
AQUOS sense8は動作性能とバッテリー持ちのバランスが非常に良いと思います。
AQUOS sense7はリフレッシュレート60Hzで17時間23分だったので、それよりも僅かに良くなっていますよ。素晴らしい!
なお、これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
スコアだけではピンと来ない人もいるかもしれないので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
ディスプレイの明るさは自動調節にしての検証です。
まず1時間Amazonミュージックで音楽を聴いた結果、バッテリー消耗は2%。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗3%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は10%でした。
24時間一切触らずに放置でバッテリー消耗は3%。
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 2% | 約50時間 |
動画再生 1時間 | 3% | 約33時間 |
原神 1時間 | 10% | 約10時間 |
24時間放置 | 3% | 約33日間 |
旧モデルAQUOS sense7と比較すると以下の通り。
使用時間 | sense8 | sense7 |
音楽再生 1時間 | 2% | 2% |
動画再生 1時間 | 3% | 5% |
原神 1時間 | 10% | 11% |
24時間放置 | 3% | 4% |
ほぼほぼ同じくらのバッテリー消耗ですね。
動作性能、画面リフレッシュレートが上がっているにも関わらず、同程度のバッテリー持ちであることが分かりました。
AQUOS sense8のバッテリー持ちは優秀と評価できます。
なおsense7から引き続き、バッテリー寿命は、3年後でも最大容量が90%以上を維持するように設計されているとのこと。
設定からバッテリーの最大充電量を変更したり、状態をチェックすることも可能です。
充電速度は相変わらず遅い/ワイヤレス充電非対応
十分なバッテリーもちのAQUOS sense8ですが、充電速度は遅め。
そこは別に踏襲しなくて良かったんですけどぉ・・・。
15%からフル充電までにかかった時間は約2時間30分でした。
1時間で80%くらいまでまで充電可能で、その後はゆるやかな充電速度に。
この感じもsense7から変わっていません。
急速充電規格USB-C Power Deliveryに対応しているようですが、USB Type-Cでも15W前後の充電。USB Type-Aでは10W前後になっていました。
次のモデルでは、何らかの爆速充電に対応してくれたら嬉しいですね。
なお、AQUOS sense8には充電器が付いていません。
USB Type-C Power Deliveryを使いたいなら別途対応充電器を購入する必要があります。
寝る前にちゃんと充電したり、フル充電に拘らないなら普段使いで困ることはありませんが、バッテリーもちが良いだけに残念なポイントですね。
AQUOS sense8のカメラ性能をレビュー
続いてAQUOS sense8のカメラ性能を見ていきましょう。
旧モデルsense7はメインカメラのスペックが大幅にアップしたことで、最大の推しポイントになっていました。
実際に使ってみても、まぁよく撮れてびっくりしたのを覚えています。
AQUOS sense8は、強力な1.55インチイメージセンサーはそのままに、光学式手ブレ補正(OIS)を搭載し、さらにパワーアップ。
さらにSoCの変更で、画像処理性能の変化もありそうです。
否が応でも期待が高まっちゃいますよね。
果たしてAQUOS sense8のカメラ性能はどれほど進化しているのか?
実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてください。
カメラアプリ
AQUOS sense8のカメラアプリは、sense7から引き続き非常にシンプル。
写真も動画もサッと取り出してすぐに撮影できます。これ大事。
2倍・0.6倍(超広角カメラ)へはワンタッチで切替可能。
ズームボタンの長押しでその他の倍率へ切り替えです。倍率の表示が指に隠れないように設計されていますよ。
さらにsense8は、新たにフローティングシャッターが搭載されました。
シャッターボタンを自由に動かすことが可能で、片手撮影がしやすくなります。
通常のシャッターボタンと重ねれば隠すことも可能です。面白いですよねこれ。
オートフォーカスの速度も引き続き早く、想定される被写体にビシッとピントを合わせてくれますよ。
画面内の青い四角でどこにフォーカスされているかが分かる仕様です。嬉しい。
もちろん自分好みに調整しながら撮影できるプロモードもありました。
実際に撮影していて使いにくさを感じる部分はないのですが、少し動作にモタつきを感じることがありました。
メインカメラと超広角カメラの切り替えが遅かったり、次の撮影に移ろうとしても画像処理が終わっていないこともあります。
なお、シャッター音を消すことはできませんでした。残念。
メインカメラの作例
まずは最もよく使うメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用に動作性能のチェックでも登場した「AQUOS sense7」「Pixel 7a」で撮影した写真をあわせて掲載していきます。
特にPixel 7aはミドルレンジスマホの中では飛び抜けてカメラ性能が高いと言われていますよ。
日中の明るいシーンであれば、どのスマホでも綺麗に撮影できます。
senseシリーズよりもPixel 7aの方が、色が濃くなってコッテリした仕上がりになるようです。
sense8とsense7を比較してみると、sense8は明るくなりすぎないように抑えられているように感じます。
陰の部分が綺麗に表現されることで明暗がハッキリし、より本格的な雰囲気に近づいた印象です。
とは言え、やっぱりPixel 7aの濃密な表現力には一歩及ばずって感じですかねぇ?
HDR性能を確かめるために逆光のシーンでも撮影してみました。
やっぱりHDRの性能はsense7よりも控えめで、それが故に見たままに近い雰囲気になっているように思えます。上品な感じがして個人的には好みです。
それと、sense7で発生していた赤色のフレアがsense8では出ていませんね。
最後にメシウマ写真の参考に。
Pixel 7aが良い感じですかねー?ワカメとか。
今回の検証では使用していませんが、AQUOS sense8にはAIシーン補正機能もあります。
有効にすると、シーンや被写体を判別して画面に表示。例えばラーメンだったらこんな風に「料理」と出てきます。
実際に撮影してみた写真がこちらです。
この作例ではあんまり違いは分かりませんが、背景が全体的に明るくなっていました。シーンに応じて使ってみても面白いかもしれませんね。
ここまでAQUOS sense8のメインカメラで撮影した写真を紹介しましたが、旧モデルsense7よりも良くなっているように感じました。
特に色味や明るさなど、撮影後の画像処理性能が向上しているんだと思います。
メインカメラ(夜景モード)の作例
AQUOS sense8には低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モード(ナイトモード)も搭載。
手動選択できるのはもちろん、周囲の明るさに合わせて自動で夜景モードにすることもできます。
もっと分かりやすければ良かったんですけど、通常撮影でも十分明るく撮れちゃいました笑
なお、連続撮影はできるものの、画像処理が終わるまで撮影モードの変更ができなくなるので、少し不便な場面もあります。
引き続きナイトモードでの作例も見ていきましょう。
ナイトモードも超良い感じ!Pixel 7aとも十分戦えてますよね。
やっぱりsense7よりもHDR性能が抑えられているようで、変に明るくなりすぎず、バランスの良い仕上がりになっています。めっちゃ綺麗。
さらに明暗差のある場面でも撮影してみました。
こういうシーンではsenseシリーズの強力なHDR性能が力を発揮してくれることが分かりますね。
好みや、どういう感じで撮影したいかにもよりますが、明暗のバランスはAQUOS sense8が優れているような気がします。
高精細2倍ズームの作例
AQUOS sense8には望遠カメラは搭載されていないのでデジタルズームではありますが、2倍ズームに特徴があります。
通常撮影では4つの画素を束ねて1,250万画素にして感度を上げていますが、2倍ズームでは、5,000万画素の中央部分をクロップすることで光学2倍望遠相当の撮影になるそうです。
ちなみに通常撮影から高精細モードへの切り替えはオート。倍率を少しずつ上げていくと、2倍を超えたあたりで表示画質が切り替わるのが分かりました。
通常撮影と高精細モードそれぞれの作例が以下のとおり。
室内での撮影ってこともあって、それほど大きな違いは感じないかもしれないですが、たった0.1倍でも色味や質感が変わりますよね。
さらに2つの写真をトリミングしてみると、解像感の違いが出てきます。
倍率が高いにも関わらず、2倍ズームの方が解像感が残り、細かい部分までしっかり表現できています。
AQUOS sense8の2倍ズームはなかなか優秀ですね。
しっかり綺麗に撮影できました。
スマホの撮影でズームを使うシチュエーションって、被写体にもう少し寄りたい!って時だと思うので、2倍ズームの性能が高いのは理にかなっていると思います。
ちなみにデジタルズームは最大8倍。
画像処理性能が良くなったせいか、8倍まで引き伸ばしても意外と綺麗だなと感じました。
sense7よりもずっと良い仕上がり。光学式手ぶれ補正(OIS)を搭載している影響もあるかもしれませんね。手ブレに強い。
Pixel 7aとどっこいどっこいって感じ。ちょっと負けたかな。
まぁ8倍ズームを使うシチュエーションって、そんなに多くないと思うので、これくらい撮影できるなら十分でしょう。
ちなみに、2倍ズームで使われている高画素モードは、通常撮影時に設定から手動切替も可能です。
超広角カメラの作例
AQUOS sense7はメインカメラの他に800万画素の超広角カメラも搭載しております。
風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラです。
メインカメラと超広角カメラの画角と色合いの違いはこんな感じ。
他のスマホと比較しながら作例を見ていきましょう。
有効画素数が800万画素だから、よく分かりませんが解像感が低くモヤッとしてますね。
メインカメラの性能が超良いだけにギャップが凄い・・・。
sense7に引き続き、おまけ感が否めません。
ナイトモードはこんな感じ。ちなみにAQUOS sense7の超広角カメラはナイトモードに非対応です。
AQUOS sense8は超広角カメラでもナイトモードが使えるようになったのは嬉しいですが、それにしてもかなり明るさは必要だと思います。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
撮影しながらボケ具合を調節可能。撮影後に修正することはできませんでした。
これはボケの強さを「5」にするとこんな感じに。
深度計測用のカメラが搭載されておらず、全てソフトウェア処理だからかもしれませんが、背景がところどころボケていなかったりしますね。
そもそも顔面以外は全部ボケてしまうのがイマイチですよね・・・。
このシチュエーションで洋服をボカす必要あるんでしょうか?笑
人物以外の被写体にもボケモード的に使えました。
ちなみにセンサーサイズがそこそこ大きいので、2倍ズームを使うとナチュラルな背景ボケを作ることもできます。
被写体やシチュエーション次第ですが、切り替えて使ってみてください。
インカメラの作例
AQUOS sense8のインカメラは800万画素。
個人的にインカメラって殆ど使わないので何でも良いのですが、結構綺麗に撮影できました。日中の明るい場面だったら良い感じかもしれないです。
インカメラでポートレートモードにすれば、美肌・小顔などの補正もできます。
動画撮影の作例
最後にAQUOS sense8で撮影した動画も掲載しておきます。
参考に旧モデルAQUOS sense7・iPhone 15 Proで撮影した動画も収録しています。
AQUOS sense8は、AQUOS sense7に比べて手ぶれ補正の効果が高くなったのが分かりやすい進化ポイント。
多少画面がガクガクすることはあるものの、動きながらでの撮影もこなせると思います。
また、今回の検証では使っていませんが、4K@30fpsでの撮影にも対応しました。
ただ、なぜか画質自体はAQUOS sense7の方がパリッとして良い感じで、AQUOS sense8は解像感が低く全体的にモヤッとしています。
また、HDR性能が低くほぼ空が白飛び状態。これはsense7も同じような感じなので悪しき伝統な気がします・・・。
メインカメラの写真撮影性能が非常に高かっただけに、動画撮影性能が微妙なのは残念なポイントです。
iPhoneの動画撮影性能の高さをまざまざと見せつけられました笑
AQUOS sense8を実機レビュー
ここからはAQUOS sense8の動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外で気になった部分を紹介していきます。
OSはAndroid 13
AQUOS sense8に搭載されているOSはAndroid 13。
メーカー独自のカスタマイズは殆ど施されていないピュアAndroid状態なので、どシンプル。
SIMフリー版ということもあって、プリインストールされているアプリはGoogle系と最低限のSHARPオリジナルアプリのみでした。
senseシリーズを使うユーザーには必要ないかもしれませんが、海外メーカーのスマホによくある便利機能は殆ど搭載されていません。
画面分割機能はあるものの「デュアルアプリ」「セカンドスペース」「複数ユーザー」なんかは探しても見つけることができませんでした。
起動中のアプリの一括クリアが端っこにあったり、ネットワーク設定がしにくかったりするのも、ピュアAndroidの悪しき点かもしれないですね。
なお、かんたんケータイ化できる「かんたんモード」や、AQUOS wish3にも搭載されていた、「ジュニアモード」はしっかり使えるのでご安心ください。
senseシリーズの機能・特徴は「AQUOSトリック」で紹介されているので、一度は目を通しておきましょう。
また、AQUOS sense8は、最大3回のOSアップデート、5年間のセキュリティアップデートを保証。
「最大」って表現は気になるところですが、sense7よりも手厚くなりました。
既にAndroid 14を搭載したスマホも販売されているので、AQUOS sense8にも近いうちに配信されると思います。
公式サイト>>OSバージョンアップ情報
おサイフケータイ(FeliCa)・スマホ用電子証明書対応
senseシリーズは「おサイフケータイ」に対応しているところが嬉しいポイント。
もちろんsense8もばっちり対応です。
FeliCaポートはsense7と同じようにメインカメラの外枠に搭載されていました。
普段使っているSuica・PASMO・iD等をAQUOS sense8でもそのまま利用可能。反応も良好です。
また、AQUOS sense8はマイナンバーカードを持ち歩かずに各種サービスを利用できる「スマホ用電子証明書」にも対応しています。
マイナポータル>>スマホ用電子証明書に対応しているスマートフォンを教えてください
IP68防塵防水/MIL規格に準拠
こちらも毎度お馴染み。AQUOS sense8にはIP68等級の防塵・防水性能があり、さらにアメリカ国防総省の調達基準であるMIL-STD-810G/MIL-STD-810Hに準拠。
米国国防総省が制定したMIL-STD-810G/MIL-STD-810Hに準拠した規格において、
・防水(浸漬):深さ約1.5mの水中に30分間浸漬させる試験
・防水(雨滴):高さ1mから15分間雨滴を落とす試験
・耐衝撃(落下):高さ1.22mからラワン材に製品を26方向で落下させる試験
・耐振動: 上下10Hz~500Hz、加速度1.04G、左右10Hz~500Hz、加速度0.2G、前後10Hz~500Hz、加速度0.74Gでそれぞれ60分の振動試験
・防湿:連続10日間(湿度95%RH)の高湿度試験
・高温保管(固定):63℃に固定した72時間の高温保管試験
・高温保管(変動):28℃~58℃までの温度変化において72時間の高温保管試験
・高温動作 (固定):55℃に固定した5時間の高温動作試験
・高温動作 (変動):28℃~39℃/湿度43%~78%までの変化において72時間の高温動作試験
・低温動作:-20℃に固定した5時間の低温動作試験
・低温保管:-33℃~-25℃の温度変化において連続72時間の低温保管試験
・温度耐久(温度衝撃):-21℃~50℃の急激な温度変化において連続3時間の温度耐久試験
・低圧保管:連続2時間(57.2kPa/高度約4,572m相当)の低圧保管試験
・低圧動作:連続2時間(57.2kPa/高度約4,572m相当)の低圧動作試験
・氷結(結露):-10℃で結露や霧を発生させ1時間維持し、25℃、95%RHで動作確認
・氷結(氷結):-10℃環境下で着氷した氷の厚さが6mmになるまで氷結させる試験
を実施。本製品の有する性能は試験環境下での確認であり、実際の使用時すべての状況での全機能の動作を保証するものではありません。
また、すべての衝撃に対して、無破損、無故障を保証するものではありません。引用:公式サイト
もはやタフネススマホさながらの耐久性があると言っていいでしょう。
雨や汗に強いのはもちろん、お風呂で使っても簡単には壊れません。
ここがIP68防塵防水との違いになりますね。
水没や水がかかった時は、しっかり乾かしてから充電しましょう。
濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
スピーカーは1個のモノラル仕様(涙)
AQUOS sense8はWidevine L1なので高画質で動画視聴できるのですが、残念ながら、またしても本体下部にしかスピーカーが搭載されていませんでした(泣)
このため、縦持ちしている分には気にならないものの、横持ちすると片側からしか音がでないアンバランスなモノラル仕様になってしまいます。
そろそろステレオスピーカーになるかなー?と期待していたのですが、やはり叶いませんでした・・・。
AQUOS sense9が出るなら、ぜひデュアルスピーカーに!何卒。
音質はまぁ普通と言ったところ。やっぱり片側仕様のアンバランスさが目立ってしまいます。
あとサウンド面とは少し離れますが、AQUOS sense8はバイブの質がイマイチ。
決して悪いわけではないのですが、ブィィィィんと古めかしい震え方をしております笑
イヤホンジャック搭載
片側スピーカーなのは残念なポイントなんですが、幸いAQUOS sense8にはイヤホンジャックがあります。
音楽やゲーム・動画視聴を高音質で楽しみたい場合には素直にイヤホンを使いましょう。
なおサウンド関連の設定の中に「イコライザー」もありました。
本体スピーカーにも適用できるのはもちろん、イヤホンを使っている時には「バスブースト」「サラウンドサウンド」も使えますよ。
音質に拘りがある人なら好みの設定にできるので重宝します。
ちなみに「サラウンドサウンド」は擬似的に音に広がりを持たせる機能だと思うのですが、期待は禁物。
本格的なステレオサラウンドには遠く及ばす、おもちゃ的な雰囲気でした笑
BluetoothコーデックはLDAC・aptX Adaptiveに対応
AQUOS sense8にワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:○
- LDAC:○
- LHDC:✕
現在主流のBluetoothコーデックにはフル対応しておりました。
LDACはもちろんaptX Adaptiveにも対応しているのが嬉しいポイント。
有線でも無線でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。
ただしAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
まぁどちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいのは事実。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
生体認証は指紋認証と顔認証
AQUOS sense8の指紋認証センサーは側面に搭載。
sense7は指紋認証専用ボタンがありましたが、sense8は電源ボタンに内蔵されました。
見た目がスッキリするのはもちろん、指先が迷うことがなくなって良いと思います。
反応も良く、軽く触れただけでロック解除できました。
ただ、sense7の時もそうだったのですが、連続で使うと殆ど反応してくれません。
このため、指紋認証に失敗した時は、ワンテンポ置いてからタッチしてください。
電源ボタンの指紋認証は、Payトリガーとしても使えます。
長押しすることでロック解除と同時に指定アプリを起動可能です。
その名の通りスマホ決済アプリを起動させても良いですし、よく使うアプリを割り当てても良いでしょう。Payトリガーフォルダに複数のアプリを登録することも可能でした。
顔認証はインカメラを使った簡易的なもの。
ロック画面に留まることなくホーム画面にジャンプできるのですが、反応はちょい遅めです。
4キャリアに対応したBand構成
AQUOS sense8は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ✕ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
au回線のBand26には非対応ですが、Band18に対応しているので問題ないはずです。
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
また、少しずつ広がってきた5G通信(Sub-6)にも、もちろん対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ○ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
実はドコモの「n79」に対応しているスマホは結構めずらしいです。さすが国内メーカーのスマホだなーと思いました。
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
スマホライトユーザーは特にそうですよね?一度購入したら長く使う人が大半です。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもAQUOS sense8なら対応できちゃいます。
eSIMに対応している
AQUOS sense8はeSIMも使えます。
eSIMを取り扱っている通信キャリアは未だ少ないものの、今後はeSIMがどんどん普及していくでしょう。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応してくれているのは1つメリットになる部分です。
なお、AQUOS sense8は2回線同時待受にも対応していますが、組み合わせは物理SIM+eSIMの構成になります。
まとめ:AQUOS sense8のメリット・デメリット・評価
AQUOS sense8を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
AQUOS sense8を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・扱いやすいサイズ感 ・十分な動作性能 ・高駆動90Hz ・長持ちバッテリー ・抜群のメインカメラ ・2倍ズームが綺麗 ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 ・MIL規格準拠 | ・重いゲームは厳しい ・超広角カメラは弱い ・動画性能が寂しい ・充電速度が遅め ・ワイヤレス充電なし ・モノラルスピーカー ・付属品なし |
評価
総合評価:(4.5点/5点満点)
デザイン | ★★★☆☆ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★☆ |
ゲーム性能 | ★★★☆☆ |
バッテリー性能 | ★★★★★ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★☆ |
AQUOS sense8はシリーズの特徴でもある使いやすさはそのままに、スマホを使う上で重要な、動作性能・バッテリー持ち・メインカメラがしっかり進化していました。
昨年のAQUOS sense7をシリーズ最高傑作と評価しましたが、sense8はさらに磨きがかかってます。
モノラルスピーカーや充電速度の遅さ等、個人的に物足りないと感じる部分はあるものの、多くの人のニーズに応えた満足度の高い1台だと思います。
やっぱりサイズ感が神だから使いやすいんですよね。マジで良いスマホ。
エントリーモデルや、2世代以上前のsenseシリーズを使っている人がAQUOS sense8に買い替えたら、相当楽しいと思います。
AQUOS sense8はIIJmioが最安値!現在タイムセール中!
IIJmioでの販売価格
AQUOS sense8はキャリア版の他にSIMフリーモデルもあるので、公式サイトや楽天市場などでも購入できます。
ただ、できるだけ安く買いたい場合には、格安SIMで音声通話SIMとのセット購入がおすすめです。
現在AQUOS sense8を取り扱っている主な格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
格安SIM | 通常価格 | 最安価格 |
公式サイト | 56,980円 | 56,980円 |
IIjmio | 54,800円 | 29,800円 |
楽天モバイル | 63,800円 | 50,800円 |
mineo | 53,856円 | 53,856円 |
2024年12月3日から2週間限定のタイムセールを開催中。
今なら2万円台で購入可能なので狙ってた人は超チャンスですよ!
2024年11月21日にAQUOS senseシリーズの最新モデル【AQUOS sense9】が発売されました。IIJmioではMNP特価で39,800円(6GB/128GB)。
デザインの変化はもちろん、機能・性能もパワーアップしているので、予算に余裕があるならsense9をチョイスしても良いかも。
AQUOS sense9の実機レビューはこちら
IIJmio>>AQUOS sense8
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 | データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・4GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、2022年6月1日からはデータシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
\ セール開催中 /
丁寧な解説がとても参考になりました。
有り難うございました!
kackyさん
お役に立てて良かったです。
こちらこそ読んで頂いてありがとうございました。
嬉しいです!